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管理人の日記ログ
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(アイスボーンを別枠とすれば、)モンハンで発売日から参戦するのは初! |
2025年2月28日は、「モンスターハンターワイルズ」の発売日だ。
…やれ、今さら説明する必要も無いだろうが、「モンスターハンター」シリーズは、カプコンから発売されている、環境トップの共闘ハンティングアクションである。元々、日本のみで流行していた作品だったが、PS4等で2018年に発売された「ワールド&アイスボーン」を契機に、人気が世界へと広がった。その後、“携帯機向け”として、スイッチ等で発売された「ライズ&サンブレイク」を挟み、今回の「ワイルズ」は、実に7年ぶり、待望の“据え置き機向け”と言える続編となっている。
さて、私とモンハンの付き合いは、かつてPSPで大ブームとなっていた時にプレイをしていたが、その後に3DS作品で離れていた。そのこともあって、「ワールド&アイスボーン」の頃は、少し遅れて秋からのプレイとなったのだが、その後はアップデートを追い続け、2年間、しっかりと楽しむことができた(【日記:2020/10/22】)。途中のファイナルファンタジーコラボをきっかけに、当サイトのやり込み日誌枠でも、【ベヒーモス討伐記】なるミニ日誌を書いていたりする。
…また、私の人生で初めて、オンライン協力プレイにも本格的に参戦し、各種の歴戦王といった強敵攻略に、アルバトリオン・ミラボレアスなどといった特殊な攻略要素を持つモンスターについて、オンラインならではの不安定性・わちゃわちゃ感も含めて、ハマっていくことができた。そういうわけで、私にとっては、「オンライン協力プレイ」へのわだかまりを取り去ってくれた作品でもある。「地球防衛軍6」の協力プレイに参戦していけたのも、モンハンワールドが、私の中で、垣根を取り去ってくれたからだ。
いっぽう、その後に発売された「ライズ&サンブレイク」については、「ライズ」の時点では、私はさほど満足感を得られなかった(【日記:2021/9/1】)。理由は、「モンスターの数」や「高難易度クエスト」といった分かりやすいやり込み要素に欠け、アップデートについても、「強いモンスターを追加して、それで終わり」という感じであり、あっさりクリアできてしまったからである。
――そのため、追加パックである「サンブレイク」についても、未プレイであったのだが、2024年になって、「せっかくだから、ワイルズ前に履修をしておこう」と始めたところ、「モンスターの数」や「高難易度クエスト」という分かりやすいやり込み要素が極めて充実しており、がっつり285時間をプレイするに至った(【日記:2025/1/2】)。プレイ期間の5ヶ月とは約150日であり、1日平均で2時間だ。この期間、日記の毎日更新とフルタイムでの仕事もあったということで、決してニート時代のように空き時間が潤沢というわけではなかったが、そんな中で、ここまで熱中させてしまうとは、さすがモンハンである。そういうわけで、サンブレイクが熱すぎるくらいに場を暖めてくれ、私は、「ワイルズ」を、極限状態でスタートすることができたのである。
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私より美味しそうな物を食べてる… |
そういうわけで。本日は、かるーく2時間ほどプレイをしてみたが、まず好印象だったのが、オープンベータテスト(オンライン体験版)のときよりも、圧倒的にゲームの動作パフォーマンスが上がっているということである。
…やれ、私が、対応機器の中では低性能側に入ると思われる「ノーマルPS5」を使っているということもあるが、ベータテストVerでのモンハンワイルズの動作は、かなり悪かった。当時は、グラフィック設定が「解像度優先」「fps優先」の2種類であり、当時の記録(【日記:2024/11/2】)によると、解像度優先だとスイッチライトでの「サンブレイク」にすら劣るレベルのガクガク動作となり、逆にfps優先だと、モザイク感のある見た目となり、しかも60fpsで安定しない。どちらを選んでも、せっかくのPS5タイトルとしては、無視できない不満を抱えそうな感じであった。
――しかしながら、製品版では、グラフィック設定に「バランス」が加えられ、3種類となった。そして、ノーマルPS5でも、「バランス」ならば、文字通り、ある程度の画質と滑らかさを両立してくれる(40fps程度?)。また、「解像度優先」だと、おそらく60fps固定となるが、こちらもβ版より質が向上しており、旧世代機のような見た目となることは無くなった。どちらを選ぶかは、好みであるが、私はノーマルPS5でも快適に遊べると感じることができた。もちろん、PS5proや高性能PCなどを使えば、更に良い環境でのプレイも可能となるだろう。
さらに。個人的な環境改善として、周辺機器であるPSポータルの購入がある(【日記:2024/12/25】)。モンスターハンターは、“ストーリー主導で美しいグラフィックや壮大な物語を楽しむ”というタイプではなく、コツコツ地道にプレイを積み重ねていく作品だ。というわけで、寝っ転がりながら遊べるようにしてくれるPSポータルは、非常にありがたい存在である。
…さて、実際にプレイしてみた感覚としても、プレイに全く支障は無く、fps優先にしているということで、「PSポータルによる静止画画質の劣化」については、デメリットが重複する形になり、姿勢が自由になるメリットで大きく上回れる。むしろ、あまりに携帯機な感覚が強いということで、『サンブレイク』のイメージで、ふっとばされた時に翔蟲受け身を取ろうとしてしまったりもした。
――やれ。PSポータルについては、去年12月に購入したのだが、その際に遊んでいた「ステラーブレイド」の際は、せっかくの高グラフィックが楽しめなくなってしまうこともあって、あまり使わなかった。ただ、「地球防衛軍4.1」には積極的に使用しており、そしておそらく、これから遊ぶモンハンワイルズでも多用することになるだろう。どうやら、プレイ時間が長くなるやり込み型のタイトルとは、相性が良いようだ。まあ、3万5000円というのは、さすがに目玉が飛び出るが、私の中でも、独自の使い方が見つかり、丸々損をするということは無さそうである。
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爆弾を置く時の定型文は、ワールドの時と同じく「その日、世界は引き裂かれた…」にするぞ |
というわけで。本日発売の「モンスターワンターワイルズ」については、これから“据え置き機側のタイトル”として、本日記で扱っていきたいと思う。
…やれ、世間では、発売初日にエンディングを迎えている人が居るなど、ちょくちょく不満が出てきてはいるようだ。ただまあ、私については、日記の毎日更新も続けていくつもりであるうえ、3月は休み少なめの日程(呪)なため、一気に攻略とはいかない。むしろ、せっかくのモンハン新作の発売なのだから、このお祭りを、じっくりと楽しみたいと思っているものだ。
――ちなみに。私は、本編クリアーまではオフラインで行こうと考えているが、その後については、今回はオンラインプレイを解禁していくつもりだ。今作では、オフラインであってもNPCが参戦してくれ、4人での狩猟を行えるが、やはり擬似的なものであり、人間同士の協力プレイの楽しさには、遠く及ばない。加えて、『サンブレイク』では、全てが終わったあとにプレイを始めて、後悔をした。そのため今回は、「アップデートによる環境変化の過程」というものも、皆さまとともに楽しんでいきたい。ではでは、オンラインで「ブーニベルゼ」という名前のスタンプマン(スタンプを押しまくる人)に出会いましたら、その時は、どうぞよろしくお願いします…。
(2025年2月28日)
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このゲームのカッコいいムービーシーンはもっと知られるべき |
去年の12月からプレイしていた「ステラーブレイド(Stellar Blade)」を、2周でトロコンしてクリアーしました。最高の厨二ゲーだった!
…まず、私がこの作品に興味を持ったきっかけは、「韓国から出る初めての大作PS5ゲー」ということであった。韓国は、以前からオンラインゲームは有名であったが、ことプレイステーションや任天堂ハードだと、これと言った作品が存在しなかった。そんな中、ステラーブレイドは、韓国市場から初めて登場する大作オフラインゲーと言っても良い存在だった。そういうわけで、発売前から名前を聞いていたタイトルであったが、発売少し経って、ユーザー評価が高いということを知り、実際に購入する前から、“プレイをしてみたい作品”として、名前を挙げていたものだ(【日記:2024/6/16】)。
――ちなみに。このゲームで最も目を引く要素は、セクシーな女主人公が登場するという点だ。実際、Twitter(現:X)で『ステラーブレイド』という用語で検索をしてみても、ほぼ100%、女主人公であるイヴのフォトモード画像で埋め尽くされている。まあ、私も、全く気を惹かれなかったかというと、嘘になるのだが、ただ、そこまで女主人公だけを目当てとして購入&プレイをしていたわけではない。実際、私の日記のスクショを見てみても、露出度の低い服(パンツスタイルや、クマの着ぐるみなど)を使っていることが多いし、文章内容としても、バトルを始めとするアクション面や、BGM、収集要素、そしてカッチョいいイベントシーンなどに触れていることのほうが多い。今作は、女主人公であることが必須のゲームだが、必ずしもそのビジュアルだけで成り立っている作品では無いと言える。それに、私は、ロリコンじゃないけど、ちっこくてかわいい感じの人のほうが好きだし…。
では、そんな感じで遊んでいったステラーブレイドだが、まずこの作品の良かった点を述べると、厨二病、これに尽きる。
…さて、“厨二病”というと、最近では、以前ほど耳にする言葉ではなくなったが、「背伸びした中学二年生が、自分だけを特別だと思ったり、カッコつけてみたくなったりする思想」という程度の意味である。もっとも、「自分だけは特別」「カッコつけたい」と考えるのは、別に中学2年生に限った話ではない。むしろ、そういった考え方を指さして笑っている側のほうが、よっぽど子供じみた考えのように思える。
――そして。創作作品で言うと、厨二病も、突き抜けてしまえば、立派な作品の個性となる。ステラーブレイドもそんな感じであり、「カッコいいと思う要素」が徹底的に詰め込まれている。一周回って、清々しさすら感じるレベルだ。
では、何がそんなに厨二病だったか、述べていこう。まずは、セクシーな女主人公、この時点で厨二である。本作の世界観は、現代文明が崩壊した後であり、戦いは全て命がけだ。そんな中で、容姿端麗の美女たちが、踊るように戦っている。こんなことは有り得ないのだが、ゲームだから良いのだ。
…また、ストーリーについても、とにかくカッコ良さ重視の展開が続く。細かい点で言うと、整合性の取れていないと思われる点は山程あるのだが、オープニングの逆上陸シーンから、怒涛の演出が為される。その凄まじさには、「ゲームなんだから、カッコかわいければOK!」という、制作側の強いこだわりを感じるものだ。そして、実際カッコいいのだから仕方が無い。
――ちなみに、本作が「韓国のゲーム」というのは、良くも悪くも、そこまで意識しなかった。ソニー作品ということで、ローカライズは丁寧であり、声優の日本語吹き替えも合っていて、リップシンク(音声に合わせた口唇動作の最適化)も取られている。ゲームの世界観的にも、現代文明崩壊後ということで、無国籍な感じだ。ただ、あえて“洋ゲー”と“和ゲー”にカテゴライズするなら、和ゲーのほうに近いと感じる。徹底的にアニメ的なカッコ良さを重視した作風は、間違いなく日本作品のそれだ。やはり、日本と韓国、同じ東アジアということで、文化的に近いところがあるのかもしれない。
ちなみに、珍しい韓国ゲーということで、せっかくだからと、2周目はハングル音声でのプレイを試みたが、本作は非常に操作が忙しいゲームであり、字幕を読む労力が割けず、あえなく日本語に戻さざるを得なくなった。ここは、仕方ないところであるが、残念である…。
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ボスデザインが、いちいち厨二心をくすぐるのだ |
それでは、細部について触れていこう。本作は、剣撃バトルゲーであり、“ボス戦を主体とし、タイミングを合わせたガード&回避で相手の攻撃をいなしつつ、必殺技を当てていく”というスタイルは、この手のゲームによくある形式なんだそうだ。私は、あまり高難易度系のアクションゲームを遊ばないのだが、本作のレビューでは、よく「SEKIRO」などの名前が挙げられている。だが、安易な模造品ではなく、本作ならではのゲーム性に、しっかり昇華されていると思う。上手くプレイができると、「俺TUEEEEEEE!!!!!」と、厨二病な気分になれるものだ。
…ということで、このゲームの難易度は高めであり、とりわけ初周NORMALは、2周回以降のHARD以上に難しいと言える。だが、アクションが苦手な人のために、STORYモード(EASYモード)が用意されているうえ、トロフィーに高難易度を条件とするものは無い。まあ、STORYモードでもそこまで簡単にはならないのだが、「難しすぎてクリアできない」「アクションが苦手だと全要素を網羅できない」という心配は無いと思われる。
――ちなみに、本作のHARDは、1周目の成長をそのまま引き継げるタイプであり、難しいと言えば難しいのだが、初周で解禁された必殺技ゲージをフル活用すると、大半のボスをゴリ押しできてしまう。ただまあ、その結果、高難易度アクションが苦手な私でも、無事にクリアができた。準備と育成をしっかり行ってRPGっぽく楽しむこともできるし、腕に自信のある人は、必殺技を縛り、チャンバラゲーとして遊ぶことも可能となっているのだ。
続いて、各種のやり込み要素である。本作は、1本道スタイルの剣撃アクションゲームだが、途中で「荒野」と「大砂漠」という2つのオープンワールド風マップが登場し、サブクエストの受注や収集要素の回収など、各種の寄り道に挑戦することができる。
…さて、そのボリュームについては、あくまでオープンワールド“風”であって、本家のオープンワールドゲーには及ばない。ただまあ、“こういう自由度を持つマップが全く無いと、ゲーム全体が酷く窮屈に感じられる”ということを、我々はFF13でよく知っている。そして、箸休めとして考えると、これら荒野・大砂漠の広さと密度は、ちょうど良いか、むしろ少し多めなくらいである。サブクエの依頼主である拠点:ザイオンの住民たちも個性的であり、報酬についても、全く役に立たないほどでもなければ、逆に本編のバランス崩壊を起こすほどでもない。寄り道要素については、何かとちょうど良さを感じる作品であった。
――ただし。トロフィーについては、“PSplusにセーブデーターをアップロードする”というトロファー兄貴たちの常套手段を使っても、最低2周が必要となる。それ自体は特に問題は無いのだが、エンディングのうち、「リリー(登場人物の1人)の好感度が100%未満」を条件とするものについては、かなり窮屈であった。リリー好感度は、それなりに寄り道要素を回収すれば、容易に100%へと到達してしまう。そして、いちど上がると、周回を最初からやり直す以外に、下げる手段はない。よって、トロコンを目指した2周目のプレイでは、私はリリーの好感度を満タンにしないよう、ビクビクしながらプレイをしていったものだった。せっかくだから、1週目で取り逃がしたクエストも含めて、全てを回収していきたかったのだが…。
ちなみに、物語的には、リリー好感度が100%だと、ラスダン区間である「軌道エレベーター」へ向かう前に、「エイドス9」という場所に寄り道したいと、リリーから提案される展開になる。ここで、「行かない」という選択肢を出せば良いだけの話なので、ひょっとしたら、今後のアップデートなどで、ひっそりと改善されているかもしれない。そうすれば、別に寄り道をしまくっても、100%未満エンディングを見れているところであった。
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RPG的なカスタマイズ要素もあるぞ |
その他、アクション以外ということで、演出面について触れていこう。
…まず、ストーリーについては、電波な面が多いものの、それはそれでアリという感じである。初周の坊主END(【日記:2025/1/12】)の時こそ、悪い意味で衝撃を受けたが、真のラスボスが登場するクマEND(【日記:2025/1/15】)、そして2周目もイベントをスキップせずに遊んだことで、電波シナリオを自分なりに解釈して楽しんでいくという遊び方ができた。エンディングは、3種類のどれもが完全解決とは言い難いが、だからこそ考察が捗る。もし、イヴたちが続投する続編、または世界観を共有する新作が出るとして、この後どのように物語が繋がるのか、楽しみである。
――また、イベントシーンについては、漫画的なカッチョいい構図が多く、スクショポイントが大量に存在する。ストーリームービーだけでなく、ボス敵の大ダウンを取ったときの特殊攻撃、それどころか、ただの戦闘シーンですら、いちいちカッコいい。私は、静止画を主としてサイト制作を行っている都合、このような作風は大好きであり、FF13や7リメイクシリーズのように、コマ送りしてイケてるシーンを撮影していった。
そして私が、「本作で実は最も優れているのではないか…」と思っている要素が、BGMだ。オーケストラ、ロック、シンセサイザー、コーラスなど、様々なジャンルの音響が取り入れられており、総楽曲は189曲と、大作RPG並の物量に達している(【YouTubeプレイリスト】。非公式?)。特に印象的なのが、ボス戦の楽曲であり、どれも各ボスの雰囲気に合っていて、戦いを盛り上げてくれる。この、ボス戦楽曲を、YouTubeから保存して音楽プレイヤーで聞き始めたことが、本作にハマる決定的な契機となった。ちなみに、私は、マップ系統BGMの、“楽曲に細い女性ボーカルが乗る感じ”が、「FF13っぽいな」と思っていたのだが、【作曲チームへのインタビュー】によると、BGMで影響を受けた作品の一つにFF13-2が挙げられており、なるほど納得という感じであった。
最後に、アップデートについても、本作では定期的に行われており、発売1年が近くなった現在でも、アプデ予定が告知されている。
…まず、無料配信として、発売後に、ボスチャレンジやフォトモードといった、大きな遊び要素となりうるものが追加されている(2周目要素とHARDモードは、発売と同日配信)。その他、衣装・アクセサリの追加、バグ修正、PS5proへの対応などといったものは、当然のように行われている。意外なところとして、季節のイベントも行われており、夏とクリスマスに、特別な衣装や、期間限定の飾り付けなどが登場した。
――そして、有料分としては、ちょっと変わったものとして、「ニーア:オートマタ(NieR:Automata)」とのコラボDLCが販売されている。同作は、ステラーブレイドが影響を受けたゲームの一つとして挙げられており、女主人公のセクシーさが話題になったというところも共通している。内容としては、衣装のみで1100円と、少し高めであるが、逆に言うと、不要な人は買わなくても良いと言える。本作はフォトモード(こちらは無料アプデ)を積極的に楽しんでいる人も多く、買った人からの評判は上々という感じのようだ。私も、もしライトニングさん衣装が出ていたら、買っていたかもしれない…。
そして更に。2月13日に行われた「State of
Play」では、新たに、開発会社を同じくする「勝利の女神:NIKKE」というゲームとのコラボDLCが、2025年6月に配信予定であることが発表された。内容としては、お馴染みの衣装は確実で、ドールとステッカー(“缶や魚といった、既存の要素”とは異なる収集物、または装飾品?)が用意されるという。また、今度はボス戦の追加も告知されており、【こちらの映像】を見てみると、どうもザイオン住民の一人である「マン」というキャラが相手になってくれるのかもしれない。和風な新マップも公開されており、そこが戦いの舞台になるのであろう。その詳しい内容や値段等は、まだ発表されていない(ニーアコラボの時のように、コラボ衣装のみ有料で、新ボスバトルは無料かも?)が、発売1年近くが経った今となっても、アップデートを続けてくれるのは、嬉しいものだ。というわけで、ソフトを楽しみ続けている人や、これから買うという人は、まだまだ期待をしておいて良いと思われる。
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この人もプラチナトロフィーの「●EVEプロトコル」を獲得してたのか… |
そういうわけで。ステラーブレイドは、「韓国発の大作ゲーム」「セクシーな女主人公」「高難易度な剣撃バトル」などという看板要素も魅力的であるが、それだけでなく、全体的にハイクオリティであり、大作と呼ぶに相応しい新作アクションとして仕上がっている。とりわけ私には、厨二病全開の物語やイベントシーンの構図、そしてBGMなども、強く刺さってくれた。こんなにも総合力に優れたゲームを、CS機向けの1作目として作ってきたというのは、いくら大作ソシャゲの運営歴があるとはいえ、とんでもないことだ。トロコンまで、約50時間、大満足で遊ばせていただいた。
…さて、そんなステラーブレイドも、この4月に発売1周年を迎える。上記の通り、新たなDLCも告知されており、そもそもの斬新さもあって、まだまだ内容としては全く古びていない。ソニータイトルということで、今後は、DL版のセールや、PSplusエクストラなどで、安価にプレイできる機会も増えてくるだろう。また、6月には、PC版も発売するという。
――そういうわけで、その手の機会に「ステラーブレイド」の名前を聞いた時には、ぜひ手に取ってみて欲しいものだ。女主人公のビジュアルから入るのも良し、高難易度の剣撃アクションから興味を持つのも良ければ、各種の厨二要素にシンパシーを感じてみるのも面白い。いやあ、いろんな国の良作ゲームが、こんなにも手軽に遊べるとは、いい時代になったものである。SHIFT
UP先生の次回作にも期待します!
(2025年2月28日)
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この鬼畜さが気持ちいい… |
この28日(金)には、いよいよ期待の新人、「モンスターハンターワイルズ」が登場する。その前に私は、ずっと残していた地球防衛軍4.1を、切りの良いところまで終わらせようと思った。具体的には、HARDのDLCミッションまでをクリアしようと思ったのだが、最後の「星の牢獄」だけが残ってしまった…。
ところで。私が、“最後に「地球防衛軍4.1」の日記を更新した”のは、12月頭にステラーブレイド日誌を書き始める前の、【2024年12月6日】である。では、そこから全く何も進めていなかったのかというと、そういうわけでもなく、HARDのDLC1を終盤まで進めて詰まってしまった後に、クエスト埋めとアーマー稼ぎを目的に、本編シナリオのEASYとNORMALをプレイしていた。
――その結果、アーマーは、HARD時点で約4000というとんでもない値に達した。やれ、地球防衛軍のアーマー値(HP)は、人によって適正値が異なるが、レンジャー(陸戦兵)においては、「ゲーム1周で1000上がる」という程度に調整されていることが多い。そして、通常、最高難易度のINFERNOであっても、3000~5000程度があれば、クリアまで行けると考えられている。HARDで4000というのは、明らかにやりすぎなのだ。
というところなのだが。DLC2の最後のほうになると、これだけあっても普通に死ねる。理由はいくつかあるが、ミッション自体が異様に難しいことと、そして敵の強化率が凄まじすぎることがある。
…まず、地球防衛軍4.1は、あの「地球防衛軍4」のリファイン版である。『4.1』では、システム的にはプレイヤー有利の要素が増え、遊びやすくなったと評価できるが、DLCではその分だけ難易度も盛られており、楽になったとは言い難い。とりわけ、DLC2については、『4』の時点で、伝説の「地球防衛軍2」すら超える難易度として、恐れられていた。後に、気の狂った凶悪ミッションが続々と展開された「地球防衛軍6」のDLC2(【日記:2023/7/22】)が出るまで、最強の名をほしいままにしていたのだ。それが、アッパー調整されているという時点で、簡単なわけがない。金蟻も鎧蜘蛛も、もはや日常の1ページである。
さらに。これはDLC2に限定の要素なのだが、敵の強さの右肩上がり感が凄まじい。そもそも地球防衛軍シリーズでは、敵の強さが一定ではなく、ミッション番号が進むごとに、体力・攻撃力・スピードといった能力が、少しずつ向上していく。その向上スピードが、DLC2だけぶっ飛んでいるのだ。
…具体的に、攻略Wikiに貼られていた、【こちらの計算機様】の数値を引用してみよう。最も基本的な雑魚である「黒蟻」のHPを基準とすると、HARD本編のM1は「180」だが、最終ミッションであるM89だと「348」に向上するため、ストーリー全体を通して、敵は約2倍の強さになるということだ(なお、M89には、黒蟻は出ない)。それが、DLC1だと、26個ミッションで264→420、DLC2だと23個ミッションで264→660となる。DLC2では、たった23個のミッションで、しれっと2.5倍にまで強化されている。DLC1と比べても、強化補正が大きいうえ、ミッション数も少ないため、勾配も急激だ。よって、見た目的には同じような物量であっても、後半のほうが圧倒的に辛くなるのだ。
――ちなみに、HARDEST本編シナリオの黒蟻HPは、420→900である。DLC2のHARD終盤は、普通にHARDESTクラスの敵を相手にしているということだ。なるほど、実プレイでは、HARDとは思えないような敵のシャカシャカ感と火力を感じていたが、それは確かに、難易度が1つ上に匹敵する強さの敵を相手にしていたからである。そこで、出てくる敵が凶悪な変異種となれば、もうINFERNOと変わらない難易度と言えるだろう。ちなみに、『4』にも、【このような計算機様】が存在するが、その際は、DLC2,3(『4.1』のDLC1,2に相当)の両方で、黒蟻HP基準で306→348と、ほぼ強くなっていなかったようだ。確かに、敵の強さにも勾配があったほうが面白いだろうが…さすがに『4.1』のDLC2は、やりすぎだろう!
