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細かすぎて伝わらないゲームの好きなところ APS3/PS4 / やり込みinFF

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管理人の日記
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2022年1月29日(土)
細かすぎて伝わらないゲームの好きなところ APS3/PS4


 
死の運命と戦う女騎士というだけでも、へっぽこな干物姉さんというだけでもない!


 今日は、「細かすぎて伝わらないゲームの好きなところ」の第2弾として、PS3とPS4のソフトについて書いていこうと思う。くしくも、日本で人気の“2大RPG”が名を連ねることになった。
なお、PS5がプレイしたソフトが現状0本なので、もちろん選外です。
 
(関連記事…【@ SFC/PS/PS2】【B GB/GBA/DS/PSP】【C 3DS/Vita/スイッチ】

 
PS3/ファイナルファンタジー13:【(イラッ)そうだ、私が何とかする】
 こういうゲーム全般記事では、FF関連は避けようと思っていたのだが、
PS3ではあまりゲームをやっていないので、あえて本丸のFF13から選んでみた。
 このセリフは、2章の
セラがクリスタルになるシーンのものである。ここでは、セラの元に、ライトニングとスノウが駆け寄って会話を行うのだが、その主導権を巡った静かな争いが展開されている。上の「そうだ、私が何とかする」は、ライトニングの言葉であり、セラが「コクーンを守って」という願いを述べたのちに、まずはスノウが「セラもコクーンも、みんな守る!」と応じ、その後にライトニングが喋ったセリフだ。
 これについて、まず、喋った言葉自体、『私が』なんとかする」ということで、
スノウを完全に無視している。それどころか、その直前には、スノウの方向を見てあからさまに顔をしかめており、当時のライトニングとスノウの関係が険悪であったことが伺える。「人の生き死に」「世界の滅亡」を前にした者たちとしては、感情的で、実にしょうもない主導権争いである。しかし、そういうところに人間らしさが現れていて、物語としては良いと思うのだ。

 ちなみに、この会話については続きがあり、直後の3章で、スノウはライトニングにぶっ飛ばされている。だが、それで懲りるスノウではなく、7章ではホープに対して見事なまでの
地雷発言を繰り返しており、もはや斬新なギャグなのではないかと思わせるくらいだ。実生活だと、そういった「感情がむき出しになる部分」は、見るに耐えないようなものが多い。しかし、ゲームなどでは、そういうところこそが名シーンとなりうるのである。
 …やれ、こういった微細な感情を、文字だけでなく、「キャラクターの声」「表情」と言った要素でも表現できるようになったのは、ゲームハードが進化したからと言える。FFは、PS2時代からこういった部分にこだわっているので、そういうところにも着目して遊んでみると面白いであろう。

聖竜「私自身が世界となることだ」


 
PS4/ドラゴンクエスト11:【いつか邪神を討ち滅ぼす勇敢なる者たちが、巡り合うことを願って…】
 ドラクエ11の物語は、明確な3部構成となっており、その第3部のクライマックスでのセリフからである。
 まず、ドラクエ11では、
「生命の大樹」というオブジェが存在し、第1部〜第2部において、何度も重要な役割を果たす。この見た目でダンジョンでないというのには、当時とてもビックリしたが、それ以外では、物語のキーに相応しい存在となっている。 

 そして、クライマックスの第3部では、更に驚きの事実が明かされる。生命の大樹は、
かつて邪神に挑んで倒された聖竜の成れの果てであり、いつの日か自分が庇護する世界から「勇者」が現れ、邪神を撃破してくれることを願い続けていたのだという。そして、ラスボスの撃破後は、更なる動乱を予言し、「もし、自分が闇に落ちてしまったときは、勇者の剣で討ち滅ぼしてほしい」と嘆願する。
 その後、スタッフロール前後のムービーでは、「ドラクエ1」「3」を彷彿とさせるシーンが挿入される。やれ、発売前は、
「主人公=ドラクエ1の竜王では?」という予想もあり、それはハズレであったが、ドラクエ11が全てのドラゴンクエストの祖という部分は、あながち間違いとも言えなかった。
 ちなみに、スタッフロールについても、「初期ドラクエシリーズ曲のアレンジメドレー」および「過去作の名シーンを収録した映像」であり、
明らかにシリーズを一区切りしようという考えが存在している。既に、「ドラゴンクエスト12」は発表されているため、どのような作風になるか、楽しみである。

 ということで。「生命の樹」もとい「聖竜」は、ドラクエ11のみならず、シリーズ全体のキーとなりうる重要な存在である。しかしながら、作中の描写から推測するに、上記の説明は
非常に一方的な解釈であるようだ。
 …というのも。そもそも、ドラクエ11の世界には、最初は邪神が住んでおり、
そこに聖竜が挑んで返り討ちにされたのだという。その後、聖竜は、生命の樹へと姿を変え、勝手に「ロトゼタシア」と呼ばれる世界を作り、生命の循環を管理し続けた。そして、“ロトの勇者”となりうる者が現れたときに、「勇者の剣」を授け、邪神討伐の使命を与えていたようだ。どっちが邪神か分からん。
 ――やれ、物語の展開上、聖竜は“いいヤツ”風に描かれているが、別の面から見てみれば、まさに“神そのもの”という傲慢さである。いくら歴史は歪められるとはいえ、さすがにこれは酷いだろう。FF13世界といい、どうして神々というのはこう…。

 第3回では、携帯型ゲーム機に話を移したいと思います!

(2022年1月29日)

登録タグ/ ゲーム一般
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