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たたかう禁止 低レベルクリアー プレイ日誌

 

【第10話 超絶ネタバレ注意!!! ジャッジ:ゼクトの正体は…】

 


 いよいよ、長かった大灯台もラストである。最上層にて、ボスの「ガブラス」「ドクター・シド(2回目)+ファムフリート」との2連戦が行われるのだ。
 ・・・この戦闘は、ストーリー全体を通しても屈指の難関であり、特に「ドクター・シド+ファムフリート」が同時に攻撃を仕掛けてくる場面では、1000以上のダメージを受ける大技が両者から繰り出され、それが運悪く重なってしまうと、低レベルではまず耐えきることができない。そうでなくとも、両者ともに激しい攻撃を行ってくるため、戦闘はこれまでになく厳しいものとなるのだ。
 ――やれ、前回の「入店禁止クリアー」では、どうやっても相手の攻撃に耐えきることができず、結局は魔法障壁が切れた瞬間に「ダークマター」を投げつけるという反則スレスレの手を使わなければ全く太刀打ちができなかった。だからこそ、今回プレイではあがいてやりたいものだ。さて、果たして雪辱は成るのだろうか・・・?


 さて、今回は大灯台最上層のセーブポイントからということで、アイテム稼ぎのパートなどは無しに、さっそくボス戦から始めることにしよう。まずは、第1戦の「ガブラス」戦である。
 ・・・コイツは、最初から最後まで回避可能な物理攻撃しか使わないため、回避率の高い味方を1人用意しておけばまず負けることは無い。HP<50%での大技:「エグゼクション」にはビビるが、これも単体攻撃なうえに回避可能で攻撃力も特に高いというわけではないため、全く脅威とは成り得ない。おまけに、最後まで「通常攻撃CT0」すら得ないという体たらくになっているのだ。
 ――というわけで、まずは「オイル」を入れて、その後に「ファイガ」でも放っていれば簡単に倒せる相手なのであるが、コイツはHP<50%で「完全マバリア」の効果を得て、魔法攻撃を約2分間無効化してしまう。まあ、手動コマンドを使ったり、「暗黒」を使ったりすればダメージを与えられるのであるが、この後の戦いのことも考えると、連戦の中でもぶっちぎりの雑魚のために専用ガンビットを用意するわけにもいかない。ということで、諦めて「完全マバリア」が切れるまで待つことにする。まあ、どちらにせよ敵の攻撃は全て回避可能であり、全滅する要素は何も無い。ただ時間が掛かるだけの戦闘であった・・・。



 そんなこんなで、前座は終わりにして、いよいよ本番の「ドクター・シド+ファムフリート」戦を行うことにする。ご存じの通り、この戦闘は「@ドクター・シドのHPを50%まで削る」「Aシドとファムフリートが同時に登場するため、まずはファムフリートから倒す」「B残ったシドを倒す」という順序で行うことになる。Aの際にシドは魔法障壁+完全マバリアを貼ってしまうため、必ずファムフリートから倒さなければならないのだ。と、言うて前回は魔法障壁の切れ目にダークマターを叩き込むという強引な手で倒したわけだが・・・ちなみに、その場合にも、ファムフリートが残って戦闘は続行された。
 さて、ではまず、最初の「@ドクター・シドのHPを50%まで削る」のパートから始めよう。シドの通常攻撃は、ドラクロア研究所で戦った時と同じく「回避不能」「防御力無視」「遠距離攻撃」「クリティカル有り」という特性を持っており、1発で784〜992のダメージを与えてくる(「プロテス」で軽減可能)。ターゲットとして選ぶ相手は、@の時は「敵対心が高い敵」、Aの時は「最も近い敵」、Bの時は「ランダムで選んだ敵」とかなり忙しい。
 ・・・また、敵の耐性としては、「オイル」が効くが「炎:半減」の耐性を持っているため、合計してダメージは1.5倍にしかならない。一応、聖属性が弱点となっているが、いくら何でも打撃が問題となる敵に「ホーリー」は駄目であろう。しかも、敵のHPを50%まで減らすと強制的にイベントが発生して戦闘が中断されるため、大ダメージを与えて瞬殺という手も上手く行かない。

