たたかう禁止 低レベルクリアー プレイ日誌 - やり込みinFF

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たたかう禁止 低レベルクリアー プレイ日誌

 

【第11話 テラフレア――!!】

 


 ついにこの時が来てしまった。大灯台をクリアし、いよいよ本編ラストダンジョンである「空中要塞バハムート」が登場するのである。
 ・・・ご存じの通り、このラストダンジョンは、マップ自体は非常に短くなっており、実質的には「ラスボス戦の舞台」という位置付けである。しかし、その戦闘は4連戦であり、途中で補給やセーブを行うことはできず、もちろん全滅すれば最初からやり直しである。そして、4連戦の最後で戦う「不滅なるもの」の強さは本編中でもぶっちぎりであり、様々な制限プレイにおける最大の難関として知られている。逆に、もしコイツを大した苦戦も無く倒せるようでは、制限プレイの意味が無いため、その場合は裏ボス戦に進むなどして工夫したほうが良いかもしれない。
 ――というわけで、いよいよ今回の「たたかう禁止 低レベルクリアー」もクライマックスである。今回プレイでは、「たたかう禁止」の他にも、HPアップのライセンスや手動操作の利用などを制限しており、バトルも終盤からじわじわと苦しくなってきた。そして、このラスト4連戦は、間違い無くここまでで最大の難関になると思われる。さあ果たして、一つも条件を緩めることがなく、この厳しい戦いを乗り切ることができるのだろうか・・・?


 さて、シナリオが最終段階に進んだこの時点から、「大灯台 地下層」の探索が可能となる。ここは、本編ラストよりも強い敵が出る“裏ダンジョン”という扱いであり、非常に強力な装備品を入手することができる。その分、敵も凶悪なのであるが、全3層のうち1層目の敵は「回避無視」を持っておらず、そして「デジョン」で倒してもキーアイテムの「黒の珠」を落としてくれるため、1層目ならば簡単に戦っていくことができる。やれ、全ての層をオープンするためには168個という大量の「黒の珠」が必要であるが、まあこんなものはFF12ファンにとっては朝メシ前以外の何物でもないため、サクっと集めて、全てのアイテムを収集しておく。
 そしてその他にも、「空中要塞バハムート起動後」というタイミングで、ショップから更に新しい物品が購入できるようになっている。特に、魔法に関しては買うことでしか増やせないため、これまた貴重な戦力強化となりうるのだ。やれ、この時点で買える魔法は、順番待ちを引き起こす巨大な物ばかりであるため、一般的には使いづらいという認識であるが・・・「たたかう禁止」の今回プレイでは、どこかで出番も出てくるだろう。
 ――ということで、今回の入手品はこんな感じである! ここまで、ストーリーを通して続けてきたキャラクター強化も、いよいよこれが最後か・・・。

「空中要塞バハムート」起動後 収集した装備品など

「ローブオブロード」 物理防御力40 / 魔力+15 / 力+5 入手法:大灯台地下層/トレジャーから入手(45%・1個)
最強の魔法使い用ローブ。魔力の上昇値が+15と、「光のスティフォス」の+12よりも更に高くなっている。
魔法が主力となる今回プレイでは最強の一角と言える装備品であり、これからの戦いで大いに活躍するであろう。
ちなみに、この装備は個数限定ではなく、ヘネ最深部で何個でも入手できるが、今回は召喚獣を倒していないため、とりあえず見送りである。

「デュエルマスク」 魔法防御力45 / HP+800 / 力+2 入手法:大灯台地下層/トレジャーから入手(50%・1個)
「サークレット」 魔法防御力60 / 魔力+10 / 力+2 入手法:大灯台地下層/トレジャーから入手(50%・1個)
どちらも、頭系統で最強の防具。両者とも個数限定アイテムであり、2個目が大灯台地下層で手に入る。
「デュエルマスク」は、HPの上昇値が最も高く、「被ダメージ返し」などでダメージを与えてくる敵との戦いでは必須となる。
一方、「サークレット」は、魔力の上昇値が「黄金のスカラー」と同じであり、素早さが上がるおまけもないため、出番は無さそうだ・・・。

