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管理人の日記
もうガシャストックも廃止して、期間内に自由に使える10連チケットで良くないか?
ちなみに私はキュートアイドルが好きです(聞いていない)
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本日は、「アイドルマスター・シンデレラガールズ:スターライトステージ」の運営が、本ゲームで最も重要となるガシャにおいて、コナミ語がごとく説明を行っていることについて、語ってみよう。
…以下、文章が異様に長くなってしまったが、結果を言うと、「ガシャストック」の10連無料が始まる初日にログインしても、それを使用しないことにより、2日目に始まるガシャで20連を回すことは可能である。
まず、「スターライトステージ」は、私が唯一プレイしている携帯電話(含iPad)向けのゲームであり、ジャンルとしては「育成音ゲー」という感じである。アイドルの美少女を集めて5人のユニットを組み、5ボタン式のタッチパネル音ゲーをプレイして、そのスコアを競うほか、各種イベントやスコアランキングといった対人要素も存在する。2015年に初登場した際は、キャラクターが3Dで踊ることが話題となり、業界における革新的なゲームとなった。それから6年が経ち、上位と言えるようなゲームも出てきたものの、今なお人気は健在である。私は、2周年の少し前くらいからプレイを始めたので、もう4年半も継続して遊んでいることになる。今も、たくさんの個性的な楽曲が追加されており、毎回の更新を楽しみにしているものだ。
…そして。このゲームの、良くも悪くも、最も話題となるのが、「ガシャ」である。わざわざ説明するまでも無く、“電子クジ引き”のことであり、一般的な「ガチャ」と同じ意味である。本ゲームでは、最高レアリティのSSRのうち、特にトップレアのアイドルが当たる確率は0.75〜0.4%と激渋である。そして、単純に有料アイテムで換算すると、ガシャ1回で300円と極めて高価である。そのため、狙ったキャラクターをどうしても入手したいと思った場合、数万〜数十万円というお金が飛んでいくこともある。
――ただ、それはあまりにも酷いと思われたためか、現在では様々な緩和策が存在し、少額課金や長期プレイによって、特定のアイドルを狙って獲得することが可能である。また、必ずしも目当てのトップレアアイドルを引けなくとも、そこそこの強さのキャラを使用したり、「高レアリティのアイドル」以外の目標を見つけることで、十二分にゲームを楽しんでいくことが可能である。私個人としては、「ガシャには課金しない」という方針を守りつつ、それ以外は是々非々で、スコアアタックの1つの目標である「金トロフィー」もそれなりに獲得し、しっかり楽しめていると思う。
では、話を本題に移そう。本日の問題は、ちひろ(運営)が用意した、無料10連ガシャと「ガシャストック」という機能にまつわる、コナミ語がごとく怪文書と、そこから発生するハイレベルな情報戦である。
…まず、今回は、大本である「シンデレラガールズ(ソシャゲ版)」の10周年を記念とし、スターライトステージにおいて、昨日(28日)から1日1回の、無料10連ガシャが提供された。ガシャは、有料アイテムを使って回そうとすると、かなりのお金が掛かる。また、キャラクター育成という面でも、まずはSSRアイドルを当てなければ話にならない。そのため、大規模な無料ガシャの提供は、本ゲームで最も重要なイベントであると言える。
――そして、ちひろは、2年ほど前から、この無料ガシャについて、「ガシャストック」という機能を用意している。これは、無料ガシャの提供期間中にログインできなかった場合に、その分のガチャをストックし、後からでもまとめて回せる…という機能だ。仕事などの都合により何日も遊べなかったり、この期間に新たにゲームを始める人にとって、嬉しい機能である…という考えだったと推測される。
さて。既に文章が長くなってきたので、ここからはサクサク進めよう。上記の通り、「スターライトステージ」には、無料ガシャの際に「ガシャストック」という機能が存在し、ログインしなかった分の無料ガシャをまとめて回すことができる。
…のだが、このゲームのガシャは、いつでも回せば良いというわけではない。ざっくり説明すると、各種の「限定」枠の価値が非常に高く、攻略面を重視するなら、その期間に回す以外の手は無いと言える。また、「限定」枠にも、大きく分けて3種類(月末フェス・月中フェス・月初限定)が存在し、それぞれ異なる強力アイドルが排出される。よって、自分の狙うガシャに戦力を一点集中するために、「あえてログインしない」という作戦が生まれたのだ。
――やれ。前述の通り、本ゲームにおいて、10連ガシャというのは、有料アイテムを単純に使用した場合、約3000円と決して少なくないお金が掛かる。そうでなくとも、SSRアイドルの獲得というのは、育成要素を楽しむうえで、欠かせないものである。そういうわけで、本ゲームの「ガシャ」は、金銭面はもちろんとし、ゲーム内容やプレイ意欲を大きく左右するものであり、そこを上手く調整しようとするのは、至極当然であると考える。
「無料ガシャが来そうになったらログインしない」が定石化した
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というわけで。このゲームの無料ガシャには、「ガシャストック」という機能があり、それを目当ての限定ガシャに集中させるため、「あえてログインしない」という戦法を取る人がいる…というところまでは、分かっていただけたと思う。
