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2025年8月31日(日)
「野菜炒め」既に出来ていた


 
油だけで炒め、皿に乗せてから塩のみで味付けする


 キャベツが大量に手に入った私は、
「野菜炒め」を美味しく作るための研究を始めた。しかし、偶然の産物として、既に完成していたのだ。
 …まず、
●キャベツ●に関しては、ご存じ、基本的な野菜の一つである。形としてはレタスに似ているが、同体積のレタスに対し、キャベツのほうが食べられる部分が多い。また、冷蔵必須で1週間もたないレタスに対し、キャベツは、現在のような酷暑時を除けば、ある程度は常温保存が可能で、かつ、冷蔵保存すれば1ヶ月くらいはキャベツの形と味を維持してくれる。さらに、ほぼ生食のみに限定されるレタスに対し、キャベツは生・熱のどちらでも行ける。これが冷蔵庫に入っていれば、とりあえず安心と言えるレベルの、定番野菜なのだ。
 ――ところで、キャベツの出荷については、“バラツキつつも特定の時期に集中しやすい”という法則があるらしく、
季節が旬であり、かつ、大量出荷されたタイミングにおいて、極めて安く販売されることがある。先日の私の買い物時なんかはまさにそれであり、大ぶりのキャベツが98円と破格の値段で売っていたため、当時、冷蔵庫がすっからかんであったことも加味して、一気に3個を購入してしまった。レタスならばともかく、キャベツは消費が遅いため、普段なら1個、多く買う時でも2個という感じであった。3個は、相当に思い切った感じである。そのままでは入り切らず、包丁で3枚おろしにして、なんとか押し込んだりした。これを朝、仕事に行く前にやった。業務終了後、夕方に行った際は、98円キャベツは売り切れだったため、まとめて一気買いをしたのは正解だったと言える(なお、夕方は夕方で、98円に下がっていたシメジ2株セットと、98円から更に半額シールが貼られていたバナナを買った)

 さて。そんなキャベツであるが、私の従来の消費先としては、生ならば
「サラダ」、熱するなら「お好み焼き」「みそ汁」であった。
 …まず、生のサラダとしての利用は、さすがに専用食材と言えるレタスには劣るものの、十分に食べられる。なお、包丁で薄く切れればかなり美味だが、そこまですると多大な手間が掛かってしまう。
どうせ自分しか食べないということで、ほとんどの場合は、2〜3mm幅程度の雑な千切りで済ませてしまう。
 ――また、キャベツは保存期間が長いということで、冷蔵庫に
中期滞在しやすく、ある程度の時間が経つと、なかなか生で食べるのには勇気がいるようになる。だが、そんな時も、お好み焼き・みそ汁に投入すれば、安全だ。どちらも「熱して」「濃い味付けをする」タイプなので、そこまで鮮度を要求されず、繊細な味付けも必要ない。最近では、この”熱したキャベツを使うラインナップ”に、「パスタの付け合せ」が加わり、私の中でのキャベツは、更に汎用性が増したところであった。

例の作画崩壊を作ろうと思ったが、こんなのしか出来なかった。機械には理解不能らしい


 いっぽうで、私は、キャベツの更なる利用先として、
「野菜炒め」を考えたのだが、これがなかなか上手く出来ない。調理法としては、キャベツを中心に、余り野菜と少量の肉を適当に加え、油で炒めるというものだ。キャベツは、肉厚で水分が多く、とても焦げづらいため、失敗するほうが難しい。
 …だが、難しいのは、
そこから先の味付けだ。やれ、最近では、「親子丼」親も子も買えなくなったという理由でレギュラー料理から脱落しており【日記:2025/7/10】醤油みりん調理酒といった和風調味料が余りまくっていた。よって、それらを使って、野菜炒めの味付けをやってみたのだが、塩分によって水が出るのか、フライパンがベショベショになってしまう。その水分を飛ばすために、“煮詰める”というイメージで、火を長時間かけてみたが、醤油の色が染みたのか、はたまた熱が通り過ぎということか、キャベツが黒ずんだ何かと化してしまった。
 ――さて、もちろん、「熱して、塩味の付いた野菜」「焦げたり素材が腐ったりはしていない」という基本は守っているため、食べられるには食べられる。ただまあ、
見た目が悪く、あまり食欲を感じる雰囲気ではない。また、調理時間も10分を軽く超え、長めとなる。「野菜炒め」は、キャベツを大量消費するためのメニュー、いわば熱したサラダ的な簡単料理と捉えているのに、それにメイン料理並みの時間を掛けてしまうのでは、レギュラー枠には定着できないのだ。

 というわけで。「野菜炒め」については、要研究と考えていたが、実は、野菜炒めを・・・・・創っていないと・・・・・・・錯覚していた・・・・・・だけであり、既に出来ていて、実験の必要など無いことに気がついた。それは、
「パスタの付け合せ」である。
 …やれ、パスタについては、麺に対して、専用ソースやケチャップ・マヨネーズ等で味付けをするだけでも行ける。だがそこに、
炒めた少量の野菜を乗せると、満足度は大きく上がる。ここまで、その主体として使ってきたのは、にんじんナス玉ねぎキノコピーマンなどであり、キャベツは水分が多いからイマイチと思っていた。ただまあ、そんな縛りは特に無く、キャベツを使っても、パスタ全体の味が大きく破綻することは無く、むしろ、シャキシャキ感によるフレッシュさを味わえる。というわけで、ここ1ヶ月くらいで、キャベツは「パスタの相棒」としても、活躍の幅が広がっていた。
 ――しかし、
ここで既に、「野菜炒め」は完成していたのである。私の使っているのは“1つ口のコンロ”であるため、「まず湯を沸かしつつ、野菜を切ってフライパンに入れる。熱湯が沸いたら麺の投入をして鍋をよけ、茹で上がるまでの6分間で野菜のほうを炒める」という手順が必要になる。そういうわけで、野菜を炒めるのにスピードが必要ということになるが、油のみでキャベツ中心の野菜たちを炒めれば、その6分間で十分に火が通る。火が通りにくい野菜(人参など)は、薄く小さく切っておくという工夫が可能だ。そして、私の“失敗した野菜炒め”のように、汁でズクズクとなったり、キャベツが燃えカスのようになってしまったりもしない。野菜炒めは、油のみで一気に火を通し、後から味付けをすべきだったのだ。

は・か・た・の! ではなく、業務スーパーの安い塩


 さて。では、炒め終わったキャベツ中心の野菜に、どのような味付けをすれば良いか。いろいろと試したが、意外にも、
「塩」単品が最強と感じた。
 …まず、私は、以前の野菜炒め(失敗作)のように、
醤油を中心とした液体系の調味料で味付けをしてみた。しかし、またしても、下の方がベショベショになってしまった。見た目や食感としても良くないし、液体部分が無駄になっている感じがして、あまり好ましくない。
 ――ならばと、液体をやめて、
粉末系の調味料を試してみた。といっても、私が持っているのは、砂糖顆粒だしくらいである。これらで味付けをしてみたところ、意外や意外、「塩を少々」というシンプルな味が一番良かったのだ。

 そして、「塩」を使うのは、私にとって大きなメリットがある。なぜなら、
塩は激安だからだ。
 …やれ、そもそも「調味料」という分類自体が、
食材に比べて異様に安価であり、各種の料理の値段を考察する際にも、0円扱いとして省略されることが多い。だが、その中でも、とりわけ塩は、無料に近いレベルである。私が買っている物は、業務スーパーの1kg税込80円の品だ。これまで、レギュラー使用先は、“パスタの茹で汁”という補助的な物のみであった【日記:2025/5/22】。それを、食べ物の味付けという本来の用途で使えるのは、大変ありがたいものだ。サラダ油も含め、“基礎的な調味料を活かす”というのは、節約生活において、重要である。
 ――そういうわけで。野菜炒めについては、「油のみで5分ほどで炒め、皿に上げてから塩のみで味付けする」という方針で、レギュラー料理に定着できそうなことがわかった。もっとも、
まだまだ考えるべき要素は多い。例えば、「フライパンで調理できるのは、頑張っても3食分が限度なため、鍋を使っても良いか」「塩は、少量で濃くなりすぎるため、どうやって味を細かく調整するか」「クオリティを求めるなら、塩でなく塩コショウが好ましいが、そのコスパはどうか」などがそれだ。まあでも、その辺りは、これから細かく詰めていくことにしよう。レタスはサラダへ、そしてキャベツは野菜炒めへ!

(2025年8月31日)

登録タグ/ 食べ物
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2025年8月30日(土)
[大逆転裁判] 「検事」… 対決 〜 プレスト


 
あんまかわいい女キャラが居た記憶ない


 
「逆転検事」は、逆転裁判シリーズのスピンオフの1つである。成歩堂のライバル検事にして、人気キャラの「御剣怜侍」を主人公に据えた推理ゲーであり、初代DSで2009年に『1』が2011年に『2』が発売され、それらのカップリングである「御剣セレクション」も、2024年に現行機で発売済みだ。
 …さて、この作品の特徴として、基本的に裁判パートが存在
しない。なぜなら、御剣は検察側であり、それで被告人を有罪にしてしまっては、逆転ではなく順当裁判であるからだ。そういうわけで、「逆転検事」においては、裁判所ではない場所で犯人とバトルを繰り広げることになるが、「調査で証拠を集める」→「全て終わったら対決パートへ進む」→「証言をゆさぶり、矛盾しているところに証拠品を突きつける」というゲーム性は全く変わらず、シリーズ経験者であれば、親しみやすいスタイルとなっている。
 ――ちなみに、この作品の最重要ポイントは、
例の「逆転裁判4」によって、シリーズの未来が絶望視されていた時に発売されたということだ。具体的な登場時期としては、本家『4』が2007年4月、そして『検事1』が2009年5月である。当時は、様々なスピンオフや、過去作のリマスターなども不在(しいて言えば、1の移植+追加シナリオの『蘇る逆転』と、『2』『3』のDS移植くらい)であったため、『4』のせいで、もう続編は無理なんじゃないかという空気が凄まじかった。そんな中、颯爽と舞い降りた「逆転検事」は、“完璧にシリーズを蘇らせる”とまではいかなかったものの、少なくとも、2つの作品で、絶望的な空気を吹き飛ばす活躍をしてくれた。その後、2013年に満を持して本家『5』が発売され、『4』の続きとして一定の評価を得られたことで、なんとかシリーズが繋がった。だが、その流れには、間違いなく『検事』シリーズも貢献してくれていると言えるだろう。

 さて。私が「検事」シリーズを遊んだのは、細かい時期は忘れたが、確か『5』の前後くらいに、DS実機で、『検事1』『2』を、連続してプレイした記憶がある。当時、プレイ前に聞いていた話としては、
「本家『4』の悪印象を払拭できる作品で、特に『検事2』は本家1〜3に迫る品質。『検事2』の黒幕は意外な人物」などという感じであった。
 …そんな感じで、まずは『検事1』を遊んだのだが、まあ、この時点では、普通のスピンオフかなという程度の評価であった。事件のトリックや犯行の動機、そして全体に通底するシナリオなどは、『4』ほど極端に破綻しているわけではなく、推理ゲーとして遊ぶに足るレベルだ。ただまあ、
全体に流れる低予算感に、主要新キャラの登場が“3話から”と遅めであること、そして異様な頻度で帰ろうとするラスボスなど、そこまで単体作品として質が高いとは感じなかった。ただまあ、「ライバルキャラである御剣を主人公に据えていること」「本家作品のキャラが多数登場するファンサービス的な演出があること」「サイドビュー視点により、様々なキャラのドットアニメーションを楽しめること」など、本家には存在しない目新しさも存在し、そういう意味で、まさに「スピンオフ」「ファンアイテム」という感じのゲームであった。
 ――いっぽう、『検事2』については、まずは
第1話の時点で、グラフィックが大幅にパワーアップしており、『1』の好評により、予算とやる気が増えたことが察せられる。各話の結びつきも強く、新キャラも増えたため、前作ほどに本家シリーズを前提としているわけではなく、バランスが良い感じとなった。そして、噂にも聞いていた黒幕は、確かに意外な人物であり、対決パートはそう長くなかったものの、長い長いゲームの結末として、飽きずに楽しめたように思う。全体的に、『1』より、見た目の質も、奥行きとしての質も、上がっている作品であった。

 ちなみに。検事シリーズは、
この2作で終了となった。ストーリー上の問題(御剣が検事をクビになったとか)は無いため、本気を出せば『検事3』も行けるかもしれない。ただまあ、本家が復活したため特にスピンオフの必要が無いこと、御剣テーマで10コ話にて十分な掘り下げができたであろうこと、そして、『4』の発端となる例の事件により御剣が更なる過密日程になることを避けてか、検事シリーズの新作は発売されていない。
 ――ところで。
現在は、地味に逆転裁判シリーズの展開が止まっている状態であり。本家『6』が2016年・『大逆転2』も2017年ということを考えると、『4』なんて目じゃない、もうじき10年の新作なしとなる。やれ、「123 成歩堂セレクション」など、各作品のカップリング移植は、本数としてはそれなりに好評ということらしいのだが、それで完全新作が出ないというのは、現環境でどのように「逆転裁判7」を出すか、決めあぐねているということかもしれない。そして、その状況を打破するために、御剣+歴代検事の同窓会的な「逆転検事3」が出るなんてのは、意外と有り得るかも…。

この2名の邂逅が、お菓子コンテストの事件というのは意外だった


 ところで。そんな「逆転検事」で、特に印象的だったのが、『1』『2』の両作に存在する、
「対決〜プレスト」という楽曲だ。
 …さて、逆転裁判シリーズでは、
「尋問BGM」と呼ばれる楽曲が存在する。文字通り、法廷パートで、被告人の証言を聞く際と、その尋問時に流れているBGMだ。さらに、裁判が進んで事件の核心に迫ると、尋問BGMは、「アレグロ」というアップテンポな編曲バージョンに変化し、ゲームを盛り上げてくれる。以上は、逆転裁判の全シリーズに共通する仕様だ。というわけで。新しい作品をプレイする時は、「今回の尋問BGMは、どんな曲かなあ」というのも、大きな楽しみの一つとなっていた。
 ――ちなみに、それらの楽曲群で、最も記憶に残っているのは、『本家2』のアレグロ版
【YouTube】である。同作は、シリーズ第2作ということで、全体的に高難易度だ。それだけでなく、恐ろしい雰囲気だったり、大切な人が命の危機に陥ったりという状況が多い。例えば、第2話では「凄惨な交通事故」「おどろおどろしい儀式」「燃え盛る炎のイメージ」「血まみれの証拠品」といった、もはやホラーと言っても良いような演出が組み合わさり、アレグロBGMの曲調も相まって、怖い。また、第4話では、クライマックスに近い尋問シーンで、シリーズの定石:「証言をゆさぶって、『今の発言は重要か?』という趣旨の選択肢が出たら、必ず『重要』と答えて追及する」とは異なる進行が要求される場面が、1ヶ所だけ存在する。初プレイ時の私には、そこが解けず、困惑しながら、総当たりで証言に証拠品を突きつけていくハメとなり、非常に長くアレグロBGMを聞くことになった。やれ、他作品の尋問BGMのアレグロ版は、「犯人を追い詰める勇敢さ」といった前向きな雰囲気を受けることが多いが、何故か『2』だけは、焦りを感じるような曲調であり、むしろこっちが追い詰められている気分になってくる。

 さて。そんな尋問BGMなのだが、「逆転検事」シリーズには裁判パートが存在しないため、“尋問”ではなく「対決」という題名になっているが、基本的な構造は同じ…と見せかけて、なんと
3段階目として、「プレスト」というバージョンが用意されている。ちなみに、シリーズおなじみの「追及BGM」存在するため、純粋に新規楽曲が増えたということになる。
 …やれ、私が『検事1』を初プレイしたときは、いつもの尋問BGMが、少し早くアレグロ版に変わった感じを受け、その曲としての印象も中途半端だったことから、「まあ、スピンオフだし、こんなもんか…」と思っていたのだが、その後に、核心部分で、
更にアップテンポな完全新曲が流れ、「なんだコイツっ!?」と思ったものであった。ここぞという場面で投入される楽曲であり、場面転換少なめ・テキスト長めでダレがちな検事シリーズに、強い緊張感を与えてくれる。なお、その後の本家・大逆転にも輸出されておらず、完全に検事シリーズのみの独自演出だ。
 ――ちなみに、初めて流れたときの強烈な印象からか、私は
『検事1』のプレストのほうが好きである【YouTube】。各事件で1回しか流れない…と思いきや、とにかく帰ろうとするラスボスの事件では2回流れて、それがまた、楽曲の良さとラスボスの往生際の悪さを印象付けてくれた。
 そう言えば、前回のシリーズ振り返り記事で、本家『5』を回想したことがあったが、
あの時も音楽の話であった【日記:2025/8/18】。やれ、“ゲームのBGM”というのは、食事における「匂い」みたいなもので、本体のおまけと思いきや、味(映像?)や食感(操作性?)などと同じくらい、全体の体験を左右し、その後も印象に残るものだと思う。

(2025年8月31日)

登録タグ/ ゲーム一般 逆転裁判
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2025年8月29日(金)


 
Hello, world!


 注文していた
9800円のノートPCが届きました。どんなとんでもない物が来るかと戦慄していましたが、とりあえず、この日記を書き、更新作業を全て満了できるというだけで、十分以上に合格です。動作は重く、発色も美しくないですが、所詮は予備機です。まー、これでじゅうぶんだ。
 ――というわけで、このノートPCを足がかりにして、次は
本丸のデスクトップPCを選んでいこうと思います。こちらについては、先日から話題にしているデュアルディスプレイはもちろんとし、処理性能のほうも、少しだけ奮発していきたい!

(2025年8月31日)

登録タグ/ 明日から本気出す
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2025年8月28日(木)


 
割とマジでネジを外して分解する方向性も考えた


 今日は、会社で使っているスマートフォン端末の自社マニュアルを作っていました。
 では、問題です。
F通から渡された公式マニュアルに、「端末をUSBケーブルでパソコンに接続して、」と書かれていました。しかし、スマートフォン型の端末に、USBケーブルを刺す穴がありません。さて、あなたならどうしますか?

 。。。。。。

 。。。。

 。。


 正解は、「スマートフォン型端末を磁石式の充電台に乗せたあと、その台についている謎のUSB-Type B端子
(プリンタの接続とかに使うアレ)にBケーブル(※付属していない)を接続し、さらに、充電台の背面についている謎の左右選択スイッチをLAN側からUSB側に変更した後、スマートフォンの設定画面から、機器との連携を『充電のみ』ではなく、『ファイル転送』に変える」でした!
 ははは〜、
分かるかっ!! 大丈夫、F通の攻略本マニュアルだよ!!!

 新PC到着は明日です!

(2025年8月31日)

登録タグ/ 明日から本気出す
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2025年8月27日(水)


 
ファンは再び止まってしまったので、冷却しながらPCを使ってます


 
パソが壊れてやることがないので、今日は、不調が出ていた「PS5本体」「コントローラー」の分解を試していた。
 …まず、「コントローラー」については、左スティックについて、入力していないのに勝手に左を入れたことになる
「スティックドリフト」という現象が多発していた。これの原因の一つとして、内部の汚れがあるらしいというので、分解を試みてみた。うむ、分解自体は上手くいったのだが、スティック部分にホコリが詰まっているなど明確な異常は無く、一か八かで左スティックと右スティックのカバー(=我々がスティックと認識して触っている場所)を入れ替えてみたが、変わらず、左スティックの暴走が続いた。残念ながら、こうなるともう、手の打ちようは無い。
 ――やれ。“分解して直らなかった機械の組み立て”というのは、
付き合えないことが分かった相手とのデートのようで、酷く意欲が落ちるのだが、まあ、完全に動かないわけではないので、非常用には使えるだろう。組み上げ時には、同一部品と思いきや実は個別だったSHAREボタン&OPTIONボタン、先にネジを止めてからカバーを掛けてしまうことによる二度手間などに苦しみながらも、何とか動くように組み上げることはできた。握った感覚もそのままで、全てのボタンが反応する。初めてであったが、元から悪化しない程度には、分解と結合を行えた。まあ、コントローラーは消耗品ということで、次の物理版セールの時に買うことにしよう。ブラックフライデーセールは確実として、その前に、1回くらいやってくれないかな?

 あと、「PS5本体」のほうは、
ちょっと難しかった。主要なネジがトルクスネジ(6つ棘の星型)というだけで珍しいのに、さらに中央部に突起が着いており、簡単には分解させないという負のやる気を感じさせる。あとは、“ほぼ同じ見た目のネジ”なのに、長さが違ったり、微妙に穴のサイズが違って同じドライバーで回せなかったり…。まあ、そもそもこれは、シロウトが分解するものではなく、PS5を分解するためだけに集められたプロ、略してPS5プロが触れればそれで良い、という設計なのだろう。
 …さて、こちらについても、
まずはカバーを外すのがいきなり難しかったのだが、それを超えてサクサク分解していくと、ファンの辺りに多少のホコリが付いていたくらいで、極端な汚れや異常は発見できなかった。ヒートシンクがやばいと聞いていたが、磨いた金属のような、非常にキレイな見た目であった。つまり、先日の、地球防衛軍のフリーズは、PS5や部屋の環境が悪かったのではなく、地球防衛軍が悪かったということ…?

 とまあ、そんな感じで、
氷枕を乗せながら、今日もVAIOには頑張ってもらっている。
 ――さあ、新しいノートPCは、早ければ明日到着!

(2025年8月31日)

登録タグ/ 明日から本気出す
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2025年8月26日(火)
「VAIO SX14 (2020)」、死ぬ…


 
氷枕で延命できたとして、残り数日だろう


 2020年から愛用してきた
「VAIO SX14 (2020)」【日記:2020/5/25】であるが、ついに寿命が来たようだ。
 …さて、発端は、
昨日の夕方であった。仕事を終えて、いつものようにパソコンで遊ぼうと電源を付けると、10数秒ほどでフッと電源が切れてしまう。やばい! と思ったが、何度か繰り返すと、通常起動し、その後は落ちなかったので、いつものように日記を書いて、その日を終えた。一過性のバグが何かであったのだろう。一応、いざという時のために、多少の緊急バックアップは取っておいたが、本気でパソが壊れるとは思っていなかった。
 ――ところが、次の日の朝
(今日)、朝から自分の記事をAIに読ませて遊ぼうと思っていたら、また電源が付かない。しかも今度は、なんど繰り返しても、数秒〜10数秒で電源が切れてしまう。“ギリギリで、デスクトップアイコンが表示されるかどうか”というところであり、使用は一切不可能だ。私も仕事でパソの修理なんかをやっているからわかるが、これは恐らく熱である。そう言えば、2023年1月にも、一度壊れて、3年保証で修理に出したことがあった【日記:2023/1/2】が、あの時も同じような熱関連であった。当時、2年半ほど使用しており、ライフサイクルの半分くらいかなと思っていたが…そこから本日まで、更に2年半ということで、まさにちょうどアレが真ん中であったということが分かる。

 というわけで。本日、家に帰ってきて、職場でPC修理なんかをやっている経験も活かして、
分解をしてみることにした。ネジ穴を半分潰しながら回し、上カバーを外す際には、キーボードの配線テープが切れてしまった(もちろん正しく抜こうとしたが、取り替えを前提としていない、粘着テープか何かで張り付いていた物であった。なお、記事を書くのに使っているのは、USBキーボード)が、それもさして気にしない。内部には、多少はホコリが有ったものの、もともとミチミチに詰め込まれている高性能ノートPCということか、職場のPCほどは酷い状況になっていなかった。だが…ファンが壊れていた。チチチチという音がなり、全く回転していない。これではダメである。CPUが冷却できず、銅色のヒートパイプは、火傷をしそうなくらい熱くなっており、それで故障防止のため、強制的に電源を落としていたのだろう。
 …さて、私は普段、「機械を直す仕事」をしているように思えるかもしれないが、あれは治しているわけではなく、
正しく動作する部品と取り替えているだけだ。そして私は、VAIO SX14に対応するファンを持っていないので、この故障を直すことはできない。公式/非公式の修理に出すとしても、万円単位のお金と、1週間2週間という空きが出来てしまう。2023年1月の保証修理の時は、戻ってくるまでに3週間が掛かり、プレイ時間100時間「ペルソナ5:ザ・ロイヤル」を最後まで一気に遊べてしまったくらいであった。何はともあれ、5年を過ぎたノートPCに更なるコストを投じるならば、もう寿命と割り切って、ここで終わりにしようと思ったのだ。ネジ穴を潰したり、キーボードをふっ飛ばしたりしながら性急に分解したのも、もうこれで終わっても良いと考えていたからなのだ。
 ――やれ、少し前から、このVAIO SX14では、処理の重さを感じたり、バッテリー駆動時にスリープするとそのまま立ち上がらなかったりと、
ガタが来ていることは分かっていた。毎日使うノートパソコンで5年というのは、まあ、大往生であろう。いっぽうで、現在の私は、ちょうど昨日の日記に書いたように、デュアルディスプレイに興味が湧いている。また、職場の夜勤も、この9月で終わりということで、そもそも“ノートパソコンを持ち歩く”という機会も無くなるところであった。このような環境の変化の中で、「そろそろパソコンを買い替えようかな」と薄っすらと考え始めていたのだ。そんな時に、今まで使っていたPCが寿命を迎えたのは、きっとそういう運命だったのであろう。

 そういうわけで。新しいパソコン環境は、
ノート&デスクトップの二刀流にしようと思っているのだが、そのうちのノート端末については、今朝、さっそく注文をして、今週末にでも届く予定である。今のVAIOは、それまで持てばよし、欲を言えば、データー取り出し用に、もう少しだけ起動できてくれれば、満点である。少なくとも、完全に起動不能でデーターのサルベージ不可となるよりは、遥かに良かった。
 …ちなみに、現在であるが、
キーボードを剥がしてCPUを剥き出しにし、その上に氷と水を詰めたビニール袋を置いて、ダイレクトに冷却している。やはり原因は熱のようであり、これくらい力強く冷却すれば、ご覧の通り、それなりの文量を書ける時間は稼げるようだ。ただまあ、言うまでもなく、こんな物はゴブリンのその場しのぎである。水分は機械の大敵であり、結露によって、周りの部品がどんどん錆びてしまう。本当に、あと数日もたせるためだけの方式なのである。良い子は真似しないでね! 良い子はこんなサイトを読まないと思うけど!!
 ――というわけで。次のパソ環境のうち、まずは第1弾のノートPCが到着するまで、この氷枕作戦によって、このVAIOを使っていきたい。その様子は、内部構造剥き出しで、氷袋を載せられ、本来の高性能も発揮できず、惨めな姿に見えてしまう。しかし、私には、
最後の最後まで、命の輝きを見せて頑張ってくれているようにも思えるのだ。しっかり、別れも告げられそうである。さあ、残り数日、頼んだよ!!

「VAIO SX14 (2020)」、蘇る…


 とまあ、こんな感じで記事をまとめようと思っていたのだが、少し席を離れて戻ってきてみると、ふと、
「スーーーン」という音が鳴っていることに気が付いた。部屋の冷房でもなく、そして、扇風機でもないようだ。PCのファンである。壊れたと思ったファンが、再び回り出したのだ。あれだ、伝説の名言:「何もしてないのに壊れた」の逆、「何もしてないのに直った」である。
 …さらに、ちぎれて修復不能になったと思ったノート用キーボードについても、布の粘着テープを剥がし、普通の機械のように、配線テープを爪部分に挟み込むことにより、再接続ができた。以上、全く予想外の展開であるが、
何事も無かったかのように、全てを元に戻せたのである。
 
――ただし! やはり、いちど大規模な故障をして、私にリスク承知の初分解を決意させたことは事実である。もう5年も経っているということで、無理な延命利用は控え、ノート用キーボードも再接続しないで、いつでも氷枕態勢に戻せるようにしつつ、このままパソの交換を押し進めるべきであろう。前々から「安価な予備PCは必要」と思っていたので、新たに届くノートPCは、キャンセルせず、そのまま購入する。そして、“デュアルディスプレイのデスクトップPC”についても、本格的な検討を始めることにしたい。VAIOのファンが、最後の力を振り絞り、また回り始めてくれたのは、私にゆっくり考える時間を与えてくれたのだと、そう考えることにしよう!