「黒の仮面」 魔法防御力53 / 魔力+8 / 闇吸収 入手法:港町バーフォンハイムで購入
「白の仮面」 魔法防御力56 / 魔力+8 / 聖吸収 入手法:港町バーフォンハイムで購入
どちらも、対応する属性を吸収することのできる魔装備。魔力の上昇値もまずまずである。
闇属性・聖属性は、終盤で登場する敵の切り札となっていることが多く、それを吸収できれば極めて有利に戦闘を進めることができる。
どちらの属性も、吸収だけなら他の装備品で代用可能であるが、この「仮面」によって、装備選択の幅を広げることができるだろう。

「アーダー」 魔法:消費MP60 / 威力175 / 炎属性 入手法:バルハイム地下道で購入
「ファイガ」の更に上位として登場する炎属性の魔法。「ファイガ」の約1.5倍のダメージを与えることができる。
・・・のだが、一発で順番待ちを引き起こし、他の行動が割り込み不能となるため、ダメージ効率は「ファイガ」に劣ってしまう場合が多い。
そのため、あえてこちらを選ぶ場合には、逆に順番待ちを用いて敵の行動を封じていくような使い方が主となるであろう。

「コラプス」 魔法:消費MP70 / 威力190 入手法:死都ナブディスで購入
今作最強の黒魔法。無属性の大ダメージを与える。
・・・が、これまた一発で順番待ちを引き起こすうえに、「炎の杖」で強化することもできず、さらにMP消費も乱暴とあり、極めて使いづらい。
無属性の魔法で攻撃したい場合にも、「ショック」があれば十分であり、余程のことが無い限り、こちらは使われないであろう・・・。


 と。実は、「空中要塞バハムート起動後」というタイミングでオープンされるのは大灯台地下層だけであるため、そこまで多くの装備品が入手できるというわけではない。それでも、「ローブオブロード」「デュエルマスク」など、最高級の装備品が手に入り、また魔法も大型のものが購入できるということで、これが最後の戦力強化となる。この戦力を使って、ラスボス戦、そしてその後の裏ボス戦へと挑んでいくのだ。
 ・・・ちなみに、これまで特に触れて来なかったが、今回プレイでは「モブを倒して戦力を強化する」というものが非常に少なかったような気がする。やれ、前回の入店禁止プレイでは「モブ狩り」を封印していたのであるが、実際に解禁してプレイしてみると、「モブから入手できる装備品」はそこまで重要ではないという感じであったか。しかし、モブ狩りを行うことによって「バルハイム地下道・奥」や「ルース魔石鉱・奥」などに進み、重要な装備品を入手することができたのだから、やはりモブ狩りは重要だったのであろう。そう考えると、「モブ狩りを封印する」という前回の制限は、かなり厳しかったということなんだろうな・・・。



 というわけで、いよいよ本編のラスボス4連戦に挑んでいくのだが・・・ここで、今回のバトルに対する俺なりの“決めごと”を書いていくことにしよう。
 まず、このバトルでは様々な特性を持った敵に連続で挑んでいくことになるため、全て一つのガンビットで対応するというのは、不可能であるかまたは非常に効率が悪い。しかし俺としては、連戦の各段階ごとにガンビットをゴチャゴチャと入れ替えていくことは、できればやりたくないと思っている。そこで今回は、最初に12個のガンビットを設定しておき、それをオンオフするだけで連戦を乗り切ってみたいと思う。(;・∀・)「そんな器用なことができるの?」というところであるが、そここそが腕の見せ所である。そういう制限があるからこそ、バトルは面白くなるというものだろう。
 ――まあ、そういうこだわりは文章ではあまり伝わないと思うが・・・そういうふうに、「完璧に勝つ」ということは、個人的にはとても重要なことであると思っている。やれ、戦略が重要なやり込みプレイで、「よく分からないけど勝てたからラッキー♪」ということをやってしまっては、本末転倒というものである。あくまで俺は、自分の制限にこだわりぬいて、「やり込み」というものを進めていきたいのだ。

 そんなこんなで、この4連戦全てで使用するガンビット、かつ連戦最初の「ガブラス」戦で用いるガンビット設定を掲載していこう。
 ――上にも書いた通り、この4連戦は様々な特性を持った強敵との戦いになるのだが、その全てで、このガンビット設定を引き抜きしただけのもので戦うことになる。もちろん手動操作封印で、かつ各戦闘の勝率を下げない範囲で、である。その設定こそが、今回のラスボス4連戦における最大のポイントだったのだ。やれ、最近のFFは、戦略が決まれば運ゲーの要素は極力少なくできる傾向にあるからな・・・。

