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FF12HD/かんたん低レベルクリアー
ナビMAPが乱れるミスト空間への対抗馬として現れたL3マップ君もさすがのグランデには無力だった |
前回まででドラクロア研究所でのドクター・シド(1回目)戦を終え、一行は港町バーフォンハイムへと移動する。ここから、物語は終盤と言えるパートに入るのだ。残すは、古代都市ギルヴェガンと大灯台という大きなダンジョンのみであり、ボス戦や仕掛けの難易度も高くなってくる。
…のだが。例によって、今回は寄り道部分に焦点を当てているため、やはりというか何と言うか、ストーリー中の敵は問題に成り得ない。前々作の「低レベル+入店禁止クリアー」では、終盤一帯のバトルは極めて難易度が高くなっていたが、前作「たたかう禁止
低レベルクリアー」では一転、せいぜいシュミハザ戦とドクター・シド(2回目)戦が少し難しかったくらいで、あとのボスはあっさり倒せてしまっていた。このようなストーリー終盤レベルのボスでも、ステータス魔法や属性攻撃に致命的な弱点を持っていることが多く、それを的確に付くことで、非常に楽に突破ができてしまうのである。
――というわけで。今回プレイにおいても、このギルヴェガン攻略のパートは大きな難関になるということは無い。そのため、いつものように余談も含みつつ、サクッと進めてしまうことにしよう。ちなみに、古代都市ギルヴェガンは前々作の「低レベル+入店禁止クリアー」&前作の「たたかう禁止
低レベルクリアー」でも印象的な場面となり、今回はそれらとの比較をしたり思い出を振り返ったりする内容が多いため、必要とあればそれらのプレイ日誌を別タブなどで開いて適時比較していただけると、より理解が深まることであろう。入店禁止クリアーについては【第9話:クリスタル・コア】、たたかう禁止低レベルについては【第8話:契約☆魔法少女】が該当範囲である。なんかふざけた題名なのが一つあるが、内容は正統派なのでご安心いただきたい。
そんなわけで。スタート地点は上述の通り、港町バーフォンハイムである。
…ここでは、新規にショップで買える魔法として、「ケアルガ」「ブリザガ」「スロウガ」「ダーガ」がある。それぞれ活用法のある魔法であり、「ケアルガ」はオリジナル版低レベルクリアーではアンデッドへの攻撃くらいにしか用途が無かったが、HPとMPの両方が大きく上がった今回の低レベルクリアーでは、通常の回復魔法としての実用性が存在する。装備やオプションの状況にも依るが、アーシェが使った場合の回復量は3000程度というところだろうか。また、「ブリザガ」は、氷属性最強魔法であり、「賢者の杖」で強化できるという特徴があるため、黒魔道士の主力として使用ができる。「スロウガ」は上手な使い方が思い付かないので置いておいて、「ダーガ」は闇属性最強であること以外に、「一発で渋滞を引き起こす」ということが良くも悪くも特徴的であり、オリジナル版ではその特性を活かして様々な戦いで使ったり「ダーラ」にあえて落としていったりした。しかしPS4版では、この渋滞が解消されているため、また異なる活躍の場面を見出すことができるだろう。ヤズマットハメ殺し作戦君の未来は果たして…?
――その他、この時点から、シナリオが「ドラクロア研究所を脱出したあと」というパートに入り、「謎の男(ギルガメッシュ)」などを含む新規モブや、大ボスの1体である「魔神竜」との戦いなどもオープンされるが、前に書いた通り今回は少しやりたいことがあるため、まずはシナリオ進行を優先することにしたい。回復アイテムなどを適当に補充し、必要な稼ぎも終えたら、いざ幻妖の森に出発である!
圧縮蜜砲(渋滞を起こせる濃度には達していない) |
そんなこんなで。幻妖の森に進み、稼ぎで何度も使用したセーブポイントの奥のエリアに進んで、今回最初のボスである「ラフレシア」戦である。
…さて、こいつに関しては、フィールドが「MPダメージ」の異常空間に包まれているうえに、オリジナル版では多用してくる「圧縮蜜砲」が一発で渋滞を引き起こしていたため、それで行動が滞っている間に相手のMPを削るという感じでイメージされた敵…かもしれない。ということは、渋滞が解消されたPS4版では、システム的な意味で弱体化した敵だと言えるのではないだろうか?