――が、問題はここからである。まず、このガシャストックという機能についての、ちひろの当初の説明は、以下の通りであった(【原文?】)。
○「ガシャストック」は、ログインできなかった期間のガシャをストックできる機能です。
○期間中に、ガシャストックを適用できるのは、一度だけです。
(以下、重要でないので、略)
さて。この機能が初めて提供されたのは、2020年1月1日であり、年末年始は特別なイベントで盛り上がっていたこともあり、日付が変わってすぐにこの文章をゲーム内で読む人が多かった。が、ここに、とんでもない罠が隠されていたのだ。
――この時、無料ガシャの提供は、1月1日から20日までの20回であった。そして、上の説明を素直に読めば、例えば、2日〜4日にログインしなければ、その分の+30回を、5日に開催されるガシャに回せるように思える。しかしながら、上のテキストには、「初日にログインをした場合、その後にログインしない期間があったとしても、もうガシャストックは適用できない」という隠れ効果が存在するのだ。恐らく、コナミ語っぽい表現をするならば、「初日にログインをした場合、0回分のストックを適用したことになるので、もう2回目の使用はできない」という解釈になるのだろう。
その後、あまりにも問い合わせが多かったためか、その年の秋ごろから、「例:キャンペーン開始日にログインした場合、その後にログインしない日があったとしても、ガシャストックは適用されません」と明確な説明が書かれ、とりあえず、間違えをする人はいなくなった。
…しかしながら、仕様は不可解なことは、全く変わっていない。しかも、基本的には、上記の説明はゲーム内で読むにも関わらず、説明を読んだ時点で「初日のログイン」をしているためアウトとなってしまう。そのため、「無料ガシャが提供されそうな時は、24時を過ぎても、すぐにはログインしない」という悪習が常套手段となってしまった(一応、タイトル画面に戻って、ログインせずに「お知らせ」から確認するという手がある)。
――だが、これは当然の話だ。前述の通り、10連ガチャは、有料なら3000円、無料アイテムを集めるにしても1〜2週間程度のマメなプレイが必要となり、「育成」というゲーム本筋にも大きく関わる。だから、それを有効活用したいと思うのは、当たり前のことなのだ。やれ、無料ガシャが提供されるのは、ゲームが盛り上がっているところである。そこで、ログインしないほうが得をするようなシステムを用意するとは、理解に苦しむものである…。
いいのか?
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そんなわけで。「ログインしないことが重要」という、プレイヤー数が命のオンラインゲームにとって不可解な状況を生み出していた「ガシャストック」だが、今回、新たなちひろ語録が生まれてしまったのである。
…というのも。「ガシャストック」の説明には、以下のような一文が存在する(【原文?】)。
○「ガシャストック」の利用期限は、適用翌日の23時59分59秒までです。
さて。これについては、本来ならば、ログインをしたその日のうちにストック分を使ってほしいのだろうが、もし23時58分とかにログインをしてしまうと、すぐに適用日が終わって、無駄となってしまう。そのため、1日の猶予を持たせたということであろう。
…しかしながら、様々な情報を調べていくと、どうも無料ガシャ提供の初日にログインをしても、2日目までストックして、それを利用できるらしいという噂が入ってきた。そして、今回の無料期間では、2日目から重要な期間限定ガシャが開催される。そのため、私としては、2日目に無料10連を集中させたかったが、1日ログインをしないと、その間はゲームで遊べなくなるし、スタージュエル(ガシャを回すためのアイテム)も、175個を失ってしまう。
――そういうわけで。私は、28日にログインしつつ、更に無料10連を「ガシャストック」によって29日に持ち越せたら良いなと思って、本日のログインを行ったのである。これにより、「初日にログインした」という条件を満たすため、普通の日本語の解釈をすれば、もうガシャストックは適用できない。もし、それで10連が流れてしまえば、もうそれは勝負に負けたとして、諦めよう。だが、持ち越せたら丸儲けである。というわけで、私は、この文書もあらかじめ用意して、24時を待っていたわけだ。
さて。その結果としては、見事に2日分の20連を引けるようになったのである。画像は、旧限定の復刻ガシャであるが、このまま15時まで待てば、強力アイドルが多数登場する「ブランフェス」を回すことができる。以上、初日にログインしつつ、2日目にストック分を当てることは可能だったのである。
…やれ、「初日にログインしたら、もうガシャストックは適用できない」とハッキリ説明されているにも関わらず、今回のようなことが可能な理由は、もうちひろ語としか言いようが無い。だが、あえて解釈してみるとすれば、上で書いたように、初日(28日)のログインによって、「0日分ログインをしなかった」という怪しい状況が生まれ、その次に発生した“ストック分”の10回が、翌日23時59分まで使用可能というルールに当てはまったということであろう。もう何が何だか分からない。本作には、「P(プロデューサー:プレイヤーのこと)は文字が読めない」という揶揄があるが、運営も頭文字Pなのだろうか。
