◇トップページ > FFプレイ日誌 > 回復禁止 低レベルクリアー > No.14
回復禁止 低レベルクリアー プレイ日誌
超性能、買わずにDISC4に行くと悲惨 |
クジャとエーコを追って、エスト・ガザのグルグ火山へと進むところからだ。
…さて、ここで重要となるのは、ショップである。エスト・ガザのショップは、貴重品の宝庫であり、まず、船を入手した直後に来た場合(たまに海チョコボのみで訪れられると書かれていることもあるが、船だけで可能)は、ミスリル系の装備を取り扱っている。この中で、サラマンダーの「ミスリルクロー」は、前衛キャラの打撃武器で火力を更新できる。と言っても、直後にチョコボの穴掘りで、あの「カイザーナックル」が手に入るため、影は薄いのだが、ミスリルクローからは、FF9版ウィークメーカーである「呪い」が最速で覚えられるため、地味に今回プレイのクエール戦で活躍してくれた(【第12話】)。その他、ミスリルラケットやミスリルフォークなども、人によっては役立つであろう。
――いっぽうで、その他の武器と、防具に関しては、どれも完全な型落ち品…なのだが、ミスリル系の装備は、後にDISC4で合成素材として使う場合がある。該当するのは、ミスリルソードを使う「グランドアーマー」に、ミスリルベストを用いる「ブレイブスーツ」だろうか。何故か、どちらもFF12で活躍する装備品である。これらのミスリル装備は、DISC4では購入できないため、アイテムコンプリートを目指すのならば、この場所で買っておきたい。
そして、エーコ救出時には、ラインナップが様変わりし、ミスリル系を取り扱わなくなった代わりに、ストーリー相応の装備品が売られるようになる。
…さて、その中で、キャラクター性能を左右するほど重要なのは、ビビの「八角棒」だ。まず、装備アビリティとして、念願のガ系魔法×3を使えるようになる。また、装備すると風属性と水属性を吸収できるという点も強力であり、ガルーダ・赤竜といった直後の雑魚戦から、銀竜・神竜と言ったキーとなるボス戦まで、様々な場面で役立ってくれる。それらと比べ、水強化の能力は注目されづらいものの、「ウォータ」がガ系魔法以上の威力と燃費を誇るようになるため、3属性に弱点を持たない敵との戦いで使っていける。迷惑の追加効果は…ごめん有効活用法は無いと思う。
――というわけで。この「八角棒」は、ビビの実用性で最強武器であり、他シリーズなら伝説級のポジションに居ても不思議ではない。こんなものが普通に店売りされているのは驚きだが、その代償ということなのか、このエスト・ガザと、DISC3時のダゲレオでしか購入できない。DISC4では、エスト・ガザには入れなくなり、ダゲレオでも商品が入れ替わってしまうため、期間限定品なのである。よって、それらを逃してしまった場合、永久に八角棒は入手できず、ビビの戦力が大幅に落ちてしまうのだ。魔法使いキャラがガ系魔法を全く覚えられないというのは、ちょっと悲しすぎる。
ちなみに、その他のラインナップとしても、なかなかのものが揃っているので、一通り購入をしておくと良い。
…特に、私が注目したのは、「ンカイの腕輪」である。これ、しりとりで「ん」の次に繋げられるというアウトワールド要素を持っているが、物理回避に特化しており、魔法回避が0の代わりに、27という高い物理回避を持ち、更に物理防御力が2上がる。FF9のダメージ計算上、この+2の物理防御力が重要となることは多い。これまで、「ンカイの腕輪」は別々の場所で2個手に入っていたが、ここに来て店売りがされるようになり、安心して全員分を集められるのだ。ついでに言うと、上で触れた「ウォータ」は、この装備からのみ覚えられるので、ビビが着けるのもおすすめである。
――ちなみに、対となる「ヒスイの腕輪」も、この場所から購入が可能となる。だが、魔法防御+2と聖強化の能力はともかく、魔法回避率+27はどうやって活かせば良いのか分からない。FF9だと攻撃魔法を避けることはできないし、ステータス異常の回避率が少し上がったところで、ねえ…。
混乱で無力化し、猛毒・石化・ストップの3馬力で敵を倒す |
それでは、エスト・ガザの裏から、「グルグ火山」へと入っていく。この名称は、FF1からの復刻であるが、いわゆるRPGでの「火山」のように、溶岩がドロドロと流れているという感じではなく、FF9のそれは休火山・炭鉱といったイメージだ。
さて。ここは、最短クリアを目指すのなら、画面右に進んで井戸のようなところを下り、ハンドルを3回降ろして更に下へと降りれば終わりである。恐らく、FF9で最短のダンジョンであると思われる。なにせ全体像が広めなので、ガルガン・ルー(トレノの地下)よりも短さを感じてしまうのだ。