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HARDだと、DLC2-14「赤く染まる河」から、新武器たちが手に入り始める! |
が。そんな中で輝くのが、DLC2終盤で手に入る、新しい武器たちだ。
…やれ、地球防衛軍シリーズにおいて、“有料DLCの追加ミッションが配信されるようになった”のは『4』からだが、“ミッションだけでなく武器も用意されるようになった”のは、『5』が初めてである。『4.1』は、『5』より前に登場した作品であり、「スタッフがPS4での制作に慣れるため」と、そして、「パフォーマンスに問題の有ったPS3版『4』のお詫び」という意味合いもあったと思われる。
――ということで。『4.1』は、最高難易度のINFERNOでは、新武器が登場しない。ただ、下位難易度だと、DLC2の後半限定で、上位難易度の武器が手に入る。具体的には、HARD本編だと、最大でもLv50までの武器しか手に入らず、DLC1でも、最終ミッションでやっとLv50の武器がドロップすると、条件は同じだった。ところが、DLC2だと、全23ミッション中、M14からLv51とHARDを超える階級の武器が落ちるようになり、最終的には、Lv62と、HARDEST中盤クラスの武器が開発されてくれる。上記の通り、DLC2の終盤は、敵強さの補正係数は1段階上・そしてミッション自体の難易度も1段階上と、HARDとは思えないくらいの圧倒的難易度を誇るため、新武器の使い方が鍵となるのだ。いやあ、新しい武器の入手でキャラを育成する…地球防衛軍は、そう言えば、こんなゲームだった。
では、実際に、それらの武器が活躍してくれた、高難易度ミッションたちを紹介してみよう!
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地獄の★運ゲー★綱引き大会 |
◆DLC2-16:背水の罠
海岸に、ヴァリアント・レタリウス(+少量の通常レタリウス)の巣が張り巡らされており、その下に、蜘蛛を補給する地下トンネルの出口が隠されている。また、海側からは、大量のディロイが歩いてきて、やがて海岸を埋め尽くしてしまう。
さて、このミッションの地下トンネルの出口は、特殊な仕様が用意されており、初期状態ではノンアクティブの蜘蛛3体を登場させるだけだが、一度攻撃を受けると、以降は大量のアクティブ蜘蛛を吐き出し続ける。また、ディロイを攻撃すると、全ての出口が集団的自衛権を行使し、やっぱりアクティブ蜘蛛を発生させ続ける。よって、このミッションでやるべきなのは、ディロイたちに海岸を埋め尽くされる前に、できるだけ多くの巣穴を破壊することだ。『4.1』では、しれっと巣穴が3個から4個に増えており、難易度が上がっている。
というわけで、本ミッションはスピード勝負となるのだが、その際に厄介なのが、レタリウスである。超遠距離から、お構いなしに糸を投げつけてきて、こちらの事情などお構いなしに、綱引き対決を仕掛けてくる。急いでいる時に、反対から引っ張られる不快感は、なかなかだ。ただでさえ、通常蜘蛛の糸に巻かれて死にそうになっている時に、さらに遠距離から高速の綱を投げつけてくるため、回避なんて不可能であり、実質的には★運ゲー★である。
というところなのだが、武器としては、Lv50の「ストリンガーJ3」が役立ってくれた。Lv50は、HARD本編では最終ミッションの「星喰らい」でしか手に入らず、同ミッションは稼ぎに向いた内容ではないため、HARDEST以降の入手となりやすい。能力は、1発ごとの再装填が必要になるものの、威力が6000とINFERNO級の火力を誇り、しかも全射程で敵を貫通する。中型以上の敵や、拠点への正確な攻撃に向いている武器だ。1発で大火力を発揮できるため、狙い続ける必要がないというのも嬉しい。
そんなわけで。本ミッションでは、レタリウス・地下トンネルの出口・ディロイにはストリンガーJ3を、そして蜘蛛にはAF20を使っていった。AF20は、もう本編HARD終盤からずっと愛用している銃である。よって、クリアに成功したきっかけは、やはりストリンガーJ3によって、狙撃火力が一気に2倍に跳ね上がったことだろう。長い再装填の時間が必要となるが、回転回避で敵から距離を取ることもできるため、必ずしも不利とはならない。
ちなみに、成功時には、ディロイが詰めてくるまで、結局、地下トンネルの出口×4のうち、2つしか破壊ができなかった。ただ、そこから、蜘蛛が上手くフィールド上に散ってくれて、一度に大量の敵を相手にしなくて良くなったので、ストリンガーの火力で、まずはディロイから地道に叩いていった。なお、レタリウスについては、最後の最後まで、地形を貫通する綱を投げ続けてくれ、悪い意味で緊張感を与えてくれていた。レタリウス星の小学校では、国語の前に、まず「常識」という授業を用意したほうが良いと思う…。
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紅蓮かいな |
◆DLC2-20:紅蓮
『4』の際は、「攻略不可ミッション」に分類された4個ミッションのうちの1つであった。ただし、味方として登場するオメガ部隊の強さが圧倒的であり、適当に支援をしていれば、勝手に終わってくれるミッションであった。★神ミッション「三巨神」★に続き、攻略不可ミッションの中では、下から2番目という位置付けであったように思う。
さて、『4.1』では、「攻略不可ミッション」という称号自体が無くなった。よって、紅蓮も簡単になった…ということもなく、普通に難しい。特に、第2波の、「金女王+金蟻」&「鎧大蜘蛛+鎧蜘蛛」がラッシュを仕掛けてくるパートが最悪であり、最強のオメガ部隊たちが一瞬で溶けていく。やれ、DLC2の凶悪な補正係数は、味方NPC兵士にも掛かっているらしいが、本当か…?
というわけで。ここで使うのは、Lv50の「ストリンガーJ3」と、Lv55の「爆砕かんしゃく玉」だ。爆砕かんしゃく玉は、ネタ武器っぽい名称だが、中火力の手榴弾を大量に投げつけるという、後のバスターショットである。散らせば範囲攻撃になるし、近接に集中させれば、大型キラーと化す。シリーズ伝統の、「レベルの割に強い武器」であり、今後の作品でも、攻略のキーとなってくれるだろう。
そんなわけで。爆砕かんしゃく玉は、HARD帯の爆発武器と比べると、圧倒的な性能であり、この使い方が鍵となる。まず、雑魚戦では、広範囲に散らして、敵を牽制していく。一撃で倒せなくとも、オメガたちが削るべきHPを減らしてくれるので、戦況を有利にできる。なお、目の前に敵が通ることで、全弾を起爆し自害してしまうこともあるが、そのデメリットにすら目をつぶっていける強さを誇る。
そして、第2派の、金女王&鎧大蜘蛛との戦いでは、至近距離で投げつけ、一気に相手のHPを削る。特に、鎧大蜘蛛は、爆発物で大ダメージを受けると転倒し、何故か地球の重力から解き放たれるので、その際に一気に遠くに吹き飛ばすことで、戦力として除外ができる。
ラストの第3波では、更なる猛ラッシュが訪れ、さすがにオメガ部隊たちも倒れてしまうが、そこに27人の精鋭兵士が駆けつける。というわけで、開幕の時間を使って、何が何でも“金蟻を投下する輸送船”だけは撃破し、その後は逃げながら仲間を回収して、逆襲をする…という方式で、勝利ができた。かんしゃく玉の「火力」と「雑魚にもボスにも使える汎用性」が、クリアを助けてくれたのだ。
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かつての難関ミッションが、アシッドガンで溶けていく… |
◆DLC2-21:震える魔窟
『4』で、ぶっちぎりの最高難易度を誇ったミッションである。しかし、『4.1』ではマイルドに調整された…という噂を聞いており、どういうプレイになるか、当初から期待していた。そして、実際のところは、INFERNOは知らないが、HARDだと、確かにそこまででもないようだ。
使用武器は、お馴染み「ストリンガーJ3」に、そしてLv57の「スーパー・アシッドガン」である。スーパー・アシッドガンは、酸を発射する銃であり、遠くの敵に当てるには斜めに打たなければならず、当てづらいうえに、最大射程でも100m程度だ。ただ、純粋な火力は、HARDESTを飛ばして、INFERNO級である。これまた、「レベルの割に強い武器」であり、“いきなりINF”など、歴戦兵に人気の縛りプレイで名前を聞く武器である。
具体的に。どれくらい火力が違うかと言うと、HARD終盤で手に入り、DLC攻略でも基本として活躍してきたLv46「AF20」は、1発92×秒間12連射で、1秒間の火力が1104である。一方、Lv57「スーパー・アシッドガン」は、1発75×秒間60発で、1秒に4500を削れる。火力がぶっ壊れた! 最強のアサルトライフル「AF100」ですら4350、HARD帯で活躍するリロード不可の「フュージョンブラスターG2」が5400であり、もはやHARDのDLCを溶かし尽くす強さだ。ここまで火力が高ければ、もはや多少の当てづらさなど、全く気にならない。
というわけで。開幕は味方を無視して、まずは2つの金蟻巣を溶かす。その後、もはや回復アイテムを持ってきてくれるお助けキャラと化した鎧蜘蛛を溶かしつつ、拠点を攻撃し、金女王×2は適当にゴリ押しして、その後はオメガを回収しつつ、女王蜂をストリンガーJ3で蜂の巣に、鎧大蜘蛛をアシッドガンでドロドロにしていく。HARDとはいえ、かつての難関ミッションが、見る影も無いほどに楽勝となってしまった。
まあ、攻略のカギは、もちろん「スーパー・アシッドガン」である。これは、2つ上の難易度であるINFERNOにおいても、普通に使う人が居るくらいの強武器だ。それをHARD帯で使ってしまえば、バランスブレイカーにも程がある。なろう系をしてはいけない…。
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ちなみに、ラスト1つ前の「最後の砦」は、完全なお祭り&稼ぎミッションだった |
とまあ、そんな感じで。極めて厳しい戦いながらも、DLC2の後半で手に入る新たな武器たちを使い、命からがら生き残ることができた。やはり、新しい武器が活躍して、それで高難易度ミッションをクリアできるというのは、良いものだ。この楽しさを、最高難易度のINFERNOでも味わえるのが、『5』『6』のDLCである。なるほど、「DLCでの新武器」が登場するのは、至極当然の流れであったと言えよう。
…しかしながら、快進撃を続けてきた私は、最後の最後であるDLC2-23「星の牢獄」で失敗してしまった。本編ラスボスであるアースイーターが出現するミッションであり、砲台の数が極めて多い。加えて、DLC2のラストということで、敵の強化補正が凄まじく、もはや完全にHARDESTクラスと化した敵たちが出現する。よって、ゴリ押しは出来ず、少しずつ敵を削っていくような攻略が必要となり、攻略には時間が掛かる。そのくせ、そのくせ、ラストの第3波が一気に殺しにくるタイプなので、失敗したときのモチベーション低下も凄まじいのだ。
さて。私は、「ストリンガーJ3」と「スーパー・アシッドガン」という、これまで活躍してきてくれたDLC武器を担ぎ、この最後の戦いに挑んでいった。第1波は、まさかの回復アイテム不足に苦しめられつつも、少しずつ遠距離から削って何とかした。そして、第2波では、レッドカラー飛行ビークルの尋常では無い火力に恐れをいだきつつも、遠距離から地道に攻略をしていった。だが、第3波では、初動で緑蟻たちの投下口を破壊することに失敗し、あっという間に包囲されて終わってしまった。
…やれ、確かに、持っていった武器もプレイングも良くなかったが、さすがに1時間弱が一瞬で無になるというのは、やる気のなくなる展開であり、すぐさまリトライ!
とは行かなかった。プレイ時間の関係上、平日に遊ぶのは難しそうだが、2月下旬の3連休を終えた時点で、もう休日も残っていない。
――というわけで。モンハンワイルズまでに、「地球防衛軍4.1」については、切りよく“DLCを含めたHARD全ての攻略”まで終えたかったが、残念ながら、最後の「DLC2-23:星の牢獄」だけが残ってしまった。まあ、ワイルズが発売したら地球防衛軍をやってはいけないというルールは無いが、まとまったプレイができるのは、またかなり後となってしまうだろう。ちなみに、「ステラーブレイド」の際は、DLC1のラストである「竜の船」のクリア目前でストップしてしまっていた。そこから今度は、DLC2の最後で止まったのである。人はまた、その過ちを繰り返そうとしているのか…。
(2025年2月28日)
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消費MP10って、10円くらいな気がする |
前回は、船入手直後に、マップ南西の島を目指して航海をしていった。この際のバトルで活躍してくれたのが、仲間モンスターを戦力として活躍させる「チーム呼び」なのだが、むしろ、強すぎてバランス崩壊に片足を突っ込んでいると感じた。
…まず、DQ8においては、3DS版であっても、海はランダムエンカウントである。そして、海マップに出現する敵の傾向として、大陸と大陸の間に囲まれた内海は、ストーリーラインで使用するということで、妥当な敵の強さになっている。が、外海に出ると、一気に敵の強さが跳ね上がる。これは、昔のゲームによく有った、「敵の強さで『この先は、いま進むところではありませんよ』と教えてくれるシステム」ということだろう。
――というわけで。PS2版のプレイ日誌には、“何度か全滅を経験しつつ、命からがら南西の島まで辿り着いた”ということが記されている(【第4話】)。しかしながら今回は、あっさりと初回で辿り着けてしまった。もちろん、理由の一つとして、トロデーン城の、はぐれメタル狩りによって、レベルを25までと上げすぎてしまったこともあるが(【日記:2025/2/16】)、それ以上に、「チーム呼び」をフル活用していったからという理由が大きいのだ。
さて。DQ8の「チーム呼び」は、以下のような性質を持つ。
・主人公の特技として、消費MP10で使用可能である。主人公の「ゆうき」スキルによるMP軽減の対象となる。
・仲間にして3体1組のチームを組んでいるモンスターを、主人公たちの代わりにフィールドへ出して、戦闘を行わせられる。
・呼べるチームは、バトルロードEランクを勝った時点から1つ、Bランクを勝つと2つになる。
・「チーム呼び」を選択した場合、必ず主人公の行動が最優先で処理され、モンスターチームが登場する。
・モンスターは、独自の判断でそれぞれの攻撃を使用し、3~4ターン程度で帰還する。その間、敵から使われるダメージ技やST異常攻撃は、全てモンスターたちが肩代わりしてくれる。
・1戦闘につき、同じチームを呼べるのは1回だけである。よって、Bランク勝利後は、合計2回のチーム呼びを行える。
・使用したモンスターは、戦闘不能にならなかった場合、バトル勝利でHPが全回復する。
・戦闘不能になったモンスターは、蘇生呪文や、宿屋・教会では復活できず、バトルロード内部のモリーに話しかけにいくと、蘇生をしてもらえる。
・主に鳥系モンスターが使う「バシルーラ」を受けると、吹き飛ばされて、チーム呼びが終了してしまう。
とまあ、こんな感じである。
…さて、上の特性を見ても、「まあこんなもんかな」という感じの情報しか書かれていない。しかしながら、重要なこととして、仲間モンスターは、基本的に主人公たちより強い。船入手直後の時点で、テンプレ化されるようなモンスターであれば、HPは500程度と高く、打撃で100を超えるダメージを出すこともある。それが3体で、基本的に3~4ターン程度の攻撃を行ってくれるのだ。雑魚パーティならば決定的な損害を与えられ、ボスのHPも大きく削ってくれる。裏ボス級の強敵を除き、1回呼ぶだけで、大幅に戦況を動かすことが可能と言えよう。
――また、チーム呼びをしている間は、主人公たちは後ろに下がっており、敵の攻撃技はモンスターたちが代わりに受けてくれる。ドラクエシリーズでは、基本的にルーチン制を取っているボスが多いらしいため、「あらかじめ行動パターンを把握しておき、強力な攻撃が来る時に、モンスターを盾にする」という方式が使える。とりわけ、DQ8で初登場した「テンション」との相性が良く、敵テンションが50~100などと大幅に上がった際は、召喚盾ならぬモンスター盾の分かりやすいチャンスである。その他、裏ボスの竜神王(人間形態)は、初手で主人公のみを行動封印する特技を必ず使ってくるため、それをチーム呼びで避けるという方法も有名だ。なお、「チーム呼び」には、さきがけ能力が存在し、素早さに関係なく、ターン内の最初の行動として処理される。よって、「ピンチになってからチーム呼びを使ったが、敵に先に行動され、主人公が倒れてしまった」…ということは起こらない。
一方で、「チーム呼び」のデメリットとして用意されたであろう要素たちは、欠点として機能していない。
…まず、「戦闘不能になると、モリーに頼まないと蘇生させられない」というのは、非常に大きなデメリットに思える。ところがどっこい、モンスターは、単体のHPで500近く・チーム合計で1000を超え、適正レベルのバトルであれば、そもそも戦闘不能者が出ること自体が稀だ。これで、バトルが終了するとHP全回復というのは、明らかにやりすぎである。
――が、それでも、ダンジョン攻略中などに、もしモンスターの中から戦闘不能者が出てしまったら、そういう時こそ控えの出番である。ドラクエには、基本的に“FFでいう属性吸収”の要素が存在せず、「敵との相性によって、あるモンスターが全く役に立たない」ということがほとんど無い。なのに何故、チームとして出せるモンスターよりも、常に多く控えを加入させられるかと言うと、明らかに補充をするためだ。戦闘不能者が出たときに、後衛から補充をすれば、引き続き3体での「チーム呼び」を行える。それすら完全に払底するほどの超長期戦ダンジョンは、DQ8には存在しないのだ。
さらに。消費MPが「10」というのも、恐ろしい。この値は、積み重なると決して少なくない…という程度だが、主人公の「ゆうき」スキルによる消費MP軽減の対象となり、最終的に「5」にまで下がってくる。ゆうきスキルは、「ベホマズン」を覚えるために、高難易度バトルで必須とされる系統であり、攻略上の無駄が無い。まあそれでも、チーム呼びを10戦・20戦と繰り返すと無視できない…と言いたいところだが、ドラクエシリーズの戦闘は、回復呪文を唱えるなどして、基本的にMPが減っていくものである。よって、チーム呼びだけに特別なデメリットがあるわけでもなく、むしろ、強力な仲間モンスターを使うことで、明らかにMP10以上のコストパフォーマンスを発揮してくれるのだ。
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低レベルクリア(クリスタリウム封印)で切り札となるところは同じ |
というわけで。DQ8のチーム呼びは、人間キャラクターよりも強力なモンスターたちを代わりに戦闘させられ、デメリットとして用意された要素も機能していない。強すぎる。冗談抜きで、全てのバトルで「チーム呼び」を使っていっても良いレベルだ。さすがに、クリア後レベルの戦闘となると、「ふしぎなタンバリン」(※ククールのことではない)などの存在もあって、攻撃手段としては力不足となるらしい。だがその後も、盾代わりとして使ったり、主人公たちにも効果が掛かり、戦闘不能者も復活させる全回復技なども存在し、マルチロールに活躍しつづけてくれるそうだ。
…やれ、似たようなゲームシステムとして、私が一番近いなと思ったのが、FF13の召喚である。あちらも、雑魚を一掃し、ボスにも無視できないダメージを与えてくれた。相違点として、攻撃手段の面は、FF13の召喚は、「小型の雑魚が大量」という状況ではすぐ使い、「中型以上の敵」に対してはブレイクできるタイミングで呼ぶと良い。また、FF13の召喚は、召喚獣が居る間は全滅判定になることが絶対に無く、帰還時にパーティのHPを全回復してくれるという、回復手段としての使用法もあった。いっぽうで、コストであるTP3は、1戦ごとに回復するとは行かず、ある程度の積み重ねが必要となる。
――いっぽうで、DQ8のチーム呼びは、基本的には初手で呼んでも問題ない。何故なら、「大ダメージを与えるための準備」として、敵側にできることが、せいぜいルカニを掛ける程度しか存在しないからだ(※「味方側への行動」ならば、バイキルトやテンションUPなど、多くある)。また、前述の通り、MPコストは低いうえ、モンスターたちのHPは戦闘ごとに回復する。毎回の戦闘で使っていっても、何の問題も無い。
そんなわけで。冷静に考えてみると、DQ8の「チーム呼び」は、「初手チーム呼び」になりやすく、それで普通に強いため、ゲームバランスを崩壊させかねない強さを持っている。やはり、「FF13の召喚が毎回使える」というイメージが近いであろう。
…ちなみに、FF13の召喚は、通常とは少し異なる操作体系となる。FF13は、バトルが評価されることの多い作品であり、オプティマチェンジを駆使した戦闘が上手くハマったときの気持ちよさは、今なお、FFシリーズ最高と言えるクラスである。そういうわけで、「召喚獣を呼んだほうが有利な状況でも、通常戦闘の楽しさを求めるために、あえて使わない」という選択肢は、普通にアリだ。バトルテンポ的にも、味方キャラが減り、ドライビング技の演出はスキップできない(「召喚時の演出」と「ドライビングへの変形」はスキップできる)ため、単純に時間短縮へ繋がるというわけでもない。
――その一方で、DQ8のチーム呼びは、4人→3人と味方キャラが減るものの、仲間モンスターのパラメーターが高いため、戦力ダウンを心配する必要はない。また、意外なところとして、「1ターン目は主人公の『チーム呼び』を選択したあと、他の味方の行動は適当に連打でOK(キャンセル扱いになる)」、2ターン目以降は「『たたかう』を選んでAボタン(◯ボタン)を1回押すだけ」だ。つまり、ボタン操作の手間まで軽減してくれる。あれ、「チーム呼び」って、PS2版の時はそこまで気にしていなかったけれど、地味どころか、派手にバランス崩壊技なのでは…?
(2025年2月28日)
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最後の1/3くらいからはイベント戦となるが、それを考慮しても、非常にタフ |
ステラーブレイドのラスダンは、意外や意外、軌道エレベーターではなく、地下に存在する「ネスト」という場所だ。しかしながら、これは典型的な“ラスボス戦の舞台”であって、道中に雑魚もボスも出現しない。というわけで、最深部にて、いよいよ黒幕であるエルダーネイティブと邂逅する。
…さて、ここで最重要なのは、選択肢で「手を取る」を選ぶことだ。繰り返し述べている通り、本作は3つのエンディングに分岐し、それぞれがトロフィーの条件となっている。そして、2周目HARDでは、「リリー好感度が100%未満の状態で『手を取る』を選ぶ」というエンドを意識して、ゲームを進めてきた。ここで、ラスボスのうさんくささを嫌って「手を取らない」を選んでしまうと、なんとその状態でオートセーブが行われ、セーブポイントから再開しても選択肢は出てこない。最後の最後で、トロコン失敗が確定する。これまでの努力が、全て無駄になってしまうのだ。
――そういうわけで、各種攻略サイト様を見て、トロフィーの条件も再度確認しておく。さらに、実際の選択画面においても、時間制限など無いのだが、しっかりと何度も「手を取る」を選んでいることを確認してから、決定ボタンを押していった。
さて。今回は、“バッドエンド”と呼ばれる場合のパターンであるが、戦うボスについては、リリー好感度100%で「手を取る」を選んだ時と同じく、ロボット兵器の「プロビデンス」である。単語としては、西洋神話で「神の意志」を表す、趣深い名前だ。だが、本作においては、「手を取らない」を選んだ場合のラスボス:エルダーネイティブと比べて、あらゆる点がポッと出である。見た目はもちろん、BGMや演出についても微妙だ。
…そして、それは戦闘能力についても同じであり、さすがに火力は凄まじいものの、黒き翼のアルファネイティブのように、こちらの攻撃を回避する能力は持たない。よって、使用技については、L1+□を単純に連打するだけでOKだ。また、特殊モーションの即死技も使ってきて、当初は激しい攻撃で妨害してくるものの、最後の“止まってエネルギーを溜める”という時間が10秒以上と非常に長く(ゲーム難易度に関わらず同じ)、余裕で発動を阻止して転倒をさせられる。どれくらい余裕かと言うと、初回プレイ(坊主エンド)の動画を振り返ってみたが、その初見の際ですら阻止できていたくらいだ。さすがにラスボスということもあって、耐久力が凄まじく、L3+R3の強化モードを3回使うハメとなったが、それくらいであり、対して苦労せずに勝つことができた。
ちなみに。プロビデンスとの戦いは、ラスト1/3くらいがイベント戦になる。
…やれ、その際のムービー演出は、リリー好感度100%とそれ未満で極端に異なるが、バトル的な内容は、「イヴが無敵となって、L3+R3の強化モードと同じ攻撃を、無制限に使い放題となる」で同じだ。なお、2分の時間制限が設けられているが、適当にボタン連打をするだけでも1分ほどで倒せるため、ほとんど意味がない。しかも、時間切れになると、バトルが最初からやり直し…ということはなく、何事も無かったかのように、“2分の時間制限が設けられるところ”から再開となる。徹頭徹尾、このボスは何がやりたかったのか分からん。
――なお、タイトル画面から挑戦できるボスチャレンジでは、ラスト1/3の無敵モードは存在するが、2つのエンディング展開に対応するためか、中に誰も乗っていないという演出になっている。おまけモードなのに、何気に芸が細かい。
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おっしゃる通りです |
さて。お待ちかねの、3つ目のエンディングだ。
…やれ、私はこれまで、「ラスボスとの会話で『手を取る』を選び、かつ、リリーの好感度が100%」を条件とする坊主END(【日記:2025/1/12】)、そして「手を取らない」を選んだ場合のクマEND(【日記:2025/1/15】)を見てきた。どちらも、完璧とは言い難い終わり方ではあった。
――ところが、それらと比べても、今回のエンディングは、好感度100%未満を条件とするということで、バッドEND的な、非常に胸糞な展開となる。長い冒険ののち、初回プレイでこれを見てしまったときの後味の悪さは、筆舌に尽くしがたいだろう。ただでさえ、「手を取る」系統のエンディングのため、エルダーネイティブではなく、ポッと出のロボット兵器がラスボスとなってしまっているのに…。まあ、トロフィー獲得率は、3つのエンディングの中で最も低いため、初回でここに来てしまった人が少なそうなのは救いである。なお、最後のメッセージは、「彼女の物語はまだ終わっていない。」であった。
何はともあれ、3つ目のエンディングを見たということで、それを条件とし、トロフィーの「●失われた記憶の代償」が手に入った。また、これが最後であったため、“他の全トロフィーを獲得する”が条件のプラチナトロフィー:「●EVEプロトコル」も入手できた。ついでに、アップデート枠=別枠となっていたものの、「●リピートプロトコル:ニューゲーム+をクリアする」も獲得できた。正真正銘、これにてトロフィーコンプリートである。
――というわけで。これにて、ステラーブレイドもプレイ完了だ。さすがに、今回のラスボス編も長くなったということで、プレイ全体の感想は、また日を改めることにしよう。ステラーブレイド日誌も、次が最終回!