――さて。異常空間「MPダメージ」によるMP減少は1秒につき最大MPの6%、「HPダメージ」の更に2倍の数値とまさしく異常であり、放っておくと僅か17秒でMPが尽きてしまう。そして、「エーテル」で回復しようにも、今回は魔道士の最大MPが増えているぶんだけMPダメージの数値も甚大であり、ただのエーテルでは回復が追いつかない。事実上、魔法が使えるのは開幕だけという感じである。「亀のチョーカー」を使ってギルをMPに変換する手は有効だが、8660ギルしか持っていなかったので見送らざるを得なかった…。
そんな感じで、いろいろと厄介な要素を挙げてはみたが。基本的にコイツに関しては、暗闇&沈黙というクリティカルなステータス異常が有効なうえに、全ての攻撃が回避可能であるうえ、風というメジャーな属性を弱点としているため、ステータス異常で手足を縛りながら「エアロガ」や「風のペネトラテ」を装備した打撃によって大ダメージを与えることができる。HPなどその他のパラメーターも高くなく、あっという間に撃破することができるだろう。
…ただし。敵はHPが60%未満になると「仲間呼び」で雑魚のモルボルを出現させてしまう(「サイレス」で封印可能)。そして、この雑魚のモルボルは例によって経験値を持っているので、戦い方には気を付けなければならない。具体的な失敗例としては、「エアロガ」にモルボルを巻き込んでしまったり(経験済み)、バルフレアをバーサク状態にして銃撃で倒してしまったり(経験済み)、などというパターンが考えられる。
――というわけで。今回選んだのは、非バーサク状態のバルフレアを用いた単純な単体攻撃である。ヴァンは、序盤に「サイレス」「ブライン」だけを使い、以降はMPを消費しない「無作為魔」で攻めていく。こんな感じで、結局は軽微なステータス異常に対する「万能薬」に追われてサイレスが間に合わず、「仲間呼び」を使われてしまったが、バルフレアの行動をガンビットで制御してラフレシア本体のみを攻撃し続け、そして銃撃のダメージは10000を優に超すため、すぐに相手のHPを0にすることができた。なんかこのバトルって、毎回工夫しようとすればするほど苦戦する、変な感じである…。
あの光の力に目覚めたり幻想化したりと忙しい方? |
続いては、古代都市ギルヴェガン:水の門にて、本日2番目のボスである「ダイダロス」戦がスタートする。
…さて、こいつに関しては、第3作「低レベル+入店禁止クリアー」での苦戦が印象的である。あの際は、敵がHP<20%で使用する「大暴れ」で一発全滅という特性があったため、「ホーリーの魔片」で弱点攻撃&渋滞を発生させ、「最強の矛」で殴り続ける…という戦法で、なんとかギリギリの勝利を得ることができた。わざわざセロビ大地で「ホーリーロッド」を入手し、属性強化まで用いていった念の入れ用である。なお、当時のプレイ日誌には「徒歩で」という表現がやたらと目立つが、これは制限項目によって「テレポストーン」の入手手段が無いため、各種アイテムを稼ぐ際には目的地まで自力で移動をしていたという意味である。なんというか、まあ、凄いな…。
――が、その次回作である「たたかう禁止
低レベルクリアー」では一転、全員リフレク状態になって「ケアルガ」「コンフュ」を跳ね返し、相手の行動を封じ続けての楽勝撃破を達成することができた。両制限プレイの戦い方の違いを表す、象徴的なバトルの一つであると言えよう。
さて。今回プレイでは、「ケアルガ」はもちろん「コンフュ」も白魔法扱いであるため、そのまま戦うとアーシェに役割が重なりすぎてしまう。そのため、敵の攻撃力数値が「65」と少ないことに着目し、前回シュミハザ戦で用いた「グランドアーマー+守りの指輪」作戦を用いてみることにした。INT/PS4版の場合、これで物理防御力は73となり、敵の打撃ほぼ全てを0ダメージにまで軽減できるはずだ。それ以外の作戦は、銃を使うとあっという間に終わってしまうので封印したということ以外は、いつも通りの正攻法である。