…しかし、だからと言って、簡単にクリアできるわけではない。まず、井戸を下った先では、「赤竜×2」との戦闘がある。こいつは、低レベルクリアーで最後の「経験値を持った強制戦闘(のうち、経験値を避けられるもの)」であるため、何らかの手段で、経験値を回避しなければならない。
――ただし。これは最後の経験値付き強制戦闘ということで、経験値回避手段がこれまでで最も多彩である。全てを挙げてみよう。まずは、ビビのストップとブレイクがある。ストップは、これまで散々お世話になってきた。一方のブレイクは、基本命中率がストップと同じであるため、特に敵へと使う理由は無い。また、武器の追加効果として、ストップならヘヴィランスとガストロフォーク、石化ならニードルフォーク、猛毒ならシザーズファングを用いれる。そして、自分をゾンビ状態にすることも可能であり、イーファの樹まで遠征してドラゴンゾンビに「ゾンビブレス」を掛けてもらうか、またはその辺の海岸(エスト・ガザから一番近い海岸で良い)でホエールゾンビに「ゾンビパウダー」を使ってもらえば良い。
そして、赤竜との戦闘内容自体も、そこまで難しいものではない。敵の攻撃は、「急降下」「真空波」「ツイスター」の3種類であるが、後者2つは風属性の全体攻撃であるため、風吸収の「八角棒」がさっそく役立ってくれる。また、「ローブオブロード」にも風無効の効果がある。そして、「急降下」についても威力が51しかないため、強力な防具でしっかり固めれば、Lv1であっても一撃死することを避けられる。ちなみに、吸収と無効を同時に適用すると、無効が優先され、回復はできなくなってしまう。しかし、この戦闘の場合、そもそもの打撃によるダメージも小さくなるため、特に注意しなくても良いだろう。そうして耐えている間に、ビビやクイナでじっくり戦っていけば良いということだ。
…いっぽう、やる人は居ないと思うが、一応、「オパール」を99個集め、ダガーをゾンビ化させたうえで、敵の氷弱点を突くシヴァの召喚を、氷強化&「おうえん」装備(またはロング版になることを期待)で使用すれば、敵HPの8000を超えるダメージを与え、一撃必殺も可能である。危なかった。先にこの情報を知っていたら、間違いなくやっていた。ちなみに、エーコは不在なので、ここでは力を活かすことができない。
しかしながら、風防御ができない戦士系キャラは、不遇である。威力が40の「真空波」は、防具を固めたうえで、風半減・後列配置などの対策によって、まあまあ耐えられる。しかし、「ツイスター」は、「35×(1〜51)までのダメージ」をランダムで受ける防御力無視技であるため、まあ貰ったら即死と言って良い。その後、魔法使いキャラが蘇生をさせても、またすぐ倒されてしまうので、そのまま放置したほうが良くなるのだ。
――ただ、その中でも、主人公であるジタンの活躍が光る。ジタンは、「エンジェルブレス」を装備した刀魂放気で、相手を混乱状態にでき、行動を封じられるからだ。特に、敵が残り1体になったところで相手を混乱状態にできれば、勝利は盤石のものとなる。この行動封印は、ストップ・石化・猛毒で相手を行動不能にする作戦でも、ゾンビで経験値をカットする方向性でも、どちらの方向性でも役立つであろう。
オンラインを赤龍武器まみれにして、ビッグブリッヂの死闘みたいな戦闘曲が流れる奴(違う) |
そういうわけで。グルグ火山には、2体組(マップ右側)・1体(マップ左側)・2体組(中央の井戸下、強制戦闘)の3パーティの赤竜が出現する。このうち、最初の2つについては、私はストップ・石化・猛毒を使う作戦で突破した。これらは、グルグ火山をクリアーすると出現しなくなり、奥のアイテムも回収が可能になるのだが、“腕試し”的な意味で、せっかくだから戦ってみたのである。
――いっぽう、最後の1パーティは、井戸の下で登場し、ゲームを進めるための強制戦闘となる。こいつも、それまでと同じ戦法を使えば容易に勝てる…のだが、ここで私は、青魔法の「ツイスター」を覚えていないことに気が付いてしまった。「ツイスター」は、クイナの青魔法の中では比較的まともな攻撃手段であり、この後に使用する可能性があるが、グルグ火山での赤竜で習得しない場合、次の機会はパンデモニウム探索時に出現するアバドン(雑魚敵版)となる。しかし、クイナはパンデモニウム雑魚3連戦で経験値を押し付けられる可能性が特大なので、今回のチャンスを逃すと、「ツイスター」自体を使えなくなってしまう。というわけで、是非ともこの機会に赤竜を食べて、「ツイスター」を覚えておこうと思ったのだ。迷ったら、食ってみろ!
