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PS3/Vitaストア終了…AFFシリーズに関わること (※) / やり込みinFF

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管理人の日記
風邪をひきました。気温の変わり目で体調を崩しやすい。来月から本気出す。

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2021年3月31日(水)
PS3/Vitaストア終了…AFFシリーズに関わること (※)


 
一応「デジタルコンテンツセレクション」なるDLC収録版もありますが、ほぼ出回っていない…
 

 追記(2021/4/20)
 PS3/Vitaのストア閉鎖は撤回されました。下記のソフトは、この先も遊べます!



 
前回:【@全般的なことについて】
 続きである。第2回の今回は、PS3/Vitaのストア終了について、
「FFシリーズが受ける影響」という観点から考えていこう。
 …以下、
非常に長いリストが始まるので、心して読んでほしい。

 さて。編集は、『FF1』から順番にシリーズごと表でまとめていく形式でも良かったが、今回は
「影響を全く受けないタイトル」「受ける影響が僅かなタイトル」「大きな影響を受けるタイトル」の3つに分け、それぞれのブロックで整理をしていきたいと思う。
 …なお、ストア閉鎖は、PS3は7月2日、Vitaは8月27日である。それまでに、最新ハードでの救済策が発表されたり、または「店じまいセール」的な感じで、最後の値下げが為されるという可能性も存在する。
まあ、何となく、そういうものは何も無い気がするが…。というわけで、性急にダウンロード版を定価で大量購入することが無いよう、気を付けておきたい。また期日が近づいたら、似たようなテーマの記事を更新したいと思う。
 ――ちなみに。最後までまとめた結論を言うと、
「FF1〜6および13を、現行機のPS4とスイッチに移植してくれ」というものである。それだけで、以下に羅列した莫大な量の問題点のうち、多くが解決しちゃうんだよなあ…。


 影響を全く受けないタイトル

 
「クライシスコア ファイナルファンタジー7」(2007/PSP)
 クラウドの過去に関する人物:「ザックス」を主人公に据えたアクションRPGで、FF7本編の“前日談”と言える作品である。
元々ダウンロード版が無く、PSP本体とディスク版の組み合わせでしか遊べなかったので、今回のストア閉店とは無関係に、以前からプレイがしづらかった。今後のPSPソフトは、全てこの作品と同じような環境になるということである。

 
「ファイナルファンタジー12」(オリジナル版:2006/PS2、ゾディアックエイジ:2017/PS4など)
 「ガンビット」を用いた自動戦闘が印象的な本編タイトルで、「オリジナル版」「INT版以降」でゲームバランス調整の方向性がやや異なる。
PS3やVitaでは出ていないタイトルであり、ストア閉鎖と関係が無い。オリジナル版はPS2のディスクのみである。また、リマスター版の「ゾディアックエイジ」は、PS4を初出とし、今ではスイッチを含むほぼ全ての現行機に登場済みである。


 受ける影響が僅かなタイトル

 
「ファイナルファンタジー7(オリジナル版)」(1997/PS1)
 初代PSに移行して初めてのFFであり、ダイナミックな3D演出が話題となって、最近では完全リメイクが分作形式で制作されている。この作品については、追加要素ありの「インターナショナル版」がPSゲームアーカイブスで配信されているが、
ほぼ完全上位と言えるリマスター版が、PS4やスイッチなどで発売されており、現在においてもプレイ環境に問題はない。そのため、あえてPS1の移植であるゲームアーカイブス版にこだわることは無いと思われる。中古のディスク版(後期型PS3でもプレイ可能)も、それなりの量が出回っている。

 
「ファイナルファンタジー8」(1999/PS1)
 PS1での2作目であり、軍人として育てられた少年:スコールが、自らの心の変化と向き合いながら、「魔女」を倒していく物語である。軟派な恋愛物と見られがちなストーリーに、複雑かつ取っつきづらい「ジャンクション」システムが存在し、
FFシリーズ最大の賛否両論作としても知られている。上記のFF7と同じく、リマスター版がPS4・スイッチなどで配信されており、あえてPS3/Vita/PSPに拘泥する必要は無いであろう。中古のディスク版も、かなりの量が出回っているようだ。

 
「ファイナルファンタジー9」(2000/PS1)
 「初代PS三部作」のラストである。「原点回帰」をテーマとし、前2作とは異なり、ストーリー演出やバトルシステムが分かりやすい形となった。これより後のFFも全てリアル頭身であるため、デフォルメされたFF本編としては最終作となる。
これまたリマスター版が現行ハードで登場済みのため、いま現在に所有している人以外が、ゲームアーカイブス版を新規購入する必要は無いだろう。

 
「ファイナルファンタジー10/10-2 HDリマスター」(2013/PS3・Vitaなど)
 FF10/10-2の、2013年に発売されたリマスター版である。初登場時のハードはPS3とVitaであったが、
現在ではPS4・スイッチを含むほぼ全ての現行機でプレイ可能である。まあ、人物の顔グラフィックなど、PS2でのバージョンのほうが優れている点もあるのだが、PS2版はダウンロード配信が為されていないため、ストア閉鎖とは関係が無い。なお、Vitaでのリマスター版は、PS3やPS4版とセーブデーターを共有できるという独自の特徴があるが、それなりの本数が出回っており、Vitaの中古コーナーではだいたい目にすることが可能であるため、大きな問題は発生しないと思われる。