 そんなわけで、戦法としては、ひたすら肉弾戦を行うのみである。まず、盾役のパンネロが「デュエルマスク」「ミラージュベスト」でめいっぱいHPを高め、そこにさらに「プロテス」を掛けて、少しでもダメージを軽減していく。銃撃のダメージは、「プロテス」によって3/4されて600〜700程度となるため、これくらいならばクリティカルが飛び出たとしても普通に戦っていけるだろう。
 ・・・というわけで、防御重視の陣形を組み、「オイル」にしてから「ファイガ」でダメージを与えていく。魔装備で魔力を上げる余裕が無いため、「ファイガ」のダメージは僅か1500ほどであるが、敵のHPはそこまで高いというわけではないため、ジリジリと相手のHPを削っていく。途中、敵は「魔審銃」という酷い名前の技を使ってくるが、この時点では回避が可能であるため、全く恐るるに足らない。
 ――そんなこんなで、敵のHPを50%まで削ると、イベントが挿入され、シドがファムフリートを召喚する。・・・以上、ここまでは完全に前座であり、ここからいよいよ全編屈指の難関バトルが牙を剥くのである。やれ、俺はこれまで(;^^o)「制限を緩くしすぎた・・・」などとボヤいてきたが、このバトルに至ってはあと少しでも制限がきつかったらクリアできなかったほどだったのである。バイキングコートが無ければ即死だった・・・。



 さて、いよいよA「シドとファムフリートが同時に登場する」のパートである。シド1体でも十分に強かったのに、そこにほぼそのままファムフリートが追加されてしまうため、敵の攻撃は凄まじい激しさとなる。
 ・・・ここでは、シドが「S85式炸裂魔砲」、ファムフリートが「ウォタジャ」という大技を持っており、どちらも全員に1000以上のダメージを与えてくる。そして、この2つの大技は、「敵2体が申し合わせて交互に使ってくる」というパターンではないため、運悪く2つが重なってしまうとその時点で死亡が確定する。そこまで行かなくとも、大技で態勢を崩されてしまい、蘇生が間に合わずにゲームセットということは多く存在するのだ。
 また通常攻撃も、シドの銃撃は引き続き防御力無視&回避不能であり、ファムフリートの打撃も一発が重いうえに1/10の確率で連撃が発生しHP<50%で「回避無視」まで得てしまう。そうなると、もうあっちでもこっちでも戦闘不能者が出て回復に手間取ってしまい、全く攻撃ができなくなってしまうのだ。そして、蘇生が遅れて3人が死亡してしまうとゲームセットで、初戦のジャッジ:マバリアからやり直しなのである。

 ところで、ファムフリートは炎属性を弱点としており、しかも「オイル」が効くため、オイル状態にした後の「ファイガ」で6倍という極めて大きなダメージを与えることができる。これに、さらにレダスを入れたリフレク反射を組み合わせれば、簡単に9999ダメージを連打することができるため、「瞬殺wwww」などと楽しんだ人も多いであろう。
 ・・・が、このプレイでは、どうにもそれは難しくなってしまうのである。というのも、まず攻撃力を倍々単位で上昇させる「リフレク反射」は、何とかして自分をリフレク状態にしなければ入力できないが、しかし「ファムフリートが登場したときのみ『リフレガの魔片』を使う」といったガンビットは、構築が極めて難しく実用的ではない。ならばと最初からリフレク状態で挑もうにも、装備品の場合は装備がかなり限定されてしまい、「リフレガの魔片」を使う手は頻繁に戦闘不能者が出てしまうこのバトルでは現実的ではない。そして、敵の激しい攻撃に立ち向かっていかなければならないことを考えると、魔力重視の装備にすることもできず、ファイガのダメージは7000程度(「被ダメージカット」なし)に留まってしまう。これでは、いくら何でも敵のHP149060を押し切ることは無理である。
 ――ちなみに、もし手動操作がOKであれば、ファムフリートがこちらに近寄ってきた時に手動で「リフレガの魔片」を使い、その後に手動で「ファイガ」を味方に向けて数発放てば、あっという間に相手のHPを削ることができ、今回よりも遙かに楽に戦えていたであろう。だが、今回も前回プレイに引き続き過剰な手動操作を禁止している(コマンド選択・移動の両方)ため、このような手を使うことはしなかった。まあ、個人的にはガンビットは「入力をサポートするシステム」ではなく、「FF12のゲーム性そのもの」だと思っているので、できる限りガンビットだけに縛ってゲームを進めていきたいのである。この辺りは個人の好みというところか・・・。