ラスボス4連戦 その@:「ガブラス(2回目)」戦
バッシュ
HP1739 / MP63
マインゴーシュ / 最強の盾
デュエルマスク / ミラージュベスト / 賢者の指輪

1.味方1人 - フェニックスの尾
2.自分自身 - エクスポーション
3.味方1人 - 万能薬
4.HP<20%の味方 - エリクサー
5.MP<70%の味方 - エーテル
6.「ヘイスト」の敵 - デスペル
7.「シェル」の敵 - デスペル
8.「ブレイブ」の敵 - デスペル
9.「フェイス」の敵 - デスペル
10.「リフレク」の自分 - コラプス
11.最もHPが低い敵 - 遠隔攻撃
12.味方1人 - ヘイスガの魔片
アーシェ
HP104 / MP102
炎の杖
黄金のスカラー / ローブオブロード / 賢者の指輪

1.味方1人 - アレイズ
2.MP<30%の自分 - エーテル
3.バッシュ - プロテス
4.自分自身 - バヒール
5.自分自身 - ポーション
6.自分自身 - フェイス
7.敵1体 - ブライン
8.最もHPmaxが高い敵 - スロウ
9.最もHPmaxが高い敵 - オイル
10.最もHPが低い敵 - バイオ
11.「リフレク」の自分 - アーダー
12.敵1体 - ファイガ
パンネロ
HP98 / MP123
炎の杖
黄金のスカラー / 光のスティフォス / 源氏の小手

1.味方1人 - アレイズ
2.MP<30%の自分 - エーテル
3.バッシュ - デコイ
4
.バッシュ - プロテス
5
.味方1人 - リフレク
6.自分自身 - バヒール
7.自分自身 - ポーション
8.自分自身 - フェイス
9.「リフレク」の自分 - アーダー
10.最もHPが低い敵 - バイオ
11.敵1体 - ファイガ
12.味方1人 - リフレガの魔片


 というわけで、まずは4連戦の開幕である「ガブラス」戦がスタートする。
 ご存じの通り、ガブラスはHPが半分になるとイベント後に「フルケア」でHPを全回復し、そこから更にHPを削っていくと、HP<50%で「アグレッサー」を使って「通常攻撃CT0」の効果を得てしまう。本編中で「回避無視」と「通常攻撃CT0」を同時に得る数少ないボスであり、しかもガブラスの場合は「CT0を得る時間」「連撃率」「連撃回数」の全てが非常に大きいため、攻撃能力は凄まじく高いと言えるのだ。
 ・・・が、実はガブラスには「ブライン」が有効であるため、それを使えば攻撃の命中率を半分に下げることができる。また、敵は基本的にバッシュを狙う傾向があるため、バッシュが守りを固めたうえで「プロテス」を掛けていけば、よほど酷い連撃が来ない限り、態勢が崩れてしまうようなことは無い。さらに、敵は魔法攻撃には耐性を持っていないため、「炎の杖」で強化した「ファイガ」を使えば、普通に大きなダメージを与えていくことができる。そして、相手のHPは70719と特に多くはないため、酷いパターンが来る前に戦闘を終わらせることは十分に可能である。要は、普通に戦っていれば普通に勝てるのだ。これが魔法の強さか・・・。

 が、この戦いはラスボス4連戦の最初ということで、できる限りダラダラと戦うようなことは避けたい。そこで今回は、相手にほとんど攻撃させずに瞬殺する戦法を選んでみたのである。
 ・・・というのも、このバトルでは相手がHP<50%で「フルケア」を使うため、それを「リフレガの魔片」を使って阻止することが定石となっている。が、今回プレイでは手動操作を封印しているため、「必要なタイミングでだけ相手をリフレク状態にする」というのは難しい。しかし魔片を使って敵を常時リフレク状態にしてしまうと、今度はこちらの魔法攻撃が反射されてしまって非常に戦いづらくなる。となると、こちらもリフレク状態になって魔法を跳ね返して攻撃していく必要があるのだが・・・そこまで行くのなら、もう全力で魔法を連打すれば「アグレッサー」が来る前に即殺できるのではないか?と考えたのだ。
 ――具体的には、HP<50%の相手は「CT0で『フルケア』」「イノセンス(ダメージの大きい全体攻撃)の順に行動するが、バトルスピード最速&ヘイスト状態であれば「フルケア」よりも先手を取れるため、もしこちらが割り込み不能の攻撃を用いれば、「イノセンス」が飛んでくるまでに最大6回の攻撃を行うことができる。敵は「被ダメージカット」を持っているが、残りHPは僅か35000であり魔法攻撃に耐性を持っているというわけでもないため、高威力の魔法攻撃を連打すれば、それだけで勝ててしまえるのではないかと考えたのだ。

