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管理人の日記
ここ数日、少し更新が乱れましたが、また普段のペースに戻します。今日から本気出す!
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くさそう |
ラスダン解禁時点での寄り道ダンジョン:パート2は、「奈落の祭壇」という名前である。3DS版の追加要素であり、とあるキャラクターが再登場することで非常に有名だが、それ以外についても、何かとお得感の多いマップになっている。
…さて、このダンジョンの解禁方法は、少々複雑であり、「①聖地ゴルドへ入る」「②竜骨の迷宮の最深部まで行く」「③トロデーン城近く、船が置かれていた場所の近くの入口に入る」という手順で訪れられる。最初の①がノーヒントであるが、世界をくまなく回るタイプのスタイルなら自然発見できるし、今現在の環境で完全に事前情報ゼロという人も少ないと思われるので、OKだろう。②と③は順番に示されるので、問題ない。
そして。ダンジョン内部は、ドルマゲスと戦った「闇の遺跡」のような構造となっている。敵の強さは、ラスダンと同等という程度であり、新規の追加モンスターも多く出現する。銅像をぐるりと回すパズル的な仕掛けも存在し、なかなか凝った作りだ。
…さて、注目点その①として、第1フロアの最後に、「天の門番(てんのもんばん)」という金ピカの新規石像モンスターが、4体セットで登場する。本編ラスダン脱出戦における"勇者たちの像”を彷彿とさせる演出であり、ボス戦BGMが流れるという特別感もあるが、実力は大したことが無い。
――が、こいつからは、撃破によって「スキルの種」を入手できる。しかも、設定ミスなのか、ヤンガスの「ぬすっと刈り」&「大泥棒の鎌」で高確率で盗めるうえに、倒す前に全滅すれば再び盗むことが可能になる。皆さまご存じの通り、DQ8のスキルというのは、“キャラごとの全系統満タン”に500ptが要求されることに対し、Lv99でも350ptまでしか付与されないため、最強育成においては、「スキルの種」&「超スキルの種」の大量入手は、大きなテーマであった。それを、バグっぽいかつ期間限定とはいえ、大量に稼げるようになったことは、隠れたお得テクニックと言えよう。ちなみに、もちろん私は気付かずに粉砕してしまった。雑魚版の「天の門番」からは、このような確率ではスキルの種を入手できないため、完全に後の祭りである…。
次に、「奈落の祭壇」注目点その②は、第2フロアの毒沼エリアである。だだっ広い毒沼は、血のように真っ赤な色をしており、一定時間ごとに、通常の5倍である5ダメージを受ける。これくらいになると、さすがにゲーム終盤程度のHP水準であっても痛い。FFシリーズにおけるレビテトのようなダメージ無効手段は無いため、一定時間ごとに回復をしていく必要がある。
…ただ、それだけに、探索の価値は大きい。幾つか存在する浮島には、「オリハルコン」「金塊」といったレア錬金素材を皮切りに、はぐれメタルの剣の元となる「古びたつるぎ」とヤンガスの最強武器である「覇王のオノ」の、それぞれ2個目が手に入る。
――さて、これらのアイテムについて、「古びたつるぎ」のほうは、裏ダンジョンの敵も1/256でドロップするが、そういった手順を経ずとも、「はぐれメタルの剣」×2、または「はぐれメタルの剣+竜神王のつるぎ」という組み合わせを実現できる。はぐれメタルの剣は、3DS版だとゲルダの最強武器となりやすいので、重要度は高い。あた、「覇王のオノ」のほうは、最強ハンマーである「メガトンハンマー」の素材のため、PS2版の頃は2者択一であったが、3DS版では晴れて両立が可能となった。さらに、ハンマーはモリーも装備可能であるため、これまでとは異なる感覚で使うことが可能となった。完全新規の装備品を用意するだけではなく、既存品についても新しい解釈をできるようにする。追加要素のお手本と言えるような作りだ。
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もう根絶やしになっとるから安心しろ |
