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FF12HD/かんたん低レベルクリアー
FF9のウイルスには回避率が0になる隠し効果があるって知ってました? |
レダス編の第2話である。今回は、残った5体のHランクモブのうち、序盤戦となる2体を取り扱ってみることにしよう。戦うのは、「ファーヴニル」「デスゲイズ」である。本当はもう少し書きたかったのだが、1話ごとを短くして更新間隔を維持するという理念を忘れてはならない。
…そして、今回範囲のINT/PS4版での新規要素としては、最強銃「アルデバランY」の素材を手に入れられるデスゲイズ戦が挙げられる。また、登場する2体にパラメーター面での上昇は無いが、デスゲイズについては「カーズ」が大きく強化されていることから、新感覚で戦える相手だと言えよう。
――ちなみに、今回は攻略対象から外した敵について、「ディアボロス」と「謎の男(ギルガメッシュ)」に関しては“ルース魔石鉱編”として次回でまとめ、「キングベヒーモス」については、また別に機会を作って戦うことにする。理由は、受注条件が「『ファーヴニル』を倒した後」と少し特殊なうえに、出現条件の面倒くささや搦め手の通用しない純粋な能力を持ち、Hランクの中でも別格の強さを誇るモブだからである。ちなみに、キングベヒーモスに関しては、前回の「たたかう禁止
低レベルクリアー」にて、自主規制を解除せざるを得なかった5体の敵のうちの1体(残りは3大裏ボスと魔神竜)であり、個人的に因縁のあるモンスターである。その仇討ちは、また別の機会に、ということなのだ。
見てください神の服装を。4人の中で一番天候に有った格好をしていますね。(頭皮以外) |
ということで。まずは、いま残っているHランクモブの中では最も御しやすいと思われる「ファーヴニル」から攻略していくことにしよう。ちなみに、ジャッジ・ベルガ撃破後で雨が降っている状態のブルオミシェイスからパラミナ大峡谷に行くと非常に吹雪になりやすいのだが、INT版からはそこからすぐに南下をすると天候が回復してしまうという謎仕様が追加されているため、ファーヴニルの出現地域へはぐるりと回り込んで向かう必要がある。
…さて、このファーヴニルに関しては、正面切って戦うとキングベヒーモスにも匹敵しうる強敵となるのだが、ご存じの通り離れた対象には魔法しか使わず、しかも「リフレク貫通」を持っていないため、永久リフレクの装備をして遠距離から攻撃をすれば、無傷で勝つことができる。
――さらに言うのならば、使用魔法の中にダメージ攻撃の「ショック」があり放っておいてもダメージを与えられること、雷属性を弱点としており「サンダガ」の反射を使えば更に短時間で勝つことができるなど、なんともまあ悲哀漂うモンスターである。これに挑んで死屍累々となっていったブルオミシェイスの神官たちは果たしてどう思うだろうか。オリジナル版のジャッジ・ベルガ戦といい、一人たりともリフレクを使う発想には至らなかったようだが。
というわけで。今回プレイでも適当にリフレク状態で放置しているだけで勝てるのだが、せっかくだからということで、レダスが「針千本」で攻撃をしてみることにする。しかしながら、敵のレベルが高く命中率は35%と微妙なうえに、HPが1390378と絶大であるため、倒すのにはかなりの手間が掛かる。別に100%勝てるのだから問題無いと言えば問題無いのだが、速く勝てるのならそのほうが良いし、あまり針千本を使いすぎると神の髪が危険である。
…そんなわけで。今回はステータス効果を上手に使っていく。まず、敵にはスロウ・スリップが有効であるため、バッシュは開幕で「バヒール」を敵に使う。そのダメージは、仮に1時間戦ったとして36000、もしスリップだけで敵のHPを1にするのなら39時間というふざけた時間が掛かるのだが、とりあえず無駄になるものではないので掛けておく。続けて、もう一つ有効なスロウ…ではなく、今回はあえて敵に対してヘイストを使用するのだ。理由は、主要なダメージ手段となる「ショック」の反射ペースを早めるためだ。そしてもちろん、アーシェも相手に対して「フェイス」を使っていく。
――さて、これらを合計した「ショック」によるダメージは8000前後と非常に強烈なものとなり、使用ペースもこちらの「針千本」の周期より早いくらいにまで高速化するため、サクサクと相手のHPを削っていける。そしてHPが半分を切ると、敵はサイレガ・スリプガ(共に反射するが無効)を使わなくなり、瀕死状態では加えて瀕死魔力UP(敵側)によってダメージが1.7倍となり、1回で削るHPは10000を超えるのだから恐ろしい。誰も知らないと思うが、ファーヴニルの魔力92は全モンスター中2位の数値であるのだから(1位はマジックポットの99。INT版ではレベル次第でアルケオエイビスも魔力99に達するのだとか)。
