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管理人の日記
在庫ニング → バイトニング → エルデンニング
さすがFF13、シリーズ最高傑作(※やり込みinFF調べ)!! |
衝撃的なニュースである。FF13シリーズに属する「FF13」「FF13-2」「ライトニングリターンズ」のXbox版が、セールによって売り上げトップに急上昇をした。順位は1位が『13』、2位が『リターンズ』、3位が『13-2』である。4位は、この2月に発売した「エルデンリング」であり、あの話題作をぶち抜いて、王となったライトニングさんが拝める。
…具体的な該当ページは、こちらの【トップ有料ゲーム】である。私の見た時間帯だと、3位がエルデンリング、4位が13-2となっており、残念ながら1,2,3位独占という衝撃性は薄れてしまったものの、未だトップはFF13である。
――なお、上記ページの詳しい位置付けは知らなかったのだが、アドレスの一部を「en-us」に変えると、異なるランキングが出てくる(【該当結果】。私が見た時は「エルデンリング」が1位)。そのため、前述の結果は日本国内のXboxにおけるDL版ランキングのようだ。要素としては、「日本国内のXbox市場」「13シリーズは1000円程度というセール価格」「相手は話題作とはいえ、1ヶ月前のDLソフトの定価」など、様々な点を考慮すべきだろう。しかしながら、あの「エルデンリング」に、FF13シリーズが3作セットで勝利するというインパクトは、ネタとしてかなり重要だ。これまで、在庫ニング・バイトニング・クーポニング(【日記:2022/1/1】)など、様々な異名で愛されてきたライトニングさんに、新たな称号:「エルデンニング」が加わった瞬間である。
ちなみに。トップ3を飾っていた際の順位は、1位が『13』、2位が『リターンズ』、3位が『13-2』である。発売順の13→13-2→リターンズではない。
…まあ、『13-2』は、ご存じの通り、いろいろと問題のある作品である。一方の『13』についても、短所は多いが、代わりに長所の部分も物凄い。『リターンズ』は、単体でのゲーム性が良くまとめられている。
――よって、『13』→『リターンズ』→『13-2』という売上ランキングは、作品の評価を反映しているのかな…と個人的には思う。一般プレイヤー向けのランキングであるため、13-2のクリスタリウム封印プレイなどは評価に入れられていないだろうし…。
【過去記事】からの引用です。詳しい条件や原寸大の画像などは、そちらをご覧ください |
さて。これまで何度か触れている通り、Xboxでは、FF13シリーズの実質的なリマスター版を遊ぶことができる(【日記:2020/12/9】【2019/2/27】)。Xboxハードとしては、PS3と同世代である「Xbox360」にて13シリーズの3作が初登場したが、その後の下位互換機能において、PS4世代の「XboxOne」「XboxOneX」、およびPS5世代の「Xbox
Series X」「Xbox Series S」でも、FF13シリーズ作品がプレイ可能である。
…また、その互換は、単に過去ハードのソフトが動作するだけというものではなく、旧ハードで購入したソフト(ディスク/DL)を鍵として、新たに制作したリマスター版をDLできるという特殊な形になっている。よって、次世代機版については、Xbox360で発売したバージョンよりもクオリティが高いうえ、追加料金も必要ないという出血大サービスとなっている。
――更に、Xboxの定額オンラインサービスである「Xboxゲームパス」においても、去年から今年に掛けて、『FF13』『13-2』『リターンズ』の3作が、順次遊べるようになった(※公式には海外のみ。現在も配信中)。今のご時世では、こういうサブスクサービスを利用する人も多く、それでFFシリーズを遊ぶ人が増えることは、私こと「やり込みinFF」にとっても嬉しいものである。ちなみに、私のFF13やり込み日誌では、全てPS3版をプレイに使っているが、Xbox版も内容の変更はほぼ無いと言って良い(『13』のPS3/Ver.1.00に相当するバージョンだけは存在しない?
