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FF12HD/かんたん低レベルクリアー
乱世のイヴァリースに統一者たる神が現れた…その名もレダス! |
前回16話では、古代都市ギルヴェガンの攻略を終えた。次にシナリオ進行上で行うべきことは、最終ダンジョンである大灯台の攻略を進めていくことである。大灯台はこれまでのマップと比べても遥かに広大であり、事実上「下層」「中層」「上層」の3つのダンジョンを連続で攻略するようなものと言っても良いかもしれない。あれだ、新潟を考える際には「上越県」「中越県」「下越県」と捉えたほうが良いみたいな…。
…が、それよりも特徴的なことは、何と言っても大灯台クリアまで最終ゲストであるレダスが同行してくれるという点である。レダスは、オリジナル版においては「たたかう」「遠隔攻撃」のみを放つ肉弾戦キャラクターであり、INTでも傾向は大きくは変わっていない。
――やれ、このレダスの扱いは、やり込みプレイによって様々というものであり、例えば初期ライセンスプレイなどでは超強力キャラクターとして活躍する反面、制限緩めの低レベル系やり込みでは味方の火力が大爆発するため、邪魔者扱いされることが多い。当サイトのプレイにおいては、第3作「低レベル+入店禁止クリアー」では肉弾戦主体だったため貴重な火力源となったが、第4作「たたかう禁止
低レベルクリアー」では、勝手に「たたかう」を放ってしまうということで、終始封印される始末であった。なお放置にも、死亡放置・石化放置・ストップ放置など様々な手法が存在する。もうこれ文化だよ。
その他、通常プレイにおいてのレダスは、やたらと罠を踏みまくることが印象的である。
…やれ、このように移動や位置関係に関して難があるのはレダスに限ったことではなく、ゲスト共通の特性(例:ウォースラ「警報装置に気を付けろ」→自分から掛かりに行く、など)なのだが、大灯台は終盤ということで罠も多く、他にもコジャとデイダラのどちらかのみを倒して足場を作っていくという独特な仕掛けがあるにも関わらず手当たり次第に攻撃することなどもあって、レダスは多くのプレイヤーの記憶に残ることになった。良くも悪くも、FF12を象徴するキャラクターの1人である。なんてこったあーーーっ!!!
――なお、ストーリー上においても、レダスは描写非描写部分の両方で重要な役割を果たしているのだが、そちらでの行動および活躍に関しては、あまり評価されることは多くない。その他、容姿面においては、33歳にも関わらずあの思い切りの良い頭皮が心配されることが多い。
というわけで。ご存じの通り、今回プレイにおいては、銃や魔法によって火力が吹っ飛んでしまっており、ごく僅かの超強敵を除いて、久しくやり込みらしい戦いができないでいた。そこで、ここからしばらくは、レダスを主力として捉えた低レベルクリアーを行ってみるのである。これが、前々から予告していた「やりたかったこと」であり、ドラクロア研究所クリア後からモブや召喚獣を残しておいた理由である。
…具体的には、この時点で戦えるモブや召喚獣を、レダスの攻撃を主力として倒していくのだ。火力としては、瀕死+バーサク+ブレイブで約2000ダメージとなかなかの数値が出る上に、連撃も発生するため、悪くないパワーを誇っている。そして他のキャラクターは、レダスの補助を主として行動をしていく。まあ、一部のHランクモブや召喚獣などの超強敵に関しては、さすがにレダスのみでは骨が折れるため、他キャラも攻撃していくのだが、その場合もレダスを戦闘不能放置するなどといった味気ない行為はせず、あくまでも「レダスと共に戦っていく」という点を重視していきたい。
――ただし、制限項目としては、「レダスの攻撃を主力として倒していく」「レダスと共に戦っていく」という曖昧な表現をしたことからも分かるように、そこまで厳密なものではない(実際、冒頭のリンドヴルム戦の画像では、パンネロも「たたかう」を行っている)。あくまでも、今作の環境で全力を出し切ってしまうと一部の超強敵以外は全て瞬殺で終わってしまうということに対応した自主規制の一環であり、“お楽しみプレイ”の範囲を出ないものではある。とはいえ、これまで注目されることの少なかったであろう「低レベルでのレダスの打撃性能」というものがテーマになるため、何か新しい発見ができるかもしれない。
これが神の能力だ |
そんなわけで。まずはINT/PS4版におけるレダスの能力を説明していくことにしよう。