(2025年8月31日)

登録タグ/ 機械一般
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2025年8月25日(月)
【悲報】弊社、どのPCを2画面化するか、分からない


 
2画面の悪夢が蘇る…


 少し前から、我が社では、「余っているディスプレイを使い、現場で使っているPCを2画面化しよう!」というプロジェクトが進んでいた。本日、その資料が私の手に届いたのだが、なんと、端末番号=
端末の名前書いておらず、具体的にどのパソコンにディスプレイを増設するのか、全く分からない。有り得ない。これ作った人、あんまパソコン好きじゃないやろ。

 まず、「PCの2画面化」というのは、
作業効率を大きく上げてくれる。ゲームの2画面とは異なり、仕事においては、「A資料を見ながら、B資料を編集する」「マニュアルを表示しながら、作業を行う」といったパターンが多い。こういう際に、ディスプレイが一つだと、“毎回ウィンドウを切り替えつつ非効率的な作業をする”か、または、“狭苦しいのを承知でウィンドウを2つ並べる”という展開になりやすい。とりわけ、職場では、必ずしも16:9のディスプレイが支給されず、4:3に留まっていたりするので、狭苦しさは更に上がる。
 …いっぽうで、2画面化
(デュアルディスプレイ)をすると、「片方の画面に資料を表示し、もう片方の画面で編集を行う」という使い方が可能になる。これにより、いちいち表示するウィンドウを切り替えたり、または狭い画面で作業をする必要が無くなり、広々とした気持ちで仕事を進められる。もちろん、ディスプレイの購入代や、その維持費に、電気代なども掛かるだろう。だが、画面を2つにすることで、間違いなく時間に対する作業効率は上昇する。そういった、労働の価値を高める行為には、会社は積極的に投資をするべきだ。デュアルディスプレイ化は、買ってでもやるべきと断言できる。
 ――やれ、私は、
某ゲーム機が原因で、「2画面の機械」というものにあまり良い印象を持っていなかった。だが、実際に仕事でちょっとだけ使ってみて、分かった。ゲームと作業は別である。次にPCを買い替える時には、20年近く続いたノートパソコンを卒業し、デスクトップに戻そうと思っているが、その際に、デュアルディスプレイに挑戦してみようと思っているものだ。

機械さんも、人間の役に立てたほうが嬉しいだろう


 というわけで。私は、「職場の2画面化プロジェクト」について、
是非やるべきと思っていた。なにせ、倉庫には、約80台の未開封ディスプレイが積まれているのだ。これをそのまま積んでいても、何の役にも立たないが、現場に出て使われれば、若くてかわいい女性職員さんや、賢くて信頼できるが機械はちょっと苦手なエリート社員さんたちを助けられるし、それに、機械さんも使われたほうが嬉しいだろう。私はパソコンオタクだから、皆にPCを気持ちよく使ってほしいのだ。
 …そのため。私は、最初に「余っているディスプレイの台数を調べてほしい」と依頼されたとき、台数はもちろんとし、「寸法」「付属品」「消費電力」といったデーターまで、徹底的に調べ上げた。「寸法」が分からなければ、実際に2つ目の画面を配置できるかわからないし、「付属品」次第で、何を新たに購入し、逆に何は不要かが分かる。「消費電力」を把握しておけば、PC背面のコンセント端子
(サービスコンセント)から、2画面の両方を給電可能かどうか判別できる。ついでに、「値段」なんてものも調査したが、これは個人的な興味がすぎるので、データーとして提出しなかった。これだけ詳しく調べた理由は、当然、デュアルディスプレイを正しく使用してほしいからである。配ることが目的ではなく、ちゃんと使って、そのうえで2画面を役立ててもらいたいという思いがあるのだ。だってパソコンオタクだし。
 ――そんなわけで、それらのデーターを提出し、しばらく待っていると、上司から、「実際の配置希望リスト」が帰ってきた。しかしそこに、
端末番号=端末の名前が書かれていなかった。我が社は、1人1台というレベルでPCが用意されているため、部屋の名前まで書かれていても、端末番号が分からなければ、2画面化は不可能だ。どうしてこれで2画面化ができると思ったのだ?

 では、具体例を挙げてみよう。偶然であるが、その資料の
1行目には、私の古巣である技術部門の、とある作業室が書いてあった。仮に「C装置」としよう。資料には、2画面化の要望があったPC(※「部屋」ではない)として、「C装置作業室」の名前が書かれていた。しかし、私は、その部門に3年ほど務めていたから知っているのだが、その部屋にC装置は2台ある。よって、どちらの装置のPCを2画面化すれば良いのか、分からない。さらに、図面で調べていると、対象となりうるPCは4台存在する。それらのどれを2画面化するのか、単一なのか複数台なのかすら書いていないので不明である。もし、端末番号が分かっていれば、少なくとも、こんな馬鹿馬鹿しいレベルでの疑問をいだく必要はなかった。
 …さらに。そこまで分からないとなると、もはや現地に電話で確認でもするしかない。だが、そうしたところで、
電話に出た人物が答えを知っている確証は無い。それに、私は、そのC装置の作業にも就いたことがあるから知っているのだが、12時ごろと、16時くらいは暇になりやすいが、それ以外には客が殺到し、もはや電話を掛けるだけで失礼になるレベルだ。
 ――ちなみに。“PCの2画面化”というと、「左と右のどちらにディスプレイを増やすか」「どちらをメイン画面にするか」「ディスプレイは計3種類あるが希望はどれか」などと言った情報も必要になる。もちろん、そういったものは、“実際に作業を進めようとしたうえで、初めて分かってくる”ということもあるだろう。だが、
端末番号=どのPCを2画面化するかなんてのは、大前提であり、それが分からなければ、作業が何も進まないレベルだ。お話にならない…。1行目からこのレベルであり、この困惑が残り79行ぶん続くと考えると、背筋が寒くなってくる。

 ところで。我が社は、4つの建物に分かれており、そのうち1つの建屋では、「2画面化してほしい端末に青シールが貼られている」という処置になっているらしい。
意味が分からない。そもそも、ただ1つの棟だけでそんなことをやる理由も不明だが、そもそも、青シールを貼るのでなく、その端末番号をメモして、こちらに伝えてくれれば済む話である。やれ、この青シール作戦を考えた人は、「ディスプレイを抱えつつ、計何枚あるか分からない青シールを探して、オリエンテーリングをさせる」というつもりだったようだ。そんな不毛なプレイは、マリオサンシャインだけで十分だっ!

【AIおっさん事件】といい、なぜ我が社はここまでズレているのか


 というわけで。今回の
「PCを2画面化する資料に、具体的な端末番号が書かれていない」は、もう論外中の論外、問題外というレベルの大々大失敗である。あえて例えるなら、「宅急便で、届け先が分からない」という感じだ。根本的に、作業が成り立たないのである。
 …もし私が上司で、部下がこんな物を出してきたら、
「何だこれは。話にならない、やり直し」と言いたいのをグッと我慢して、「端末番号が分からないと作業できないね。すまないが、もういちど聞いてきてくれる?」と伝えているところである。実際には、私が一番下だからというだけで、クソ資料・クソ上司の尻拭いをしなければならないのだ。
 ――やれ、私が、2画面化のプロジェクトを聞いた際には、「余りディスプレイの台数を調べて」と言われただけなのに、台数に加えて、「寸法」「付属品」「消費電力」まで調べ上げた。一方で、実際に2画面化の希望を募ってきたはずの上司は、「端末番号」「どのPCを2画面化するか」という最低限の情報すら私に伝えてこなかった。こんなものは、能力の差ではない。
完全に、意欲の違いである。私は、“適正な環境で2画面を役立ててほしい”と思って、追加の情報まで調べた。だが、意欲ゼロどころかマイナスの上司は、「実際どこにディスプレイを置くのか」という情報すらメモすることはなかった。パソコン全然好きじゃないやろ。もっと言うと、仕事も全く好きじゃないし、従業員や客に何の愛着も無いやろ。

 ちなみに。“日本人の労働性”については、
「日本人は勤勉である」という説と、「日本人は生産性が低い」という説が存在するが、私は後者が真実だと思っている。作業が必要なパソコンの端末番号を書いてこない奴の、一体どこが勤勉なんだ。タラッタラ表を作ったり、目的のハッキリしないスクショをペタペタ貼り付けたりして、印刷をすれば、それで仕事をした気になっている。生産性の低さがにじみ出ている…。Excelで表を作って、それだけで評価されるのは、小学生の自由研究までだ!
 …やれ、私は、前々から述べている通り、協力企業の
F通をとんでもない無能だと思っている。先日も、マニュアルと称して、「20ページ程度の冊子」「2ページの紙」「1ページの紙」の3種類を題名も付けずに配布し、しかもホッチキスで閉じていなかったため、まず資料を分ける段階で苦労した。そして、ページ数が多いとはいえ、よくある“PC画面のスクショを貼り付けてページ数を稼いだ”ものであり、小さすぎて何が書いてあるのか分からない。貼り付けた意図が不明な画像も多く、とにかくもう、ため息の出る内容だった。なお、向こうは社員4人で来たのだが、そのうち2人は一言も喋らなかった。すごいよな、こんだけ時間と金の無駄遣いをしておいて、「経費が足りません!」で値上げできるんだから、ホント大企業って上級だよな〜。
 ――しかしまあ、今回の
「PCを2画面化したいが、その作業をする端末番号は書かない」というとんでもない愚策により、我が社もいい勝負をしていることが分かった。日本の職場には、こんな無能がはびこって、高い給料をせしめているのだろう。やれ、「倉庫に積まれているディスプレイを、現場で活用してもらうことで、職員の方々に楽しく働いてもらう」という、かつて私が目をキラキラさせていたプロジェクトは、瞬く間に、クソ上司の尻拭い、日本の醜悪さの象徴へと変わってしまった。この国の未来は、真っ暗だ。

(2025年8月31日)

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2025年8月24日(日)
[地球防衛軍4.1] AF99ST & PS5クラッシュ!


 
これくらいの距離感でも当てられる


 HARDEST終盤〜INFERNOで大活躍する武器の一つ:
「AF99ST」を紹介しよう。
 …まず、AFシリーズは、レンジャー
(陸戦兵)の基本的な武器であり、現実世界のアサルトライフル(小銃)に相当する。「秒間10発程度の発射数」と、「100発以上の弾数」「200m程度の射程」、そして「2秒程度のリロード時間」、といった性能を持つ。適正レベルの品を使えば、地上戦力を中心に、癖のない戦いが可能だ。ただし、『5』以降の作品で段階的に登場した「貫通」能力を持っている物は、『4.1』では存在しないので、前が見えなくなるほどの大群相手は、そこまで得意ではない。なお、現実世界の銃として考えると、連射数が異様であるが、弾数無限かつ反動を気にせず射撃でき、かつ、人間ではなく巨大生物が相手という環境では、これくらいの性能が必要なのであろう。命中率を気にする必要はなく、「撃ってから狙う」という、独自の運用になる。
 ――そして、その中の
「ST」系統は、連射数を控えめに、威力と射程を上げて狙撃寄りにした武器である。ただし、所属武器の多くは、あっという間に弾を撃ちきってしまうということで、射撃とリロードのデューティーサイクルが劣悪であり、かつ、同レベル帯において、「ライサンダー」など、本家の狙撃銃も強力であることが多い。よって、「ST」シリーズの評価としては、通常ライフルほど雑魚対処がしやすいわけではなく、かといって狙撃銃ほど威力や射程に優れるわけではなく…という帯に短し襷に長しという感じであり、ほとんど使われることはなかった。

 そんな中で、「Lv69」という、HARDEST終盤帯で手に入る
「AF99ST」は、STシリーズの最強タイプにして、レンジャーの最強武器の一つである。事実上、STシリーズ唯一の傑作銃と言って良い。A・O・J カタストルのような存在である。
 …では、その性能を、具体的な数字で見てみることにしよう。


AF99ST
武器Lv:69
弾数:20
連射速度:
4発/秒
ダメージ:
900
リロード:3秒
射程:
680m



 こんな感じである。まず、注目すべきは
射程だ。「680m」と、ちょっとした狙撃銃クラスの距離まで到達するため、よほど遠距離の敵以外には当てることができる。中型以上の敵を遠くから削れるのはもちろん、「空中の敵を相手にするため、射程の長い武器が無いとクリア不可能」というミッションでも、これ一本で対応できることが多い。すると、もう片手に、例えば「フュージョンブラスターDA」のようなリロード不可武器や、「リバースシューターT2」のような回復アイテムを持ちやすくなる。1本で多くの状況に対応可能という汎用性は、それ自体が大きな魅力なのだ。
 …また、
900を秒間4発という火力も魅力的だ。HARDESTなら雑魚はだいたい1撃であり、INFERNOでも2発で仕留められる。やや敵を選ぶ必要があるものの、相手を1発で倒せるのなら、必ずしもフルオート射撃を必要とせず、狙撃銃のように1発ずつ撃つことも可能だ。その場合、20発という残弾は、かなり長持ちする印象となり、リロードも早めなため、取り回しの良い対空武器として使用可能だ。また、中型以上の敵を削る場合にも、秒間ダメージ3600と強力だ。例えば、同レベル帯の狙撃銃の「ライサンダーF」は、単発威力3800だが、3秒に1回しか射撃ができない。2丁持ちで事実上の射撃間隔を半分にしても、まだ届かないうえに、雑魚敵に対して火力余りを発生させやすく、両手を埋めるため、他の武器やサポートアイテムも持てなくなる。精密かつ遠距離の狙撃が必要なミッションならともかく、それ以外の場合は、あまり戦いやすいとは言いがたい編成だ。
 ――いっぽうで、AF99STにも弱点はある。最大のものが、
狙撃スコープが無いことだ。よって、680mという、準狙撃銃クラスの射程を、全てガチで狙いを付けなければならないため、プレイヤーの射撃精度が求められる。また、近距離の雑魚相手となると、さすがに基本のAFシリーズには取り回しで劣る。長い射程を持つため、混戦において、不用意に遠くの敵を起こしてしまう可能性も侮れない。とりわけ、純粋なINFERNO武器である「AF100」「ハーキュリー」が手に入ったあとは、あちらの汎用性も極めて高いため、使いどころを選ぶ必要が出てくると言えるだろう。

 とまあ、そんな感じで。「AF99ST」は、
汎用性の高い名銃であり、強さの割に入手レベルも低い。とりわけ、HARDESTのDLC攻略では、生命線と言える武器になる。この銃の強さを引き出せるかどうかが、そのまま攻略難易度を左右してくる。
 …ちなみに、前後の地球防衛軍シリーズと比べてみると、まずは『4』では、同名・同性能の武器が登場している。途中、Ver.1.03のアップデートで、主にオンラインにおけるレンジャー
の貧弱さにテコ入れをするため、「AF99ST」が強化対象の一つとなっており、威力が700800、射程が480m680mとパワーアップした。これだけ強化されたにも関わらず、武器Lvは6769としか上がっていないため、入手が大きく遅れることは無いのも嬉しい。【地球防衛軍4 / INFERNOプレイ日誌】の際は、使用回数36回と、全武器の中で2位の値を記録した(1位は「ライサンダー」シリーズ)。なお、これだけ変えるなら、もはや「AF100ST」みたいに新武器を追加しても良かった気がするのだが、そう言えば、”あいだの武器が増えたこと”は、1回も無いな。
 ――いっぽう、『5』『6』では、敵セットと一緒に武器も一新されたため、AF99STは登場しない。しかし、「遠距離戦も可能なアサルトライフル」という意味では、『6』の
「ブレイザー」シリーズが近いだろうか。あちらと比べて、スコープが無く、正確なエイムが必要という欠点が、非常に良く似ている。なお、火力については、『6』では概ね2倍程度にインフレしているため、その上方修正を考慮すると、Lv67の「AF99ST」は、Lv95「EXAブレイザー」と同程度の相対火力を持つとも言える。まあ、そこまでは行かなくとも、AF99STは、Lv80くらいは有っても良さそうな武器であり、それが『4.1』でのバランス調整でもLv69で据え置きとなったのは、“これを攻略に役立ててほしい”という意図的なバランス調整を感じさせるものだ。

『4』の時は、【もっと詐称くさいイラスト】でした…


 ちなみに。本日のプレイでは、
初めてPS5がクラッシュした。
 …状況としては、「DLC2-10 / 絶対守護陣 [HARDEST]」
のクリア後である。同ミッションは、密集した地下トンネルの出口が、シールドベアラーに守られているという厄介な内容であり、接近戦を仕掛けると糸に巻かれて死ぬんだよなので、シールド展開の一瞬のタイムラグを利用して巣に少しずつダメージを与え、その1回ごとに雑魚の大群を片付ける…という、とにかく時間の掛かる内容で、だいたいクリアに45分くらいだったと思う。
 ――なお、プレイ環境はPSポータルであり、「ひょっとしたらサイト制作の素材として使うかなあ」くらいの気持ちで始めたため、「新しく録画を開始」により、
PS5本体機能での録画をしつつ遊んでいたところであった(※これをしなくとも、PS5は常時プレイ動画をキャプチャしている)。部屋の冷房は31℃(※私にはちょうど良い温度)、PS5の起動時間は、プレイ開始から数えて、だいたい1時間強というところだった。

 そんな感じで、最後にシールドベアラーを撃破して、敵全滅でクリアとなったのだが、その後の武器入手画面で、通常ならば”入手した武器などが表示されるメニュー”の中に、
文字が描写されず、画面が先に進まない。しばらく待っていたが、処理が進行することはなく、それどころか画面がブラックアウトし、音楽だけが流れ続ける状況になった。PSボタンを押しても無反応、本体の電源スイッチも駄目である。完全にPS5自体がフリーズしてしまったのだ。
 …やれ、これまで、“ソフトが強制終了する”ということは何度かあったが、“ハードごと全くの無反応になる”というのは、
初めてである。ちなみに、「地球防衛軍4.1」は、前世代機であるPS4タイトルだ。それがPS5を破壊するとは、恐ろしいゲームである。あれか、『6』のマリスみたいに、ゲーム内でのプレイヤーの進撃を阻止できないから、現実世界での攻撃に切り替えたのか。
 ――というわけで。埒があかなかったので、やむをえず、
職場でよくやっているように、電源コードを抜くことで強制的に電源を切った。再起動後は、いつものようにPS5が怒ってくるが、どうということはない。なお、ゲーム内では、「NOW SAVING...」と表示され、オートセーブが進んでいた状況でのクラッシュであり、さすがにこれでデーターが消えていたら、もうゲームもここで終了かな…と思っていたが、幸い、100時間超えのセーブデーターは残されていた。ただし、「絶対守護陣」は未クリア扱いだ。Oh…。特に時間の掛かるミッションであったため、残念である。ちなみに、プレイが1時間を超えたため、区切って録画をしていたのだが、「後半部の録画途中の映像」についても、破棄されてしまったようだ。

 ちなみに。PS5の配置場所としては、網ラックの上に横置きをしており、これ自体は、極端に悪い状況というわけではない。ただまあ、
私の部屋は割とホコリっぽいので、内部環境は、何と言うか、まあ、掃除しがいのある状況になっていると思われる。そう言えば、本体のコントローラーについても、ここ1ヶ月ほどは、“スティックドリフト”と呼ばれる、左スティックの誤作動が頻発するようになってきた(PSポータルは、まだ大丈夫)
 …やれ、私は、2022年7月にノーマルPS5を買ったため
【日記:2022/7/9】、ここまで約3年の使用であり、「PS5世代」というライフサイクルで考えると、だいたい半分くらいであると思う。よって、ここらで一度、分解清掃をしてみるというのも、悪くない選択かも知れない。
 ――さて、私はご存じの通り、現在、職場では社内SEとして働いており、“現場から戻ってきたPCの分解清掃”は、日常業務の一つである。それを楽しみ半分でやっているような人間が、
家で自分が愛用している機械はホコリだらけというのは、矛盾している感がある。まあ、次のPS6(仮)は、できるだけ早く買う予定であるが、それまで、まだまだPS5にお世話になる時間も長いだろう。よし、いろいろ準備をして、「PS5と、そのコントローラーの分解清掃」ができないかどうか、検討をしてみよう!

(2025年8月31日)

登録タグ/ ゲーム一般 地球防衛軍
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2025年8月23日(土)
大豆粉 vs 小麦粉


 
鬼の殺し方について、話しておきましょう


 さいきん私は、
「大豆粉」を大量調達する機会があったので、調理に使ってみた。一言で表すと、焦げやすい小麦粉である。

 まず、「大豆粉」とは、文字通り、
大豆の粉である。大豆は、基本的な食材の一つであるものの、“その粉末”については、あまり一般的とは言えないようだ。ただ、私は、先日のアルティメット感謝デーの際に【日記:2025/8/9】約40円で300g入りの袋を買うことができた(諸々の割引を適用する前)
 …さて。“私が食品を選ぶ際に、最も重要視をしている”のは、
もちろん価格だ。40円で300gというと、私の小麦粉の調達価格:1kgで160円を、更に下回る。ちなみに、大豆粉は、同重量の小麦粉と比べ、若干だが高カロリーである。手元にある品で比べてみたが、「小麦粉(中力粉)」が100gで352kcalに対し、私が買った「大豆粉パンミックス(純粋な大豆粉ではなく、混ぜ物がある)は100gで384kcalと、1割ほど高カロリーだ。ちなみに世の中では、ご存じの通り、低カロリーのほうが付加価値が高いとされているらしいが、私からすれば、とんでもない考えだ。安くて栄養になるほうが良いに決まっているだろう。
 ――なお、当サイトが提唱している基準として、
「カロリー倍率(価格[円] × 倍率 = カロリー[kcal] となる値)というものが存在するので、それを計算してみよう。諸々のセールを入れて、大豆粉が300g36円=100g12円とする。384kcalが12円で取れるのだから、カロリー倍率は32.0倍だ。やれ、小麦粉粉末が20倍を超えたときも驚いたが、ついに30倍に到達する輩が出てくるとは、化け物みたいな低価格である。ちなみに、日本米(笑)のカロリー倍率は、4倍程度である。はっはっは、NO!

 というわけで。大豆粉は、途方もなく低価格な食材であるが、これだけで「コストパフォーマンスが優れている」とは言えない。何故なら、
「パフォーマンス」について、まだ未検証だからだ。
 …そんなわけで。私は、小麦粉の唯一の用途である
「お好み焼き」について、その粉部分を、そのまま大豆粉に置き換えられないかと試してみた。だが、初回は失敗も大失敗であり、フライパンと接している下層がメチャクチャに焦げてしまい、逆に中層に火が通っていない。そこから裏返しても、焦げの部分がびっしり張り付いているので、反対側に焼き跡は付けられず、もはや立て直しは不可能だ。出来上がったのは、“お好み焼きっぽい、黄色いグチャグチャな何か”であり、食べられないほどではないものの、見た目が最悪で、あまり積極的に食べたいとは思えなかった。私はフライパンを2つ持っているので、もう片方で2回目をやってみたが、ほぼ同じ結果であった。なお、小麦粉の際は、どちらのフライパンでも、そこまで酷く焦げ付くことはないので、フライパンの問題ということではなさそうだ。
 ――ならばと、ネットで調べて、今度は強火ではなく、
弱火でじっくり焼いてみることにした。すると、焦げにくくなり、とりわけ新しいほうのフライパンを使った場合は、小麦粉でのお好み焼きのように、綺麗にひっくり返すことができた。これだ! 大豆粉は、弱火でじっくり焼けば良かったのである。

コムギ…?


 ちなみに。味については、驚くべきことに、
小麦粉と相互互換という感じである。
 ――やれ、大豆粉のお好み焼きについて、焦げた端のほうからは、豆菓子のような匂いがする。だが、
違いはそこくらいであり、完成さえしてしまえば、味も見た目も、小麦粉のお好み焼きと大差ない。野菜を混ぜて焼き、ソースやマヨネーズで塩辛く味付けする方向にも、生地に果物と砂糖を混ぜて、完成後に砂糖やきなこでクレープのように甘くする方向にも、どちらにでも行けるのだ。さすが、穀物の粉同士、歴史の中の熱い戦いで、分かり合ってきたのだろう。あとは、“小麦・大豆にアレルギーを持つ人”もいるので、そういう人のために、入れ替えられる…という需要もあるのかもしれない。

 そういうわけで。焼き方にこそ注意が必要だが、
「大豆粉」については、小麦粉と同じく、主食として使えるレベルであると分かった。
 …さて、残った問題は、
安定調達である。今回、私は40円300gで大豆粉を購入したが、これは常設ではない。同名商品をネット検索してみると、だいたい400〜500円程度と、0を一つ付け間違えたかのような価格が出てくる。だが、付け間違えているのは、むしろ先日のイオンでの大感謝価格であろう。私は本日、近くを通ったので、特に感謝されていないが、イオンにも寄ってみた。だが、同価格帯の大豆粉は発見できなかった。代わりに、賞味期限が4ヶ月残っているカップ麺が20円という大爆発価格だったので、両手に持てるだけ買っておいたのだが、それはそうと、「大豆粉300g40円」というのも、新装開店前の在庫処理セールであったのだろう。例の「パスタソース750g100円」も買えなかったし【日記:2025/8/10】、カップ麺も、もちろんこの先は20円で買えるわけがない。
 ――というわけで。まずは、20袋=計6kgを仕入れた大豆粉について、弱火でじっくり使っていき、その間に、再び安価での調達が可能か考えていきたい。また安く買えるならよし、
そうでないなら、それもそれで別に構わない。何故なら、“小麦粉の代わりに大豆粉を使える”ということは、つまり、大豆粉の代わりにも小麦粉を使えるからだ。それに、大豆粉は、弱火で焼けば焦げにくいというだけであって、価格以外の面では、小麦粉の下位互換である…。

(2025年8月31日)

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2025年8月22日(金)
[大逆転裁判] 1-3…あぁ〜女の子がカワイイなぁ!(心神喪失)


 
なんかまたカワイイのが出てきた…


 
「大逆転裁判」は、『1』の3話である。密航船のガバガバ密室事件を乗り越え、成歩堂龍ノ介(以下、龍ノ介)と、その助手のこと 寿沙都すさとちゃんが、大英帝国・倫敦ロンドンへと到着したところからである。もう、さすがに女の子のかわいさしか褒めるところがなくなってきた…。

 さて。今回の第3話は、変則的であるが、「探偵パート」「法廷パート」という、
逆転裁判の基本的な流れに準じており、まずはロンドンの首席判事に会うところから話が始まる。なお、「判事」という職業に見覚えがなかったので調べてみたが、ほぼイコールで「裁判官」と捉えて良いようだ。明らかに黒幕感のある見た目であり、今作は予想の裏のそのまた裏を行く展開が多いので、普通に、この人がラスボスなのであろう。
 …何はともあれ、この人の計らいで、本来の司法留学生でなかった龍ノ介が、裁判に参加できるようになった。良かった〜。
「ところで、君はどうやってロンドンまで来たのかね?」とか聞かれていたら、バカ正直に「密航です!」と答え、弁護士でなく被告人として裁判に参加しているところだった。
 ――その後は、従来のように、探偵パートと法廷パートを区切るのではなく、「探偵を終えて法廷に移動すると、裁判に参加となる」という、新鮮な演出が為された。これまで基本的に、探偵ラストが結節として良かったため、そこで一区切りというのが自然だったのだが、今回のように“特定地点へ移動すると裁判が始まる”というのも、物語が地続きになっていて良いと思う。
裁判所は、現実世界に存在するのだ。有りそうで無かった、良演出である。

 そして。現時点での、このゲームの良いところをあえて挙げておくと、
女の子がかわいい。
 …まず、メインヒロインである
寿沙都ちゃんであるが、暗黒の第2話の冒頭で3連続で投げてきて、カメラがゴロンと転がる演出が繰り返されたときには、ダメそうですね…と思ったものだったが、その後は味方側のキャラとなり、龍ノ介のサポート役として、大いに活躍し、ゲームを華やかにしてくれる。ちなみに16歳である。16進数と言われても違和感のない落ち着きっぷりだ。なお、キャラ付けとして、龍ノ介と、お互いに敬語を使って喋っているところが、たいへん良い。男女がお互いに尊敬し合っている感じがして、なんというか、大正ロマンである(※明治です)
 ――さらに、新キャラとして、主要キャラである「アイリス・ワトソン」と、スリの少女の「ジーナ」が初登場した。
ワトソン君は、ホームズの相棒で、本作では文筆家研究者ロリババアと、便利要素の詰め合わせになっているようだ。“本作の第2ヒロイン”として、タイプの違うかわいさを魅せてくれることに期待である。ジーナは、現時点では特に好きにはなれなかったが、どうやら準レギュラー級のキャラとなり、今後も出番があるらしい。

「コゼニー・メグンダル」っていうネーミングと、悪者感が出てくるところは良かったが…


 とまあ、良かった話はここまでだ。「裁判パート」については、
今回もメッチャクチャであった。
 …まず、
一応は褒められる点についても挙げておこうか。まず、裁判が始まると同時に、弁護側に不利な証拠がドバドバと出てくる感じは、昔ながらの「逆転裁判」を彷彿とさせ、非常に良かった。また、「群衆裁判」=陪審員が存在する点は、やや演出としてクドく、判定にリアルさのかけらもないのだが、ただ「6人の陪審員の中で矛盾している発言同士をぶつける」という方式は、新鮮さがあった。新しいゲームなのだから、新システムを楽しんでいくべきである。
 ――また、本作は、本家「逆転裁判」の『5』と『6』の間で登場した作品であり、“完全3Dでの2作目”ということもあって、多くの3D演出が導入されている。事件現場かつ証拠品の乗合馬車が登場し、中をリアルタイムで調べられるというのは、とても新鮮な気持ちであった。また、「龍ノ介が歩き回りながら喋り」「ときどきカメラがググっと動く」といった演出は、
シーンごとのスパイスを増してくれるものであり、3Dの良さが出ていると思った。

 とはいえ。そこまでは良くとも、
肝心の事件内容がグチャグチャである。クソクソクソクソ!!! 有り得ない!!!!!
 …まず、今回の事件であるが、
完結しない。一応、被告人に「無罪」の判決は出るのであるが、これは「証拠が不十分で裁判が続けられなくなった」というのが理由である。それで、判決延期ではなく、無罪を出してしまった。しかも、限りなく黒に近い被告人に、である。
 ――やれ。もし、「一事不再理」のルールが当時の裁判にもあったのならば、これで同一案件での裁判はできなくなり、犯罪者を取り逃がしてしまう。
本作の弁護士というのは、その手助けをする仕事である。善悪自体もそうだが、なんでわざわざゲームでそんな気持ちにさせるの?