 そんなわけで、今回使用する「割り込み不能の魔法」は、炎属性の「アーダー」である。これは、「コラプス」よりはやや威力が劣るが、「炎の杖」で強化できるため、耐性を持っていない敵に対しては最大のダメージを与えることができる。そしてもちろん範囲魔法であるため、リフレク状態の味方に唱えれば、反射によって攻撃回数が3倍になってくれるのだ。
 ・・・さて、プレイ前には(;^o^)「『イノセンス』の前に倒せればいいなあ」くらいに考えていたのだが、実際に「アーダー」を放ってみると、5000〜6000*3という特大のダメージを与えることができた。敵のHPは残り35000であるため、これであれば「イノセンス」どころか「フルケア」が来る前に勝てる。となると、もう「リフレガの魔片」を相手に使う必要すらなくなり、適当に攻撃を放っているだけで勝ててしまうのである。
 ――というわけで、具体的なやり方であるが、まず魔法使い役は戦闘前に「フェイス」「バヒール」を掛けて魔法攻撃力を高めておき、その後に「リフレガの魔片」を使って自分をリフレク状態にしておく。そしてバトルが始まったら、アーシェ・パンネロは自分に「アーダー」を、バッシュは「コラプス」を使用する。敵は必ずバッシュから狙ってきてくれるうえに、序盤の攻撃は回避が可能であるため、バッシュが「マインゴーシュ&最強の盾」で守っておけば、まず態勢が崩れることは無い。範囲攻撃が来たらどうするのというところだが、範囲攻撃はモーション付きの技であるため、「アーダー」に阻まれて使用できない。そしてHPが50%を切ると、イベントシーンが挟まれてバトルが後半部に進み、相手は「フルケア」を使うのであるが、その前に入力が成功した「アーダー」*2→「コラプス」*1によってHPが0となり、ゲームセットである。以上。「リフレガの魔片」どころか、「デスペル」も「エーテル」も「ブライン」も「デコイ」も「プロテス」も何一つとして必要の無い戦いであった。これ本当に初期レベルか??



 続いては、第2戦の「ヴェイン」戦である。
 ・・・さて、こいつは「通常攻撃CT0」を得ないうえに、「ブライン」が有効で、特別な耐性や攻撃パターンを持っているというわけでもない。敵は大技を2つ使ってくるが、HP<50%の「マッハウェイブ」は攻撃範囲が非常に狭く、お馴染みの画面割りも、威力が低いうえに遠く離れていれば当たらないと、全く問題は無い。ハッキリ言って、4連戦の中で最弱の相手である。
 ――というわけで、こいつは普通に戦えば勝ててしまうのだ。今までと同じく、バッシュの回避率とHPを高めたうえで「デコイ」「プロテス」を掛けて盾役とし、蘇生と回復をアイテムで行いながら、魔装備・バヒール・フェイスで固めた魔法使いが「炎の杖」で強化した「ファイガ」によって攻撃する。だいたい1発で4000と十分なダメージが出るため、ダメージ源としては十分であり、それで終わりなのである。あまりにも弱すぎるためガンビット紹介も省略である。まあ、こいつはラスボスの前座的な存在であり、ここまで進めて来られるやり込みプレイであれば、ここで苦戦するということは無いであろう・・・。