…まず、これはレダスのみならず、INT版以降におけるゲストメンバーに共通する事項なのだが、「ガンビットの設定が可能になった」「手動操作を行うことができるようになり、リーダーを任せることも可能になった」「ゲストメンバーのレベルも上がるようになった」という大きな変更が行われ、よりパーティメンバーに近い感じで使用ができるようになった。その他、細かい調整として、ゲストの使ったアイテムが通常通り消費される代わりに一部のゲスト加入時にはアイテムが入手できる(画面には何も表示されず勝手に増える)、技やオプションがオリジナル版よりも増えている、といった点も存在する。
――やれ、これらの調整により、FF12の名物の一つであったポーション王子が無くなってしまったのは残念だが、全般的には遊び方の幅を広げる方向性で変更が為されていると言って良いだろう。特に、オリジナル版の通常プレイでは物語を進めれば進めるほどレベルが離れていくのがゲーム的にも世界観的にも辛かったので、その点が変更されたのは大きいと言えるだろう。逆に別れるときの辛さも大きくなったと言えるが、それもまた愛着ゆえである。
そして。各種の制限プレイでは、ガンビットによって行動を制御できるようになり、これまでよりも大幅に使いやすくなったと言える。
…ただし、「レベルが上がるようになった」のは、低レベルクリアーにおいては苦しい。というのも、ゲストは装備を変更することができず、リザーブに引っ込めることも不可能なため、戦闘不能か石化でしか経験値を回避できないからだ。もちろん、「弱くてニューゲーム」を使うという手もあるのだが、相変わらず解禁条件が「トライアルモードのクリア後」と厳しく(初出のINT版ならともかく、PS4版では最初から選べても良かったのでは…)、今回もファイアフライ使用の低レベルクリアーを行っているため、残念ながらレダスを戦力として活用しながらそのレベルアップを避けるため、独特の工夫をしなければならない。
――まあ、レダスのレベルが上がっても最終メンバーのレベルには何ら影響は無いため、無視するという案も無いことは無いのであるが、それを認めてしまうと低レベルクリアーとして著しく微妙になってしまうし、何より私は「ただレダスが活躍する」のが見たいのではない。「低レベルのレダスが活躍する」のを見たいのだ。そうでなければ、面白くないのである。
ということで。レダスのステータスに関しては、上記の通りLv5/HP383/MP64、攻撃76/防御58/魔法防御41/回避35/魔法回避0、力43/魔力24というものである。また、オプションとしては「瀕死攻撃力UP」「瀕死防御力UP」「ターミネートチャージ(敵撃破でMP回復)」「被ダメージチャージ」「回避無視」「見切り」「有効ステータス時間延長」と一通りのものが揃っており、魔法・技に関しては、「たたかう」「遠隔攻撃」しか使わなかったオリジナル版から一転、「アレイズ」「ホーリー」「暗闇殺法」「針千本」「貼付」「肉斬骨断」を新規に使えるようになった。ただし、物理攻撃が空中の敵にも届くようになったということで、「遠隔攻撃」は剥奪されている。空中攻撃以外にも使い道のある技だっただけに残念である。
…さて、これらの能力をオリジナル版と比較してみると、まず全般的な装備品の能力向上の影響を受け、レダスの能力も若干の強化を受けている。攻撃力は75→76と上がり、武器回避率も+5→+10、CTも35→30へと強化が為された。防具も、内部的に付けている物の名前自体は同じだが、その能力向上と同じぶんだけ物理防御・魔法防御がそれぞれ53→58、35→41へと上がっている。
――反面、アクセサリに関しては「バトルハーネス(カウンター)」から「鋼のゴルゲット(瀕死攻撃力UP)」に変わっているが、そもそも鋼のゴルゲットが無かったオリジナル版でも瀕死攻撃力UPは持っていたため、純粋に「カウンター」が無くなって弱体化していると言える。さらに、それに引きずられた装備品による能力UPも、オリジナル版の「力+2」からINT/PS4版では「防御+1」に変わっており、最終的な力は45→43と下がってしまっている。とはいえ、これくらいの違いであれば、まあプレイングでカバーができる範囲であろう。
そして。これらを総合した、無強化でのレダスの能力は、主力となる近接攻撃に関しては、概ね500程度のダメージ・実連撃率10.5%・実回避率53%というものである。あれっ?