さて、クイナの「たべる」には、経験値をゼロにするという効果は無いため、ゾンビ状態を兼用する必要がある。それ自体は、この後の宝石稼ぎでも使う予定だったので、特に無駄が発生することは無かった。しかし私は、その作業へと繋げるために、赤竜戦においても、4人ゾンビ・全員生存での勝利を狙った。この縛りが、無駄に難易度を上げることになったのである。
…まず、敵を「たべる」ためには、HPを1/4以下にする必要がある。これがなかなか難儀である。敵のHPは8000であり、サラマンダーが「カイザーナックルでの弱点攻撃」「風強化」「MP消費攻撃」「バードキラー」を全て使うと、なんと相手を一撃で倒してしまう。しかしながら、この中から1つを除くと、6000ダメージに足りないことがあり、他の攻撃を追加しなければならない。そうやってモタモタしていると、「ツイスター」でパーティが壊滅状態に陥ってしまうのである。もう4人生存を諦めて、死亡での戦闘終了後に「おふだ」→「フェニックスの尾」と復活し、再度ホエールゾンビにゾンビパウダーを掛けてもらったほうが楽な気もしたのだが、もう途中まで挑戦を進めていたため、ここで自分を曲げてはいけないと判断したのだ。
――そして成功時は、初ターンに「真空波」を喰らったが全員HP白のままで止め、すぐさま「ストップ」で片方を倒したうえで(別にゾンビ状態だからと言って、ストップ・石化・猛毒を使えないわけではない)、「刀魂放気」でもう片方を混乱させ、一気に敵側の行動を封じてしまう。その後は、敵の攻撃ターンを混乱状態で凌いだのちに、サラマンダーの打撃で5850ダメージを与えた。しかし、これでは、食べることが可能な1/4ラインである6000に届かなかったため、「バイオ」を追加してから、クイナの「たべる」で撃破し、見事「ツイスター」を習得した。初ターンで敵の行動を完全に封印し、2ターン目で戦闘終了である。だが、これくらい手早く戦闘を終えなければ、相手の「ツイスター」で倒されてしまうのだ。これだけ苦労して覚えたツイスター、「敵の時は強いが、味方にすると弱い」とならなければ良いが…。
というわけで。この「4人ゾンビ・4人生存での『ツイスター』獲得」は、初ターンの行動封印がカギであり、実際には開幕「ツイスター」で崩されることにより、なかなかの試行錯誤を要求された。あとは、クリティカルで9999ダメージを出して失敗したりな!
