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FF12HD/かんたん低レベルクリアー

 



真の勇者の物語はこのイヴァリースにも伝わっていた…?


 Hランクモブの討伐は続く。今回は、残す3体のハイパーモブのうち、ルース魔石鉱に出現する
「ディアボロス」「謎の男(ギルガメッシュ)」戦を取り扱ってみることにしよう。なお、ギルガメッシュ戦については、1回目と2回目が存在するため、今回は戦う順ということで、「ギルガメッシュ(1回目)」「ディアボロス」→「ギルガメッシュ(2回目)と記事を書いてみることにしよう。
 …さて、前回までのレダスの戦いについては、Hランクモブの中では比較的入門的なファーヴニル・デスゲイズを撃破できたのは良かったのだが、その核となる戦法は
「遠くに離れて敵の魔法をリフレクで反射する」というものであり、レダスの特性が生かされたとは言いがたい戦いであった。しかしながら、今回はそれが一転、物理攻撃主体の熱い戦いを楽しめる。これぞ、全世界5000兆人のレダスファンが求めていたものであろう。
 ――ちなみに。その昔、FF12をテーマとした
「ファイナルファンタジーXIIのあるきかた」という書籍が販売されており、その中にはゲストを活かして強敵たちを撃破していくという、本プレイのレダス編によく似た企画が掲載されている。しかしながら、「あるきかた」では序盤のヴァンのレベルを大幅に上げてアマリアからLv.99で戦闘、一方の本プレイは徹頭徹尾初期レベルと、ある意味で両極端なプレイが展開される。まあ、高レベルクリアーと低レベルクリアーのどちらが大変かと言えば、間違いなく前者なのであるが、本プレイがINT版ベースのPS4版であることも含め、「あるきかた」とはまた違った楽しみ方ができると言えるだろう。「はしりかた」(マラソン的意味で)

レダスが強すぎて盗むのが辛い(実話)


 そんなことで、まずはテレポクリスタルのすぐ隣のエリアで
「ギルガメッシュ(1回目)」戦を開始する。ちなみに、BGMはもちろん「ビッグブリッの死闘」であり、1回目に関しては戦闘場所も、魔石鉱内とはいえ、「橋」と呼んで良い場所である。ちなみに、2回目は橋と全く関係の無いマップとなるが、その後の釣りイベントで再会する際には、再び橋に関連する場所での登場となる。芸が細かい。
 …では、バトルでのギルガメッシュ(1回目)に関しての特徴を言うと、まあ本番は2回目ということで、1回目はHランクモブとしては非常にヌルくなっている。具体的には、攻撃力数値は「76」
(HP<20%の際のみ「78」)と低いため、バッシュがみんな大好き「グランドアーマー」+「守りの指輪」装備で挑むことにより、ダメージを2桁台にまで軽減できる。また、敵は「回避無視」を持っておらず、全ての攻撃が回避可能であるため、回避率の高い盾役を作ることにより、大幅にダメージを少なくすることができる。敵は終盤、演出付きの全体攻撃である「究極幻想」を使ってくるが、これも回避が可能であるため、問題には成り得ない。攻撃名は「これが究極という考え方自体が幻想だった」という意味なのだろう。そして、敵は何度か形態変化を行うが、最大HPは123103しか無いため、レダスが勢いに乗ればあっという間に倒せてしまう。
 ――また、敵は開幕に相棒
(使い魔)のエンキドゥと共に出現するが、このエンキドゥには毒・睡眠・暗闇・沈黙・スロウなど主要なステータスが全て効いてしまうため、黒魔道士を使って次々と弱体化魔法を掛けることにより、ほぼ無害な存在にすることができる。ギルガメッシュ本体との魔法の使い分けに関しては、まずは開幕に「HP=100%の敵 - ブライガ」で暗闇状態にし(ギルガメッシュは暗闇無効)、その後は「『くらやみ』の敵」を使って毒・沈黙・睡眠を順番に掛けていけば良いだろう。ちなみに、エンキドゥもHPが33052しか無いため、レダスが少し殴ればすぐに倒せてしまう。