と思うかもしれないが、これに「瀕死攻撃力UP」「ブレイブ」「バーサク」を組み合わせることにより、ダメージは3.9倍となって約2000のダメージを与えられるというお話である。そして上にも書いた通り、連撃も発生するため、攻撃性は決して低くはない。反面、実回避率53%は、瀕死で戦う前衛キャラとしては不満の残る値である。戦闘不能になった際にも、すぐ状況を立て直せる態勢を作る必要があると言えるだろう。
…続いて、「遠隔攻撃」の代わりの遠距離攻撃手段として使える「針千本」に関しては、敵のレベル次第だが、だいたい命中率50%程度というところである。ダメージ・命中率・演出時間の全ての面であまり効率の良い攻撃とは言えず、何より頭皮が心配なのであるが、レダスが遠くから安定して攻撃できる手段はこれしか無い。このパートでは、こちらとの距離によって使う技を変える敵が複数存在するため、そういう場合は使っていかざるを得ないのだ。
――ちなみに、INT/PS4版で新規に追加された2つの魔法に関しては、大いなる期待を寄せてしまうが、レダスは消費MPカット能力を持っていないため、アレイズの消費MPは52・ホーリーは48と莫大であり、どちらも回復無しでは一度しか唱えられない。しかも、魔力に関しては一切補正が無く24と低レベルキャラのそれそのものであるため、残念ながら聖属性が弱点の敵であっても「ホーリー」の出番は無い。せいぜい、確実に自殺できるため、稼ぎプレイでレベルを上げたくない時には便利というくらいだろうか。自らの力が必要無い時には、光と共に旅立っていく…神に相応しい立ち位置である。
神を活かすための環境作りも重要だ(時間が掛かりすぎるので銃を使いました) |
では。これらの能力を、例えば物理アタッカーのバッシュと比べてみるとどうなるのか。それは、あまりにも苦しいと言わざる得ない。
…具体的には、バッシュは「ブラッドソードA」「デモンズシールド」装備で攻撃力92&実回避率62%&闇吸収、「グランドヘルム」「グランドアーマー」「ファイアフライ」装備で力61、「瀕死攻撃力UP」「瀕死防御力UP」に加え、使いやすい「HP満タン攻撃力UP」も存在する。無強化(「HP満タン攻撃力UP」もなし)でも与ダメージは1000以上、レダスと同じように全ての状況を整えた場合のダメージは4500にも達する。
――そして、HPに関してはもはや数倍の差、2ジョブ制を活かして行動時間短縮も3つ取得しており、MPは低いながらも各種の時空魔法を唱えることもできる。そして、状況に合わせてアクセサリを変えたり、さらに強力な大剣を装備することもできる…と。バッシュは、物理アタッカーとして非常に強力であり、それと比べるとレダスはかなり苦しい立ち位置にある。しかし、ただ漫然と使えばレダスが弱いことなどもう誰でも分かっている。それを活かして戦うからこそ、やり込みプレイらしい面白みが生まれてくるというものだ。
では。レダスには、バッシュと比べて一切の利点が無いのだろうか。いいや、レダスには、すぐ瀕死になれるというメリットが存在するのである。
…というのも。今回プレイでは、PS4版の2ジョブ制の超強力なHPアップライセンスの影響により、メイン6人のHPは全員1000を超えている。そして、FF12の制限プレイでは「瀕死攻撃力UP」「瀕死魔力UP」(どちらも実ダメージ2倍)の効果を活かすために、意識して味方を瀕死状態にすることがあるのだが、今回プレイではHPが高すぎてそれを行いづらいのである。
――やれ、前回の「たたかう禁止
