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たたかう禁止 低レベルクリアー プレイ日誌
【第8話 契約☆魔法少女】
ドラクロア研究所をクリアし、次の目的地は「古代都市ギルヴェガン」となる。ここからは、いよいよゲーム本編も終盤という感じになり、バトル的にも「通常攻撃CT0」と「回避無視」を同時に得る敵が出てくるなど、一筋縄では行かないようになってくる。だが、そういう奴らだからこそ工夫のしがいが出てくるというものであり、まさにここからはやり込みプレイもクライマックスという感じになるのだ。
・・・さて、今回の「幻妖の森〜古代都市ギルヴェガン〜クリスタル・グランデ」のパートでは、「ラフレシア」「ダイダロス」「タイラント」「シュミハザ」という合計4体のボスと戦うことになる。特に、ギルヴェガン入り口で戦う「ダイダロス」と、最深部で出現する「シュミハザ」は、前回の入店禁止プレイではかなり苦戦させられた相手であったが、果たして今回ではどうなるのか・・・?
さて、ドラクロア研究所をクリアしたということで、一行は自動的に港町バーフォンハイムへと移動する。バーフォンハイムでは、新たに多数の物品が買えるようになっている。
特に重要なのが魔法である。というのも、この時点からいよいよ「ファイガ」「サンダガ」「ブリザガ」を使えるようになるのだ。これまでの「ファイラ」「サンダラ」「ブリザラ」も威力70と十分に強力であったが、今度の「ファイガ」「サンダガ」「ブリザガ」は威力124と、ラ系魔法の更に倍ほどのダメージを叩き出すことができる。ただし、その分だけMP消費も12→29と乱暴になっているため、漫然と放っているとあっという間にMP不足に陥ってしまう。大ダメージを与えてMPを回復するか、「賢者の指輪」で消費MPを半減するか、はたまたエーテルを大量に準備していくなど、何らかの対策を取っていきたい。
・・・また、同時に買えるようになる「ケアルガ」も、強力な魔法として活躍させることができる。まあ、HP回復用としては低レベルではイマイチ使えないのであるが、しかしFF12ではアンデッドの敵に回復魔法でダメージを与えられ、しかも回復魔法の特性として魔法防御力を無視できるため、「攻撃魔法」として大いに活躍してくれるのだ。しかし、その消費MPは47と大暴れであるため、使用には細心の注意を払いたい。
――その他、技屋では技:「蘇生」を購入できるようになっている。これは、「使用者が戦闘不能になる代わりに味方1人の戦闘不能をHP全快で回復する」という技であり、「自殺→蘇生」というループを自動的に繰り返せるところから、あの「ヤズマットハメ殺し作戦」でも活躍した技である。今回プレイでも、もしヤズマット戦まで進められるようなことがあれば、このテクニックが大活躍してくれるであろう。その他、俺は「この作戦を他のバトルにも応用できるのでは?」と思っており、それを試してみたいという思いもある。よく分からないが、キングベヒーモスあたりはこの作戦で倒せるんじゃないか・・・?
そんな感じで買い物を済ませ、いよいよギルヴェガンに突入!・・・の前に、ここで死都ナブディスの攻略を行っておくことにする。というのも、死都ナブディスに出現する「ヘルヴィネック」というレアモンスターを倒すと、非常に低い確率で「グランドアーマー」という最強の鎧を手に入れることができる。その物理防御力は61であり、ドラゴンメイルの53を遙かに凌駕する。そして今回プレイでは、この「グランドアーマー」を是非とも使いたいバトルが控えているため、無理をしてでも強敵揃いの死都ナブディスを探索し、そして最強鎧を入手しようと考えているのである。
・・・ちなみに、そのワンランク下の「マクシミリアン」も、防御力58と強力であり、こちらはナブディスで通常出現する「エルヴィオレ」を倒すことによって「超低」確率で入手できる。できればチェインを繋げて入手確率を高めたいのであるが、ナブディスでは一定数の敵を倒すと「オーバーソウル」という強敵が出現して追いかけてくるため、チェインを繋げることは極めて困難となっている。そして、単体ドロップの1%に賭けるのも微妙ということで、今回プレイでは「マクシミリアン」はスルーすることにした。まあ、魔力プラスという大きな魅力を持つ「魔力のシシャーク」に比べて、「マクシミリアン」はグランドアーマーがあれば要らないからなあ・・・。