 
「ファイナルファンタジー13」(2009/PS3など)
 言わずと知れた、当サイト管理人の思う
FFシリーズ最高傑作である。13シリーズの中でも、PS3での本作品はダウンロード版が出ていないため、ストア閉鎖とは関係が無い。中古屋には、PS3ディスク版がほぼ確実に存在し、500円以下と言った極めて低価格で購入可能である。強いて言うなら、「Ver.1.00」「1.01」の2つのゲームバージョンがあり、PS3版はネットワークで「1.01」へとアップデートできるが、それがいつまで提供されるか不安ということだろうか。僅かな違いであっても、FF13ほど攻略性の高いゲームだと、無視できなかったりするからな…。




Vitaでは『1〜10』までプレイできたが、今後は『10』以外は新規購入が不可能になる



 大きな影響を受けるタイトル

 
「ファイナルファンタジー(PSP版)」(2007/PSP)
 いわゆる「FF1」である。2000年のワンダースワンカラーへの移植を皮切りに、様々なハードへと移植が為されているが、
現行機であるPS4とスイッチではプレイ不可能である。PSP移植版は、2007年に発売され、現状では最もクオリティの高いFF1と言える作品である。「時の迷宮」という追加要素は、PSP版で初めて追加されたようだ。ストア閉店により、ダウンロード購入していない者は、Vitaでプレイする手段が永久に失われ、PSPでもディスクが必須となる。PSP版の中古ディスクはあまり出回っていないようで、見かけることは少ない。加えて、Vitaで遊べないということは、VitaTVでも使用不能ということであるため、配信などを考えている人は、心に留めておきたい。
 なお、iOS版や3DS版は、PSP版をベースとした移植のようであり、そちらを使うという手もある。一方、Android版には、何故かGBA・PSPで初登場した追加要素が存在しないという。その他、PS3/Vita/PSPのゲームアーカイブスでは、「PS1への移植版」も配信されており、初代のファミコン版に比較的近いゲームバランスのFF1を楽しめるそうだ。

 
「ファイナルファンタジー2(PSP版)」(2007/PSP)
 FF1と同じく、PSPへの移植版がダウンロード配信されている。GBA版での要素に加え、PSP版独自の裏ダンジョンも追加されている。
こちらも、FF1と似たような状況であるため、気になる人は押さえておいて良いだろう。

 
「ファイナルファンタジー3(PSP版)」(2012/PSP)
 2006年に初登場した初代DSでの完全リメイク版が、ひっそりとPSPに移植されている。内容は、通信プレイ必須だった要素が1人でも解禁できるというくらいで、これといった追加要素は無いようだ。DSには公式でHDMIによる外部出力を行う機能が無いため、PSP版には配信用としての価値があると言える。
ディスク版は「存在するのか?」というくらいに見たことが無いため、こちらもこだわるのならばDL版にチェックを付けておきたい。

 
「ファイナルファンタジー4 コンプリートコレクション」(2011/PSP)
 FF4本編と、シリーズ内続編である「ジ・アフター」のカップリング移植である。2007年には、初代DSにて3Dのフルリメイクが行われているが、ゲームバランスが大きく異なり、GBA版に準拠した追加要素も存在しないなど、毛色の異なる作品となっている。
こちらのPSP版は、2Dベースの移植であるため、存在意義は失われていない。これらFF4は、例によってPS4とスイッチではプレイ不能である。
 PSP版は、GBA版での追加要素を含みつつ、同作で見られた極端なバグは解消されている。そして、独自の追加要素として、本編とアフターを繋ぐ「インタールード」が新規収録されており、
2DでのFF4の決定版と言える作品になっている。「ジ・アフター」については、初出がエピソード配信という特殊な形であり、PSP版が最も安定した環境で遊べるバージョンと言える。なお、「ジ・アフター」の携帯電話(スマートフォン)およびPC版は、DSリメイクをベースとした3Dでの動作となっているようだ。ちなみに、ゲームアーカイブスでは、スーパーファミコン版を忠実に移植したPS1版も配信されている。

 
「ファイナルファンタジー5」(1998/PS1)
 言わずと知れた、
FFシリーズ移植においての不遇作品その@である。PS3/Vita/PSPでは、「SFC版の移植であるPS1版のゲームアーカイブス版」(ややこしい…)をプレイ可能である。PS1版は、原作のSFC版と比べてロード等が劣化気味であり、GBA版以降での追加要素も入っていない。しかしながら、他のバージョンも、対応ハード・内容の両面で癖があるうえ、PS4とスイッチには移植されていないため、「FF5をプレイしたい」という場合、ゲームアーカイブス版も一考に値すると言えるだろう。PS1版にはディスクも存在するが、いま持っている人が手放さないためか、ほとんど目にすることは無い。

 
「ファイナルファンタジー6」(1999/PS1)
 