…しかしながら。「ツイスターを覚える」という目的だけを楽にしたいのなら、別に4人生存にこだわる必要はなく、上記のように、戦闘不能者を出しつつ突破して、ワールドマップで再びゾンビ状態にしてもらえば良い。ビビ・クイナなら、風属性に耐性を持たせられるため、容易に相手を倒せるだろう。さらに、今回は赤竜2体組を相手にしたが、もし1体で出現するパーティを相手にすれば、敵の初手を持ちこたえるか、またはジタンが先手を取って混乱させれば、もうそれだけで戦闘が終わりになると言っても良い。
――というわけで、今回も行き当たりばったりで「ツイスターを覚えたい!」と思い付いた結果、その部分で歪みが生じ、苦戦するハメになってしまった。まあ、良くないことだが、やり込みプレイには“よくあること”…としておこう。
■動画■
必要なのはトパーズ(イフリート)だが、オパール(シヴァ)も99個になる |
さて。赤竜戦を終え、ボスへと進む…前に、ここでは、イーファの樹の攻略時のように、宝石稼ぎを行っておきたい。
…今回のターゲットは、イフリートを強化する「トパーズ」である。この宝石を、最も早期に無限稼ぎできるのはウイユヴェールであるが、「ドッペルゲンガーのサラマンダーから64/256枠で盗む」という面倒な方法であるうえ、直後のボス戦で召喚を活かせるというわけでもなかった。一方、グルグ火山ならば、ゾンビ状態にして敵を倒すという、リマスター版の便利機能で簡略化可能な方法を使えるため、容易に99個を集められる。
――そして、倒す敵については、「レイス(赤・青)」である。この敵は、“灯籠を持ち、ボロボロの服を着たガイコツ”という感じの、オーソドックスな見た目のアンデッドであり、必ず赤・青の2体組で出現する。このうち赤の個体のドロップアイテムとして、96/256枠に「トパーズ」が存在するため、これを狙っていくのだ。特徴として、出現率が大変高く、私が稼ぎを行ったエリアだと、体感だが2/3くらいの確率でレイス2体組が出現する。そのため、繰り返しての戦闘が容易である。更に、それ以外の敵は「ヴェパル(赤)」と「グレネード」だが、ヴェパルも96/256枠にトパーズを持っているため、そちらを倒すことによっても宝石を増やしていけるのだ。
というわけで。以前にペリドットとサファイアを稼いだ時(【第11話】)のように、リマスター版の便利機能をフル活用し、稼ぎを行っていく。
…そして、今回使用する場所は、「入り口から1段下の、井戸の画面左側のエリア」である。選定理由だが、十字キーを押しっぱなしにした際のエンカウントの速さが決め手となった。どうも、ボタン押しっぱなしで壁に向かって走り続けてくれる箇所は複数あるが、敵が出現するまでの時間が明らかに異なるため、内部的な処理は同じではないようだ。稼ぎプレイとしては、右へ左へ走り回るよりも、ただ1ボタンを押し続けるだけのほうが明らかに楽である。また、各種の便利機能で自動化する場合、「エンカウントするまでの時間」が稼ぎ効率を決める重要な因子となる。そういうわけで、私は、今回プレイで使用した場所が稼ぎには最良と判断したのだ。ちなみに、同場所では、宝石稼ぎに関係ない「ワームヒュドラ」が出現しないという点も嬉しい。
そんなわけで。稼ぎとしては、十字キーの「↑」を押し続け、敵と遭遇したら各種の自動機能で撃破し、リザルトを○ボタンで飛ばす…という、かなり簡単なものとなる。これまでのやり込みでは、これより遥かに複雑な稼ぎ作業など日常茶飯事であったため、この程度なら全く問題ないというものだ。
――ちなみに。今回の稼ぎの目的は、イフリートを強化できる「トパーズ」であるが、レイスの青のほうの個体は、「オパール」をドロップする。こちらも、シヴァを強化でき、この後のバトルで有用であるため、集めておく…というか、トパーズのドロップ率は96/256なのに対し、オパールは256/256枠であるため、先にオパールのほうが99個に達してしまう。というわけで、100個以上のぶんは無駄となってしまうのだが、「トパーズだけを稼げる効率の良い場所」は特に見当たらなかったので、そのまま同じポイントでトパーズも99個にしていった。
筋肉モリモリ
マッチョマンのイケメンだ |
準備が整ったということで、いよいよボス戦へと足を進めていく。ここでの敵は、ゾーン&ソーンの成れの果てである「メルティジェミニ」であり、低レベルクリアーの難所としても知られている。
――さて、ここでは、難要素の一つとして、長いイベントシーンが挙げられる。この時代には、“イベントシーンを飛ばす”という考えが無く(そもそもムービー形式ではなく会話イベントだったからだろうが)、ボス戦の開始までに約5分が掛かる。そのくせ、バトルが始まると一瞬で全滅したりするので、かなりやる気を奪われていくのだ。当時は何とも思わなかったが、よくもまあ、昔はこういうやり込みプレイを耐えられたものだ…。
そして。その中では、エーコの召喚獣であるマディーンが登場する。これまで、私はマディーンを筋肉モリモリマッチョマンの変態だと思っていたが、コマ送りしてスクリーンショットを取ってみたところ、FFらしいイケメン顔をしていることが発覚した。この世界は獣人まで美形なのか…。
…ちなみに。マディーンの召喚で、それ以外に私が印象に残っているのが、初代PS版のときは、マディーンが岩石の上に着地して胸を掻きむしるシーンで、急に画面が滑らかに動くことである(【参考:初代PS版の動画】)。今風に言えば、「そこだけfpsが上昇する処理が為されている」ということであり、筋肉モリモリマッチョマンの変態が登場するシーンを高らかに盛り上げてくれる。しかしながら、少なくともPS4リマスター版においては、その仕様は再現されておらず(【参考:PS4版の動画】)、通常の動画処理と同じになっている。