その他、『13-2』のDLC武器など、ごく僅かな違いはあると思われる)ため、全ての記事をXbox版にも当てはめられます…。
というわけで。現行機におけるFF13のプレイ環境は、Xboxが最高という奇妙な事態になっている。Xboxのうち、PS4世代に相当する「Xbox
One/OneX」、またはPS5世代の「Xbox
Series X/S」を所有していれば、過去にパッケージ/DLで購入したFF13シリーズのソフトを使って、それぞれの性能を活かした高品質なFF13シリーズを、追加料金なしで遊べる。
…また、今回のランキング急浮上の理由にもあるように、「DL版のセール」や「ゲームパス」といった現行サービスに登場しているというのも重要である。FF13シリーズは、もう10年は昔のゲームであるが、当時としては飛び抜けた高品質であり、リマスターされれば今でも見栄えがする。それが、オンラインサービスを用いて手軽に遊べるということであれば、現行機のゲームと比べても、積極的にプレイする価値がある作品だと思う。
――ちなみに、私についても、この13シリーズの扱いだけで、Xboxを購入しようと考えているくらいである。もちろん、ゲームの主軸はPSハードに維持しようと考えているため、Xboxを買ったとしても、ほぼFF13シリーズの専用機となるであろう。だが、私にとって、FF13はそれくらい価値のあるタイトルだ。今年は、FF13の発売13周年だが、それでもPS上位機種においてFF13のリマスター版が発表されないようであれば、財布と相談のうえで、この先はXbox版のFF13をプレイすることになるであろう…。
まだだ、まだ“スパルタクス”がある! |
というわけで。Xboxは、FF13シリーズのプレイ環境として、かなり理想的なのであるが、対するPSハードは悲惨そのものとなっている。
…まず、ご存じの通り、PSハードではPS3とPS4/5で互換性の途絶があったため、PS3ソフトであるFF13シリーズは、現行機であるPS4/5ではプレイ不可能である。上位機種への移植・リメイク等も行われていない。よって、私はFF13シリーズのためだけに、未だにPS3を棚に残しているものだ。
――そして、ゲームパスに相当するPSnowでは、FF7,8,9,10&10-2,12が、それぞれ順番に配信されており、現在も全てプレイ可能である(【日記:2021/9/3】)しかし、13シリーズはPS3ソフトであるため、その流れには入れず、仲間外れも同然の扱いを受けた。そして、Xboxのように、「DL版のセールによってランキング上位へと浮上する」どころか、PS3版の初代13には未だにディスクしか存在しないうえ、2020年の秋ごろをもって、PS3/PSP/Vitaのソフトは予告なくセールへと登場しなくなった。それだけに留まらず、例の旧ハードストアの閉鎖騒ぎ(【日記:2021/3/30】【2021/3/31】)に巻き込まれ、あわや13-2がDLC無しの不完全版になってしまうところであった。
そういうわけで。PS3が2世代前となった今、PSハードにおけるFF13のプレイ環境は、かなり苦しい状況である。
…まあ、私も確かに、FF13が万人向けの大作RPGとしてはかなり問題のある作りであったことは、認めざるを得ない。しかしながら、日本におけるPS3の普及に多大な貢献をしたソフトでもあるため、現在のような酷い扱いを受けて良いものではないと思っている。
――やれ、FFシリーズ自体、叩きを通り越して、“いじめ”とでも表現すべき批判にさらされているが、特に13については異様であり、PSファンを自称する者たちからも、まるで叩くと良い音のする玩具かのように扱われている。しかし、ご本尊のソニーが、FF13を黒歴史同然に取り扱っているため、ある意味で仕方がないのかもしれない。過去を忘れて、「現在のFF13に対する貢献度」だけで評価すれば、プレイステーションよりもXboxが圧勝だよ…。
しかし。近日中に発表されるという噂が浮上した、通称“スパルタクス”では、オンラインの定額サービスとして、PSハードの過去作が遊べるようになるプランがあるという(【日記:2021/12/4】)。もちろん、ソニーからの公式発表はまだ無いのだが、ここにFF13シリーズが登場すれば、とりあえず「現行機でFF13が遊べない」「DL版ストアの閉店で、DLCなしの不完全版となってしまう」という問題は解決できる。
…また、上でXboxハードの購入を検討しているとは書いたが、個人的にはやはり、据え置き機はPSハードにまとめたいと思っている。また、初代13については、僅かな変更で、今よりも大幅に奥深く楽しめる作品である。よって、どうせなら「リマスタープラス」的な位置付けにして、正規のリマスター版を普通にPS上位ハードで発売してほしい。改善点としては、7リメイク第1弾で採用された「チャプターセレクト」や「2周目を前提としたハードモード」などが挙げられ、これらが有れば、極端なまでの“一本道”感を大幅に薄められると思う。ハードモードのタイムアタックで2倍楽しめる…。
――そういうわけで。FF13については、Xboxハードでサポートが為され続けている反面、PSハードには無視されているという奇妙な状況になっている。私としては、FF13は人生で一番のゲームだと思っているため、Xboxにもプレイステーションにも(そして任天堂にも)、様々な形でサポートしていってもらい、今後とも多くの人が楽しめる環境を維持してほしいと思う。まだまだ、“光速の異名を持ち重力を自在に操る高貴なる女騎士”の冒険はここからだ!
(2022年3月28日)
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