大逆転裁判1-3「疾走する密室の冒險」について

事件の大まかな流れ
・乗合馬車の室内で、殺人事件が起こる。まず、馬車は、以下のような特徴を持っている。
室内と、屋上の、2つの客席に分かれている。
天窓があり、屋上側から室内の一部を見ることができる。天窓の鍵は、屋上側のみから開けられる。
室内の座席の下には、荷物置き場があり、女性や子供程度なら隠れることができる。
・この馬車の中から、死体が発見され、その際に室内の座席に居たもう1人の人物が逮捕された。当時、屋上席には2名の乗客がおり、どちらも走行中の車両で死体を目撃している。
・事件の結末としては、以下@Aのどちらかが考えられるが、
確定せずに、被告人に無罪判決が出てしまう。なお、@Aともに、動機は存在する。
@
被告人が、本当に有罪で、被害者を殺害した。その際、座席の下に隠れていたスリの少女と共謀し、刃物と手袋によって、偽の目撃証言を作った。また、法廷で、スリの少女に発煙弾を発射させ、その隙に証拠品の馬車に細工をし、Aの結末に見えるようにした。
A上で述べた内容は全て嘘であり、
屋上に居た2名が共謀して、被害者を殺害し、天窓から落とすことで、室内にいた被告人に殺人の罪が被さるようにした。スリの少女の発煙弾は、事件とは無関係で、馬車への細工も言いがかりである。

それっておかしくないかな? リスト
「犯罪者の弁護をする」というテーマ自体が、よほど丁寧に扱わなければ、プレイヤーに不快感を与えてしまうものである。
もちろん本作では丁寧に扱われていないため、不快なまま物語が終了する。
「証拠不十分で、悪人が無罪で終わる」は、現実ならともかく、ゲームの題材としてはふさわしくないであろう。逆転裁判じゃなくて
曖昧裁判に改名しろよ。
・被告人が、自分有利の展開となるように、勝手に話を進めていく。「あなたのほうが弁護士に向いているのでは?」とギャグっぽく流されているが、
本来、プレイヤーが行うべきことを他人に取られているという意味で、笑えない事態である。そう言えば、『4』も、新主人公の王泥喜の活躍が、成歩堂に取られているという指摘があったっけ。そんなに『4』をやり直したかったのか。
・そんな消化不良の裁判が終了したのちに、
調査中の馬車が燃え上がるアニメシーンで、3話が終わる。中に人が乗っていることが示唆されており、話の流れ上、無罪となった被告人が殺害されたのだと思われる。悪人が、法の断罪を受けるでもなく、他の犯罪者によって殺されて終わる。プレイヤーに何を楽しんでほしいのか、全く見えてこない。

・新検事は「死神検事」という異名を持っているそうだが、マントをまとっていたり、ワインを嗜んだりする姿から、どちらかと言えば
吸血鬼をイメージしているように感じた。死神だったらワインじゃなくてリンゴだしなあ。作品が面白ければ、こんな他愛ないツッコミも多く入れられたのだろうが…。

これはおかしくないよ! リスト
・少なくとも、第1話や第2話ほどには、極端に手口が破綻しているとは言えない。
事件のハッキリした結末が出ていないからかもしれないが…。
・純粋にプレイヤーの記憶力を試されるゲームパートが存在するが、これまた、1話や2話ほどには飛躍した発想を求められない。



クソ展開すぎて、「人肌で暖める?w」みたいなくだらんツッコミをする気もなくなる


 とまあ、こんな感じで。今回は、トリックではなく、
ストーリーのほうが終わっている。かわいい女の子キャラや、楽しめる新システムなどもあるが、何度も述べている通り、逆転裁判は物語を読むゲームであり、それの質が低いというのは、救いようのないクソとしか表現しようが無い。
 …ちなみに。今回の事件は消化不良で終わるものの、
この後の展開として、第5話に繋がるようだ。一応、“1つの事件が前後編として2コ話に分けられている”というパターンは、本家『5』の4&5話が存在する。そのような形式が取られた理由については、細かく覚えていないのだが、少なくとも、今回の事件ほど気分が悪いということは無かった。その他にも、「事件がまるで完結しないまま裁判が終わってしまう」なんて例は、あるわけがない。あの「逆転裁判4」ですら、全てしっかりと判決は出していたぞ。
 ――また、“犯罪者を弁護する”というのも、本家『2』の4話にて行われているが、それについても、様々な仕掛けが用意され、その話の中で、しっかり決着を付けている。今回みたいに、「どうせシリーズファンは着いてきてくれるだろう」という感じにはなっていないのだ。
開始10時間が全てクソでも、その後も遊んでもらえると思っているのは、甘ったれすぎだ!!

 ちなみに。今作は、「タクシュー」と呼ばれる、『1』『2』『3』のシナリオライターが、久しぶりに関わったということでも知られている。ちなみに、
あの『4』も“タクシュー”なのだが、ではこの「大逆転裁判」の出来はどうか言うと…間違いなく、『4』の再来である。やれ、“ドットの匠”とかと同じで、スタッフの神格化って、ロクなことがねぇなあ。

(2025年8月31日)

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2025年8月21日(木)
[地球防衛軍4.1] レ ッ ド カ ラ ー 飛 行 ビ ー ク ル


 
やっぱ動きの多い作品は本体機能の録画だとキツいか


 
「地球防衛軍4.1」は、非常にひっそりと進めており、最高難易度の一歩手前であるHARDESTにおいて、DLC2の攻略に到達した。
 ――そして、「DLC2-7 / 侵空 [HARDEST]」にて、『4.1』で新登場した
レッドカラー飛行ビークルと初邂逅したのであるが、HARDとは別次元の、恐ろしい強敵と化していた。えっ、これでまだ、一つ上があるの?

 まず、原種と言える
「飛行ビークル」については、『4』で初登場した敵であり、意識高い系マウスみたいな形状で空を自在に飛び回り、「機体正面の極小範囲しか狙えないが、火力と照準補正の高いレーザー」で攻撃を仕掛けてくる。その仕様上、地上の1点に居ると、通り抜けざまの一瞬しか攻撃されないが、“敵の進行方向”に向かって回転回避をしてしまおうものなら、相手の思うつぼであり、逃げた先までレーザーでゴリゴリ焼かれてしまう。
 …そして、
「レッドカラー飛行ビークル」は、アップグレード版の『4.1』の、それもDLC2でのみ登場する敵だ。地球防衛軍シリーズは、2作ごとに敵セットを一新する方向性で制作されているため、次作以降には登場していない。レッドカラー飛行ビークルは、ザ・ゾディアック・エイジ的存在の『4.1』の、それも重度のオタしか購入しないDLCで初登場とあって、とても影が薄い相手である。実際、HARDの時は、「味方が自分1人」&「回復アイテムが集めづらい」という制約がある、DLC最終ミッション:「星の牢獄」でのみ、ようやく脅威となりえる程度の敵であった【日記:2025/5/7】
 ――しかしながら。上位の難易度のHARDESTにおいては、原種である「飛行ビークル」ですら、当初はクレー射撃と侮っていたものの、本編シナリオが進むにつれ、苛烈きわまる敵となっていった
【日記:2025/5/20】。それだけに、強化版である「レッドカラー飛行ビークル」が、どれくらいの敵になるかというのは、恐れ半分・恐怖半分で、楽しみにしていた…。

 さて。地球防衛軍4.1のDLCでは、1&2で、合計
49ミッションが存在する。そのうち、33番目に位置する「DLC2-7」まで進めると、ようやくレッドカラー飛行ビークルが初登場をしてくれる。だが、ひと目見て、これはヤバいと感じる敵であった。
 …まず、真っ先に気付くのは、
移動速度である。速い、そして巡回範囲が広い! とにかくもう、間違えて倍速再生をしてしまったかのようなスピード感であり、狙撃に非常に苦労する。索敵範囲の広さは、狙ったものではなく、単に勢い余って飛びすぎているだけなのだろうが、敵同士のリンクが増え、不意に複数体を呼びやすくなっており、立派な脅威である。なお、あまりに速いので、記憶違いか何かと思ってHARDをやってみたが、敵は止まっているかのような雰囲気であり、やはりHARDとHARDESTで、大きく速度が違うようだ。大丈夫、安心して。これが最高難易度じゃないよ。
 ――また、火力については、敵は新たに
必殺技を獲得した。通常攻撃と言える“すれ違いざまの射撃”でさえ、約1000ダメージと十分に脅威である。だが、相手は、その火力を一点集中させるために、「下を向きながら対象の頭上をぐるぐる旋回し、ピンポイントでレーザーを当て続ける」という攻撃方法を会得した。これもまあ、“そういう必殺技が新設された”というよりは、恵まれた機動性を火力に活かそうとした結果、偶発的な行動パターンとして発生したのだと思われる。だが、その火力は本物であり、一瞬で3000もの体力を削り取られる。私の10000という数字は馬鹿アーマーなので置いておいていただき、3000というと、まあ、HARDESTならば一撃必殺と考えて良い。そして、およそ現実には有り得ない飛行機動によって、次々と味方が焼かれていく様には、ゲームの中ですら、恐怖を感じるというものだ。
 ちなみに。体力については、高火力の「ライサンダーF」にて5発と固い。なお、計算式の都合上、敵の耐久力は、2足歩行ロボである「ヘクトル」とまったく同じになるようだ。レッドカラー飛行ビークルは、まさに
空飛ぶ戦車である。なんか凄く地震攻撃に弱そうだな…。

攻略不可能()さんは、ラスト2つ前からこんなところまで落ちましたが、まだ過大評価


 そんなわけで。「地球防衛軍4.1」については、プレイ開始が去年11月ごろであり、
もうじき1年となってしまう。間に、PS5やスイッチなどで、多数のゲームを挟んでおり、なかなか終わらせられていない。もちろん、プレイが長期化したのには、「各難易度ごとに、本編→DLC1→DLC2と通してプレイする」という厄介な方針を採用しているという理由もある。DLCは、1つ上の難易度に匹敵するか、それを超える難しさがあるうえ、新武器の入手も中途半端なため、INFERNO以外はバランス調整が丁寧ではなく、アーマーゴリ押しとなりがちで、プレイ意欲を保つのが難しい。しかしそれでも、いくらなんでも1年は掛けすぎである。
 ――ただまあ、それだけ散発的なプレイとなっても、
やはり、このゲームは面白いのだ。ここ最近は、やることが多すぎて、「純粋な暇つぶし・楽しみのためにゲームを遊ぶ」という機会は、極端に少なくなった。だが、そういうときに、ふと地球防衛軍をプレイすると、安定した楽しさを得られる。基本ルールがシンプルだからこそ、中毒性があるし、いつ遊んでも面白いのである。もう、ずっとこのゲームだけでも良いくらいだ。なんとかして、地球防衛軍を収入源にできないかなあ(無理)。あ、19日から配信開始している、PSplusゲームカタログの「地球防衛軍6」もよろしくね!

(2025年8月31日)

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2025年8月20日(水)
[ワイルズ] モンハンワイルズに「オメガ」が登場ww


 
殴り合いしたらミラボ以外は倒せそう


 驚愕の情報である。「モンスターハンターワイルズ」に、コラボかつ第3弾大型アップデート枠として、
ファイナルファンタジーの「オメガ」が登場するというのだ。「オメガウェポン」のほうではないので、完全なる機械モンスターの初登場である。
 …さて、まず、モンハンシリーズは、プロデューサーが関西人ということで、お祭り好きなためか、かねてから、様々な作品とコラボをしてきた。しかしながら、その内容は、「衣装」「装備」に、そして「コラボ先の敵をテーマとした既存モンスターのクエスト」、その他にも「ミニゲーム的なゲーム要素の追加」など、小粒なものであった。もっとも、
コラボはあくまでオマケであり、これくらいの扱いであることに、特に不満の声が上がることも無かった。
 ――ところがどっこい。PS4世代のハードで登場した『ワールド』のFFコラボにおいては、
「ベヒーモス」が、完全新規モンスターとして登場をした。モンハンシリーズにおいて、コラボ枠で完全な新モンスターが追加されるのは、このベヒーモスが初めてだ。なお、具体的なコラボ相手は、オンラインゲームの「FF14」であり、登場するのは『14』のベヒーモスということになるが、「筋肉隆々の獣」というオーソドックスなスタイルであり、FFシリーズのファンなら、「そうそう、これこれ!」と思うような見た目になっている。

 さて、そのベヒーモスの内容としては、独自性もクオリティも
高すぎであり、むしろモンハンオリジナルのモンスター以上に目立ってしまった。
 …まず、「戦闘」であるが、超大型モンスターとしての物理攻撃はもちろん、FFシリーズにおける魔法は、竜巻・落雷・隕石などと、モンハン的な超常現象に上手く落とし込めている。そして、元となるFF14が完全オンラインゲームであることからか、モンハンワールドのベヒーモスは、“ソロ用の体力が存在しない、オンライン前提のモンスター”となっており、
「敵視」「エクリプスメテオ」などと、多くの独自要素が導入された。
 ――とりわけ、
「エクリプスメテオ」は、“敵の即死技を、特定の位置に移動することで回避する”という内容であり、その後に「ムフェト・ジーヴァ」「アルバトリオン」「ミラボレアス」「ジン・ダハド」など、多くのモンスターが、似たような技を使ってくることになった。コラボモンスターが、モンハン本家のゲーム環境に影響を与えてしまったのだ。外来種の侵略か?

 ちなみに。『ワールド』におけるFF14コラボクエストは、複数の構成となっているが、大きく分けて3つである。まずは、クリスタルを手にした、
巨大なクルルヤックとの戦いだ。これは、チョコボをモチーフにしたのかもしれないが、意外と強く、侮れない。
 …そして、それが終わると、いよいよ本丸の
ベヒーモス戦である。“他ゲーとのコラボ”という軟派な内容に反して、そのままソロで戦って勝つのは絶対に無理と言えるレベルの尋常ならざる強さであり、大人しく、オンラインで光の戦士を集めて挑むと良い。なお、倒せないと、拠点BGMが、ずっとFFシリーズのメインテーマ(通称「国歌」)から変わらなくなってしまったりする…。
 ――さて、そんなこんなで、ベヒーモスを倒すと、本筋は終了だが、更なる強化個体として
「極ベヒーモス」という敵が出現する。これは、「火力上昇」は当然とし、「行動パターンの激化」に、「体力が1.5倍に向上しているにもかかわらずクエスト時間が短縮される」など、厳しすぎる仕様となっている。各種の歴戦王を遥かに凌駕し、オンライン4人でもぶっちぎりの強敵、ソロ討伐など、プロハン行為そのものであった。

 その他、戦闘以外の内容としても、まずはFF14から、
幾つものBGMが輸入されている。例えば、ベヒーモスとの戦闘中では2曲が用いられており、前半は重々しい雰囲気だが、後半は強敵に挑む勇気を感じさせるような楽曲となっている。題名は、天より降りし力」【YouTube】というものらしく、FF14のメインテーマの一つとして捉えられているようだ。
 …また、装備としては、
ガリこと竜騎士の見た目の「ドラケン」と呼ばれる防具を作ることができる。このドラケン装備、「超会心」「見切り」「攻撃」など、会心を前提とした戦闘に非常に向いており、しかも、4部位以上で、切れ味減少を抑える「達人芸」が発動する(当時は「会心発生=100%切れ味消費ゼロ」という内容)。頭だけネルギガンテ防具に変えた、通称「オドドドド」は、火力の基本として、当時の環境で大流行をした。
 ――ちなみに。私は、極ベヒーモスの討伐を主題として、
「ベヒーモス討伐記」という題名で、やり込み日誌枠を用いて、モンハンワールドのミニ日誌を連載した【該当プレイ日誌】。結論から言うと、極ベヒーモスのソロ撃破はできなかった。それより遥かに簡単な、通常個体のベヒーモスのソロ討伐を、息も絶え絶え行えたという感じである。だがまあ、当時を知る人であれば、それでも頑張ったほうと思っていただけるだろう。極ベヒのソロ討伐なんて、それこそ、「モンスターハンター」「武神闘宴」なんか比べ物にならないくらいの、最大級の難関であったのだ。

 ちなみに、モンハンスタッフは、このベヒーモスコラボに味をしめたためか、その後も「ウィッチャー3」とのコラボで、
「レーシェン」という完全新規モンスターを登場させている。「ユニークなRPG体験」というクソつまらなそうな宣伝文句に、“既存モンスターのリオレウスを起用したメインビジュアル”から、全く期待をしていなかったのだが、非常に良い意味で期待を裏切られることになった。なお、強化個体と言える「エンシェント・レーシェン」は、これまたオフライン難易度が存在せず、協力プレイ前提で、ソロ討伐は極ベヒ級の難関となっている。ベヒーモスの影響は、かくも大きかったのだ…。

我はメシアなり! ハッハッハッハ(違)


 というわけで。前回のFFコラボである「ベヒーモス」は、それくらい強烈であった。そのため、「モンスターハンター」「ファイナルファンタジー」も、共にライフワークとなっている私としては、
ワイルズの「オメガ」にも、同じくらい期待をしてしまうのだ。

 では、ここで、FFサイトらしく、
「オメガ」という敵についても、軽く紹介しておこう。初出は、SFCの「ファイナルファンタジー5」であり、ラスダンの道中で唐突に登場する。雑魚敵と同じシンボルであるが、いざ戦ってみると、凄まじい速さで行動し、必殺技の「波動砲」で、訳も分からず消し飛ばされてしまう。しかも、こちらから攻撃しようにも、回避率と防御力が異様に高く、まるで攻撃が当たらない。その隙間を縫って、何とかダメージを与えると、「ロケットパンチ(HP半減+混乱)」「マスタードボム(無属性・防御力無視の大ダメージ)」「サークル(吹き飛ばし)の中から、凶悪な2連続カウンターを行ってくる。FF5において、「神竜」と並んで倒すのが難しく、“2大裏ボス”と言える存在である。
 …さて、そのFF5でのデビューが、
あまりに鮮烈だったためか、以降のFFシリーズにおいても定番モンスターとなり、多くの作品で、裏ボス枠を務めている。「オメガウェポン」という名称のこともあり、こちらは機械ではなく、生物的な印象を受ける相手となっている。なお、同期の「神竜」とは、仲良しというわけではなく、追ったり追われたりの敵対関係にあることが多い。これだけ時間が経ったのに、まだお互いを求め続けている。愛かもね★(カプ内失礼)
 ――ちなみに。私は、FF5について、既に低レベルクリアーの攻略を完了している。「オメガ」は、通常プレイで倒せていなかった敵ということで、
やり込み攻略における目玉コンテンツとして捉えていた。結果、通常タイプの「オメガ」については7通り、そしてGBA版の追加要素である「オメガ改」については8通り、それぞれ倒し方を編み出している(日誌:【原種オメガ】【オメガ改】いやもう、とんでもねぇよなあ。ここまで深掘りしてしまう私も凄いし、原作が30年以上前のSFC作品というのも凄まじい。さすがに、ここまで執念深くやり込むのは、二度と出来ないだろうと感じさせるものだ。いや、2年前は既にフルタイムで働いていたので、理論上、「管理人の日記」の毎日更新さえやめれば、これくらい書けるはずなのだが…。

 ところで。ワイルズに新登場するオメガ様は、
「オメガ・プラネテス」という個体らしい。
 …やれ、私は、FF14を未プレイなので、詳しくは知らないのだが、どうやらグラフィックはFF14のオメガで、「プラネテス」という2つ名は、ワイルズに
出荷される際に、新たに付けられたということのようだ。ティザー映像【YouTube】では、雪山に登場し、ハンターさんを元気に波動砲で吹き飛ばしてくれている。
 ――というわけで。具体的に期待できる要素として、「単純な戦闘相手」としてはもちろん、「武器・防具といった装備品」「FFコラボとしてのミニシナリオやBGM演出」、そして強化個体の
「極オメガ」(絶オメガ?)が登場するか否かなど…つまり、全てが楽しみである。

 なお、前述の通り、オメガは
完全なる機械モンスターであり、モンハン本来の世界観からは、大きく逸脱している。ただまあ、今さらそれを気にする人も、そこまで多くはあるまい。“魔法のような力”を使うモンスターなど、ずっと昔から登場してきているし、『ライズ』や『サンブレイク』では、弾幕STGのような、割り切った範囲攻撃をしてくる敵も、数多く登場した。機械くらい、それがどうしたというものだ。面白ければヨシ!
 ――さて。モンハンワイルズにおける「オメガ」の配信は、9月下旬とされているらしい。
今から約1ヶ月後だ。また楽しみが増えてくれた。そこまで耐えれば、暑さも和らいでくれるし、底抜けの含み損も回復してくれ、積みまくっているゲームも片付き、腹部の痛みも治ってくれるはずだ。スーパーでは秋の味覚が並び、季節の変わり目らしく、景色はキラキラ輝いてくれるだろう。きっと、何もかも上手くいく!

(2025年8月31日)

登録タグ/ ゲーム一般 モンハン
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2025年8月19日(火)
Windows11、白黒になってしまう…


 
せっかくだから、私はこの赤の扉を…赤くないぞ、気を付けろ!


 難題が舞い込んだ。我が社において、部署のWindows11のパソコン1台が、
白黒になってしまったのだという。
 …さて、電話を取ったのは、私である。話を聞いて、いつものように、どうせディスプレイの故障だろう…と思い、リモート操作を繋げてみた。すると、なんと
リモートでも白黒である。ということで、ハードウェアではなく、ソフトウェア的な異常が確定だ。だが、ソフトウェアの異常で、白黒とは…?

 その後、いちど電話を切り、少し調べてみると、どうもWindows11には、
「カラーフィルター」という機能があるらしいことが分かった。デスクトップを右クリックしての「個人用設定」(旧:画面のプロパティ)などから、「アクセシビリティ」「カラーフィルター」と進み、その中の「カラーフィルター」「グレースケール」となっていると、画面が全て白黒で表示される。それをOFFにすれば良いということだ。
 …というわけで。これにて問題解決! と思ったが、
実際には、これでも直らなかった。というのも、“会社のPC”においては、目的外利用や破壊行為を防ぐため、設定可能な項目を制限していることがある。そして、我が社においても、「一般ユーザー」でログインした場合、この「アクセシビリティ」項目を変更できないのだ。
 ――どうにも分からず、許可を取って現地に向かい、秘密の方法を使って、「管理者ユーザー」でログインをしてみたが、すると、
その瞬間にカラーリングが普通に戻った。改めて、原因が「ディスプレイの故障」ではないことが確定し、加えて、PCハードのグラフィック出力が故障しているという可能性も消え失せた。やれ、アクセシビリティの項目は、ユーザーごとに管理されている。つまり、原因は、「該当PCの一般ユーザーにおいて、アクセシビリティのカラーフィルターがONになっている」で確定である。

 だが、問題を切り分けできたは良いが、
肝心の解決ができない。「『管理者ユーザー』でカラーフィルターをOFFにする(通常のカラーリングに戻す)という行動をしても、前述の通り、“ユーザーごとに設定内容が管理されている”ため、「一般ユーザー」を使う = 現場の社員がIDカードでログインすると、再びカラーフィルターがONになり、白黒世界へ戻ってしまう。やれ、パソに詳しくない女性職員さんなどから見ると、さぞ異様な光景に思えるだろう。私から見ても異様だよ!!
 …そして、一般ユーザー側でログインしてしまったあとは、設定可能項目が制限されており、アクセシビリティの項目は変更できない。各種のプロパティから進んでいっても、設定画面へ辿り着けずに行き詰まる。ショートカットキーである「Ctrl+田+C」も、リモート/現地の両方で試してみたが、駄目だった。
むしろ、この状況で、どうやってグレースケールをONにしたのだ?
 ――やれ、聞いたところによると、今回の事件が起こった理由は、
「画面が暗いから、明るくしようと思って、いろいろ触っていたら、白黒になってしまった。細かい操作は覚えていない」ということらしい。だが、私を含めて、我が社における“パソコン最高戦力”を集めて、皆でウンウンうなりながら頭をひねって、それでも全く分からないことを、自然とやらかした人間が現場に居るのだ。野生のスーパーハッカーかよ。

さすがにこれは肉


 ということで。この白黒事案は、
残念ながら我々では解決不能であり、F通に通報するハメになった。あまりやりたくない手段である。私たちは、“この手の問題を解決するために存在する部署”なので、それが行えないのは、敗北感が凄まじい。あと、F通は遅い。自分たちの問題と思っていないのだろう。
 …そういう感じだったのだが、この問題については、本日、意外な形で解決を迎えた。どうも、「歯車マークの『設定』」「コントロールパネル」「個人用設定
(旧:画面のプロパティ)などは駄目だが、画面右下のミニメニューからは、設定変更が可能なようなのだ。見つけたのは、完全に偶然である。
 ――というわけで。土日を挟んで、私は再び、該当端末へのリモートを申し出る。そして、一般ユーザーでログインしてもらった後に、右下のミニメニューからスピーカーのアイコンをクリックする。このアイコンは、スピーカーとディスプレイ?
(有線ネットワーク)のアイコンが2つ並んで1つ扱いになっていることもあるようだが、音声だけでなく、映像についての設定も行える。そしてそこに、目当てのアクセシビリティの設定項目が…無い。私は非常に狼狽した。おかしい、これで問題解決ができるはずなのだ! 自信満々に電話を掛けてリモートまでさせてもらったのに、再び電話を切って検討に逆戻りというのは、カッコ悪すぎる。
 が、
私も、この道のプロである。その場で、型落ち品の頭脳をフル回転させ、そして解決法を編み出した。該当メニュー内の鉛筆マークをクリックすると、項目を追加できるので、そこから「アクセシビリティ」を表示するように変更する。その後、アクセシビリティの「カラーフィルター:グレースケール」をOFFにすることにより、ようやく、色のある世界を取り戻せたのである。

 というわけで。偶然の発見と、そして私の機転もあって、今回の
Windows11白黒案件は、無事に解決することができた。
 …しかし。電話では言い出せなかったのだが、これは
故意に引き起こされた事案ではないだろうか。なにせ、偶然に起こるにしては、操作が複雑すぎる。もし本当に、“いろいろ触って白黒になってしまった”のなら、即座に気付き、同じ操作で元に戻すだろう。そして、右下のミニメニューなんて特殊なところを触っていたのだから、「画面右下のほうを触っていたら白黒になってしまった」などと、何か記憶に残っているはずだ。それを全く覚えていないどころか、むしろ設定項目を隠してしまう。これらが全て偶然というのは出来過ぎであり、意図的な破壊活動と考えるほうが腑に落ちるものだ。
 ――ちなみに、問題の調査のために、私は現場に出向いたのだが、「私に会いたくてパソコンを壊した」という雰囲気は全く感じなかったので、ひょっとすると、職場に不満を持つ人間が、“ちょっとしたイタズラ”というつもりでやったのかもしれない。まあ、気持ちは分からないでもないが…私はともかく、現地は割と困ったと思うので、もし、わざとだったなら、やめておいたほうがいいと思うな。




おまけ
当初、Copilotは、こんな人畜無害な画像を作ってきやがったので、邪悪な感じに魔改造しました。

(2025年8月31日)

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2025年8月18日(月)
[大逆転裁判] 「逆転5」…ヒロイン曲で殺人ギャラリー


 
みぬきちゃんのかわいい太ももを見抜くために3:2にした。後悔はしていない。


 今回から、
「大逆転裁判」のゲーム日誌としつつ、「逆転裁判」シリーズの過去作を振り返っていく話も入れていこうと思います。うむ、“1話につき約5時間のゲームプレイ”に対し、日記が1日分しか書けないというのは、効率が良いとは言い難い。前回の「メトロイドドレッド」の時なんて、ドレッド本編のゲームプレイより、むしろ、過去作の装備品の思い出のほうが多かったくらいだしな〜。

 その第1回は、
「逆転裁判5」を挙げてみたい。3DSで2013年に発売した本編作品であり、いつもの成歩堂王泥喜に、弁護士ヒロインの希月心音を加えた、トリプル主人公制を採用している。
 …さて、『5』の最大の特徴としては、「逆転裁判4」以来、
6年ぶりとなる、久々の本編作品ということだ。ご存じの通り、「逆転裁判4」は、伝説のシリーズ殺害ゲーであり、単品の作品として不出来なことは当然として、シリーズを通した作品展開まで困難にしてしまった。例えば、スピンオフの「逆転検事1&2」は、『3』と『4』の間(正確には、『4』の発端となる事件発生まで)の、非常に短い期間を舞台とせざるを得なかった。かくして御剣は、2ヶ月で10個の難事件を解決したということになり、こっそりとシリーズ最強の超人検事と化している。
 ――ちなみに、その「逆転裁判5」の評価であるが、ご存じの通り、「123には及ばないが、4よりは楽しめる」という程度に落ち着いている。低難易度や、コミカルすぎる作風など、問題は無いことはないが、
少なくとも『4』ほど極端に破綻しているわけではない。また、シリーズの流れとしても、『4』を完全に無かったことにする(例えば、変わらず成歩堂のみを登場させ続ける)といったことはせず、かといって言い訳集にもせず…という感じで、悪くない落とし所に出来ている。あの状況から、シリーズを蘇らせたというだけでも、大したものだ。そして、その後の「逆転裁判6」は、『5』で好評だったキャラ描写を更に掘り下げ、「456王泥喜セレクション」として、4から始まるシリーズを、無事完結させるに至った。FF13-2もビックリの、まさに逆転劇である。

コラ、シズヤレイ!


