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管理人の日記
【嘘】PSplusの新サービス:「ゼノビア」でVitaソフトが遊べない
Vita「……………」 |
本日、ちょっと気になる噂がネット上を駆け巡った。どうも、ソニーが、PSplusの追加サービスとして、「PS1,PS2,PS3&PSPソフトの配信」を計画しているようなのだ。コードネームは、「スパルタクス」である。
…まず、基本的な情報については、【こちらの記事】を見てほしい。英文であるが、現在では翻訳機能が優秀なため、PCブラウザでも携帯電話でも、日本語訳を読むことができる。題名下の「Shut up and take
my money」は、私の環境だと、「黙ってお金を取りなさい」と訳されているが、これは「よし分かった。買わせろ」という感じの、肯定的な表現であろうと思われる。
――さて。そんな記事の内容は、現在PSplusとPSnowで別々に提供されているオンラインサービスを統一するとともに、ソフト提供範囲を拡充し、「PS1,PS2,PS3&PSPソフト」を配信する。これらのサービスを、2022年春に、PS5とPS4向けに展開するということだ。その後の、Xboxゲームパスへの対抗がうんぬんという話は、筆者の感想であろうと思われる。
さて。私は、FFやり込みでも、それ以外においても、古いゲームをよく遊ぶ人間である。しかし、PS4にはPS3以下のソフトに対する互換が無く、PS5もPS4のみの互換性となっており、未だにPS3やVitaと言ったハードを片付けられないでいる。そのため、最新ハードで過去のPSソフトが遊べるのならば、非常に嬉しい。よって、まずは、この噂が真実であることを願いたいものだ。
…では、主要部分以外の細かいところについて、それぞれ論点を挙げていくことにしよう。
■PS携帯機はどうなるか?
古いゲームを遊ぶには「携帯機」という環境が嬉しいものだが、Vitaは既に新品の出荷が終了している。
据え置き機は、ゲーム環境を統一する意味では望ましいが、レトロなゲームをやるには画質も操作性も厳しいものがある。
→「リモートプレイ用の携帯機」か、それに類するものが出てくれれば理想的!
最高はVita復活だけどさすがにそれは無理だろう…。
■画質は向上するか?
Xboxでは、後方互換&品質向上機能により、事実上の「FF13シリーズのリマスター版」が配信されている(【日記:2020/12/9】など)。しかも、これは「互換機能」という枠であるため、新規にソフトを購入する必要すら無い。個人的には、Xboxの最大の魅力であると思っている。
よって、これと同等以上の互換機能を、PSハードでもサポートするべきである。
→下手にリメイクしてピのような悲惨なことになるくらいなら、旧作のパフォーマンス向上版が嬉しい。ディスク動作や旧DL版の互換もあれば完璧!
■トロフィーは追加されるか?
私は気にしていないのだが、巷では、これを目当てにゲームを遊ぶ人もいるくらいだという。
→当然、旧作もトロフィーに対応すべき!
■旧作ソフトの販売体系は?
過去作について、ゲームアーカイブスのように「DL販売」のみとするか、スイッチオンラインのように「レンタル形式」のみとするか、またはそれらを並行していくかは、分かっていない。
→個人的には、DL販売が嬉しい。レンタル形式は、結果的に割高になることが多いから、それ専用にはしてほしくないかな…。
■ストリーミングかDLか?
形式が、ダウンロードして期間内はオフラインで楽しめるか、それとも完全オンラインでしか遊べないストリーミング(「クラウド」や「オンデマンド」とも)かは、重要である。ストリーミング形式は、操作遅延や画質劣化が無視できず、間に合わせの代用品にしかならないからだ。
PSnowも、かつてはストリーミング形式のみで運営していたが、最近ではDL/ストリーミングの両方から選択できる作品が増えている。もっとも、ご存じの通り、PSnowは空気なので、上手くplusと統合し、二重課金感が無いサービスへと昇華するのは賛成である。
→もちろんDL形式を希望!
ストリーミングのみだったらガッカリ…。
■他社サービス、そして現在のPSplusやNowとの比較は?
Xboxゲームパスは、期間限定レンタル形式であり、一定期間しか対象ソフトを遊べない。全てのソフトは、DL購入ができる。時には新作がいきなりゲームパスに追加されることもあるが、代わりに月額は他サービスより高めである。
スイッチオンラインは、ソフトが増えていく形式であるが、買い切りで遊ぶことはできず、プレイ時には有料オンラインサービスへの加入を余儀なくされる。多数のソフトを少し遊んで満足するのなら、この形式が優れていると思う。ただ、最近ではFC/SFC枠のソフトがほぼ追加されず、N64ソフトも高額な追加料金が要求されるのが難点である。評価点として、エミュレーターのような便利機能が追加されるとともに、ネットワークを使って、1P・2Pのコントローラーを繋いだかのような協力&対戦プレイができるということがある。
PSplusは、加入期間のみソフトが増えていき、それを遊ぶために有料サービスへの加入が必要である。Nowはゲームパスのような期間限定レンタルである。どちらのソフトも、全てDL購入ができる。
→どの形式にも良い点と悪い点がある。だが、後発サービスとして再スタートをするのなら、良いとこ取りをするべきだ。
最前列右に居るやつ凄く強そう |
というわけで。妄想がはかどってしまったが、とにもかくにも、まずはこの噂が真実であり、最新ハードでプレイステーションの旧作が遊べると嬉しい。
…そして、細かく言うと、「PS2本体でのPS1ソフト、そしてPS3本体でのPS1,PS2ソフトのように、品質が向上してほしい」とか「携帯機っぽい環境が良い」とか「ストリーミングは論外として、有料サービスの加入中プレイだけでなく、買い切りで遊べるDL販売も必要」などと言った点もある。これらは、他社のサービスまたはPS過去ハードではできることなので、最新ハードの後発サービスならば、できて当然だと思うのである。
やれ、私は、PS4とPS5で互換性が無くなってしまったことにたいし、悲しい思いを持っていた。そのうえ、今年4月には、PS3やVitaといった過去ハードへのサポートの打ち切りが発表されてしまい、絶望的な気持ちになった(【日記:2021/3/30】【2021/3/31】)。まあ、それが撤回されたこと自体は良かったのだが、PS3やVitaは新品が出荷されておらず、現行ハードで遊べないことは変わらないため、所詮は延命策に過ぎなかった。
…だからこそ、ここで心機一転して、過去作を大事にする姿勢を見せてほしいのである。PSplusは、ゲーム系サブスクの中で先んじて普及をしたが、現在では他社の類似サービスも出てきており、古くなった存在であると言える。だからこそ、ここでしっかり再スタートを決めてほしいのだ。
――そんなわけで。私は、旧作の配信が、どのような形式で、どうやって行われるのかが、非常に気になっている。その提供によって、いま使っているVitaやPS3を前向きに片付けられる…つまり、旧ハードを完全に上回ってくれるようなサービスになることを願っている。
と、ここまで書いたのが。冷静になって考えてみると、最初に紹介した“噂”の記事には、「PS1,PS2,PS3&PSPソフト」と書かれており、何故かVitaソフトについて全く触れられていない。やれ、これは、Vitaがソニーからも黒歴史と見られており、もうサポートする気はないと…。いやいや、そんなことは無いであろう。さすがに、「スパルタクス」がVitaだけを仲間外れにするというのは悲しすぎる。ねえ、何かの間違いだよね…?
(2021年12月4日)
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