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管理人の日記

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バスケットボールは関係ありません(カゴというだけ) |
待ち望んでいたものが、ついに届いた。“まいばすけっと株式会社”こと、イオンの株主優待:「オーナーズカード」が到着したのだ。しかも、旧100株(新300株)なので、3%OFFの完全版である。
…さて、イオンについては、優待目当ての株として、有名である。旧100株(新300株)で貰える「オーナーズカード」は、イオンとその系列店(まいばすけっと等)で使用可能であり、購入価格から3%OFFの還元が為される(現金またはWAON
POINTで後日返還)。皆さまご存じの通り、イオンは普段遣いに優れたスーパーであり、その全商品が3%OFFというのはありがたく、優待株の基本であるとされてきた…。
――のだが。最近では、還元量に対し、株価の割高感が目立つ。イオン株の配当金は、旧1株につき40円(新1株につき7円×年2回予定)であり、配当利回りは1%未満である。そのため、投資の基準とされる「年間4%」を満たすためには、旧100株(新300株)の購入額と同等くらいの買い物をイオンで行わなければならない。以前に、7月12日に記事を書いた時は、旧1株(新3株)で4412円であったが、その時でさえ割高であると評価していた(【日記:2025/7/12】)。その後、夏と秋の2回の急騰を経て、現在のイオン株は、旧1株換算で7032円である。これの配当を、旧1株につき年間42円として、「年4%」の還元を得るためには、797600円以上の買い物をしなければならない。平均して毎週1万5000円をイオンで使えば達成可能である。無理である。というわけで、そろそろ“増配”=配当金を増やす、または、オーナーズカードの還元率上昇など、何らかの強化をしてほしいところだが、そうでなくとも株が売れているため、あまり期待はできそうにない。消費者になんかサービスしないで株主に還元しろ!(暴言)
というわけで。これも以前の記事で触れたが、イオンの優待については、「普段の買い物をするスーパーで、少しずつ割引が為される」という、心理的なメリットが大きい。そう考えると、この8月末を境に、1株を3株に分割して、「新100株で1%OFF」「新200株で2%OFF」、そして「新300株は3%OFF」で据え置き、とした理由も分かる。少ない投資額からスタート可能とすることで、多くの人に、割引感を味わってほしいということだろう。ただ、新100株ですら、現在は234400円であり、1年ほど前の旧100株(36万円程度)と比べて、さしてお買い得とは思えない。さらなる分割か、やはり抜本的強化が求められるというものだ。
さて。私については、8月中旬ごろに、イオンの旧100株を購入した。値上がり益は度外視し、割引のお得感を求めて…というのは嘘で、本当は夏の急騰で乗り遅れるなと購入し、そこからしばらく停滞して猛烈に後悔したのだが、結局は秋の暴騰によって大幅な黒字となったので、結果オーライではある。だが、馴れ初めは値上がり益だったとしても、途中で売らなかったのは、やはり優待を楽しみにしていたからという点が大きい。
…そして、そのオーナーズカードが、本日ついに到着したのだ。権利確定日(8月末)から2ヶ月後と聞いていたが、本当にその通りであった。オーナーズカードの使用可能期間は、“権利確定日”の8月末・2月末から6ヶ月間であるが、最初に届くまでは2ヶ月掛かるということで、初回のみ4ヶ月の使用となる。なるほど、このタイムラグで、“簡単には売らせず、中長期的に資金を集めよう”ということだ。うん、作者の人そこまで考えてないと思うが、実質的な短期売却対策となっている。もちろん、長期保有者が増えれば、株価は安定しやすくなり、投資家にとってもメリットというものだ。
――ところで、私については、イオン株を買ってから本日まで、できるだけイオンでの買い物を避けていた。理由は、“オーナーズカードが来れば、3%OFFになる”…つまり、到着前に買うと、3%の損をしてしまうからだ。よって、ここしばらくのイオンでの買い物は、近くを通った時に生鮮食品とワゴンセールだけ見たり、iAEONでの超安クーポンを利用するなど、小規模なものに留めていた。その枷が、オーナーズカード到着によって外れるということで、たいへん嬉しいものである。何を買いたいかと言うと…そうだね、まずはサラダ油と、それから、1kg180円の怪物パスタを見つけたので、まだ売っていたら、それを買い足したいと思っている。まあ、5%OFFではなく、全商品が10%OFFになるアルティメット感謝デーが最強だが(【日記:2025/8/9】)、次の“第2日曜日が10日になる月”は2026年5月である。さすがに半年後では遅すぎるので、まずは普段の感謝デーで我慢していこう。