…さて、それで戦っていくと、確かにパンネロに攻撃が引き寄せられている間は良いのだが、敵はHPが下がるごとに各種の範囲攻撃を使用し、それが後衛の魔法使いにも当たってしまうため、あまり戦闘効率は良く無い。特に、最後の「大暴れ」の際には、ヴァン・アーシェの2名がまとめて戦闘不能状態になってしまった。まあ、パンネロのHPが高かったため立て直しはできたのだが、何とも言えない感じのバトルとなってしまった。やれ、前回は「コンフュ」を「リフレク」で跳ね返すペースが上手くハマって相手の行動を封じ続けられたのだが、今回はただ漫然と「敵1体
- コンフュ」を設定していただけであり、実行までの時間が長い敵の「ダーラ」をわざわざ「サイレス」で封印してしまったくらいである。どちらも意識してやったことではないのだが、結果的には前回は大成功、そして今回は大失敗としか言わざるを得ないことになってしまった。
――更に、パンネロは混乱状態を解除しないために、「たたかう」ではなく「針千本」を唱えていたのだが、残念ながら「針千本」は混乱状態を解除してしまうという性質があったため、戦法として美しいものにはならなかった。ちなみに、本ゲームでは睡眠を解除する攻撃は必ず混乱状態も解除するという特性があるそうだ(攻略本の「睡眠解除」欄の説明より)。10年以上プレイしてきて、初めて気が付いたよ…。
最後に。バトルの根幹となるはずだった「グランドアーマー+守りの指輪」作戦であるが、実際にはどうにもダメージを0に軽減することができない。そこで調べてみると、どうもダイダロスはHPによって能力値を向上させるという珍しい特性を持っており、HP80%未満と40%未満でそれぞれ攻撃力数値を「5」ずつ上げるそうだ。というわけで、最終的な攻撃力数値は「75」であり、INT版以降の「グランドアーマー+守りの指輪」を持ってしても、敵の攻撃を0ダメージに軽減することはできない。もちろん、ダメージ自体は2桁レベルにまで軽減できるため、無駄にはならないのだが、戦術的な美しさという意味では、大きく傷が付いてしまうこととになった。
――というわけで。いろいろと新しいことを試すつもりでいったダイダロス戦であったが、そのどれもが奇跡的なまでの失敗を遂げるに至ってしまった。もちろん、素の戦力が高かったので勝利はできたが、意図して工夫していったことがほぼ全て失敗している。ここまで失敗して、それでも勝てるバトルというのはなかなか珍しい。「次の柱は健康(笑)」がごとく最低の噛み合わせであったが、やはりどうしても今作の環境だとゴリ押しが通りやすくなってしまっているのだ。「面白い戦法を考える」という方向性での難易度は、むしろ上がっている?
今回パートで何故かこいつだけ通常ボス戦のテーマ、前2体はPS4版新曲 |
続いて、ギルヴェガン内部を下に向かっていき、「火の門」にて本日3番目のボス「タイラント」戦である。
…さて、こいつに関しては、氷属性を弱点としているほか、混乱状態が有効であるため、魔道士2名を使って「コンフュ」「ブリザガ」を叩き込んでいく。盾役のパンネロは、「グランドアーマー+守りの指輪」を装備するが、今回は前回バトルの反省も活かすということで、相手の混乱状態の解除を防ぐために、能動的な行動は何も行わない。ちょうど異常空間で「わざ」も封印されていることだし。
そんな感じで。基本的には、「敵1体 -
コンフュ」でほとんどの場合は相手の行動よりも早く混乱状態を決めることができるし、今回は敵の攻撃力数値は最後まで「68」であるため、盾役のパンネロは攻撃を受けても0ダメージかそれに準ずる値まで軽減することができる。「ソニックファング」は、その名の通り素早く攻撃してくる技であるが、攻撃力数値は「70」であり、即死確率もたったの5%なので、大きな問題にはならない(似た名前の「クラッシュファング」は威力120の即死25%でCTも3で同じと完全に格上の技)。「ファイガ」や「貫通グラビガ」などの魔法攻撃には一応警戒をしていたのだが、運良く今回は一切使って来なかった。一応、INT版の特徴として、ちから・スピードが上がると共に「貫通グラビガ」の頻度が上がっているという強化を受けているようだが…。