 そんな感じで、熾烈な敵の攻撃に立ち向かっていくことになる。シドは、これまでと同じく「回避不能・防御力無視・遠距離攻撃・クリティカル有り」で900ダメージの銃撃をコンスタントに行ってくるうえに、加えてファムフリートまで重い攻撃を仕掛けてくるため、通常攻撃だけで回復に追われてほとんど攻撃ができなくなってしまう。しかも、大技としてシドは定期的に「S85式炸裂魔砲」で全体に1000ダメージを、ファムフリートもHP<50%から定期的に「ウォタジャ」で全体に1500のダメージを与えてくる。こちらのHPは、仮に「デュエルマスク」「ミラージュベスト」で固めても1700ほどであるため、大技を喰らうと非常に大きくHPを削られてしまう。もちろん、HPが減っていたり、はたまた2つの大技が重なってしまえば、それだけで全滅が確定する。速攻はできないし、かと言って持久戦をしようにも、安定して耐え続けることは不可能なのだ。
 ・・・だが、このバトルには落としどころが2つ存在するのである。まず1つ目が、「『ウォタジャ』はバイキングコートで無効化できる」ということである。「バイキングコート」は物理防御力23/HP+240という中盤レベルの装備品であるが、「水属性を無効化できる」という強力な特性を持っており、これによりファムフリートの「ウォタジャ」「蒼の砲撃」完全無効化することができるのだ! ただし、HPが下がるうえに、ファムフリートの打撃ダメージも700→1000と大幅に増加してしまうため、どのような組み合わせで「バイキングコート」を装備するのか、はたまた装備しないほうが良いのか、よく考えて決める必要があるであろう。
 ――そして、もう一つのポイントが、「シドがファムフリートに『ヘイスト』『プロテス』『シェル』を使う」ということである。これは、普通に考えればただでさえ強敵のファムフリートさんが更に強化されてしまって非常に厄介なのであるが、しかしシドが補助魔法を唱えるということはその間は他の攻撃を使用しないということでもあるため、その時間が大幅な隙となってくれるのである。もちろん、補助の効果自体は強力であるため、そこは「デスペル」ですぐさま解除してしまおう。敵のステータスを落とすことはもちろん、解除しておけば、次にまたシドが補助を唱えて大きな隙を作ってくれるのだ。

 では、具体的に、今回の戦いでどのような装備を付ければ良いのか考えていこう。
 ・・・今回、装備する魔装備と軽装備のセットとしては、以下の5パターンが考えられる。それぞれメリットとデメリットを挙げて、実際の装備について検討してみることにする。

「ドクター・シド+ファムフリート」戦 頭防具と体防具の検討
@ 「デュエルマスク」
「ミラージュベスト」
物理防御45 / 魔法防御45 / HP+1600
・HPの上昇値が最大
・「ウォタジャ」に耐えられる
・「プロテス」を使えば銃撃に2発耐えられる
・「蒼の砲撃」に耐えられないことがある
・「デュエルマスク」は1つしか用意できない
A 「ローレルクラウン」
「ミラージュベスト」
物理防御45 / 魔法防御42 / HP+1480
・@の代用品
・「ウォタジャ」に耐えられないことがある
・「蒼の砲撃」にほぼ耐えられない
B 「ローレルクラウン」
「バイキングコート」
物理防御23 / 魔法防御42 / HP+920
・「ウォタジャ」「蒼の砲撃」を無効化できる
・「S85式炸裂魔砲」に耐えられる?
・ファムフリートの打撃に耐えられないことがある
C 「黄金のスカラー」
「ミラージュベスト」
物理防御45 / 魔法防御58 / HP+800
・魔法攻撃力が高い
・シドの銃撃にほぼ耐えられる
・「S85式炸裂魔砲」にほぼ耐えられる?
・ファムフリートの打撃に耐えられる
・「ウォタジャ」「蒼の砲撃」に耐えられない
D 「黄金のスカラー」
「光のスティフォス」
物理防御39 / 魔法防御58
・魔法攻撃力が非常に高い
・全ての攻撃に耐えることができない

(※「S85式炸裂魔砲」の詳しいダメージ計算式は不明。基本的には魔法タイプの攻撃であるようだが・・・)

