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管理人の日記
メトロイドと呼ばれる主人公(本当)のロボット(嘘)を操り、機械の建造物の中をねり歩く(本当)。敵は銃で倒す(嘘)。

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思えば、このイケメン立ちが、全ての始まりだった |
「メトロイドドレッド」のHARD攻略は、アイテム100%を達成したのちに、ラスボスである「レイヴンビーク」へと挑んでいった。1周目で、十分に辛酸を舐め尽くした相手であり、2周目においては、ダメージ2倍とはいえ、恐るるに足らない。
…と思っていたが、意外や意外、確かに通常攻撃は楽に対処できるのだが、第1段階を終わらせるためのメレーカウンターで苦戦しまくる。逆に、そこさえ乗り越えたあとは、第2段階・第3段階と、一気に通しで撃破ができた。体力的にギリギリだったとはいえ、上達を感じるものである。そして最後は、いつものように爆破される星を後にして、HARDモードもゲームクリアーだ。
――やれ、感想として、ボスは結構パターン化ができていたため、ダメージ2倍というHARDでの難易度上昇を踏まえたうえで、初周NORMALと同じか、むしろそれより楽に勝てたくらいの相手が多かった気がする(ド畜生のエスキューを除く)。キツかったのは、やはり、序盤〜中盤に掛けての雑魚戦だ。ごく小型の雑魚を除いて、ミサイルを5〜10発と、大量に打ち込まねば倒せず、体当たりでタンク1個分以上のHPを軽く削ってくる。その耐久力と火力により、私は幾度となく鮭茶漬けのテーマを聞くことになった。その雑魚戦で役立つ「アイスミサイル」の入手が、攻略のキーとなるゆえんだ。
というわけで。これにて、NORMAL・HARDと、私は2周、「メトロイドドレッド」をプレイした。プレイ時間は、20時間程度である。
…さて、ここから更に上級の楽しみ方としては、あらゆるダメージで即死するDREADモードや、ボスラッシュ&本編のタイムアタック、そしてシーケンスブレイク(本来とは違う順序で、アビリティの入手やボスの撃破を行っていくこと)などが考えられるだろう。
――ただまあ、私のプレイ方針だと、2周くらいが丁度よいかなと思う。1周目は足早に進めて各能力の解禁やストーリーの行く先を見届け、そして2周目で、初周を前提としたアクション面の上達を楽しみつつ、残してきたアイテム入手100%も達成する。我ながら、このゲームの美味しいところを、余すこと無く食べ尽くせたと思う。さすが、茶漬けと呼ばれるだけのことはあるな(※呼ばれません)。
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ボス戦での「グラブシーケンス」は、攻撃チャンスとしても演出としても、最高の一品! |
さて。そんな「メトロイドドレッド」は、歴代メトロイドの作風を維持しつつ、令和のゲームとしてパワーアップした、正統続編となっている。特徴としては、「イケメン女主人公の、2D死にゲー」という感じだ。
…まず、「イケメン女主人公」だが、公然の秘密として、本作の主人公(プレイヤーキャラ)であるサムス・アランは、女性である。そのくせ、やたらと機敏で力強い動きをするが、『ドレッド』では、そのカッコ良さが極限まで引き出されており、「ウホッ!
いい女…」とでも言いたい雰囲気になっている。序盤から幾度となく繰り返されるイケメンムービーの数々は、見応えバツグンである。
――また、「2D死にゲー」のほうであるが、私がこれまでプレイしたメトロイドシリーズ(『スーパー』『フュージョン』『ゼロミッション』)は、少なくとも戦闘面においては、通常プレイはゴリ押し可能な範囲であり、HARDや低回収率といった上級プレイに進むにつれて、初めて手ごたえが出てくる感じであった。それが本作『ドレッド』では、ゴリ押しなど不可能であり、ボス相手にしっかり練習が必要となるのはもちろん、雑魚戦ですら、油断しなくとも命を刈り奪られる。NORMALでの話だぞ。チャージビームで適当に掃除していけた歴代からは一転、マップ踏破ですら、緻密な攻略が必要とされるのだ。
ちなみに。イケメンムービーについては、「ボス戦のイントロ・アウトロ」や、「それなりの量が用意されているイベントシーン」のほか、ボスとの戦闘中においても、攻略と演出のキーになっている。というのも、特定タイミングでのカウンター技を決めることにより、「グラブシーケンス」という、特殊な3D演出の付いた一方的な攻撃チャンスに入ることができる。これがもう、アホみたいに気持ち良く、攻略面での有用性と、演出の楽しさが極限レベルで融合した、本作を代表する場面である。他の2Dアクションも真似していいよ。
…ただし!
