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管理人の日記
ついに連休が始まってしまいました。共に生きようぜ
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サークルに新入生を定着させるための常套手段 |
暗黒魔城都市をクリアすると、暗黒神ラプソーンが復活をしてしまう。その結界を破るために、主人公たちは、賢者たちの「オーブ」を集めることになる。なお、そう言えば作中で明言されていないようだが、オーブは、七賢者の末裔たちが命を落としたその場所に存在する。墓参りをしろということだ。
…なお、このタイミングで、自称「不死鳥の巫女」(※写真クエストの題名では「神鳥の巫女」)という、謎のかわいいキャラが、2人セットで登場する。写真クエストの対象にも指定されているため、精神的・概念的な存在ではなく、普通の人間にも見えるようだ。だが、レティスは人間の言葉を喋れるので、存在する意義は無い。元ネタと思われる、DQ3の巫女(そして、その更に元ネタと思われる、ゴジラシリーズのモスラの巫女)に対するオマージュであろう。
ということで、世界を回りつつ、ついでに、主に3DS版で追加されたミニエピソードについても、回収をしていく。
…まず、3DS版の追加ではない、ゲルダから「怒りの鉄球」を貰うイベントだ。暗黒魔城都市に入れるようになるタイミングで、パルミド近くにある女盗賊のアジトを訪れると、ゲルダがヤンガスに、「怒りの鉄球」を貸してくれる。あくまで“貸す”だけであり、ゲルダからも念押しされるが、ゲーム上の行動として返す必要は無い。平和になった世界で返却したのであろう。なお、このような都合、売ったり、錬金して他アイテムに変えたりすることはできない。
――ちなみに、3DS版では、ゲルダは仲間キャラとして参加しているが、「この地を訪れることで、『怒りの鉄球』を貰える」という展開は変わらない。ただし、文言が異なっている…というか、2つのバージョンを比べてみると、共通するセリフは、ヤンガスの「ラプソーンのクソ野郎を倒したら、必ず返すと約束するぜ!」だけである(YouTube:【PS2版】 / 【3DS版】)。状況があまりにも異なっており、もはや、細かい文言の変更で対応するよりも、全て書き換えたほうが早いと判断したのであろう。
ちなみに、その「怒りの鉄球」は、ヤンガスの武器であり、「たたかう」でグループ攻撃が可能という特徴を持っていて、攻撃力も93と悪くない。
…しかしながら、スキル系統に属しておらず、攻撃力UPの恩恵を受けられない。また、このイベント自体が、特にヒントの無い寄り道イベントである。よって、情報を調べていなければ気付けず、初心者救済としては役立たない。逆に、調べていたら調べていたで、攻撃力103(+攻撃力20アップのスキル効果)の「覇王のオノ」など、更に強力な武器を手に入れているだろう。“ヤンガスの範囲攻撃”にこだわる場合も、ちいさなメダルで「破壊の鉄球」という上位武器が手に入る。必要枚数が多く、入手条件が厳しいものの、攻撃力は更に上であり、しかもグループではなく、全体攻撃だ。
――というわけで。怒りの鉄球を用いる場合は、「ゲルダから貰った武器を使う」というロールプレイ面に着目をしたい。ヤンガスの使用武器として、決して弱いわけではないので、こだわりがあれば、十分に活躍可能である。ちなみに3DS版では、ゲルダとモリーの加入により、まずヤンガス自体の立場が悪くなっているうえ、モリーはブーメラン、ゲルダはムチを装備できるため、怒りの鉄球が持つ「たたかうでの範囲攻撃」という意味も厳しくなってしまっている。しかしながら、「ゲルダから借りた武器を活躍させる」というロールプレイならば、引き続き使用可能…どころか、ゲルダとのコンビ的な楽しさも発揮できるだろう。このようなこだわりも、ゲームの楽しみ方として、また重要である。
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わざわざ恥をかかせる言葉選びをするやつ何なん |
次に、最初の町であるトラペッタへ向かう。ここでは、ドルマゲスに焼き討ちされていた「マスター・ライラス」のオーブが手に入る。
…それに加えて、3DS版では、占い師ルイネロの元を訪れると、ドルマゲスの過去についての追加イベントを見ることができる(正確なタイミングは、リブルアーチでのゼシカ復帰後)。なお、ライラスは開始時点でドルマゲスに殺害されていたため、PS2版の頃はセリフどころか姿も無かった。