(2025年2月28日)
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皮肉きいてんな、このセリフはちょっと面白いぞ |
『セブンス』の視聴を終えたのち、今度こそ楽しめるかもと思って「遊戯王ゴーラッシュ」を試してみたが、やはり駄目であった。
…まず、年明けから見始めた「遊戯王セブンス」については、全92話を、楽しく視聴できた。前回の記事(【日記:2025/1/14】)を書いた時点は、全体の1/3ほどを見終えたところであったのだが、そこから大会編や第2シリーズへの突入とラストバトルへの流れで、大きく盛り上がれた。勝敗予想の付かないデュエルと、良い意味で遊戯王らしい突拍子の無い物語展開の、両方が魅力であった。自分の中で、久々に楽しめた遊戯王アニメとなったのだ。
――そして。今回のお題である『ゴーラッシュ』は、アニメ遊戯王シリーズの第8作であり、前作『セブンス』と同じく、ラッシュデュエルを題材としている。2022年4月から始まり、現在も放送中だが、この3月末で終了ということのようだ。良かった…。
さて。この『ゴーラッシュ』について、私は以前に、ごく僅かだけ視聴したことがあった。というのも、アニメが開始した2022年4月は、私が現在の会社に再就職をしてしまった時期だ。私は、“久々に一人っきりで自由にアニメを楽しめる環境を取り戻せた”ということで、好きだった遊戯王シリーズでも見てみるか…と思い、ちょうど放送開始をした最新作の「ゴーラッシュ」を視聴してみた。が、内容のキツさに、最初の数話で切り、程なくネット上の感想まとめすら見なくなった。
…そういうわけなのだが。前回、2022年の時は、『セブンス』について、「まずまずの評価らしい…」ということを聞いていたくらいであった。一方、約3年が経った現在は、その「セブンス」を満足して視聴を終えたという大きな違いがある。“同じく、ラッシュデュエルを題材としている”ということもあるし、今なら、『ゴーラッシュ』を楽しめるかもしれないのだ。
――そう思って、視聴を始めてみたのだが、結局、「最初の数話で視聴をやめる」という、まったく同じ結果に終わってしまった。やれ、3年前の自分は、何も間違っていなかったということである。そんなことを確認できても何も嬉しくないが…。
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7月、原作者急逝のニュースで、実況まとめだけでも見てみるか、と検索を掛けた結果… |
では、なぜ、『ゴーラッシュ』の視聴を切ることを決定したのかというと、とにかく全てが滑っていてキツい。これに尽きる。
…まず、今回も、小学生主人公(中学生らしい…)ということで、全体的には軽く明るい雰囲気になっている。そんな感じで、ギャグについても、「子供向け」を狙ったのかもしれないが、典型的な「子供騙し」になっている。例えば、第3話では、“主人公たちが、タレ味の焼き鳥を盗まれる”という事件が起こるのだが、それを宇宙人の仕業と判断した根拠について、「宇宙には空気が無いから、味も感じない。だからタレみたいな味の濃い物を盗んだんだ」という説明が為される。これをウケると考えている脚本の知能レベルを笑えば良いのだろうか?
あまりにもつまらなすぎて、寒気がするレベルである。もちろん、肝心の子供さんたちが、面白いと思ってくれるわけがない…。こんな物を見せられる側の気持ちになってくれない?
――また、デュエルについても、新アニメということで、1からやり直しになるというのは良いだろう。だが、4話まで進めて、やっと魔法・罠が出たくらいで、展開が遅すぎる。第1話なんて、まさかの通常モンスターのみで、アドバンス召喚すら無かった。そんなチンタラした展開なのに、第4話はデュエルなし回である。結局、デュエル面で印象に残ったのは、例えば100ダメージを受けた時に、登場人物が「ひゃく…!」などとうめく演出だけであった。100が何なんだ。そんなことやってる奴、アニメでも現実でも、一人も居ないだろう!
また、ギャグやデュエルの滑り具合と同じくらい、キャラクターデザインについても終わっている。
…まず、本作は「宇宙人」をテーマとしている。これにより、既存のキャラデザに囚われない、多彩な人物が登場する…のは確かなのだが、その実は、気味の悪いクリーチャーが繰り返し登場するとしか表現しようが無い。
――では、具体的に紹介をしてみよう。3話・4話でテーマとなったのは、「チュパカブラ」という、2足歩行で赤い目玉の魚人である。お世辞にも、カッコいいとか親しみが持てるなどとは言えないようなキャラクターが、デュエリストとして、そしてストーリーの進行役として、メインとして出演していた。そして、5話では、気持ち悪いカッパがデュエリストとして登場するようだ。
これは…あれか、“ポリコレ”とかいう、美的センスが狂っている人たちが作ったのだろうか。やれ、視聴者が見たいのは、カッコいい・かわいい・面白い、またはその逆で、恐ろしい・怖いといった、何らかの魅力を持ったキャラであろう。誰が、不快なだけの化け物を、わざわざ映像で見たいというのだ。“私にとっての最終話”である第4話では、その次回予告で、次はカッパの化け物とデュエルするのが分かり、安心して視聴を切ることができた。
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セブンスかえして |
というわけで。シリーズ第8作「ゴーラッシュ」は、遊戯王アニメ史上、最低の駄作である。キツすぎて、何一つとして良いところが無い。
…やれ、遊戯王アニメの中でも、最終的な評価が「つまらない」に終わった作品は少なくない。だが、そんな中でも、例えば『ゼアル』は初期のデュエル構成は良く出来ていたし、『アークファイブ』だって、ごく僅かな期間であったものの、楽しめた時期があった。あの『ヴレインズ』ですら、「聖なるバリア-ミラーフォース-の意外な使い方」「『優秀なAIが、人間を駆逐する』ではなく、『無能判定されたAIが、人類に復讐を試みる』という珍しい展開」など、良い意味で印象に残っている部分が存在する。前作『セブンス』を、あまり楽しめなかったという人は多いだろうがが、それでも「ラッシュデュエル」という新しいルールを生み出して、そして定着させるために、試行錯誤をしていたことは間違いない。
――それらと比べて、『ゴーラッシュ』は、「滑り倒したギャグと、ブサイクな敵キャラデザイン」くらいしか印象に残らなかった。実際、ネットを見渡してみても、『ゴーラッシュ』に対する話題は非常に少ない。やれ、「好きの反対は無関心」とか「悪名は無名に勝る」などという言葉があり、“そもそも遊戯王に興味を持たれていない”という状況は、コンテンツにとってマズい。だがまあ、こんなつまらないアニメを作っていれば妥当としか言いようがない。むしろ、こんなゴミ作品が、埋もれていて人目に触れない状況となっているのは、『遊戯王』にとって良いことであるとすら思える。
ちなみに。『ゴーラッシュ』は、謎にセブンス世界と関連性を持たされている。主人公勢の一角である兄と妹の名字は「王道」であり、前作主人公の「王道遊我」と同じだ。そのことを皮切りに、セブンスの登場人物のソックリさんが数多く出演している。だが、単純な過去・未来というわけではなく、何らかの仕掛けがありそうな感じである。しかしながら、別に、それを特に知りたいとも思えない。
…それに、そんなにセブンスが好きなら、普通に『セブンス-2』とか『セブンス:中学生編』みたいな感じの続編をやってほしかった。セブンスの最後は、意外すぎるラストデュエルの勃発理由と、そこできっちり主人公が勝ち切ったということで、とてもカッコいい終わり方であった。だが、そこから続けるというのなら、それもそれでアリという感じである。少なくとも、誰も得しないクソアニメにモチーフとして吸収されるよりは、遥かにマシだったろう。楽しかったセブンスが92話と短めで終わり、この駄作は150話も続いている。世の中は不条理である。
というわけで。『ゴーラッシュ』は、ぜんっぜん駄目である。遊戯王史上最悪で、論外であり、お話にならない。私にとっては、倍速視聴の価値すら感じず、その時間で、他のアニメを見てみたいと思う。よほど「遊戯王シリーズを全て見たい」という場合を除き、一切の視聴する価値が無いと断言できる。
――ちなみに、ゴーラッシュは、この3月末で、ようやく終わってくれるようだ。一応、「遊戯王ファン」を名乗っている者として、安堵する思いである。一般アニメが12話で印象に残ろうと努力する中、よくもまあ、こんなクズ作品が、3年も続いたものだ…。頼むから、これ以上の恥を晒さないでくれ。
(2025年2月28日)
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2200円(税込) |
DQ8で船が手に入った際、最初の行き先は、ほぼ全員が「メダル王女の城」になると思われる。真正面に、あからさまな島が存在するからだ。
…そしてここで、シリーズ恒例の収集要素である「ちいさなメダル」の交換が行える。総枚数は、PS2版の115枚に対し、3DS版では139枚に増え、新しい景品も用意されている。ちなみに、PS2版では、2枚だけ、期間限定のものがあったが、3DS版では、救済措置が用意されたため、最終的な段階からでも、全てが回収可能となった。PS2版の仕様は、意図しないものだったのかもしれない。
さて。「ちいさなメダル」については、通し番号などは振られていないため、いちど取り逃がしてしまうと、全回収には、事実上、最初から全ての候補地を回ることが必須となる。マリオサンシャインの青コインを彷彿とさせる沼要素である。
…そういうわけで、もしコンプリートを目指すならば、計画的なプレイが必要となるのだが、私は、今回のDQ8について、特に完全攻略をしようとは思っておらず、裏ボスを倒すまでの通常プレイとして終えるつもりだ。というわけで、攻略文献を使用した全回収などは特に意識せず、普通の探索の範囲で手に入るメダルを集めて、そして景品と交換をしていきたいと思っている。
――ちなみに、プレイステーションハードに目を向けてみると、PS4版DQ11には、「ちいさなメダル」についてのトロフィーが存在する。ただし、DQ11は、ゲームの進行度が一定段階を超えると、無限にメダルを入手可能になるタイプのゲームなので、そこまでキツいトロフィーでもないようだ。まあ、私の初回プレイのデーターでは、裏ボス撃破までプレイしておいて、トロフィー条件75枚に対して49枚しか集まっていなかったようだが…。
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マジかよ凶箱狩ってくる |
そして、モンスターを集めた後は、恒例行事として、マップ南西の島へと向かっていく。
…さて、世界地図があるゲームの恒例行事として、マップの四隅には、何らかの秘密が隠されていることが多い。ドラクエ8も例外ではなく、地図に載っていない島が存在する。報酬は、装備品の「プラチナソード」と、スカウトモンスターの「レスラー(かくとうパンサー)」、そしてラスボスに挑めるようになったであれば、ボスモンスターの「レッドオーガ」と「ブルファング」が再登場する(カジノ解禁イベントは任意かつ期間限定であり、そのボスであるレッドブルたちを倒せなくならないようにするための処置)、その他にも、3DS版だと、裏ダンジョン到達後となるが、「パンドラボックス」を30体倒すことで、レアモンスターの「混沌の箱」も登場することになるなど、何かとお得な要素が存在する。
――しかしながら、それよりも大きいと言えるのが、はぐれメタルがなかなかの確率で登場するということだ。PS2版をプレイしていた頃の私は、トロデーン城にて、はぐれメタルを狩ることに失敗していたので、ここにてリベンジをしてやろうと思っていた。
しかしながら、ここでのメタル狩りについても、あまり効率的とは言えない。まず、物語的には、トロデーン城から少ししか進んでいないため、メタル狩りに向いた特技が揃いきっていないのは同じである。また、島には回復地点が無く、ルーラのファストトラベルポイントとしても登録されないため、狩りを開始するまでに時間と手間が掛かり、MP切れを起こすと、また広い海を渡って再訪しなければならない。最後に、外海には強敵が数多く出現し、レベルの低いうちは、マップ角にまで辿り着くことですら難しい。
――というわけで、よほどの理由が無い限り、この島でレベル上げをするのは非効率だと言えるだろう。その「余程のこと」があったPS2版でのプレイ日誌(【第4話】)においても、予想通り、命からがら辿り着いたにも関わらず、1体しか倒せず、撤収に追いやられている。
ちなみに。3DS版においては、いくつかの環境変化があるが、やはり、このマップ角の島について、稼ぎポイントとしての存在意義は厳しくなっている。
…まず、シンボルエンカウント方式が採用されている3DS版でも、海はランダムエンカウントであり、PS2版と同じだ。よって、“新たに雑魚戦を避けやすくなった”ということはない。一方で、レベル上昇時にHP/MPが全回復するというのは、補給の無さが問題であったこの島での狩りには朗報である。しかしながら、最大の問題点として、トロデーン城でのメタル狩りが、PS2版と比べて、桁外れに行いやすくなっており(【日記:2025/2/16】)、わざわざこの島まで来る必然性が皆無になってしまったということだ。
――そんな中、私は、PS2版の頃の名残で、この島を目指してみた。海の道中、クラーゴンという強力な雑魚敵が登場するも、「DQ外から失礼します!」とSeeDを呼んで(※「チーム呼び」をして)突破したりもした。途中、地図の上と下がつながっていないことに衝撃を受けつつも(単純に移動距離が足りなかった?)、島に辿り着いて、まずはプラチナソードを回収する。だが、そこからわざわざ、はぐれメタルを狙っていく価値が無いのだ。というか、既にトロデーン城で狩りすぎており、現時点では、追加の経験値が必要ない。そういうわけで、礼儀として、「雷光一閃突き」を使って1体だけ倒しておいたが、それで終わりとし、帰還することにした。やはり、3DS版のシステムだと、はぐれメタルinトロデーン城はやりすぎだった…。
(2025年2月28日)
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ジャストガードを決めると、ノーダメージ+ベータエナジー0.5個で、メリットが大きすぎる |
宇宙から戻ってきたあとは、いよいよ物語も大詰めの、ラスボスパートである。まずは、「黒き翼のアルファネイティブ(1回目)」が相手だ。
…さて、ここからは、初周でもそうだったが、難易度が1段階変わってくる。ボスの攻撃技は、手数が多いくせに1発も重く、コンボを喰らえばそれだけで即死するようなことが珍しくない。なお、この段階から、新システムとして「時間制限付きの特殊な即死攻撃」が解禁されるが、ほとんど実バトルには関係が無い。何故なら、通常攻撃も貰えば終わりだからだ。
――さらに、今回の敵は、防御能力も優れている。単純にHPが高いというのもそうだが、最も重要なこととして、素早い動きで「L1+□」を回避する。よって、必殺技ゲージを満タンにして、「トリプレット(□ボタン技)」の連打でゴリ押しする…という手段が使えない。また、計3つの段階を持ち、その変化ごとにシールドを再生するため、「L3+R3の強化モード」でシールドを割ってから攻撃…という手段も、これまでほどは有効ではない。
というわけで。ここで新たに使ったのが、L1+◯ボタン系列のベータスキル(「ショックウェーブ」)である。この技は、剣から衝撃波を飛ばすというものであり、近接攻撃の□ボタン技に対して、こちらは遠隔攻撃として扱われているという、分かりやすい技である。
…が、この技の大きな特徴として、強化が一定段階を超えると、敵を転倒させる。どんな図体の大きなボスであろうと、必ず転ばすことが可能だ。その隙で、通常攻撃を当てても良いが、私は「L1+□を確実に当てる」という方式に使っていった。転倒をさせてしまえば、どれだけ回避率が高かろうと、関係が無い。合計でベータエナジーを4個も使ってしまうが、一方的に大技を当てられる魅力は大きいのだ。
――とまあ、そんな感じで。今回は、敵の耐久力もあるということで、通常のチャンバラ戦闘も行うことになる。敵の攻撃に合わせてジャストガードを行い、そのダメージを無効化しつつベータエナジーを溜め、そしてカウンター的にL1+□を当てるのも重要だ。というか、これがこのゲームの本来の戦い方だろう。さすがはラスボス連戦の一環ということで、これまでのボスよりも、かなり手応えがあった。
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後列中央に居る小島秀夫に似たオッサン… |
その後、イヴたちは、ザイオンの皆に見送られ、最後の戦いへと挑むことになる。
…さて、ここでは、サブクエストで出演したキャラたちが再登場し、プレイヤーに一声ずつ掛けていく…という、海外ゲーでありがちなアレが展開される。しかし、今回は、リリーのせいでサブクエを進められなかったので、非常に寂しい感じとなってしまった。一応、ベヒーモス関連で出てきたカヤが見送ってくれたのは良かったが、1人しかいないのに「みんな」というセリフが出てくるなど、違和感のある演出となっている。全部リリカスのせいだ。
――ちなみに、ゲーム的には、ここで“最後の寄り道”が行える。と言っても、サブクエ関連は進行できず、荒野と大砂漠を探索できるだけだ。ラスボス戦に向けた育成…と言いたいところだが、そのラスボス戦へ向かってしまうと、引き返すことができなくなる。正直、存在意義が分からない…。
そして。ここでは、未だに習得できていないトロフィーについても、最後を見越して、獲得しておいた。対象は、以下の3つである!
・「●スキルテクニシャン:すべてのスキルを習得する」「●無限なる刃:ニューゲーム+のすべてのスキルを習得する」
RPGにおける「経験値」的なポイントを集めて、スキルを獲得することが条件である。2周目ならば普通に達成できると思いきや、まだSPが足りていなかった。前者は分からなかったが、少なくとも後者のトロフィーは、対象の12個を同時に取得している状態が要求されるようだ。
ただし、これについては、「SPリセッター」を使って、“一時的に取得している状態”にしても、トロフィーの条件を満たせる。というわけで、SPをリセットし、まずは2周目で解禁される以外のスキルを網羅して「●スキルテクニシャン」を獲得する。次に、再び技を消し、2周目で解禁されるスキルのみを全て覚えた状態にし、「●無限なる刃」を得る。最後に、またリセットして、戦闘に適した状態にする。この順番で、トロフィー回収を行っていった。
・「●戦場の武道家:敵の攻撃を200回ジャスト回避する」
他ゲーでいう回転回避をタイミング良く行うと、「ジャスト回避」となる。しかしながら、本作の回避の基本はジャストガード(作中の表記は「ジャストパリィ」)であり、ジャスト回避は中途半端な立ち位置である。失敗してもダメージ自体は軽減できるガードに対し、回避は失敗=被弾で大ダメージを受けるというデメリットも大きい…。ということで、ジャスト回避×200回という条件については、この2周目のラスボス直前まで進めても、まだ20回くらい残っていたので、ボス戦を使って◯ボタンを連打し、回数を重ねておいた。
ちなみに、ジャスト回避ではなく、ジャストガードを300回要求される「●
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いま思うとクマさん顔のシュールさ凄かったな |
そして。ザイオンを発ったあとに戦うボスは、「黒き翼のアルファネイティブ(2回目)」だ。本作における黒幕の1人と言える存在であり、その物語上の重要性、イヴと同じ戦闘能力を持った大きな壁、そして、それらに反する脱力系のBGM…通称「コスタニコ」が話題である。ゲーム外要素としては、韓国にもヤンデレが存在するということが明らかになった瞬間だ
…さて、この形態についても、(1回目)の時と同じで、一撃が重く、HPが減っている状態でガード失敗をしたり、またはコンボを貰えば速攻で自販機送りとなる。例によって、L1+□の力押しも回避されるので、L1+◯のほうによる転倒も織り交ぜて攻撃していく。この敵の俊敏性たるや、L3+R3の強化モードにおける、△ボタンの突進連打ですら回避されることがあるくらいであり、本作トップの素早さを持つ。しかしながら、1回目の時と異なり、2つの戦闘段階しか持たず、シールドが補充されるのは1回だけだ。脱いだあとのほうが、防御力が下がる…普通だな!
――また、剣と剣のつばぜり合いが発生することがあり、□ボタン連打を要求されるが、HARDのくせに、気付いてから押し始めても普通に勝利できる。まあ、こんなところが難しくても嫌だが…。つばぜり合いに勝利すると、ダメージとともに、相手を転倒させられる。これは、唯一とも言える非常に明確な隙なので、絶対に無駄にしてはならない。そういうわけで、WBポンプ蘇生による必殺技ゲージの回復なども利用し、辛くも勝利することができた。
ちなみに。今回、ボスとして登場した人物の存在により、これまで敵として登場してきたアルファネイティブのうち、素性不明の物は、全て、元は味方であった人物が改造されたのではないかという説が浮かび上がってくる。危なかった…イヴも、もし物語ラストで失敗していたら、「坊主頭のアルファネイティブ」として、人々に脅威を与えていたところであった…。
――というわけで。本日は、ラスボス連戦の一部と言える「黒き翼のアルファネイティブ」との戦いについて書いていった。いよいよ、次は本当のラスボスだ。トロコンについても、既に選択肢を間違えない限り確定しているので大丈夫である。フラグじゃないぞ!