低レベルクリアー」では、主制限に「HPアップライセンスの取得禁止」というものがあったため、装備品でHPを上げないようにしたうえで自身に「バヒール」を使えば約10秒でHPを1にすることができたのだが、今回だと約20倍というとんでもない時間が掛かるうえに、「バヒール」を使えるキャラもバッシュのみである。一応、新アイテムの「メテオライト(A)」を使えば自らスリップ状態になることができるが、前述の通り時間が掛かるうえに、大量入手が非常に難しく、あまり現実的ではない。「MPHP」を使う作戦も、ガンビット構築に工夫が必要なうえ、これまたINT/PS4版では使えるキャラが限られてしまう。
しかしながら、レダスはHPが低いままであるため、初期HPプレイのように、「バヒール」を使うだけで、簡単に瀕死状態になることができるのである。まあ、HPが383と微妙に高いため、HP1にするには38.2秒と少し時間が掛かってしまうが、実用性が失われるほどではないし、戦闘中は必ずしもHP満タンから瀕死を目指すわけではないため、実戦での運用における問題は無いと言えるだろう。
とはいえ。INT/PS4版においては、「瀕死攻撃力UP」の対となる「HP満タン攻撃力UP」のダメージアップ率も1.2倍→1.5倍へと強化された(瀕死系は2倍のまま変わらず)ため、そこまで無理して瀕死状態を作る必要は無くなった。
…と思いきや。瀕死状態には、もう一つの大きな効果がある。それは、連撃が発生した場合の攻撃数の増加である。もともとレダスの連撃発生率は10.5%とまずまずであり、最良の状態である「HP16分の1以下」を満たした場合、連撃が発生した際の平均攻撃回数は約9回と凄まじいものになる。これは、HP満タン状態では決して達成できない値(せいぜい2〜3回、多くても4回程度)であり、物理アタッカーとしての攻撃性を大幅に高めてくれる。これを使わずに、どうしてレダスを活かせると言うのだろうか。レダスは、瀕死状態での連撃によってダメージを積み重ねていくキャラクターなのだ。
神は純粋ゆえに邪悪な攻撃に弱い。ときには遠隔攻撃で囮が距離を取ることも必要だ。 |
というわけで。今回からの戦いでは、3人のパーティメンバー全員でレダスをサポートしていく形となるのだが、その中で特に重要なのが、上記の通り「バヒール」である。レダスは「HP満タン攻撃力UP」を持っていないことからも、「バヒール」はレダスの力を引き出すために必須と言って良い。唱えられるのは時空魔戦士であるバッシュだけだが、必ず投入していかなければならないと言えるだろう。ついでに「ヘイスト」も使うことができる。
…続いて、「バーサク」に関しては、ダメージ1.5倍&CT半分と、これまた物理アタッカーの能力を高めるために必須である。これは、バッシュが唱えても良いのだが、INT/PS4版で命中率が50%から100%に上がった「バッカスの酒」を自分で使えば良いだろう。一方、「ブレイブ」に関しては、INT/PS4版で「下町のカルバドス」という新規アイテムが追加され、これを使うことで瞬時にブレイブ状態になれるのだが、店売り品ではなく、レダスが最初に12個持ってきてくれる以外には大量入手もなかなか難しい(ナブレウス湿原のセーブポイント北のMAPが一番か?)ため、できれば節約し、通常通り白魔道士のアーシェを使って唱えるのが良いだろう。その他、敵にステータス異常を掛ける黒魔道士のヴァン、盾役のパンネロも必要となる。
――というわけで、フルにレダスをサポートするには4人態勢が必要となるのだが、もちろん入れられるのは3人までであるため、これらのキャラクターを必要に応じて取捨選択していくことになる。それらのキャラを使って普通に戦ったほうが早いのでは?
