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◇トップページ > 管理人の日記 > 2025年10月20日の記事
管理人の日記

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やはりこうなってしまったね |
「マリオギャラクシー2」は、ワールド3を攻略するために、後戻りを要求されたところである。ここまで、ゲームを一直線に進めてきて、達成度を示すスターは20個ちょっとであったが、W3の砦へ進むためには28個が必要となるため、必然的に、以前のステージに戻っての稼ぎが必要となってくるのだ。
…すると、恐れていた事態が現実となった。“これまでのステージの高難易度版”として、タイムアタックを要求されるようになったのである。そもそも、「マリオギャラクシー」シリーズは、宇宙的なジャンピングアクションをテーマとし、操作の不自由さをも楽しむような作風である。よって、競技的なタイムアタックは、そういったテーマと、真っ向から反してしまうのだ。星々の間を飛んで移動するロード時間(?)との相性も最悪と言うしかない。
――そして、更に猛威を振るうのが、各種の特殊操作系ステージと組み合わさった場合である。マリオギャラクシーの初登場は、特殊操作しか無かったWiiであり、様々な操作体系のアクションが登場している。こういった物を、箸休め程度に遊ぶのならば、まあ良いだろう。しかしながら、タイムアタックとなると、どうしても精密操作が要求されるようになる。加えて、タイムアタックは、その仕様上、中間ポイントが無く、ミスした場合は最初からやり直しになる。特殊操作系ステージの嫌なところが、これでもかと強調されてしまうのだ。
さて。画像として載せたのは、「タマコロプラネットギャラクシー」の2つ目のスターである。Wiiリモコン(移植版では、スイッチ本体またはコントローラー)のモーションセンサーを使って、ゴロゴロと玉を転がしていくステージであるが、思うように操作ができず、あまり気持ち良くないステージである。というか、モーションセンサーが気持ち良すぎだったことは、PS3・Wii世代からの20年近くで、1回も無かった気がする。「アストロボット」でも、真っ先に、モーションセンサー操作をスティックに切り替えていたなあ…。そんなステージが、以前にフラグを建築していた通り(【日記:2025/10/13】)、タイムアタックとなって帰ってきてしまったのだ。
…さらに。このタイムアタックは、割と時間も際どい。私は、“マリオシリーズの主要なプレイ層”と考えられている人々と比べると、かなりゲームが上手な部類に入ると思う。しかしながら、このステージでは、2分のうち、11秒しか残らなかった。最後の、鉄球ワンワンとの落とし合いは、通常プレイならばアイドルがプールでやるような和気あいあいとした雰囲気になるが、タイムアタックでは熾烈なデスゲームと化す。最終的に、壁際ギリギリで止まって相手のみを突き落とし、急いでゴールまで進んだが、それで11秒しか残らなかったのだ。普通に失敗するか、焦りすぎてワンワンと一緒に地獄行きとなっていてもおかしくなかった。
――というわけで。今回は1ステージだけであったが、今後も、このような特殊操作系ステージは、RPGにおける「ミニゲームが最も難しい」的な感じで、大いに苦しめてくれるであろう。あれだ、FF7リバースの悪夢が再来だ。…いや、この例えは適切じゃないかな。確かに、FF7リバースは、ミニゲームも難しかった。【バ】【ト】【ル】【が】【そ】【れ】【以】【上】【に】【難】【し】【い】【だ】【け】【!】
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これはクッパJr…ではなく、「ヨッシーアイランドDS」でのクッパの赤ちゃん時代 |
そして、3面ボスは、最近のマリオシリーズでお馴染みの、「クッパJr.」が巨大ロボットに乗って立ちふさがる。乳首が弱点という、ペルソナ5:ザ・ロイヤルの真ラスボスと同様の性質を持ち、子供の教育上、かなり危うい存在だ。まあ、ペルソナ5のほうは、金ピカのピチピチタイツ+伯方さんマントという、これ以上無いHENTAIスタイルだったが…。
ところで、クッパJr.というと、初登場はゲームキューブの『サンシャイン』なのであるが、それより前に登場していた「コクッパ7人衆」との関係性が、よく話題となる。コクッパ7人衆は、地味にファミコンの『ブラザーズ3』で初登場していたが、その後、SFCの『マリオワールド』では、様々なスタイルで戦いを挑んできて、撃破後には城までボコボコにされるシーンで話題となった。その後、サンシャインで実子のクッパJr.が登場してからも、『Newブラザーズ』シリーズでは、(初作のDS版を除いて、)ボスとして出演しており、中にはクッパJr.と同時出演している作品も存在する。
…さて、このコクッパ7人衆は、当時は本当にクッパの子供とされていたが、後に、「実の息子のような寵愛を受ける、クッパ軍団の最高幹部たち」というふうに、設定が変更された。まあ、これについては、問題ない。「クッパ様はなかなか実子に恵まれなかったが、『ワールド』から『サンシャイン』の間にクッパJr.が誕生した」と考えれば、何の矛盾も無くなるからだ。
――ちなみに、「息子同然の弟子」として育てられていたコクッパ7人衆が居たにも関わらず、後から実子であるクッパJr.が生まれてきたとなると、大体の作品で、その関係はメチャクチャに崩れる。例えば、「ドラゴンクエスト8」のククール&マルチェロ(【日記:2025/4/27】など)や、ごく最近に取り扱った「遊☆戯☆王」のマリク&リシド(【日記:2025/10/10】)などが挙げられる。ただまあ、複雑そうなコクッパ7人衆とクッパJr.の関係性は、良好そのもののようだ。どの作品でも、みんな仲良く、マリオにシメられている。
となると、むしろ心配なのは、クッパ軍団のコンプライアンスである。クッパ様は、周知の事実として、正々堂々とマリオを倒すことを重視している。なので、敵味方に関わらず、非戦闘員を戦いに巻き込むようなことを、異様に嫌っているイメージだ。「この戦いに、女など要らぬ!」とか言いそうである。ピーチ姫をさらっているくせに。
――しかしまあ、女性はともかく、子供の参戦については、特に問題なさそうだ。何故なら、当のクッパさま本人が、SFCの『ヨッシーアイランド』にて、赤ちゃん時代のマリオ&でっていうと対戦しているからだ。クッパ一族は、ナチュラル・ボーン・戦闘民族ということなのだろう。大丈夫だ、マリオと同じで、緑色のキノコか、または「ふっかつドリンク」で生き返る!
(2025年10月20日)

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