 そんなわけで。この1回目は倒すだけなら何の問題にもならないのだが、ご存じの通り、このギルガメッシュからは希少品の
「源氏の盾」「源氏の小手」を盗めるという特徴がある。これをしっかり盗みきることが、今回バトルで一番のネックとなるのだ。
 …まず、「源氏の小手」に関しては、オリジナル版から引き続き連撃の発生率を大幅に上げてくれるアクセサリ
(連撃の発生率が「連撃値×0.7[%]」から「連撃値×1.8[%]」と約2.6倍になる)であり、PS4版のトライアル持ち込みを用いても増殖することができない貴重なアイテム(一応ステージ100で手に入るが、セーブができないため本編にデーターを引き継げない。一方、INT版からはハントループで2個目を入手可能)という特徴があるため、ここで是非とも入手をしておきたい。まあ、無制限の低レベルクリアーでは、魔法や銃が主力となるため、通常プレイほど重要なアクセサリというわけではないが、持っておいて損は無いというものだろう。なお、「魔力+3」の補正があり、これはオリジナル版では最大の上昇量であったが、INT版からは「オパールの指輪」「+5」に首位を取られてしまった。
 ――そして、「源氏の盾」に関しては、オリジナル版では実用性の低い盾だったが、INT/PS4版では
もののふが装備できる唯一の盾(透明武器を除く)という特徴が生まれたため、活躍のできる装備となった。なお、その場合の相方は、何故か片手剣にされた最強刀の「マサムネI」か、または「ぐりぐりばんばん」に透明武器あたりと、かなり特殊な編成となる。源氏の盾を装備させるためにマサムネIを片手剣にしたのだろうか…。

 そんなわけで。実戦では、「盗む」を初期取得している黒魔道士のヴァンが、手持ち無沙汰になった時に「盗む」を使うようにガンビットを設定していたのだが、実戦では
あまりにレダスの火力が高すぎるせいで、「盗む」を成功させる前に形態を変化させてしまう事態が発生した。
 …これではいけないということで、ヴァンには「ヒスイのカラー」の代わりに「盗賊のカフス」を装備させる。これで、ギルガメッシュからそれぞれの源氏装備を盗める確率は10%
30%に上昇し、少ないチャンスでアイテムを入手しやすくなる。その他、ガンビットの設定も調整し、ヴァンだけにサポート行動を集中させすぎないようにして、「盗む」を使える回数自体も増やしていった。
 ――そんなこんなで。実戦では、3回目の挑戦で無事に「源氏の小手」「源氏の盾」の両方を盗むことができた。なお、ギルガメッシュ(1回目)の撃破自体に関しては、上記の通り特に問題は無い。あくまで、
盗みながら倒す場合に少しだけ引っかかってしまうというだけである。まあ、本番は2回目ということで、まずは肩慣らしという感じではあるな。

書いてる途中で気付いたんですけどコイツもリフレク貫通を持ってないらしい…


 続いては、少し奥に進み、本日2番目の戦いである「ディアボロス」戦を開始する。
 …さて、こいつに関しては、オリジナル版ではHランク最弱と言われていたが、INT版では
一転して別物のような強化を受けたことで有名である。具体的な強化内容は、力が4183・物理攻撃数値が7681・魔力が2672と上昇し、「バイオ」の代わりに「クラウダ」を使うほか、INT版で激烈強化された「カーズ」を新たにランダムなタイミングで唱えるようになった。
 ――特に「クラウダ」に関しては、オリジナル版の「バイオ」
約7.5倍・全体に3000以上という凄まじいダメージを与えてくる。さすがの今回プレイの戦力をもってしても、まともに受けてしまえば被害は甚大であるため、必ず「イージスの盾」で受け流さなければならない。なお、物理攻撃に関しても、計算上は約2.5倍のダメージを受けることになるのだが、こちらはPS4版で超絶強化されたHPアップライセンスの効果や、お馴染みの「グランドアーマー」「守りの指輪」を用いることにより、そこまで大きな問題とはならないだろう。