 そして、第3戦の「ヴェイン=ノウス」戦が始まる。こいつの特徴は、5体の「セフィラ」という剣のモンスターと同時に攻撃を仕掛けてくること、そして範囲魔法を多用してくることである。
 ・・・さて、この敵には「オイル」が効くため、それで適当に「アーダー」でも放っていればすぐに倒せると思うのだろうが・・・しかし、回りをくるくると飛び回っている「セフィラ」が非常に鬱陶しく、リフレク反射した魔法がセフィラにも当たってしまうこと(手動操作が可能ならある程度はカバーできるのだろうが・・・)や、本体の攻撃を割り込み不能にしてもセフィラがガンガン物理攻撃を仕掛けてくること、その他にもHP<65%でミニイベントが挿入されてステータス異常が解除されてしまうことや、直前のバトルから連続して戦闘になるため態勢を整えるのが難しいことなども考えると、「魔法で瞬殺」という戦法はかなり難しくなってくるであろう。ちなみに、アルティマニアでは、「HP<50%で会話シーン」とあるが、これは恐らくは65%の誤りであると思われる。

 というわけで、今回採用した戦法は、味方全員にリフレクを掛けての肉弾戦である。このヴェイン=ノウスも、まだまだ実力的にはその辺のボスと同じなので、普通に正面から戦っていくことができるのだ。
 ・・・まず、このバトルでは、ヴェイン=ノウスが頻繁に「ファイガ」などの魔法攻撃を仕掛けてくるため、リフレク状態による防御が必須である。・・・が、そのままでは「デコイ」「プロテス」などの補助も通らなくなり、セフィラの攻撃によって、あっちでもこっちでも戦闘不能者が出てしまう。そこで今回は、パンネロに「オパールの指輪」でリフレク貫通効果を付け、「デコイ」と「プロテス」を掛けていくことにする。また、リフレク状態だと「バヒール」さえ跳ね返されてしまうため、魔法使い役は「ポーション」でHPを回復し、「HP満タン魔力UP」で魔法ダメージを高めていくことにする。
 そして使用する攻撃魔法であるが、ヴェイン=ノウス本体には「オイル」が有効であるため、ここはもちろん「ファイガ」で・・・と思いきや、使用するのは「バイオ」である。というのも、使い魔のセフィラはそれぞれ「8属性のどれか一つだけが弱点&他が吸収・無効」という感じになっており、「ファイガ」で攻撃するだけでは決してセフィラを全滅させることはできない。ならば「炎属性に弱い敵 - ファイガ」などでスイッチ戦法をすれば良いというところであるが、今回は「連戦前に用意した12個のガンビットだけで勝負する」というルールを用いているため、枠が足りず、この戦いのために「○属性に弱い敵」のガンビットを用いることはできないのだ。まあガンビットを細かく編成して使っても良かったのだが、そうしなかった理由は、大半の皆さまの思っている通り、めんどくさかったからである。まだ連戦の途中だし、下手すると何回も戦わないといけないからねえ・・・。

ラスボス4連戦 そのB:「ヴェイン=ノウス」戦
バッシュ
HP1739 / MP63
マインゴーシュ / 最強の盾
デュエルマスク / ミラージュベスト / ルビーの指輪

1.味方1人 - フェニックスの尾
2.自分自身 - エクスポーション
3.味方1人 - 万能薬
4.HP<20%の味方 - エリクサー
5.MP<70%の味方 - エーテル
6.「ヘイスト」の敵 - デスペル
7.「シェル」の敵 - デスペル
8.「ブレイブ」の敵 - デスペル
9.「フェイス」の敵 - デスペル
10.「リフレク」の自分 - コラプス
11.最もHPが低い敵 - 遠隔攻撃
12.味方1人 - ヘイスガの魔片
アーシェ
HP104 / MP102
マインゴーシュ / 最強の盾
黄金のスカラー / ローブオブロード / ルビーの指輪

1.味方1人 - アレイズ
2.MP<30%の自分 - エーテル
3.バッシュ - プロテス
4.自分自身 - バヒール
5.自分自身 - ポーション
6.自分自身 - フェイス
7.敵1体 - ブライン
8.最もHPmaxが高い敵 - スロウ
9.最もHPmaxが高い敵 - オイル
10.最もHPが低い敵 - バイオ
11.「リフレク」の自分 - アーダー
12.敵1体 - ファイガ
パンネロ
HP98 / MP123
マインゴーシュ / 最強の盾
黄金のスカラー / リフレクトメイル / オパールの指輪

1.味方1人 - アレイズ
2.MP<30%の自分 - エーテル
3.バッシュ - デコイ
4.バッシュ - プロテス
5.味方1人 - リフレク
6.自分自身 - バヒール
7.自分自身 - ポーション
8.自分自身 - フェイス
9.「リフレク」の自分 - アーダー
10.最もHPが低い敵 - バイオ
11.敵1体 - ファイガ
12.味方1人 - リフレガの魔片


