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たたかう禁止 低レベルクリアー プレイ日誌

 

【第9話 禿が語りかけます】

 


 ギルヴェガンをクリアし、次の目的地はいよいよ「大灯台」となる。全3層の広大なダンジョンであり、ダンジョン内で「ハイドロ」「パンデモニウム」「シャーリート」「フェンリル」「ハシュマリム」という計5体のボスと戦うことになる。また、最上層では「ガブラス」「ドクターシド+ファムフリート」という、バトル的にもシナリオ的にも山場と言える2連戦が待っている。まさに、FF12ラストにして最大のダンジョンという感じになっているのだ。
 ・・・というわけで、さすがに大灯台全てを1話に押し込んでしまうと長すぎるため、今回は前半部と言える「道中の5ボス戦」を収録することにしよう。こいつらも様々な特徴を持ったボスであり、前回の「入店禁止クリアー」でもかなり楽しませてくれる相手であった。では、「たたかう」を使わない代わりに「魔法」「技」をフル活用するという、前回と制限内容が真逆となる今回プレイでは果たして・・・?


 さて、大灯台に行くためには、港町バーフォンハイムに戻ってイベントを進めなければならないのだが、そこでなんとゲストの「レダス」が仲間になってしまうのである。このレダス、一般的な低レベルクリアーでも「弱い」「役に立たない」と散々な評判であるが、今回プレイでは「たたかう」を勝手に放ってしまうため、そもそも使うことができない。一応、「遠隔攻撃」も使うことができるが、飛行タイプの敵か「たたかう」が封印されている場合にしか使用してくれない。武器の攻撃力75も大きな強みとは言えず、回避率50%も前衛としては低すぎる。残念ながら、余程の事が無い限り、戦闘不能放置で安定だろう・・・。
 その他、この時点から行ける場所として「クリスタル・グランデ上層」があり、様々な強力装備が手に入るのだが、残念ながら今回プレイではどれもイマイチ役に立たない。まず「エクスカリバー」は、通常プレイであれば容易に9999を叩き出せるほどの超強力武器であるが、今回プレイでは「たたかう」が使えないため、せっかくの聖属性を活かすことができない。また「ブレイブスーツ」は、オートブレイブの効果を持った装備品であるが、「暗黒」「遠隔攻撃」のダメージはブレイブ状態で増えないため、これまた全く使い物にならない。「最強の盾」は既に3つ入手してあるし、「ブレイクブレイド」も暗黒用と考えても「ゴールドアックス」に完全に劣ってしまう。・・・とまあこんな感じで、どれもほとんど使い道が無いのである。うーむ、グランデ上層ではいつも大きな戦力強化ができるから、今回プレイでも期待していたのだが・・・。

 しかし、ここで全く戦力が強化できないかというとそうでもなく、この「契約の剣入手後」というパートでは、各地のよろず屋でこっそりと強力な装備・魔法が購入できるようになっているのだ。
 ――というわけで、それらを中心に世界を回り、今回も様々な物品を収集しておいた。さあ、恒例のアレが始まるよ〜!

「契約の剣」入手後 収集した装備品など

「ゴールドアックス」 攻撃力110 / 回避6 入手法:東ダルマスカ砂漠で購入
攻撃力の高い斧。今回プレイでは、盾と共に装備できる片手武器として、「暗黒」「遠隔攻撃」の際に活躍する。
片手武器としては、以前入手した「蠍のしっぽ」(攻撃力119)のほうが強力であるが、「蠍のしっぽ」は1つしか入手することができない。
そのため、2番手以降の片手武器として活躍することになるだろう。

「エルメスの靴」 「ヘイスト」の永久効果 入手法:バルハイム地下道で購入
「ヘイスト」の永久効果を得るシリーズお馴染みのアクセサリ。今作の「ヘイスト」はスピード1.5倍となっている。
この手のアクセサリは、戦闘不能から蘇生させた後にわざわざ補助を掛け直さなくても良くなるため、大きく戦闘効率を上げることができる。
このアクセサリは他と比べて尖った性能は持っていないが、それだけに平均的な能力を発揮するため、様々な戦いに活用していけるだろう。