 ところで、そんな「逆転裁判5」では、シリーズにおいて、
「ギャラリーモード」が初搭載された。作中での名称は「スペシャルコンテンツ」という名称であり、「イベントカット集」では静止画を、「ムービー集」ではアニメ映像を、「クイズ逆転推理」では謎解き形式のミニシナリオ(序章以外は有料)を、それぞれ楽しむことができる。ちなみに、「クイズ逆転推理」は、リマスター移植の「456」には収録されていないので、非常に地味に、3DS版・スマホ版でオリジナルのコンテンツとなっている(※追加エピソードの「特別編」は収録されている)
 …さて、その「イベントカット集」であるが、そこでは、BGMとして、
『5』のヒロイン:希月心音のテーマ曲【YouTube】が流れ続ける。固定1曲であり、変更は不可能だ。題名に、彼女の口癖である「Let's do this!」が付けられており、聞いていると元気になるような、「逆転裁判5」を代表する1曲ではある。
 ――しかしながら。逆転裁判は、大半の事件において、殺人事件を取り扱っている。そのため、そのイベントカットとなると、ほとんどが「殺人現場」や、「その証拠品」を示した画像となる。かくして、逆転裁判5のギャラリーモードでは、
明るいヒロインテーマの中で、血生臭い事件のイラストたちが並べられるという、サイコパスな演出が為されるのだ。

 さらに。3DSは、カートリッジ
(カセット)にセーブデーターを保存する形式である(※DLCは本体紐づけ)。初プレイ当時、私は中古パッケージを買っており、既に全てが解禁されていた。そのため私は、ゲーム本編をプレイする前に、最終話までのイベントカットを見ることになったのだ。元気で明るいBGMの中、まだ知らない殺人シーンを大量に見せられ、何なんだこのゲームは…と、恐ろしい気分になったことを覚えている。
 …ただし、カプコンも、“中古でソフトを手に取る人”のことを想定していたのか、「逆転裁判5」の静止画カットには、
決定的なネタバレは存在しない。1話と2話は、まあそれぞれ冒頭で犯人が分かるタイプであるから良いとして、3話以降については、犯人をずばり示した画像は存在しない。それ以外の重大な秘密に関しても秘匿されており、例えば3話では、容疑者とされる2人の男子生徒が持っている重大な秘密について、全く触れられていない。そして、4・5話の犯人にして本作の黒幕と言える“亡霊”の正体についても、これまた静止画集から計り知ることは不可能だ。
 ――というわけで、私のように、“中古で買って先におまけコンテンツから先に見る”という不届きなプレイスタイルを選んだとしても、作品の楽しみを失うようなことはなく、むしろ、
更に興味が深まる設計になっている。さすカプやん。

 ちなみに、「逆転裁判6」のギャラリーモードについては、特にこのような配慮は無かったと思う。私は、スマートフォン版でプレイをして、ギャラリーモードがあったことは覚えているが、その演出については、
特に記憶に残っていないので、多分、『5』のような素っ頓狂な演出は為されていなかったのだろう。また、リマスター版の「456」では、ギャラリーモードのUIが変わっているらしく、やはり再現はされていない。
 ――というわけで、
「ポップなヒロインテーマの中、大量の殺人写真を見せられる」という狂気の演出を楽しめるのは、3DS版およびスマホ版の「逆転裁判5」だけということだ。マジで、なんであんなことにしたのか分からないのだが、とりあえず印象に残る演出だったことは確かである…。

(2025年8月31日)

登録タグ/ ゲーム一般 逆転裁判
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2025年8月17日(日)
なんか「BLEACH」がつまらなくなってきた…


 
割とマジで、原作エピソードに戻って良かった点が、エンディングの絵くらいしか思い付かない


 私の娯楽において、ゲーム側が、
明治の逆転裁判4こと「大逆転裁判」で酷い目に遭っているが、アニメ側も大概である。ここしばらく見てきた「BLEACH」が、鬱滞感が酷く、率直に言って、面白くなくなってきたのである。
 …さて、現在のアニメの進行段階としては、200話より少し前というくらいのところだ。以前から、原作エピソードの破面アランカル篇」が放送中であったが、漫画の方の週刊連載に追いついてしまうためか、“グリムジョーの撃破”という中途半端なところで、いったん中断され、アニメオリジナルの「新隊長天貝繍助篇」が、全22話で放送された。そして、それが終わった少し後というところである。
 ――やれ、前回の長編アニオリであった「バウント篇」は、私は楽しめず、
1.5倍速を解禁してしまった【日記:2025/5/3】。しかしながら、バウント篇は特に評判が悪い例であって、以降のアニオリについては、そこまで酷い評価となっているものは無いらしい。実際、「新隊長天貝繍助篇」は、16:9のワイド画面に変わったことによるキラキラ感と、整合性を完全に無視した破面篇からの場面転換により、気分を一新して楽しむことができた。まあ、最後数話の戦いはどうかと思ったが、後の原作シナリオに影響を与えないためには、ああするしか無かったのであろう…。

 さて。そんなアニオリが終わると、再び、割り切った場面転換により、原作シナリオの「破面篇」に物語が戻ってきた。ここで、再び、一気に
つまらなくなったのである。書き間違いではない。
 …やれ、“原作つきのジャンプアニメ”というと、
普通は、原作エピソードが最も面白いものである。「長期アニメとなるようなジャンプ漫画」というと、かつては“国民的”という表現すら使われたくらいに、圧倒的な人気を誇るものであり、それを否定するなんて有り得ないものであった。そのため、仮にアニメ化の品質に問題があったとしても、「原作エピソード」の人気は不動であり、逆に、いかにアニオリの出来が良くても、「アニオリ面白い」くらいの評価に落ち着くものであった。例えば、「遊戯王デュエルモンスターズ」なんかは、まさにこれであり、原作2大長編の「王国編」「バトルシティ編」が、作品の顔と言える存在になっている。
 ――ところがどっこい。「BLEACH」については、あまりにも原作エピソードが
面白くなさすぎて、アニオリとの逆転現象が起こってしまっている。やれ、これについては、私が原作漫画を読んでおらず、かつ、2025年=鬼滅の刃のような「分割クール制」が一般的となった時代に見始めたということもあると思う。しかし、恐らくは、2008年当時に見ていた人たちも、「原作に戻った途端につまらなくなった」と思ったのではないだろうか。

再開後のこのチームの戦いがマジでつまらん…


 では、何がそんなにつまらないのかというと、
展開の引き伸ばしと、不出来なギャグである。
 …その象徴として、
「ザエルアポロ」という敵を挙げてみたい。ザエルアポロは、十刃エスパーダと呼ばれる敵幹部集団の1人であり、化学者じみたキャラデザに、敵を実験対象と捉える異様な思想、そしてフルネームの「ザエルアポロ・グランツ」という声に出して読みたい日本語により、印象に残る。やれ、十刃は、存在感の格差が激しいが、その中でも、グリムジョーやウルキオラと同じくらい目立っているキャラと言える。
 ――しかしながら、その戦闘スタイルは、
最ッ低最悪である。まず、「相手の技を封じる空間」に一行を招き、そこで戦ったというのは良かった。それに対し、石田恋次、それにペッシェドンドチャッカという、異色の組み合わせで挑み、戦闘不能にまで追い込むことができた。以上が、アニオリの「新隊長天貝繍助篇」が入る前までの展開である。当時から、間延び&不出来なギャグは有ったものの、少なくとも、極端に不快となるほどではなかった。

 ところがどっこい。アニオリから原作エピソードに復帰すると、石田チームは、相手を戦闘不能にして逃走したにもかかわらず、何故か、同じ部屋&同じメンバーで、
ザエルアポロと連戦になった。予算の切れたゲームか何かかな?
 …そして、ここで敵は、第2の形態に変身した。能力は、
「紫の液体を飛ばして、相手の分身を大量に生産する」というものである。剣撃バトルの作風に合わないネチネチとした戦法であり、しかも分身が、どうにも本気で石田たちを倒そうとしているようには思えない。一方の石田たちも、このような敵に対して、「分身を無視して本体を狙え!」という作戦を全く行わず、ペッシェ&ドンドチャッカとの冷ややかなコントを演じ続ける。読者(視聴者)が求めているのは、熱い真剣勝負だと思うのだが…。
 ――さらに、そこから建物を壊して脱出すると、ザエルアポロは第3の形態に変身し、分身を消したうえで、「敵の人形を作り、それを攻撃することでダメージを与える」という能力に変わる。
なんでそうやってすぐ戦法を変えるんだ。敵をオモチャ扱いして飽きるとすぐ捨ててしまうサイコパス系の敵キャラかよ。
 かくして、ザエルアポロは、石田と恋次の体の自由を奪い、内臓を握りつぶしてダメージを与えていくが、ここまで来ても、まだトドメを刺さない。
いい加減、もうダレてきたから、勝ち負けをハッキリ付けて、終わりにしてくれ! 石田たちも石田たちで、大ダメージで動けなくなるものの、ドンドチャッカたちの滑っているギャグに、律儀にツッコミを入れる。命がけの戦いという雰囲気に水を差し、テンポが悪化するうえに、そもそも笑えない。読者不在、やっているほうが面白いと思っているだけの、たいへん低レベルな漫才である。

 というわけで。このザエルアポロ戦は、
「二転三転したうえでダラダラと物語が進まない」という最悪の例だが、他も大概である。例えば、「十刃」は、その名の通り、10人が所属しているのだが、破面篇が始まってかなり経つというのに、現在までに、2人しか倒されてくれていない(アーロニーロ、グリムジョー)。シリーズボスと言えるグリムジョーやウルキオラはともかく、他については、気持ち良く倒されてくれても良いと思うのだが、とにもかくにも引き伸ばしがされているのだ。
 …具体例として、アニオリ終了直後には、グリムジョー戦で消耗した一護に対し、「ノイトラ」という『8』の字の鎌を持った敵が、「試合形式じゃないんだから、傷ついた敵を攻撃するのは当たり前だろ!」という、
ごもっともな理屈で襲いかかる。それに対し、マスコットキャラクターであった「ネル」という幼女が、大人形態の「ネリエル」に進化し、一護の代わりに戦ってくれる。なるほど、これで倒されるんなら、相手の格も一応は保たれるな…と思ったところで、何故か変身が解除されてしまい、ネルも一護も、再びノイトラに一蹴されてしまう。何のために進化させたんだ。
 ――そして、その裏でも、ペッシェ&ドンドチャッカが、ネリエルが大人化したことによって
いきなり真面目になり、ザエルアポロに必殺の合体攻撃を与える。やったか!? と思ったところで、ザエルアポロは、「はいバーリア!」と同レベルの後出しジャンケンにより、それを無効化する。ノーダメージで終わるのなら、なぜ思わせぶりな新技を使わせたのか。これらの展開、作劇上の意味は何なのだ?

おまけが本編


 というわけで。現在は、200話より少し前のあたり、アニオリが終わって「破面篇」が再開された直後であるが、
もうホンットに面白くない。とにかく敵が全く倒されてくれず、話が進まないのだ。せっかく出した進化形態や必殺技は無効、そして、ペッシェとドンドチャッカのつまらないギャグで、タラタラと時間ばかりが過ぎてしまう。いい加減にしろよ。なんで、ジャンプアニメなのに、原作エピソードのほうが面白くないんだ?
 …ちなみに。この先の展開であるが、どうも、「護廷十三隊」
味方幹部集団の援軍が到着し、それで十刃たちと戦いを繰り広げるんだそうだ。やれ、BLEACHでは、「味方側が苦戦すると、護廷十三隊の幹部たちが参戦する」というのが定番の流れだが、これは作劇上の都合ではないだろうか。つまり、物語を書いていて、どうしようもなくなったら、人気キャラクターを出して誤魔化すのである。
 ――というわけで。バウント篇の時と同じく、現在の一番の楽しみは、最後の「次回予告&死神図鑑ゴールデン」といった
小ネタ集である。本編に挿入されるギャグの安定したつまらなさとは正反対で、こちらは安定して面白いため、1.5倍速を使っていても、必ず等速に戻す。「新隊長天貝繍助篇」もそうだが、既にBLEACHは、“原作よりも、アニメオリジナル要素のほうが面白い”となっているのだ。

 そういうわけで。BLEACHについては、
「アニオリから戻ってきた瞬間につまらなくなる」という異常事態により、失速感が凄まじい。
 …正直、ここまで来ると、「いったん休憩して、他アニメでも見よう」というのも、有りかなあと思っている。ただまあ、それをすると、かなりの高確率で、二度とBLEACHには戻れなくなる。初の長編であった尸魂界ソウル・ソサエティ篇」が最高に楽しめたことは事実だし、令和のクオリティを持つ「千年血戦篇」も見てみたい。だが、破面篇については、もうウルキオラにも藍染にも、興味を失ってしまった。彼らは、
タンスの角に小指をぶつけて死んだことにして、早く先に進んでくれないかなあ。

(2025年8月31日)

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2025年8月16日(土)
[大逆転裁判] 1-2…シリーズ屈指のシナリオ(下から)


 
このキッレキレのポーズは良かった


 
「大逆転裁判」は、『1』の2話が終わるところまで進めた。既に、1話の時点でガバガバ具合がヤバかったが、今回の2話についても、それに匹敵するクラスの、シリーズ最低レベルのシナリオ展開であった。
 …まず、
良かったところから述べよう。それは、「シャーロック・ホームズ」との「共同推理」である。まず、現実世界(私たちがログインしている地球)の“シャーロック・ホームズ”は、コナン・ドイルの書いた人気推理小説シリーズの主人公(= 架空の人物)である。いっぽう、「大逆転裁判」では、作中世界で実在する人物となっており、探偵として、成歩堂たちに協力をしてくれる。小説の“シャーロックホームズ”シリーズも、彼の活躍をテーマとした物語として、作中世界に存在するようだ。
 ――そんなホームズだが、作中世界では、頭の回転が早すぎるためか、
ぶっ飛んだ推理を、一行へ提供してくれる。その「名推理」は、あまりにも飛躍しすぎており、そのままでは利用できない。しかしながら、常人では見落としてしまう点に気付いていることは確かであり、それを訂正していくことで、真実へ近づくことができる。これをゲームシステムとして行うのが、「共同推理」である。そんな感じで、ホームズは、「大逆転裁判」シリーズを通しての、成歩堂の相棒となってくれるのであろう。主人公を女の子にするか、またはホームズを美少女化したほうが良かったのでは…。

 さて、この共同推理の魅力は、とにもかくにも、
芝居の効いたグラフィック表現である。
 …というのも、第2話の成歩堂は、第1話に続いて、
いつものように殺人事件の容疑者となり、ホームズについても、当初は成歩堂へと疑いを掛ける側として登場する。そんな感じで、再び重々しい雰囲気で物語が始まるのであるが、そんな中、共同推理の「カメラがグルグル動作する」「比喩でなく、光源としてスポットライトが当たる」「ホームズがキレッキレのモーションをする」「何故か成歩堂もそこに参加する」という絵的に楽しげな表現は、ゲームとしての面白さを取り戻してくれるように思えた。
 ――やれ、皆さまご存じの通り、逆転裁判シリーズは、文字を読むゲームであり、ストーリーが最重要なことは言うまでも無い。ただまあ、本ではなくゲームなため、
グラフィック表現というのも大切である。かくして、この共同推理は、第2話における、数少ない清涼剤となったのであった…。

龍ノ介「気にすんな、今のはカプコンが悪い」


 というわけで、
良いところはここまでだ。今回の『1』第2話についても、1話に引き続き、ガバガバすぎる! 前と同じ形式で、まとめてみよう。


大逆転裁判1-2「友とまだらの紐の冒瞼」について

事件の大まかな流れ
・日本から英国へと向かう船の中で、以下の2つの事件が同時進行する。
@露西亜ロシアからの亡命者が、海上で船に乗りこむ。それを秘密裏に終わらせるために、船員たちが協力し、「決行当日、
客全員の夕食に睡眠薬を混ぜる」という方式で、発覚を逃れようとする。
A亡命犯が、
その存在に気付いた人物を殺害する。発覚の理由は「猫が通気口を通って隣の部屋に入り込んでしまったこと」、殺人の動機は「亡命がバレて通報されると思ったこと」、手口は「突き飛ばしたところ、偶然ベッドの突起部に首を強く打ち付けてしまったこと」である。犯人と船員は、事件を隠蔽するため、同じ部屋に密航者として潜んでいた主人公(眠っていたので事件に気付いていない)を発見し、罪を着せるために、以下の偽装を行う。
ロシア語でダイイングメッセージを残す
・成歩堂の潜んでいたクローゼットに、
当初と同じようにシールを貼り直す
・@で客全員が眠っていることを利用し、
「船の緊急停止を行う」という方式で、かんぬき型のカギを裏から掛け、密室とする。密室化した理由は、「部屋の中にいた成歩堂を、唯一の犯行可能な人物とするため」である。
・殺人事件の犯人(亡命者)は、事件が起きた隣の部屋に
そのまま滞在させる。

それっておかしくないかな? リスト
・成歩堂が、
密航者として、英国へ向かおうとする。裁判モチーフのゲームで、正義側の人物が、それをやっちゃダメだろ!

・せっかく密室殺人の構図を作ったのに、
ロシア語のダイイングメッセージを残すのは、極めて不自然である!!! 被害者の容姿からはもちろん、部屋の小物に使われている文字、その他にも、乗客リストなどを把握していれば、「少なくともロシア人ではない」ということは分かる。作中世界の犯人および共犯者が取る偽装工作として、100%完全に破綻しており、この一点だけでも十分に致命的である。マジで、シナリオ書いてておかしいと思わなかったのか?
・せっかく密室殺人の構図を作ったのに
(2回目)、成歩堂が入っていたクローゼットのシールを貼り直してしまう。これにより、「成歩堂が出てきて被害者を殺害、そのあと、中に隠れ直す」というシナリオが崩壊してしまった。これもまた、トリックの破綻である。
・部屋は、かんぬき型のカギ
(棒状の器具を横にスライドさせることで、前後に開く扉をロックする方式)で閉じられていた。このカギを、外側から掛ける方式が、「船の緊急停止を行うことで、慣性力によって、かんぬきをスライドさせる」という、現実なら絶対に選ばないであろう方式だ。睡眠薬により、客全員が寝ているからバレないだろうというのが理由だが、例えば被害者は実際に食事を取っていなかったため、同じような人が居た可能性もある。そもそも、緊急停止を行えば、必ずカギが掛かってくれるとも限らない。仕掛けが大規模な割には効果がショボい。密室を作るという目的が先行し、トリックに妥当性がないのである。
真犯人が、被害者の隣の部屋に居続ける。密室トリックで絶対安全と思っていたのだろう。急に部屋から居なくなったら不自然? いやいや、乗船時は睡眠薬で全員が寝ていたのだし…。
・犯人と、共犯者である船員たちは、「被害者の生死」「その罪を成歩堂に着せること」には興味が無く、
「亡命者=殺人事件の犯人の身を隠す」のみが目的であった。よって、取るべき行動は、殺人事件が起こってしまった時点で、「倉庫のような誰も調べられない場所に犯人を隠したうえで、被害者の部屋は密室とせず、開けたままにする」であり、この方式で、船に居た全員を容疑者にできた。「睡眠薬で、客が眠っている」という状況は、この偽装を行ううえで、極めて有利である。少なくとも、犯人の隔離だけは、絶対に行うべきだった! 目的に対し、トリックがあまりにも大規模かつ無意味で、結果、大量の証拠を残して自爆してしまっている。こんなマヌケを倒しても、ゲームとして面白いわけがない。

・小動物として、ヘビの存在が語られるが、
猫のほうは、何故か全くグラフィックとして出てこない。トランクがガタガタ揺れる演出があるので、少なくとも、「証拠隠滅のために処分された」という胸糞悪い展開ではないと思うのだが…。
ヘビは、殺人事件と関係が無い。第1話の「2丁あった銃」と同じく、不要な構成物が出てくるのは、推理ゲーとしての詰めの甘さを感じる。え、「シャーロックホームズの小説のオマージュ」? それ、私と関係あります??
・犯人は、「被害者を軽く突き飛ばした際に、偶然ネコが暴れ出し、それに驚いた被害者が転倒して、運悪く首を打ってしまった」と供述し、不幸な事故として物語が締まる。
信用できるわけがない! 何せ、この犯人は、「自分は事件と無関係」「ネコが隣の部屋に行ったことは認める」「被害者の部屋に入ったことを認める」と、段階的に供述を変化させており、最後の「不幸な事故だった」というのも、疑って然るべきであろう。むしろ、「亡命の通報を防ぐ」という動機が存在し、打撲を負った被害者への救護を行わず、船員と協力して隠蔽しようとした事実は、明確な殺意を裏付けているように思える。しかし、その辺りは、特に作中では触れられず、この第2話は終わってしまう。まあ一応、この犯人は、のちに再登場する機会があるらしいが…。

・被害者は、当初、「外傷はなく死因不明」とされていたが、のちに頚椎の損傷であることが分かる。
即死するほどに首を打ち付けていたら、内出血くらいは起こるであろう。診断をした船医も、“船のスタッフ”ということで共犯の可能性もあるが、その辺りは特に触れられなかった。
・即死と言っても、瞬間的に意識を失って死んだわけではなく、例えば数分くらいは動けた可能性があるが、そのことは特に考慮されなかった。というか、そうでなければ、ダイイングメッセージ(偽)が残せず、状況的におかしくなってしまうので、誰か1人くらいは言及してくれても良かったと思うが…。

これはおかしくないよ! リスト
「@亡命者の乗船」「A殺人事件の隠蔽」は、別の事件であり、
乗客全員の食事に睡眠薬を混ぜたのは、@を安全に行うためだ。よって、ネットで見られる、「睡眠薬を飲ませて、Aの緊急停止トリックを使うのは、最初から殺人事件が起こることが分かっていたのか?」という指摘は、@とAの因果関係を正しく整理できていないものであり、誤りと言える。しかしまあ、そんな誤解が起こってしまうくらいに、トリックが常軌を逸しているということで…。
・犯人については、「被害者の殺害時に、片耳のイヤリングを握り取られていたこと」が、決定的な証拠となった。このイヤリングを奪い返さないのは、隠蔽工作として不自然である。しかし、「亡命行為の実施」「それがバレる危機感」、そして「人が殺してしまったこと」などから、
犯人は激しく動揺していた。よって、“イヤリングの紛失に気付かなかったこと”は、必ずしも不自然とは言えない。
「寿沙都投げ」とその類似技で、成歩堂は合計6回も投げ飛ばされる。
カメラが転倒する演出もクドく、印象最悪ではあるが、少なくとも4発目については、情けない主人公に発破をかけるためであり、むしろヒロインの仕事である。最後に「私を投げてください!」と要求してくるところで、罪滅ぼしもされている。むしろ、じゃあ痛くないように布団を敷いて…などと、妖しい雰囲気を想像してしまうところであった。
・“裁判がなく、探偵パートだけで物語が終わる”とは聞いており、実際にその通りだった。しかし、私は「逆転検事」シリーズをプレイ済みのため、この点について、特に違和感を覚えることは無かった。
「亡命を秘密裏に成功させるために、乗客全員の食事に睡眠薬を混ぜる」というのは、
ハッキリ言って異様であり、眠らない客が居たり、逆に効きすぎて昏眠や死亡するような客が出る可能性があり、リスクに対するリターンが見合っていないように思える。しかしながら、船員がロシア人であり、乗客もロシア系が多いことが示唆されている。作中世界から見ると100年後だが、ロシアでは「モスクワ劇場占拠事件」というのが2002年に起きており、軍の突入時に麻酔性ガスが使用され、人質側にも多数の死者を出している。現実世界で似たような手段が選ばれているのだから、ゲームの中では、むしろ有り得て当然である。この項目を書き忘れていて、翌日朝になってから追記するくらいであり、ロシアでは別におかしなことではないのだろう…多分…。

システム的な問題点リスト
約4時間のプレイ時間
(後述のやり直しを考慮しない)に対し、マップが3つしかない(被害者の船室・犯人の船室・それらを結ぶ廊下)。やれ、GBAの頃は、『1』『2』『3』ともに、容量が16MBしか使えず、キツかったらしいが、3DSではそういうことも無いだろう。せっかくの船旅なのだから、キレイな海や空、異国情緒あふれる個性的な船客、などで楽しませてくれよ。
・終盤の、被害者の写真の指摘で、
初めてのゲームオーバーを経験した。私は、「頚椎を損傷して死亡したならば、仰向けで倒れているのが自然であり、うつ伏せに倒れているのはおかしい!」と指摘しようと、何度も背中を選択したが、受け入れてもらえなかった。すぐ近くから再開できると思いきや、かなり前に戻され、オートセーブがどこなのかも分からず、復帰に20分が掛かってしまった。なお、正しい選択先は「握られた左手」であり、その手にイヤリングが隠されていたことにより、犯人の殺人への関与が決定的になった。指摘を求められる理由は、「転倒による死亡なら、手は開かれていないと不自然」ということらしいが、そうだろうか? この事件の全体的なおかしさの中では、そんなことは些細な問題である。



「この人の胸は別に小さくないだろ」という指摘は、特に行われなかった(※妥当)


 というわけで。1話の時も、「絶対に使用がバレない毒を、わざわざ衆人環境のレストランで使う」「既に死んでいる被害者に、偽装目的のためだけに、銃撃を行う」などと、ガバガバ感が強かった。だが、2話についても、
「ロシア人ではない被害者が、ロシア語のダイイングメッセージを残したよう偽装する」「密室を装うため、船の緊急停止によってカギを締める」などと、説得力の全く無いトリックが用いられていた。ゲームの世界ということを考えても、殺人の隠蔽手段として、例えようもなく不自然である。そんなものは、解き明かす過程はもちろん、全てが明らかになったあとも、まるで腑に落ちる感じがない。これでは完全に、推理ゲーとして破綻しているのである。
 …さて、前にも書いたが、私は「大逆転裁判」について、“事実上、1&2の前後編である”ということだけが唯一の問題点と聞いていた。それが、
ここまで、物語が終わっているとは、寝耳に水だったのである。やれ、これは確かに、「シリーズ屈指のシナリオ」と表現して、間違い無さそうだ。こんなにも酷いのは、逆転裁判4くらいだからな!
 ――はぁ、疲れた。
これ、本当に、あと8コ話もやらないといけないの? なんかもう、もっと面白いゲームに時間を使いたいんだけど…。

(2025年8月31日)

登録タグ/ ゲーム一般 逆転裁判
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2025年8月15日(金)
【草】弊社、制服貸与、廃止!


 
これから何を楽しみに働いていけばいいんだ


 とんでもない資料を見てしまったのだが、どうやら我が社では、
近いうちに、仕事で使う制服の貸与が無くなるようである。
 …さて、
本日の現場も、過酷であった。私が現在、主として行っている仕事は、「『Windows7以下のとても古いパソコン』を、7月の機器交換で余った『Win8.1の端末』に、清掃&セットアップをして、入れ替えていく」という作業だ。私自身、“むやみに新品を買わず、古い物を何とか役立てていきたい”という気持ちを、常日頃から持っている。だから、現場から帰ってきたPCを、軽く分解して内部のホコリを吹き飛ばし、仮のIPと端末番号を付与して、ソフトウェアを入れたり消したりして、新品同様とはいかないまでも、気持ち良く使える状態に整えていく。そういう作業は、私が個人的にやりたいことと方向性が一致しており、仕事を通しての自己肯定感を高めてくれるものだ。

 ところが、実際に、交換の現場に行ってみると、
これまでで最も厄介であった。
 …やれ、「いないうちにサッとやってくれていいよ」と聞いていたが、横置きにしたPCの上に、ズラッと小物が置いてあり、
送風ファンの口を塞いでいる。その状態に、やや嫌悪感を覚えつつも、小物を一時的にどけて、古いパソからケーブルを抜き、新しいPCに指し直したところ…何故か全く、マウスとキーボードが反応しない。詳しく調べようにも、2つのパソでディスプレイとUSB機器を入れ替える「USBセレクター」を中心に、化け物のようなタコ足配線となっており、映像ケーブルだけでも、DisplayPortHDMIVGAの3種類が、変換端子を噛ませながら複雑に絡み合っている。そこに更に、無線マウスやUSBハブ・USB扇風機などが接続されている。ケーブルは、中途半端に“ねじり子”で巻いてあったり、複数本が机の下で絡み合っていたり、そして何故か抜けた端子がぶら下がっていたりなどと、いろいろだ。どうして職場の貸与品でこんなことをしてしまうのか。こういうのは、家でやってくれ。
 ――というわけで、もはや現場での整理整頓は不可能と判断し、色々とシラミ潰しでやってみたところ、最終的に、セレクターの1番と2番のUSBが、互い違いに刺さっていたことが判明し、それを差し替えることで、正常動作した。むしろ、
これでどうして、今まで正しく動いていたんだ!!