――そんなわけで。ヴァンの「ブリザガ」によって10000を超えるダメージを与えられるということもあって、あっという間に相手を撃破することができた。こいつに関しては、これまでのような戦術面での大きな崩壊も無く、まあ上々という感じである。しっかし、低レベルクリアーでもこれくらい楽に敵を倒せるとなると、通常プレイは果たしてどれくらいぬるいのであろうか…。
「グランドアーマー+守りの指輪」作戦もっと流行れ |
そんなこんなで、クリスタル・グランデの内部に足を進め、本編シナリオ時の下のエリアの探索を進めていく。なお、ここにおいては、雑魚敵である「オセ」について、INT版から「デビルブラスター」を初撃で使う確率が用意されるようになり、厄介なステータス異常を発生させられるようになる機会が増えて大幅に強化されている。とはいえ、広大な上層とは異なり、シナリオ攻略中のクリスタル・グランデは一本道に毛が生えた程度の広さしか無いため、今回プレイの戦力では問題あるまい。いつも通り、ごく普通に雑魚を倒して進めていく。
…そんな感じで、最下層の「クリスタル・コア」を超え、「風の門」にて、ギルヴェガン最後のボス:“密告者”シュミハザ戦である。シュミハザと言えば、前々作の入店禁止クリアーでは熾烈な肉弾戦を強いられた一方、前作たたかう禁止では練りに練った戦略での一発勝利を飾ったことが印象的である。特に、その際に使用した「イージスの盾」+「グランドアーマー」+「守りの指輪」は、これまで自分が注目したことの無かった装備品であり、最終話のあとがきにも3つ揃って登場するほどの印象的な組み合わせとなった(【あとがき・該当プレイ日誌】)。
――やれ、「たたかう禁止
低レベルクリアー」でのこのバトルは、「クラウダ」で一発全滅の危険性があり、敵のバリアチェンジや「アスピル」「サイレス」によって魔法攻撃も妨害される中、「イージスの盾」で魔法を受け流し、「グランドアーマー+守りの指輪」で物理攻撃を2桁ダメージにまで軽減して、強力な片手武器を装備したうえでの「暗黒」によってダメージを与えていく。一つだけ余った頭装備を軽装備に当ててHPを確保していったこと、そして「暗黒」のダメージが「グランドアーマー」の力+12で強化されるうえに敵の「瀕死防御力UP」で軽減されないことなど、制限項目と実際の戦略が奇跡のように噛み合っており、まさしく「たたかう禁止
低レベルクリアー」を象徴するバトルの一つと言えるほどの完成度を誇るものとなった。
さて。シュミハザは、INT/PS4版においては、エクスデスと同じく魔力が34→56と上がっているが、代わりに極めて危険な「クラウダ」を使わなくなっている。まあ、この火力で「クラウダ」を放たれた場合のダメージは2000〜3000程度となり、通常プレイのレベルでも一撃でパーティを壊滅させうる威力となるため当然と言えば当然であるが、シュミハザを象徴する技が無くなってしまったということで、残念である。
…そういうわけで、INT/PS4版のシュミハザは単体攻撃しか持っていないため、敵の通常攻撃で一撃死しないHPを保ちつつ戦えば、普通に勝利をすることができる。敵は終盤「通常攻撃CT0」「魔法CT0」の両方を得て、ご存じの通り本作では「通常攻撃CT0」の打撃によって蘇生直後の味方が一撃死するような状況になると戦線の維持ができないという特徴があるが、逆に言うとそれさえ満たさなければ蘇生ループによって普通に戦っていけるのである。
――というわけで、勝つだけなら特に大きな難関にはならないのであるが、今回は上記の「グランドアーマー+守りの指輪」作戦を【FF大辞典の「シュミハザ」のページ】に掲載してくださった方が居るということで、それに感謝の意を込めて、今回プレイにおいても「グランドアーマー+守りの指輪」を使って戦ってみることにしたのである。ちなみに断じて自演ではない。自演して友達に噂とかされると恥ずかしいし…。
というわけで。使用メンバーは、ヴァン・パンネロ・バッシュの3名である。この3名は、共に「グランドアーマー」を装備できるという特徴がある。加えて「イージスの盾」を装備できるのは残念ながらパンネロ・バッシュの2名のみであるが、今回は「クラウダ」が無いため、一発全滅の可能性が上がる心配は無い。なら「イージスの盾」自体が必要無いんじゃ?