「賢者の指輪」 消費MP半減 / 聖属性を吸収 入手法:アルケイディス旧市街で購入
魔法の消費MPを半減させ、おまけとして聖属性を吸収できるようにしてくれるアクセサリ。
MPの少ない低レベルクリアーでは、魔法を連発するとあっという間にMPが尽きてしまうため、このアクセサリの需要は非常に大きい。
また、聖属性を吸収してくれる能力も嬉しく、今後のボス戦では真っ先に検討対象に挙がる一品となるだろう。

「ローレルクラウン」 魔法防御力42 / HP+680 入手法:ナブレウス湿原/「クルセイダー」を倒す(最大12%)
上から2番目の頭軽装備。ガリフ前から活躍してきた「魔人の帽子」(魔法防御力38/HP+530)よりも更に高性能である。
敵のクルセイダーは、「回避無視」「通常攻撃CT0」を得る面倒な敵であるが、「ストップ」「ドンムブ」などで行動を封じることができる。
というわけで、もう少し早く入手しておけば更なる活躍ができたかもしれない。また見落としか・・・。

「遠隔攻撃」 技:近接武器で遠距離攻撃ができる。 入手法:死都ナブディスで購入
※ダメージは「0〜(相手のレベル*武器の攻撃力 - 1)」でランダム、命中率は「(75 + (自分のレベル - 相手のレベル))%」・自分のほうがレベルが高ければ命中率は3倍

「暗黒」と並ぶ、今回プレイで使える数少ない物理攻撃。この時点までシナリオを進め、やっと購入可能になってくれる。
ダメージは5000を超えることもあり強力なのだが、いかんせん命中率がレベル依存のため、お世辞にも効率的とは言えない。
使う場合、「たたかう」以外で唯一割り込みが可能な攻撃であること、ノーコストで放てること、位置調整がやりやすいことなどを活かしたい。


 ・・・とまあこんな感じで、今回はアクセサリ中心の強化となった。「賢者の指輪」は、消費MPを半減させてくれる非常に強力な効果を持ち、ダメージを与えてMPを回復できる今作では、単なる半減以上の価値がある。「エルメスの靴」もそこまで強力では無いが、しかし「CTを早める」という能力は基本でありあらゆる戦いで役に立つため、選択肢として持っておいて損は無いだろう。その他にも、技:「遠隔攻撃」は、命中率の低さこそネックなものの、「割り込みが可能」「動作が軽い」「ノーコストで放てる」などの点で「暗黒」との差別化ができ、これまた魔法以外の貴重な攻撃手段として活躍してくれるであろう。
 ――そんなわけで、地味に戦力の底上げを行うことができた今回なのだが、なんとこのタイミングで死都ナブディスの隠れショップから「エーテル」が買えなくなるというトラップが仕掛けられている。この後、大灯台をクリアすると再び購入できるようになるため、恐らくはバグであろう。まったく、通常プレイであればほとんど問題は無いのかもしれないが、今回プレイでは迷惑な話である・・・。



 そんなわけで、今回は準備パートもそこそこに、本番の攻略をスタートすることにしよう!
 まず、リドルアナ大瀑布に飛び、レダスを「デス」で殺害してから、ボス:「ハイドロ」と戦う。こいつは、「死の宣告」状態ではない敵をターゲットするという特殊な性質を持っているため、盾役のパンネロ以外が自分に「カウント」を放って「死の宣告」状態になり、ターゲットを向かせないようにする。さらに、敵は「バイオ」などの魔法攻撃を用いてくるが、それは「リフレク」で反射することができる。そして極めつけの弱点として、相手は混乱状態を無効化できないため、「スロウ」+「混乱」状態にすることで、延々と相手の行動を封じることができる。よって、こんな奴は楽勝で倒せるのである。
 ・・・ちなみに、ハイドロは移動速度が遅いため、ターゲットされたキャラクターを手動操作で走り回らせれば、全く攻撃を受けずに戦うことが可能である。が、今回プレイでは手動操作を封印しているため、残念ながらそのようなマラソン戦法を用いることはできない。まあ、それをするまでもなく勝てる相手だったということで。