 とまあ、最終的には正常動作したものの、右往左往をするような、かなり苦しい作業であった。その過程で、机の上の物を動かすようなこともあったが、その際に、本日のお題である、“制服貸与の中止”について書かれた紙が、
チラッと見えてしまったのだ。
 …さて、私も、凝視をしたわけではないため、細かい内容までは把握していない。しかしながら、横目で見えた部分には、「職員の制服について、いま保有している分がなくなったら、新規の貸与は行わない」「希望者には、しばらくは追加で貸与するが、定期の配布は中止とする」「新入社員には、配布しない」という趣旨のことが書かれていた。どう考えても、
制服の段階的な廃止としか受け取れない内容だ。
 ――やれ。これで
「自由な服装での業務OK! 個性が尊重される職場!!」なんてことになるわけがない。実際の行動としては、“部門で統一された服”を職員が自主的に買っている設定にされるか、はたまた、制服っぽい雰囲気の別の服で誤魔化すか、そのどちらかになるだろう。いずれの場合も、「自由な服が楽しめる」なんて肯定的な意味は出てこず、「仕事で使う作業服」という会社が負担して当然のコストが、職員の財布から賄われることになる。実際、我が社の話として、私が入る前には、「仕事用の白靴」が支給されていた時期もあったが、それは既に私の時には無くなっていた。ならば、“そこから上”が消えていったとしても、何ら不思議ではないのだ。いや、不思議だろ、常識的に考えて…。

 さて。これらについては、既存の社員については、「新規の貸与は行わない」という形式である。そのため、いま支給されている分は引き続き使用可能であり、移行するにも、段階的に行われることになるだろう。
 …というわけで、
最も被害が大きいのは、新入社員だ。ただでさえ、仕事1年目というのは、心理的にも金銭的にも不安定な環境だ。そこに、決して安くない仕事着を、更に追加で買わされることになる。しかも彼らは、それが当然と認識し、抵抗の意志すら持つことができないのだ。さすが弊社、「50%とされる住宅手当の、月7000円減額」「次年度以降に入る職員からの、退職金40%減」などと、若者いじめの施策を矢継ぎ早に放ってくることはある。これでAIイラストで、社長の顔を見せびらかしてるんだからな。自民党より、ずっと酷い!!

最近では、背中が痛いので、湿布を貼りながら働いています…(もちろん自腹)


 ちなみに、我が社のモノ不足は、
ちょっと異常なレベルである。例えば、私の部門では、「70リットルのゴミ袋」を使っているのだが、それを、先月中旬の機器交換で倉庫整理で使い切ったので、オンライン化されている業務システムを通して、請求した。だが、そこから1ヶ月近くが経ったものの、未だにゴミ袋は届いていない。なんでこんな一般的な消耗品が届かないんだ?
 …また、私が行っている中古PCの清掃は、外蓋を取ると、中身にマットのようにホコリが詰まっていることが多く、そのメンテナンスには、「エアダスター」と呼ばれる、
勢い良く空気を吹き出すスプレーが必要だ。消耗品であり、必須アイテムなのだが、請求してから来るまでに、前は2ヶ月が掛かった。ここまで遅いとなると、合理的な行動としては、まず10本などと大量に請求し、その後も、「5本を切ったら追加の5本を請求する」などと、すぐ使うぶん以上の大量を要求し続けるしかあるまい。または、腐るものでもないため、要らなくても要求しておくか…。そう言えば、前の仕事でも、こういうのやってたわ。消耗品の服や靴がランダムでしか届かないから、ボロくなっていなくても、とりあえず請求しとくんだよね。そんなことを皆がしているから、ますます届くのが遅くなる!
 ――かくして、私は、「70リットルのゴミ袋」「エアダスタースプレー」について、
自腹で購入をして、業務に使っている。実際の金銭的負担以上に、“支給して当然の物”を渡して来ない職場に、非常にイラッとするのであるが、無いと仕事にならないのだから、仕方があるまい。やれ、まともに物は支給せず、現場では服すらバラバラで、それで上層部は「やりがい」などと精神論をほざいている…。戦争に負ける国の軍隊みてぇだな!

 というわけで。
「職場の制服が廃止」となると、「かわいい女性職員の制服姿が見れなくなって残念だな〜」程度に落ち着きそうな気がしてしまう。いや、それもそうだが、しかしながら、「職場での作業服」なんて、支給されて当然と思っていたものですら自腹になるという、この負のインパクトは凄まじい。
 …やれ、我が業界は、制服について、「清楚」「純潔」、他にも「知的」などとイメージが持たれており、制服それ自体が魅力的とされることも多い。そのため、衣装は単なる作業着ではなく、象徴的な意味を持っていた。それが、職場から提供されず、自分で買って持っていかなければならなくなる。
よくもまあ、ここまで酷いこと思い付くものだ。さすがに今回は、資料を横目で見ただけなので、何かの間違いであってほしいと思うレベルである。
 ――やれ。冒頭でも書いたように、私は、技術部門とは異なり、
SE部門での業務内容には、割と満足をしている。だが、さすがにちょっと最近では、「転職という案を持っておいても良いんじゃないか」くらいは考えるようになってきた。だって、この業界、未来が無さすぎる! まあ、未来がない老人たちを主な客としているのだから、当然ではある。でも、それを推し進めてきたのは、どう考えても自民党中心のお聖府サマだよね? どうしろと…。

(2025年8月31日)

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2025年8月14日(木)
PSplusゲームカタログに「地球防衛軍6」が登場!!


 
毎日、仕事で疲れてしまい、ゲームをすることすらままならない…そんなあなたに、地球防衛軍


 嬉しいニュースだ。PS4/PS5の
「地球防衛軍6」が、8月19日からPSplusゲームカタログで配信開始となることが決定した。
 …まず、「PSplusゲームカタログ」は、プレイステーションのサブスクである「PSplus」の、3段階のうち2段階目以上のプランで遊べる、
オンラインのレンタルゲーム屋さんである。「PSplusエクストラ」(単品月額1300円、年間加入&セール25%OFFを前提とすれば月額731円)、またはその上位の「PSplusプレミアム」に加入していれば、追加料金なく、ラインナップ内のゲームを、自由にダウンロードしてプレイ可能だ(最下位の「エッセンシャル」では、ゲームカタログは使えない)
 ――さて。残念ながら、そのカタログ内のラインナップは、増える一方
ではなく、1〜2年くらい経つと消えてしまうことがほとんどだ。また、“PSplusに加入する人”は、購買力の高いユーザーであることが多く、欲しいゲームは既に購入していて、持て余しやすいのが難点である。しかしながら、上手に使えば、通常の購入よりも遥かに安価でフルゲームを遊べることは間違いなく、検討に値するサービスと言えるだろう。

 そして。そのPSplusゲームカタログにて、今月19日から、「地球防衛軍6」が配信開始されるのだ。
 …さて、
「地球防衛軍」シリーズは、巨大な蟻やUFOたちを相手に、左スティックでキャラを・右スティックで銃口を操って戦っていく、TPSと呼ばれるジャンルのアクションシューティングだ。特徴として、大量地獄=敵の数が非常に多く、ここ最近では、ハード性能を活かして、敵味方で100体を超えるようなユニットが登場することも少なくない。その、バカゲー感あふれる作風と、シンプルゆえの中毒性、そして高難易度モードのやりごたえから、私も、定期的にプレイするタイトルだ。現在も、他作品に浮気しながら、【「地球防衛軍」タグ】で、ちょくちょく日誌を書かせていただいている。
 ――ちなみに。1人プレイも楽しいが、
複数人でガヤガヤ遊ぶのも乙である。昔から、コントローラーを持ち寄っての2人プレイが可能だったが、最近ではオンライン協力プレイも可能となり、“カジュアルな共闘アクション”として、独自の魅力を形成するに至っている。ただし、「モンスターハンター」ほど人が居るわけではないため、オンラインを楽しむつもりならば、早いうちに購入しておくべきだろう。

 そして。今回配信される「地球防衛軍6」は、2022年にPS4/5で初登場した、
現状のシリーズ最新作である。最大の特徴として、ストーリーに極めて力が入っている。やれ、地球防衛軍と言うと、戦闘や育成といったバトルがゲーム性のほぼ全てであり、物語については、一部のネタ台詞が、カルト的に語られるくらいであった。それが『6』では、一転して大作RPGのようなシナリオが展開されるのだ。
 …さて。今作のミッション数は約150とシリーズトップであり、1周のプレイ時間も40時間と莫大だ。だが、全くダレることはなく、発売直後には、のめり込むようにプレイをすることになった。まさか、地球防衛軍で、「ストーリーの続きが知りたい!」と思う日が来るとは思えなかった。
 ――そして、ストーリーが強化されたとはいえ、
アクション部分の面白さもこれまで通りである。その証拠に、私は、1周クリア後も、休むことなく高難易度モードへと挑戦をしていった(※当時は日記の毎日更新をしていなかった)。結果、前述の通り、長い物語にも関わらず、HARDから最高難易度のINFERNOまで、合計3周をぶっ通しで、働きながら、1ヶ月で170時間をプレイすることになった。これほどまでに発売直後のゲームにハマり込むのは、恐らく最初で最後であろう。実際、あれから、「ファイナルファンタジー」「モンスターハンター」といった人気タイトルの本編作品も登場し、莫大な期待を込めて発売日から遊んでいったが、「地球防衛軍6」ほどに熱中することは無かった。それくらいの、麻薬的な中毒性のあるタイトルと言える。

 なお、
この日記での過去記事も数多く存在し、『4.1』の日誌を始める際のシリーズまとめ記事【日記:2024/10/17】のほか、『6』については、難易度のクリアごとに記事を書いており、初周HARD【日記:2022/9/2】、2周目HARDEST【日記:2022/9/11】、3周目INFERNO【日記:2022/9/25】、そしてDLC1&2の突破記念【日記:2023/7/22】が存在する。その他、「自分が英雄になるゲームはお好き?」と題した記事で、「エースコンバット04」と並んで、「地球防衛軍6」の物語を取り上げている【日記:2024/8/8】。この辺りの日記を読んでいただければ、私がどれくらい地球防衛軍シリーズを好きかということが、よく分かっていただけるであろう。

低難易度の爽快感と、高難易度のやりごたえ。どちらも魅力!


 ところで、
「地球防衛軍6」は、これまで、まだまだ値段を維持してきたタイトルであった。まずは、近年の割引の基本である「DL版セール」だと、シーズンパス付きで、約半額の5929円が最大割引である。また、「Yahoo!フリマ」「ゲオオンライン」といった中古販売だと、本日の発表を前提としていない状況で、3000〜4000円程度となっている。発売3年にしては、まずまず値段的な商品価値を保っているタイトルであり、むしろ、PSplusゲームカタログ入りは、少し早いと思えるくらいだ。
 …ちなみに。私は、地球防衛軍6を、
「発売日に」「シーズンパス付きで」「DL版を」「新品」「予約購入」したため、価格は10285円(予約購入で15%OFF)と、かなり迫力があった。その作品が、今回のゲームカタログ入りで、安価に遊べるようになったため、悔しい思いをしているかというと…もちろんそんなことはなく、私は既に、値段を遥かに超える楽しさを味わえており、発売日買いを全く後悔していない。そして、そんな作品が、安く手に取れるようになり、多くの人が親しみやすくなったことは、悔しいとは正反対、むしろ嬉しいものである。

 さて。地球防衛軍6では、本編だけで147という莫大な量のミッションが存在する。難易度も、全ミッションで5段階から選択でき、最高難易度のINFERNOは
尋常ではない高難易度のため、やりごたえバッチリだ。
 …しかしながら、
シリーズ恒例のDLCも存在し、DLC1の18個+DLC2の40個で、計58個の追加ミッションが存在する。特にDLC2は、シリーズ最強のぶっ壊れた苛烈難易度であり、腕はもちろんとして、育成面でもかなりの根性が必要となるだろう。また、『4』『5』で不評だった部分を反省し、『6』のDLCにはミニシナリオが用意されており、DLC1・2の両方で、高難易度の世界観的な位置付けが為されている。ただ難しいだけでなく、今まで以上に楽しめるDLCとなっているのだ。なお、配信当時にプレイしていた身としては、再びオンラインが賑わうのもありがたいものであった。
 ――なお、追加DLCについては、ゲームカタログでの配信版には付いておらず
(多分)、1,2ともに1650円と、なかなか迫力のある価格設定になっている。ただまあ、ハマればこの値段以上に遊ぶことは余裕で可能なため、まずは本編を遊び、それで追加要素もプレイしたくなったら、高値を承知で、あえてDLCを買ってみるというのもアリだろう。または、ゲームカタログ配信を見越して、「DLCのみのセール」が行われるなんてのもあるかもしれない(実際、私は「4.1のDLCのみ」を半額セールで買っている)。そういう部分への触角を高くしておくのもアリだろう。蟻だけに。

 ところで。PSplusゲームカタログでは、最初に書いた通り、入れ替わりが存在し、1タイトルの配信期間は1〜2年だ。そして、2023年2月から提供されている、前作:「地球防衛軍5」が、今回、『6』と入れ替わる形で配信終了となる…ことはなく、
引き続きプレイ可能だ。
 …そういうわけで。『5』と『6』には、ストーリー的な繋がりがあるので、まずは『5』からプレイしてみるのも良い。やれ、こういう
ゲームオタクのサイトだと、ついつい高難易度モードの画像ばかり貼り付けてしまうが、NORMALやHARDと言った中程度の難易度までなら、爽快に遊べるアクションSTGとなる。難易度はミッションごとに選べるため、困ったときのEASYも使えば、『6』が配信される19日までに、余裕で1周クリアが可能だろう。
 ――さて。今回は、「PSplusゲームカタログ」がテーマということで、それに関連する作品を紹介していった。だが、それ以外にも、PSplusフリープレイのほうでは、これまで『V2』『3 PORTABLE』
(Vita)、『4』(PS3)、『4.1』(PS4)と、主要な過去作が配信されている。また、スイッチやPCといった他ハードでも、シリーズ作をプレイ可能だ。これらは、「ハード性能の制約」「移植度の問題」、そして「古い作品ならではの遊びづらさ」などが存在することもある。だが、どの作品も、育成戦闘中毒性といった、根本部分の面白さは変わらない。地球防衛軍は、地球防衛軍なのだ。そのため、既に持っている作品や、またはネット配信などを見て、興味を持ったシリーズから遊んでみる…というのも、普通にアリである。
 つまり、アレだ。地球防衛軍へ




 とうこそ





(2025年8月31日)

登録タグ/ ゲーム一般 地球防衛軍
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2025年8月13日(水)
ネギが手頃になってきた!


 
BLEACHは、アニオリを挟んで、破面篇Aが始まるところまで進めました!


 地域性があるのかもしれないが、ここ数ヶ月は、
ネギ野菜(長ネギ・玉ねぎ)の価格が高めで推移してきており、私は買うことができないでいた。しかし、ここ1・2週間ほどで、再び手の届く値段になってきてくれたのだ。

 まず、
「長ネギ」である。単に「ネギ」と呼ぶ場合、ほとんどの場合、この野菜のことを指している。野菜の中でも、大根より更に長いため、バッグから、はみ出してしまうことも多い。どれだけ鬼気迫る表情で歩いていても、背中からネギが生えているだけで、「この人、これから料理するんだ…」と、場をファンシーな雰囲気に変えてくれるスグレモノだ。
 …さて、ネギの使用用途としては、熱すれば何にでも行けるが、独自性が強くなるのは、
生のまま薬味として使うパターンである。例えば、そうめんのつゆに入れると、独特の酸味がアクセントを与えてくれ、清涼感がパワーアップする。この刺激は、熱しても、また逆に冷凍しても、無くなってしまうので、違いの分かる人は生ネギだ。なお、毎回、包丁で必要分を切るのが理想だが、面倒なら、あらかじめ刻んで、蓋付きのプラ容器で冷蔵でもしておけば良い。ちなみに、玉ねぎを生で切っても、長ネギの代用とはならない。買いすぎて余らせたときに、玉ねぎで誤魔化せないかなあと思ったが、ダメだった…。
 ――なお、「既にカットされたネギ」がパックで売られていることもあり、使いやすく便利だが、価格面でデメリットを負うことはもちろんとし、
酸味という特徴も減ってしまうため、使う時はその点を承知しておこう。

 というわけで。長ネギは、熱しても良いが、
生で食べる場合の酸味が特徴的である。しかしながら、私は、麺類を全てパスタに束ねてしまったため、この夏は、全くそうめんを食べる機会がない。いや、買えばいつでも食せるのだが、値段面で、もはやメリットを感じなくなったのだ。
 …ということで。私のネギの主要な消費先は、
麦飯の納豆ご飯である。切りたてネギのピリリとした酸味が、納豆のジューシーさに彩りを加え、他の野菜料理では決して味わえない満足感を与えてくれる。この用途があるから、ネギは今でも手放せないのだ。必須ではなく、実際にここ数ヶ月は“ネギなしの納豆麦飯”で我慢をしてきた。だが、実際にネギが安くなり、また使ってみると、やはり、ひと手間を掛けるだけの価値はあるという感じだ。
 ――ちなみに、ネギの調達先としては、業務スーパーがメインである。業務スーパーは、野菜を取り扱っている店舗とそうでない店舗があるのだが、取り扱っている場合、
どうやら農家からそのまま仕入れているらしく、中間搾取が減るということで、異様とも言えるような低価格で野菜を購入できることがある。先日、私が買ったのも、中4本束で130円という、他店の半額程度で購入ができた。だが、これでも手ぬるい。安いときは100円切るぞ。

玉ねぎヘアーのかわいい女の子(?)で作ったら、こんな感じになってしまった


 続いては、
「玉ねぎ」である。こちらも、ネギ類ということか、最近だと中3個で100円など、ギリギリ手に取れる価格まで下がってきてくれた。
 …さて、玉ねぎについては、
万能食材であり、基本的に、熱する料理には何にでも組み合わせられる。また、最近の夏は、日中の部屋の温度が35℃とかになるので、さすがに厳しいが、それ以外の季節だと常温保存が可能なため、冷蔵庫を圧迫しないというのが嬉しい。
 ――具体的な使い道としては、熱して味付けする料理なら何にでも合うので、私の料理だと、みそ汁やパスタに入れることで、簡単に体積と食感を増やすことができる。アニメにおける
「とりあえずこのBGM流せば盛り上がる」的なド定番食材であり、使い勝手が良くて、ありがたいというものだ。
 いっぽうで。「玉ねぎは、ここ数ヶ月は高くて買えなかった」という仕様上、私の生活で、ここ数ヶ月でレギュラー化した
「お好み焼き」には、まだ玉ねぎを試せていない。そういうわけで、どう使えば美味しく調理できるか、今から楽しみである。いつものように、“2つに割ったあと、上から切ってバラバラに分ける”か、それとも、伏魔御厨子でみじん切りにしてしまうか。潰して汁ごと生地に混ぜてしまう…なんてのは、ちょっとイマイチそうな気がする。

 さて。皆さまご存じの通り、野菜には旬があり、「安い=質が悪い」
という式は、成り立たない。例えば、現在のキャベツは100円前後だが、今年が始まったくらいの頃は、季節性の不作に極度の品薄が重なり、1個が1000円に達するようなことすらあった。だが、その時のキャベツが、今と比べて10倍の品質が有ったかと問われれば、そんなことはなく、むしろ、育ちが悪く、余り物のようなキャベツばかりが並んでいたように思う。供給が減った結果、値段が上がるとともに、“普段なら店に並ばないような物”まで駆り出される。消費者にとっても、販売者にとっても、最悪の展開である。
 …というわけで。野菜については、
安い物を使っていくのが一番だ。例えば今現在なら、レタスキャベツキノコあたりは、安値のピークだろう。だが、この真夏を過ぎると、少しずつキノコの値段が上がってくる。供給は関係なく、需要が増えるからだ。かくして、私にとって、キノコはまた来年の初夏までお別れとなるなど、環境が変わってくるだろう。
 ――以上の理由により、大事なのは、固定の野菜にこだわりすぎず、
「旬の野菜=安くて質の良い食品」を使い、そしてそれを楽しむことだ。夏野菜には夏野菜の、その他の季節の野菜にも、それぞれの魅力がある。ここからは、ネギ玉ねぎの活用法について、また考えていこう!

(2025年8月31日)

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2025年8月12日(火)
FF13-2リメイク案…ゼノビア(グランドクロス)


 
つよそう(強いとは言っていない)


 PS3で初登場した
「ファイナルファンタジー13」は、惜しいゲームである。それだけに、私は、リマスター版として発売する機会があれば、7リメイクで好評を博した「チャプターセレクト」「ハードモード」を導入し、“リマスタープラス”的な作品にしてほしいと思っている。FF13は、僅かな手直しで、今よりも遥かに多くの人に楽しんでもらえるゲームになると思うからだ。
 …しかし、それに対して、シリーズ内続編である
「ファイナルファンタジー13-2」「ライトニングリターンズ」に対しては、私は、そこまで強く追加要素を熱望してはいない。何故なら、まあ、率直に言ってしまえば、そこまで惜しい作品ではないからなのだが…その他にも、両作ともに、“初代13で不評だった部分”を踏まえ、最初から周回などによる遊び要素を入れてきていたからだ。なので、これら2作については、特にゲーム内要素を加えず、システム面での便利機能すら追加せず、ただグラフィックをリマスターするだけでも、それなりに通用する作品となってくれるだろう。
 ――ちなみに、FF13-2については、10周年の日に書いた記事が存在する
【日記:2021/12/15】。全体的な感想や、作品への温度感については、そちらを参照していただきたい。「ゼノビア(グランドクロス)」という用語も既に登場しています。

 やれ、正直、13-2やライトニングリターンズの追加要素に割く労力があるなら、
やっぱり初代13に、システム・敵・成長・衣装などを増やしてほしい。ダンジョンだったら、没になった「セブンス・アーク」を復活させるというのも夢がある【YouTube】私はアークよりセブンスのほうが好きです(意味不明)。もし、本当にFF13の“リマスタープラス”的な作品が出るのなら…その時は、クリスタリウム封印・最強キャラ決定戦・オプティマ変更なし・ボス戦タイムアタック、全て走り直しである。夢が広がるね!
 ――その他、初代13は、スクショポイントの極めて多い作風であるため、衣装の変更でも遊びの幅が広がるだろう。FF7リバースでも思ったが、良作ならば、有料でいいから、どんどん衣装を出して欲しいものだ。
金を払わせてくれ。

シンクロ技で無理やり削ると、少しHPを減らしたところで攻性変異を使われた


 しかしながら、それでもあえて、“13シリーズの続編タイトル”に追加要素を出すとするなら、私が最も欲しいのは、
「ゼノビア(グランドクロス)」である。いや、冗談でなく、割とマジで。
 …まず、
「ゼノビア」という敵についてだが、これは元々、初代13のミッションモードに登場する、「死将」に分類される強力なシ骸モンスターであった。ところがどっこい、バトルでは、戦闘前のムービーで、割り込んできたトンベリに★瞬殺★され、実際に戦うのはトンベリとなった。有名キャラを噛ませにするならまだしも、初登場のモンスターをいきなり前置きにする、意味不明な采配である。
 ――かくして、ゼノビア様は、普通の人には全く印象に残らず、私のような一部のユーザーにカルト的な人気を誇るに留まっていた。そんな彼が、FF13-2の発売前ムービーで登場し、
どうやらボスとして戦えるらしいと発覚したときには、私は歓喜したものであった。ところがどっこい、実際に戦ってみると、バランス調整を誤ったのではないかと思われるくらいの、強烈な弱さであり、触手グラフィックの説得力の無さも相まって、「なんて酷いボスなんだ」と失望してしまった。ネタモンスターが、ネタにすらならなくなった瞬間である。

 ところで。FF13-2では、ラスボスの撃破後に「グランドクロス」というスキルが解禁され、これを用いることで、
本編ボスの強化個体たちと戦うことができる。もっとも、ラスボスを倒し、クリスタリウムを最後まで育成した後になると、特に工夫の必要なく勝ててしまい、結局、初代13並に満足できる強敵モンスターが現れるのは、半年を掛けて配信された有料DLCを待つことになった。
 …だが、このグランドクロス版のボスたちは、クリスタリウム封印プレイにおいて、
凄まじいまでのライバルキャラとなった。まず、初代13と同じく、FF13-2でも、他作品の“低レベルクリアー”に相当する「クリスタリウム封印プレイ」を遊ぶことができる。しかし、難易度的には、ラスボス4連戦が途方もなく難しいというほかは、特に詰まる場所も無かった。まあ、そのラスボス戦の難易度が異様であり、発売1ヶ月強で世界初クリアを達成した私は、力尽きて、クリア後の敵たちに挑むことができなかった。
 ――しかし、そこからしばらく時が経って、他ゲームなども挟んだのちに、“2周目のクリスタリウム封印プレイ”として、DLC未解禁の状態でグランドクロス版のボスたちと戦ってみると、これがまた、
非常に手応えのある難易度となっている。やれ、“初期HPのノエルとセラでは無理ゲーで、DLC仲間モンスターの火力でゴリ押しするしかない”と思っていたが、それを使わずとも、絶妙に戦えるバランスだったのだ。というわけで、今から10年前の、2015年の春から夏に掛けて連載した、【クリスタリウムなしクリアー2.1】「グランドクロス編」は、今でも良い思い出であり、私の中で『FF13-2』という作品の評価を上げるのに、大いに役立っている。
 ところが! そのグランドクロスの強化対象として、
何故かゼノビア様だけは選出されなかった。他の、強化アトラスや強化完熟大王(どちらも、強化というより「弱体化前」)といった敵も含めると、ほとんどの本編ボスに強化版が居るのに、ゼノビアだけが、強くなれなかったのである。カイアス戦なんて、しつこいくらいに繰り返されるのに…。かくして、ゼノビアは、弱いまま・情けないまま、終わってしまったのだ。

 ちなみに。どれくらいゼノビア様が
弱いかということを、実際の数値データーで語ってみよう。
 …まず、ゼノビアは、
「ウァバラトゥス」と呼ばれる触手モンスターを周囲に出現させ、その間、本体は完全無敵となる。そして、触手を倒せないまま、バトルが長引くと、敵は「攻性変異」と宣言し、触手を硬化させたうえで、パーティ全体を激しく貫いてくる。いかにもという感じの必殺技であり、「BLOOD DAMAGE」の赤文字で、真っ赤に染まる画面が、恐ろしい気分にしてくれる。
 ――しかしながら。実際の「攻性変異」のダメージは、“最強状態”=触手5本以上で、26〜29 × 60回と、途方もなく貧弱である。仮に、全員に順番で当たるとすると、
500ちょっとしかHPを削れない。試しにやってみたところ、プロテスなし・DEFもなし・回復割り込みなしの初期HPのセラ&ノエルならば、ちゃんと一発全滅できるようだ。それくらいの火力である。
 ちなみに、その他の火力も貧弱であり、例えば、触手撃破後のゼノビア本体は、100程度のダメージを受ける腕振り回し攻撃を、長めの感覚で繰り返すだけだ。倒れている亀と、大して変わらない。こんなみっともない姿を晒すくらいなら、
むしろ没のままのほうがマシだった。

 というわけで。実際のFF13-2におけるゼノビアは、非常に残念な感じであったが、もし、強化個体の
「ゼノビア(グランドクロス)」が存在するなら、必殺技の「攻性変異」を軸にした攻防が繰り広げられ、非常に魅力的なバトルと成り得たように思うのだ。
 ――やれ、必殺技ということで、通常プレイでも痛手であり、クリスタリウム封印プレイなんかだと、
カスっただけで即死だろう。よって、“ランダムでATK・JAM・HLRに割り振られる触手”が弱い個体になることを祈り、それでもダメなら、「DEF+DEF+DEF」でエリクサーを連打していく…。少なくとも、他の「グランドクロス編」のボスは、そんな感じの、ギリギリの攻防が繰り広げられていた。やはり、FF13シリーズは、バトルが熱いゲームということで、強敵として立ち塞がれるかどうかが、敵への印象を大きく左右する。頼むよ、ゼノビアにも、名誉挽回の機会を与えてやってくれ。

ファイナルファンタジーじゅうさんツー


 とまあ、そんな感じで。もし、FF13シリーズをリマスター移植するなら、メインとなるFF13へのリファインを加えつつ、
ついでで良いので、13-2のゼノビアにも、強化個体の「グランドクロス版」を用意してほしいなあ…と思うものである。
 …ちなみに、第3弾にしてシリーズ完結作の「ライトニングリターンズ」に関しては、13-2に輪を掛けて、追加すべき要素は思い付かない。そもそも、元々の作品が、「FF13のバトルシステムを、1人用アクションにアレンジしたもの」として、小粒ながらもしっかりまとまっており、13-2が取っ散らかしたシナリオを上手い落としどころに持っていった点や、
モンスターが絶滅するといった独自システムについても、よく出来ているのだ。
 ――というわけで。ライトニングリターンズは、通常プレイの範疇でも、十分に奥深く遊べる作品なため、特に手を加える必要があるとは思えない。あえて言うなら、時間経過を止める
「クロノスタシス」を、毎回メインメニューから発動させるのではなく、もっと簡単に、“FF13のスモークのようなミニメニュー”で発動できるようにしてほしいとか、本当にそれくらいかな…。

(2025年8月31日)

登録タグ/ ゲーム一般 FFシリーズ
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2025年8月11日(月)
「大逆転裁判1&2」を始めます…が、これは…


 
え、前後編という以外は問題ないって認識だったんだけど!?