――なお、他に同様の処置が為されているシーンとして、私が覚えているのは、魔法「ジハード」であり、初代PS版の時は、“隕石の衝突時”に倍速が掛かったかのようにコマ数が上がっていたが、リマスター版では特別な処理は為されていないようだ(【初代PS版】 / 【リマスター版】)。やはり、こういう、当時のスタッフたちの本当に細かいこだわりは、未来へと受け継がれないものなのか…。
無慈悲すぎる… |
それでは、ボスのメルティジェミニ戦である。
…こいつの最大のポイントは、全体無属性攻撃の「ウイルスけむり」である。一応、敵ミニマム状態(魔法攻撃のダメージが半減)やシェル、筋肉モリモリ マッチョマンのエーコを使用する(【参考:鰹節氏の「Lv1エーコ一人攻略」の第6話】)などの手はあるが、基本的には貰ってしまえば一発全滅と考えるべきである。しかも、「ウイルスけむり」こそバトル中に1回しか使ってこないが、同じく無属性攻撃の全体バイオも存在し、こちらは何度でも放ってくる。バイオについても、よほど魔法防御に特化していなければ、やはり一撃死である。
――ちなみに、どこまで信頼できるか分からないのだが、【海外Wikiの「メルティジェミニ」のページ】には、解析データーが載せられており、それによると、敵の行動は「@ハネ
Aハネ B単体バイオ Cウイルスけむり
Dウイルスけむり Eウイルスけむり F全体バイオ
G猛毒パウダー」の中から完全ランダムで選ばれるようだ(ウイルスけむりは2回目以降は選択しない。バイオはMP不足時は選択しない)。つまり、初ターンのウイルスけむり率は3/8、全体バイオ率は1/8であり、合計して50%の確率で即全滅ということになる。5分のイベントを見た後にコレはさすがにキツいぞ。
そういうわけで。この敵については、「ウイルスけむりを何とかして乗り切る」か「ウイルスけむりの前に瞬殺する」の対策が取られている。
…まず、「ウイルスけむりを乗り切る」ほうのパターンであるが、この攻撃を避けるだけならば、フライヤの「ジャンプ」や、「おまじない」によるリレイズ効果を使えば良い。ただし、これらで1人だけ乗り切ったとしても、次のターンで殺されてしまえばアウトであるため、そこを何とかしなければならない。特に、「おまじない」と「いつでもリフレク」は、魔石力の制限上、同時には装備できないことが、事態を複雑にしている。
――まあ、具体的なやり方としては、「おまじない」を誰か1人以上に装備させたうえで、サラマンダーの「オーラ」(単体にリレイズ+リジェネ)を使い、「いつでもリフレク」を装備しているキャラにリレイズを掛けると、上手く行きやすい。「ウイルスけむり」で全員が死亡したとしても、リレイズによって2人が復活し、かつ片方が「いつでもリフレク」の状態ならば、その後の全滅は有り得なくなるからだ(全体バイオが来ても1人以上は生き残れる。他の攻撃で「いつでもリフレク」のキャラが死亡したら、その人物から最優先で蘇生させる)。この辺りの、無制限低レベルプレイにおいての戦い方は、2007〜2008年の【低レベルクリアー.第11話】に詳しい。ただの低レベルクリアーの攻略なら、当時のほうがよっぽど細かく書けていると思います。
そして、もう一つの戦い方は、「ウイルスけむりが来る前の速攻」である。今回プレイでは、「おまじない」や「オーラ」によるリレイズ効果は、回復行為とみなし、使用を禁止している。また、「ジャンプ」でフライヤ1人がウイルスけむりを避けたところで、その後に他キャラを蘇生させることができないため、かなりの長い時間、フライヤ1人で戦わねばならず、勝率は高くできないだろう。
…いっぽうで、速攻を狙うなら、4人全員で攻撃して1セットでは勝てないのだが、2セットを使えば余裕でHP24348を削り切ることができる。また、「ウイルスけむり」への対策は無理だが、「バイオ」については、エーコのカーバンクルによるリフレクで防御が可能である。よって、何回かやれば、ウイルスけむり前の勝利は難しくないと思われる。今回は、制限の都合上、こちらの速攻を採用していった。
ダガーが活躍している…だと…?? |
それでは、今回プレイでのメルティジェミニ戦の攻略に入っていこう。
…まず、メンバーについては、エーコ・ジタン・ダガー・フライヤのハーレムパーティとした。このうち、エーコはビビと入れ替わりで加入する。グルグ火山の攻略時から、ビビとジタンは強制加入であるため、「エーコ・ジタン」の2名は、メルティジェミニ戦では固定である。
――そして、残った2名については、6人の中から選ぶことになるが、速攻を仕掛けるということで、火力の高いメンバーから順番に選びたい。その観点で、最も攻撃力があるのは、実はダガーである。敵は炎属性を弱点としているため、トパーズ99個の「イフリート」を火強化で当てれば、約9000という尋常ではない大ダメージを与えられる。そして、2番手としてはフライヤを使い、こちらも敵の聖弱点を「ホーリーランス」で攻め、そこに聖強化・MP消費攻撃・デビルキラーと重ねることで、だいたい6000〜7000のダメージを与えられる。この2人で2回ずつ攻撃すれば、それだけで相手を倒せてしまうのだ。FF9も、実は女キャラが火力担当のゲームだった…?