 続けて、大灯台の内部に進入し、「黒の珠」を入手するパートに入る。ここでは雑魚を倒さなくてはならないが、「デジョンの魔片」を使ってもOKであるため、「インディゴ藍」を装備してジャンジャン敵を消し飛ばしていく。
 ・・・そして、僅か3つの黒の珠をセットし、ボス:「パンデモニウム」戦へと足を進める。こいつも「混乱」が効くため、それで行動を封じていけば勝てる・・・のだが、こいつはHP<50%で「絶対防御」を使って物理攻撃・魔法攻撃の両方を無効化し、さらにその後は「回避無視」の能力を得るため、かなり戦いづらい相手となってしまう。「アレイズ」などで敵対心を操作すれば絶対防御状態は解除されるのであるが、しかし手動コマンド封印では特定タイミングで敵対心を大幅に操作することは難しい。何をやるにしても、どうにも上手く噛み合わず、面倒な敵となってしまうのだ。
 ――が、最初に全員をリフレク状態にして「エアロガ」を連打し、パンネロはひたすら「リフレクの自分 - コンフュ」を繰り返したところ、なんと混乱のタイミングが非常に上手くハマり、「絶対防御」を使わせずに倒すことに成功したのである!ポイントは、レダスを戦闘不能状態にすることであろうか。レダスが居ると、「エアロガ」のモーションが長くなってしまってタイミングがずれるため、上手く「コンフュ」でハメ続けることができずに「絶対防御」を使われてしまうのだ。さすがレダスさん、死んでいることが戦略のポイントとは、存在感がありすぎる・・・!

 そして、大灯台下層の階段を上っていく場面である。ここでは、「コジャ」「デイダラ」を倒して足場を作っていく必要があるが、これまた「デジョンの魔片」を使って良いため、それを使ってサクサクと進めていく。
 途中、少しだけ寄り道して赤い橋を架け、頭装備:「デュエルマスク」を入手しておく。魔法防御力45にHP+800という頭軽装備で最強の一品であり、終盤の様々なバトルで活躍させていくことができるだろう。地味に力が+2されてくれるおまけも嬉しい。ただし、ここを含めて最大2個しか手に入らない個数限定アイテムであるため、残りの1人分は別の手を考えなければならない。
 ――そんな感じで、「上から来るぞ!気を付けろ!!」と階段を駆け上がっていき、下層の終わりにてボス:「シャーリート」戦を始める。こいつは炎が弱点の上に「オイル」が効くクズとして知られているが、さらに「スロウ」「混乱」まで効いてしまうという欠陥ボスである。ということで何も考えずに戦い、雑魚敵かと思うような楽さで撃破に成功した。そう言えば、むかし「毒」とか「ヒート」が効く奴が居たな・・・。