 「メトロイドドレッド」の次のゲーム毎日更新の作品として、カプコンの
「大逆転裁判1&2」(PS4版を、PS5のPSポータルで)を新たに始めましたが…少なくとも、第1話の時点では、かなりキツく、FF7リバース以降のゲームまいにち日誌で、初めて酷評、またはプレイ中断となりかねない勢いです。
 …さて、
「大逆転裁判」は、カプコンから発売されている「逆転裁判」シリーズのスピンオフの1つであり、事実上の前後編として、2015年17年に、3DSで計2作が発売された。『1&2』は、そのカップリング移植であり、PS4やスイッチ・PCなどでプレイ可能だ。当然、グラフィックはリマスターされており、元がフル3Dの作品だったので、現行機でもそれなりに見栄えがする。ごく一部の限定コンテンツを除いた有料DLCも、最初から収録されている。そして、カプコンタイトルということで、DL版の値引き率も高く、例えば現在行われているセールだと、60%OFFの1996円で購入可能だ(PS4、スイッチ)。プレイ時間は約50時間ということらしく、2作が収録されているということで、ファンならば大いに楽しめるだろう。私も、メインシリーズ&スピンオフの中で、唯一プレイしていない作品群ということで、今回のプレイを非常に楽しみにしていた…。

 さて。初回ということで、まずは
シリーズの基本から振り返っていこう。「逆転裁判シリーズ」は、ゲーム好きの高齢sナイスミドルな皆さまはご存じであろう、推理ノベルの作品である。その名の通り、裁判をモチーフとしており、「証言の矛盾を探して、証拠品をつきつける」というゲーム性を確立した、このジャンルの草分け的な存在である。相手の嘘を暴いて、裁判を勝利に持ち込み、無実の人を救うという展開は、分かりやすく爽快感がある。ゲームらしい、グラフィックやBGMの演出も受け、「ダンガンロンパ」など、多数のフォロワー作品を生んだ。
 …さて、逆転裁判シリーズは、初代と言える『1(無印)』が、GBAにて2001年に初登場し、人気を博した。『2』『3』も好評であったが、その後は、
あの狂気的なDSブームの中で発売された『4』の出来が致命的だったこともあって、シリーズ存続が危ぶまれたこともあった。それでも、現在では様々な作品の登場により、往時の評価を取り戻したと言える。
 ――そして、私にとっては、中学生時代に同じ部活の女子
←??!?!から紹介されて以来、長い付き合いとなっているシリーズだ。現在では、本編(『1(蘇る)』〜『6』)および、主要スピンオフ(「検事」&「大逆転」)の全てが、PS4やスイッチといった現行機に移植されており、例によってセールもかなりの割引率で行われているため、プレイは容易である。まあ、知名度と人気の極めて高い『1』『2』『3』が、GBA版のリマスターということで、今からプレイするとなると非常に切ない見た目なのであるが、問題はそこくらいであろう。

 なお、付き合いの長いタイトルということで、
当サイトの過去記事としては、ここしばらくだけでも、以下のようなものが存在する。


【逆転裁判の思い出】(2018年2月27日)
 携帯電話アプリ版の登場を契機とした、『6』の初プレイ感想を書きつつ、ようやく『4』からの評価を逆転できたなあ…という記事である。
画像が1枚しか無いし、小さい!

【「逆転裁判4,5,6」はプレイした?】(2022年1月12日)
 『456』のカップリング移植
(王泥喜セレクション)が出る前の記事で、主な内容は、「4の失敗」「5、6での持ち直し」について、である。

【細かすぎて伝わらないゲームの好きなところ C携帯機/後編】(2022年2月15日)
 記事内の3DS作品として、「逆転裁判5」が題材になっている。
シノブは無実なのさ! ところで、今、しのぶと言うと、もちろん胡蝶しのぶさんですね。最近、二次創作で上弦の鬼にやたらと粘着されてるんだが、何なんだアレ。

【今後の「ゲームミニ日誌」の候補作品について】(2024年6月16日)
 候補作品の一つとして、「大逆転裁判1&2」を挙げている。1年以上が経ったが、ようやく、ここに載せていたゲームの全てを取り扱えたということになる。まだまだ積みゲーは多いので、向こう1年くらいは新作を買う必要は無さそうだな…。

【アニメ版「逆転裁判」を見始めました!】(2024年12月12日)
 
アニメ版の記事である。人気の『1』『2』『3』を題材とした作品であり、全47話が放送済だ。ノベルゲーの映像化ということで、削除されている要素も多いものの、それと同じくらいに追加要素も存在し、何かとお得な作品であった。



“ D L 6 号 事 件 を 忘 れ ろ ”


 さて。そんな中で、
「大逆転裁判1&2」は、2015年に3DSで登場した、スピンオフ作品の1つである。
 …その主な内容は、次の通りだ。今から120年ほど前、明治の大日本帝国と英吉利イギリス倫敦ロンドンを舞台に、本編主人公の祖先とされる
「成歩堂龍ノ介」が、法廷バトルを繰り広げる。裁判をモチーフとし、「証言の矛盾を探して、証拠品をつきつける」という基本的なゲーム性は同じだが、現代とは異なる時代ロマン的な演出、当時の日本・イギリスの政治的な関係、そして名探偵の「シャーロック・ホームズ」が相棒として登場することなど、スピンオフらしい、自由な作風になっている。

 しかしながら、この「大逆転裁判」は、
問題のある作品として知られている。特に意見として多いのは、実質的に「1→2」の前後編にも関わらず、そのことが告知されていなかったという点だ。要するに、「1」の時点では、物語の謎が解決しないのだ。
 …やれ、私も、「物語が続編前提で完結しない」ということのモヤモヤ感は、
FF13-2というゲームで、身に染みて分かっている。加えて、逆転裁判シリーズは、物語を楽しむゲームであり、“そのストーリーがスッキリ終わらない”ということは、致命的とさえ言える。大逆転裁判も、本編作品の『逆転裁判6』(2016年/3DS)が挟まるなどして、完結までに2年の時間が掛かってしまった。その間、ファンは、不安な日々を過ごしたことだろう。
 ――しかしながら。現在では、後編と言える『2』が発売済みなだけでなく、リマスター版では、最初から「大逆転裁判1&2と、セットで販売が為されていて、
カプコンらしい太っ腹なセールで、非常に手軽かつ安価に楽しむことができる。こうなると、“前後編で2作が存在する”というのも、大ボリュームを楽しめるという意味で、むしろありがたい。かくして、「1の時点では物語が未完結」という問題が解消されたことで、「大逆転裁判1&2」は、シリーズでも屈指の完成度を誇る良作推理ゲーとして楽しめるはずだった…。

また変なのが出てきた…


 さて。私は、本編&検事はプレイ済みだが、
「大逆転裁判」については、完全に初見であったため、『1』の1話から順番に始めていくことにした。だが、まあ出るわ出るわ、ぼろぼろと破綻が…。あまりにも多いので、今回はちょっと、箇条書き形式(※箇条書きではない)で整理してまとめてみることにしよう。


大逆転裁判1-1「大いなる旅立ちの冒險」について

事件の大まかな流れ
 洋食店レストランで、主人公の成歩堂が銃殺の罪を着せられる。真犯人は、被害者を
絶対にバレない毒によって毒殺したのち、主人公に罪を着せるためだけの目的で、死体に向かって発砲を行った。なお、当時の捜査の限界により、指紋・線状痕・硝煙反応などは利用されなかった。

それっておかしくないかな? リスト
御剣といい、この世界の住人は、なぜ銃が落ちていると拾ってしまうのか。DL6号事件を忘れろ。

「絶対にバレない毒」=“明治日本の技術的限界により、検出が不可能な毒物”なんて高度な凶器があったのに、
何故わざわざ洋食店でそれを使うという行動に出たのか。犯人と被害者は、2人きりで会えても別に不自然でない立場なので、いくらでも殺すチャンスはあっただろう。なお、“最初から成歩堂に罪を着せる目的があった”というわけではないことは、作中で触れられている(当初の計画が破綻した後は、「邪魔しやがって!」という気持ちがあったのかもしれないが…)
・毒物について、「筋弛緩剤」的なものをイメージしていると思うのだが、いくらなんでも、「毒が効果を発揮する過程」と、「最終的に死亡に至ったのちに、誰も気付ない」、かつ「座っている椅子からもズリ落ちない」というのは
不自然であろう。この性能があるんだったら、その辺の道を歩いているときに、吹き矢でも使って殺せば、絶対にバレないって!
「被害者には歯の治療跡があり、事件当時、水以外の飲食が禁じられていた。その傷から毒が体内に吸収された」とのことだが、それならば、被害者の目の前に食べかけのステーキを置いて偽装するのはおかしい。
作中人物の思考過程として不自然であり、トリックの破綻である。
「他者に殺人の罪を着せるためだけに、死体に向かって発砲する」は、
リスクが高すぎであり、極めて不自然である。運良く(?)全員が同時に目を逸らしていたようだが、もし見られたら、それだけで失敗が確定してしまっていた。超高校級の方々ですら、回りくどい方式で隠そうとした結果、かえって証拠を残して自爆してしまっているというのに…。
・現場に2丁の銃があり、被告人が拾った銃は無関係だったというのは、トリックとしての質が荒い。結果的に、「偶然被害者の持っていた銃が地面に落ちて、それを被告人が偶然拾い、その瞬間に犯人が罪を着せることを思い付き、何故か持っていた自分の銃で、誰にも見られないように死体へ射撃した」ということになる。
こんな不確定要素が多すぎの犯罪があるかっ!
・毒を炭酸水に入れた経路が不明である。描写から判断するに、「最初からボトルに入れており、それを店に持ち込んだ」のだと思われる。やれ、「客の持ち込んだ飲食物を、店でそのまま提供する」というのが、不自然かどうかよく分からないが、少なくとも私はやったことが無い。
それなら家で飲めば良いし…。これらの過程について、全く触れられないのは妙である。

・刑事が、「真犯人を目撃していた人物たち」に対して、
口止めをしていた理由が不明である。次話以降に持ち越しということなのかもしれないが、そこまでするほどの犯人か?
・刑事が、重要証拠となった
「血のついた皿」を見逃していたことは、作中世界の人物の行動として不自然である。悪側の人物ではないのだから、プレイヤー側に伝えないとしても、独自の判断や調査を行ってしかるべきだ。言われるまで触れないのは、証拠の隠滅を狙っていたと疑われても仕方がない。
・最終的に、この刑事は、何故か味方側の人物として数えられるが、「真犯人を目撃した人への口止め」「重要証拠の押収」から、
殺人の共犯よばわりされても仕方なく、涼しい顔で味方ヅラをするのは実に不自然である。無罪の祝勝会を、殺人事件が置きた現場で行おうというのも、悪趣味だ。

・同時にレストランに居た「小判泥棒」が、名前を言われただけでアッサリ自白したのは、不自然である。小判の隠し場所を言い当てられたところで、
「そんなものは知らない」で通る。それどころか、小判は殺人事件の犯人の居場所に有ったので、泥棒の罪をそちらに被せられる可能性もあった。

これはおかしくないよ! リスト
・犯人の動機が不明なのは、
作中でも消化不良な幕切れとして触れられているので、問題なし。
・亜双義
(主人公:成歩堂の師匠・相棒キャラ)が、“成歩堂を弁護の道に誘った理由”が不明なのも、それがそれとして描写されているので、問題なし。
・使用された「クラーレ」という毒については、
実は現実世界に存在する物であり、死因が「窒息」となることや、当時から毒殺以外の有効活用法が検討されていたことなど、時代背景的に全く問題なし。こんなところの整合性よりもトリックの構成を詰めてください。
・小判泥棒の、「先の戦争
(日清戦争?)で臨時増税がされ、その後も税率は維持されて、給料が安い(だから泥棒に及んだ)というのは、普通の日本語としては意味不明である。小判泥棒は、まさにその税金からお給料を貰っている立場だからだ。しかし、現実に照らし合わせて考えてみると、「戦費として増税されたが、それが末端の職員の給料まで回ってこなかった。一方で、増税は全ての者に行き渡ってしまい、結果的に生活が苦しくなった」ということが言いたいのだろう。令和の世にもよくあることなので、明治でも、むしろ起こっていたと捉えるべきだ。カプコンの奴、そこまで考えて…!

システム的な問題点リスト
長い…。第1話から3個パートに分けられており、1個パートが1時間強なので、プレイ時間はいきなり4時間だ。もちろん、内容が伴っていれば、プレイ時間の長さは、「ボリュームの多さ」として肯定的に捉えられる。そうなっていないのは、まあ、なんと言うか、ご察しくださいという感じだ。
いきなり難易度が高い。第3パートの、「小判泥棒の指名」「最後の証拠を隠し持っている人物」において、それぞれ2ミスし、5個あった初期ライフが、第1話の時点で1つにまで削られてしまった。証拠品とその説明文を目を皿のようにして調べたが、答えが載っていなかったのだ。歴代では、1話でここまでレベルの高い推理…というか、発想の飛躍を求められるものは、無かったように思う。
・学ランの長身男が2名で裁判に向かっており、画面が真っ黒で暑苦しい。すさとちゃんには期待しておくね!!



 とまあ、こんな感じで。今回は、
トリック関連の違和感が凄い。即座に破綻と言えるほど酷いものは存在しないものの、細かい要素の数々が、作中人物の行動として不自然である。逆転裁判は、推理ゲームであるため、「犯行のトリック」「犯人の動機」、そして「それらの明かし方」が、作品の根幹と言えるほどに重要となる。それが、1話にしてここまで穴だらけというのは、かなり危険である。今のところ、『4』ほどの致命傷には達していないが、その領域に、既に半分近く足を突っ込んでしまっている感じがする。
 ――そして。実際のプレイ環境としては、そんなシナリオが、
計4時間という長大な時間を掛けて展開されたのだ。最後の第3パートについては、悪い意味で驚愕の展開と、そして謎が次々と明かされるのに一向に見えてこない事件概要に、ため息がつかされるものであった。えっ、こんなのが、マジで「シリーズ屈指のシナリオ」とか言われてるの…?

おまけは、最後にまとめてプレイしようと思います


 ちなみに。今回は、プレイ環境として、「PS5にてPS4版を使う」だけでなく、更に
「PSポータル」を使って全編を遊んだうえで、「静止画・動画のキャプチャについても、全てPS5の本体機能を利用する」という実験をしてみる。
 …まず、「PSポータル」についてだ。これは、
PS5のリモートプレイ専用携帯機である。形状としては、“PS5のコントローラーを左右に割り、間に大きめの画面を付けた”という感じである。ただし、あくまで周辺機器であり、PS5本体の存在およびネットワーク接続を前提としていて、スタンドアロンの携帯機としては動作しない。なのに、値段については、1回の値上げを経たとはいえ、3万5000円と、かなりの迫力がある。とはいえ、その値段面の難点さえ度外視できれば、「PS5ゲームを、自由な姿勢でプレイできる」「テレビ画面を開けつつ、PS5を動かすことができる」と、独自の魅力を持った機器である。

 さて。このPSポータルについては、昨年の
クリスマスに到着をして【日記:2024/12/25】、既に私のゲーム生活へ定着している。
 …まず、メリットは、やはり
寝っ転がりながらPS5ゲームをプレイできることであり、例えば「地球防衛軍4.1」のような“ゲームデザイン的に少し古めの作品”や、「ファイナルファンタジー8」のやり込みプレイにおける莫大な稼ぎを行うときなどに、役立ってくれる。
 ――逆に、
値段以外のデメリットとしては、「起動が遅く、いつ開始するかも不定(30秒〜1分程度)」「平均して1時間に1回程度、通信が切れて映像が止まる。復旧容易だが、プレイが中断されるため、オンライン作品には使えない」「操作性や画質は、やはり据え置きPS5に比べて劣るため、最新鋭のゲーム(例:「ステラーブレイド」)をプレイするには不向き」「充電ケーブルもイヤホン端子も、異様に奥まったところに差込口がある」と言った感じで、これまたハッキリしている。分かりやすく、「最新ゲームの体験には不適だが、一歩引いて遊ぶ際には有用」ということだろう。
 というわけで。
もはや、これ以上の検証は不要な気もするが、さすがに“フルゲームを全てPSポータルで遊ぶ”というのは初めてなので、そのうえで、どのようにプレイ感覚へと影響を与えてくるか、検証をしてみたい。なお、この「大逆転裁判1&2」も、購入自体はかなり前に行っており、その直後であれば、PSポータルの使い勝手を検証することに意味があったのだ。スマン、私が、これ以上の速度でゲームを遊ぶのは不可能だ…。

 続いて、
キャプチャについてだ。ニンテンドースイッチでは、本体に、「スクショ機能」「直前30秒のプレイを録画する機能」がある。私が使っているのは、携帯モード専用のスイッチライトなので、あらゆる手法によるHDMI出力機能を持たない。よって、サイト制作用の素材を集めるには、これら本体機能を使う必要があった。不自由ではあるが、これでも3DS時代と比べれば雲泥の差である。
 …いっぽうで。PS5については、まず本体がHDMI出力機能を持っており、私の運用として、大作タイトルをプレイすることが多い。そのため、本体の機能ではなく、
専用の外部HDMIキャプチャ機器にて、録画を行っている。しかし、本体機能としても、スクリーンショットはもちろん、直前1時間というかなり長めの録画を行うことができる。画素数も高く、スイッチ(ライト?)1280×720に対し、PS5では、「スクショは3840×2160」「動画でも1920×1080」と高品質だ。持ち前の高スペックを、存分に活かしていると言えるだろう。しかしながら、これが実際に、私のサイト制作にどう使えるかという点については、未だハッキリ検証したことは無かった。そのため今回は、ゲーム1作をまるまる使って、「PS5本体機能によるキャプチャ」を実験してみることにしたのだ。
 ――やれ。私は、PS3時代から、機種を買い替えながら、もうずっと「外部のHDMIキャプチャ」を使ってきており、それが自分のサイト制作に必須なのだと思い込んでしまっている。だが今後、
PCやその周辺機器の値段は、青天井だろう。もし、“プレイステーションの本体機能”だけで十分にサイト制作ができ、わざわざ高性能PCや専用のキャプチャ機器を買い足す必要が無いのなら、それは好ましいことなのである。

 というわけで。
なんか異様に長くなってしまったが、波乱に満ちた「大逆転裁判」のプレイが始まりそうな感じである。
 ――ちなみに、冒頭には「プレイ中断も有り得る」と書いたが、
各話ごとにツッコミを入れつつ楽しむという方式も、それはそれでアリであり、そう思うと、物語が破綻していたとしても、違った視点から楽しめるというものであろう。今回は、作中1話ごとに記事を1つ書いていくつもりなので、全10話ということになるだろうか。頑張っていきますので、皆さまどうぞよろしくお願いします!

(2025年8月31日)

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2025年8月10日(日)
【イオン】パスタソース750gが「100円」!?!?


 
「ラーメンを食べる樋口円香」で検索


 イオンが、感謝のしすぎで、勢い余って
価格破壊をしてしまった。なんと、パスタソースが、750gで100円である。

 さて、皆さまご存じの通り、パスタは、
現環境における、節約の基本である。最安クラスの麺であれば、1kg200円で購入可能であり、賞味期限は約3年で常温保存可能、茹でに若干の時間が掛かる(お湯を沸かす+茹で、で15分程度)ものの、米を炊くより遥かに早い。なお、パスタについて、茹でる前の重さと熱量(カロリー)の関係は、炊く前のコメとほぼ同じである。つまり、パスタ1kg200円とは、コメが5kg1000円で買えるのと同じということである。
 …ただし! その際に頭を悩ませるのが、
味付けだ。パスタは、関連商品商法であり、麺は安いものの、ソースがかなり高い。具体的に説明してみよう。パスタを食べる際、必要なソースの「量」は、「乾麺の重量と同じか、やや少ないくらい [g]」である。パスタは、通常の1人前が100g(乾麺)とされる。よって、ソースも100gを使うことにしよう。だが、パスタソースの「価格」は、通常、“グラム数と同じくらい [円]”で、安い物でもその半分くらいの値段だ。つまり、安価な100gのパスタに、一般的なソースを購入して掛けると、麺の値段が20円、ソースの値段が50〜100円ということになる。麺よりも、ソースのほうが高い!

 しかしながら、では他の味付けにしますとなると、
途端にパスタは難易度が上がる。私は、ケチャップ・マヨネーズ等を組み合わせて自作の味付けをしており、悪くないクオリティにできていたとは思うが、やはり本家のソース相手では、全く勝負にならない。専用パスタソースは、高いだけあって、美味しいのだ。
 …ならばと、スパゲッティという形式にこだわらず、「コメと単純に入れ替える」という方式も考えられるだろう。だが、私もいろいろ試してみたが、純粋な和食に対して、工夫もなく交代するだけでは、
あまり美味しくならないようだ。カレーライス親子丼納豆ごはんなどをパスタで試してみたが、白米ですらないボソボソの麦飯で食べたほうが、まだしっくり来るというものであった。やっぱ、外国由来の物を、ローカライズせずそのまま取り入れても、満足の行く作品とはならないのだ。
 ――というわけで、パスタをメインに捉えると、
「高価なパスタソースを買う」か、または「風味は我慢して、自作の味付けパスタにするか、はたまたコメと入れ替える」という展開になりやすい。前者は価格面のメリットを捨て、後者は食事の楽しみを犠牲にしてしまう。

何のパロディかすぐ分かった人、歴戦の読者です


 ところがどっこい。本日、イオンに行ってみると、
新装開店準備をしていたらしく、品がめちゃくちゃに並べられており、欲しかった物が買えなかったりした。だが、変わらず安値の商品が並んでいるワゴンセールを眺めていると、パスタソースが目についた。それも、750gが100円で、である。
 …いやはや。これは、
壊れ商品である。前述の通り、パスタソースの値段は、「グラム数 = 円 か、安価な物でその半値程度」というものである。が、このソースは750gで100円、私の考える“安価な物”の、さらに1/3以下だ。化け物やん。
 ――では、具体的に、このソースを用いた場合の、パスタ全体の値段を計算してみよう。先の、「1kg200円の麺」を使うとして、基準1食分の100gを食べることにしよう。ソースも同量の100gであり、「750gで100円」を適用して、麺20円 + ソース13円
33円だ。安い!!
 さらに、麺とソースだけで寂しいという場合、適当に季節の野菜を加えても、50円は超えないはずだ。例えば今日の私なら、4食分の付け合わせ野菜を、「玉ねぎ1個:33円」「しめじ1株:50円」「えのき1株:50円」を炒めて作った。これを1食分に直すと…分かりやすいね、1食あたり33円だ。私は、パスタを1食で麺200gは食べる
精神的デブのため、100gの水準に直すと、麺20円 + ソース13円 + 野菜17円50円、以上である。計算しやすい数字だね。

 ちなみに。実際に家で食べてみたが、価格破壊レベルの値段に反して、
普通に美味しいパスタソースであった。さらに、味についても、「ミートソース」「カルボナーラ」の2種類があり、両者の方向性が全く異なるので、連食しまくって飽きることも無い。まあ、750gという量は、私でも4食分といったところであり、開封後は冷蔵庫かつ立てた状態を要求するため、取り回しは良くない。だが、それをもって、桁外れの安さは魅力的だ。
 …ところで、何故これほどまでに安いのだろうか。製造は、
「桃宝食品」という会社であり、公式ホームページを見てみても、普通に「[グラム]÷2=[円]」といった価格のパスタソースを販売しているようだ。在庫処分にしては、賞味期限がまだ4ヶ月強は残っており、即座に捨て値とするほどでもない。発注ミスか、新装開店前の処分価格か、はたまた値札を付けるのを間違えたか、そのどれかである。
 ――でもまあ、価格ミスということは無さそうだ。だって、隣で売られていた、同じパッケージのレトルトカレー
(甘口・中辛)も、同じく750gで100円だったのだから。ちなみに、「750g」は、通常のレトルトカレーの4パック程度に相当する。それで100円ということで、カレーも価格破壊である。

 というわけで。本日のイオンは、アルティメットな感謝デー
【日記:2025/8/9】の印象すら吹き飛ばすくらいの価格破壊セールをやってくれた。おかげで私は、代用品ではなく、本家のソースでパスタを楽しめるようになった。
 …ちなみに、具体的な商品名としては、白を基調としたパッケージに、
「[特盛] ひき肉とトマトの深い味わい ミートソース」「[特盛] 口の中で広がる深い味わい カルボナーラ」と書かれているものである。簡素であるものの、写真も貼ってあるため、清潔感があって美味しそうなイメージだ。やれ、販売元の公式サイトには載っておらず、検索しても全くネット上に画像が無いようだ。あれか、実は私は既に死んでいるが、それに気付かず、霊となっても極貧生活を続けているとか…そんな感じなのかもしれない。いや、それはない。
 ――ところで。意外なところで工夫されているのが、
バーコードだ。パッケージの裏には、ビヨーーーーーーーーーーンという感じで、ものすごく横長のバーコードが印刷されている。何だこれは…と思ったが、実際に使ってみると、セルフレジを通す時に、反応する部分が広く、非常に使いやすい。なるほど、こういうところにこだわれる企業であれば、価格面のメリットが凄まじいのも、納得である!

(2025年8月31日)

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2025年8月9日(土)
明日は、イオンの「アルティメット感謝デー」!


 
ひと月3回、感謝の5%OFF!!


 
明日:8月10日(日)は、イオンの全商品が10%オフとなる、通称「アルティメット感謝デー」だ。約7ヶ月に1度のチャンスであり、この機会に、買いだめできるものは、できるだけ多く買っておこうと思っている。
 …ではまず、そのカラクリについて説明しよう。イオンでは、
「お客さま感謝デー」と銘打って、毎月20日30日に、全商品5%OFFのセールを常設で行っている。イオン自体が、普段遣いに優れたスーパーとして知られ、食料品を中心に、生活雑貨や衣料品、そして家具・家電まで、様々な物が調達できる。その、ほぼ全商品が5%OFFとなるのだから、メリットは計り知れない。「お客さま感謝デーにおける大量購入」は、私にとって、「100円ショップの活用」くらい、もはや一般教養として捉えているくらいの方式だ。
 ――それに加えて。“私の近所に存在するイオン系列のスーパー”では、感謝デーはそのままに、更に「第2日曜日」に、ほぼ内容同じの、全商品5%セールを行っている。というわけで、
月3回、5%OFFで買えるチャンスが存在するのだ。ちなみに、“全商品5%値引き”ということであるが、逆に、「それを前提として、やや高値に設定されている」なんてセコいことはなく、普段通りの値札で、ワゴンセールも行われている。ありがたいことだ。
 ちなみに。その他、毎月15日には、「G.Gデー」と称して、55歳以上に適用される5%OFFが行われている
(イオン共通)BA.BAデーは無いのだが、男女関係なく割引されるので、安心してほしい。私は、自慢じゃないが(※自慢です)、今でも20代と言われることが結構ある。だが残念ながら、G.Gデーでは年齢を証明できる支払い手段が必須のため、どちらにせよ、見た目がフケているだけでは不可能だ。

 ここまでは、“全商品5%OFFのセール”のほうだ。次からは、
ポイント還元率について、書いていこう。
 …さて、イオンでは、金融サービスの一つとして、
「WAON」という専用ポイントを持っている。これについては、私ですら全容を把握できていないくらいのタコ足構造(「電子マネーWAON」と「WAON POINT」が別概念とか…)なのだが、基本部分として、200円の支払いごとに1ポイントが還元され、還元率は0.5%だ。ここから、会員登録をしていると+0.5%、クレカの「イオンカードセレクト」でWAONポイントをチャージすることにより+0.5%を得られる。これらの合算である「1.5%」という数値を、私は、「基本のWAONポイント還元率」と考えている。
 ――加えて、ここに、
「イオン系列会社の株主優待券」(イオン本家の「オーナーズカード」とは別)を、フリマアプリの「楽天ラクマ」で購入して使っている。優待券は100円ぶんであり、1000円の買い物ごとに1枚が使用可能だ。これを、ラクマでは額面の8割ほどで購入できるため、割引率としては2.0%程度ということになる。以上、「感謝デーの5%」「WAONポイントの1.5%」「株主優待券の2.0%」を合算した値を、私はイオンの常設割引額と考えている。まあ、支払う時期や還元方式などの形式面に加えて、掛け算の順序といった問題もある。だが、普段の買い物が8.5%OFFというのは、とてもありがたい。私が今でも、イオンを「買い物の基本」として捉えている理由は、商品ラインナップの多彩さ以上に、この“常に使える割引率の高さ”が存在するからだ。

1ヶ月の食費、1万円を切る!! かわりに、貯まるお金が増えた


 いつもながら、基本事項の説明が長くなってしまった。本日の話題の、明日:8月10日に行われる
「アルティメット感謝デー」について、である。
 …さて、イオンでは、
日付関連のポイント還元率UPも存在し、例えば「毎月10日」には、「ありが10デー」と題して、ポイント付与率5倍のキャンペーンを常設で行っている。なんでコイツ、こんなに感謝しまくってんだよ。ネテロ会長か?
 ――しかしながら、
これ単体では、お客さま感謝デーを上回る効率にはならない。というのも、「ポイント付与率5倍」の詳しい内容は、「200円の支払いにつき、WAONポイントが1ポイント付与される」というところが、「5ポイント」に変わるということだからだ。つまり、お客さま感謝デーで5.5%だった部分が、2.5%になっており、塩対応気味である。まあ、何も無い日より得なことは確かなので、日程の関係で感謝デーに買い物をするのが難しかったり、はたまた近くを訪れたときに、軽く買い物する際には使える…という程度だ。

 ところがどっこい。私の近所にあるイオン系列の店舗では、前述の通り、「第2日曜日」に、
感謝デー相当の5%OFFセールが行われる。そして、本家感謝デーの20日30日が、10日と重なることは無い(当たり前)。だが、分家感謝デーの「第2日曜日」は、「10日」と重なりうるのだ。
 …さて、それらの日だと、まずは全商品5%OFFに加えて、「200円につき1ポイント」の部分も5倍になる。よって今度は、感謝デーでの「5.5%」の部分が、「7.5%」へとパワーアップする。
2%も割引額が増えているのだ。前述の通り、イオンは普段の買い物に優れたスーパーであり、特定商品だけでなく、一般的な生活物資の多くが調達できる。よって、保存の効く商品などは、この日にまとめ買いをしておくのだ。私の生活においても、「コーヒーの粉」「パスタ」、そして「衣料用洗剤」「歯ブラシ」「歯磨き粉」「ひげ剃り」「殺虫剤」などは、この日のまとめ買いを前提としているものだ。
 ――というわけで。私は、この「第2日曜日が10日になる日」を、
「アルティメット感謝デー」勝手に呼んで、大量購入のチャンスとして捉えてきた。ちなみに、曜日の設定については、基本的に完全ランダムと考えて良いため、アルティメット感謝デーの頻度は、7ヶ月に1回だ。前回は2024年11月10日であり、次は2026年5月10日だ。意外と遠い。この暑い夏が終わり、そして凍える冬も終わった後の事なんて、今からでは全く予想も付かない。しかし、さすがに洗濯・歯磨き・ひげ剃りをしないなんてことは無いであろう。明日は、掃除がてら、いま持っている物品の量や賞味期限を整理しつつ、必要なものを買い足していくことにしたい。

 そして、ここ最近では、このアルティメット感謝デーが、
更にパワーアップした。
 …例えば、明日:10日(日)であるが、「イオンペイ」という
ややこしい携帯電話アプリを使うことにより、ポイント還元率が5倍ではなく、10倍へとパワーアップする。10倍だぞ10倍。これは、いつもながら「200円につき1ポイント」の部分が「200円につき10ポイント」になるということであり、要するに5%還元だ。第2日曜日の分家感謝デーと足し合わせると、単純に全商品10%OFFと考えることが可能だ。
 ――ちなみに、私は、「イオンペイ」というアプリについては、普段遣いをしておらず、よく分からない。
ただでさえ複雑なWAON関連が、更にややこしくなるということで、現地でぶっつけ本番すると混乱確定なため、最も確実と思われる「イオンペイのイオンカード払い」を使っていくつもりだ。確か、この方式だと、WAON残高のチャージボーナスが得られずに、最高効率とならなかったはずだが…まあ、少しくらいは良いだろう。

感謝するぜ。これまで貯まった、お金の全てに!!!


