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管理人の日記
大変申し訳ございませんでした
ヘクトルと呼ばれるロボットを操り、機械の町の中をねり歩く。敵は粒子ストリーム砲で倒す。 |
地球防衛軍シリーズは、1作のミッション数が100前後と極めて多いため、いわゆる“糞ミッション”というのも存在する。しかし、そんな中でも、今後も未来永劫、絶対に乗り越えられないと思われる、伝説の糞ミッションが、『4』DLCの「巨人の行進」だ。
…さて、このミッションの内容は、6体のヘクトルが、列を作って、町を歩いている。以上である。レンジャーならば、弾数制限がある代わりに超強力な「フュージョンブラスター」で弾切れ前に全滅させられるし、他の兵科でも、苦戦する要素は無いであろう。増援も無く、初期配置の敵を倒せば、それで終わりである。何か、作りかけのプログラムが、間違えて収録されてしまったのか?
――しかも、ネタ度を高めているのが、このミッションが、『4.1』にも、そのまま再録されているということである。『4.1』では、DLCミッションも多くがアレンジされており、「死の旋風」や「竜の船」など、いまいちパッとしなかったミッションが、一気に個性的な内容に強化されたという例がある。しかし、「巨人の行進」は、引き続き、ただヘクトルが歩いているだけだ。私のHARDでのプレイでも、特に何も考えていなかったが、戦闘開始から、40秒くらいで終わってしまっている。さすがにここまで短いと、拍子抜けにもほどがある。
ところで。地球防衛軍シリーズでは、現在、有料DLCとして、ミッションパックが2つまで配信されるのが恒例になっている。しかし、初めてDLCを採用した『4』では、ミッションパックが第3弾まで存在した。これは、『4』だけがボリューミーな作品だった…というわけではなく、DLC1のミッション数が「5」、DLC2と3が「20」ずつと、非常に偏っている。価格も、DLC1が400円(当時)、DLC2と3が800円だ。
…というわけで。DLC1に属している「巨人の行進」は、80円ということになる。が、その内容は、無料アップデートであっても不満が出るくらいのシロモノである。やれ、私は、地球防衛軍4(PS3版)を、DLC2と3の間で遊び始めたため、DLC1の頃の雰囲気は知らない。が、恐らく界隈は、悲惨なことになっていたであろう。一体感が強いことで有名な地球防衛軍ファンたちの中でも、容認できる人とそうでない人が、阿鼻叫喚の罵り合いをしていたはずだ。その状況は、ヘクトル6体よりも、よっぽど大きな損害となっただろう。もうこれ、フォーリナーの侵略兵器だろ…。
――なお、「巨人の行進」以外のミッションについても、【当時のプレイ日誌】を見ていただければ分かるように、内容が微妙なうえ、金蟻・鎧蜘蛛といった変異モンスターの新登場も無い。いくら少額とはいえ、これでお金を取るのは厳しいという内容である。
かくして。DLC2と3は、1パックあたり20ミッションとなり、新たな変異種が登場するなど、やりごたえのある内容となった。値段も2倍に上がっているが、ミッション数は4倍のため、1ミッションあたりの価格は半分だ。恐らくであるが、DLC1の評判を見て、方針を変えることにしたのだろう。そして、これを元として、「地球防衛軍は、DLCとして、2つのミッションパックを配信する」という伝統が、『4.1』『5』『6』と、定着することになったのだ。
――逆に、もし「巨人の行進」が好評だったら、「5ミッションずつのパックを、今よりも高価格で配信する」ということになっていたかもしれない。個人的には、小出しにするよりも、20ミッションくらいがまとまっている現在の方針のほうが、楽しめると思う。『4.1』で改善するチャンスだったのに、「巨人の行進」が、ヘボいまま放置されているのは、その辺りの歴史を忘れないようにするため…か?
(2024年12月6日)
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