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管理人の日記
もう夜は冷房いらないな。あとは日中の日差しだけだ
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2つ口のコンロと大きな冷蔵庫があれば、いっそ両方を作るのもアリなのだが |
先月から、私の料理レパトリーとして新規に定着した「野菜炒め(しお味)」(【日記:2025/8/31】)であるが、同じくレギュラー枠の「みそ汁」との使い分けポイントは、「冷蔵庫の容量」である。
…まず、これらのうち、調理が簡単かつ汎用性が高いのは、みそ汁のほうである。大量のお湯で具材を煮るため、火の通りムラが出ず、「くたびれた食材」や「キノコ・鶏肉のような食中毒を起こしやすい物」であっても、安心して投入できる。また、味付け側も、みそさえ最終的に入っていれば大体みそ汁になるので、具材側と同じく、カレールーやパスタソースなど、塩ベースの味が付いている物であれば、何でも使用可能であり、余り物の有効活用に適している。大量調理も楽勝で、単純に大きな鍋を使って、水と具材を増やすだけである。味の調整についても、最後に味見をして、濃ければ水を増やし、薄ければ味噌などを入れれば良く、味付けに失敗するほうが難しい。そして、調理後に冷蔵庫へ入れれば、丸2日くらいは
もってくれる。私は一度も食中毒を起こしたことが無いので、たぶん大丈夫だと思います。
――というわけで。「みそ汁」は、家庭料理として、既に完全態に近い存在である。だが、私の生活において難点と言えるのが、冷蔵庫の容量を圧迫することだ。私は、3年半前、今回の一人暮らしを始める際には、これほどまでに料理にハマるという前提を持っていなかった。そのため、容量87リットルという、一人暮らし用の、比較的
小さな冷蔵庫を購入した(【日記:2022/3/12】)。だが、今や、セール時の野菜の大量購入、そして大量調理は、文字通りの日常茶飯事になっており、「冷蔵庫のスペースをどうやって開けるか」が、常に頭の痛い問題となっている。そして、みそ汁は、水を使うため、作ると増える。だいたい私は、6〜7食分というくらいのみそ汁を一気に作り、利便性を考慮して、容器に分けてラップしたうえで冷蔵するのだが、もう調理直後は冷蔵庫がパンッパンであり、入り切らなかった時の絶望感はなかなかである。逆に、冷蔵庫の容量から考えて、作る量を加減するようなこともあり、その場合は、大量調理が容易というメリットを捨ててしまっている。
その他、これは、「冷蔵庫を圧迫する」に比べれば、些細な問題であるが、やはり、連続で作ると飽きやすい。みそ汁の風味は、癖の少ない風味であり、毎日食べるような利用法でも問題ない。しかし、毎日3食となれば話は別である。加えて、私は「食べることの楽しみ」を捨て、節約のために、ひたすら安い味噌と安い食材で作り続けるため、ますます同じような味が続きやすく、さすがにウンザリすることもある。
というわけで。そういう時に活躍してくれるのが、野菜炒めのほうである。
…まず、みそ汁の問題点への答えとして、野菜炒めは、水を使わないため、作ると体積が減る。まあ、野菜炒めの代表的素材であるキャベツだと、いったん千切って体積が増え、そこから炒めて減る形になるため、純粋に冷蔵庫の容量が減るかどうかは微妙なところだが、しかしみそ汁よりは圧迫量が少ないことは間違いない。また、味については、いろいろ考えて、私は「塩」を選択したのだが、その他の味も、もちろんいける。最近、気付いたのだが、野菜炒めはパスタの付け合せに100%流用可能なのだが、むしろ、「パスタなしで、野菜炒め自体の味付けにパスタソースを使う」という手も有り得る。通常、パスタソースは高価であり、かつ、1食分・2食分と使い切りでパックされているため、それを野菜炒めに掛けてしまうのは有用ではない。が、私は超安売りされていた750gのパスタソース(5食分くらい)を大量購入してしまっており(【日記:2025/8/10】)、開封済みは要冷蔵のため、冷蔵庫の中で余らせやすい。もちろん、みそ汁にも隠し味として投入しているのだが、野菜炒めの味付けに使うことで、活躍の幅が広がった。