 続いて、ダンジョンは「大灯台:中層」に移る。ここでは、「たたかう」「魔法」「技」「ナビMAP」のどれか一つを封印し、迷路のような3つの階層を登っていくことになる。ということで1秒も悩まずに「たたかう」を封印して先に進む。ここで「魔法」とかを封印してみても面白いかなと思ったが、まあそういう戦いはクリア後の召喚獣戦で楽しめば良いだろう。というか、ここのボスがわざわざ縛るほどの相手じゃないし・・・。
 ・・・さて、中層は今までにも増して雑魚敵が強くなるため、全く戦闘を行わずに階段を目指して進んでいく。幸い、最初から道が分かっていれば、それほど長いダンジョンとはなっていない。ここでは、戦闘を行うメリットはほとんど無く、またトレジャーにもめぼしいものは無いため、サクッと先に進めてしまうのが得策なのだ。
 ――そんな感じで、中層のボス:「フェンリル」と戦うことになる。こいつは、そもそも回避可能な物理攻撃しか行わないというサンドバックであるが、さらに「睡眠」が効いてしまうという構造的欠陥があるため、眠らせて「バイオ」で倒してしまうことにする。怖いのは、最初に使ってくる範囲攻撃の「大絶叫」だけだった。ちなみに、俺は中層で「たたかう」を封印しており、レダスは「たたかう」の代わりに「遠隔攻撃」を使ってくれるため、今回の条件下でもバトルに参加させることができる・・・のだが、「遠隔攻撃」には相手の睡眠状態を解除してしまうという欠点があるため、残念ながら今回もレダスは「デス」で眠ってもらったのであった・・・。

 そしていよいよ、大灯台も終盤の「大灯台:上層」に入る。ここは、4つの灯籠の中から当たりを選んで進んでいくダンジョンになっており、間違えるとアンデッドモンスターが大量に出現する部屋に飛ばされてしまう。俺はちょっと昨今のゾンビゲーには飽き飽きしているため、普通に間違えないようにして進んでいくことにしよう。途中、隠しルートを通ることにより魔装備・頭最強の「サークレット」が手に入るが、魔力の上昇量は「黄金のスカラー」と変わらず、おまけ能力も力+2と噛み合わないため、攻撃要員としては完全に「黄金のスカラー」に劣ってしまう。うーむ、「魔力のシシャーク」「グランドヘルム」のような関係がここにもあったか・・・。
 ・・・そんな感じで進めていき、エレベーターでいよいよ道中ラストの召喚獣:「ハシュマリム」と戦うことになる。・・・が、ご存じの通り、こいつは最後まで「通常攻撃CT0」「回避無視」を得ず、しかも「ロックユー」「クエイジャ」は土属性であるため全てレビテト状態で回避できる。あの前回の「入店禁止クリアー」の戦力下ですら、「期待外れ」「ハシュマリム(笑)」と呼ばれた相手であったのだ。
 そして、こいつは風属性を弱点としているため、今回プレイでは「エアロガ」によって8000ものダメージが叩き出せる。しかも、敵は「開幕に『ヘイスト』を使う」「HP<80%で『ロックユー』を使う」「HP<50%になると『ヘイスト』→『プロテス』→『クエイジャ』の順に行動する」という隙だらけのパターンを持っているため、その間に適当に攻撃するだけで簡単に倒せてしまう。最後に「絶対防御」が来るが、もちろんその前に勝てる。
 ・・・そして、何とこのバトル、レダスが活躍するのである。方法は簡単で、バトル前に「ストップ」で行動を封印し、その後にリフレク状態にするだけである。すると、なんとレダスが8000もダメージを与えられる要員となり、「絶対防御」どころか「クエイジャ」すら飛んでくることなく戦闘が終わってしまうのだ。さすがレダスさん、止まってるだけで敵を倒すなんて凶悪にも程がある・・・!!


 と、まあ、そんな感じで。「そんなに難しくないだろうなあ」とは思っていたものの、その予想すら上回るほどに楽勝に終わった、大灯台道中のバトルであった。
 ――さあて、次は大灯台上層の「ガブラス」「ドクター・シド+ファムフリート」戦であるが、こいつらは全員「オイル」が効き、それに加えてファムフリートは炎属性が弱点という紙耐性を持っている。なんだ、また「召喚獣(笑)」かよ。こんな奴らどうせ弱いわ。あ〜あ、制限を緩くしすぎたのかなあ・・・。あ、言うまでもなくこれらの言葉はフラグですので。

 

(2012年5月15日)

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