――まあ、本作は完全オンラインゲームということで、今後に仕様が変更され、不可能になる可能性は大いにある。だが、現在のところは、こういう仕様だということで、私は得をすることができた。危なかった…。これで20連を引けなかったら、28日分の10連をドブに捨ててしまうことはもちろんとし、ここまで用意した文書も全てボツにせざるを得ないところだった…。
本人のリメイクや進化系のほか、闇落ちしたりコスプレ衣装にされたりと大変なお方
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さて。せっかくだから、本家本元の「コナミ語」のほうも説明しておこう。これは、コナミから発売されている「遊戯王カード」の不可解なルールやテキストを揶揄する言葉である。例の、BEMANIシリーズにおける伝説の誤字をもじって、「KONMAI語」などと呼ばれることもある。
例えば、「時」と「場合」というテキストによる違いを挙げてみよう。これは、「タイミングを逃す」というルールに関係しており、少し慣れた遊戯王プレイヤーからは普通に理解しているが、よく考えてみるとおかしいのだ。
…まず、「時」と「場合」の、通常の日本語としての意味は、ほぼ同じと言える。しかし、遊戯王カードにおいて、「時」はカード発動やアドバンス召喚(生け贄召喚)のためのコストとして墓地に送った場合は“タイミングを逃す”ために発動できないが、「場合」ではそれらにおいても必ず発動できる(ただし、「時」であっても、強制効果の場合は発動する。「場合」は、発動しない選択肢が選べるカードもある)。「時」と「場合」が、明確に違うゲーム用語となっているのだ。
――では、これを、無理やり通常の日本語で例えてみよう。あなたが、KONAMI帝国で販売されているカップラーメンを買ったとする。この際、「お湯を注いで3分が経った時、食べられる」と書かれていれば、4分が経ってしまえばアウトである。しかし、「お湯を注いで3分が経った場合、食べられる」なら、4分後にも食事を始められるのである。我ながら、何を言っているのか分からない…。これらは、「時と場合が違う」と表現されることがある。通常日本語の“時と場合が違う”は、「以前とは状況が違うだろ?」という意味であるが、コナミ語の場合は、そもそも単語の意味が違うのだ。
その他、有名なものとして、「対象を取る」というものがある。これは、初期に「ロード・オブ・ドラゴン
-ドラゴンの支配者-」というカードでいきなり登場し、当時の界隈を大混乱に持ち込んだ。しかしながら、その後は、「カードの発動時に相手を選ぶのが『対象を取る』」「効果の処理時に相手を選ぶのが『対象を取らない』」と、まあ分かりづらい内容であるものの、対象を取らない効果の代表例として、「サンダー・ボルト」「地砕き」「聖なるバリア
-ミラーフォース-」などの有名カードが存在するため、そこから少しずつ理解をされていった。
…しかしながら、テキストからは対象を取るのかどうかが明確でない場合があるという、物理媒体のカードゲームとしては致命的な問題が存在する。例えば、シンクロ時代の超強力カードである「氷結界の龍
トリシューラ」(【日記:2010/1/20】)には、「相手の手札・フィールド上・墓地のカードをそれぞれ1枚までゲームから除外することができる」と書かれている。これを見ると、最初に効果対象を選んで発動する、つまり「対象を取る」効果のように思えるが、このテキストには手札はランダムに選んで除外するという隠れ効果が存在する。効果処理時にランダムで選ぶのだから、対象を取る効果にはなれない。そして、それに釣られて、フィールドと墓地のほうも「対象を取らない効果」となってしまったのだ。
――さて、何故こんなことが重要なのかというと、遊戯王には「効果の対象とならない」という耐性が設定されているからである。これは、かなり初期から存在する防御能力であり、遊戯王カードの基本ルールと言って良い。具体的に、トリシューラの効果が「対象を取る」効果であれば、対象効果を無効にする「オベリスクの巨神兵」には効かず、次のターンに攻撃力4000で返り打ちにされる。しかし、実際には「対象を取らない」効果であるため、オベリスクは虚空へと飛ばされていってしまう。その他にも、「対象を取らない効果」は、発動側が有利となる要素が多く、明らかに対象を取る効果の上位として扱われている。ひょっとすると、最初に「対象を取らない効果」で売りさばいておいて、後からこっそり「対象を取る効果」へと弱体化する…という目論見があったのかもしれない(実際には、テキストは若干変更されていったが、効果内容は1回も変わっていない)。
というわけで。ちひろ語の元ネタであるコナミ語も、なかなか激しい語学であり、熟練するにはかなりの経験が必要となる。
――だが、もう、こういうことを言い始めてしまうと、もはや現実世界には枚挙に暇が無いのだ。例えば、日本語を「国語」として全国民に教えている日本政府だって、「戦力じゃなくて、必要最小限度の『実力』だ」とか、「単一国家であることを認めたわけではなく、『立場を十分理解し、尊重』しただけだ」みたいなことを普通に言っている。もう、ちひろ語とかコナミ語などという方言だけじゃなくて、日本語自体が難しい…。
(2021年11月29日)
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