(2025年2月28日)
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当時、「レベル70かぁ…」と落胆したのを覚えている |
今、ゲームボーイアドバンスの「ポケットモンスター
エメラルド」が、高騰していることはご存じだろうか。ネットのフリマアプリでは、ソフトのみで保存状態が悪いものですら5000円ほど、箱付き美品であれば1万円に迫る価格で取引されている。なお、定価については、税込4800円(当時)であり、現在の末端価格は、もちろんそれを超えているものだ。
…さて、この作品は、既に発売が20年前であり、完全リメイク版に相当する「オメガルビー・アルファサファイア」も3DSで登場している。それにも関わらず、エメラルドが未だに人気の理由は、「第3世代」と呼ばれるGBA作品からは、様々な手段で、最新作にまでポケモンを連れてこれること、キャラクターグッズとしての人気があること、そして、長寿作品として、ゲーム自体をコレクションしているユーザーが多いことなどが挙げられると思う。
――ということで、私も倉庫にポケモンエメラルドが眠っていたので、さっそく売りに出してみた次第である。さすがに、既にプレイしたソフトであり、ここから新たに遊ぶことは無いと思われる。それよりも、必要としている人に譲ったほうが、ソフト自身も喜ぶのだ。
さて。“ポケモンシリーズの過去作”というジャンルで、高騰しているのは「エメラルド」だけではない。私は、かつてポケモン好きの友人から、タダ同然で譲り受けたDS&3DS時代のポケモン作品を、数多く持っている。これを売れば、社会人レベルで考えても、それなりの額になってくれるだろう。倉庫でホコリを被るままの作品を、欲しい人に受け渡しつつ、私自身も金銭を得て有効活用ができる。誰も損をしない、理想的な取引だ。
…なのだが。ここで、私は、“すぐ売って金銭に変えよう”と考えた自分の心を、諌めるに至った。何故なら、私は、DS&3DS時代のポケモンを、全くプレイしたことが無かったからだ。一つの例外もなく、何も遊んでいないのである。
――やれ、最近の私は、投資や節約ばかりに心を奪われているが、今でも一番の趣味はゲームのつもりだ。だから、“遊んでもいないゲームを売る”なんてことは、あってはならない。「嫌いなゲームを売って、損を少しでも取り戻そうとする」のなら、まだ「嫌い」という感情を持てただけ、良いというものだ。全くの無関心のまま売るなんてことは、ゲームをただの転売商材としか捉えていないようで、嫌気が差す。それに、既に発売から長い時間が経ったタイトルであれば、“中古価格が急落する”なんてことも考えづらい。今なお値段が付くような価値あるタイトルなら、「遊ばないで売る」より、「遊んでから売る」のほうが、どう考えても得なのである。
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この辺りの、GBA時代全体の振り返りは、【2019年の記事】も読んでね |
ちなみに。私は、“第3世代”と呼ばれる、ゲームボーイアドバンスまでのポケモン作品は、全てプレイをしていた。
…ではどうして、そこから打って変わって、DS&3DS時代のポケモン作品を全く遊ばなかったのかと言うと、それは、マリオ作品の日記などで語っているように、あの狂信的な「知育ブーム」に着いて行けなかったから…それもある。だが、最も大きな理由は、「ターン制RPG」というジャンル自体に、魅力を感じなくなってしまったからだ。
さて。GBAでは、初代ゲームボーイと比べて、大幅に性能が進歩し、概ねSFCクラスのゲームを遊べるようになった。そのため、「ロックマンゼロ3」のような新作アクションに、そして移植枠でも、「スーパーマリオアドバンス3:ヨッシーアイランド」など、SFC時代のレジェンドたちを、原作以上の環境で遊ぶことができ、その他にも「逆転裁判」など、全く新しいジャンルのゲームが登場した。なお、発売当時にこそプレイしなかったものの、私が、当サイト25年の歴史の中で最長の話数を費やした「ファイナルファンタジー5
アドバンス」も、この時代の出身である。
…そんな中で、王者である「ポケットモンスター」シリーズについても、確かにルビー&サファイアでは、「ダブルバトル」や「特性」など、多くの新要素を多引っ提げてきた。だが、所詮はターン制バトルであり、せっかくハード性能が上がったにも関わらず、ポチポチ感が否めない。しかも、育成については、「個体値」と呼ばれるパラメーターのランダム変化が、ルビー&サファイアから16段階→32段階と上昇し、抽選パラメーター数も4個→6個と増加したため、強力なポケモンを引き当てる確率が激減した。やれ、「厳選」と言えば聞こえは良いが、つまるところの運ゲーであり、単純作業を繰り返すだけだろう。しかも、それで対人戦や、ゲーム内の高難易度要素に挑んでも、運や相性などの問題で、意外とあっさり負けてしまう。そういうときに、「また挑戦しよう!」とか「ポケモンを育て直そう!」みたいなポジティブな感想を得られれば良いのだが、私は、卵から手塩にかけて育てたポケモンがそのような目に遭ってしまい、唖然とした覚えがある。
――ということで。結局、前述したエメラルドの「バトルフロンティア」なんかも、少し遊んだだけでやめてしまった。結局のところ、私にとって、「ターン制RPG」というジャンル自体が時代遅れであり、各種の育成も、もはや面倒と感じるようになってしまったのだ。
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マサキ=強欲な壺が何枚でも入れられるカードゲームだっけ |
というわけで。私が、「今からポケモン過去作をやる」と言っても、もちろん、“最強育成を目指して、何百時間とプレイする”というわけではない。そういう遊び方をしても、かつての二の舞いとなるだけだ。
…また、もう一つの目標である“ポケモン図鑑の完成を目指す”というのも、実は私は、歴代シリーズで図鑑完成をさせたのはサファイアだけであり、そこですら、386匹の全国図鑑には到達しなかった。当時も、ソフト1本では手に入らないポケモンは最初から諦めるとして、バージョンごとに極めて手に入りづらい個体(プラスルとマイナンなど)を集めるのに、非常に苦労した覚えがあり、今からやるにしても、苦しみを選ぶだけに終わりそうである。
――最後に、“特に目的意識は無いが、四天王(ラスボス戦)をループし、ひたすらレベル上げをする”…なんてプレイも、買えるゲームが少なかった小中学生時代には、貴重であった。ただまあ、今は、娯楽についての飽食時代であり、ゲームという分野だけでも、遊びたい作品が山ほどある。特別な目的を持たず、良い意味でダラダラ遊ぶ…というのも、今や得策では無いと感じる。
そういうわけで、私がポケモン作品を遊ぶ方針は、他のRPGでいう、「ストーリー攻略をし、裏ボスを倒して終わり」という程度にするつもりだ。
…やれ、既プレイ作がかなり古いので、例えも昭和100年・平成37年案件となってしまうのだが、過去作ならば、「赤・緑でミュウツーを捕まえるまで」「金・銀で最強トレーナーを倒すまで」「ルビー・サファイアではレックウザに出会うまで」という感じで、プレイを終えていくつもりだ。これくらいならば、各作、20~40時間という一般的なRPG程度のプレイ時間で終えられ、そして、美味しいところを味わい尽くせるように思う。
――ちなみに、私は現在、3DS版の「ドラゴンクエスト8」を順調に進めており、それで携帯機側の枠が埋まっている。その後も、多くの作品が順番待ちになっている状態であるため、すぐさまポケモンシリーズを遊び始めるわけではない。でもまあ、これだけ娯楽が多い時代に、わざわざ古い作品に興味を持ったのだから、それも一つの縁というものだ。何より、日記更新のネタになる。普段と違う作品を遊ぶのも、これまた良いというものだろう。
最後に、いま現在、私が所有している、DS&3DS時代の6作品について、現段階での印象を書いて、本日の日記を終えることにしよう!
DS/「ポケットモンスター
プラチナ」:パッケージモンスターのギラティナ?
とかいう人が、古代の水生動物みたいで、あまりカッコ良くない…。女主人公が宇宙で一番かわいい!!!
DS/「ポケットモンスター
ハートゴールド」:発売当時、大人気で品薄が続出しており、秋葉原ヨドバシカメラの大行列を、横目で見ていたものだった。が、約1年後のモンハンP3では、私も同じ目を味わった…。
DS/「ポケットモンスター
ブラック」:「やめたげてよお!」が爆誕した作品。「ベル」という名前のキャラが出たら、これを言わないといけないらしい。
DS/「ポケットモンスター
ホワイト2」:ポケモンもいよいよ『10-2』のようなシリーズ内続編で来たか…。DS作品の集大成ということか、歴代シリーズのジムリーダーやチャンピオンが裏ボスとして勢揃いする。女主人公が素敵。
3DS/「ポケットモンスター
X・Y」:金・銀以来、久々となる新タイプ:「フェアリー」が初登場をした。この辺りから、同時代の他ゲームと比べた場合のクオリティ差が大きくなってくる…。何故か2バージョンとも持っている。
3DS/「ポケットモンスター
ムーン」:女主人公ちゃんがタイプです…。
◯未保有:「オメガルビー&アルファサファイア」「ウルトラサン&ウルトラムーン」、および、スイッチ世代の作品:買うべきか、それともスルーするか。どういう扱いにするかは、また後で考えます…。
(2025年2月28日)
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つまり…どういうこと!? |
船入手と少しだけ前後するのだが、「モンスターバトルロード」について、攻略を進めていく。
…さて、これは、ドラクエシリーズ恒例の、仲間モンスターを味方にするシステムだ(『5』が初)。今作では、メインキャラと同格の存在として加入することは無いものの、3体1組のチームを組み、「バトルロード」というコロシアムのような施設で戦闘イベントが開催される。また、バトルロードを少し進めることで、「チーム呼び」というコマンドが解禁され、それを使うことで、FFシリーズでいう召喚獣のような感じで、バトルを助けてくれる。
――やれ。コロシアム自体の攻略報酬も豪華なほか、“特殊なネームドモンスター”と戦闘をして収集するという要素、そして3DS版では「モリー」の仲間化にも絡んでいるなど、モンスターバトルロードには、何かとお得な要素が多い。本編クリアには一切関わらない(強いていうなら、竜神王の形態が1つ減る)が、DQ8を遊び尽くすつもりならば、やらない手は無いというものだ。
さて。まずこのサブイベントの開始条件だが、ククール後にアスカンタ →
パルミドと移動する際、バトルロードの建物でモリーに出会うことができ(この時点では、コロシアム内部には入れない)、そこで教えてもらった3体のモンスターを捕獲すると、バトルロードへの道が開ける。その、該当モンスターの1体が、トロデーン城の付近で登場するため、バトルロードに参加可能となるのは、「トロデーン城に入れるようになった後」なのだ。
…しかし。せっかく集めた初期3体だが、残念ながら最低ランクのGですらクリア不能なので、さっそく他のモンスターを集めて戦力を強化することになる。と言っても、DQ8も有名ゲームということで、定石と言えるモンスターが決まっている。最初の町であるトラペッタの側にいる「ドランゴ」、トロデーン城から南西の岬に居る「でんすけ」、そして船着き場から東に進んだ先の遺跡に居る「ゴレムス」だ。
――なお、「ゴレムス」は、仲間モンスターシステムが初登場したDQ5にて、ゴーレム系モンスターのデフォルトネームとして採用されている。強さと使いやすさを両立したモンスターということらしく、実際、私のDS版5のプレイでも、最終的にギガンテスに置き換えられるまで、フローラを酒場送りにして、バトルメンバーとして採用されていた。また、「ドランゴ」については、DQ6で仲間となるキャラの1人であり、かなり強めに調整されている。DQ6には、「テリー」という、ククールみたいな人物が存在し、ドランゴとの因縁があるのだが、テリー自身の戦闘能力が低いことも相まって、テリーが「ドランゴ引換券」などと呼ばれてしまう始末である。タンバリンやベホマラーといい、ドラクエファンはストレートな2枚目キャラに厳しいのだ…。
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ハープ演奏とかしなさそう |
というわけで。ドランゴ・でんすけ・ゴレムスのチームを使い、一気にバトルロードをG・F・E・Dと駆け上がる。
…次に、物語を船入手後に移すと、寄り道ルートの聖地ゴルドにて、「アポロン」という、“うごくせきぞう”タイプのモンスターが出現する。敵として戦う時点で、いきなり3桁ダメージを与えてくるなど、侮れない相手だが、味方としても心強く、HPが801と他モンスターの2倍近くある。ドラゴンクエストは、HPで攻撃を受ける感が強く、回復能力に乏しい仲間モンスターならば、なおさらHPが高いのは嬉しい。
――そんなわけで。アポロンを仲間にし、そのまま、Cランクを突破していった。アポロンは、「主人公レベルアップによってパラメーターが成長する」というシステムの適用対象になっていないが、それだけに、低レベルクリアーでは切り札として活躍するらしい。そう言えば、ドラクエシリーズの低レベルクリアは、今の今まで、プレイしたことが無い。いつかはやってみたいと思ってはいるが、“FF全シリーズのやり込み日誌連載”ですら達成できていない今、果たして人生という今周回で、行うことがあるのだろうか…。
それはそうと。バトルロードの攻略を進めることで、一般バトルでも使用可能となる「チーム呼び」については、「チーム名を付けられる」という面白いシステムが存在する。なお、いちど決めると、以降は変更不可であるため、“参加モンスターに合わせてチーム名を変更する”ということはできない。その他、低レベルクリアーにおいては、ランクBの早期攻略が必要となるが、連射機で簡略化しないと厳しいくらいに確率が低いという。その結果、勝利後にも連打を続けてしまい、2爪のチーム名が「あああああああああ」になってしまうという悲劇が散見されるのだとか。
――というわけで。私のプレイでは、「ブーニベルゼズ」あたりの無難な名前(?)にしようかと思ったが、せっかく主人公名を「スコール」にしているということで、今回は「SeeD」というチーム名を付けてみた。「ドラクエ外から失礼します」と、召喚獣感覚でガンガン使っていこう!
(2025年2月28日)
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確かにこのシーンはカッコいい |
大砂漠でのトロフィー関連が終わったということで、その終端にある「アビス・レボワ」の攻略を行っていく。
…と言っても、ここは、本作に2つあるバイオダンジョンであり、剣が使えない代わりに、射撃が大幅な強化補正を受けているようだ。そして、探索やジャンピングアクションの難易度はNORMALと変わらず、ボスも、「アルテス・レボワ」でも登場した肉球が少し強化されたという程度である。特に苦戦する要素もなく、再びサクッと30分程度で攻略を終えた。
――ただし、ここでは、各種のファイルを集めないように気を付けていった。理由は、リリーの好感度である。これまで述べている通り、エンディング分岐のうち一つには、「リリーの好感度が100%未満である」という条件が存在する。2周でのトロコンを目指すのならば、絶対にリリーをときめき状態にしてはいけないのだ。逆に、このアビス・レボワをクリアした時点で、好感度100%に達していなければ、そのままラスダンに直行することで、この周でのトロコン可能が確定的となる。勝利のために、絶対にリリーに真実を知られてはならない。
そうして。無事に、好感度100%未満の状態で、軌道エレベーターへ突入可能となった。ちなみに、具体的な数字としては、69.5%である。さすがに警戒していったためか、数字的には、かなり余裕があった。ここから、2周目限定の「ベータ強化ギアMK2
★3」を入手するため、寄り道クエストを行おうかなあ…とも思ったが、まあ、ラスト2戦でしか使えない装備品のために、そこまでせずとも、先を急いだほうが良いだろうと判断していった。
そういうわけで。ラスダン区間である「軌道エレベーター」に入っていく。
…さて、このダンジョンの序盤では、ほぼ即死の火力を持つ「ガードタレット」の仕掛けが存在し、初回プレイでは手を焼いた(【日記:2025/1/9】)。ただし、敵との戦闘以外は、基本的にNORMALとHARDで変わらない(はず)。ならば、あの高難易度な仕掛けが、STORYモード(EASY)であっても緩和されることは無いのか…という気持ちになってしまうが、とりあえず、NORMALをクリアしている私にとっては、特に問題は無かった。
――そして。施設外部を突破して中に入ると、今度は雑魚敵との戦闘が問題になる。ここでは、大量の敵に囲まれるため、雑魚戦であっても、各種の必殺技ゲージを使っていかないと厳しい。特に頼りとなるのが、L3+R3の強化モードである。一点火力が低いため、私も最初は弱いと思っていたが、発動中は完全無敵で攻撃が可能なため、とりわけ“体力の低い雑魚”に包囲された時の状況打破にはうってつけである。というわけで、出し惜しみをせず、どんどんと各種の必殺技を使って、雑魚戦を切り抜けていく。
ちなみに。ステラーブレイドのトロフィーについてだが、この記事を書いている時点で、プレイヤー全体の獲得率を下位から並べると、もちろん1番目は、他の全てのトロフィー獲得が必要となる「●EVEプロトコル(8.9%)」だ。2番は、当サイトのミニ日誌でも散々触れてきた、リリーの好感度が100%未満でのエンディングである「●失われた記憶の代償(12.7%)」だ。そして、3番手が、意外や意外、「L3+R3の強化モードで、敵を50体倒す」が条件の「●復讐者(13.1%)」だ。苦労した、キャンプ(15.6%)や缶(20.2%)よりも低い。実は私の使い方がおかしかったりするのか?
そして。軌道エレベーターでの最初のボスは、再生能力を持つ「ベリアル」である。こいつとは、2回出会うことになり、1回目の遭遇では、チューブを滑りながら戦うという厨二的な演出が話題となった。
…さて、こいつは、再生能力を表現しているのか、“HPゲージを3回ゼロにしなければ倒せない”という特殊仕様を持っている。ただし、逆に言うと、HPゲージを3回ゼロにすれば、絶対に倒すことができる。よって、特殊な仕様はあくまでフレイバーであり、「特定の攻撃手段を使わなければ、倒せない」というルールではないのだ。
――というわけで。戦い方としては、例によって、3つの必殺技ゲージを満タンにしておき、まず「L3+R3の強化モード」でL1+△の突進攻撃を連射したあと、「R1+×」で自己強化を行って「L1+□」で攻撃していく。この順番で使用する理由は、どうも「L3+R3の強化モード」のゲージが溜まる条件は、与ダメージのようであり、バトル開幕で使うと、ボス戦の途中でゲージが回復して、複数回の発動が期待できるからだ。
そういうわけで。各種の必殺技でぶん殴っていくと、驚くべきことに、ほとんどまともな戦い方をせず、3本ぶんのHPゲージを削り切ることができた。通常のチャンバラ戦闘は、バトルの最後に本当にちょっと叩いただけであり、全く狙っていなかったがノーダメージ撃破となった。確かに、Lボタン系統の必殺技が一瞬だけ使い放題になる「ベータトランス」が複数回発動してくれたという幸運もあったのだが…いやいや、高難易度とされるゲームのボス敵が、こんな簡単にゴリ押し撃破されちゃ駄目でしょ。クリア後の育成を極限まで行ったとか、特殊な編成を組んだとかならまだしも…。
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厨二病な要素しか無くて最高すぎ |
ベリアル戦を終えると、軌道エレベーターを縦に登っていくパートとなる。
…さて、ここでは、私のプレイにおいて、49番目の缶が手に入ることが分かっていた。起動エレベーターは、道中ラストに登場するボスを倒すまでは、ファストトラベルによって後戻り可能だが、最後のアルファネイティブを倒してしまうと後戻りはできない。ダンジョンでは、どうやら取得済みの缶も復活するということらしく、私を混乱させたが、しっかり最後の空き缶も拾って、ここでトロフィーを獲得しておいた。
――そして、縦パートの最後に登場する、ボス:「カラクリ」については、いつも通り、必殺技ゲージを「L3+R3の強化モード」から使うことで、ベリアルと同じく、ほとんどまともな戦闘をせずに勝つことができた。いやいやいや、さすがにHARDなのだから、初周より楽になるとかおかしいでしょ…。
カラクリを倒したあとは、窓から青い地球が見える状況で進め、軌道エレベーター編のラストである「デモクローラー」との戦闘が始まる。
…さて、このデモクローラー戦は、厨二病の塊である。ざっと並べてみても、以下のような厨ニ要素が存在するのだ。
▼ここが厨二だ!
デモクローラー
・「陸上型のタコで、頭部がドロドロした人面の集合体になっている」という感じの醜悪な外見ながら、天使の輪のような意匠を持ち、光属性の攻撃を多用してくる。闇と光が両方そなわっている
・最初は素手だが、バトルが進むと、巨大な大剣を我が身から取り出す。だが打撃一辺倒というわけではなく、光の玉を飛ばしてきたり、瞬間移動をするなど、魔法じみた技も引き続き使用する。物理と魔法のどちらも強い
・戦闘BGM(【YouTube】)は、歌とオーケストラで、宇宙をイメージさせる壮大な楽曲となっている。が、バトルが進むと、そこにギターとドラムが入り、“ゲームのバトル曲”として、とてつもなく熱い感じになる。「弾いてみた」「叩いてみた」を、公式がやっている
・背景として、ガラス窓から、宇宙と青い
・大ボスを示す「アルファネイティブ」の称号を、上司であるデモゴルゴンに譲っている。先パイに敬意を払う
とまあ、こんな感じで。軌道エレベーター編の実質的な大ボスと言える「デモクローラー」は、世間の中学2年生が結集したような存在になっている。
…が、これはもちろん、褒め言葉である。正直、ここまでカッコいい要素をストレートに詰め込めるゲームは、そんな多くはない。今の御時世、“厨二病”という作風を維持している作品は、本当に貴重なのだ。日本だけでなく、韓国にも厨二病が存在すると判明した瞬間である。
――しかしながら。誠に残念だが、戦闘面においては、いつものL3+R3から使うゴリ押しで終わってしまう。一応、ラスダン区間に登場する実質的な大ボスということで、他の敵より多少は手応えがあるが、それでも多少である。まあ、“3つの必殺技ゲージを満タンにして挑む”というのは、ロックマンXシリーズにおいてサブタンク全開で挑むのと同じであり、チャレンジ精神を持つのなら、そういうのは封印すべきというところなのだろうな。
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たまにはロリコンもいいよね! |
というわけで。デモクローラーを撃破すると、戦いは続き、各種のトレイラーでも用いられた、“イヴが宇宙空間に投げ出されるシーン”が展開される。皆さまご存じの通り、生身の人間は、宇宙に放り出されてしまえば★瞬殺★である。そこを耐えられているというのは、さすがに人造人間の意地を感じる。
…そして、コロニー自体に寄生をしていた、アルファネイティブ:「デモゴルゴン」を倒すと、軌道エレベーター編はクリアである。なお、この戦闘は、とても微弱な時間制限だけがある中で、通常の操作体系から切り離され、相手の弱点を一方的に狙撃する戦いとなる。つまるところのイベント戦だ。よって、軌道エレベーター編の大ボスは、実質的に、一つ前に登場した「デモクローラー」ということになる。
――ただまあ、このような手法について、私はいいと思っている。作中では、“アルファネイティブ”と呼ばれる大ボスたちを倒すことが、物語上の大きなテーマとして扱われる。そして、軌道エレベーター編において、タコ足大剣の「デモクローラー」は、確かにバトル面での実質的なボスではある。だが、ストーリー的な観点で考えてみると、明らかに、軌道エレベーターという巨大な構造物に寄生している「デモゴルゴン」のほうが、影響が大である。そういった世界観的な事情を考えて、あえて、イベント戦の「デモゴルゴン」のほうを、アルファネイティブとして登録したのだろう。いいぞ、その調子だ…。
そんなこんなで、ラスダン区間である軌道エレベーター編を終えると、そこからノータイムで、ラスボス連戦へと入る。純粋なゲーム攻略的に言うと、「デモクローラー」→「黒き翼のアルファネイティブ(1回目)」戦は、他に寄り道できる区間が存在せず、連戦として捉えるべきなのかもしれない。
…ただまあ、物語演出として考えると、デモゴルゴン(デモクローラー)を倒し、地上へと戻ってきた時点が、明らかな結節となる。皆さまご存じの通り、ゲームというのは、映像・音声・操作性・物語演出が組み合わさった総合芸術である。よって、あくまで我々が感じる面を重視すべきなのだ。
――そういうわけで。軌道エレベーター編を終えると、いよいよ物語は、ラスボス戦に向けて加速をしていく。いろいろあって長引いたが、「ステラーブレイド」のミニ日誌も、残すところ3コ話というところかな。うわぁ、頑張ろう!
(2025年2月28日)
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伝説の始まり |
私は、普通の人に比べて、かなり穀物と野菜に寄った食生活をしている。しかしながら、理由は、そういう思想を持っているわけではなく、純粋に節約のためである。もっとも、生活に困っているわけでもないので、「もはや節約もその手の思想だろ」と言われたら、反論できないのだが…。
――というわけで。私については、「全く肉を食べない」ということはなく、むしろ逆で、風味や栄養バランスも考えて、少量の肉製品をルーチンとして取り入れている。本日は、それらを紹介してみよう!
▼業務スーパー 徳用ウインナー
[800g 税込429円]
どっさり入った安価なウインナーである。私の自炊生活において、極めて汎用性の高い製品だ。
まず、ウインナーは、用途が多い。そのまま食べる場合、電子レンジでもフライパンでも調理ができ、ケチャップ・マヨネーズ・タバスコなどで味付けすれば、それだけでジューシーな肉料理を宣言できる。目玉焼きと組み合わせた際の「目玉焼き丼」は、私にとって、“似たような野菜料理を連食し、肉が恋しくなってきたとき”の救済料理として、急激に頭角を現しつつある。
また、食材としても一線級であり、適当に包丁で切って、カレー・ラーメン・うどん・パスタなどの具の一種にしたり、各種スープ料理に入れたりもできる。鶏肉を切らしたときに、親子丼に混入させて多様性親子にしたこともあった。ウインナーについては、むしろ、マズく使うのは難しいという感じだ。
そして。保存については、パッケージには10日ほどの賞味期限が表示されており、それを守る場合、だいたい1日4本のペースで消費していく必要がある。まあ、私は1本も使わない日もあり、間違いなく切らしてしまうので、冷凍を行っている。そもそも非冷凍品ということで、風味は落ちるのだろうが、単品で食べる場合&食材として使う場合、どちらも極端に問題が発生することはないと感じている。
その他の点として、この徳用ウインナーの素材は、鶏肉・豚肉・牛肉のミックスとなっている。私は、“肉そのもの”として購入するのは鶏肉だけである。よって、私にとって、非常に貴重な、豚肉・牛肉の供給源として活躍をしてくれる。
というわけで。「業務スーパー
徳用ウインナー」は、全ての性能がトップクラスであり、私の食生活における主要な肉製品として、常備品になっている。他の全ての肉を無くして、これだけを買い続けても良いレベルだ。
ちなみに、いちばん気に入っているのは、もちろん値段であり、直近の私の購入価格にて、「800gで税込429円」となっている。残念ながら、ここ数年で何度か値上げ(または減量)をしているようだが、それでも、容量[g]
÷ 2 = 値段[円] に近い水準であり、私が肉製品を買うにおいて、一種の基準を作り上げている。他の製品について、ウインナーだと、例えば「香薫」などのブランドが知られており、実際、パリッした食感があって非常においしい。ただ、値段が2~3倍し、陳列棚を見ると、目玉が飛び出る思いがする。普段遣いするものとして、少なくとも、私の選択肢には入ってこないものだ。
▼業務スーパー
ミートボール [1kg 税込351円]
続いては、業務スーパーの冷凍ミートボールだ。純粋な肉製品ではなく、“つなぎ”の部分として小麦粉などが使われている。
さて、このミートボールの使い道は、もっぱらスープ料理である。「みそ汁」や「めんつゆスープ」といった物に、肉が全く入っていないと非常に寂しいので、そういうときに、ボトボトボトと鍋に突っ込むことで、手軽に肉要素を追加できる。
というわけで。ミートボールは、私にとって、スープ料理の専用食材であり、かつ、1kgという単位で買わないといけないため、冷凍庫を圧迫しがちである。それでも、スープ料理自体が、大量調理が容易、かつ、朝・昼・晩・夜食・おべんとうと全てに合ってくれるため、私のルーチンメニューとして活躍している。そういうわけで、この肉団子も、どんどん使い、そして定期的に買い足す対象となっているのだ。
▼業務スーパー 徳用
混合削りぶし だしの極み [200g 税込537円]
いわゆる「かつおぶし」であるが、カツオは使われておらず、サバとイワシの削り節であるようだ。
さて、かつおぶしというと、通常、2g程度が入っている小分けパックで使用されることが多い。実際、あれが使いやすいのは、私も知っている。ただまあ、量に対する値段効率が劣悪であるため、私は大容量のまとめ買いを行っているものだ。
さて、用途としては、何にでも使える。最も多いのは、「納豆ごはんの上から掛ける」という用途だが、その他にも、うどんやラーメンに乗せたり、サラダに掛けたり、めんつゆスープにだし感覚で投入したりできる。その他、白米(麦ごはん)の上から掛けて醤油やポン酢で調味する、通称:「ねこまんま」なんて食べ物も存在する。要は、魚肉の乾燥製品であるため、よほど相性が悪い物を除けば、だいたい合ってくれるのだ。通常の使用ペースならば常温保存で問題ないため、冷蔵庫・冷凍庫を圧迫しないのも嬉しい。私がルーチンで食べる、唯一の魚食材であり、栄養バランスを考えるうえで貴重である。
ところで。気になるのは、値段である。1gあたり1円を大きく超えており、数値だけ見れば、コストパフォーマンスは悪い。ただ、かつおぶしは、乾燥食材であり、水分を飛ばすことで、元々の魚の1/5という程度の重さにまで圧縮されているようだ。その点を考えれば、容量[g]
÷ 2 = 値段[円] の基準を、概ね満たしていると言える。安心して使っていこう!