――いっぽうで、野菜炒めは、みそ汁ほどは万能ではない。通常、フライパンで作ることが多いと思うのだが、一般家庭にあるようなサイズだと、すぐに溢れてしまう。焦げ付きを許容できるのなら、大きな鍋でも調理可能だが、それでも、みそ汁ほど極端な大量調理はできないし、短い間隔で掻き混ぜなければならないため、調理に手間が掛かる。火の通りムラも気になり、ニンジンなど、火の通りづらい食材が生臭いまま出てくることも、頻繁に起こる。最後に、味付けも難しく、「塩」というのは、僅かな投入量で一気に味が濃くなり、最悪の場合、一瞬で料理が台無しになってしまう危険性すら存在するのだ。
かくして。みそ汁の圧倒的な汎用性には、野菜炒めですら及んでいない。だが、「冷蔵庫を圧迫しない」は、私にとって、かなり大きなメリットであり、この観点で使い分けることが増えてきている。
――その他、忘れがちだが、風味についても、みそ汁と野菜炒めでは、同じ具材を使っていても、全く異なってくる。みそ汁は、味噌のホッとするような風味に、汁物としての安心感が加わってくれる。一方の野菜炒めは、シャキシャキした食感に、そして油と塩によるシャープな味がプラスされる。皆さまご存じの通り、料理とはFF13であり、“直前と違う物を用意すると評価が上がる”というシステムが存在する。よって、みそ汁と野菜炒め、どちらか片方だけを選ぶ必要はない。同時に存在することで、更に価値が上がるのだ。いっそ、同時に調理するのも有りかもしれない。冷蔵庫の容量にさえ余裕があれば!
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「キャベツ衣装(?)」という、人間界に存在しない概念にも、ちゃんと応えてくれるAI… |
そういう感じなのだが、現在、酷暑はほとんど変わらないものの、「スーパーの野菜売り場」は、既に秋に模様替えをしつつある。まず、キノコが値上がりした。以前にも述べた通り、キノコは「工場」的な場所で栽培されるため、旬というものが存在しない。一般に秋・冬が「旬」とされるのは、“人間がキノコを美味しく食べられる時期”というだけである。そして、その季節は、需要が増えるため、値段も軽く2倍以上に上昇する。このような事実により、私にとっては、来年の夏までキノコはバイバイということになるのだ。
…さらに。キャベツについても、ここしばらくは、スーパーの特売で、98円の品を、2個・3個と大量購入するのが習慣となってきた。しかしながら、これも冬に掛けて、値上がり傾向となる。さすがに、1個1000円にも達するような、今年1月の高騰は極端だが、それでも、値上がりすること自体は間違いない。レタスと共に、大幅に消費量を減らすことになるだろう。
――いっぽうで、何でも高くなるというわけではなく、どうやら、玉ねぎがこれまでよりは安くなってくれそうな感じだ。玉ねぎは、加熱必須であるものの、キャベツと同じように、味に癖が無く、連食に適している。さらに、これから涼しくなってくれれば、常温保管も可能となり、味・価格・保存の全てが揃った、万能食材となってくれるだろう。また、葉物野菜としては、白菜が登場し、これから冬へと進むにつれて、激烈な価格と量で、私を魅了してくれるだろう。大根も、可食部分が多く、1ヶ月近く長もちするので、安い日に買えれば、そこからしばらくの食を支えてくれる。
というわけで。主要野菜を、「キャベツ・キノコ」→「玉ねぎ・白菜」と切り替えることで、この先も「安くても楽しい生活」は維持できそうだ。
――ちなみに、それらの野菜と「みそ汁」も「野菜炒め」の相性だが、もちろん美味しく調理することが可能だ。一方の穀物(主食)側は、麦飯・パスタ・お好み焼き(小麦粉&大豆粉)と、いつもの方々である。しかし、これらのメンツは、「調理法」や「調達」、そして「保存」「風味」などで、とにかくメリットが大きく、だからこそレギュラーとして定着してきた。もっとこういう料理や食材を見付けたい…!
(2025年9月10日)
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