これが、僅かばかりの不満点にも繋がっているのだが、本作で、“ムービー付きの大ボス”と言える相手は、実は少ない。まずは、いかにも序盤の敵という感じの第1ボス:「コルピウス」、そこからの第2ボス:「クレイド」が大きく盛り上げてくれ、こんな敵がどんどん出てくるのか!
…と思ったところで、あとは、演出付きのボスは、「ドロギーガ」「実験体Z-57」、そしてラスボスの「レイヴンビーク」で終わりだ。逆に、罠モンスターの「E.M.M.I.」や、中ボスと言える「ロボット鳥人兵」&「X鳥人兵士」は、初周で既に飽き、周回では確実にダレるくらいの量が登場する。
――というわけで、E.M.M.I.らの出番を少し削ったうえで、クレイド級の巨大ボス、そしてエスキュー・ゴッツーナといった雑魚モンスターのボス敵版が、それぞれあと2体ずつくらい出てきていれば、このゲームの印象は、大きく変わっていたであろうと思われる。いやあ、あれだけカッコいいボス戦ムービーを魅せられたら、もっと味わいたいって思っちゃうよね…。
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次はそろそろ、『スーパー』がフルリメイクされる番のはず… |
そういうわけで。「メトロイドドレッド」は、歴代作品の探索・戦闘の面白さを残しつつ、令和のゲームらしいクオリティと、そして「イケメン女主人公の2D死にゲー」という新たな属性まで引っ提げた、まったく新しい大作メトロイドとなっている。
…やれ、私は、このゲームを、PayPayポイントの10万円修行がらみ(【日記:2024/11/13】)で、昨年11月に購入をした。だが、プレイ開始は、今年6月ということで、実に半年間、置物になっていた。「ステラーブレイド」や「スーパーマリオブラザーズ
ワンダー」「3DS版ドラゴンクエスト8」といった作品たちに押され、優先順位が低めとなっていたのだが、それはただ順番待ちになっていただけであり、内容面では、全く引けを取っていない。
ちなみに。当サイトの記事を読んで、メトロイドシリーズに興味を持っていただけた場合に、どの作品から遊べば良いかということも書いておこう。メトロイドは、各ハードに1〜2作品という程度で発売されているが、スピンオフが多く、本編作品とそれ以外の区別が付きづらい。一応、“メインシリーズ”=物語の進行順と言えるのが、「@無印&ゼロミッション」、「A2&サムスリターンズ」、「Bスーパー」、「Cフュージョン」、そして「Dドレッド」なのであるが、既にハードがバラけており、これらを全て遊ぶだけでも一苦労だ(私もできていない…)。そして、この“メインシリーズ”という言葉は、ジャンル区分を表しているわけではなく、2Dアクション作品に限ってみても、これら以外が存在したりする。
…ただまあ、現状、最新作の『ドレッド』が、最もハイクオリティな2Dメトロイドであることは間違いない。そして、ストーリーについては、経験者でもよく分かっていない。というわけで、安心して(?)、現行ハードでプレイできる『ドレッド』から遊んでいただけると良いだろう。NORMALでもかなり難しめという点を除けば、内容面は文句なしである。
――その他、スイッチオンラインの上級プランに加入しているなら、GBAの『フュージョン』と『ゼロミッション』が配信されており、どちらも小粒にまとまった良作である。それ以外の作品は、最初のプレイとしては、あまりおすすめできないのが現状だ。特に『スーパー』は、ボリューム面は素晴らしく、知名度も高いのだが、今から新規に遊ぶとなると、操作性がかなり厳しいと思われるので…。
というわけで。メトロイドドレッドは、私にとって20年ぶりのメトロイドであったが、実に満足の行く作品であり、ただ懐かしいだけに留まらず、むしろこれまで以上にシリーズを好きになれた。1回目の記事に書いたように、オモロイドだったのである。
…さて。次に遊ぶゲームであるが、メトロイドの“本編”と呼ばれる5コ作品のうち、『2』系統のみは、リメイク前/後を問わず、私はプレイしていない。というわけで、3DSの『サムスリターンズ』も良いかな…と思ったのだが、やはり、似たような作品を続けるよりも、様々なジャンルのゲームを遊んでみたい。まあ、「スクリューアタックやウェイブビームの、各作品における位置付け」なんかを、連続で語っても、くどいだけであろう。
――そういうわけで、また次は、ジャンルをガラッと変えたゲーム作品をプレイしていきたい。もちろん、これまでのゲームと、そして『メトロイドドレッド』のように、日記の毎日更新は継続だ。次も、大いに楽しめる作品になるといいな!
(2025年8月7日)

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