さて、まずレアモンスターである「ヘルヴィネック」を出現させるまでのパートを説明しよう。上記の通り、この死都ナブディスの全エリアでは、雑魚敵を一定数倒し続けることにより、「オーバーソウル」というモンスターが出現する。そして、その「オーバーソウル」を合計6回倒すと、最後に「ヘルヴィネック」が出現してくれるのだ。
では、まずナブディスの雑魚敵をどうやって倒すかというと、実はそこまで難しいものではなく、「バクナムス族」は「スリプル」で眠らせられるし、「エルヴィオレ」は「サイレス」で黙らせれば回避可能な物理攻撃しか使わなくなるし、「バブイル」は「オイル→ファイガ」のコンボ攻撃で瞬殺することができる。まあ、どれも雑魚にしては強めということには間違い無いが、それでも一応は戦っていくことができるのだ。
・・・そんな感じで、一定数の敵を倒すと、「オーバーソウル」が登場する。オーバーソウルはMPを0にする攻撃などを使ってくるが、物資をしっかり用意していれば特に厄介ではなく、物理攻撃が回避可能で魔法攻撃もリフレクで反射できるため、普通にオイル状態にしてファイガで倒してしまう。ちなみに、この「オーバーソウル」も、後述するヘルヴィネック方式を用いれば即座に再出現させることができるが、残念ながらそれを繰り返しても永久にヘルヴィネックが出現することは無かった。うーむ、アルティマニアには「オーバーソウルを6体倒す」としか書いてなかったから、行けると思ったのだが・・・。
そんな感じで、「オーバーソウル」を6回倒すと、いよいよお目当ての「ヘルヴィネック」が出現する。このヘルヴィネックを倒し、超レアアイテムの「グランドアーマー」を入手することが、今回の目的である。
・・・実は、「ヘルヴィネック」は物理攻撃が雷属性を持っているため、「最強の盾」を装備すれば通常攻撃と「しゃくり」によるダメージを無効化できる。そして、相手はリフレク貫通のオプションも持っていないため、リフレクを貼れば全ての魔法を反射することができる。よって、ダメージを受けるのは「スネークウィップ」のみとなってしまうのだ! が、しかし。この「スネークウィップ」が回避不能の範囲攻撃なうえに使用確率が高いという大変嫌らしい攻撃となっており、かなり戦いづらいのであるが・・・ここで一計を講じる。というのも、このバトルでは「ヘルヴィネック方式」のためにライン際ギリギリで戦うことになるので、それを利用し、相手が「スネークウィップ」を宣言したら全速力で隣のエリアに逃げるのである。隣のエリアに退避しても敵のHPは保存されるため、「スネークウィップ」以外の時だけ戦っていけば良いのだ。セコい・・・。
――さて、「グランドアーマー」を入手する相当な数のヘルヴィネックを倒さなければならないため、できる限り戦闘は安定させられるようにしたい。まず、ヘルヴィネックは経験値を持っているため、アクセサリは「ファイアフライ」で確定である。ということで、リフレク状態は「リフレクトメイル」で発生させるのが良いだろう。また、安定性を考えると、下手に「デコイ」や「敵対心」で盾役に攻撃を誘導するよりも(というかデコイはリフレクで反射される)、3人全員が「スネークウィップ」以外の攻撃を全て無効化できるようにしたほうが良いだろう。
そんな感じで、装備は「最強の盾
/ 黄金のスカラー / リフレクトメイル /
ファイアフライ」のセットに決まった。武器は素手であるが、敵の攻撃は回避不可能であるため、特にデメリットがあるというわけではない。そして戦法としては、属性とリフレクで敵の攻撃を無効化し、「スネークウィップ」が来たら全速力で隣のエリアに逃げながら、有効である「オイル」「スロウ」を掛けて「ファイガ」の反射で攻撃していく。杖や魔装備で固められないこともあって魔法攻撃の威力は微妙であるが、3人全員に跳ね返して攻撃できることやミストの影響でMP回復量が多いことにより、ほとんどMPを消費せずに攻撃することができる。うむ、こんな感じでOKだろう。