とか言ってはいけない。これは制限プレイなのだから。その他、「HP<50%の味方
- ケアルラ」などを用意していると瀕死状態のレダスを回復してしまうし、「味方1人
- 万能薬」なども、レダスのスリップ状態を解除してしまう危険性があるため、ガンビットによる専用制御も適時行っていく必要がある。やはりレダスは戦闘不能か石化放置が良いのでは?
と言ってはならない。これ以上レダスの心身に負担を掛けると、本気で頭皮が危ない。
そんな感じで、準備が整ったので、いよいよモブ討伐を始めていく。
…さて、この時点で戦えるようになっているモブは、「帝都アルケイディス到達後」に戦える「ダークスティール」、「ドラクロア研究所脱出後」に戦える7体、「シュトラールが利用可能になった後」に戦える7体、合計15体という全モブの3分の1にも達する量である。
――このうち、敵のランクに関してはB〜Hとかなり幅があるのだが、例によっていちいち貧弱な敵まで取り扱っているとキリが無いため、今回はHランク以外の10体のモブを表でまとめてみたいと思う。なお、順番についてはいつも通り倒した敵からとする。また、以前にも書いた通り、このパートで登場するモブの中にはINT/PS4版にて強化を受けたモンスターが多いため、そういった敵は名前を太字下線で表示し、具体的な強化内容を説明欄に書いてみることにする。では、さっそく行ってみよう。レダスの神話はここから始まる…!!
◆「かんたん低レベルクリアー」:レダスと共に苦難を乗り越えていったモブ | |||
ランク | モブ名 | 使用キャラ | 説明 |
B | ダークスティール | レダス パンネロ ヴァン アーシェ |
毒によって6958もの大ダメージを与えられるので、黒魔道士が「ポイズン」を使い続けていれば良い。 その他、「スロウ」と「ブライン」も有効であるため、特に問題は無い。 なお、この時点では、何を血迷ったのかレダスに「バブル」を掛けて「ケアルラ」で回復する正攻法を選択しており 「ブレイブ」すら掛けていなかったので、物理ダメージは700〜800と貧弱なものであった。 神の力を引き出すためには、もっと良い作戦を練らなければならない。 |
S | オーバーロード | レダス パンネロ ヴァン バッシュ |
INT版以降では、力と物理攻撃が大きく上がり、約3倍ものダメージを与えてくるようになった。 HP減少に伴う特殊攻撃を使わせると非常に危険であるが、ウイルス状態を無効化できないため、 「ぐりぐりばんばん」の打撃でウイルス状態を付加し、常にHP100%にして各種の強化を封印していった。 それでも盾役のパンネロが受けるダメージは1000程度となかなか厄介である。 HPは64325と高くないため、瀕死+ブレイブ+バーサク状態のレダスの2000ダメージ連打ですぐ倒せる。 ちなみにトドメはモテたいシークが奪っていった。神は唯一神であるためモテたいという欲望など存在しないのだ。 |
A | リンドヴルム | レダス パンネロ ヴァン バッシュ |
INT版にて、力・魔力・物理攻撃が大きく強化された。 …のだが、暗闇・沈黙の両方が効くという特徴は変わらないため、結局のところしぶといだけのモブである。 レダスの最大12連撃が炸裂し、7分ほどで撃破することに成功した。 ちなみに、今作の12連撃の演出は、「Hits!」の“下”に「12」が表示されるという変なものになっている。 他の回数の際はこのようなことは起きず、当然PS2版の際も横並びであるため、一種のバグなのだろうか…。 |
S | ゴリアテ | レダス ヴァン バッシュ パンネロ |