 というわけで。
「アルティメット感謝デー」こと、明日:8月10日(日)は、「分家イオンのお客さま感謝デー」「イオンペイによるポイント10倍還元」が重なり、全商品10%OFFと、ここしばらくで、最も安く買い物が可能となる。仕事も普通に休みのため、久しぶりにイオンにまで足を運んで、必要物品を買っておきたいと思う。
 …ちなみに、ほんの少し前だが、「iAEON」というアプリにおいて、8月6日(水)限定で、食料品・暮らしの品
(生活雑貨?)などが10%OFFになるクーポンが発券されていた。こちらについては、「平日」、かつ「気付いたのが仕事を終えて帰宅した後」、かつ「FF8日誌の更新という重いネタを抱えていた」という悪条件が重なり、私は買い物に行くことができなかった。しかしながら、割引率は、アルティメット感謝デーと同じ「10%OFF」である。今後、どのような時に開催されるかは分からないが、うまく活用できれば、生活の大きな助けになってくれるだろう。
 ――その他、iAEONについては、それなりの頻度で
(月1回程度?)無料クーポンを配ってくれることがある。価格としては100円程度の商品であり、内容もペットボトル飲料など、私が普段は買わない物であることが多い。というわけで、それ単体で外出をするほどではない。しかしながら、近くを通ったときに、ついでに足を運んでみようと思うくらいにはなった。無料商品を受け取りつつ、ついでにワゴンセールや生鮮食品を見て、必要ならば買い物をするし、何もなければ、セルフレジを通り、無料クーポンだけ使って、0円会計で出てくる。別に私は、配られているものを貰っただけであり、何も悪いことはしておらず、恥じる点も全く無い。いいじゃないか! タダだし。

 ところで。イオンについては、現在、
非常に儲かっている会社として知られている。
 …やれ、今から1ヶ月ほど前に、私は、「イオンの株」についての記事を書いた
【日記:2025/7/12】。そこには、「7月11日終値で、1株が4412円」と書かれている。だが、そこから約1ヶ月で、化け物みたいなペースでイオン株は上昇し、現在価格は「8月8日終値で、1株が5409円」である。1ヶ月で20%も上がりやがった。極端にポジティブなニュースがあったり、直前で大きく値下がりしていたりということも無いはずなのだが、マジで何なんだコイツ。下がったら少しずつ買ってやろうと思っていたが、そんな隙を全く見せてくれなかった。まあ、株を買うかどうかはともかくとし、とにかくイオンに関しては、異様に儲けている企業であり、私のような貧乏人が、その行く先をおもんばかってやる必要は、全く無いのだ。
 ――さて。イオンの“お客さま感謝デー”という名称については、
何に感謝しているか不明であり、これまでは「僕のほ〜うこそ ありがとう」などと思っていた。だがそれは、「儲けさせてもらったことへの感謝」であり、その利益を、客の側にも還元しているということなのだろう。実際、アプリのiAEONでは、これまでの割引率を超える、更にアルティメットなセールを行うようになった。せっかく向こうがサービスしてくれるのだから、使わない手は無い。ファミペイと同じく、iAEONも毎日チェックして、安くても楽しい生活を、しっかり続けていこう!

(2025年8月31日)

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2025年8月8日(金)
【8月】三菱UFJ、皆に7500円を給付してしまう…


 
Copilotくんが、「パロディ」という概念を身に付けてしまった…


 
【前回の7月】に引き続き、8月も、三菱UFJがお金を配り始めた。今回は、既存ユーザーも含めて、簡単な条件で、最大1万円が貰える。
 …さて、前置きは後に書くとして、まずは、キャンペーン内容から紹介をしていこう!


【三菱UFJ エムット誕生記念 現金最大1万円プレゼント】(8月1日〜10月31日)

・参加資格:以下の@ABを
全て満たしていること
@三菱UFJダイレクト
(三菱UFJ銀行のインターネットバンキング)の口座を開設している
A上記のサイトから、キャンペーンへのエントリーを行う
B10/31の23:59時点で、5万0000円以上の普通預金残高を保有している

・還元額:以下の A B C D 1つを達成するごとに、
2500円プレゼント(各1回、最大1万0000円。12月中旬、預金口座に)
A:クレカ「三菱UFJカード」を、三菱UFJ銀行アプリに連携する
B:「auカブコム証券
(現:三菱UFJ eスマート証券)の口座を、三菱UFJ銀行アプリに連携する
C:「コインプラス」に、三菱UFJ銀行口座を登録する
D:「ウェルスナビ」に、三菱UFJ銀行口座から積立、またはクイック入金をする


A:クレカ「三菱UFJカード」を、三菱UFJ銀行アプリに連携する
 
【7月の記事】で、主要な話題としたクレジットカードだ。あれから1ヶ月が経ったが、全てのキャンペーンは今も実施中である。それどころか、むしろ、“auカブコム証券口座の開設&入金によるプレゼント額”が【2万円に増えている】頭がおかしい。どんだけ金をバラまきたいんだ!(歓喜)
 というわけで。A条件については、三菱UFJカードを作り、それを銀行口座アプリと連携すれば良い。口座もカードも、もう持っている人でも参加できる。
これだけの緩い条件で、2500円プレゼントだ。大人でも、決して無視できる額ではない…。お小遣いと思って、貰っておこう!

B:「auカブコム証券」の口座を、三菱UFJ銀行アプリに連携する
 証券口座についても、
【7月の記事】で話題として取り扱った。銀行・証券の両方を、他キャンペーンで既に作っていても良く、それらを連携して、銀行アプリに「証券口座の残高」が表示されるようにすれば良いだけである。以上、これで2500円が貰える。なんか植民地とか保有してる?
 
C:「コインプラス」に、三菱UFJ銀行口座を登録する
 コインプラス
(エアウォレット)については、【別日の記事】で取り上げた。無視できないタイムラグはあるものの、手数料ゼロで銀行口座間の振り込みが行える。振り込みinFFである。私のような金融オタクだと、各銀行における回数限定の手数料無料サービスだけでは手が足りないため、必須のサービスとなっている。そのアプリに、三菱UFJ銀行の口座を登録しておけば良い。はい終わり、2500円!
 ちなみに。前述の記事でも触れたが、コインプラスは、キャッシュレス決済
(携帯電話アプリのバーコードを店頭で読み取ることにより、電子マネーでの支払いを行えるサービス)の機能も持っている。もっとも、この分野にはライバルが多く、単品では大した魅力とならない。だが、コインプラスの特徴として、既存ユーザーでも参加可能なキャンペーンを、ほぼ常時やっており、しかも利用可能店舗に100円ショップの「キャンドゥ」が存在するため、節約生活に大いに役立てられる。実際、前回の記事の時点では、7月21日までの30%還元キャンペーン(既存ユーザー:上限500円まで)が行われていたが、それが終わった瞬間、7月22日から【15%還元のキャンペーン】が新たにスタートした。すまん、なんか…何?

D:「ウェルスナビ」に、三菱UFJ銀行口座から積立、またはクイック入金をする
 
ここだけは難易度が高く、私は参加できない。まず、「ウェルスナビ」は、投資(資産運用)サービスの一つであり、商品が「リスク許容度」と呼ばれるシンプルな5つのみで構成され、初心者でも簡単に資産運用が行えることが魅力だ。しかしながら、久しぶりに名前を書くが、ド定番商品の「eMAXIS Slim 全世界株式」と比べて、特に優れた点が無い【日記:2024/6/5】。よって、ガチな資産形成としてはオススメできない。その中で、有効活用法と言えるのが、イオンカードを使ってクレカ積み立てをし、「資金の先置き効果」「0.5%のポイント還元」を得ながら、あまり溜めすぎず、適度な間隔で売却していく…という手法だ【日記:2024/6/26】
 というわけで。私は、ウェルスナビについて、「WealthNavi
for AEON CARDにて、上記の方法で、既に利用をしている。ウェルスナビにクレカ積立をできるのは、イオンカードのみである。一方で、今回の三菱UFJサービスでは、「ウェルスナビ(無印)、または「WealthNavi for 三菱UFJ銀行のどちらの口座を要求する。同じウェルスナビでも、口座のタイプを切り替えることはできず、その場合、いちど解約が必要となる。「特定口座」を解約した場合、同年内は再び「特定口座」を開設できないというルールもあるらしく、さすがにめんどくさすぎるのだ。
 そんな感じで、このD条件については、
達成を諦めることにした。2500円は、決して無視できる額ではないが、私にとっては、ここだけ明らかに手間が大きい。そもそも、2500円じゃ、イオンカードでの積立を続けるパターンに比べて、たぶん勝てないと思うので…。



お給料や節約だけでなく、資産運用・各種キャンペーンも兼用していこうね!


 というわけで。今回の三菱UFJのキャンペーンについては、
D条件のみ、手間が掛かるうえに、実質的なメリットも少ないとあって、私は見送ることにした。だが、A,B,Cについては、7月のキャンペーンを達成していれば、携帯電話をポンッポンと軽くタップするだけで済ませられ、それで追加の7500円が貰える。なんで三菱グループはこんなに金を配りたいの? いい人?

 ちなみに。今回のキャンペーンは、
「エムット誕生記念」と銘打たれている。だが、この「エムット」とやらの説明が、キャンペーンページに全く書かれていない。祝う気があるのか無いのか…。
 それについて、
【こちらのページ】で見てみると、要するに、既存の“給料を貰って、ただそこから支払うだけ”というお金の使い方ではなく、クレジットカード投資手数料ゼロの送金などを使い、お金との様々な付き合い方を提唱する概念なんだそうだ。具体的に、今回のキャンペーン対象でもある「三菱UFJカード」「auカブコム証券(現:三菱UFJ eスマート証券)」「コインプラス」「ウェルスナビ」の4つのサービスが、“エムット”を構成しているという。
 ――さて。これについて、私も、
金融リテラシーを高めていくべきという点については、まったく同意である。もう給料は駄目だ。安すぎる、遅すぎる! せめて額が増えるのならまだしも、私が就職してしまったのは、お先真っ暗のダメ業界で、同業他社は経営破綻が続出しているという。だが、それを避けるために、職員の手当を若者から削っていく我が社も、果たしてどうだか…。もう、お金のこと、他人に任せてはいられない!

(2025年8月31日)

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2025年8月7日(木)
「メトロイドドレッド」感想…イケメン女主人公の、2D死にゲー!


 
思えば、このイケメン立ちが、全ての始まりだった


 
「メトロイドドレッド」のHARD攻略は、アイテム100%を達成したのちに、ラスボスである「レイヴンビーク」へと挑んでいった。1周目で、十分に辛酸を舐め尽くした相手であり、2周目においては、ダメージ2倍とはいえ、恐るるに足らない。
 …と思っていたが、意外や意外、確かに通常攻撃は楽に対処できるのだが、第1段階を終わらせるための
メレーカウンターで苦戦しまくる。逆に、そこさえ乗り越えたあとは、第2段階・第3段階と、一気に通しで撃破ができた。体力的にギリギリだったとはいえ、上達を感じるものである。そして最後は、いつものように爆破される星を後にして、HARDモードもゲームクリアーだ。
 ――やれ、感想として、
ボスは結構パターン化ができていたため、ダメージ2倍というHARDでの難易度上昇を踏まえたうえで、初周NORMALと同じか、むしろそれより楽に勝てたくらいの相手が多かった気がする(ド畜生のエスキューを除く)。キツかったのは、やはり、序盤〜中盤に掛けての雑魚戦だ。ごく小型の雑魚を除いて、ミサイルを5〜10発と、大量に打ち込まねば倒せず、体当たりでタンク1個分以上のHPを軽く削ってくる。その耐久力と火力により、私は幾度となく鮭茶漬けのテーマを聞くことになった。その雑魚戦で役立つ「アイスミサイル」の入手が、攻略のキーとなるゆえんだ。

 というわけで。これにて、NORMAL・HARDと、私は2周「メトロイドドレッド」をプレイした。プレイ時間は、
20時間程度である。
 …さて、ここから更に上級の楽しみ方としては、
あらゆるダメージで即死するDREADモードや、ボスラッシュ&本編のタイムアタック、そしてシーケンスブレイク(本来とは違う順序で、アビリティの入手やボスの撃破を行っていくこと)などが考えられるだろう。
 ――ただまあ、私のプレイ方針だと、
2周くらいが丁度よいかなと思う。1周目は足早に進めて各能力の解禁やストーリーの行く先を見届け、そして2周目で、初周を前提としたアクション面の上達を楽しみつつ、残してきたアイテム入手100%も達成する。我ながら、このゲームの美味しいところを、余すこと無く食べ尽くせたと思う。さすが、茶漬けと呼ばれるだけのことはあるな(※呼ばれません)

ボス戦での「グラブシーケンス」は、攻撃チャンスとしても演出としても、最高の一品!


 さて。そんな「メトロイドドレッド」は、歴代メトロイドの作風を維持しつつ、令和のゲームとしてパワーアップした、正統続編となっている。特徴としては、
イケメン女主人公の、2D死にゲーという感じだ。
 …まず、
「イケメン女主人公」だが、公然の秘密として、本作の主人公(プレイヤーキャラ)であるサムス・アランは、女性である。そのくせ、やたらと機敏で力強い動きをするが、『ドレッド』では、そのカッコ良さが極限まで引き出されており、「ウホッ! いい女…」とでも言いたい雰囲気になっている。序盤から幾度となく繰り返されるイケメンムービーの数々は、見応えバツグンである。
 ――また、
「2D死にゲー」のほうであるが、私がこれまでプレイしたメトロイドシリーズ(『スーパー』『フュージョン』『ゼロミッション』)は、少なくとも戦闘面においては、通常プレイはゴリ押し可能な範囲であり、HARDや低回収率といった上級プレイに進むにつれて、初めて手ごたえが出てくる感じであった。それが本作『ドレッド』では、ゴリ押しなど不可能であり、ボス相手にしっかり練習が必要となるのはもちろん、雑魚戦ですら、油断しなくとも命を刈り奪られる。NORMALでの話だぞ。チャージビームで適当に掃除していけた歴代からは一転、マップ踏破ですら、緻密な攻略が必要とされるのだ。

 ちなみに。
イケメンムービーについては、「ボス戦のイントロ・アウトロ」や、「それなりの量が用意されているイベントシーン」のほか、ボスとの戦闘中においても、攻略と演出のキーになっている。というのも、特定タイミングでのカウンター技を決めることにより、「グラブシーケンス」という、特殊な3D演出の付いた一方的な攻撃チャンスに入ることができる。これがもう、アホみたいに気持ち良く、攻略面での有用性と、演出の楽しさが極限レベルで融合した、本作を代表する場面である。他の2Dアクションも真似していいよ。
 …ただし! これが、僅かばかりの不満点にも繋がっているのだが、本作で、“ムービー付きの大ボス”と言える相手は、
実は少ない。まずは、いかにも序盤の敵という感じの第1ボス:「コルピウス」、そこからの第2ボス:「クレイド」が大きく盛り上げてくれ、こんな敵がどんどん出てくるのか! …と思ったところで、あとは、演出付きのボスは、「ドロギーガ」「実験体Z-57」、そしてラスボスの「レイヴンビーク」で終わりだ。逆に、罠モンスターの「E.M.M.I.」や、中ボスと言える「ロボット鳥人兵」「X鳥人兵士」は、初周で既に飽き、周回では確実にダレるくらいの量が登場する。
 ――というわけで、E.M.M.I.らの出番を少し削ったうえで、クレイド級の巨大ボス、そしてエスキュー・ゴッツーナといった雑魚モンスターのボス敵版が、
それぞれあと2体ずつくらい出てきていれば、このゲームの印象は、大きく変わっていたであろうと思われる。いやあ、あれだけカッコいいボス戦ムービーを魅せられたら、もっと味わいたいって思っちゃうよね…。

次はそろそろ、『スーパー』がフルリメイクされる番のはず…


 そういうわけで。
「メトロイドドレッド」は、歴代作品の探索・戦闘の面白さを残しつつ、令和のゲームらしいクオリティと、そして「イケメン女主人公の2D死にゲー」という新たな属性まで引っ提げた、まったく新しい大作メトロイドとなっている。
 …やれ、私は、このゲームを、PayPayポイントの10万円修行がらみ
【日記:2024/11/13】で、昨年11月に購入をした。だが、プレイ開始は、今年6月ということで、実に半年間、置物になっていた。「ステラーブレイド」「スーパーマリオブラザーズ ワンダー」「3DS版ドラゴンクエスト8」といった作品たちに押され、優先順位が低めとなっていたのだが、それはただ順番待ちになっていただけであり、内容面では、全く引けを取っていない。

 ちなみに。当サイトの記事を読んで、メトロイドシリーズに興味を持っていただけた場合に、どの作品から遊べば良いかということも書いておこう。メトロイドは、各ハードに1〜2作品という程度で発売されているが、
スピンオフが多く、本編作品とそれ以外の区別が付きづらい。一応、“メインシリーズ”=物語の進行順と言えるのが、「@無印&ゼロミッション」「A2&サムスリターンズ」「Bスーパー」「Cフュージョン」、そして「Dドレッド」なのであるが、既にハードがバラけており、これらを全て遊ぶだけでも一苦労だ(私もできていない…)。そして、この“メインシリーズ”という言葉は、ジャンル区分を表しているわけではなく、2Dアクション作品に限ってみても、これら以外が存在したりする。
 …ただまあ、現状、最新作の『ドレッド』が、
最もハイクオリティな2Dメトロイドであることは間違いない。そして、ストーリーについては、経験者でもよく分かっていない。というわけで、安心して(?)、現行ハードでプレイできる『ドレッド』から遊んでいただけると良いだろう。NORMALでもかなり難しめという点を除けば、内容面は文句なしである。
 ――その他、スイッチオンラインの上級プランに加入しているなら、GBAの『フュージョン』と『ゼロミッション』が配信されており、
どちらも小粒にまとまった良作である。それ以外の作品は、最初のプレイとしては、あまりおすすめできないのが現状だ。特に『スーパー』は、ボリューム面は素晴らしく、知名度も高いのだが、今から新規に遊ぶとなると、操作性がかなり厳しいと思われるので…。

 というわけで。メトロイドドレッドは、私にとって20年ぶりのメトロイドであったが、実に満足の行く作品であり、ただ懐かしいだけに留まらず、むしろこれまで以上にシリーズを好きになれた。1回目の記事に書いたように、
オモロイドだったのである。
 …さて。次に遊ぶゲームであるが、メトロイドの“本編”と呼ばれる5コ作品のうち、『2』系統のみは、リメイク前/後を問わず、私はプレイしていない。というわけで、3DSの『サムスリターンズ』も良いかな…と思ったのだが、やはり、似たような作品を続けるよりも、様々なジャンルのゲームを遊んでみたい。まあ、「スクリューアタックやウェイブビームの、各作品における位置付け」なんかを、
連続で語っても、くどいだけであろう。
 ――そういうわけで、また次は、
ジャンルをガラッと変えたゲーム作品をプレイしていきたい。もちろん、これまでのゲームと、そして『メトロイドドレッド』のように、日記の毎日更新は継続だ。次も、大いに楽しめる作品になるといいな!

(2025年8月31日)

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2025年8月6日(水)


 
間違ってアップロードされていたので、せっかくだから掲載します(ディフュージョンミサイル)


 今日は、
【FF8日誌】を更新したので、まあそちらのほうを読んでください。いや、休みを使って最後のほうまで清書しおえていたので、「これ日記と同時更新いけるだろ」と思っていましたが、現実はそこまで甘くなかった…。
 ーーちなみに。世間では、軒並み
40℃を超える気温が、がんがん記録されているようです。私も、仕事で会社の建物間を移動する際に、数分だけ外を歩いたりしますが、まあ、これをずっとは命に関わるな…という感じです。今は、無理に新しいことはせず、何とか耐えの季節にしていきましょう。大丈夫、きっと秋はやってくる! 3ヶ月後くらいに!!

(2025年8月31日)

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2025年8月5日(火)



 今日は仕事が休みで、電気業者が来たんですけれど、まあ最悪でした。
・「携帯電話の充電に10時間以上が掛かる
(変圧器・ケーブル・電話機に異常なしは確認済み)
・「-12℃まで下がるはずの冷凍庫が、0℃程度までしか下がらない
・「冬場の暖房が、付くまでに3分が掛かるうえ、不規則に冷風となり、寒くて使い物にならない
 これらの異常を、全て
「正しい仕様」「あなたの機械、あなたの認識が悪い」で片付けられました。

 賃貸業者のほうにも、怒りとともに問い合わせましたが、
「検査業者が異常を見つけられない以上、問題は無い」「他の入居者から苦情が来ていない以上、対処するつもりはない」の一点張り。話になりませんね。

 もう無駄であることはハッキリしました。
 不愉快なので、この話題はこれで終わりとしますが、最後に言わせてください。

 くたばれ! 問題解決力ゼロの無能バカどもが!
 お前も、お前の仲間も、全員目玉ほじくりかえされて、のたうち回って死ね!!!


(2025年8月31日)

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2025年8月4日(月)
[メトロイドドレッド] LOVESHINE


 
今回も難しいのはスピードブースター関連


 メトロイドドレッドは、
ラスボスを前にしてのアイテム回収だ。既に、全アビリティが解禁されているということで、回収不能なアイテムは理論上も存在しない。安心して、各種のアイテムを集めていける状況である。
 …というわけで。これまで冒険した世界を回っていくと、まず気付いたのは、
ウェイブビームスクリューアタックの強力さである。どちらも終盤で手に入るアビリティということで、目立った出番が存在せず、歴代シリーズより弱体化した印象を受けていた。しかしながら、アイテム回収で戦闘時間を増やすことにより、その強さを遺憾なく発揮できるのだ。
 ――とりわけ、アルタリア・カタリス・ダイロンといった序盤エリアは、
完全に無双状態とできる。これらのリージョンは、バリアスーツすら入手する前のごく序盤に入ることになり、慎重に慎重に進んで、それでも即死するような緊張感があった。そこを、ビームと回転攻撃だけで容易に突破できるのは、例えるなら“RPGで序盤のダンジョンを再訪した時”のような、独特の高揚感が存在するというものだ。

 いっぽうで。肝心のアイテム収集については、
なかなか厳しい。
 …まず、
システム面の問題点だ。今回の回収率は、7つある主要リージョンごとに管理され、いつでもMAP画面から見ることができる。そのため、99%で止まって、「あと1個どこだっけ…」と徘徊しなくて済むのは、気が利いている。しかしながら、肝心の絵的なアイテム表示は、とても不親切だ。まず、アイテムが残っているエリアは、白く点滅して表示されるのだが、その点滅が速度も色も目立ちづらい。また、ゲーム内で、アイテムタンクを目視していた場合は、マップの点滅が消え、アイテムアイコンへと変わるのだが、そのアイコンも小さいうえに色が薄い…というか、信じられないことに、取得済マークと比べても大差ない。
 ――というわけで。ただでさえ、アイテム100%のためには、頻繁にMAP画面を開くことになるのだが、その際は、「点滅表示」「未取得アイコン」を、
目を血走らせて探す必要があり、やがて疲れて、目が動かなくなってくる。目トロイドである(これが言いたかっただけ)

 あとは、そろそろ、メトロイドシリーズにも、
ファストトラベルが必要なのではないかと思った。
 …やれ、今作には、「フュージョンのエレベーターホール」や、「スーパーの赤土湿地エリア」のように、複数のエリアへ繋がる回廊的な場所
が無い。それどころか、エレベーター&列車という従来の直線的な移動に加えて、「テレポータル」というワープポイントまで存在し、頭がグッチャグチャになる。
 ――さて、今作のマップは、広大なように見えて、
サムスの移動速度も早いため、実はそこまで時間が掛かるわけではない。しかしながら、その構造が複雑なため、マップを何度も開いて確認する必要があり、そのたびにゲーム進行は中断される。また、ゲート間の移動は瞬時なものの、エレベーターやテレポータルによってリージョンチェンジを行う場合のロードは、かなり長く、回数も多めなので、ストレスが大きい。
 以上の理由により、このゲームであちこち移動をするのは大変であり、とりわけ、
実際に掛かった時間以上に、精神的な疲労が溜まる。そういったものへの救済手段として、ファストトラベルが存在すべきだと思う。各種行動の効率が上がるのはもちろん、迷ってしまって途方に暮れたときも、特定地点からやり直せれば、少なくともマイナスになることは防げる。そういった安心感は、ゲームでは重要だと思うのだ。ほら、機械が壊れたときに再起動するのと同じで、ゲームでも意味が分からなくなったら、とりあえずリセットしてみるのだ。その際、“プレイヤーに後戻り感を与えない”というのは、重要な視点だろう。

>>> >>> (超えられる壁) >>> >>>


 というわけで。ここからは、肝心のアイテム回収パートだ。
 …まず、最も簡単なのは、
「場所も取り方も分かるが、アビリティだけが足りなかった」というパターンだ。この手のアイテムは、序盤から見えている場合もあり、じらされるが、クロスボムパワーボムスクリューアタックなど、後半に解禁される能力を使えば、容易に取得が可能である。
 ――次に、多くを占めるのが、
「場所が分かれば取れる」というパターンだ。これは、マップの白点滅(見づらい)で気付くパターンが多いが、放置していた高熱エリア寒冷エリアについては、ほとんどの場合、アイテムへと繋がっている。また、“開けていないゲート”についても、マップ画面で気付くことができ、やはりその先は、寄り道ルート=アイテムへと繋がっていることが多い。まあ、今となっては全く無意味な通路(シーケンスブレイク時に使用?)だったり、はたまた、このタイミングで地図が手に入ったりと、ハズレも存在したりするのだが…。

