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管理人の日記
なんだか異様に眠いぞ…
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かわいい(語彙力) |
以前、例の山形理論で「菓子パン:231円」なるガバ比較が行われていたときに、私は「いや、今日の特売で、菓子パンを56円で買ったけど?」という反証を行った(【2025/5/5の該当部分】)。そしてこの時、私は「この値段なら、もっと前向きに、パンを主食にできるのでは?」と気付いてしまったのだ。
…さて、私については、主食はあくまで「米」と捉えていた。2022年の再就職後、出勤前の時間を節約するために、朝ご飯をパン食にしていた時期もあったが(【日記:2022/4/15】)、そのあと長くは定着しなかった。その後、カップ麺を利用する時期などを挟みつつ(【日記:2024/5/19】)、最近では3食自炊が完全に定着し、みそ汁・納豆ご飯(麦飯版)・レタスやキャベツのサラダ…などといった朝食に回帰をした。私が健康になってどうするのだ…。
――なのだが、例によって、食事のバリエーションがワンパターンなため、何か新顔を採用したいと思っていた。条件は、「コメベースではない」「安価かつ安定して調達が可能」の2つだ。パンは、この両方を満たしている。そういうわけで、パンについても、色々と新しく試してみたいと思ったのだ。
さて。まずは、「パンの安価な調達方法」だ。パンの消費期限と言うと、特殊な物を除けば、3〜5日程度というところであり、あまり長もちしない。
…よって、できるだけ近場で調達できることが望ましいのだが、ありがたいことに、私の近所のスーパーでは、どうやら下1桁が「5」の日に、全てのパンを2割引してくれるセールを行っているようだ。ちなみに、他のセールと重複する。その組み合わせで、私は“十分に1食となる菓子パン”を、税込56円という尋常ではない低価格で購入できたのだ。どういう式か忘れたが、とにかく、ちゃんとレシートを見て計算したので、間違っていないはずである。
ところで。私の生活において、既に、部分的にパン食は定着している。それは、「職場の夜勤」や「遠出の際」といった、“ルーチンから少し外れた行動をする時の食事”として、である。分類は、「携行食」という感じだ。
…とりわけ、「夜勤」の際は、夕→朝と2食が必要になるため、食パン1斤をそのまま持ち込んでいる(【日記:2024/12/27】)。概ね100円ほどで、熱量は1斤900kcal程度と、まあギリギリ2食にできるレベルである。味としても、市販の食パンには、マーガリンや塩が練ってあるため、そこまで酷いものではない。また、袋からそのまま食べることで、手を汚さずに食事ができ、途中で保管をする際は袋の口を結って閉じ、最後は縛ってゴミ箱に捨てられる。取り回しも100点だ。通称「食パンそのまま弁当」である。今の時代なら、「おむすびころりん」は、「食パンころりん」として語り継がれるだろう。
ただし、この作戦には、弱点が2つあって、まず、見た目が極限感に溢れている。食パンは、一般に、“他の料理へと派生するための素材”として捉えられることが多く、それをそのまま食べるというのは、かなり可哀想な人だと思われるようだ。実際に食べる身としては、“塩むすび”的な感じで、そこまで悪くはないのだが…。
――また、それとも関連するのだが、次の弱点は、やはり、そのままの食パンは、あまり美味ではないというものだ。夜勤での利用も、あくまで“間に合わせのカロリー補給源”、ゴブリンのその場しのぎである。よって、いくら熱量を補給できると言っても、家で食べるのには向いておらず、何らかの手間を掛けたほうが、食事を楽しむことができそうだ。
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素晴らしく状況に合ったセリフが存在した! |
というわけで。今回、パンの主食化を更に研究するために、揚げパンを作ってみたのだ。
…さて、まず、私の家には、オーブンなどのパンを焼く機械が無い。これまでパン食を主体として来なかったからである。よって、まずは、「サンドイッチ」での利用を思いついたのだが、私のレシピだと、肉が無いため、100%サラダ巻きとなってしまう。サラダはサラダで用意するので、風味としては、あまりメリットがなさそうな感じになってしまう。
――次に、「揚げパン」である。こちらは、その名の通り、パンを油で揚げた物であり、きな粉や砂糖を振って、菓子パンのような味付けにするのが基本だ。こちらは、味の方向性が既存料理と被らないため、食事の楽しみを広げることに繋がる。また、「油」と「砂糖」は、カロリーコスパが理論上最強に近い素材であると言われている。そのため、それらの消費を増やせることは、配当金生活を目指すにあたって、大きな助けになるだろう。今はどうだか知らないが、かつて、学校給食でたまに出てきた揚げパンは、非常に美味であり、普段の虐待みたいなコッペパンに対して、すごく嬉しかった記憶がある。
かくして。以下のような方式で、揚げパンを製作してみたのである!