その他の参考データー
今回プレイにおける各キャラクターのHP・MP
(FF12ではHP・MPが一定の範囲内からランダムで決まる / ミストカートでの上昇量は未計算)
◇ヴァン    HP82 / MP27
◇バルフレア HP102 / MP21
◇フラン    HP86 / MP27
◇バッシュ   HP139 / MP21
◇アーシェ   HP104 / MP34
◇パンネロ   HP98 / MP41


シドの銃撃によって受けるダメージ
(クリティカルと味方側のオプションによる軽減を考慮しない)

通常時:784〜992
「通常攻撃ダメージUP」後:941〜1190

・アルティマニアには「瀕死攻撃力UP」があると書かれているが、瀕死状態でも銃撃のダメージは変化しない


 さて、データー部が長くなったが、要するに選択としては「何を重点的に対策していくか」ということになる。
 ・・・まず、@の「デュエルマスク+ミラージュベスト」は、HPを上げる軽装備の組み合わせであり、「ウォタジャ」を含むほぼ全ての攻撃に耐えることができる。特に、シドの銃攻撃への耐久力を上げるには軽装備でHPを強化する以外の手は無いため、盾役のパンネロの装備は@で決まりであろう。
 では、他のキャラクターも@で決まり・・・と言いたいところであるが、残念ながらデュエルマスクはこの時点では1つしか手に入らないため、代用として一つ格下の「ローレルクラウン」を装備せざるを得ない。それがAなのであるが、その場合「ウォタジャ」によって1/3程度の確率で戦闘不能状態になってしまうため、安定性はイマイチである。ならばと、水属性を無効化する「バイキングコート」を装備する手もあるが、このBの場合はファムフリートの打撃によって倒されてしまう場合が出てくるため、やはり戦闘を安定させることはできない。AとBは、残念ながらどちらも大きな弱点を抱えていると言えよう。
 ――その他、魔装備を付けて魔法攻撃によるダメージを軽減しつつ「ファイガ」の火力を上げる・・・という手もあるが、これはハッキリと駄目である。というのも、ファムフリートは炎弱点&「オイル」有効であるため、「炎の杖」を持って「ファイガ」を放てば、それだけで7000という大きなダメージを与えることができる。よって、残り僅かのダメージを突き詰めるよりも、防御を固めて安定性を増したほうが、遙かに勝ちやすくなるのだ。というか、魔装備だと「ウォタジャ」にシドの銃撃が重なるだけで一発全滅である。さすがにこれは無いであろう。

 そんなこんなで、検討の結果、3人の装備品・ガンビットは以下のように決まった。
 ――まったく、いま振り返ってみると色々と練り込みの足りない戦法であるが、実戦時にはこういうもので勝ってしまったのだ・・・。

ボス:「ドクター・シド(2回目)+ファムフリート」戦
パンネロ
HP1698 / MP123
マインゴーシュ / 最強の盾
デュエルマスク / ミラージュベスト / インディゴ藍

1.アーシェ - フェニックスの尾
2.バッシュ
- フェニックスの尾
3.MP<30%の自分 - エーテル
4.HP<60%の自分 - エクスポーション
5.自分自身 - デコイ
6.敵1体 - オイル
7.自分自身 - プロテス
8.敵1体 - 盗む
バッシュ
HP1059 / MP63
炎の杖

ローレルクラウン / バイキングコート / エルメスの靴

1.パンネロ - フェニックスの尾
2.アーシェ
- フェニックスの尾
3.MP<40%の自分 - エーテル
4.HP<60%の自分 - エクスポーション
5.パンネロ - プロテス
6.味方1人 - 万能薬
7.「火」に弱い敵 - デスペル
8.「シェル」の敵 - デスペル
9.「オイル」の敵 - ファイガ
10.敵1体 - ファイガ
アーシェ
HP1024 / MP102
炎の杖
ローレルクラウン / バイキングコート / エルメスの靴

1.パンネロ - フェニックスの尾
2.バッシュ
- フェニックスの尾
3.MP<30%の自分 - エーテル
4.HP<60%の自分 - エクスポーション
5.味方1人 - 万能薬
6.「オイル」の敵 - ファイガ
7.敵1体 - ファイガ