▼鶏むね肉 [100gあたり60円程度]
私が“肉”として購入しているのは、この「鶏むね肉」が唯一である。にわとり・豚・牛の三大勢力とその部位の中でも、「鶏」「むね肉」が最も安価なため、主要食材として、普段遣いに向いていると言えよう。
さて、私の生活における用途としては、親子丼の専用食材である。しかも、私は、4食分に対し120gほどと、普通の人が作る親子丼の1/3くらいしか肉を使わない(ついでに言うと卵も1/2くらい)。よって、消費ペースは極めて遅く、冷凍できるとはいえ、冷凍庫の圧迫材料となりがちだ。
しかしながら、親子丼は、私の料理レパートリーの中で、ただ一つの「肉を主体とした料理」である。また、オーソドックスな鶏肉・玉ねぎ・卵だけの内容から、にんじん・大根・じゃがいも等を加えて、みそ汁っぽく作ることもできる。お弁当として持って行った場合、肉のジューシーさが嬉しいものだ。
ちなみに、私が購入する際は、近所のスーパーで、生肉タイプのものを買っている。特売だったり、はたまた値引きシールが貼られていたりして、100gあたり50~60円程度になっている時に、必要量を買い足す。それを家で、調理に使いやすいよう、切って小袋に分け、冷凍しておく…というスタイルだ。
なお、お馴染みの業務スーパーでは、ブラジル産の冷凍品が、これより安い値段で買えることもある。ただ、2kgと量が多いうえ、カッチカチに冷凍されており、「いちど解凍してから、切り分けて、また冷凍する」という手間が必要になる。それがあまりに大変だったので、ブラジル産を買ったのは、一度きりであった。産地は選定基準にしていないです。
▼鶏卵 [10個 税込192円]
最後は、お馴染みの「卵」だ。基本的な食材として有名であり、繰り返し書いている気がするが、表示されている2週間程度の賞味期限は生食用で、熱する前提であれば、そこから1ヶ月くらいは問題なく食べられるということが知られている。
さて、卵については、少し前までは、親子丼の専用食材であったのだが、最近では、粗食すぎて肉が恋しくなってくることが増えたため、そういうときに、「卵1個+ウインナー2~3本」の簡易的な目玉焼き料理を作っている。材料費は50円程度と決して高くなく、ケチャップ・タバスコ・マヨネーズなどで味付けし、洋風に持っていけば、気分変更にもちょうど良いのだ。
ちなみに、卵の値段については、生鮮食品であり、鳥インフルその他の理由によって、たびたび上昇している。ただ、人々の間で広く値段が知られているということで、特売品の定番として扱われており、出血サービスされることも多い。そういう時に多めの量を買っておき、素敵な卵ライフを送っている。
(2025年2月28日)
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茨城「で、俺が産まれたってわけ」 |
DQ8は、ククール後の南の大陸でのイベントを終えたということで、トロデーン城へと進んでいく。主人公たちの故郷であるが、ドルマゲスの茨の呪いによって閉ざされてしまっており、モンスターの巣食う茨城ダンジョンと化している。
…だが、まず、そこに着くまでの時点で、一悶着がある。トロデーン城へと向かう道は2つあるのだが、そのうち1つは、ゲーム開始前に主人公たちが通った際、当時山賊だったヤンガスに襲われて、橋が落ち、使えなくなってしまった。そしてもう一つの道は、ポルトリンク(オセアーノンと戦った港町。3DS版では、写真クエスト報告のため、メダル王女の城と同格になる。【日記:2025/2/4】)の近くにあったのだが、こちらも土砂崩れにより封鎖されており、初回訪問時では通行できない。
――そのうち、後者のほうの道について、ゼシカとククール(とゲルダとモリー)という仲間集めに奔走していた間に、修復されたということである。なお、橋のほうは、作中で架け直されることは無いので、スターピースを集めてジュゲムバスを使ってください(ドラ外失)。
というわけで。道は開けたわけだが、ポルトリンクまではルーラするとして、そこからも、移動距離は長い。ここでの問題として、真っすぐ進んでも、目的地には着けないという点がある。目標が見えていても、段差があったりして、回り道をさせられるのだ。
…やれ、ドラクエ8は、等身大の世界ということで、ワールドマップも探索対象となっている。よって、“フィールドに探索難易度がある”ということ自体は、至極当然の作りだ。しかしながら、3DS版は、携帯機ということで、まず画面が狭い。また、3DSには右スティックが存在せず、現代ゲームで標準的な視点操作も行えない。そのうえ、プレイステーション以外のコントローラーの恒例として、「スライドパッドが上に、十字キーが下に」付いている。よって、カメラの左右操作はLRでできるから良いとして、十字キーによる上下操作は、モンハン持ちでは不可能で、立ち止まってから行わなければならない。
――結果的に、3DS版のドラクエ8は、目玉要素の探索が、かなり窮屈なゲームと化している。まあ、確かに3DSの時は仕方なかったとはいえ、今はそういう時代ではない。既に、原作から20年、3DS版からも10年が経っている。さすがにそろそろ、現行機に再移植すべきでしょ。
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『11』は、ドラクエにしては珍しく、LvMAXが簡単な作品だった |
そして。トロデーン城の特徴としては、メタル系モンスターの「はぐれメタル」が、初登場をすることだ。これが、3DS版では、とんでもないバランスブレイカーと化している。
…さて、この時点では、他の敵パーティの経験値が300とかそれくらいなのだが、はぐれメタルについては、10050という2桁違う経験値を持っており、レベルが一気に2つ上がることもあるくらいだ。その代わり、出現率が1/30程度と極めて低く、ダンジョンを全て攻略して、1回出るかどうかという程度になっている。例によって、相手はすぐ逃げてしまい、この時点では、有効なメタル狩り特技も揃っていないため、1体倒すだけでも大変である。
――なのだが、3DS版では、エンカウントがシンボル式に変更された。そして、メタルスライムの時と同じく(【日記:2025/2/6】)、LRでカメラを操作するだけで、簡単に敵の出現判定をやり直せる。そもそもの出現率も高くなっているようで、1/10くらいの確率でシンボルが登場し、シンボルを追いかけている間は、原則として、敵が消滅することもない。とまあ、そんな感じで、PS2版とは比べ物にならないくらいに、はぐれメタルと出会いやすくなっている。倒しにくさは変わらない…どころか、むしろ逃げやすく調整されているらしいが、これだけマッチングしやすくなっていれば関係ないのだ。
そういうわけで。トロデーン城のはぐれメタルは、PS2版においては、出現率の低さで調整が為されていたのだが、3DS版では、正真正銘のバランスブレイカーとして君臨している。レベルアップでHP/MPが回復するようになったことも含め、他の戦闘がバカバカしくなるくらいの育成効率だ。まあ、PS2版の移植ということで残されたのであろうが、ゲームバランスを含めたフルリメイクをするならば、確実に何らかの調整が加えられるであろう。
…さて、私についても、PS2版の頃の感覚で、はぐれメタルを次々と狩っていた。主人公のヤリスキルが59となり、「一閃突き」が「雷光一閃突き」に進化すると、会心率が25%から50%にアップするため、狩りづらさも大幅改善される。また、タンバリンさんも、弓スキルの「さみだれうち」が、1ダメージを複数回与えることができ、「メタル斬り」の感覚で使用可能だ。そういうふうに、かつてPS2版をプレイしていた頃と比べて、環境変化が楽しかったという気持ちも、自分の中に存在した。
――が、Lv25を超えてきたくらいで、私は気付いてしまった。このまま続けていると、簡単に、Lv30にも達し、タンバリンさんがベホマラーを覚えてしまう。ベホマラーは、初の全体回復技であり、中盤の大ボス戦におけるバランス調整弁として有名だ(【日記:2022/1/16】)。そんな呪文を、遥か手前で覚えてしまっては、もうバトル難易度は存在しないのと同じくらいに下がってしまう。「シャラララッ
ラッラッラー♪」というレベル上昇時のファンファーレは、ゲームバランスが壊れる音だったのだ。
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ウマ娘
プリティーダービー「で、俺が生まれたってわけ」(大嘘) |
というわけで。思い直して、Lv25を超えたあたりで、はぐれメタル狩りをやめ、私はゲームを進めることにした。
…なのだが、既に若干、手遅れな感があり、トロデーン城の他の通常モンスターたちと戦ってみると、明らかに敵が雑魚化してしまっている。そりゃそうだ。ドラゴンクエストは、伝統的に“レベル上げで強くなる感覚”を大事にしているゲームであり、1~2上がるだけでも、大きく戦闘の状況が変わる。それが、5以上も変化してしまっては、楽になるのも当たり前だ。
――そういうわけで。トロデーン城を終えたあとは、「月影のハープ」というキーアイテムを入手するために、アスカンタ城→モグラのアジトと移動していくが、それらでの戦闘も、完全に茶番となってしまった。シンボルエンカウントなので、不要な戦闘を回避しやすいのはありがたいが、バトルバランスについては、もはや完全に後の祭りである。
何はともあれ。これにて、スコール(主人公)たちは、ようやく自由に動かせる船を手に入れた。
…まあ、まだゲームは中盤に入ったばかりというところであって、不自然なほどに山に囲まれた地形が多く、そこまで自由に世界を回れる感があるわけではない。それでも、解放感は大きいというものである。さあ、ドルマゲスを追いましょう!
(2025年2月28日)
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今では、特に缶ジュースを飲みたいとは思わないかなあ |
2周目が、後半のオープンワールド風マップである「大砂漠」に入ったということで、引き続きトロコン作業を進めていく。
…今回やろうと思っているのは、「空き缶」である。全て、我々の世界で言う“ジュースの空き缶”であり、フィールドの様々な場所に落ちていて、全49個が存在する。獲得時には、「ジャジャーン!」という感じの効果音とともに、イヴがカッコいいポーズを取り、ゲーム本編のストーリーとは全く関係の無い、ドリンクのフレイバーテキストを読むことができる。なお、バトル面と一切の関係が無いということはなく、決められた個数を超えるごとに、持ち歩ける消耗品の個数が増える。特に、35個を超えた際の「WBポンプの最大数+1」は、HP0から復活できる回数が1→2に増えるということで、道中の事故死によるキャンプ送りを減らし、ボス攻略も楽にしてくれるため、かなりゲーム攻略をスムーズにしてくれるだろう。
――そういうわけで。ステラーブレイドの空き缶は、ゲームにおける“典型的な収集要素”という感じであるが、それはそうと、今回はトロフィーの対象になるというのが重要だ。集めるべき個数は49個、つまり全部である。1つの取り逃がしも有ってはならないということで、難易度は高い部類に入るだろう。
さて。私がストーリーを1周半ほど進めて、見つけられた個数は24個、約半分である。まだ調べていないところは多々あるものの、さすがに1つ残らずというのは苦しいということで、もう諦めて、最初から【攻略サイト様】を当てにしていくことにした。
…そんな感じで、ゲーム内での回収作業を進めていくと、私が取り逃がしているのは「①荒野での、2段ジャンプが必要とされる缶」と「②大砂漠における、目立った場所に存在する物を除いた缶」の2系統に集中していた。まず①であるが、ゲーム内で2段ジャンプが解禁されるのは、荒野編のダンジョンである「アルテス・レボワ」のクリア後である(2周目では、最初から使用可能)。いっぽうで、荒野に多くのサブクエ依頼が出されるのは、荒野の解禁直後…つまり、アルテス・レボワのクリア前である。よって、1周目の私には、「2段ジャンプが解禁された状態で、荒野を探索する」という機会が、ほとんど無かったのだと思われる。
――また、②についてだが、1周目にて大砂漠を攻略していた頃の私は、少しばかり中だるみをしてしまっていた。そういうわけで、荒野については、最低限のミッションだけ済ませて先に進んでしまっており、細かく探索をしなかった。その結果、多くの空き缶が残されてしまったようだ。実際、回収作業を始める前の獲得個数は、16個中6個と、かなり少なかった。
ちなみに、それら1周目にて見落とした缶についてだが、実際に攻略サイトを見ながら取得してみると、「あー、こりゃ無理だわw」と思うようなものばかりであった。豆粒サイズのドローンを射撃してロープを降ろすものであったり、目印の少ない崖をかなり長く移動するものであったり、という感じだ。
…極め付けが、No.38/スターウェルの「光っているシンボルの上に『スマートマイン』(攻撃用の消費アイテム)を置く」というものである。いや、ゲーム内ヒントにより、その位置に空き缶が存在することは分かっていたのだ。しかしながら、それをどうやって獲得するかについて、私は色々と試してみたが、駄目だった。まさか、アイテム収集とは無関係の攻撃アイテムを使うことが条件だとは。パワーボムでガラス管を破壊する的なアレである。
――とまあ、そんな感じであったが、主に荒野と大砂漠にて空き缶回収をとなった結果、49個中47個を集めることができた。残り2個は、ラスダン区間である軌道エレベーターにて回収できるということだ。軌道エレベーターは、一度クリアすると次の周回まで入れなくなるため、この周回で、必ず回収するように気を付けなければならない。それで、缶についてのトロフィーは終了だ。幸い、リリーの好感度100%が要求されるエイドス9には、清掃業者が優秀だったのか、空き缶が一つも存在しない。もし、そこに取り逃がしがあったなら、例によって、2周でのトロコン失敗が確定するところであった。
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刺身は、すっごく食べたいよ!!!! |
次に。「釣り」のミニゲームについても、攻略を行っていく。
…さて、こちらは、全25種類中、20匹を釣り上げれば、トロフィー獲得となる。つまり、歯抜けがあっても良いということになり、缶よりは若干だが楽そうだ。代わりに、私は1周目でほとんど釣りを行っておらず、現時点で釣り上げているのは、たった5種類だ。そのため、釣りを繰り返す以前に、まずはどうやって攻略していけば効率が良いのか、その方針から立てなければならない。
ただまあ、これも例によって、【攻略ブログ様】が頼りになる。大きな流れとしては、釣りに関連する掲示板サブクエを、最後以外、順番に達成しながら、魚リストを左上から埋めていくことを目的として、基本的に一点狙いで釣り行為を繰り返していく。その際、状況に応じて、大砂漠のクライド(オアシスで釣りをしている人)の元を訪れ、狙っている魚に適した餌を補充したり、釣り情報を購入したりする…という感じになる。掲示板、各所の釣りポイント、クライドの居る場所、どれも微妙にファストトラベル地点と離れていて不便なのだが、まあトロコンレベルまでやり込むとなると、どのゲームにも、多少の不満は付き物というものだ。
――ちなみに、釣りのミニゲームについては、「□ボタンの連打」と、「R2ボタンの適正な力加減での長入力」が必要になり、繰り返しプレイするとなると、なかなかの負担になってくる。しかし、これについては、以前の日記で触れた通り、オプション設定によって、どちらも単純な長押しでOKになる(【日記:2025/1/3】)。これも、ミニゲーム攻略という観点で言えば、EASYモードを解禁するのと大差ないのかもしれないが…まあ、難しさを求めるのはバトル面だけで十分であり、ミニゲーム繰り返しの難易度を下げるのは、作業の簡略化という感じで、私としては、許容されるべきだと思っている。
というわけで。釣りのミニゲームについては、警戒していたが、1時間強ほどで、20種類を釣り上げて、トロフィー獲得に成功した。通常魚を19種類釣り上げた後に、大砂漠のクライドの元へ行き、レア魚専用の「特別な釣りエサ」を使ったところ、一発で新しい魚を釣り上げて、それで20種達成となった。
…ちなみに、トロフィー獲得を超えて、25種類コンプリートを目指す場合については、残っている最後の掲示板クエストを達成して「魔法の釣りエサ」を獲得したうえで、さらに釣りを繰り返す必要がある。ただまあ、トロフィー条件である20種類を釣り上げるために、既に私は十分に釣り作業をしたと思う。残り5種類を網羅するというのは、コンプガチャ的な理屈で、非常に大変となるだろう。実際、「特別な釣りエサ」「魔法の釣りエサ」を要求される以外の魚だと、上記の攻略ブログ様で(なかなか釣れない…)と触れられている「マヒマヒ」を落としてしまっている。まあ、他の収集要素であるメモリースティックとかにも、歯抜けがあるということで、魚についても、自分の中で割り切れば良いだろう。
――そんなこんなで。本日は、「空き缶」と「釣り」という、厄介と思われるトロフィーについて、獲得するか、または獲得の目処を立てることができた。あとは、リリーに告られないよう注意しながら、普通にゲームを進め、予定通りのエンディングを迎えれば、それでトロコンとなるはずだ。やったか!?
(2025年2月28日)
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さすがに2025年にPSPgoを使ってるのは私くらいだろ |
愛用していた初期型Vitaが、ついに不調となり(メモリースティックの読み込み不良)、常設ソフトの「遊戯王アークファイブ:タッグフォースSP」がプレイできずに困っていた。そんな中、倉庫に、神ハード:PSPgoが眠っていることを思い出し、充電してみたところ、無事に起動をしたのである。
…まず、「PSPgo」についての説明からしていこう。PSPgoは、あのPSPのバリエーションの一つとして登場し、ディスクドライブを持たず、DLソフトのみが動作する。それを聞くと、若い人たちは、「ああ、ディスクドライブなし版のPS5みたいなものね」と考えるだろう。しかしながら、PSPgoは、まさかの割高版であり、2009年、完成度の高い最終モデルの「PSP-3000」が1万6800円で買えた時代(※PSPgoの発売と同時に1回目の値下げ)に、goは2万6800円という無慈悲すぎる価格であった。ディスクドライブなしの劣化版が、1万円も高価格だったのだ。
――やれ、2009年当時は、今ほどはインターネットが普及していなかったのはもちろんだが、それ以上に「DL版のセール」というのがほとんど行われず、「モンスターハンターポータブル3rd」など、DL版が同発でないタイトルすら存在した。ゲームのダウンロード販売が普及しないのも当然という状況であり、そんな中に、DL専用の本体が登場したところで、売れるはずが無い。かくして、新しいもの好きのガジェットオタクに少し購入されただけで、「PSPgo」は、全くメインストリームとなれず、PSP-3000よりも早期に出荷終了して、地獄へGOしてしまったのである。と言っても、もちろんソニーだって、2009年の時点で「PSPgo」が主流になるとは思っておらず、実験的な意味合いが大きかっただろう。
なお、その後だが、「ゲーム機をインターネットに繋ぐ」というのが一般的になるとともに、「DL版のセール」が定期的に行われるようになり、物理的な中古店で買うよりも安価で、かつ、ゲーム会社に貢献できる形で、フルゲームの購入が可能な場合も出てきた。そして、2020年から発売されているPS5では、ノーマルPS5と同発で、DL専用の「デジタル・エディション」が割安で販売開始されており、2024年に発売されたPS5proは、最初からDL専用である。もっとも、Proを劣化版としないためか、その発売と同時に、外付けディスクドライブが、周辺機器として発売されている。
…ということで。ひょっとすると、PS6(仮)からは、「ディスクドライブ別売り」がデフォルトになるかもしれない。そこから更に世代が進めば、物理メディア自体でのソフト提供自体が消滅する可能性すらあるだろう。恐らく、その度に、PSPgoは、神として、名前を振り返られると思われる。
――ちなみに、そこから更に時間が進めば、携帯電話やPCといった汎用機の性能、そしてクラウドゲーミング技術が飛躍的に上がって、“プレイステーション”は、ゲームコントローラーについているロゴというくらいにまで退化してしまっているだろう。もっとも、そこまで時代が進むのは、私が生きている間に起こるかどうか…という感じであり、少なくとも数世代は、PSハードという専用機は存在意義を保ち続けると思う。ただまあ、クラウドゲーミングを提供していた「PSnow」(※PSplusと統合されて消滅)の名前については、振り返られることは少ない。goがいかに神だったか分かる…。
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さすがに、480×272だと、もう携帯電話サイズですら粗さを感じるなあ |
ところで。ゲームにおける「神ハード」というと、私の場合、初期型VitaやVitaTV、そしてWiiUのことを指す場合が多い。これらは、「一般的には、あまり人気が出なかったが、特殊な使い方で輝くゲーム機」という意味であり、皮肉でも何でもなく、普通に褒めているつもりである。
…いっぽうで、PSPgoについては、高価なだけの劣化版であり、こちらを「神」と呼ぶのは、ポンコツさを揶揄しているに他ならない。現在でも、PSPのDL版ストアは動作しているため、完全なgomiとはなっていないのだが、もちろんPSP-3000を買ったほうが、UMDソフトが動作するし、DLソフトも遊べるということで、遊びの幅が広い。PSP-3000は、goと違って出荷台数が多かったため、本体価格も安めであり、実中古店でも売っているくらいに手に入れやすい。PSPgoには、VitaTVやWiiUのように、“それでしかできない機能”は、いささかも存在しないのだ。
――というわけで。神ハード:「PSPgo」について、強いて“神なポイント”を言うとしたら、それは、こんなものを買ったり、あまつさえ愛用しているという人が居たら、間違いなく神と呼ぶべきだということである。2009年の発売当時ですら全く見かけなかったのだ。それから15年が経った今、PSPgoを使っている人を見かけたら、もはや周囲に脅威を与えるレベルだろう。
というわけで。その神は、ここにいるぞ!