 そんなわけで。戦法としては、まずはパンネロとアーシェには「イージスの盾」を装備させ、「クラウダ」の受け流しを狙いながら、主力のレダスを魔法で支援していく。今回は、
敵が「被ダメージ返し」を持っており、瀕死状態での連撃は使えないため、バッシュは投入しなくとも良い。敵に唯一有効なステータス魔法である「スロウ」は、赤魔戦士のアーシェも唱えることができる。かゆいところに手が届く。
 …また、最後のメンバーとしては、黒魔道士のヴァンを投入することにした。理由として、敵はHPが20%を切ると「魔法障壁」の効果を繰り返し得てしまい、レダスではダメージを与える手段が「ホーリー」しか無くなってしまう。そのため、瀕死状態までは普通にレダスの打撃で削っていき、最後だけは「『瀕死』の敵 - コラプス」を使って
魔法で殴り殺すのである。
 ――まあ一応、持久戦に持ち込んで魔法障壁の切れ目に少しずつダメージを与えたり
(今回の敵は自動ではなく毎回「カタスト」で魔法障壁を発生させる)、魔片アイテムを使ったり、はたまた聖なる力を得たレダスが1発ごとにMP回復が必要な「ホーリー」で半減されながら超地道に削っていったりする手もあるのだが、別にそこまでこだわるような相手ではないため、普通に「コラプス」で焼き殺してしまって良いだろう。

 というわけで。実戦では、「クラウダ」こそ脅威だが、パンネロに「バブル」を掛けておけば、もし全員に当たってしまっても一発全滅することは無い。「被ダメージ返し」によるダメージは、アーシェがどんどん「ケアルガ」で回復していけば良いし、「カーズ」についても、最も危険な混乱状態を「舫結びのガロン」で無効化したヴァンが、「万能薬」で順番に味方を回復させていけばOKだろう。
ヴァン能薬…。
 ――そんなこんなで。実戦では、最も危険な「クラウダ」が、
使う期間が「通常攻撃CT0を得ていない場合」と限られており、そして物理攻撃は全く問題にならないため、特に問題無くレダスでダメージを蓄積させていって、最後は「コラプス」でトドメを刺すことができた。まあ、こいつは確かに強化はされたが、それでもHランクの中では上位には入れないだろう。まあ、理不尽にもならず、かと言って存在感が無くなるわけでもないという、割と良い感じの強化なのではないだろうか。でもHP93551は、全く手加減しないPS4版の通常プレイだと瞬殺になってしまう気がするが。
 …ちなみにコイツ、書いていて初めて気付いたのだが、
「リフレク貫通」を持っていないため、リフレク状態になってしまえば最も危険な「クラウダ」をシャットアウトして戦うことができる。オリジナル版では400程度しか喰らわない「バイオ」しか使ってこなかったため、全く注目したことすら無かった。FF12のリフレクは、こういう意外な場面で役立つので面白い。まあ強敵クラスがバンバン貫通してくるのがおかしいと言ったらその通りだが…。

渋滞が発生する…だと…!?


 続いては、ルース魔石鉱の最深部へと進み、本番と言える
「ギルガメッシュ(2回目)」戦である。
 …ただ、こいつに関しては、
あの「たたかう禁止 低レベルクリアー」でも自主規制を解除せずに倒されている【該当プレイ日誌】)ことからも分かるように、実はそこまでの強敵ではない。理由としては、「回避無視」こそ持っているものの最後まで「通常攻撃CT0」は得ないこと、演出付きの大技が2つあるが両方とも単体攻撃であること、そして「レベル3ドンアク」などのレベル系魔法を対象が存在しなくても使用するなど、付け入る隙がかなり多いことが挙げられる。もっと強くすることはできただろうが、まあこいつは過去作からの友情出演ということで、最強にはならないように調整されたのだろう。
 ――ちなみに、1回目に引き続き、今回も敵から
「源氏の兜」「源氏の鎧」を盗むことができる。これら2つも、「源氏の盾」と同じく、性能的にはあまり見るべき点は無いのだが、INT/PS4番ではもののふが装備できる唯一の重装備(召喚獣のゾディアークを取得する場合を除く)という特徴があるため、活躍の場が得られたと言える。全身源氏装備で固めることも可能となり、刀とのコンボ攻撃は悪くない強力である。
 ところで、「源氏の鎧」にはカウンターの発動率を通常の
4倍にする(「スピード÷2[%]」から「スピード×2[%]」になる)という特殊な効果があり、こちらに関してはオリジナル版から割と知られているが、INT/PS4版では「源氏の兜」に「カウンター」の効果が追加され、源氏装備だけでコンボが組めるようになっている。いま初めて知りました。「源氏の兜」は、オリジナル版では「魔力のシシャーク」の完全下位装備だったが、やっと防具としての個性が生まれたのである。こういう、戦略の幅を広げるタイプの調整や追加は大歓迎だ。