――ちなみに、“ゲーム開始時に、トロデたちがトラペッタを訪問した理由”も、「マスターライラスがトラペッタに住んでおり、彼はドルマゲスの師匠なので、その足取りを知っているかもしれないから」というものだ。私も調べないと思い出せないくらい影が薄く、一番近くにある町だから訪れたのだと思っていた。ヤンガスが橋を落として、すぐ城に戻れなかったくだりは覚えていたのに…。
その追加イベントは、「占い師ルイネロの占い」という形で視聴できるが、記録映像レベルで鮮明な過去を見ることができる。こいつも魔法使いやろ。そこでは、PS2版の頃は先祖の影しか登場しなかった「マスターライラス」に加えて、「ドルマゲスの一般人自体の姿」も用意されている。また、トラペッタだけで完結せず、ドルマゲスが、トロデーン城へ向かい、神鳥の杖を強奪するシーンも入っている。そして、3DS版ということで、どういう仕組みか分からないが、映像だけでなく声も収録されている。エピソード追加として、なかなか豪華な出来である。
…さて、気になる内容だが、要約すると、「ドルマゲスは、ライラスから魔法を年単位で指導して貰えないどころか、厳しく叱責されたことをきっかけに、神鳥の杖を盗み出すに至る。しかし、ライラスが密かに進めていた研究は、ドルマゲスの才能を開花させるためのものであった。だが、一足遅く、ドルマゲスの凶行を止められず、殺されてしまった」という感じだ。
――まあ、これについては、現実世界の人間関係や仕事観にも依るので、解釈は人それぞれというものであろう。だが、私だったら、年単位で結果が出なかったら、もうその仕事は続けられない。ライラスは、ドルマゲスが禁じられていた魔導書を勝手に閲覧した際に、わざわざ恥をかかせる言葉を選んでおり、居るよなあこういうヤツという感じだ。作中でも触れられているが、ライラスの不器用な性格が、全ての物語の発端になってしまったのである。
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どこまでがPS2版にもあったイベントだっけ? |
続いては、リーザス村関連のイベントである。2人目の「賢者の末裔」が住んでいた場所であるが、実際に殺害された場所は「リーザス像の塔」であるため、村へ向かう必要は無い。いっぽうで、塔のほうは、また頂上まで登る必要がある。リブルアーチ関連のイベントといい、“クリアしてから2回も再訪を要求され、しかも近道など使わずに踏破しなければならないダンジョン”は、RPG全体でも稀というものだろう。
…ということなのだが、3DS版では、リーザス村にて、色々とイベントが追加されている。まあ、私はPS2版では、リーザス村にルーラしたあと、迷わず塔のほうへ進んだため、正確にどこからが追加要素なのか分からないが、ただ、実家関連は、間違いなく新イベントである。
――その内容はこうだ。まず、初回訪問時は大喧嘩をしていたゼシカとその母アローザだが、時間を経ち、気持ちに一定の整理が付いたということなのか、ゼシカを応援するような言葉を告げたのちに、主人公には、ゼシカの兄:サーベルトが使っていた「サーベルトの鎧」を託してくれる。
そして、その後に、仲間会話で宿屋に泊まるよう誘導され、ゲーム用語ということで宿泊すると、ゼシカと主人公が、村にあったサーベルトの墓を訪れるイベントが発生する。このイベント自体は小規模だが、これを見ることが、3DS版の大きな追加要素であるゼシカエンドのフラグとなる。やれ、ドルマゲスの過去やマルチェロ復活と並ぶ、3DS版の目玉と言える追加シナリオであるが、わざわざリーザス村に寄り道しなければ起こせず、既プレイヤーほど気付きづらいというイビツな構成になっている。ライラスほどではないが、3DS版のスクエニスタッフも、ちょっと不器用だ。
ところで。「サーベルトの鎧」は、3DS版の追加防具であり、主人公が装備できる。さすがに賢者の末裔が使っていたということで、守備力80・移動時HP回復・呪文ダメージ2/3と、強力な耐性を持つ。このイベントの解禁は、リブルアーチでのゼシカ復帰後ということで、最速タイミングならば無双できるし、クリア後クラスの戦闘であっても、特に遜色なく利用可能と言えよう。
…のだが、超強力なライバルとして、「はぐれメタルよろい」が存在する。こちらも、カジノ開放イベントを挟む必要があるが(【日記:2025/4/11】)、物語進行のタイミングで言うと、“リブルアーチでのゼシカ復帰後”であり、同時期だ。また、費用であるカジノコイン50000枚というのも、特に難しいとはいえない(【日記:2025/4/14】)。よって、あくまでバトル面の効率のみを考えると、サーベルトの鎧は、ゼシカの呪いが解けてから、はぐれメタルよろいの量産が始まるまでの、ごく短期間しか活躍ができないということになる。