 まず、この戦いで盾役となるのはパンネロであるため、そこに「デコイ」「プロテス」を集め、少しでも銃攻撃による被害を軽減していく。一応、大技である「ウォタジャ」「S85式炸裂魔砲」が来ても、一発で全滅することは無いように設定しているが、それはあくまで机上の理論であるため、できる限り早くファムフリートを倒し、全滅の可能性を0にしたい。
 攻撃面では、敵のシドとファムフリート(+ガブラス)には全て「オイル」が有効であるため、それを入れてから「ファイガ」によるダメージを与えていく。今回、殺される回数がやたらと多いうえに、しかもファムフリート撃破後のシドは「被ダメージ返し」によって微妙なダメージを与えてくるため、残念ながら「瀕死魔力UP」による強化は期待できない。それでも、「ファイガ」によって、ガブラスに3000・ファムフリートに7000・シドに1500程度のダメージを叩き出すことができる。特にHPが高く危険度も大きいファムフリートに、カンストに近いダメージが与えられるということで、火力としては十分というものであろう。
 その他、バッシュはファムフリートに「デスペル」を使い、ファムフリートの補助魔法を解除する。こうすることで、敵を弱体化すると同時に、シドに新たな補助魔法を使わせ、少しでも隙を作り出していくのだ。

 というわけで戦っていく。中盤、ファムフリートが召喚されると、2体が激しい攻撃を仕掛けてくるためなかなかダメージを与えづらくなるが、耐えながら少しずつダメージを与えていく。
 ・・・まったく、「ウォタジャ」「S85式炸裂魔砲」が来ると、その度に全員が1000以上の大ダメージを受けるため、下手をするとそのまま全滅へと繋がってしまう。あの、大技が来る時の緊張感は、ゾディアークのダージャを受けているようなものと言えば、FF12ファンの方々には極めて分かりやすいであろう。
 そんなこんなで、打撃で殺されたり「ウォタジャ」で殺されたりしながらも、ひたすら回復しながら「ファイガ」を打ち込んでいき、何とかファムフリートを倒すことができた。最後のシドは、「通常攻撃ダメージUP(*1.2)」「被ダメージ返し」などの効果を得て大幅に強化されるが、しかし1体ということでそこまで強くないため、ひたすら回復しながら「ファイガ」を打ち込んでいく。どの攻撃も、ここまで来れば一撃で全滅することは有り得ない。・・・そして、連戦で合計30分の死闘の末に、ついに大灯台をクリアすることに成功したのである。よしっ!やったぜ!!
 ――やれ、これまで難関らしい難関が無かったこのプレイでは、初めてと言っても良いほどの難関であった。純粋な挑戦回数自体は多くないが、ガンビットの調整や装備品の吟味なども含め、まさに「やり込みらしい」と言える戦いだった。まあ、「手動操作」「バブル」などの自主規制が無ければかなり楽に勝てていた相手だろうから、その意味では制限が絶妙であったと言うべきか。



 そんなこんなで、ストーリーはいよいよ最終段階に突入し、「空中要塞バハムート」が起動することになる。ここに突入して、ラスボス4連戦を突破すれば、ゲーム本編をクリアすることができるのだ。やれ、前回の「入店禁止クリアー」では、シド戦に引き続き反則に等しいような手を使ってでしか勝てなかったという悔しい戦いであったが、果たして今回プレイではどうなるのか・・・?
 ――そして余談であるが、この「シド+ファムフリート」戦は、インターネットの生放送サイトを使って配信しながらプレイしており、上記の戦略はその際に考え出したものを掲載している。が、俺は当時から「『エルメスの靴』じゃなくて『ほろろの根付』でHP全回復の蘇生を行ったほうがいいんじゃ?」と考えており、その他にも幾つか気付いた改善点を加えて再トライしてみたところ、なんと上記の戦略より遙かに簡単に勝ててしまったのである。アイテム消費も、実は上記の戦略では「終盤でエクスポーションが切れてしまったため、ガンビットをハイポーションに変更する」という戦略性も美しさもまるで無い、行き当たりばったりの戦闘を行っていたのであるが、バッシュ・アーシェのみハイポーションに変えると、余裕でアイテム数を間に合わせることができた。つまるところ、上の戦法は確かに勝てはしたが、俺の中では失敗作となってしまったのである。
 ・・・まあ、たまたま後から見落としに気付くのならまだしも、今回は「生放送をやっていたから」という理由で、改善点が分かっていたのにプレイを押し進めてしまう結果となった。こういうものには、やはり個人的には納得ができないのである。生放送にこだわって、肝心のやり込みプレイの面白さを失ってしまうようでは、本末転倒としか言いようがない。さて、これからどうしようか・・・。

 

(2012年5月22日)

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