 さて、このバトルでは、まずは「HPが最も低い敵 - バイオ」を使い、セフィラから倒していくことにする。セフィラ全滅後は、できれば「オイルの敵 - ファイガ」などで本体を攻撃したいところであるが、そのためのスイッチ戦法がどうにも上手く行かない感じだったので、今回は本体にも「バイオ」で攻撃していくことにした。まあ、敵のHPはそこまで多くはないため、「バイオ」でも特に問題は無いのである。
 ・・・まず、この戦いでせっせと攻撃を仕掛けてくる使い魔の「セフィラ」であるが、奴の攻撃は回避が可能であるため、全員が「マインゴーシュ+最強の盾」によって回避を大きく上げ、戦闘不能になる確率を少なくしていく。また、ヴェイン=ノウス本体は、回避可能な物理攻撃を使用しながら、時折「ファイガ」などの魔法攻撃を仕掛けてくるが、今回は全員がオートリフレクの装備をしているため、魔法は跳ね返ってダメージ源となってくれる。一方、味方の補助も跳ね返されてしまうのであるが、そこはパンネロが「オパールの指輪」を装備することで、「リフレク貫通」の効果を得て解決していく。
 ――そんなわけで、「バイオ」でセフィラを全滅させることができれば、残った本体はそこまで強い攻撃をしてくるというわけではない。途中、敵は「断罪」「戒律」「セフィラの大樹」という3つもの大技を使ってくるが、「断罪」はそもそも威力の低い単体攻撃であり、「戒律」はバッシュがHPを回復していれば死ぬことはないしミスすることもある(条件不明)「セフィラの大樹」は、ラスボス第4戦の「テラフレア」さえも凌駕する大ダメージ攻撃であるが、実は回避可能という穴があるため、このメンツであれば一発全滅することは無いだろう。そして最後に、敵は「限界突破」を使い、「通常攻撃CT0」&「魔法CT0」を得て大暴れするが、やはり物理攻撃は回避可能であり魔法も反射できるため、適当に戦っていれば倒せてしまう。まあ、さすがにただ攻撃するだけで終わるという第2戦よりはマシであるが、コイツもまだまだ実力不足というところか・・・。

 ちなみに、上のガンビットにはいくつか説明不足のところがあるため、ここで補足をしておくことにしよう。
 まず、バッシュの「3. 味方1人 - 万能薬」は、セフィラの通常攻撃には「ドンムブ」の追加効果があるため、それを治療するためである。なお、このラスボス4連戦でステータス異常を使ってくるのは意外にもこのヴェイン=ノウスだけである。まあ、敵にもステータスが効きまくるというわけではないから、ここはお互い様というところか。
 その他、バッシュの「4. HP<20%の味方 - エリクサー」と、パンネロの「5. 味方1人 - リフレク」というよく分からない物質も存在するが、これはどちらもガブラスをサポートするものである。というのも、このバトルにはアザーメンバーとしてガブラスが参加してくれる。ガブラスはHPが1万を超え、味方としてはなかなか強力な戦力となってくれるが、HP回復手段をエクスポーション1個しか持っておらず、普通に戦っているとバトル中盤あたりで倒れてしまう。だが、それではもったいないということで、アザーメンバーもガンビットでの「味方」として認識されることを利用し、こちらから「エリクサー」「リフレク」を使って支援をしていくのだ。特に、HP<65%になると、ヴェイン=ノウスは「バマジク」を使って魔法攻撃をしばらく無効化してしまうため、その間にガブラスがダメージを与えてくれることは、実に心強く感じるものなのだ。まあ、結局は完全マバリアが切れてからでなければ倒すことができず、またガブラスの攻撃手段は「たたかう」であるため、当プレイとしてはかなり微妙感のあるやり方ではある。まあ、この辺りは個人的な好みだと考えていただきたい・・・。