…さて、私が未だにPSPやVitaを寝床においているのは、もちろん、「遊戯王アークファイブ:タッグフォースSP」のためである。PSP(と、互換性を持つVita)を使って、遊戯王カードの対戦が楽しめるゲームである。ただ、最終作(第7作)の『SP』は、“DL専用のミドルプライスタイトル”ということもあって、シリーズで好評だった遊び要素の多くが省略された、不出来な作品である。しかも、2015年1月配信開始ということで、既に10年昔の作品であって、現実の遊戯王カードから掛け離れていることはもちろん、アニメのファンアイテムとしても古すぎる。極め付けに、既にVitaが十分普及していた時期に、PSPソフトとして発売されたため、当時ですら画面は荒っぽく感じた。細かいイラストや文字を見る機会の多いソフトとしては、致命的な欠点である。
――加えて、その後に、“ゲーム機で遊戯王カードが楽しめる作品”として、「レガシー・オブ・ザ・デュエリスト」や「マスターデュエル」、ラッシュデュエルだが「最強バトルロイヤル!!」などのソフトが登場し、ニンテンドースイッチなどの現行機で楽しむことができる。よって、PSPやVitaといった古いハードを維持しつづけ、「タッグフォースSP」をわざわざ遊ぶ意味合いは、非常に薄いと言えよう(※ただし、タッグフォースSPの完全上位と言えるソフトは、未だに登場していないと、私は思う)。
のだが、私は、「タッグフォースSP」について、PSPやVitaで遊べるという点が、極めて大きいと考えている。利点は、軽さと持ちやすさだ。
…やれ、ニンテンドースイッチは、Liteであっても、なかなか大きくて重いうえ、PSP系統のハードと異なり、サイドがブーメラン型に湾曲していない。もっとも、スイッチライトについては、100円ショップで買えるような“コントローラー型のアタッチメント”を取り付けることで、大幅にグリップ感が改善されるため、通常、“素の持ちづらさ”が問題として捉えられることは少ない。私も、100円ショップのアタッチメントを付けた構成で、「モンスターハンターライズ:サンブレイク」を、285時間も遊ばせてもらったものだ。
――だが、私が「タッグフォースSP」を遊ぶ理由は、寝落ち用である。夜、日記更新や明日への準備を全て終え、目覚まし時計をセットし、そして床に就いて、おもむろにタッグフォースを起動するのだ。そして、寝ることが目的なため、“枕を胸の下に置いて体を少し持ち上げて遊ぶ”という行儀の良いやり方(?)ではなく、「仰向け寄りの横向き」で遊んで、そのままバタンとゲーム機を倒して寝てしまう。私は、遊戯王と、こんなだらしない付き合い方をしているのだ。そのような都合、本体自体が軽いことは大事であるが、それ以上に、重量が指全体に分散することが重要であり、その意味で、PSP系列のハードが最適なのだ。スイッチでも、そしてもちろん「PSポータル」でも、仮にタッグフォースが出たとして、PSP系統と同じ役割はできないのである。
そして、ハードだけでなく、ソフトについても重要で、正確な操作性や思考力を要求されるソフトは駄目であり、かといって、全くの虚無ゲーであっても遊び続けられない。「遊戯王カードの、使い慣れたデッキで、NPC相手に戦う」は、まさに絶妙なバランスで寝落ちできる内容なのだ。
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スライド型は修羅の道なのか |
というわけで。私は、睡眠用ソフトとして、「タッグフォースSP」を、未だに起動している。嘘のような本当の話だが、遊戯王で気を紛らわさないと、余計なことを考えてしまって、なかなか眠れないのだ。その意味では、楽しむためのゲームソフトという枠を超え、生活必需品に近い存在と言える。
…そして。そのプレイ用には、これまで、PSP-1000、PSP-3000、初期型Vitaなど、様々なハードを使っていた。だが、それらも、発売から長い長い時間が経ったということで、次々と寿命を迎え、旅立っていった。そして、そんな中で、まさかのPSPgoに、再び出番が訪れたということである。PSP系統のハードというだけで、寝落ち用途に使えるが、goは、軽く小さいので、ある意味、最も向いていると言える。
――ちなみに。私とPSPgoとの馴れ初めは、2014年10月であり、当時の日記によると、近所の中古店にて6000円で買えたそうだ(【日記:2014/11/23】)。まだPSPが現役ハードと言えた10年前ですら、全く需要が無かったということが分かる。実際、私も、少しだけ触って、倉庫の奥に眠らせてしまっていたが、それから幾度とない引っ越しを繰り返しながらも、10年の時を越えて、再び私の手の内に戻ってきた。保存状態が悪く、画面に多くの傷が付いているが、関係ない。今度は、壊れるまで一緒だ。この2025年、タッチパネル型携帯電話が1人1台となり、他にも高性能なゲーム機が多く存在する時代に、あえてPSPgoでタッグフォースを遊んで、今日も明日も、気持ち良く眠りへとGOしていこう。
(2025年2月28日)
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このメッセージを信じて、全て探索してから酒場に行くと、「罠」に掛かる |
アスカンタのイベントを終えたあとは、海沿いに、南へと進んでいく。途中、モンスターバトルロードがあり、同施設のオーナーである、あしゅら男爵のような服をしたモリーと会話することもできる。ご存じ、モリーは、3DS版で新たな仲間キャラとして加入するが、その条件は「バトルロード:Sランクの突破」というものであり、まだまだ遥か先の話である。
――また、モンスターコロシアムは、PS2版と同じく開催されているが、そちらについても、トロデーン城までゲームを進める必要があるため、特に進行を急ぐ必要は無い。3枚のメモだけ進んで、仲間を増やさず次の町へ、である。
そして、パルミドであるが、ここでドラクエシリーズ恒例の罠に、私は掛かってしまった。
…さて、ドラクエシリーズの探索であるが、基本的に、私はストレス要素だと思っている。最初こそ、壺やタンスを調べてアイテムが得られるのが楽しいと思えるのだが、それを義務的に繰り返しているうちに、「新しい村・町に入ったら、全ての建物をシラミ潰しに回って、物を調べていく」という行為が作業となり、やがて苦痛に感じるようになってくる。やれ、DQ8では、ヤンガスの「盗賊の鼻」という特技で、その町の宝がいくつ残っているか調べることができるのだが、最初に「30」などと表示された時には、それを全て見付けなければならないのか…とうんざりするし、探索が終わった後に「2」などと言われてしまうと、血の気が引く思いである。
――もっとも、私はFFシリーズの愛好家であり、あくまで部外者だ。よって、”ドラクエファンは、そういうのも含めて楽しんでいるのだろう”と思っていたが…【ドラゴンクエスト大辞典】を見てみると、どうも、私と似たようなことを考えている人は、割と居るようである。
そして、私が「シリーズ恒例の罠」と呼んだのは、「まず町全体を探索し、それが終わったと思ってイベントを起こすと、再び町の探索を要求される」というパターンのことである。
…やれ、このパルミドでは、「酒場に行くと物語が進むのだろう」ということが最初に示されるため、それ以外の要素をまず探索し(「情報屋を見つける」という目的もある)、いよいよそれが終わったというところで、ストーリー進行をさせるために、酒場へと向かう。すると、馬姫さまが誘拐されるという事件が発生し、再び町を調べることになる。せっかく、10分とか20分とかそういう単位で町の探索を終えて、さあ物語を進めるぞと思ったら、またオリエンテーリングが始まるのだ。やれ、DS版のドラクエ4,5,6でも、似たような事態に遭遇してゲンナリしたことは少なくなかった。新しい町を見つけた時には、物語上の要件を済ませてから、探索をするべきなのかもしれない。まず行き止まりから探索するダンジョン攻略とは逆ということだ…。
――なお、私はDQ8は3周目なので、馬姫さまの所在について、「既に売却されてしまったため、この町には居ない」という答えを知っている。しかしながら、その結論に達する仔細なフラグ立てまでは、さすがに覚えていない。そのため、「答えは分かっているのに、延々とあちこち走り回って、情報収集をする」という過程を、今さっき探索したばかりの町で、再び要求されることになる。さすがにこりゃ駄目だと判断し、攻略サイトを解禁するに至った。
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これはさすがに薄い本でしょ |
その後は、まず、ヤンガスと旧知の中である、「ゲルダ」というキャラの館へと向かう。モリーに加えて、ゲルダも3DS版で新たな仲間キャラとして追加されており、モリーとは異なり、ストーリーが終盤に差し掛かるくらいのタイミングで、確実に加入をしてくれるようだ。その時を楽しみにしつつ、とりあえず、現段階での展開は、PS2版と同じである。
…そして、次のダンジョンは、「剣士像の洞窟」である。勇敢そうな名前であるが、おちゃめな罠が多く設置された人工迷宮である。偽の扉や行き止まりなども多いが、3DS版では、マップが常時表示されているため、効率良く攻略していくことができる。
――ちなみに。下層には、毒沼が配置された不穏な袋小路があり、ゲーム用語的な意味で、「これは落とし穴に落とされた場合の行先だろう」と想像が付く。そして、上には、どんな巧妙な落とし穴が配置されているのかなあと恐れていたところ、堂々と見えている穴が存在し、さすがにこれに落ちる奴は居ないだろう…と油断して、その先の扉を開けると、ボヨヨ~ンと扉が飛び出てきて、見事に落とし穴へと落ちていく。相当なギャグセンの高さである。3DS版では、地図が見えており、扉の先に何も無いと分かっていたのだが、それでも調べてしまった。プロレスである。
そして。ボスは、「トラップボックス」という、大型の宝箱モンスターである。ドラクエシリーズにおいて、必殺技として名高い「痛恨の一撃」を初めて使ってくるボスであり、主人公とヤンガスのHP150程度に対し、90程度と低いゼシカとククールは危険である。彼女らの行動で、特に決定打となる物も無いので、「ピオリム」や回復といった行動を除いて、ずっと防御し、主人公とヤンガスだけが敵にダメージを与えていく。ATK+ATK+DEF+DEFだ。
…さて、ここで主力となったのは、主人公の槍スキルの「さみだれ突き」だ。0.5倍撃を、3~4連発するという内容であり、単体の敵に使えば、通常攻撃の平均1.75倍のダメージを与えられる。消費MP4は、少なくともこの時点では、積み重なると無視できないが、ゲームが進むにつれて緩和されていくだろう。いや、こんなスキルがあるなんて…。今回、初めて槍を使ったけど、強いな!
――そんなこんなで、当初はいい感じにバトルを進めていたのだが、やがて敵の「メダパニ」という呪文で、主人公とククールが順番に混乱させられた。まあ勝手に治るだろう、ハハハ!
と油断していたら、何故か自分を麻痺させるという奇行に走り、全く戦力にならなくなってしまった。HLRの2名が同時に封印されるという、まさかの事態である。しかもその後、ゼシカが「ラリホー」で眠らされ、無防備なところに痛恨を喰らって退場するという悲惨すぎる事態となり、ヤンガス1人で戦うハメとなった。さすがにもう駄目か…と思ったが、主人公がさみだれ突きで削っていたこともあって、そのままヤンガスが敵を倒すことができた。
なお、ヤンガスは、ゲルダに言われてこのダンジョンの宝を取りに来たということで、図らずとも、アニメ化できそうなアツい展開になってしまった。とはいえ、プレイ中は、負けると9000Gのうち半分が没収されるとあって、かなり心臓がバクバクであったが…。
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モリー見た目が全く変わってないんだけど吸血鬼か何か? |
というわけで。アスカンタとパルミドの2つの地区でイベントを終えると、物語開始前の時点での主人公たちの居住地であった「トロデーン城」への道が開ける。次の大きな目的は、船を手に入れることだ。だいたい、この辺りで、DQ8は序盤から中盤に移り変わるという感じだろう。
…ちなみに。アスカンタとパルミドを訪れるために、必ずしもククールを仲間化している必要は無い。2つの地方に関わるダンジョン攻略についても、ククール不在で進められるようだ。まあ、結局、パルミドのイベントを完遂するためにはタンバリンが必須なので、ククールの仲間化は避けられないのだが、ガリフ前プレイならぬククール前プレイを行うことができる。今後、DQ8の4周目をやることがあったら、プレイ感覚を変えるために、試してみよう!
(2025年2月28日)
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オメガカタストロフドロップできそう |
第4パートの「大砂漠~アビス・レボワ」まで進んだ。ここではいよいよ、トロフィー回収作業を始めていく。
…まず行うのは、「ベヒーモス」の討伐である。FFシリーズでもお馴染みの敵であり、ステラーブレイドにおいても、FFのイメージを取り込んだのか、オーソドックスな獣タイプのモンスターとして出現する。ただし、頭部が手のひらのようになっている。まあ、ネイティブは、最初から“戦うために生み出された生き物”であるため、これが合理的なデザインなのであろう。
――そして、戦闘自体は、いつものように、あらかじめ溜めておいた必殺技ゲージを使い切れば、敵の余力は僅かであるため、その後に少し戦って、撃破に成功した。まあ、さすがにサブクエのモンスターということで、そこまで強力ではなく、全く問題は無い。
そして、このベヒーモスの討伐と、その報告によって、私は、「●ネイティブ研究家:すべてのネイティブの情報を入手する」「●ベヒーモス:ベヒーモスを倒す」「●姉妹の絆:カヤのストーリーを完了する」の、3つのトロフィーを獲得できた(厳密には、衣装30着も同時に条件を満たしたので、4つ)。
…さて、こんなことになったカラクリは、1周目のプレイで、ベヒーモスの討伐を見逃していたからだ。ステラーブレイドは、雑魚戦を意図的に避けるような場合を除いて、自然とモンスターリストが埋まっていくタイプのゲームだが、そこに罠が2つある。まずは、エンディングの分岐による変化だ。黒幕との和解を選ぶと、シナリオ最後に戦うのは、人形ロボットの「プロビデンス」となる。いっぽう、あくまで対決を選んだ場合は、「エルダーネイティブ」が3種類登録される。ただ私は、1周目のクリア時に、PSplusプレミアム(当時1ヶ月無料券で加入中だった)を使って、両方のルートを経験しておいた。ゲーム上のリストには、エルダーネイティブしか乗っていないが、トロフィーはゲームのセーブデーターとは別管理であるため、トロフィー上、プロビデンスのほうも「撃破した」という扱いになっているのだろう。以上、ラスボス分岐のほうは問題ない。
――ただし、モンスターリスト制覇における、もう一つの罠は、もちろん「ベヒーモス」の存在だ。ベヒーモスは、中ボスである「エリートネイティブ」の枠に属するのだが、本編シナリオではなく、唯一、サブクエストで登場するエリートネイティブである。本作は、ラスダンに突入すると、一切のサブクエができなくなるタイプのゲームなため(もちろん、その旨は警告される)、後から回収しようと思っても、もう遅い…ということが起こり得るのだ。
ちなみに、余談だが、「コクーン」という敵も、取り逃がす危険性がある。まあ、これは、リリーの好感度が100%になってしまうと行かなければならないマップでの敵だ。コンプリートを目指すのであれば、特に問題にはならないと思われる。
さて。この「ベヒーモスを倒す」のトロフィー取得率は、この記事を書いている時点で41.5%と、決して低くない…というか、その直前のダンジョンで最後に戦う“2体目のアルファネイティブ”のトロフィー率は55.1%なので、ベヒーモスを取り逃がすのは、4人に1人程度である。
…しかし、私はこの少数派に入ってしまった。理由は、買い物をしなかったからだ。ベヒーモス討伐クエストの「遭遇」を受注するには、ザイオンのショップ店員である「カヤ」の好感度が、最大のLv3になっていなければならない。が、私は、全くと言って良いほどショップで散財しなかったので、その好感度条件を満たせず、クエストを見逃していることに気付かないまま、ラスダンへ突入してしまったのだ。ゲームと現実を混同してはいけない…(?)。
――まあ、前にも述べたのだが、このゲームのお金はコストとしての意味を果たしていない。だって、買う物が無いのである。1個きりの装備品さえ購入すれば、消耗品については、ショップで補充するまでもなく、潤沢に手に入る。しかも、Lvアップによって買えるのは、装飾品がほとんどであり、バトル面の内容には関係ない。というわけで、別に好感度がLv1のままでも困らないのだが、クエスト発生条件に絡んでいるということで、店で大量にお金を使っておいた。買ったのは、もちろん、HP0時に1度だけ復活できる「WBポンプ」だ。というか、これ以外に、お金を使う価値があるものが無いので…。
かくして。ベヒーモスの撃破にて、まずは「ベヒーモス」のトロフィーが手に入った。そして、モンスターリストの穴はベヒーモスが最後だったため、リストコンプリートのトロフィーも入手できた。そして、この1段階前のクエストと、ベヒーモス討伐のクエストにて、ザイオン住民である「カヤ」についてのシナリオは終了なので、そのトロフィーを獲得した。以上、3つのトロフィーが、一気に得られたということである。
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顧客が本当に必要としているヒントは「助走を付けて跳べ」なんですよ… |
そして、大砂漠で次に目指すのは、「●目聡き探検家:すべてのキャンプを起動する」である。キャンプとは、いわゆるセーブポイントのことだ。トロフィーリストの情報から、合計89個のキャンプを見つければ良いことが分かっていた。ちなみに、ステラーブレイドの収集系は、“一定数以上”が条件(=全てを網羅する必要は無い)となっていることが多いが、キャンプについては、「全て」であり、1つの取り逃がしも許されない。
…さて、プレイステーションの機能であるトロフィーリストは、あくまでゲーム外ということで、「キャンプの総数と、全周回を通して起動したキャンプの数」しか分かない。そして、ゲーム内では、周回をすると、キャンプは全て未起動状態に戻ってしまい、マップの印も消えるため、「トロフィー的な意味で、自分がどのキャンプを見つけていないか」は不明となってしまう(同じキャンプを周回して何度も起動しても、最初の1回しか数えられない)。というわけで、「目聡き探検家」については、ややこしくならないよう、初周での獲得が推奨されている。2周目に回してしまった私はピンチなのだ。
――しかしながら。“見逃しているキャンプについては、この大砂漠に存在する可能性が最も高い”ということは、目星が付いていた。なにせ、広いし、通路みたいな目立った構造物が少ないからだ。そういうわけで、【こちらの攻略ブログ様】を参考に、キャンプを端から埋めていったところ、無事に大砂漠だけで89個全てを網羅することができた。良かった…。マップ表示機能のないダンジョン内部とかだったら、何が何だかわからなくなっていた。さらに言うと、最悪のパターンとして、リリーの好感度100%が必須となる「エイドス9」に取り逃がしが有った場合、2周でのトロコン失敗が確定するところであった。いやー、本当に、大砂漠だけで終わって良かった…。
ちなみに。その探索で地味に苦労したのが、上の画像の、シーソーから高い位置の鉄棒に飛びつく場所だ。近くに、オープンワールドゲーでお馴染みの、動かせる四角い箱が存在するため、それをつっかえ棒にしてシーソーの動きを止め、そして鉄棒に飛び移れば良いことが分かる。
…のだが、その鉄棒の高さと距離が非常に微妙であり、シーソーの動きを止めることは大前提とし、さらに助走を付けて二段ジャンプ+空中ダッシュを組み合わせなければ届かない。よって、アドバイスとしては、「助走を付けて跳べ」というものが適切だろう。
――しかしながら、ヒントとして作中に表示されるのは、「箱を使ってシーソーの動きを止めろ」というテキストだ。そんなことは分かっている。これに限らず、このゲームのヒントは、「そんなことは百も承知だが、それを実行に移す方法が分からない」ということが多い。足元はビルの下ということで、飛びつきに失敗した場合、待っているのは落下阵であり、かなり遠くのキャンプからやり直しとなるということで、ストレスが溜まってしまう。
やれ、このゲームのヒント機能で、実際に攻略の足しになったのは、大砂漠の高速道路上の、「燃料タンクを破壊してバスを落とせ」くらいなものであり、ほとんどの場合は、珍妙なヒントが、しかも、困ってもいないタイミングで表示される。あれか、ハングルから日本語に翻訳する過程で、こんな頓珍漢なアドバイスになった…いやいや、そんなことは無いだろう。次回作があったら、この点は改善必須だろうな…。
そんな感じで。残るトロフィーのうち、難易度が高いと言えるのは、「缶」と「釣り」である。缶については、全49個すべての回収が必須であり、なかなか苦しそうだ。「釣り」については、25種類中20種で良いが、現状5種類しか釣果が無く、レア魚を見つけるためのコツなんかも全く分かっていない。しかしまあ、その辺りを踏まえつつ、上手くリリーの好感度も上げないように立ち回れば、何とかこの周回で行けそうだ。トロコンが見えてきた。
――やれ、12月頭から始めてきた「ステラーブレイド」について、楽しめているのは凄く良いのだが、さすがに日記の毎日更新、かつ、スイッチ側のゲームと同時進行というのは厳しく、思ったよりも長引いてしまっている。2月末には、本丸の「モンスターハンターワイルズ」が発売するから、それまでに、PS5側のタイトルについては、一段落させておかないと…。
(2025年2月28日)
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※本日の記事に大和コネクト証券は出てきません |
恒例の、毎月の証券会社のキャンペーンであるが、今月は1件だけである。
…まあ、原因は、私みたいな輩のせいである。各種証券会社が、身を切ってキャンペーンを行っているのは、「自分の会社に客を囲い込みたい」というのと、「『全世界株を積立投資だけしているような人』に、色々な商品を買ってみてほしい」が理由であろう。普段と違う銘柄を買ってもらって、それを長く保有していただくというのが、わざわざ出血大サービスをしている理由なのだ。
――それなのに、私と来たら、「◯◯という銘柄はS&P500と値動きがほぼ同じです。これを買って、△月□日になったら売りましょう」などと、ポイントをかすめ取るような利用法ばかりを紹介している。ライト層を引き寄せるための施策に、大きな投資オタたちが群がってきて、利益を奪っていくのだ。そりゃあ、キャンペーンなんてやりたくなくなる…。
▼楽天証券/【対象ファンドのどれを買っても必ず0.5%還元!】(~3月31日)
お馴染み「eMAXIS Slim」シリーズの三菱UFJが主催するキャンペーンだ。対象の投資信託を購入すると、その購入額に対し、0.5%の還元が行われる(楽天証券口座の「預り金」に現金が入金される)。上限は1人あたり1000円ということで、20万0000円ぶんの購入をすれば良いということになる。
さて、対象となる投資信託は8種類であり、さすがに定番どころは抜けている。私は、日本株に投資対象としての魅力を感じていない(【日記:2024/12/23】)ので、それは除くとして、残り7つの銘柄は、どれもいい感じで伸びているので、甲乙つけがたい。
と、その前に。このキャンペーンには、売却に対する制限がある。内容は、「キャンペーン期間中の2月7日~3月31日における、対象ファンドの『購入額
- 売却額』の計算結果が、0.5%還元の対象になる」というものだ。これを見て、皆さまは何を思うだろうか。私は、「3月31日に買って、4月1日に売れば良くね?」と思ってしまった。こういうことをするから、企業がキャンペーンをやってくれなくなるのだ…。
というわけで。このように、超短期で売る場合、重要となるのが、「信託財産留保額」、つまるところの売却時手数料である。こんなもの、主要ファンドは全て0なので、ふだん全く気にする必要は無いのだが、古い投資信託だと、この欄に0以外の数字が書かれていることがある。もっとも、高くとも0.3%とかなので、積極的な値上がりを期待する場合、やはりそこまで気にする必要は無い。ただ、今回のような即売りとなると、せっかくの0.5%還元が帳消しにされてしまう恐れがあるので、絶対に、この売却時手数料が0の銘柄を選ぶ必要があるのだ。
そんなわけで。キャンペーン対象8ファンドのうち、日本株に連動するものを除き、かつ、売却時手数料が0の商品は、以下の6銘柄である(リンク先は、全て楽天証券のページ)。
・【三菱UFJ
純金ファンド】
・【モルガン・スタンレー
グローバル・プレミアム株式オープン(為替ヘッジなし)】
・【ベイリー・ギフォード世界長期成長株ファンド】
・【eMAXIS Neo AIテクノロジー】
・【eMAXIS Neo
宇宙開発】
・【サイバーセキュリティ株式オープン(為替ヘッジなし)】
まあ、超短期で売るのなら、どれも大差ないという感じである。投資信託なので、購入も売却も1日遅れとなり、下がったタイミングを決め打ちするのも難しい…。値動きを抑えたいなら「モルガン・スタンレー(略)」だが、それ以外というのなら、もう好みで良いだろう。
なお、投資信託で、3月31日(月)までの約定が必要なので、28日(金)の15:29までに注文を確定させておく必要がある。土日に入ってからでは遅いので、それだけは注意をしてほしい。その他、主催者側の還元額の上限が3000万円と決まっているらしく、それに達すると見込まれた場合、予告なくエントリーを打ち切る場合があるようだ。さすがに3万人が参加するということは無さそうだが、少しでも興味がある人は、早めにエントリーをしておこう!
(2025年2月28日)
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王妃の事は忘れて、可愛いメイドさんと付き合えばいいのに…ってタンバリンが言ってた!! |
4人目の仲間であるククールを加えたあとは、大陸を大きく移動しつつ、2つの町でイベントを進めていく。
――まずは、ゲーム開始から初めての王城であるアスカンタ国である。2年前に亡くなった王妃のために、国中がずっと喪に服しているという、とんでもない国だが、活気を取り戻すムービーと、その際に流れるDQ8版の王宮BGMの壮大さから、印象に残る地となっている。明らかに曲で得をしている…。
ここでのイベントの進め方としては、まず、王城にて関係者たちの話を一通り聞いたあと、川沿いの家まで戻り、「願いの丘」の情報を聞く。その後、願いの丘を頂上まで登ると、異世界でイシュマウリという人物に会うことができるため、その力で王妃の幻影を呼び出して、王の目を覚まさせる…という流れになる。ドルマゲス捜索との関連性は特に無いのだが、後に「月影のハープ」という財宝が、船入手のために役立つ。コネは重要ということである。
…さて、願いの丘は、一応はダンジョンという分類なのだろうが、BGMはワールドマップと同じであり、ちょっとした洞窟と高台があるくらいで、フィールドの延長という感じだ。というわけで、バトル的な意味での攻略感は薄い。
――が、この川沿いは、旧修道院跡地と同じく、メタルスライムのシンボルが登場するため、再びのメタル狩りスポットとなっている。例によって、LRボタンで視点を操作するだけで敵の登場判定をやり直せるうえ、今回はククールも居るため、多少なりとも倒しやすくなっており、経験値を無駄にする心配も無い(ゲルダとモリーの分まで考える必要は…さすがに無いか)。とはいえ、レベルを上げすぎてゲームバランスを壊してしまっては、逆に勿体ないため、集中的に稼ぐようなことはせず、「眼の前に現れたぶんは倒す」くらいにしておく。
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「キラ」で画像検索をしてみました。半分くらい知らない人がいる… |
ちなみに。今プレイすると、どうしても気になってしまうのが、王を献身的に支えるメイドの名前が「キラ」ということである。
…やれ、世の中には、珍妙な名前を揶揄する単語として、「キラキラネーム」という表現が定着しているが、これはもちろん、「キラ」という名前自体が由来というわけではない。さらに、ドラクエ8は、舞台が日本ではないゲーム作品だ。その世界での人名として、「キラ」は、特に変とは言えないだろう。
のだが、私としては、「キラ」と言われると、やはり、あの伝説の殺し屋を彷彿とさせる。
…ちなみに、意外にも、漫画「デスノート」の連載開始は2003年12月であり、PS2版「ドラゴンクエスト8」の発売日は2004年11月ということで、デスノートのほうが先である。当時はブームになっていなかった…なんてこともなく、当時を生きていた人間として、既に、「『ヒカルの碁』の絵の人が書くダークヒーローもの」「推理バトルもの」として話題になっており、2~3ヶ月に1回発売する単行本は、何度も読み返していた。表紙の、世界観を象徴する美麗イラストに加えて、ちょっと質感の違う手触りが、また良かったんだよなあ。
――ということで。ドラクエ8のほうが、「キラ」という名称を諦めるチャンスは、十分にあったはずだ。PS2版にキャラクターボイスは無いうえ、所詮は1つの地域にしか登場しないサブキャラであり、テキスト全てを書き換えるのも、そこまで手間ではないだろう。そうしなかったのは、「そうだ、私がキラだ」という、ドラクエなりのこだわりがあった…のかもしれない。
(2025年2月28日)
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ダブルチーズバーガーを3つ頼む(ロストワールド) |
ステラーブレイドHARDは、第2パートの「荒野~アルテス・レボワ」をサクッと終えたのちに、第3パートと言える「マトリックス11」である。アルテス・レボワが、30分程度で終わるミニダンジョンであったことに対し、マトリックス11は、3体のボスを持ち、攻略に3時間程度が要求される、本ゲームの山場の一つとなっている。初回プレイでは、その格差に愕然とした覚えがある。
…さて、ここは、まず地下鉄と下水道が合わさったようなマップとなっているが、道中では、何故か空中鉄道になったりする。考えるな、感じろ。あれだ、東京・渋谷的な感じで、地形が大きく窪んでいると考えれば、特に問題は無い…のかもしれない。
――そして、探索面においては、1周目で手に入れたギアやエグゾスパイン(FFシリーズにおける“アクセサリ”のようなもの)について、同じ条件で再入手をすると、「MK2」の名が付けられており、性能が強化されている。さらに、イヴの基礎パラメーターをUPさせてくれる銀の人についても、2週目で復活している。つまり、再探索にも意義があるということで、しっかり行っていく。やれ、各種トロフィーの条件になるのもそうだが、“コツコツとキャラを育成していく”というのは、やはり楽しいものである。どのゲームにも共通することであり、恐らくは、人間の原始的な感情に根ざしているのではないだろうか。
そして。3体登場するボスの攻略は、以下のとおりである。
▼ストーカー:スピードを求める余り、頭を車輪にしてしまったナイスガイ。寝技を得意とする。3つの必殺技ゲージを使ってゴリ押しする。
▼ジャガーノート:巨大な斧を使う処刑人。モンハンシリーズの大剣のように、柄でコツンと叩くノーモーション攻撃は、ひるむだけで、こちらへのダメージ判定が存在しない?