 そんなわけで、ギルガメッシュ(2回目)戦へと挑んでいこう。使用メンバーは、
不動のスタメンであるレダスに、フラン・バッシュ・アーシェである。
 …やれ、低レベルクリアーでのギルガメッシュ(2回目)戦においては、
敵のレベル系魔法を全て回避できるレベル1のヴァンを使用することが定石となっている。そして、今回プレイのジョブ編成においても、黒魔道士としてエンキドゥに毒・暗闇・睡眠などのステータス異常を発生させられるヴァンは、優先して投入したいキャラクターと言える。
 ――しかしながら、今回はさすがに敵の打撃が強烈であり、
攻撃1発ごとに死んでいては戦闘の効率がかなり悪くなってしまうため、専門の盾役を用意して防御を行っていかなければならない。候補はHPの高いパンネロかフランであるが、今回は「盗む」を使ってアイテムを入手する都合、空賊として初期から「盗む」を覚えているフランのほうを投入していくことにした。「デュエルマスク」「ミラージュベスト」装備で、HPは4721と低レベルクリアーとは思えないような値に達する。残った2枠には、レダスに「ブレイブ」を掛けられるアーシェと、「バヒール」で瀕死状態にできるバッシュを入れていく。

 さあ、戦闘開始である。まずは、前回の「たたかう禁止 低レベルクリアー」と同じく、
お供のエンキドゥが居ると危険であるため、そちらから倒していく。今回の編成でも、敵にスロウ・毒・睡眠状態を発生させることができるため、黒魔道士が居ないことで問題となってくるのは暗闇状態にできないことくらいか。それにしたって、HPの高い盾役のフランを用意している今回プレイではそこまで気にしなくても良いだろう。
 …また、前回プレイでは、敵の活力が
92と異常に高くステータス魔法がなかなか当たらないことが悩みの種であったが(マイナス命中を使おうとすると今度は魔力が下がってバトル時間が伸びてしまう)、今回は味方の能力に加えてステータス魔法の基本命中率も全般的に上がっているため、かなり楽に各種のステータスを決めることができる。まあ、バッシュは魔法使いのくせに魔装備ができず、なかなか「スロウ」を決めることができないのだが、まあ無くてもどうにでもなる魔法ではある。ちなみに「スロウ」は赤魔戦士でも使える。時空魔戦士は、正直「ストップ」「バヒール」くらいしか魅力が無い気が…。
 ――その他、ステータス魔法の掛け方については、バトル冒頭に「HP100%の敵 - オイル」でエンキドゥをオイル状態にし、あとは「オイルの敵」を使用することで、ギルガメッシュにステータス魔法を延々と掛け続けて無効化される問題を解決していった。ここは、別に参考にしたというわけではないが、前回のたたかう禁止プレイと全く同じ戦法になってしまった。
一人の人間から出る戦術の限界である。

 余談であるが、今回のPS4版においては、非常に独特な要素として、エンキドゥが使用する「うなる」
渋滞が発生するという特徴がある。
 …やれ、今回のPS4版においても、演出付きの大技はPS2時と同じ法則で渋滞するほか、モーションの重い動作を大量に使用すると順番待ちになることがあるらしい。しかしながら、エンキドゥの「うなる」
そのどちらにも入らないごく普通の行動(その場で気合を入れて自身にプロテス・シェル・ヘイスト状態を発生させる)である。これと言った理由は見当たらないため、恐らくはプログラムミスか何かであろう。