ところで、そうやってヘルヴィネックを倒しても、「グランドアーマー」を入手できる確率は僅か1%であり、しかも一度倒すと以降は死都ナブディスから出るまでオーバーソウル・ヘルヴィネックが再出現しなくなってしまう。ヘルヴィネックは1体しか出現しないことからチェーンを繋げることはできず、しかも一度倒すと再び雑魚敵を倒し続けてオーバーソウルを6体撃破するところからやり直さなければならないため、まともにやっていたらヘネ魔石鉱の「最強の矛」にも匹敵する今作最低のマラソン会場となってしまうであろう。
・・・が、ここで出てくるのが、噂の「ヘルヴィネック方式」である。というのも、FF12では敵を倒した直後に隣のマップへと移動すると、条件付きのモンスターが再出現することがある。それを利用し、「ヘルヴィネックを倒す→アイテムを拾ってすぐに隣のエリアに移動する」を繰り返すことで、チェーンを繋げながら敵を倒していくことができるのである! そのマップを切り替えるまでの時間的猶予も長めであるため、意識すれば簡単に実行していくことができるだろう。まあ謎テクニックなわけだが、この「グランドアーマー」の入手はどう考えてもヘルヴィネック方式を前提とした難易度であるため、使わない手は無いというものである。もし、ヘルヴィネック方式を使わないとなると、仮にヘルヴィネックを出現させるまでの1ループを30分として、100体倒すまでに50時間、3人分集めるとなると150時間だからなあ・・・。
とまあそんな感じで、最強の盾&リフレクで攻撃を無効化し、相手が「スネークウィップ」を宣言したら全速力で隣のエリアに逃げ、オイル&スロウ状態にして反射ファイガでHPを0にし、お馴染みの「ヘルヴィネック方式」でチェインを繋げていく。確率:「超低」のアイテムということで、セオリー通りチェインレベルが初期の時にはアイテムを拾わずに、チェイン確率を向上させることを優先していく。
・・・さて、チェインを最大まで繋げたとしても、グランドアーマーの入手率は僅か5%である。過去には3人分手に入れるために200チェインくらい繋げたこともあったため、俺は今回も100超えくらいは覚悟していったのだが・・・実際にやってみると、僅か50チェインで3つの「グランドアーマー」を入手することができた。今回の条件では、まずヘルヴィネックを出現させるまでの段階で苦労し、その後も試行錯誤を繰り返しながら物資が尽きかけていたため、これは嬉しい展開である。しかし、ここまで上手くいくと反動が怖いな・・・。よし、「ダンジューロ」と「グランドヘルム」は絶対集めないことにしよう!!
そんな感じで、今回プレイの条件下でも、無事に「グランドアーマー」を入手することができた。今まで使ってきた「ドラゴンメイル」よりも遙かに強力な最強鎧として、これからの戦いで役立ってくれるであろう。
――その他、古代都市ギルヴェガンでの戦いに備えて、今回パートで入手しておいた装備品はこんな感じである!
◆「ドラクロア研究所」クリア後
収集した装備品 (実際のプレイで手に入れた順番) |
◆「グランドアーマー」 物理防御力61 / 力+12 入手法:死都ナブディス/「ヘルヴィネック」を倒す(最大5%) |
と。今回の入手品はこんな感じであった。
・・・今回、特に大きいのは「グランドアーマー」で、「守りの指輪」は完全にグランドアーマーとのコンボ狙いである。両者の組み合わせにより物理防御力は67に達し、ゲーム終盤のクラスでも多くの敵の攻撃を完全シャットアウトにすることができる。また、「イージスの盾」は、多くの魔法攻撃を受け流すことのできる最強クラス盾であり、密集しているところに「クラウダ」「コラプス」などを打ち込まれても、全滅確率を1/27にまで下げることができる。その場合、「ヒスイのカラー」の下位互換と思われていた「ガントレット」にも、出番が出てくることがあるだろう。
――ちなみに、あえてこのタイミングで「グランドアーマー」を手に入れたのには、この後の古代都市ギルヴェガンで行われる“ある戦い”でどうしても使いたいと思っていたからである。まあ、上のラインナップを見るともう答えを言っているようなものであるが、それはそれという話である。ということで、アイテム収集はこんな感じで終わりにしよう。いよいよ、古代都市ギルヴェガンに突入だぜっ!!
というわけで、いよいよ今回のボス戦のパートである!