さて。最深部では、ボスの「ジャハガロス」が登場する。暗黒神ラプソーンの部下の一人であるが、これまでは賢者たちによって石化されていたが、そこから復活を遂げた。と書くと、賢者の末裔が死んだことによって封印が解けたように思えるが、どうやら偶然このタイミングで蘇っただけということらしい。あれだな、FF13の2章の、ライトニング&サッズのシーンで、ライトニングが祈ったから遺跡の扉が開いたように思えるが、「実はスノウが中でボタンを押していただけ」という設定に似ている。
…そんなジャハガロスは、完全新規デザインのボスであり、頭身低めのケンタウロスという感じだ。冷静になってみるとイマイチ燃えないデザインだが、悪そうな顔をしていること、そして、BGMが大ボス戦の「ドルマゲス」であることから、倒すべき敵であるという雰囲気は伝わってくる。むしろ、デザインのほうも、絶妙な小物感が出ていると言えるかもしれない。
――ちなみに。こいつとのイベントシーンでは、“敵の叫び声に合わせて、ウインドウ枠がアニメーションする”という、この敵だけの独自演出が入れられている。その他、多数の新技を使ってくるほか、既存技でも、呪文使用時の効果音がオリジナル、「凍てつく波動」の演出など、なにかと凝っている。原作プレイ済みのユーザーにも、追加要素で楽しんでもらいたいというスタッフの気持ちを、強く感じるものだ。
さて。そんなジャハガロスであるが、敵としての実力は、大したことがない。既に環境が「タンバリン後」に進んでおり、敵の攻撃も、なかなか威力はあるものの所詮は1回行動ということで、あっさりと勝ててしまった。
…と思いきや、敵はやられたふりをして、罠を張っており、一行は重力100によって動きを封じられてしまった。かくして、3DS版DQ8の勇者たちの冒険は終わってしまった。まあ、レティスがリバース=セフィロス化して、PS2次元のほうで世界を救ってくれるから、大丈夫でしょう…。
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「勘違いするなククール。貴様を殺すのはこの俺だ」 |
ということはなく、ここで皆さまご存じの通り、まさかのマルチェロが現れて、主人公たち助けてくれる。PS2版では、聖地ゴルドでの戦闘後に行方不明となっており、死亡説も囁かれていたが、3DS版では、ここで再登場をするのだ。
…そしてさらに、登場をするだけでなく、ゲストキャラクターとして共闘をしてくれる。このシステムは、PS2版ではチャゴスの時に用いられており、1ターン無駄行動をして2ターン目に逃げるというヘタレ演出のみに用いられていたが、それを応用して、ちゃんと戦ってくれる味方を出したのだ。
というわけで。ここまでのジャハガロスは「第1形態」であり、マルチェロ参戦後は「第2形態」となる。“あの人は今”で盛り上がり、その強さを示すための弱い敵…ということはなく、敵は完全2回行動にパワーアップし、痛恨の一撃や、必中麻痺の追加効果を持つ打撃、そして岩を落としての全体攻撃など、火力も絡め手も強力である。マルチェロは決して戦闘不能にならないが、主人公たち4人が死ぬと全滅扱いである。
――そんなわけで。実際のバトルとしては、麻痺攻撃が厄介であり、麻痺を解除できる「キアリク」が重要となるのだが、主人公とククールしか使えず、全体回復を唱えられるのもこの2名であるため、主人公かククールが麻痺させられたターンが危険である。私は、モリーの強さに頼りきりであり、まとまったレベル上げをしておらず、しかも今回の奈落の祭壇には最速タイミングで来たということで、非常に苦戦をさせられてしまった。しかしながら、チーム呼びなども駆使し、ギリギリのところで、勝つことができた。ふう、良かった…。
ちなみに。その後のマルチェロであるが、パーティに正式な味方として加わることはない。また、「貴様を殺すのはこの俺だ!」とマルチェロvsククールの2回戦が始まる…なんてこともなく、そのままどこかへと消えて、以降はPS2版と同じく、消息がつかめなくなってしまう。
――とはいえ、改心したか分からなかったPS2版と比べ、3DS版では正義の心を取り戻しており、大幅に救いのある結果になったと言える。とまあ、こんな感じで、「奈落の祭壇」は、なにかとお得感のある追加ダンジョンであった。強い裏ボスを増やすだけではなく、こういう形の要素もアリなのだなあ。
(2025年4月27日)
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