3つの必殺技ゲージを使っても半分ほど体力が残ってしまい、途中スーパーアーマー振り下ろしで死んでしまったが、WBポンプで復活し、L1+□のトリプレッドでゴリ押し。
▼2体目のアルファネイティブ:3つの必殺技ゲージを使ってゴリ押し…なのだが、L1+□のトリプレッドを回避することがあるので、ある程度は正攻法も必要になる。それでもやっぱりゴリ押し気味に撃破した。ちなみに、L1+R1の強化モードは普通に使えました…。
というわけで。2周目での追加難易度は“HARD”という触れ込みだが、1周目の成長を引き継ぎ、かつ、シナリオ中で解禁される全ての要素が最初から使用可能である。よって、ここでの全てのボス戦にて、3つの必殺技ゲージをフル活用し、1回ないし2回の挑戦で勝利している。初周NORMALのときは、何度も挑戦して、敵の攻撃をガードしつつ四苦八苦して突破する…という感じだったので、明らかにその時より楽である。
――まあ、私は純粋アクションはそんなに得意じゃないので、必殺技ゲージの無いチャンバラゲーになっては、クリアができなくなってしまう。アクションゲームであっても、RPGっぽい攻略法も用意されているのは、良いことだと思う。
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リリカスさあ… |
そういうわけで。戦闘面は初周と比べて楽であったが、探索をしっかり行ったため、「マトリックス11」の実プレイ時間は、初周の約2時間50分に対し、2周目の2時間00分と、あまり大きくは変わらなかった。
…ところで、探索をするにあたり、気がかりなのが、やはりリリーの好感度である。前回も書いたが(【日記:2025/2/1】)、これが100%になると、3つあるエンディングのうち、「バッドエンド」が見れなくなる。上がった好感度を下げる方法は、“周回を最初からやり直す”以外に存在しない。よって、100%になると、2周目でのトロコン失敗が確定するのである。どの収集要素を回収すると好感度が上がるかは、少なくとも、ゲーム内で簡単に確認する方法は存在しない。
――そんな感じで。リリカスのおかげで、私の2周目プレイは、かなり窮屈となっている。本作では、達成したミッションは、新たな周回でリセットされる形式だが、リリーの好感度さえ無ければ、2周目も、サブクエまでしっかり回収していきたいくらいであった。やはり、今作の開発会社である韓国SHIFT
UPは、CS機向けの大作ゲームは今回が初ということで、非常に微妙であるが、配慮が行き届いていないところがある…。
(2025年2月28日)
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ゼッタイ物価高なんかに負けたりしない! |
何やら、インターネットでは、スーパーで買った物の写真を投稿して、「今日の稼ぎでこれだけしか買えない…物価高騰つらい」と嘆くというのが流行っているという。“男もすなる日記といふものを、女もしてみむとて、するなり”という流れで、私も同じことをやってみようと思う!
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7食分、月曜日までの「めんつゆスープ」を一気に作りました |
ということで、私の金銭感覚は、こんな感じである。
…まあ、生鮮食品というのは、社会全体の需要と供給の他にも、地域性が強く、都市部を中心にこれより高めという人が多いと思うが、逆に私よりも遥かに安く同品を揃えられるという人も居るかもしれない。「沖縄はもやしが高い」「北海道は玉ねぎが安い」などと、食材単位でも環境が異なるようだ。よって、私の購入リストを見て、“誤り”を指摘したり、勝っただの負けただのと騒ぐのは、あまり意味が無いだろう。
それでも、重要なこととして、私は、節約という観点は、現代人の必須スキルだと思っている。
…さて、世間に目を向けると、“今までとは比べ物にならない速度で、国が沈んでいく”というのを、私はひしひしと感じるものだ。どこの国と戦っているわけでもないのに、現在進行系で戦争に負けている…そんな気分である。だから、自動販売機で楽しみだけの飲料を買ってポイポイ捨てていたり、“他人が使っているから”と他社製品の数倍の値段がする携帯電話とそのアクセサリを使いこなせないのに大手キャリアで買い揃えたり、コンビニで100円どころか200円のほうが近くなった量のショボいお菓子を1日1個で足りないくらい買っていたりしては、もう社会がもたないのだ。
――やれ、「政治家に、税金の無駄遣いを指摘する」…それは当然のことであり、市民の義務と言って良い。だが、それと同じくらい、自分自身がお金を正しく使っているかについても、しっかり考えるべきだと、私は思う。どこからどう見ても、この先、日本社会の状況は、更に悪くなる。一切の良くなる兆しは無い! だから皆、どこかで、考え方を改めざるを得ない時が来るだろう。早いほうがいいと思うよ。
(2025年2月28日)
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ちなみに2本目に買ったソフトは「メトロイドフュージョン」だったはず |
2月14日から、「ニンテンドースイッチ
オンライン(追加パック)」にて、ゲームボーイアドバンスの「ワリオランド
アドバンス:ヨーキのお宝」が配信されるという。そう言えば、私がGBAで初めて買ったソフトであったため、その縁で、軽く紹介をしてみることにしよう。
…まず、「ワリオランド」シリーズは、マリオの偽物であるワリオを主人公としたアクションゲームである。マリオと違う切り口で、主に携帯機にて展開されていた作品だったが、近年では、2Dアクション作品を乱立させる意味が無くなったと判断されたのか、ワリオの登場自体が、パーティゲームでの1操作キャラや、または「メイド・イン・ワリオ」(ミニゲーム集?
音ゲー?)に限られるようになった。
――しかしながら。時間を再び巻き戻すと、GBAというハードは、マリオ本編作品が不在という、今からすると信じられない時代であった。計4作が発売された「マリオアドバンス」シリーズは、1が『USA』、2が『マリオワールド』、3が『ヨッシーアイランド』、4が『マリオブラザーズ3』と、全て過去作の移植である。当時は、スーパーファミコンもまだ“懐かしい”と表現するような時代ではなく、追加要素も『3』を除いて満足いくものではなかった(『4』は、GBA当時は、地獄のカードeリーダー商法)ため、「どうしてGBAに2Dマリオ新作を出さないんだ」と不満を覚えていた。もっとも、当時は「ヨッシーの万有引力」など、スーファミ時のカリスマが嘘のように不出来な作品ばかり出していたため、中途半端な2Dマリオ新作を出さなかったのは、ある意味で正解だったかもしれない。
そういうわけで、「ワリオランド
アドバンス」(ワリオランド4)は、GBA時代に不在であった本編マリオの隙を付くように登場した。もちろん、代用品としての存在意義もあるだろうが、それ以上に、マリオの居ないところにワリオあり、という意地みたいなものを感じるのだ。
ちなみに。私が「ワリオランド
アドバンス」を購入した理由は、初代ゲームボーイで発売していた「スーパーマリオランド3:ワリオランド」(※ワリオランド1)のプレイ経験があったからだ。当時としては多彩な変身に、クリアだけでなく宝を集めるという収集要素、そして隠しとしてワールド1つを丸々用意するなどという膨大なやり込み要素を大いに楽しみ、コイン99999枚での完全クリアーを達成したりもした。やれ、どこでROMカセットを入手したか忘れたが(親か兄弟の購入品?
または、中古本体に付いてきた?)、そういうきっかけで、最新作を買うというのもあるのだ。
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「げきむず」のリアルな激ムズさも中学生時代の私には衝撃的だった |
さて。では、「ワリオランド
アドバンス」のゲーム紹介に移ろう。基本的には、面クリア型の2Dジャンピングアクションであるが、優等生的なマリオ作品と違って、キャライメージと同じく、だいぶひねった感じになっている。基本操作としては、マリオに比べて、タックルがあるくらいだ。しかしながら、ワリオは不死身という設定があるらしく、敵にやられて変身をするという形態が存在する。具体的には、蜂に刺されて風船のようになったり、プレス機に潰されてペラペラになったり、ゾンビになったり…という感じだ。攻略のアクセントとして、これらの活用が重要になってくる。
…また、ステージ攻略の手順としては、“どこかにあるカエル型のスイッチを踏んで、制限時間内にスタート地点に戻って来る”というスタイルが基本となる。この際、ただ来た道を逆戻りするだけではなく、まったく新しいルートが開けたり、溶岩地帯が一気に凍りついたりと、ゲームプレイが様変わりする。時間制限は、実はそこまでゲーム内容を縛るわけではないが、緊張感を煽るものとして、良い演出であるように思う。
――さらに、収集要素についても多彩である。ゲーム攻略に必須のものは、次のステージに進む「カギ」と、ボスへの扉を開く「宝石のカケラ」であるが、その他にも、「CD」という要素があり、これは、ゲーム内楽曲を再生できる…わけではなく、全くの意味不明な怪音声が流れる。北の方向に、何かを送信しているとかだろうか?
また、ボス戦では、撃破時間によって、報酬であるお宝の回収数が決まってくる要素があり、エンディングにも関わってくるということで、救済手段も用意されているが、救済なしで時間内に倒すのは非常に難しく、やり込み攻略的なテクニックが要求される。その他、のちの「メイドインワリオ」に繋がったであろう、3つのミニゲームも用意されており、息抜きをすることができる。
とまあ、それだけの要素があるということはあって、本作のボリュームは、メインステージ18+ボス6体と、決して多いとは言えない。
…ただまあ、その分、使い回しは、ほぼ存在しない。4つのメインエリアは、自然・機械・おもちゃ箱・お化け屋敷と、明確にテーマ分けが為されており、各ステージごともしっかり個性が付けられていて、多彩なギミックを楽しむことができる。マリオの2D作品としては非常に珍しく、18の全ステージが個別楽曲である(作中では、18ステージ目のBGMは開幕1秒しか聞けないが、内部的にはちゃんと用意されているらしい。【YouTube】)、そういうところも含めて、やはり、本編マリオシリーズとは、ひと味ちがう作品に仕上がっていると言えるだろう。
さて。私がこの作品を購入したのは、確か中学1年か2年という頃である。当時、ゲームソフトを1本買うというのは、それだけで大冒険であった。
…そのため、本作のプレイについても、「ふつう」「むずかしい」「げきむず」の3難易度を、全てフルコンプする…なんてのは当たり前であり、その後も、中毒性のあるミニゲームのスコアを3桁に達するまで徹底的に高めたり、脱出時間やボス撃破のタイムアタックを行ったり、はたまた、スコアについて、“無限稼ぎできず上限が決まっているタイプ”であるため、その満点を目指して、コイン全収集&ノーダメージ(雑魚敵はライフのカケラを落とすが、HP満タンだと、それがコインに変わるため)という修羅の道を歩んでいったりもした。難易度が3つあるのにセーブデーターが2つしか無いという仕様のため、スコアアタックのためだけに、2本目を買うのもありかな…などとすら考えていたこともあったくらいだ。
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完全クリア時のショート姫より、王道姫がかわいいと思ったのは、私だけでなかったようだ |
そんな感じで。2月14日から、スイッチオンラインにて配信される「ワリオランド
アドバンス」であるが、これはGBAソフトのため、上位プランである追加パック版のほうに加入をしていなければならない。これが、1年単位でしか加入できず、かつ、通常のスイッチオンラインのプラン:年間2400円に対し、年間4900円と、なかなか重めである。対抗馬のPSplusプレミアムのほうもやべぇ内容なのだが、個人的には、スイッチオンラインの追加パック付きも、いい勝負が出来ていると思うものだ。なんでサービスの悪さで争ってるんだ?
――というわけで。個人的には、「ワリオランド
アドバンス」のためだけに、スイッチオンラインの追加パックに入るというのは、おすすめできない。ただまあ、既に上位プランに入っているとか、ワリオ以外の内容でも追加パックに興味があるという人であれば、この機会に、「ワリオランド
アドバンス」を遊んでみてほしいと思う。いまGBAソフトをプレイするとなると、大画面ではかなり厳しいものだが、スイッチは携帯機的な機能も持つため、大丈夫だろう。20数年前の私が熱中したゲームだ。今から新しく遊ぶ人でも楽しめるかどうか、確かみてみてほしい!
(2025年2月28日)
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PS4版のドラクエ11から、ある程度の画像は調達できそう |
「メタルスライム」といえば、DQ1から登場する伝統的なモンスターであり、主に、大量の経験値を持っているということで知られている。
…ご存じの通り、メタルスライムは、防御能力が非常に高いうえに、すぐ逃げていくため、倒すのは難しい。だが、それだけに報酬も魅力的であり、ほとんどの作品で、効率よく遭遇し、そして倒すための、「メタル狩り」という攻略が考案されている。対抗馬のFFシリーズは、このように高経験値のマスコットキャラクターを生み出せていないことを考えると、どれだけメタルスライムがキャラクターとして優れているか、分かるというものだろう。
――そんなメタルスライムは、ドラクエ8において、ゼシカ加入後というタイミングで初登場するようになる。正確には、ゼシカが加わり、少しシナリオを進めたあとに攻略する、ダンジョン:「旧修道院跡地」から、である。今作では、経験値1350を持っており、この時点の適正レベルだと、2体倒すごとにレベルが1上がるという感じだ。
ということなのだが。3DS版では、メタル狩りが、非常にイージーとなっており、メタル系スライムにとっては、受難の作品と言える。
…まず、遭遇のしやすさだ。3DS版では、シンボルエンカウントになっているうえ、旧修道院跡地では、メタルスライムのシンボルが登場する(=他の敵のお供という不確定な狙いを付けなくて良い)。しかも、場所によっては、移動すらする必要なく、LとRでカメラをぐるりと回すだけで、敵のリポップが行われる。そもそも、メタルスライムのシンボルが出る確率も低くない(3回に1回くらい?)のに、ここまで親切にする必要はあったのだろうか。
――さらに、レベルアップ時にHPとMPが全回復するというシステムの存在もある。ドラクエは、リソース管理をゲーム性としている感が強く、“限られたMPをどう使うか”というのが、攻略上の大きなテーマとなる。しかしながら、3DS版DQ8では、レベルアップでMPが補充されてしまうため、各種の制約が一気にぶっ飛んでしまう。とりわけ、「ダンジョン内に、メタル狩りができるポイントがある」というのは、もはやそこに宿屋が建っているのと同じだ。もちろん、FF13のように、リソースを無制限にしたうえで、バトルバランスを調整していく手もあるだろう。が、今作は、レベルアップによる全回復が存在しなかった、PS2版DQ8の移植なのだ…。
そういうわけで。旧修道院跡地では、最後に「なげきの亡霊」というボスが出現するが、私はそのボス戦の手前でメタル狩りを行ったため、「①レベルアップによって戦力を強化できる」「②さらにMPまで補充可能」ということで、二重の意味で、楽勝となってしまった。
…やれ、確かに、メタルスライムを倒すと、経験値がガッポガッポと出てきて、脳汁が吹き出るものだ。だが、やりすぎると、味方が強くなりすぎて、本編のゲームバランスを壊してしまう。それだけでなく、“効率厨”的な考え方に寄ってしまって、“メタル系ではない、普通の敵”との戦闘が、完全に茶番となりかねない。様々な敵とのバリエーション豊かな戦闘というのも、RPG作品の大きな魅力だ。よって、ずっと亀狩りみたいなことにならないよう、しっかりメタル狩りについても、自主規制をしていきたいと思う。
――ちなみに。現時点でのメタル狩りの方式は、主人公の「一閃突き」の、文字通り一本槍である。命中率が低いが、当たれば必ず会心の一撃になるという技(厳密には、「一閃突き」の時点では、「ミス:通常打撃:会心の一撃」=「2:1:1」)であり、会心が出れば、必ずメタルスライムを一撃で倒せる。今回は、ヤンガスの斧スキルを育てず、従来のプレイでお世話になってきた「まじん斬り」は使えないため、その代わりとして、活躍をしてくれるはずだ。
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もう許してやれよ |
そうして。メタルまみれになりながら旧修道院を抜けると、最後に、タンバリンさんこと、ククールが仲間になる。
…さて、まず“タンバリン”の話からすると、DQ8には、「ふしぎなタンバリン」というアイテムが存在する。効果は、戦闘中に使うことで、全員のテンションを1段階上げるというものであり、何度使っても壊れない。テンションは、もともとの基本システムでは、“各キャラが1ターンを潰して、自分1人だけ上げる”というものであり、それですら利用価値があったくらいだ。その4倍の性能ということで、攻撃はもちろん、補助や回復も圧倒的に効果が上がるため、持っていれば使わない手はない。バランスブレイカーとも言えるが、クリア後クラスの戦闘では、このタンバリンを前提としたような戦いが展開されるため、むしろパワープレイへの環境変化として許容されている。一応、レシピを教えてもらえるのは裏ダンジョンだが、素材自体は方法さえ知っていれば簡単に手に入り、最速だと本編終盤に空を飛べるようになった直後に作れるため、もはや公然の秘密として取り扱われている。
――ところで。前述の通り、「ふしぎなタンバリン」は、“持っていれば使わない手は無い”というレベルのアイテムであり、テンションは最大で4段階まで溜められるため、おのずと、パーティの中で「タンバリン係」が生まれてしまう。適しているのは、火力もサポートも中途半端で、かつ、素早さが高めのキャラ…つまり、ククールなのだ。確かに、私の2011年のプレイ時は、まだ「タンバリンさん」なる蔑称(愛称?)を使っていなかった時代だが、飛行手段の入手直後から、ククールがひたすら熱くタンバリンを演奏してくれていたようだ(【第8話】)。タンバリンを叩くたびに 相手が打たれる
そういうわけで。ククールについては、これまでは「カリスマ」と「剣」に振っており、ゲーム中盤までは打撃と回復、そして終盤では、サポートをしつつ、時折、溜まりまくったテンションで、はやぶさ斬りやメタル斬りをする…というキャラとして使ってきた。なお、タンバリンが有名であるが、あくまで裏ボスクラスの戦闘でそこに収まるというだけであり、少なくともシナリオ攻略中においては、多種多様な活躍をしてくれる。
…そして。今回プレイのククールは、これまで使ってこなかった「弓」と「杖」を育てていきたい。これらの装備品、そして、中盤のカナメとなる「ベホマラー」により、途中までのククールは、大いに役立ってくれるだろう。
――だが、終盤には、一転して、タンバリンさんにすらなれない危険性が高い。というのも、3DS版では、ゲルダとモリーという新しい仲間が2人登場する。私は、せっかくレアな3DS版を遊ぶということで、この新キャラを2名とも使っていきたい。そして、DQ8は4人戦闘であり、主人公は外せないため、結果として、ヤンガス・ゼシカ・ククールから2名が抜けるということになる。もともとククールは、終盤~クリア後という段階において、中途半端だったからこそ、“タンバリン係”と化していた。だが、新キャラが2名も入るとなると、もはやスタメン落ちをしてしまう可能性が非常に高い。ククールは、タンバリンさんになるのか、タンバリンさんにすらなれないのか。それとも、まさかの大逆転で、タンバリンを超えた神となるのか…?