まず、「幻妖の森」へ進み、中央セーブポイントの次で、ボス:「ラフレシア」戦が始まる。なんか色々な攻撃を使ってくる相手であるが、「暗闇」「沈黙」の両方が効き、しかも全ての攻撃が回避可能で、さらに銃・魔法などで突きやすい風属性まで弱点としていることから、全く相手にならない雑魚と思われがちである。かく言う俺自身も、適当に「エアロガ」で攻撃すれば終わるだろうと思っていたのだ。
・・・ところが、このバトルは「MPダメージ」のフィールドに包まれており、あっという間にキャラクターのMPが無くなってしまう。それだけなら回復すれば良いだけなのだが、相手が多用してくる「圧縮蜜砲」という攻撃が割り込み不能の技となっており、こちらが全く行動できないうちにMPばかり減らされてしまう。しかも、敵は「圧縮蜜砲」を連打してくるようなものなので、「エーテルでMP回復」→「エアロガで攻撃しようとするも圧縮蜜砲に割り込めない」→「MPが減ってエアロガ不発」→「再びエーテル」という悪循環がひたすらに続いてしまう。なるほど、「圧縮蜜砲」とはそういう趣旨の攻撃だったのか・・・。
――まあ、敵の攻撃は全て回避可能なので、負ける要素は全く無いのだが、しかしこちらも「エアロガ」による攻撃が中々入らず、ジリジリとした戦いになってしまった。勝つためには、全ての無駄な行動をカットし、一瞬の隙を付いて「エアロガ」を入れるしかない・・・と書くと実に痛快に思えるが、実際は割り込み不能の長モーション技を眺めながら「エアロガ」が入るのを延々と待つという苦痛にしかならない戦いであった。「エーテル」の消費量も、50個近くという酷い値である。うーむ、これなら最初から「暗黒」を使えば良かったか。あと、視聴者の方が教えてくださったように、「亀のチョーカー」を使えば、ギルで魔法が唱えられてMPダメージが関係無くなるため、とても良い感じになっていただろう。しっかしまあ、俺はこいつで苦戦するとは毛ほども考えていなかったため、思わぬところを突かれたという感じである・・・。
続いて、「魔人の門」をベリアスを召喚して開くという謎イベントを乗り越え、古代都市ギルヴェガンへと突入する。まずは、入り口にてボス:「ダイダロス」戦を行うことになる。
コイツは、「通常攻撃CT0」と「回避無視」を同時に得る強敵であり、ハイペースで威力の高い攻撃を連打してくる。特に、前回の入店禁止クリアーでは、「魔法が無く装備も足りない」&「終盤の相手の猛攻を防ぐ手段が全く無い」&「そもそもHP20%の『大暴れ』で全滅する」という最悪条件下で、何とか勝つことのできた相手であった。その時の戦い方は、「ホーリーの魔片」で相手の行動を渋滞させながらバッシュが「最強の矛」で攻撃するというものであったが、それでも相当ギリギリな戦いであり、もう少し相手のHPが高ければ「ダークマター」を使わざるを得ない相手となっていたであろう。
――が、コイツは混乱が効くという致命的すぎる弱点を持っており、今回プレイではただの雑魚と化してしまう。戦法は、まず全員をリフレク状態にし、パンネロは「インディゴ藍」で「コンフュ」を跳ね返し続けて相手の行動を封じ、残った2人が「ケアルガ」で攻撃する。このゲームの混乱は「入力中の行動をキャンセルして自分に『たたかう』を使う」という性質であり、また相手はHP80%以下で必ず「ダーラ」を構えるが、その前に「コンフュ」によって混乱状態にできるので、「ダーラを構える」→「混乱で行動キャンセル」という混乱ハメで完全に相手の攻撃を封じることができる。そして敵はアンデッドであるため、「ケアルガ」の反射により大ダメージを与えていけるのだ。・・・と、そんな予想通りの戦法が完璧に決まってしまい、前回の強敵であった「ダイダロス」を実に楽に倒すことができた。うーむ、睡眠がチートなのは間違い無いけど、混乱もこれまた強い・・・。
そして、ギルヴェガンの内部エリアを進めていき、奥のクリスタル・グランデへのワープ装置がある場所で、ボス:「タイラント」と戦闘を行う。
前回のダイダロスに引き続き、なんとコイツにも混乱が効いてしまい、しかも氷属性を弱点としているため、適当に「コンフュ」を使いながら「ブリザガ」で攻めるだけで簡単に勝ててしまうように思える。・・・が、コイツ、「HP○○%で特定の攻撃を必ず使う」というルーチンを持っておらず、「体当たり」などの短CT技を使ってくるうえに、「回避無視」まで得ているため、混乱の切れ目に攻撃を受けて態勢を崩されやすくなっている。