FFシリーズ移植においての不遇作品そのAである。FF5と同じく、PS4とスイッチに移植されていないうえ、決定版と言えるバージョンが存在しない。そのため、2019年のやり込み日誌連載では、WiiUでのGBA版というかなり変な環境を使うハメになった。こちらのゲームアーカイブス版は、FF5以上に原作からの劣化が激しいが、安定したプレイ環境を保有するという意味では我慢できるレベルである。中古のディスク版は、期待しないほうが良いだろう。

 
「ファイナルファンタジー タクティクス」(1997/PS1)
 FFシリーズの外伝で、「イヴァリース」の初登場作品でもある。PSPでは、2007年に「獅子戦争」と副題を付けて、追加要素ありでの移植が為されているが、
処理落ちが激しく、劣化移植と言わざるを得ない状況であるため、原作のゲームアーカイブス版にも存在意義がある。一応、携帯電話向けに、「獅子戦争」をベースとし、処理落ちも解消されたと言える移植が為されているようだ。中古ディスクは、熱烈なファンに支えられているためか、あまり目にすることが無い。
 「タクティクス・アドバンス」「タクティクス2」といったシステムと雰囲気の一部を受け継ぐ作品が出ているが、原作を含め、全てPS4・スイッチには移植されていない。

 
「ファイナルファンタジー13-2」(2011/PS3など)
 FF13のシリーズ内続編である。中古ディスク版は、初代13と同じく、どの中古屋でも安価で取り扱っている。
 この作品には、
有料DLCでの追加要素が非常に多いという特徴があり、PS4などの上位ハードに移植が為されていないため、ストアが閉店すると不完全版になってしまう。一応、追加DLCをディスクに収めた「デジタルコンテンツセレクション」というバージョンも存在するが、ほぼ見掛けることは無い。

 
「ライトニングリターンズ FF13」(2013/PS3など)
 FF13シリーズの完結作である。こちらのDLCは、おまけ要素が中心であり、本編のプレイに支障が出るようなことは無い。しかしながら、『13』『13-2』と比べた場合、
中古に出回っている本数が少ないため、ダウンロード版が購入できなくなると、新規プレイには一手間が掛かるだろう。




リメイクも良いが…まず現行機に移植してくれ!



まとめ

「クライシスコア」「FF12」…全く影響なし
「FF7」「FF8」「FF9」…リマスター版がPS4やスイッチなどで配信されており、ほぼ影響なし
「FF10/10-2」…HDリマスターがPS4・スイッチに配信されている。Vitaにこだわる場合も中古をそれなりに見るので問題なし
「FF13」…そもそもPS3にDL版が無かったので影響なし

「FF1,2」…PS4とスイッチではプレイ不能、PSP版独自の追加要素があるので注意
「FF3」…PS4とスイッチには移植されていない
「FF4」…P(略)(略)には移(略)。PSP版には、「2Dベースの移植」「ジ・アフターを含む」「繋ぎのシナリオがある」という独自の特徴がある
「FF5,6」…現行機に移植されていない。ただでさえプレイしづらい作品だが、その手段が更に減ることになる
「FFタクティクス」…現行機に移植されていない
「FF13-2」…DLCが多いため、ストア閉店で不完全版になってしまう。DLCを含んだディスク版はほとんど目にすることが無い
「ライトニングリターンズ」…13/13-2と比べると、中古ディスクの入手が難しい



 とまあ、こんな感じである。
割と影響が大きいね…。
 さて。上のリストにはほとんど書かなかったが、現在では多くの作品に
携帯電話(スマートフォン)版が存在するため、それを使ってのプレイも不可能ではない。ただ、携帯電話には、操作性を始めとし、移植度が低かったり、クラウドゲーミングであり回線速度に左右されたり、OSのバージョンアップで動作が不安定になったりなどと、なかなかもって問題が多い。私としては、やはりゲームはゲーム専用機でプレイするという文化から抜けきれないため、そういう方向性で、前述の一覧をまとめさせていただいた。
 ――そして。上の「まとめ」を見ていただければ分かるように、FFシリーズ過去作の移植は、「FF7以降(13を除く)」「FF1〜6および13シリーズ」で、
明らかな格差が存在する。特に、FF5・6は極めて不遇である。何故だろう、SFC三部作として、ファンに人気の高い作品だと思うのだが…。

 さて。ここまで、長々と述べさせていただいたが、一言で言うと
「決定版と呼べる作品を現行機(PS4/スイッチ)に移植してほしい」ということに集約できる。PS4は、言わずと知れた現行機であり、次世代機のPS5も「PS4の完全な下位互換性」を持っているため、今後しばらくはプレイに問題は出てこない。また、スイッチは、携帯機的な側面を持ったハードであり、過去作をプレイする環境としては、PS4/5以上に魅力的である。
 ――ということで、結論を言おう。
FF1〜6と13シリーズを、PS4およびスイッチに移植してくれ! ストアを閉鎖して、プレイ手段を減らすのなら、それくらいはやって良いであろう。なあ、頼むよ…。

(2021年3月31日) 320 PV

登録タグ/ ゲーム一般 FFシリーズ
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