これだけギリギリになるまで盗めないものなのだよ


 そんなわけで。エンキドゥを片付ければ、あとはギルガメッシュ本体と戦っていくのみである。そして前述の通り、ギルガメッシュは「最後まで通常攻撃CT0を得ない」「2つの大技を含めた全てのダメージ攻撃が単体攻撃である」「対象不在の場合もレベル系魔法を使用する」などと付け入る隙が多いため、そこまで強敵とはならない。高い連撃率での物理攻撃は強烈であるが、最悪でも1人が死ぬだけで済むので、すぐ蘇生させれば問題は無い。
 …もっと具体的にこちら側の対策を述べると、まずは今回の編成では、敵のレベル系魔法のうち、フランが「レベル2睡眠」に、バッシュとアーシェが「レベル3ドンアク」に引っかかってしまうため、バッシュとアーシェは
「黒帯」を装備して無効化していく。一方のフランも、できれば「西陣の帯」で無効化したいところだったのだが、今回は敵の攻撃が強烈であるため、「ほろろの根付」でエクスポーションの回復量を上げる方針を採用していった。まあ、1人が行動を封印されるくらいであれば、すぐに「王子の口づけ」で解除すれば大丈夫だろう。
 ――そして、こちらの攻撃面に関しては、いつも通りのレダスの瀕死連撃が有効である。今回は敵の防御力数値が「36」とやや高く、HP<20%で「瀕死防御力UP」の効果も得るのだが、「カウンター」「被ダメージ返し」などの行動自体を妨害する能力は無いため、爽快感あふれるレダスの連撃でザクザクと切り刻んでやろう。
さすが、頭が爽快感に溢れているだけのことはある。

 そんなわけで、1回目に引き続き、このギルガメッシュ(2回目)もHランクとしては特別強い部類に入る敵ではないため、倒すだけなら問題無いのであるが…
例によって、盗みの問題がのしかかってくるのである。
 …さて、1回目は敵のHP12万に対してレダスの火力が高かったため、アイテムを盗めずに形態変化をさせてしまうということがあったが、さすがにHPが4倍となった2回目は大丈夫だろう…と思いきや、普通に盗みそびれが発生する。敵の攻撃が強烈でなかなか盗みができないというわけではない。
レダスのHPを削るペースが早いのである。例えば、ある失敗回で、HP40%〜20%の期間にフランが使えた「盗む」の回数は11回だった。確率10%の「中」盗みでこの回数なら、十分に失敗は有り得るというものだろう。特化すれば、低レベルのレダスでさえ、Hランクの敵に立ち向かえるほどの火力を出すのである。

 というわけで。後から“数値”というもので振り返ると、「盗賊のカフス」で確率をアップさせるのが賢明なように思えるが、プレイ中は(;^o^)
「なんでこんなに『盗む』をしているのに盗めないんだ…」という気持ちばかりが先走ってしまい、何度も再挑戦をするに至ってしまった。戦法も少しずつ改良し、アーシェがフランにどんどん「ケアルダ」を使い、自分へのエクスポーションで行動を潰す回数を減らして盗みやすくもしたりしていった。
 ――やれ、今回は、バトル終了までに25分くらい掛かるなかなかの長期戦
(高速モードは使用せず)なので、盗みが失敗して最初からやり直しになると、かなりやる気が削がれてしまう。なら「盗賊のカフス」を使えば良いとか言ってはならない。具体的な数値を調査し、そして冷静になって作戦を立て直すというのは、意外にも難しいということなのだ。結局、2時間近く掛けて、やっと全てのアイテムを盗みきって倒すことができたのであった…。

剣に刻まれている古代文字の意味はたぶん「後ろを見ろ」


 そんなわけで。今回の敵は勝つだけなら簡単だったのだが、ギルガメッシュについては
アイテムを盗みながら倒すということに地味に苦労をさせられてしまった。この辺りはガンビットの限界であり、手動操作を使って調整していったほうが良いのであるが、まあその微妙に使いづらいガンビットを手懐けてしまうのも、またFF12のゲーム性というところである。
 ――そして。次は、少しモブ討伐から離れ、
クリスタル・グランデ奥の攻略に入ってみたいと思う。それはご存じ、聖天使アルテマが待ち受ける上層エリアのことであり、大灯台よりも強い雑魚敵が出現する“裏ダンジョン”の一角と言える存在だ。難易度もさることながら、遺跡や洞窟・砂漠・草原などの自然風景を冒険することが多いFF12において、「巨大なクリスタルの内部を探索する」という、特有の存在感を誇るMAPである。個人的にも、これまで様々なプレイでお世話になったということで、思い入れが深い場所だ。さあて、今回プレイでは、どんな顔を見せてくれるのかな…?

 

(2017年10月12日)

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