――それでも、魔法対策として「リフレク」を貼り、最大HP割合ダメージの「貫通グラビガ」に備えてHPを回復しておけば、相手の攻撃で全滅することは無い。というわけで、やや泥臭くなりながら蘇生を繰り返して地道に戦っていき、「混乱」によるサポートも借りながら、撃破に成功した。うーむ、バトルスピードなどを上手く調整できれば、コイツも完全ハメができるのかな?まあそこまでするような相手じゃないだろうけど・・・。
そして、クリスタル・グランデを超え、いよいよ本日のメインディッシュと言える召喚獣:「シュミハザ」戦である! こいつは「クラウジャ」などの大技こそ使って来ないものの、目立った弱点が無く、手痛い攻撃で着実なダメージを与えてくる強敵である。シュミハザの攻撃はボウガンで遠距離攻撃&回避無視の特性を持っていて、さらに終盤には「通常攻撃CT0」「魔法CT0」「瀕死防御力UP」などの効果で激烈に攻撃面が強化される。前回プレイでは、「クラウダ」を受けたら高確率で全滅が確定するという苦しい状況の中で、200ダメージのバッシュが地道に削っていくという苦しすぎる戦いとなっていた。よく、あの戦力で勝てたものだ・・・。
――が、今回プレイではしっかりと戦力を強化してあるので、コイツさえも楽に倒せるようになっている。というか、むしろ実際にはコイツを楽に倒す目的でかなり前から意識して戦力を強化してきたため、いよいよその戦略を披露することができ、とても嬉しい気持ちである。これもまた、「やり込み」というものの一つの形であろう。さあ、いよいよ前回プレイの雪辱が来たぜっ!!
さて、シュミハザの攻撃で何が厄介かと言うと、まず通常攻撃が非常に強烈である。前述の通り、相手はボウガンで攻撃してくるため遠隔攻撃&回避不能の特性を持っており、しかも最初からCTは1である。クリティカルが出ればいきなり2倍のダメージが飛び出すため、状況を崩されてしまう危険性が高い。そのうえ、終盤には「通常攻撃CT0」「瀕死攻撃力UP」の効果を得て、更に打撃が強化されてしまう。
・・・が、このシュミハザ、攻撃力の数値が68しか無いため、「グランドアーマー」で物理防御力を61に高めれば、かなり被ダメージを抑えることができる。そしてダメ押しとして、「守りの指輪」で物理防御力を上げれば、被ダメージを2桁程度にまで抑えることができるのだ。これこそが、今話の冒頭で「グランドアーマー」と「守りの指輪」を入手しておいた最大の理由なのである。
――具体的に、シュミハザの物理攻撃によって受けるダメージを、いくつかのパターンで計算してみることにしよう。これを見れば、「グランドアーマー
+ 守りの指輪」の重要性は、一目瞭然というものである。
◆「シュミハザ」戦
通常攻撃のダメージ (クリティカルと各種オプションの効果は考慮しない) |
|
「ドラゴンメイル」 物理防御力53 |
237〜370 平均:304 |
「ドラゴンメイル」 「守りの指輪」 物理防御力59 |
143〜276 平均:210 |
「グランドアーマー」 物理防御力61 |
111〜244 平均:178 |
「グランドアーマー」 「守りの指輪」 物理防御力67 |
16〜149 平均:83 |
・・・と、まあこんな感じで。元々防御力の高い「グランドアーマー」に、さらに「守りの指輪」を組み合わせることによって、シュミハザの物理攻撃によって受けるダメージを他の装備の場合よりも大幅に抑えることができるのだ。もちろんこれは、相手の攻撃数値が68と、「グランドアーマー
+
守りの指輪」の防御値に近い値だからこそできる芸当であり、例えば攻撃値130のオメガmk.XII相手では「守りの指輪」はほとんど意味の無いアクセサリとなってしまう。その辺りは、相手の攻撃能力に応じて、他のアクセサリの効果も考慮しながら、適時判断していく必要があるだろう。
なにはともあれ、全員が「グランドアーマー」+「守りの指輪」を装備していけば、シュミハザから受ける物理ダメージを2桁程度にまで軽減できるため、ある程度のHPがあれば全く恐るるに足らないものとなる。終盤、相手は「通常攻撃CT0」を得るが、もともとシュミハザの通常攻撃はCT1であるし、「瀕死攻撃力UP」も攻撃力ではなく「ダメージ数値」を1.2倍にするものであるため、元が少なければこちらも心配する必要が無いのだ。