INT版にて、魔力が26→78という気が狂ったのか如くの強化を受けた。 しかしながら、案の定遠くの敵には魔法しか使わず、リフレク貫通も持っていないため、 リフレク状態にして遠くから攻撃することにより完封が可能。 なお、反射魔法は「バマジク」でガードされるため、レダスが「針千本」で攻めることにしたのだが、 あまりに時間が掛かりすぎるため、途中でパンネロを出して銃による攻撃を加えていった。 神の髪は貴重な資源であり、無駄遣いは許されないのだ。 |
S | デスサイズ | レダス ヴァン バッシュ アーシェ |
INT版では、名前通り「デス」を覚えたほか、終盤で「通常攻撃CT0」を得るという強化を受けている。 しかし、暗闇・沈黙・混乱・スロウなど、主要なステータス異常が全て効いてしまう。 結局のところ、途中の魔法障壁がウザいだけという印象を拭いきれないモブであった。 なお、初回の挑戦では雑魚のエルヴィオレが乱入してきて台無しにされたので、2回挑戦している。 |
ジャッジマs…神は治安を乱すものを決して許さない! |
ランク | モブ名 | 使用キャラ | 説明 |
A | ヴィーラル | レダス ヴァン バッシュ アーシェ |
INT版では、力・物理攻撃・物理防御が大きく上がった代わりに、魔法防御が少しだけ下がっている。 例によって、暗闇・沈黙・スロウ・混乱・睡眠といった主要なステータスが全て効くため、大して強くは無い。 しかしながら、防御が24→48と2倍になり、攻撃力75のレダスの打撃は普段の半分近くにまで軽減されてしまう。 しかも、アザーメンバーの旅のヴィエラが、HPの減ったレダスに「ケアルダ」を掛けて攻撃を妨害してくる始末。 結局、倒すまでに10分近くの時間が掛かってしまった。神にも限界は有るのである。 |
S | カトブレパス | レダス ヴァン バッシュ アーシェ |
INT版においては、これまた力が42→72と大きく強化されている。 しかしながら、物理攻撃主体の敵にも関わらず暗闇が効いてしまい、「回避無視」も最後まで得ることはない。 回避無視が無い暗闇は、武器の回避・盾の回避・パリィの回避が全て2倍となり、最後に50%のミス判定がある。 レダスですら回避率92%と、攻撃が当たらないも同然のような状況にできるのだ。 神は勇ある全ての者に力を貸すが、どうもガリフ族は知恵のほうがからっきしのようである…。 |
S | ワイルドモルボル | レダス パンネロ バッシュ アーシェ |
INT版では、力が38→56と強化されている。 他と比べると強化は少なめだが、「回避無視」に加え、一度切りのHP全回復や魔法障壁に加えて通常攻撃CT0も得る強敵。 ステータスは暗闇・沈黙が有効だが、すぐに「とてもくさい息」で反撃されたのちに「活性」で解除されてしまう。 敵が小さいうえに、全員が補助に回る都合上密集しやすいため、くさい息系統の被害はかなり大きい。 そのため、今回はステータス異常は諦め、盾役のパンネロがデコイ状態になりながら「遠隔攻撃」で距離を取り、 わざと味方を散開させることで「とてもくさい息」によるパーティの機能停止を抑えていく戦法を取った。 正直、Hランクのキャロットよりもずっと強かったぞ…。 |
A | ピスコディーモン | レダス ヴァン バッシュ アーシェ |
この表の中では珍しく、特に強化を受けていないモンスター。 敵はHPが20%未満になると、一度だけHPを全回復すると共に、自身を大きく強化してしまう。 魔法はCT0であり、特に「バイオ」「ダーラ」は必ずと言って良いほどレダスが巻き込まれて戦闘不能になってしまう。 それ以外にも、盾役を一撃で潰す活力無視での「デス」など厄介な行動は多い。 しかしながら、2回ぶんと考えてもHPが低いため、それほど苦戦を感じるまでもなく倒すことができた。 なお、こいつに関しても、一回バロンが乱入してきてやり直しになっている。雑魚掃除は念入りに。 |
A | ベリト (バッガモナン一味) |
レダス ヴァン バッシュ アーシェ |