(2025年2月28日)
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犬ではない |
本日は、私の人生で初となる「人間ドック」を受けてきた。
…さて、人間ドックとは、人生ゲームで資産を没収されるマスという印象が強いのだが、要は健康診断のことである。ドッグ(dog:犬)ではなく、ドック(dock:格納庫)のことであり、船や飛行機と同じように、人間も定期的に整備されるべき、という考え方から来ているそうだ。
――やれ、私は、基本的には健康に無頓着であり、無理に長生きしようとは思っていない。ただまあ、まだ寿命は半分くらい残っているであろうから、ある程度は大事に使っていきたいと思っている。それに、今回の人間ドックは、会社の福利厚生的な何かとして行われているらしく、通常3万円前後とされる費用は全額が会社負担であり、しかも、受診時間は労働時間として計上される。加えて、前述の通り、私はこれまでの人生で「人間ドック」を受けたことがないので、そういう経験としても興味がある。というわけで、結果的に特殊日程の極めて多い週に、人間ドックを受けることになったのだ…。
さて。まず、準備していくものは、お馴染みの検尿と、検便(日を変えて、3日以内2回)である。私は、動物性タンパク質と油が少ないという珍しい偏食をしており、下痢と便秘が合わさったような不思議な尻をしているため、「3日以内に日を変えて2回」というのが、なかなかネックであった。しかし、職場に検便セットをこっそりと忍ばせていくなどの工夫によって、何とか達成ができたができた。
――また、絶飲食の指示もあって、その内容は、「前日21時以降は食事禁止(水とお茶はOK)」で、「当日朝からは水も駄目」というものであった。まあ、お茶だって、温めれば十分に喉を賑わわせてくれるし、朝ご飯なんて食わなきゃ食わないで何とかなる。むしろ、朝ご飯を食べないことで、寝る時間を30分ほど延長できることに気付いてしまったりもした。いやもちろん、普段はちゃんと食べますよ…。
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【姫騎士タルツー様】の漫画です。 |
そういうわけで。しっかり物の準備と心づもりをして、いざドックに挑んでいく。
…まずは、検体を提出したあと、血液検査・心電図・超音波・X線撮影など、定番の検査が行われる。そう言えば、私は、心電図から、WPW症候群という病気を持っているらしく、ひょっとしたら、それが今回も指摘されるかもしれない。しかし内容は、他の人が不整脈や心房細動と言った病気を起こす時に、その症状が重くなりやすいという程度のようだ。よって、何も無ければ経過観察、つまり無視である。
しかしながら、そのような検査は全て序の口で、難関は、上部消化管内視鏡検査、通称「胃カメラ」である。ご存じ、細いケーブル型のビデオカメラを喉の奥に入れて、食道・胃・十二指腸といった臓器を検査するというものだ。ちなみに、進入コースとしては、「鼻から」と「口から」がある。通常、鼻からが選ばれることが多いのだが、何故か私は、口からを選んでしまった。怖いもの見たさかもしれない。
…さて、そんな感じで、私は緊張しながら、人生初の内視鏡検査に挑んでいった。私は、食べ物と飲み物以外は喉に入れたことが無いので、カメラはあまり気持ち良いとは思わなかったが(当たり前)、お医者さんと看護師さん(多分)が励ましてくれたおかげで、つつがなく検査を終えられそうだった…。
――しかしながら、上部内視鏡検査は、最後発狂をするタイプであった。どうも、胃壁の様子を正確に観察するため、外から空気を注入し、胃を膨らませるようだ。ゲップを我慢してくれと言われ、自分なりに頑張って我慢したが、耐えきれず、「エンッ!!!」と思いっきり3発ほどむせてしまった。しかも、その際、体をかがめたり、顔を背ける・腕を当てるなどの防御行動も一切行えなかったため、壮絶によだれを吹き飛ばしてしまった。うう、みっともない…。その後、検査が終わって、カメラが抜けていくと、顔の左上が、汗だか涙だか鼻水だか分からない液体で、ドロッとなっていた。よほど苦しかったのだろう。それでも、何とか踏ん張りたいところであった…。
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私は人間ドッグより人間キャットのほうが好きです…(どうでもいい) |
そんな感じで。上部内視鏡検査での失敗により、私の人間ドックは敗北に終わった。
…わけではないので、気を取り直して、最後に、身長・体重・視力・聴力といった、一般的な身体測定のコーナーへ進んでいく。なお、これにより、私の身長と体重は、179.7cm /
62.9kgということが分かった。人間ドックという、これ以上ないほどの条件であるため、これを公式記録と考えて良いだろう。やれ、前日夜からの絶飲食の指示があったとはいえ、なかなかの軽量である。もちろん、美容や健康のためだとか、運動競技だとか、明確な目的があれば良いことなのだが、私は単に粗食なだけである。おかしいなあ、普段から、「1人前」とされる量の、1.5~2倍くらいは食べているはずなのだが…。
――やれ、これだけ細いと、この時期は、本当の体の芯から冷えるような感じである。そして逆に、夏が涼しくて楽勝…♥ ということも特に無い。統計上、BMI22=身長180cmだと71.3kgほどが、最も病気の少ない体重として知られている。夏場に油物を食いまくって何とか1kg増やしたが、その後、文字通り油断した瞬間に元通りとなってしまって、もう戻るのは無理だと思っている。ま、今のところ、健康に異常は無いし、何とかなるでしょ…。
というわけで。健康については、100点満点ではないという感じだが、まあ、完全に健康な人間なんて居ないから、仕方が無いだろう。
――やれ、私は、年明けから、心境が不安定な日々が続いている。だが、私の今週は、とりあえず明日を乗り切れば終わりだ。そして、ここまで来たら、まずは月末の「モンスターハンターワイルズ」までは耐えていきたい。そういうことを考えていくと、まだまだ人生という名のソシャゲは、サービスを続けていきそうな感じである。だったら、その資本となる健康についても、もう少しくらい気を遣っていこうかな。
(2025年2月28日)
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日本語版の透過ロゴが見つけられなかった… |
DQ8日誌である。港町:ポルトリンクで行うべきことは、船に乗って、南の大陸へと向かうことである。なお、ゼシカについては、「ドルマゲスを追う」という目的が共通しているものの、現時点では、まだ仲間として加入をしてくれない。
…さて、ここでは、船に乗ると、ドラクエシリーズのテーマ曲である「序曲」が流れ始める。確かに、海へ向かって、文字通りの船出をするという開放感のあるシーンだが、ゲーム全体を見てみると、重要イベントでも何でもないため、ここでメインテーマを流した理由は不明である。
――そして、直後に、ボスである「オセアーノン」との戦いがスタートする。巨大なタコ型モンスターであり、パーティ全員のHPを半分は削るような凶悪攻撃を使ってくる。というわけで、何も考えずに戦っていると、容赦なく全滅して、ポルトリンクに戻されることになる。
というわけで。ドラクエは育成が重要なゲームということで、通常、ポルトリンクを新たな拠点とし、一定のレベル上げを行うことになるだろう。
…そして、再挑戦時には、「イベントシーンが短縮される」という、地味な配慮が行き届いている。DQ8には、“イベントの丸ごとスキップ”といった機能は、搭載されていない。その代わりに、全滅後に再挑戦をすると、会話や演出が短縮されるという仕様が、ほぼ全てのボスに採用されている。例えば、このオセアーノン戦だと、船出で「序曲」が流れるシーンは省略され、さらに、オセアーノンとの会話も、すぐ終了して、戦闘に入れるようになっているのだ。
――やれ、本作は、ストーリー要素を持つRPGということで、物語上、負けたらそれで終わりというガチファイトも多い。が、そういうバトルですら、再挑戦時に専用のメッセージが用意されているというのは、何と言うか、“ゲーム的なお約束”を感じさせる。しかしながら、スタッフの配慮という以上に、ゲーム内の登場キャラたちの温かみのようなものを感じられて、なんとなく、ドラクエっぽい作風だなあと感じるものだ。
ちなみに。最初の画像は、オセアーノン…ではなく、DQ11の「クラーゴン」というボスである。オセアーノンと同じく、巨体で船に絡まりながらの戦闘となる。一方、オセアーノンとは異なり、既にゲームが十分に進んでいることを考慮してか、2本の触手が登場し、合計3体の敵との戦いになる。
…それはそうと、今回、この画像をキャプチャするために、久々にDQ11(PS4版)をPS5で起動したのだが、さすがスクエニというべきか、映像の美しさが凄まじい。『8』も、合併後初めての本編であり、グラフィックの良さが話題となったが、それですら比べ物にならないクオリティだ。さすが、PS2→PS4と、ハードが二世代進歩しているというだけのことはある。
――ちなみに。その後に登場した『ドラクエ11S』は、スイッチ移植版として初登場をし、現在ではPS4など、全機種でプレイが可能である。念願のキャラクターボイスに加え、実質的なHARDモードと言える「すべての敵が強い」モードなど、何かとお得な要素が多い…のだが、全機種においてスイッチ版をベースとしており、PS4版の『11S』であっても、元のPS4版よりグラフィックが劣っている。結果的に、「PS4版11」「3DS版11」「11S」のどれもが、悪い意味で存在意義が残ってしまうという、非常に微妙な事態となってしまった。
やれ、「ファイナルファンタジー6」など、過去のゲームにも、どのバージョンも決定版とは呼べないようなことはあったが、ドラクエは、まさかの最新作で、その悲劇を繰り返してしまったのだ。DQ8の“完全版”も未だに無いし…別に、難しいことを要求してはいないと思うのだがなあ。
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いつ見ても衝撃的なファッションセンス |
そんなこんなで、オセアーノンを倒すと、ようやくゼシカが正式な仲間として加入をする。まず目を引くのが、非常に独創的な外見であるが、バトル面での性能も凄まじく、最強特技の「双竜打ち」や、FFにおける「ヘイスト」と同等の汎用性を誇る「ピオリム」など、何かと活躍の多いキャラである。
…そして、3DS版では、どうやら「双竜打ち」は弱体化されてしまったようだが、まあさすがに、補助要員が物理も強かったらやりすぎなので妥当と言える。バトル面以外だと、見た目が変わるおしゃれ装備が追加されているほか、エンディングに「ゼシカと結婚する」(←!?)というルートが用意されたらしい。まあ正直、馬姫さまもヒロインとしては非常に微妙だったが、ゼシカも恋愛ヒロインという感じはせず、いきなり結婚と言われても…という感はある。
――とはいえ、せっかくの3DS版の追加要素ということで、私は、クリア時には、ゼシカルートを選択してみるつもりだ。やれ、結婚というと、どうしてもベッタリした雰囲気を感じてしまうが、案外「恋がはじまる」的な、さわやかな終わり方になるのかもしれない。
ちなみに。ゼシカの育成方針としては、「短剣」スキルを育てていくつもりだ。これまでのPS2版のプレイでは、「鞭」を使うことが多かった。通常攻撃でグループ対象の範囲攻撃を行え、最強特技(当時)の「双竜打ち」を使えたからだ。
…ということで。今回プレイでは、そこから変えて、「短剣」を主力にしていきたい。ゼシカの育成は、鞭の次は、杖で呪文を鍛えていくのが基本とされており、剣による打撃能力が注目されることは少ない。だからこそである。一応、短剣100で覚えられる「ライトニングデス」という不穏な名前の特技は、3DS版で強化が為されており、短剣スキル全体が、育てる価値のある系統となっているそうだ。
――とはいえ、無理に短剣だけに限るというわけでもないため、杖に7だけ振って、私が最も好きな補助技である「ピオリム」のほか、ヤンガスが「かぶとわり」を使わないため出番があるであろう「ルカナン」だけは習得していくことにする。こんな感じで、仲間を増やして、次の町へ!
(2025年2月28日)
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※野村哲也は野村アセットマネジメントとは特に関係ありません |
私は、最近、楽天ポイントを投資に使用する際、「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」という投資信託を購入するようになった。理由は、小数点以下の切り上げシステムにより、最も大きな利益を得られる銘柄であり、「少額の頻回投資」に適しているからだ。
…さて、この銘柄の特徴は、何と言っても、日本で購入できる投資信託の中で、「基準価額」が最高ということだ(楽天証券、SBI証券、Yahoo!
ファイナンスで検索して最大だったので、たぶん合ってる)。その数値、16万6004円(2月3日)である。基本的に、この基準価額という値は、商品を設定したときに、1万0000円からスタートするということなので、この投信は、2009年の運用開始時から、16.6倍に成長したということになる。とんでもない値と思うかも知れないが、同期間の円換算S&P500についても、約10倍に成長しているため、そこまで驚くべきことではない。まだ貯金を株で持っていない人はさっさと投資を始めましょう。
――ところで。「基準価額」とは、個別株=会社の株における「株価」に相当する値なのだが、ではこの数値が、銘柄を選ぶ時に重要かというと、全く重要ではない。何故なら、投資信託は、会社にもよるが、100円から買えるからだ。通常、「基準価額」の数値を10000で割った値を「1口」とし、その口数だけ、購入者に投資信託が付与される。例えば、前述の野村半導体(略)では、1口あたりの価格が16.6004円であり、100円を払った場合、6口ほどが買えるということになる。そして、購入後の投資信託は、額ではなく、割合で成長していく。以上、「基準価額が高いか低いか」という点は、投資信託を選ぶ際の選定基準として、普通は全く考えなくて良いのである。
さて、上で「普通は」と書いたように、普通ではない私が重視しているのはここからだ。上記の通り、2月3日の基準価額で、野村半導体を100円だけ購入すると、6.02口が買えるということになる。この小数点以下の取り扱いについては、「四捨五入」「小数点以下のまま保有」「切り上げ」などと、各社で対応が異なるようだが、楽天証券では、消費者が不利にならないよう、「切り上げ」となっている。つまり、100円で7口を購入可能だ。そして、いざ7口を受け取ったあと、「1口=16.6004円」で換算すると、約116円になる。なんと、買っただけで、+16%という莫大な利益を得られてしまったのだ。
…まあ、もちろん、問題点は多数ある。+16%と言っても、所詮は元が100円であり、+16円にしかならない。ここで、仮に10000円を買ってしまうと、「小数点以下切り上げ」の効果が下がり、たった10006円と、小さい得になる。また、現在は6.02口ということで、切り上げの効果が大きいが、もう少し基準価額が上がり、100円で5.9口しか買えないなどとなると、これまた切り上げの効果が下がり、購入額の100円に近い価格しか出なくなる。よって、「100円購入なら、確実に+16%」というのも嘘であり、実際には、その中央で、+8%くらいが平均となるだろう。加えて、楽天証券では、投資信託の毎日積み立てが部分的にしか行えない。よって、野村半導体を毎日100円ずつ積み立て注文する…というのも無理で、月1回の積み立て(NISA枠と特定口座で、2系統をセット可能)と、あとは、都度のスポット購入をする必要がある。よって、100円×31日を自動設定し、月3100円に+8%の倍率を掛ける…というのも不可能だ。
――とまあ、以上のような感じで。この「野村半導体
100円投資」によって得られる利益は、普通は数十円、頑張って100円を超えるかどうかというところである。損をしないのは嬉しいが、これだけでまとまった利益を出すのは難しいと言えるだろう。やはり、確実に儲かる方法なんて、インデックス・ファンドを長期間保有するという以外に無いのかもしれない…。
ただまあ、この使い方で最適な方法があって、それは、楽天ポイントによる投資信託の購入だ。
…ご存じ、楽天ポイントは、1ポイント=1円として、楽天証券における投資信託の購入に充当することが可能である。最近、ポイ活の王であるTikTokLiteのポイント変換において、PayPayポイントの獲得レートが悪化した(ポイントの9割しかPayPayに変換できなくなった)。そのため、私は、再び楽天ポイントへの変換を選んでいくことにしたのである。こちらは、100%を楽天通常ポイントに変換できる。
――よって、私は、100楽天ポイントを、それなりの頻度で得られる。その100ポイントを、野村半導体の購入に使っていくのだ。楽天証券における「同一銘柄の積み立ては月2件しか設定できず、それ以上は逐一購入が必要」という手間を、「楽天ポイントが溜まるたびにポイント投資する」と同時に行うことで、デメリットを軽減しているどころか、むしろ、ちょくちょく投資をするという楽しみに変えられているのだ。
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買ったけどやれてないなあ。いろんなゲームを遊ぶ時間がほしい… |
ちなみに、基準価額という観点を忘れて、「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」という銘柄自体について見てみると、なかなか良い感じである。最初に、信託手数料は年1.65%と非常に高い。これはハッキリ劣っている点であって、長期の資産形成には向いていない。また、売却時にも、0.3%の手数料が取られる(特定口座における約20%の納税分とは別)ため、評価額より少額しか手元に残らないというのも無視できない問題だ。
…いっぽう、分類としてはアクティブファンドということなのだろうが、半導体指数として知られている“SOX”のインデックスファンド(「楽天・プラス
SOX インデックスファンド」など)と比べた場合、珍しく、高いパフォーマンスを発揮している。例えば、あの“日銀ショック”の期間を含む、ここ半年の成長率で比較してみると、楽天SOXは+4.54%とあまり成長できていないが、野村半導体は+13.5%と、高い数値を記録している。
――また、100円投資をしたあとについても、すぐ売らず、そのまま持ち続けておくことも悪くない。なにせ、半導体会社の株たちを、100円ずつとはいえ、最初から+8%の強化を受けた状態で買えるのだ。私は、2024年後半の値動きから、“半導体”という単独業界に一点集中するのはやりすぎと判断するに至った。しかしながら、投資計画の一つとして持つのなら、今なお問題ないと思っている。実際、投資先の企業についても、エヌビディア・ブロードコム・TSMC(台湾)など、お馴染みの方々が名を連ねており、これからの成長も期待できる。これを、100円ずつ積み上げ、1000円、1万0000円…と成長させていくのも、植物に水をやるようで、面白い育成方針と言えるだろう。
というわけで、今回の「野村半導体」の100円購入は、もちろん、「小数点以下を切り上げる」システムによる実利もそうだが、どちらかというと、楽しさ重視という面が強い。
――まあでも、皆さまご存じの通り、低コストの「楽天・プラス」シリーズにひたすら積み立て投資をしているだけというのは、非常に退屈である。だから私は、極端な大負けをしない範囲で、いろいろと遊んでみたいのだ。せっかく“ポイント”というお金とは違う物を得られるのだから、それを日本円と合わせて、「楽天・プラス
NASDAQ-100 インデックスファンド」に混ぜてしまうのではなく、独自の銘柄購入に使ってみよう!
(2025年2月28日)
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遠い日の思ひ出 |
3DS版「ドラゴンクエスト8」日記の2話目である。今回は、第2の町であるリーザス村へ入るところからだ。ここでは、パーティメンバーの1人にして、衝撃的なビジュアルのヒロイン、あとオリジナル版では最強の物理アタッカーだったゼシカが登場する。ただし、実際に仲間入りするのは少し後だ。
…さて、リーザス村では、開始直後に村の子供2名と戦闘になるが、これはコマンドを選ぼうとした瞬間に終了する(原作と同じ)。その後、村での会話を終えて、ダンジョンである「リーザス像の塔」に入ろうとして…入れない。
――どうやら、手順を先回りしすぎていたようで、村の子供に2回話しかけて、塔まで連れて行かなければならないようだ。やむをえず、一度リーザス村へ戻る。なお、3DS版から、リーザス像の塔がルーラに登録されるようになっており、それを使うことで、移動は楽であった。
そして。この塔で登場するモンスターの目玉と言えば、やはり「じんめんガエル」である。正面を向いているときは、低威力の打撃しか行わないが、奇数回の攻撃を当てたときの裏向きモードでは、高威力の打撃や、全体攻撃の「ひのいき」を使ってきて、非常に危険である。複数体で登場することもあり、特に「ブーメラン」を使って全体攻撃をしてしまうと、一斉に裏返ってしまって、パーティ壊滅の憂き目に遭う。ブーメランは、ゲーム開始直後から購入可能で、ここまで雑魚戦では無双できてきたが、そこに最初の試練が訪れるのだ。
…が、しかし、今回の私は、これまでとは違うプレイをしたいということで、ブーメランは縛っているため、問題は無い。なお、使おうと思っているのは、1回目・2回目のプレイで使用しなかった槍であるが、この時点で槍は手に入っていないため、普通に剣である。スコール(主人公)とヤンガスで、敵を1体ずつ倒していくつもりで、戦闘を進めていく。まあ、素早さの関係上、カエル側に割り込まれて高威力の攻撃を使われることもあるが、1体くらいならば全滅はない。
――ちなみに、ブーメラニスト(ネーミングセンス0)の方々にも、全く対策が無いというわけではなく、当時の初登場の「テンション」を使い、力を溜めることで火力を向上させ、一撃必殺を心がけていけば良い。正面を向いているときの敵攻撃は、非常に緩いので、しっかりターンを掛けても問題はないだろう。そんな感じで、リーザス像の塔では、ボスは登場しないため、頂上まで登るとクリアーとなる。
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さすがに低画質すぎるし、マップ上で主人公が移動できるタイミングでしか撮れないのも
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リーザス村の一件を終えると、次は船に乗って、南の大陸へと向かうパートになる。
…まず、ここでは、経験者は語る、海辺の死闘が存在する。道中のワールドマップでは、初めて砂場と海が見えて、たいへん開放的な気分になれる。が、近付いてしまうと、「エビラ」の2回攻撃や、「しびれくらげ」の麻痺(完全行動不能。かなりのターンが経つまで自動治癒しない)。によって、容赦なく教会送りにされる。3DS版を使った今回プレイでは、シンボルエンカウントのため、ある程度の心づもりはできていたが、それでも、予想外の麻痺の凶悪さにより、あわや全滅というところまで追い詰められてしまった。
その後、港がある「ポルトリンク」では、3DS版新要素の「写真クエスト」が解禁された。内容は、「フォート」なる新キャラから、「◯◯の写真を撮ってきてほしい」と依頼されるため、それを、またまた新機能のゲーム内カメラを使って撮影する…というものである。達成すると、課題ごとに★1~★3までの評点が与えられ、それを溜めていくことで、報酬アイテムが受け取れるため、育成面の要素にも繋がっている。
――さて、「写真撮影」と聞いて、私はシビアな内容を想像していたが、意外とそうでもなく、まず、判定基準としては、撮影対象が画面内に収まっていれば良いらしく、「もうちょっと何とかできただろ」という芸術性の低い写真であっても、満点ぶんのスタンプが貰える。合格・不合格も、撮影直後に分かるため、「雪が目に入って見えなかった」などと回りくどく馬鹿にされる心配も無い(アイスボーン感)。まあ、コンプリートを目指すとなると、沼の物も多いようだが、少なくとも、カジュアルに触れる感じなら、世界を探索する楽しさを増やしてくれるという感じで、良い調整の追加要素であると思った。
ちなみに。私は、これまで「3DSには一切のキャプチャ機能が無い」と思っていたが、誤りであり、この「写真クエスト」で撮影した画像は、SDカードを通して、他の機器に出力することができる。3DSにも、キャプチャ機能があった!
…では、それをサイト作成に使えるかというと、残念ながら非常に厳しい。まず、画質がある。3DSは、あの3D出力機能に本体性能を割いてしまったため、上画面で400×200というPSP以下の画素数である。さらに、それを、どういう方式か知らないが、かなり圧縮しているようであり、ボヤボヤなうえにノイズも多い。2Dと3Dの間の不気味の谷に突入してしまっている感じであり、現環境では見るに耐えない画質である。
――また、ドラクエ8においては、ゲーム内カメラが使えるのは、「主人公を自由に動かせる場面」のみである。よって、特に撮影したいことの多い「戦闘中」や「イベントシーン」などは撮れず、その他にも「装備編成」や「会話テキスト」などを記録・共有する目的にも使えない。実際、プレイを進めた後から振り返ってみたが、並んでいたのは、恐らくは写真クエストを達成するために仕方なく撮ったであろう、無味乾燥で、もはや撮影意図すら不明な写真ばかりであった。やれ、3DSでは非常に貴重なキャプチャ機能を見つけたものの、それをサイト作成に使うことは、ほとんど無さそうだ…。
(2025年2月28日)
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さすがにこれだけ必殺技ゲージが溜まっていれば負けない |
ステラーブレイドのHARD攻略は、第2ステージと言える、「荒野~アルテス・レボワ」のパートである。
…さて、このパートのダンジョンは、古代遺跡の「アルテス・レボワ」であるが、これについては、30分ほどでクリアーできるダンジョンであり、とても短い。このゲームの大型ダンジョンは、「2体の中ボス+1体の大ボス」を持ち、プレイ時間が3時間ほどになるという構成だ(エイドス7、マトリックス11、軌道エレベーター)。それに比べると、2つの古代遺跡は、とても短く、拍子抜けなのである。
――しかしながら。“レボワ”は、荒野と砂漠という、探索要素のあるマップの到達先として出現する。よって、ここは、私が最初に書いたように、「荒野~アルテス・レボワ」というセット商品として考えるべきなのであろう。「オープンワールド風マップの探索」+「ミニダンジョン」として考えれば、ボリュームは、大型ダンジョンに全く劣らない。むしろ、フィールドを走り回った直後に大型ダンジョンが来るとキツいため、ちょうど良かったとも言える。
さて。ステラーブレイドは、“死にゲー”とも評されるような高難易度アクションであり、実際、私は1周目をノーマルで貫徹できたものの、かなりの苦戦を強いられた。では、2周目のHARDは、更なる難関が訪れるかというと…意外にも、非常に楽ちんである。特に、ボス戦については、物語進行で解禁される全ての必殺技ゲージが冒頭から使えるため、それを使ってゴリ押しする戦法が有用だ。
…実際、本プレイのパートでも、初周で苦戦した妊婦おば(【日記:2024/12/21】)について、いきなり敵の連撃を喰らって沈んでしまったものの、そこからWBポンプを使って復活し、その後に各種の必殺技を連発して、あっという間に撃破できてしまった。必殺技ゲージは、戦闘を繰り返せば勝手に溜まるし、WBポンプは、もはや本ゲームにおける唯一のお金の使い道である。どちらも、全く節約する必要は無いのだ。
ところで。「1周目NORMALが最も難しい」というと、「ライトニングリターンズ
FF13」を思い起こさせる。あのゲームは、今でこそ“FF13のバトルシステムをアクション風にアレンジしたもの”として理解しているが、初プレイ時の私は、上手い戦い方が全く分からず、苦戦を強いられていた。さらに、有名無実化する時間制限についても、「クロノスタシス」で経過を止めるという方式を知らなかったため、大きな負担としてのしかかっていた。
…その結果、私は、1周目NORMALをクリアできず、少し期間を空けたのち、EASYでエンディングまで見ることになった。なお、その際の評価は、「エンディング以外、意味不明」というものであった(【日記:2014/1/11】)。そこから、「13&13-2とは異なる、独自のゲーム性を確立した良作」という、現在の認識に変わるのは、その後の【シナリオ考察プレイ日誌】の連載を待つことになる。
――ちなみに、私はライトニングリターンズの周回をやったことは無いのだが、同作のHARDは、7リメイクシリーズの前身と言えるような、「1周目での成長を引き継いだうえでの高難易度モードであり、専用の強化アイテムが手に入る」という内容のようだ。やはり、13シリーズから7リメイクへと繋がるのが、ファイナルファンタジーの本筋だった…?
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リリー「遺跡で真実を知った」 |
それはそうと、ステラーブレイドの2周目プレイで気を付けなければならないのが、リリーの好感度である。
…さて、私は未だに、本作について、2周でのトロコンを諦めていない。そして、コンプリート条件の一つとして、「3種類のエンディングを全て見る」というものがある。そのうち、未視聴なのは、「リリーの好感度が100%未満で、かつ、ラスボス時の選択肢で『手を取る』を選ぶ」というものだ。
――やれ、「好感度100%」というと、いかにも全てのクエストをクリアーした報酬という感じだが、それら収集物による好感度の合計は100%を大きく超える値となっている。というか、メインシナリオだけでも60%くらい上がってしまうらしく、意図して寄り道要素を避けなかった場合、勝手に好感度が最大となってしまうのだ。実際、本日時点のトロフィー取得率を見てみても、「リリー好感度100%で『手を取る』」のエンディング(【坊主END:2025/1/12】)が30.9%、「好感度関係なしで『手を取らない』」(【クマEND:2025/1/15】)が23.8%、それらに対し、「好感度100%未満で『手を取る』」が12.6%と、明らかに低い。リリーは、勝手に好感度が上がってしまう、ときメモシリーズにおけるお邪魔系ヒロインなのである。
ちなみに。この好感度システムの、物語城の位置付けだが、端的に言うと、「マザースフィアから伝えられた『ネイティブを滅ぼして人類を救う』という目的に、リリーが疑念をいだく」と、好感度がUPしていく。メインシナリオやサブクエ以外にも、テキストデーターが記録されたメモリースティックを拾うことでも上がっていく。一度上がると、ゲームの周回を最初からやり直す以外に、好感度を下げる方法は無い。
――というところであり、あくまでトロフィー目的と考えるのならば、「リリーの好感度を抑えるために、寄り道要素を回避して、一気にゲームクリアを目指す」という方向で、ゲームを進めるべきである。ところが、厄介なことに、私は1周目で、収集要素系のトロフィーを大量に残してしまった。上で述べた通り、私は未だに2周でのトロコンを諦めていないので、どこまで収集要素を集めるか、かなりギリギリの綱渡りが必要になると思われる。ゲームプレイとしても、せっかくの寄り道をほとんど体感できず、なかなか窮屈感がある。ひょっとすると、リリーちゃんのためだけに、3周目が要求されるのかも…?
(2025年2月28日)
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