と、こんな感じである。パンと砂糖は、基本的な食材であり、これでマズく作るのは無理だ。
…いっぽうで、「きな粉」については、大豆を挽いた粉であり、私にとっては専用調味料になる。基本的に、製菓材料として使われることが多いため、用途が狭く、余らせてしまう危険性が高い。ただまあ、独特の香りを持ち、揚げパンを楽しむためには必須であると思った。
――かくして、これらの組み合わせで、揚げパンが完成した。生の食パンと違って、カリカリした食感があり、非常に美味である。また、味の方向性が「お菓子」であるため、既存の主食と被らず、食事自体を楽しんでいける。適切な頻度で作ることによって、バリエーションを広げることに繋がるだろう。私の節約料理として、どうやら無事に定着させられそうだ。
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家族とか居ないけど料理は楽しいぜ |
さて。課題については、下のほうにまとめておいたが、最も大きいのは、「値段」であろう。主食というのは、主要なカロリー源であり、安価であることが絶対に必要だ。よって、価格こそ質であり、それを無視して語ることは、何ら意味の無い議論となる。
…では、具体的な価格面からの議論をしてみよう。今回の私の食パンであるが、1斤を73円で購入した(元値108円 × 5の付く日セール:2割引
× 消費期限間近:2割引 × 消費税8%。過程で出た小数点以下はそのつど切り捨て)。1斤の熱量は935kcalであり、カロリー倍率は12.8倍と良好だ。山形理論こと、「223kcalを取るための価格」で計算すると、約17.4円である。これと「49円」を比べて、高いと思わない人種がいるらしい。最初に挑発してきたのはそっちだからな。どこまででも乗ってやるよ。
――そして。完成品の「揚げパン」については、油・きな粉・砂糖を使うものの、使用量を考慮すると、全てタダみたいな物である。仮に1カテゴリ5円ずつとしても、合計して0.5斤ぶんで52円だ。これで、腹の膨れる主食となる。コストパフォーマンスは、非常に高いと言えるだろう。
しかしながら。これはあくまで、「5の付く日セール」で、しかも期限間近のものを運良く買えた時であるため、普段からこうとはいかない。セール日が10日に1回しか来ず、しかもパンの消費期限はさほど長くない。“同じ物の連食を避けるために、揚げパンを開発した”のに、月3回、猛烈にパンだけを連食する時期が出来てしまうのだ。加えて、同じスーパーでは、「5の付く日」に、納豆3パックが税抜55円で買えるというセールも同時上映している。麦飯とパン食が集中し、これまた好ましくない。この問題を解決するために、他の手段での食パンの調達を考える必要があるだろう。
――では、具体的に、どれくらいの価格なら安いと言えるかだが、分水嶺は、私の感覚だと、1斤で100円というところだ。「100mを10秒」みたいで、分かりやすく、美しい基準である。ということで、これを基準にして、揚げパンを作るかどうか、決めていこう!
(2025年5月17日)
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