――ちなみに。ゼシカ目線で言うと、「兄サーベルトと主人公は、似ている」ということらしい。気付いた人は凄いと思うのだが、3DS版の呪われしゼシカ撃破後に、“目覚めたゼシカが、主人公とサーベイトを重ねるカット”が、地味に追加されている(【PS2版】 / 【3DS版】)。しかしながら、非常に残念なことに、サーベルトの鎧は、着せ替え装備に対応していない。武器ではなく防具のため、ロールプレイとしても、そこまで面白いとは言えない。「はぐれメタルよろい」に無い能力として、移動時HP回復の能力もあるが、MPならともかく、HPが回復してもなあ…という感じだ。最後の、イベントで入手できるものの、“そのアイテム保有自体”が、他イベントへの派生条件となることもない。
以上の理由により、「サーベルトの鎧」について、純粋にゲーム的な活用を考えると、“はぐれメタルよろいを入手するまでの中継ぎ”として使用したあと、5000Gで売却するのが最良ということになる。だが、さすがにゲームであっても、故人の物をそういう扱いにするのは、気が引ける。結局のところ、袋の中で肥やしとなるに至ってしまった…。
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親衛隊3人のうち、女僧侶ちゃんには掛けない。EROよりもCEROを大切にしている! |
さて。その後は、サクサクと、賢者たちの思い出の地を巡って、オーブを集めていく。
その他、これらの地を回る過程で、ミニイベントとして、ベルガラックの大王イカを倒しておいた。
…まず、ベルガラックに入り、カジノの前を横切るルートでギャリング邸へ向かおうとすると、噴水のところで、大王イカが、水をビシャビシャとギャリング親衛隊たちに掛けている。なお、「大王イカ」は、雑魚敵であり、この場面に登場するのはHPの高い特殊個体のようだが、戦闘面で苦戦することは無いだろう。ちなみに、最後に口止め料として200コインを提示されるが、それを断ると400コインに増える。更に値段を釣り上げようとしても、そんな、ひどい…と、400コインが繰り返し提示されるだけである。なお、倒さなくとも、親衛隊がエンディング後も水を掛けられ続けるだけである。
――ちなみに、各種の会話では、「この大王イカは、ただ人間と遊びたかっただけなのでは?」などと示唆される。コイン400枚というのも、完全なるカジノのスターターというわけでなければ雀の涙であるし、このミニイベントのためにベルガラック内の戦闘マップを作るというのも、労力に合っていない。何から何まで不自然だ。ひょっとしたら、もう少し大きなイベントを用意する予定だったが、ボツになってしまい、作った分だけをとりあえずでゲーム内に収録したのかもしれない。そうだな、ベルガラック関連で戦闘を挟みそうな場面と言うと、カジノ再開が既に大きめ要素だから、その前の、ドルマゲス襲撃時に、戦闘を含むイベントが予定されていた、とかかな?
その他、PS2版においては、このパートでの仲間会話が存在しておらず、オーブ集めのために各地を回っていると、仲間たちから「今はこんな事をしている場合ではない」というキツいツッコミを受けていた。それが、3DS版では、専用テキストが追加され、違和感の無い物となっている。
…やれ、細かい要素ではあるが、こういうところからも、「PS2版で至らなかったところを良くしよう」というスタッフの気持ちが伝わってくる。どこぞの、駄作を6連発した連中に、爪の垢でも飲ませてやりたいものである。
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賢者たちの魂「早く来て…」 |
というわけで!
これらのオーブを集め終わると、いよいよ本編ラスボスである「暗黒神ラプソーン(第2形態)」へと挑戦ができる。
…ちなみに、レティスを使って、空に浮いているラプソーンに突撃をしていきたくなるところだが、それではバトルが開始できない。あまり区別していないが、主人公たちが空を飛んでいるのは、名称不明のレティスの子に変身しているからであり、レティスに乗るには、その元を訪れる必要があるからだ。
――そんなわけで、次は、大きな区切りとなるラスボス戦である。と言っても、PS2版の頃からそうだったが、DQ8では、裏ダンジョンにも物語が用意されており、もう少しだけゲームは続いていく。3DS版では、更に要素が増えているため、まだまだ楽しめる。よし、ラプソーンは、サクッと倒していこう!
(2025年5月2日)
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