アザーメンバーのモーニも含めた、5vs4の乱闘となる。 バッガモナン本体以外の3体には、全て暗闇・沈黙・睡眠・スロウが効くという共通の特性があるため、 唯一かもしれないガ系ステータス魔法の出番である。 レダスは狂戦士状態になっておりターゲットの指定はできないが、お供のHPは全て27326と低く、先に倒れてくれる。 見た目はかなりの乱闘だが、敵の攻撃に4桁ダメージへ達するような危険なものは無いため、特に問題は無いだろう。 ちなみにモーニは、レダスに「ケアルガ」を使ったり、スリップを「リジェネ」で解除してくれたりする。邪魔である。 |
というわけで、あまりに表が長かったため2つに分けたが、こんな感じで計10体のモブを撃破することができた。正直、これだけ書き込むのなら表じゃなくてちゃんと文にしたほうが良いのかもしれないが、まあそのあたりは文章制作上の都合である。
…さて、この中でピックアップしておきたいのは、まずはランクSの「ワイルドモルボル」である。こいつに関しては、「とてもくさい息」がHランクのキャロットと同等の性能を持つうえ、敵の体が小さく、さらにFF12では「何も行動をしていないキャラクターはリーダーに近づいて停止する」という行動を取るため、盾役・接近して攻撃するレダス・サポート魔法使いの全てが「とてもくさい息」に巻き込まれやすく、際立って危険である。そのため、今回は盾役のパンネロに「遠隔攻撃」を使わせてあえて密集を防ぎ、「とてもくさい息」の被害を抑えていくという戦法を取った。やれ、途中でのHP回復や魔法障壁、そして最終的には通常攻撃CT0&回避無視の両方を得ることなど、同じくモルボル系のランクH:キャロットと比べても遜色ないくらいの強敵だった。むしろ、物理ダメージも強化されたINT/PS4版では、向こうを上回っているくらいかも?
――また、その他に関しては、「ベリト(バッガモナン一味)」については、PS4版にて日本語ボイスが追加されたモーニの迫真の棒読みが光り、バトル面においても、手下3体には暗闇・沈黙・睡眠・スロウが、バッガモナン本体にも沈黙・スロウが効くため、ガンビットを調整し、「ブライガ」「スロウガ」などのガ系ステータス魔法をどんどん用いていていった。正直、前回のたたかう禁止プレイでは、命中率の微妙な差異を利用したマイナス命中(ステータス魔法の命中率:「基本命中率+使用者の魔力-相手の活力[%]」の計算結果が0以下になり、かつ相手がシェル状態でなければ命中率が100%になる、というFF12の仕様)くらいにしか使った覚えがないため、こんな場面で役立つとは意外であった。しかしながら、トライアルモードではこのような乱闘になる場面が多いため、今回プレイではもう少しガ系ステータス魔法の出番も増えるかもしれない。実際、初回のINT版の低レベルクリアーのトライアル攻略でも、ガブラス狙いの「スリプガ」にザルガバースを巻き込んで睡眠状態を上書きするというテクニックを用いていったしな…。
神は敵対するかつての部下にも慈悲を与える |
そんな感じで、今回は10体のモブを撃破したが、レダスの活躍はここからが本番である。
…いま現在残っているのは、まずはHランクモブが5体(デスゲイズ・ディアボロス・ファーヴニル・謎の男(ギルガメッシュ)・キングベヒーモス)、そして召喚獣がカオス・アルテマ・ゾディアーク、その他にも魔神竜など選り取りみどりのラインナップである。
――というわけで、次回はどこまで書けるか分からないが、Hランクモブとの戦いを中心に記していくことにしよう。荒廃したイヴァリースを平定するというレダス神の使命は、始まったばかりなのだ。うん!
反帝国活動充実させるぞ。だって、レダスの春はこれからだ!!
(2017年9月23日)
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