 さて、準備運動はここまでだ。いよいよ、ラスボス最終戦の「不滅なるもの」戦である。こいつは、ラスボス4連戦はもちろんとして、これまでに戦ってきた全ての敵を凌駕する、本編最強の敵となっているのだ。
 ・・・やれ、前回の「低レベル+入店禁止クリアー」では、コイツ相手に全く歯が立たず、「装備変更技」と「パーティ外蘇生」をフル活用し、さらに攻撃も「メンバー1人でCT0のミストナックを連打する」というセコさ極まる戦法でしか倒すことができなかった。これは、俺にとって完全に一線を超えるものであり、もはや「挫折してしまった」と表現するほうが正しいのだ。
 ――だからこそ俺は、今回の「たたかう禁止 低レベルクリアー」で、前回の恨みを晴らしてやろうと誓ったのである。今回は、モブ狩りを始めとしたサブイベントや、ショップでの売買も行えるため、戦略は前回よりも自由に組めるようになっている。しかし、「たたかう禁止」に加えて様々な制限・自主規制が加わっているため、HPは最大でも1700程度と、前回プレイと全く変わらない。もちろん、「手動操作」や「装備変更技」「パーティ外蘇生」といった手を用いていくつもりもない。となると、いかに綺麗な戦法を組めるかということがカギになるだろうが、果たして・・・?

 さて、そんなラスボス:「不滅なるもの」の何が強いかというと、「様々な攻撃をハイペースで使用してくること」「最大威力の『テラフレア』を使うこと」の2つが挙げられる。順に解説をしていこう。
 ・・・まず、「不滅なるもの」は、HP20%ごとにモードチェンジを行い、様々な種類の攻撃を使用してくる。最初こそゆっくりとしたペースで攻撃を仕掛けてくるだけであるが、HP<60%では「魔法CT0」を、HP<40%では「通常攻撃CT0」を得て、非常に激しい攻撃を連打してくるようになる。特に、HP40%〜60%の間は、魔法CT0で「貫通ファイガ」などを連発し、絶えることなく全員に1000ダメージを与えてくるため、まともに戦っていては全く回復が追いつかなくなってしまう。その他、バトルの進行具合によって「魔法障壁」「完全マバリア」を得てしまうのも厳しく、ガンビットのみだと切れるまで待つしかなくなってしまう。
 ――そして、HP<20%になると、敵は最大威力の「テラフレア」を使ってくるようになる。これが、なんと2000以上のダメージを叩き出す全体攻撃であり、まともに喰らうと全滅が確定してしまう。まあ通常の低レベルプレイであれば、「HPアップのライセンス」「バブル状態」「逆転状態」などで何とかなるのであるが、今回はそのどれもが使えないため、何か新しい手段を考えなければならない。そして、「テラフレア」は最後発狂の非常に激しい攻撃の中で使われるため、ギリギリで耐えたとしても、その後の攻撃でゲームオーバーになってしまう可能性もある。実は、俺は今回プレイで、この「テラフレアに耐えられるかどうか」ということを、かなり前から心配してきたのだ。ひょっとしたら、「バブル封印」「リバース封印」などの“自主規制”を、ここで解除しなければならないと思っていたほどである。

 というわけで、この「不滅なるもの」戦は、作中最大の難関であり、まさに「ラスボス戦」に相応しい難易度を誇っているのだ。
 ――さあ、コイツをスムーズに倒せるかどうかが、今回プレイでの腕の見せ所である。果たしてどうなるのだろうか・・・?



 では、具体的に「不滅なるもの」戦の作戦を考えていこう。大前提として考えなければならないことが、今回も手動操作は封印であり、また戦闘中のガンビット組み替えもやりたくないため、多彩な相手の攻撃全てに対抗できるガンビット・装備を組んでいかなければならない。また、パーティ変更とパーティ外蘇生も用いないため、メイン3人が戦闘不能状態になったら、そこでゲームセットである。
 ・・・まず、最も大きな問題となるのが、ラストに使ってくる全体2000ダメージの「テラフレア」である。これに耐えなければ、決して相手を倒すことはできない。一方、当プレイでのバッシュの最大HPは「デュエルマスク」「ミラージュベスト」を装備しての1739であるため、「プロテス」での軽減が必要であるが、それでも凌げるかどうかはかなり微妙というところである。
 ――そんなわけで、まずは「テラフレア」のダメージを、実際にダメージ計算式を用いて計算してみることにしたのだ。さあ、このダメージ量が、今回バトルの最大のカギとなるのであるが・・・?