そんなわけで。実戦では、かなり時間が掛かると見込んで、態勢完了後は放置してゆっくりとお風呂に入ってきたのだが、戻ってきたら普通に倒すことができていた。動画のタイマーで確認してみたところ、撃破時間は20分とちょっとという感じであった(※高速モードは無し)。もっとガッツリ1時間くらい掛かると思っていたから、この結果は実に意外である。
…まあ、今回のファーヴニル戦では、あえて敵を強化するという作戦を取ったが、コイツに関してはもう遠距離からリフレク状態で攻撃するという手を採用した時点で95%くらいは終わっているため、残りの部分はどうでも良いという感じである。レダスが活躍していたかどうかも微妙だ。せめて、「クラウダ」とかの範囲魔法を使ってくれるなら、反射人数が増えるぶんだけレダスが役立っていると言い張ることもできたのだが…。
カーズと言えば戻ってこれない人で有名、まるでレダスの髪のように |
続いての敵は、飛空艇定期便で登場する「デスゲイズ」である。初登場のFF6では飛空艇でマップを移動しているとたまに出現することでプレイヤーをビビらせてくれ、FF9ではラスボス1歩手前のボスとして大躍進した。その他、GBA版以降のFF1では、『6』の姿で追加ダンジョンの最深部で何故か出現するなど、本編以外においても活躍の場が広がっている。
…そして、FF12では6と同じく飛空艇で出現する敵だが、本ゲームではテレポクリスタルを使って移動することが基本であるため、ひたすら出現させるまで飛空艇を乗り降りさせられる面倒と言えば面倒な敵である。ちなみに、勘違いされていることも多いが、「高速飛空艇」で移動をカットしても出現判定は行われるので、「依頼者の親子に話しかけて確率を上げる→高速飛空艇に乗る」という手順を繰り返せばすぐに出現させることができる。その他として、各航路ごとに微妙に違うアイテムを購入したり、サブイベントのキャビンチーフ7姉妹と同時進行しても良いだろう。
さて、INT/PS4版においてのデスゲイズについては、まずは最強銃「アルデバランY」の素材である「皇帝のウロコ」をレア盗みで入手できるという特徴がある。必要数は2つであり、他の場所では、ボスのエルダードラゴンから盗む(レア・1個のみ)以外では、ゼルテニアン洞窟のアルケオエイビスを倒したときの心得ドロップ(10%)でしか入手できない。
…そしてご存じの通り、INT/PS4版でのアルケオエイビスは部分によってはヤズマットにも匹敵しうる強敵に変貌しているため、低レベルで相手をするのには非常に骨が折れる。そのため、このデスゲイズから「皇帝のウロコ」を入手しておくのが、INT版以降での低レベル攻略の定石となっているのである。
――ちなみに。そのアルケオエイビスの超絶強化に関してであるが、雑魚敵ということでエリアチェンジ技が有効なほか、リバースの激烈強化および「リバースの魔片」が最速だとガリフの地ジャハラで量産可能なことから、その気になれば早期撃破も可能である。また、確かに「アルデバランY」は低レベルプレイにおいてはバランスブレイカーそのものであるが、レベルを上げる通常プレイにおいては他の武器も十分に強力である。なぜ入手難易度を上げる武器が「アルデバランY」で、しかもそのためのハードルが元は強敵でもなんでもなかったアルケオエイビスの強化というものになったのか。まあ、低レベルプレイに焦点を絞ってのバランス調整ということなのかもしれないが、正確な理由はもはや制作スタッフにしか分からない…。
ということで。このデスゲイズに関しては、倒す前に「皇帝のウロコ」を盗んでおく必要があるのだが、デスゲイズはバトル開幕に「魔法障壁」を1回だけ貼るという特徴があるため、2分間「盗む」が無効化されてしまう。しかもレア盗みということで、「盗賊のカフス」を使っても確率は6%と低めであり、入手にはそこそこ骨が折れてしまう(ちなみにヤズマットを除くモブ共通の特性により盗むこと自体は1エリアチェンジで再度可能になる)。
…と思いきや。こいつに関しては、「盗み役の1人を突っ込ませて死亡させる→後衛が即座に蘇生させて盗む」という手順を取ることにより、敵に気付かれて「魔法障壁」が貼られる直前に盗みを成功させられることが、2007年の時点で既に知られている。そして、皇帝のウロコを盗むのに失敗した際も、1回だけエリアチェンジをしてすぐに戻ってくれば良い。消費するのは、「フェニックスの尾」1個のみだ。
――ちなみに、このテクニックについては、INT版発売直後の低レベルクリアーの際に発見したのであるが、当時の文章の特徴として【分かるような分からないような微妙な表現】が用いられているため、せっかくだからということで今回は動画化をしてみることにする。あれから10年、現在では画像感覚で動画を投稿できるようになったのだ。便利な時代であるが、その他の情勢はやり込み勢には向かい風のものが多いようで…。