 そして、最後が、
「場所も取り方も分かるが、難しくて取れない」というパターンだ。言うまでもなく、スピードブースター関連である。
 …さて、スピードブースターには、
「シャインスパーク」という追加アクションが存在する。ダッシュをしてスピードブースターを発動し、その状態で下ボタンを押して急停止すると、その後に数秒だけ、体がエネルギーで激しく明滅した状態になり、そのままジャンプボタンを押すことで、無敵状態での突進攻撃を行える。今では公然の秘密に近いものの、『スーパー』では隠しテクニック扱いだったこともあり、クリアに必須とされることは少ない。私のやった作品(『スーパー』『フュージョン』『ゼロミッション』『ドレッド』)だと、クリアに必須なのは、“ドレッドで入手直後に使う真上への1回”だけのはずだ。
 ――しかしながら、隠し扱いだけに、メインルートから外れると、むしろ「シャインスパークの使い方こそが上級攻略のカギ」と言えるほどの重要テクニックとなる。とりわけ、『フュージョン』からは、
「横シャインスパーク状態で、駆け上がれる坂に突撃すると、そのままスピードダッシュ状態に戻れる」という革新的な仕様が採用され、これにより、「細かい坂を使って、非常に長い区間、ブースト状態を維持する」という戦法が生まれた。ただ、これはかなりの高等テクニックであり、利用場所は、アイテム100%狙いと、あとは、各種のタイムアタックくらいだ。
 というわけで、それらをフル活用した“アイテム100%回収動画”
【フュージョン】【ゼロミッション】などを見ていくと、心がぽかぽかした気持ちになる。その他にも用途は多数であり、「フュージョン」における隠しナビゲーションや、タイムアタック、はたまた実用性皆無の魅せプレイなども存在する。

 さて。『ドレッド』の話だ。ドレッドにおいても、アイテム回収のために、
シャインスパークをフル活用する必要がある。内容は、基本的にはこれまでと同じで、坂道に突進をすると、スピードダッシュ状態に戻れる。“坂を見ると、シャインスパークを細かく維持したくなる”…メトロイダーあるあるだ。
 …ただし。今回は、ゲーム本編が死にゲークラスの難易度になっているということで、
アイテム100%も相応の難しさと化している。“スイッチ本体の、30秒録画機能”を考慮した…かどうかは不明だが、1回の挑戦自体はそこまで掛かるものではない。問題は操作であり、まずは回転ジャンプだ。これまでは、十字キーで操作していたため、上ボタンを押すことで回転ジャンプ状態を解除でき、スムーズな空中シャインに繋げられた。だが、『ドレッド』はニンテンドースイッチでの作品ということで、移動がスティックのため、上に倒しても横扱いとなって、回転ジャンプが継続してしまうことが多々存在する。これを補う機能が、空中でのビーム射撃ということに気付いたのは、かなり後になってのことだった。
 ――さらに、今回は、
助走がギリギリという場面が、やたらと多い。本作は、グラフィックは3Dであるため、“ドット単位でどこから走れば良いか”というのが分かりづらい。そして、スティックについても、どうしても“遊び”が出てしまって、機敏な操作は行いづらい。かくして、最初のブースト発動の時点でつまずいてしまうことが多くあり、これもストレス要素となりやすかった。

 ちなみに、『ドレッド』では、新機能として、
速度を殺さないアクションでは、そのままスピードダッシュを継続できる。具体的には、「スライディング」「壁蹴り」が相当し、これを使えば、かなり長い間、速度を殺さずにダッシュ状態を継続できる。ただ、これは極めて高度なテクニックとされ、活躍はタイムアタックや魅せプレイが主となり、アイテム回収では、1ヶ所を除いて必須とされない。
 ――そう、1ヶ所を除いて…。そうだよ、例の
フェーレニアの左上だよ。多分あそこが、ドレッドで最難であろう。やれ、ゲーム中盤から発見自体は容易であるが、意味不明なギミックの組み合わせが立ちふさがり、取る方法がまるで思いつかない。私は、壁蹴りでブーストを維持して、壊せるブロックの直前で止まり、急いでクロスボムで落ちるブロックを超えたのちに、真上に飛んでいった。だが恐らく、【こちらのYouTube動画様】のものが、スタッフの想定したルートだろう。私は、「左側の小部屋は何なんだ?」と思っていたが、動画様の方式であれば、無駄なく活用ができる。数学などと同じで、用意された要素は全て使い切るのが美しい。だが、それを前提としたうえで、あえて外れるのも、また乙というものだ。どんだけ移り気なんだ…。

「ラスボス『早く来て…』」も、この手のゲームだと恒例


 かくして。「純粋な操作難易度」のほか、「スティックならではの不自由さ」「システムの不親切さ」にも苦しめられながら、なんとか、2周目プレイの大きな目標の1つであったアイテム回収率100%を達成していった。
 …ちなみに、ネットの攻略サイトの使用については、「アイテムを見つける段階」については、ごく一部、攻略サイトを使用していった。が、「見つけたアイテムを取る段階」≒
スピードブースターの使い方については、完全に自力で考えていった。そのため、“アルタリアの感圧ゲートのアレ”で、狭い通路の向こう側から走ってきたりと珍妙なルート構築をしてしまったりもしたが、それも今では良い思い出である。皮肉じゃなくて、これはマジで。
 ――やれ。今回は、ゲームにおける“コンプリート系”としては珍しく、作業感も無く、むしろ、1周目で見逃していた「最強状態での雑魚戦無双」「世界を余すこと無く周り切る」といった要素により、
非常に良い達成感を得られたと思う。

 そんなわけで。あとは、
メインディッシュとして残しておいた、ラスボスを倒しにいくことにしよう。最強育成のあとのラスボスは、まさに、“目玉となるご馳走を、最後に食べにいくとき”の、あの感じだ。さあ、20年ぶりのメトロイドとなった『メトロイドドレッド』の日誌も、次回が最終回!

(2025年8月31日)

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2025年8月3日(日)
【怒】タバコ臭いオッサン「その変圧器が壊れているのでは?w」


 
手のあたりが激しくバグっているが、かわいいから許そう


 ちょうど昨日、
「部屋のコンセントから、USB端子-TypeC機器が充電できない」という件について書き、本日昼に業者が来たが、まあ、最低最悪であった。問題は解決しなかったのはもちろんだが、業者の対応が極めて不愉快であり、あんな汚物を家にあげてしまったことを非常に後悔している。やはり、安い賃貸は、職員の質が低いということだ。
 …では、問題点を述べていこう。まず、私はあらかじめ、文字の形式で、「USB-TypeC機器が充電できない」「変圧器・USBケーブル・携帯電話の正常動作は確認済みで、コンセントの向こう側の問題」と伝達していた。それにも関わらず、業者は、
電圧テスタを持ってこなかった。おいおい、これでいったい何を調べるつもりだったんだ!?
 ――さらに、業者は、前述の事項を伝達済みだったにも関わらず、
「変圧器が壊れているのでは?」と疑いを掛けてきた。内容もさることながら、口調もタメ口で小馬鹿にしているような雰囲気で、不快感を覚えた。それにも関わらず、「正しい動作を確認済みのUSB変圧器」等は持参してきていない。もう一度言うぞ、これでいったい何を調べるつもりだったんだ?

 加えて。職員の雰囲気外見についても、不快感を覚えた。「マスクを付けていない」なんて、そんなのはもはや些細なことである。1m程度の距離があったにも関わらず、
タバコの悪臭が漂ってきた。有り得ないだろ。
 ――その他の外見的特徴についても、典型的な
ハゲ・デブ・チビという感じであった。こんなこと、普段の私なら全く気にしないのであるが、上記の「稚拙な技術的対応」と、そして「不快なタバコ臭」も相まって、負の納得感を私に与えるものだった。特にタバコ臭は100%有り得ない! もう一度いうが、こんな汚い人間を、10分程度とはいえ、部屋に招いてしまったことを、私は途方もなく後悔している…。

今日も暑いですね


 さて。今回の件については、ここで愚痴るだけでなく、もちろん大家にも苦情を伝えている。
 …ところで、私個人についても、似たようなトラブル対応を、普段の業務で行っている。電気関連は少しだけ専門外であり、かつ、客ではなく会社内の職員が相手という相違点はある。だが、“問題が起きた現場に呼ばれ、初対面の相手に対応をしていく”という点は同じだ。そして、
その場では問題を解決できないということも、頻繁に起こる。そういう時に、相手を不快にさせないために、どうすれば良いのか。今回の問題点を、整理してみることにした。


技術的な問題点
@その場ですぐに、充電不良を解決できなかった
 
これについては問題ない。無論、即座に解決できるのが望ましいが、点検や工事が必要となることは理解している。よって、「物理的問題が解決しなかった」ということ自体が、強い不快感をもたらしたわけではない。

A解決に必要な機材を持ってきていない
 今回の問題について、“電気系統のトラブル”ということは伝達済である。よって、電圧測定が可能な「テスタ」や、実際の充電可否を調べるための「USBケーブル」「テスト用携帯電話」などを、調査のために持ってくるべきであった。それらを怠り、何の進捗も無く終わったということで、
「いったい何を調べにきたのか」という不信感が生まれた。

B既に調査済みの件を蒸し返す
 「変圧器・USBケーブル・携帯電話については、異常なしを確認済」を事前に相手へと伝えていたにも関わらず、
「変圧器が壊れているのでは?」と疑われた。だが、この手のトラブル対応で、「相手方が、問題を正しく認識・伝達できていない」ということは頻出である。つまり問題は、「疑ったこと」自体ではなく、「わざわざ相手を不快にする方式を取ったこと」にあると言える。


接客としての問題点
@タメ口
 キーとなる、携帯電話が充電できないという問題について、私が口頭で説明をしたところ、
「それ(変圧器)が壊れとるんとちゃうか?w」小馬鹿にするような口調で指摘され、カチンと来た。そんな可能性、とっくに調べているに決まってるだろう。舐めるな!
 さて、この部分の本質は、問題発生に対する「客側の困惑」「解決への努力」をないがしろにしていることもあるが、それ以上に、
「表現手法が極めて不適切であった」ということだ。私が、(一般人レベルとしては)機械に強いなんてことは、業者は知るよしは無いから、疑って掛かるのは当然だ。だが、例えば、「どうでしょう、その変圧器が壊れているという可能性はありますか?」などと、丁寧な口調で、かつ対話を促すような形式であれば、怒りを覚えるどころか、むしろ誠実な対応と感じたことであろう。“言い方が10割”なんて言葉もあるが、まさにそれである。ここは私も、気を付けなければならない。

Aタバコ臭
 アパートの部屋とは、
プライベートな空間であり、自分と、自分が認めた特に親しい人しか入ってはいけない。ましてや、1部屋のアパートは、飲食や睡眠をする空間が入っているということで、職場よりも1段階上の衛生感覚が求められる。
 しかし、私は「実際に綺麗かどうか」よりも、むしろ
「不衛生な行動を取った精神性」に不快感を覚えているように思う。例えば、今は酷く暑い時期だから、汗を多少かいているぐらいでは、何も感じなかったであろう。だがタバコは、自分から吸わなければ、絶対に臭いがすることはない。「実際のタバコ臭」以上に、「他人の部屋に入るのに、タバコを吸っていく」という無神経な対応が、怒りを加速させたのだ。

Bハゲ・デブ・チビ・おっさん
 こんなものは、普段ならば気にするべきでもない。デブはともかく、他は遺伝や年齢で決まるものであり、そう簡単には変えられない。むしろ、
指摘した側の品性が疑われる事項だ。だがまあ今回は、他の要素が不快すぎて、腑に落ちてしまうという感じであった。やれ、「人は、20を過ぎると、外見に人格がにじみでる」という言葉を聞いたことがあるが、確かにその通りだと思った。私も、「生理的に無理」と納得されないよう、気を付けなければならない。



大丈夫、こういうのは、100%機械が悪い


 というわけで。これらについては、ふだん機械についてのトラブル対応をやっている私も、反面教師とすべき要素が多分に存在する。
 …やれ、「問題を解決・調査するための機器を持っていき、迅速に対応する」という技術面が重要なことは、誰だって分かる。しかしながら、
修理対応は接客であり、ただ技術的に正しいだけでは信頼は得られない。「丁寧な口調」「相手への同情」、そして「衛生感覚」が、満足感を得ることに繋がるのだ。私だって、相手がガッカリしたり不愉快な気分になるより、満足の行く修理によって、楽しく働いてもらえたほうが、嬉しいに決まっているのだ。

 具体的に、私の金曜日の業務に当てはめてみよう。パソコンの電源が何度も落ちます!」と電話が掛かってきて、いつものように“電源ケーブルの接触を確認してくれ”と伝えたが、そこは問題ないという返答であった。だが、現場へ向かうと、予想通りディスプレイの電源コードが抜けかけており、それを挿し直すことで、技術的なトラブルは解決した。
 …さて、この先の対応であるが、私もオタクなので、
「やっぱり電源ケーブルが抜けかけてましたよ。ちゃんと調べましたか?」と、問題の本質を指摘したくなる。が、それを言うと、明らかに相手に恥をかかせるため、グッとこらえて、「この電源ケーブル、ちゃんと入っているかどうか分かりづらいんですよね〜。まあ、また何かあったら、連絡してください」と笑顔で伝えた。「ちゃんと入っているかどうか分かりづらい」で、問題は相手の無能さではなく機械の設計とし、かつ、「また連絡してください」で、“このような問題で呼ばれたが、自分は何も迷惑に感じていない”とフォローしている。割とかなり、良い対応をしているのではないだろうか。逆に、わざわざ言わなくて良いことを喋り、相手を無能判定して、不愉快な気分にする。そんなものは、「正論」でも何でもないのだ。
 ――続いて、衛生面のほうについては、まあ、他者目線での評価となるため、私自身からは何とも言えない。ただまあ、「髪ボサボサでヒゲも剃っておらず、何日も水浴をしていないような悪臭を漂わせている」みたいなことは、当然ない。タバコなんて、そんな金の掛かるもの、買えるわけがない…。

 というわけで。今回の、日曜昼の修理業者の不手際は、私自身の仕事に大きな学びを与えてくれて、総合的には良かったと思う。
まあ、あのタバコ臭いオッサンは二度と家にあげねぇけどな。

(2025年8月31日)

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2025年8月2日(土)
コンセントから、Type-Cの充電ができない…


 
テスタがあれば、真っ先に電圧を調べるのだが…


 私は、この時代に、
家賃24000円のアパートに住んでいる。田舎ということを考えても異様に安いが、風呂・トイレ・洗濯機などは部屋の中に存在し、広さや設備的にも、成人男性が独居する空間として、極端に破綻していない。私個人としては、職場が目の前というのもありがたく、これが寮でなければ何なのかという感じだ。今の仕事を辞めない限り、引っ越す気は無いというものである。
 …しかしながら、所詮は安価な賃貸ということで、良くない点もある。
私と同じく、昭和産まれの物件であるため、設備が老朽化しており、全体的には質が良いとは言い難い。また、住民の質としては、「学生が毎日大騒ぎ」「外国人が集会をしている」「犯罪組織の拠点になっている」みたいなのは無く、私自身も完全に善良な住民ではないので、目を瞑るべきだろう。だが、去年ほどではないものの、今年もゴキとの連戦がスタートした【日記:2024/7/31】。家の中で繁殖している様子はなく(水場となりうる「皿の水切り台の下」にフンが無い、冷蔵庫の下や棚の奥などは定期的に薬剤散布している)、恐らくだが、異様に汚い住人が居て、そいつがバルサン等を使ったときに、周りの部屋へと拡散しているのではないかと推測される。玄関の前にゴミを積んでるやつとか、何なんだ?
 ――また、以前には、
壁の塗装工事が4ヶ月掛かり、その間、ロクに窓も開けられず、布団も干せず、工事現場の中のような光景で生活を強いられたことがあった。まあ、“安いアパートは、こういう業者に払う金をケチっているから安いんだろう”と、良い学びになった。伝える相手は居ないが。

 そして、今回の問題は、
「壁のコンセントを電源として、USB-TypeC機器の充電ができない」(または、充電が異様に遅かったり、充電が始まったり切れたりを繰り返す)という内容だ。電気系統のトラブルだが、やはりこれも、設備の老朽化や、メンテナンス不足が原因と思われる。
 …さて、まず、
「USB-TypeC端子」は、いま現在、最も一般的なコネクタの形状である。ここ数年で発売したほとんどAndroid携帯電話を皮切りに、PS5のコントローラーニンテンドースイッチ、その他にも、最近ではApple製品ライトニングさんからTypeCに鞍替えしたらしい。利用上の特徴として、上下の区別がなく、どちらに刺しても機能する。また、汎用性が高いためか、いわゆるUSB端子を介さず、TypeC-TypeCと、直接的に接続できるケーブルも存在する。たまに充電と給電の関係がごっちゃになったりすることもあるが、問題点はそれくらいであり、PS3時代にお世話になった「mini USB Type-B」、通称“A端子”(誤り)、PS4時代や2000番台のVitaで使用した「micro USB Type-B」こと“B端子”(誤り)の後継として、C端子(正解)も、ここからしばらく活躍してくれるだろう。
 ――ということであり、TypeCの機器は、今や生活に有り触れており、
それが充電できないというのは、かなり不便である。常用する電子機器だけでも、携帯電話(2台)に、ニンテンドースイッチLiteとPSポータル、あとはPS5のコントローラーが存在する。特に、“メインで使っている携帯電話”(1台)については、生活必需品であり、これが動かないことは、直接的に生活へ支障をきたす。また、スイッチLiteとPSポータルについては、画面の付いたゲーム機ということで、電力的には大メシ喰らいである。これらは生活必需品というわけではないが、娯楽製品のため、“遊びたい時に遊びたいだけ使える”のが重要であり。よって、電池切れでストレスを感じるようなことがあれば、本質的な機能を失うことになってしまうのだ。

 さて。
これらの機器が全く充電できないと、生活が破綻するということで、私はモバイルバッテリー(3台)で代用しているが、所詮は代用品だ。
 …まず、モバイルバッテリーを、そのまま「壁のコンセント」-「USB変圧器」-「充電ケーブル」という流れの先に繋いでも、
バッテリー残量は充電できない。これが可能だったら、そこにそのまま携帯電話を繋げば良いだけなので、当たり前だ。
 ――だが、万事休すというわけではなく、
間に何かの機器を噛ませると、充電可能となることがある。その代表格が、ノートパソコンであり、現在、周囲がモバイルバッテリーや携帯ゲーム機でタコ足配線となっており、ちょっとした災害避難所のような雰囲気になっている。なお、PCについている差し込み口の中でも、とりわけTypeC端子が激アツであり、ここでの充電可能確率がやや高いため、何とか命をつなげている。しかし、モバイルバッテリーを接続すると、どうやらPC側に給電してしまうらしく、モババ(略)の充電はできない。さらに、1ポートしか無い、ベッドから離れている、ノートパソコン起動中しか充電ができない…などの理由もあって、あくまで緊急時の対策としてはマシなほうと言えるレベルでしかない。
 その他、ノートパソコン以外だと、PS5を起動している時は、そこにニンテンドースイッチLiteを繋いで、
異色のコラボが発生していたりする。本日、テレビにもUSB端子が付いていることを発見し(恐らくは、ハードディスクをつなぎ、地上波放送を録画するため)、そこでも充電ができないか、試している次第だ。

 ちなみに、使用している「変圧器」「充電ケーブル」「携帯電話」を、会社に持っていってコンセントに接続した場合、普通に素早く充電できるため、
これらの機器に異常が無いというのは確認済みだ。一方で、部屋の中では、特定箇所のコンセントだけでなく、家中がアウトであるため、コンセントの向こう側の問題であることは間違いない。ここまで来ると、もはや私個人では対処ができないというものだ。
 ――なお、「会社でモバイルバッテリー3つをフル充電し、それを使って家で携帯電話を充電すれば良いんじゃね?」と思う方もいるかもしれない。ただ、さすがにこれは
レギュレーション違反であろう。業務用の機器ではなく100%私物、災害などの緊急避難ではなく平時で、しかもルーチンでそれを行ってしまえば、電気泥棒と同じである。仮に、完全に隠し通せる、または見つかっても非難されない状況であったとしても、“お天道様に顔向けできない”というやつだ。こういうことを「恥」だと思う感覚は、無くさないでいきたいと思う。

機械ではなく、供給される電気のほうの問題な気がする


 というわけで。我が家では、
「休日の家での携帯電話を、1〜20%というギリギリの状況で使っている」という感じであり、なかなかストレスが溜まる。しかも、今回が初めてというわけではなく、以前にも発生してことがあった。こりゃ駄目だと大家に連絡をし、明日、業者対応をしてもらうことになった。
 ――ところで。今回は、「USB-TypeC機器を充電できない」というところに症状が現れたが、言われてみると、我が家は他の電子機器にもおかしい物が存在する。個人的には、
100Vが出ているかどうか怪しいと思っているものだ。もし、便利な計測器があれば、すぐにでも測ってみたいのだが、残念ながら、今は「実際に指で触って確かめる」という漢らしい測定方法しか存在しない。危険なのはもちろんだが、そもそも電圧数値が分かるわけでもないので、全くの無意味である。以下に、具体的な電子機器のリストを載せてみるので、有識者兄貴たちの見解を是非お聞きしたい。では、行ってみよう!


恐らくだが、完全な形で動いている
・テレビ、ノートパソコン、PC用ハードディスク、PS3とPS5
・冷
庫、電子レンジ、オーブントースター、炊飯器、電気ケトル
・照明
冷房、扇風機
・空気清浄機、除湿機、掃除機
・洗濯機、給湯器、インターホン
→ これらの機器については、問題なく動作している。または、問題が起きていたとしても、感じられるほどではない。

部分的に不具合がある?
暖房
→ 冷房と同じ機械だが、
暖め始めるのが異様に遅く、かつ、勝手に冷風となってしまうことがある【日記:2025/1/8】
 機械が壊れているのではなく、「送られてくる電気の質」に問題があり、それで正しい動作ができていない?
・冷

→ 冷蔵庫と同一の機械であり、霜取り
(壁面に張り付いた氷を、ヘラのような器具で、ガリガリと剥がすこと)が必要な、安価な機器ではある。しかし、私の冷凍室の内部には、1〜2日程度という短い期間で、1cm以上にもなる氷がびっしりと張り、つららまで生えてくる。それらを剥がしても、また数日で氷の洞窟に戻ってしまう。ここまで早いのは異様であり、去年くらいまでは、“数ヶ月に1回程度の霜取り”で大丈夫だった。
 そして、具体的な冷却効率としても、悪くなっているように思う。最近は全ての飲み物に氷を入れて冷やしているが、製氷皿に張った水道水が、
一晩冷やしてもまだ凍っていないことがある。いくら夏であり、元々の水温が高めとしても、そこまで遅いのは妙である。さらに、手前側は十分に冷えていないようであり、触ってみても凍結具合がイマイチで、食材をカビさせてしまったこともあった。
 というわけで。私は、電圧計は持っていないものの、
温度計はある(気温計)ため、実際に調べてみることにした。まず、冷凍庫の基準は-18℃ということらしく、説明書にも、弱冷状態で、-12〜16℃だという。が、手前のほうに温度計を突っ込んで、1時間ほど経ってから取り出したところ、温度は0℃であった。奥のほうにも突っ込んでみたが、-1℃と、ほぼ変わらない。一応、水は氷になるが…これは明確にアウトだろう!

× 不良
・USB-TypeC機器の充電
→ 通常の、“コンセント穴をUSB穴に変えるタイプの変圧器”を使用しているが、挿しても全く充電が行えない
(反応が無くとも、内部的には、ごくごく低い速度で充電されている?)。充電が可能でも、異様に速度が遅い(満充電まで10時間以上など)か、充電/非充電が頻繁に入れ替わったりする…という始末であり、実用性はとても低い。私が自分で住むから我慢をしているだけであり、こんなところに他人を住ませたら、それは虐待だ。



(2025年8月31日)

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2025年8月1日(金)
[メトロイドドレッド] 避けられない攻撃は無い


 
【初周の時の2枚の画像】は、ちょうど対になっていて綺麗だった。狙ったわけではない


 メトロイドドレッドのHARD攻略は、足早に、後半戦と言えるパートまで進めていくことができた。


第5ボス:実験体Z-57
 虫型ボス:「エスキュー」を倒して、
ストームミサイルを手に入れたところからだ。これは、「ミサイルのチャージ版」と言える攻撃であり、アイスミサイルと並んで、今作の戦闘のキーとなる兵器である。
 ということで。早速、中ボスである「ロボット鳥人兵」「X鳥人兵士」たちを、ストームミサイルで
蜂の巣にしていく。アイスミサイルが雑魚戦向けならば、ストームミサイルはボス戦向けであり、これらの武器で、“サムスもかなり強くなったな”という感覚を得られる。ビームは、露払いや、弾切れ時の緊急避難、非常に弱い雑魚敵の掃討用という感じに留まるが、そもそも弾数無制限かつとっさに撃てる武器であり、本来の立ち位置に収まったとも言えるだろう。
 また、ここでは、長〜い長い旅を経て、「スペースジャンプ」「グラビティスーツ」という、これまたシリーズでお馴染みの強力装備を入手していく。最強状態が近付いて来ており、シリーズファンならば胸の踊る瞬間だ。

 その後は、
凍結したマップを進んでいくと、最深部で、「実験体Z-57」というボスと戦うことになる。
 さて、こいつについては、
パターン色の極めて強い5種類の攻撃を使ってくる。どれも、アドリブ回避は不可能であり、ストームミサイル入手後ということで、敵体力も高め、つまり長期戦を強いられるということで、何度もこれらの攻撃に晒される。全編でも、屈指と言える強敵だ。
 ということなのだが。私は、既に初周で
ティウン集をさせられており、ある程度までは、敵の攻撃パターンが分かっている。また、数々の戦いを切り抜け、ストームミサイルの運用法についても、理解が深まってきた。そういうわけで、今回はHARDということで被ダメが2倍に上がっているうえ、私の腕前もノーダメージで倒せるというほどでもない。それでも、計3回の挑戦と、初周NORMALの時よりも楽なくらいに、敵を倒すことができた。
 ちなみに、実験体Z-57の撃破では、
意味深にXコアが回収不能となる。精神的前作と言える『フュージョン』では、これがラスボス戦における重要な演出に繋がっていたため、今作『ドレッド』でも、“最後のビーム”の入手に関係している…いや、それは無さそうだな。



ボンバーマン、またはサーゲスタンクのような攻撃



第6ボス:ゴッツーナ
 Z-57の撃破後は、目に見えた道を進んでいくと、スムーズに「スクリューアタック」を入手できる。各シリーズで、最高クラスの攻撃手段として扱われることが多い技だ。ドレッドでも、
もっと早く手に入れば…という場面は、山程あった。もし、「ゼロミッション」ばりにシーケンスブレイクで早期入手ができるなら、大活躍してくれるだろう。ビームやミサイルではなく、体当たりで敵を倒していくメトロイドというのも、またプレイ感覚が違って面白いかもしれない。

 その後は、ガヴォランにて、道中最後のボスとなる
「ゴッツーナ」と戦う。雑魚敵のパワーアップ版のような見た目ながら、光弾を十字に炸裂させて弾幕を貼るという、意味不明に苛烈な攻撃をしてくる。何故、肉弾戦タイプっぽい巨大なヤドカリが、こんな魔法的な攻撃を使ってくるのか…。
 ただし、この技については、NORMALモードにて
オチがバレており、敵の上部を乗り越えて、反対側へと移動をしてしまえば良い。実験体Z-57と同じく、初見では回避不能な攻撃ほど、逆に慣れてしまえば楽になるものだ。
 やれ、このゲームでは、
死亡時のゲームヘルプの一つとして、「ボスに苦戦したら:避けられない攻撃は無い。よく観察して、突破口を探せ。」というメッセージが出てくるが、まさにこれである。本作は、パターンとアドリブのバランスが絶妙であり、2Dアクションというシンプルなスタイルも相まって、弾幕STG的な楽しみ方ができる作品となっている。

 そういうわけで。ゴッツーナの撃破報酬としては、「クロスボム」である。その後、更に探索を進めていき、「ウェイブビーム」「パワーボム」と、最高クラスの能力が解禁される。なお、パワーボムが、今作で最後のアビリティとなり、物語上では、あとはラスボスを残すのみとなる。
 ちなみに、今回は、
先んじてパワーボムタンクを1つ入手していた(ガヴォランの坂道を、スピンブーストとフラッシュシフトで強引に登っていった)が、その際は、懐かしのゼロミッションと同じく「未詳アイテム」扱いとなり、このラスボス直前のタイミングにならなければ、使用ができない。なお、アイテム取得が無意味というわけではなく、最初から残弾数が2→3と増えている。
 というわけで。後は、ラスボスである「レイヴンビーク」を倒せば、HARDモードもクリアである。しかしながら、
今回はアイテム入手100%を目指すということで、最初で最後の、大規模な寄り道を行っておくことにする。既に、全アビリティが解禁されているということで、入手できないアイテムは理論上も存在しない。やれ、本作のラスボス戦は、どちらかと言えばパターン色の強い内容であり、現時点のアイテム保有数でも、十分に勝負ができるだろう。よって、寄り道は無駄ということになるが、だからこそ良いのだ。さあ、本作の総まとめとして、世界を回って、アイテム収集を行ってみよう!



(2025年8月31日)

登録タグ/ ゲーム一般 メトロイド
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