とか言ってはいけない。アクセサリはもちろん「守りの指輪」、武器に関しては、パンネロはブレイカー最強の「蠍のしっぽF」、バッシュは王道を往く「ブラッドソードA」を使っていく。
…そして戦法としては、今回は「たたかう」が使えるため、前衛の2名は接近して「たたかう」で攻撃、ヴァンに関しては、「グランドアーマー」を装備するため若干魔力が下がるものの、後ろから「コラプス」で攻撃をする。ローブオブロードで魔力を上げたほうが良いのではと言ってはいけない。今回は「グランドアーマー+守りの指輪」を装備すること自体に意味があるのだ。
――というわけで。前衛2名の「たたかう」では1000以上のダメージを、ヴァンの「コラプス」では装備やステータスの状況もあって2000〜3000程度と少し控え目のダメージを与えていく。途中、何度か「ショック」や「フレアー」が飛んできたが、ヴァンへの「ショック」は1700程度のダメージだったのでそのまま受け止め、前衛への魔法は全て「イージスの盾」で受け流すことができた。また、敵の物理攻撃に関しては、グランドアーマー+守りの指輪での物理防御力が67→73と上がっていることもあって、場合によっては0ダメージに軽減することもできてしまう。
そんな感じで。特に苦戦することもなく、シュミハザも撃破することができた。
…まあ、今回は前回より戦力が上がっており、制限項目も緩くなっているので、当然と言えば当然である。敵に関しても、魔力の大幅増という点は厳しいが、かわりに「クラウダ」が無くなってしまっており、相対的には弱体化とすら言えるかもしれない。上にも書いたが、もともとシュミハザは「クラウジャ」などの特殊魔法を持たない召喚獣であったため、そこから更に「クラウダ」まで奪われてしまったというのは、何とも言えない気持ちである…。
――ちなみに、召喚ライセンスとしてのシュミハザは、一切迷わずにシカリのパンネロに習得をさせておいた。これで、「フォーマルハウト」までの上位銃を装備することができ、バルフレアに次ぐ2人目の銃士として、雑魚戦や「回避無視」を持つ相手との戦いなどで活躍できる。しかしながら、今回はジョブの組み合わせ上、「ダークショット」で自分を撃ってHPを回復する手段が単体では使えないのが残念である(パンネロは魔装備を装備できず、デモンズシールドと両手銃は兼用できない。なおバルフレアも同様に単体では回復コンボを行えない)。なお、最強銃の「アルデバランY」は、機工士のバルフレアしか装備ができない(トライアル持ち込みで複数入手自体は可能)ため、そちらの利点も失われていない。
しゃべったあああああああああああああああああ!!!!!! |
そんな感じで、古代都市ギルヴェガン編もクリアーである。
…全般的な印象としては、とりあえずはPS4版での大きな難易度低下を受け、しっかりと装備も充実させていたということで、楽にクリアーをすることができた。一方、印象的な戦いが数多く展開された前々作「低レベル+入店禁止クリアー」と前作「たたかう禁止
低レベルクリアー」に比べると、作戦のミスを修正せずとも勝てるという、ゴリ押しに近い戦いが目立った。残念ながら、何年後かに振り返っても思い出せるようなバトルはできなかったのだ。
――まあ、この辺りは、単純に易化を嘆くというよりは、それに対応した厳しい制約の追加や、渋滞の解消を活かした戦法の開発など、PS4版での新環境に対応した新しい制限プレイを考えていくという方向性のほうが、どちらかと言えば前向きであろうと思われる。もちろん、今回は「かんたん低レベルクリアー」を名乗っているだけあってそこまでは行わないし、根本的な自由度の低下はどうしようもないのだが…。
さて。物語上では、一行は再び港町バーフォンハイムに戻り、次は事実上のラストダンジョンと言える「大灯台」の攻略を進めることになる。そしてシナリオ上では、「シュトラールが自由に利用可能になったあと」に進み、更なる強力モブや召喚獣に挑んでいくことができる。
――が、何よりも大きいのは、ゲストのレダスが加入することだ。やれ、通常の低レベルクリアーでは邪魔者扱いされることが多いレダスであるが、今回プレイではそんなレダスに焦点を当ててみるのである。もちろんネタ的な意味ではない。世界初(?)、レダスが活躍する低レベルクリアーの始まり始まりである。そして全ての物語を読み終えたのち、あなたは確信するだろう。やはりレダスは神であったと…。
(2017年9月16日)
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