さて、次に対策を練るのは、シュミハザの魔法攻撃である。シュミハザが使う魔法は「アスピル」「サイレガ」「ショック」「フレアー」「クラウダ」の5種類であるが、特に「クラウダ」は全員が1000以上のダメージを受けてしまうため、密集しているとそれだけで一発全滅の危険性がある。もちろんこれは「リフレク」では跳ね返せないし、しかも終盤には「魔法CT0」の効果を得て瞬時に使用してくるため、連発されると非常に大きな損害を受けてしまう。もちろん軽装備でHPを上げても良いのであるが、そうすると今度は物理攻撃によって受けるダメージが増えてしまい、なかなか難しいところになってしまう。一応、「クラウダ」は完全ランダム使用であるため、全く使って来ないことを祈る戦い方も無いわけではないが、それでは前回の「入店禁止クリアー」を凌駕するほどの酷い勝率になってしまうため、あまりやりたくないというものである・・・。
――そこで活躍するのが、ルース魔石鉱の奥で入手しておいた「イージスの盾」である。この盾は、魔法回避率が50もあり、さらに盾強化のライセンス3つを付けて、回避率は65となる。そして、敵は「回避無視」を持っているが、その効果は物理攻撃にしか適用されないため、魔法攻撃は普通に回避することができる。そして、3人全員が「イージスの盾」を持てば、1人が「クラウダ」で死亡する確率を約1/3に落とすことができるため、合計して一発全滅の確率を約1/27にまで下げることができるのだ! これくらいであれば、バトル中に何発かの「クラウダ」を受けたとしても、全滅せずに戦っていくことが期待できるだろう。
最後に、シュミハザの防御面についてであるが、敵は「バリアチェンジ」の能力を持っており、さらにステータス異常も「ドンムブ」以外は全てが無効化されるため、特定の攻撃でハメ殺しができるということは無い。ということで、魔法で攻めるとなると「バイオ」あたりを使うことになるだろうが、敵は「サイレガ」や「アスピル」でこちらの魔法攻撃を執拗に妨害してくるため、魔法で攻めていくというのはなかなか難しくなってしまうのだ。
・・・そこで、使うのはお馴染みの「暗黒」である。魔法を封じられても普通に使用することができ、「グランドアーマー」の力+12をダメージに還元できて、さらに瀕死状態の「瀕死防御力UP」に引っかからないというのもおいしい。まあ、ダメージを与えた後のHPの減少がそこそこ痛いのが弱点であるが、それはボウガンによってシュミハザから受けるダメージと一緒に、「ハイポーション」などで回復していけば良いだろう。
以上として、作戦は「グランドアーマー」「守りの指輪」で物理防御を固め、「イージスの盾」で魔法攻撃も防ぎながら、「暗黒」で攻撃するという感じになった。これにより、物理攻撃で受けるダメージは2桁となり、魔法攻撃は回避ができるため、どちらも一発全滅の可能性は非常に低い。残った頭防具にはHPを上げる軽装備を付け、武器は「暗黒」用に攻撃力の高い物を装備すればOKだろう。
――と、そんな感じで。実際の戦いでは、一発で勝つということを重視しすぎて、相手に「サイレガ」を使わせ続けるために1人だけが沈黙状態を解除するとか(前回の入店禁止では1人がリボンを装備していた)、最終的に物理魔法CT0になるからバトルスピードは最速のほうが良かったとか、そういう見落としはあったのだが・・・それでも、元となる戦法自体が良かったため、何の危なげもなくシュミハザを撃破することができた。挑戦回数は1回である。まあ戦闘としては楽勝だったのであるが、この作戦を考えたうえで実行するまでの過程も含めて、まさに「やり込みらしい」と言える戦いであった。こういうバトルもあるのである。
さて。そんな感じで、古代都市ギルヴェガンの最深部に到達し、アーシェが「オキューリア」なる謎の存在から「契約の剣」を手に入れ、無事にギルヴェガンでの目標達成に成功する。
――さあ、次の舞台は、いよいよラストの大灯台である。敵の強さもさることながら、またゲストを殺害し続ける仕事が始まるだろうが、果たして・・・?
(2012年5月12日)
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