◆動画◆
そんな感じで。10分程度で盗みを終えることができたため、あとは普通にデスゲイズを倒すことにしてみよう。
…さて。こいつに関しても、ファーヴニルと同じく、「リフレク貫通」を持たず、自分の縄張り(=初期位置)から離れることが無いため、味方全員をリフレク状態にして戦うことで、全ての魔法攻撃を反射することができる。よって、ファーヴニル戦で用いた「全員がリフレク状態になって遠くから針千本で攻撃」という作戦は、今回も採用することができる。
――ただし、ファーヴニルとは異なり、デスゲイズは魔法以外で遠くのキャラに攻撃する手段を持っているため、完全に無傷で勝てるというわけには行かない。具体的には、500程度のダメージを受ける「ファイアボール」と、全員にウイルス+猛毒+混乱+スリップの効果を与える「カーズ」が該当する。「カーズ」に関しては、オリジナル版では「ウイルス」の効果のみであり、命中率もINT/PS4版よりも一回り下(80に対し50。ただしデスゲイズは「活力無視」を持っているのでどちらにせよ100%だが)であるため、こいつもINT版で強化されたモンスターと言えるかもしれない。
しかしながら。基本的には、リフレクを貼って遠距離から攻撃していれば、敵の行動パターンを限定的にでき、ダメージを受ける行動の数も減らせ、結果的に戦いやすくなることは変わらないため、今回はそちらの戦法を採用していくことにする。
…そして、被害を受ける行動に関してであるが、「ファイアボール」についてはレダスが受けると髪でガードできずに即死するため、パンネロにデコイを掛け、さらに「フレイムシールド」でダメージ自体も半減させる。なお、INT/PS4版でのデコイはリフレクを貫通するという謎の強化を受けており、全員リフレクでも運用上の問題は無い。また、「カーズ」に関しては、混乱状態が特に厄介なので、可能ならば「舫結びのガロン」で無効化するほか、味方の武器を外して「たたかう」によるダメージを抑え、その他のステータスは順次「万能薬」や「C9H8O4」(ウイルスを治療)を使って回復させれば良い。なお、レダスのみ装備品を変更できないため、混乱状態で味方にダメージを与えてしまうのだが、これは仕様上仕方が無い。神の愛を誉れとせよ。
――その他の特徴として、デスゲイズは「被ダメージ返し」を持っているため、針千本を当てるたびにレダスは50ダメージを受けてしまう。というわけで、そのまま戦っていると自滅の一途であるため、レダスは「HP<20%の自分
- ポーション」でHPを回復していく。出番の無くなった回復アイテムの有効活用とはさすが神である。また、パンネロに関しては、そのままだと「ファイアボール」でどんどん後ろに下がっていってしまうため、「遠隔攻撃」を使って敵との距離を調節していく。虚空に向けて殴る蹴るを行い、たまにダメージを与えていくパンネロ…こちらもなかなかの神っぷりである。
そんな感じで。今回、敵に関しては魔力が25とレダスを1上回る驚異的な値になっており、反射魔法の1発あたりのダメージは1000に達しない程度、魔法以外の行動を選ぶ場合も多く、そして「被ダメージカット」や「治癒」「リバース」などの防御手段も持っているため、なかなか倒すには時間が掛かってしまう。ならばと相手を沈黙状態にして接近戦を挑もうにも、「被ダメージ返し」でHP戦術が潰されてしまうため、戦闘効率はかなり悪くなるだろう。ちなみに、「反射魔法による与ダメージ」のぶんの「被ダメージ返し」はデスゲイズ自身が受けるため、若干だが火力上昇に貢献してくれる。
…というわけで。結局、いろいろ試行錯誤をしながらであるが、撃破のために25分もの時間が掛かってしまった。これは、7.5倍のHPを持つファーヴニルと大差ない。うーん、“苦労させられた戦い”という意味では、「苦戦」だったと言えるのかもしれないが…。
いや待て、この孤独なsilhouetteは…? |
そんなわけで、今回は2体のハイパーモブを撃破した。次回は、引き続きHランクモブである「ディアボロス」「謎の男(ギルガメッシュ)」を討伐していくことにしよう。この2体は、共にルース魔石鉱で出現するという特徴があるため、1話にまとめるのには都合が良かったかもしれない。
…やれ、いろいろあって、若干更新が乱れてしまったが、そういう苦しい時こそ書き続けるのが重要である。まだまだ私のゲーム攻略は続いていくのだから、ここでやめてしまってはならないのだ。まあ、少しずつでも継続していれば、またそのうち、きっと良いことがあるだろう。うむ。
(2017年10月3日)
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