というわけで。アビリティについては、まず「猛毒パウダー」対策として、全員が「毒味の術」を装備する。次に、物理キャラは「MP消費攻撃」「デビルキラー」で攻撃力を高め、「まどろみの術」&「与一の心」で、自分の物理攻撃を当たりやすく・敵の物理攻撃を当たりにくくする。そして、魔法キャラは、それぞれの召喚獣を2回使うためには微妙にMPが足りないというところなので、「MP20%アップ」でそこを補っておく。
…そして、戦闘が始まったら、ジタンとフライヤは打撃、ダガーはイフリート召喚でダメージを与え、エーコはカーバンクルで味方をリフレク状態にする。これを繰り返せば良い。ジタンは2000、フライヤは6000、ダガーは9000ほどのダメージを与えられ、エーコはリフレクで敵の単体/全体バイオから味方を守るというブンブーン要員である。なお、敵から盗める装備品は、どちらも直後のダゲレオで購入可能であるため、「ぬすむ」を仕掛ける必要は無い。
――さて。敵の素早さは「44」と高く、先手を取られやすいのは難点だが、初手に全体バイオを使われたり、1,2ターン目でウイルスけむりが来たりしなければ、味方の火力自体は余り気味であるため、仮に戦闘不能者が発生したり、はたまたダガーが恥ずかしい呪いで動けなくなったりしても、十分に行動2セットで勝つことができるだろう。
そんなわけで。実戦では、無慈悲なウイルスけむりや無慈悲な全体バイオによって、何度か全滅させられ、リマスター版のオートセーブにて、「マディーン登場イベント前のジタンが階段を走っているところ」という変なポイントから再開させられたりもした。しかし、要するに2ターン耐え抜けば勝てるということで、そこまで勝率は低くないと思われた。
…そして、勝利時は、敵の初手が「猛毒パウダー」であり、毒味の術で無効化して1セット目は規定行動を入力した。その後、敵の2ターン目の攻撃は「エーコへの『ハネ』」であったが、運良く気合での回避に成功をしたため、フライヤとジタンが打撃を加えて敵を撃破した。なお、2セット目のダガーはコマンド入力を失敗するというオチも付いたので、個人的には満足である。あれだよ、ダガーが自由に行動できると強すぎるから、コマンド成功率を低くして、バランスを取っているんだよ…!
■動画■
また髪の話をしてる… |
そんなわけで。メルティジェミニの撃破後、少しイベントを進めると、ダガーが「コマンド入力を失敗しない。トランスが可能になる」という元々の状態に戻るとともに、飛空艇を自由に動かせるようになる。
…さて、ここでは、チョコボを最終形態の空チョコボに進化させられ、新たなチョコグラフを入手可能となる。また、新たにダゲレオへと行けるようになり、強力なショップと合成屋を使用可能になる。その他、幾つかの寄り道先と、そこで手に入る装備品も解禁される。
――ということで。ここからは、いよいよFF9も終盤と言える段階だ。低レベルクリアとしては、経験値回避のための運ゲーという最大の難要素は越えたものの、今後も難しめのバトルが目白押しである。そして、「回復禁止」の条件では、悪魔的難易度になるバトルも存在すると思われる。まあ、割と心配なのだが、これまでは楽な場面が多かったから、不安要素が多いくらいのほうが、やり込みプレイとして楽しめるというものだな…!
(2021年8月25日)
. . |