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私が東京に住んでいた頃は全く意識していなかったが、今や多すぎて困るとか? |
ちなみに。オーナーズカードは、「家族カード」とセットで、自動的に2枚が到着する。しかし、還元が為されるのは、持ち主のみであるため、同居家族のように“生計を共にする者”以外に渡すメリットは少ない。他人と2枚態勢で使い、還元が為された後に、その人に現金等で渡す…という方式もあるが、トラブルになりやすいうえにメリットも少なく、あまりやる人は居ないであろう。
…また、従来は、「8月末・2月末の締め日が来たあと、しばらくしてイオンから手紙が来るので、それを実店舗のサービスカウンターに持っていき、現金で還元が受け取る」という一手間が必要であったが、最近だと、携帯電話アプリの「iAEON」にオーナーズカードを登録することにより、その還元をWAON
POINTで自動的に得られる。WAON POINTは、WAONステーションやイオン銀行などで、電子マネーWAONにチャージして使うことが一般的であり、「1WAON
POINT=1円」に、容易に変換が可能である。ちなみに、私も使っているのだが、“イオンカードセレクトのオートチャージ機能”を適用することで、「現金
→ 電子マネーWAON」の変換時に、0.5%のポイント還元を得られる。よって、“オーナーズカードの還元額を、現金でなくWAON
POINTで受け取る”という行為は、ごく僅かだけ損をしてしまうということになる。でもまあ、3%の更に0.5%ということで、元々の使用額:6667円につき1円が減るだけである。それくらいならば、「忘れることがない」「並ばなくて良い」「現金をジャラジャラ持たなくて良い」などのメリットが大きいと判断していった。あとは、せっかく電子マネーで受け取れるのだから、便利機能を使ってみたかったということもあるな。
――そして、このオーナーズカードの到着により、イオン株を売ろうという気持ちは、ますます無くなった。売ったり買ったりして権利を失うと、また2ヶ月間、使えない時期が出来てしまうからである。それにそもそも、これまでも、イオン株には「その他の株が全面安」という苦しい状況で孤軍奮闘をしてくれ、何度も精神的に助けてくれた。現時点で、既に2ケタ万円の含み益が出てくるが、売るつもりは全く無い。まあ、投資生活が破綻するくらいに生活が困窮するか、またはイオンが存在しない地域に引っ越したら売るかもしれないが、優先順位は極めて低い。完全にまいばすけっとに取り込まれてしまっている…。
ちなみに。私は、このご時世で1食100円を実行している人間であるが、イオンについても、その戦術の中核に位置している。近所のディスカウントストア・業務スーパーなどと比べても、各種割引等も含めて、価格面でアドバンテージのある商品は多く、例えば主食であるパスタは、1kg200円と、イオンがぶっちぎりで安い。「どうせ特価品でしょ?」「昔の価格でしょ?」などと思う人も居るだろうが、常設品であり、今月25日に寄り道したときも、まだ200円で売っていた。それどころか、180円のエジプト産パスタも登場し、価格破壊に歯止めがない。その他にも、フルグラや液体系の調味料、そしてワゴンの在庫処分セールなど、私のような
――というわけで。イオンは、私の節約生活を、大きく助けてくれている。その貢献度たるや、もはや国家より確実に上であろう。やれ、「ファイナルファンタジー7」や「エースコンバット3:エレクトロスフィア」など、“国家を超える力を持った企業”によるディストピアは、近未来SFのテーマとして頻出である。だが、私に言わせれば、それは間違いであり、国家に支配されている現実のほうがよっぽどディストピアだ。日本国よりイオン公国のほうが、多分、物価が安くて暮らしやすいよ。ジーク・イオン!(これが言いたかっただけ)
(2025年10月28日)

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