「テラフレア」によって受けるダメージ

「不滅なるもの」/レベル:55 ちから:51 「テラフレア」の威力:135

・バッシュ/「ミラージュベスト」装備 HP:1731 物理防御力:45
「プロテス」時のダメージ:1561〜1852

・さらに「守りの指輪」装備 物理防御力:51
「プロテス」時のダメージ:1457〜1748


 ・・・というわけで。HP満タンのバッシュに「プロテス」さえ掛ければ、何とか「テラフレア」にも耐えられそうなことが分かった。とはいえ、「ミラージュベスト」のみでは、高めのダメージが出るとすぐ戦闘不能状態になってしまうため、「守りの指輪」も装備して、さらに守備力を高めていきたい。これならば、ダメージが均等に分布するとして、一撃死する可能性は6%程度であるため、まあ十分に期待して良い確率になるだろう。
 というわけで、「テラフレア」に耐えるための戦法は決まった。HP最大のバッシュが、「デュエルマスク」「ミラージュベスト」「守りの指輪」を装備して極限まで防御能力を高め、さらにHP全快+プロテス状態で耐えるのである。かなりギリギリという感じであるが、これだけやれば初期レベルでもラスボスの最強技に耐えられてしまうのである。やれ、今作のスタッフはどうやら初期レベルプレイを意識して一部のバランス調整を行っていたらしいが、では果たしてこの「テラフレア」の威力も最初から計算されていたのだろうか・・・?
 ――その他、今作のラスボスは、こっそりと「ストーリー外の召喚獣を倒していると、ちからや魔力などが上昇し、攻撃で受けるダメージが高くなる」という特性を持っていたりする。そのために今回プレイでは、意識して寄り道系の召喚獣を一切倒さずに進めてきたのだ。もし、それを倒してしまうと、不滅なるものの能力が上がり、「テラフレア」に耐えることはできなくなっていたかもしれない・・・と思いきや!なんと、召喚獣撃破数によって「ちから」のパラメーターが上がるのはINT版だけであり、オリジナル版では「攻撃(=通常攻撃のダメージ量)」「防御」「魔法防御」「スピード」のみが上がり、「ちから」が上昇することは無いのだという。つまるところ、オリジナル版では、召喚獣を倒しても「テラフレア」のダメージには全く何も影響も無いということになるのだ。Oh・・・。まあ、難しくなるわけじゃないから、別にいいか・・・。


 さて、「テラフレア」のほかには、不滅なるものの攻撃でHP満タンから一撃で倒されるようなものは存在しないため、HPをしっかりと回復していれば、とりあえず全滅する可能性は無くなる。
 ・・・が、敵は最終的に「通常攻撃CT0」と「魔法CT0」の両方を得て非常に激しい攻撃を行ってくるため、まともに受けていては回復だけで手一杯になってしまう。幸運なことに、敵は「回避無視」を最後まで得ず、打撃は回避可能であり、魔法攻撃も受け流すことができるため、盾によって回避率&魔法回避率を上げる戦法が非常に有効である。「最強の盾」「マインゴーシュ」なら、大半の物理攻撃を回避することができるし、「イージスの盾」を装備すれば、「貫通ファイガ」なども全て約2/3の確率で回避できる。敵の攻撃は非常に激しいため、回避を使ってダメージを無効化していくことが、このバトルでは必須となるのである。
 ――ところが。不滅なるものは、「@HP:60%以上」「AHP:40%〜60%」「BHP:20%〜40%」「CHP:20%以下」という4つの段階を持ち、「物理攻撃だけを使ってくる時間」「魔法だけを使ってくる時間」が存在する。そのため、「物理」「魔法」のどちらか一つだけに対策を練るという従来の戦法は全く通用しないのだ。まず、それを具体的にということで、以下の表を見ていただこう。

「不滅なるもの」 残りHPによる行動パターンの変化

@HP:60%以上
特になし。
通常攻撃を使用しながら、他の技も交えて攻撃をしてくる。

AHP:40%〜60%
まず「連続魔」→「フェイス」→「バマジク」→「アセンション」の順に行動する。
その後、魔法CT0で「貫通ファイガ」などの魔法攻撃をひたすら連打してくる。
また、「バマジク」の効果により、最初の2分間はこちらの魔法攻撃を無効化してしまう。

BHP:20%〜40%
最初に「アグレッサー」→「ブレイブ」→「カタスト」→「ギガフレアソード」を使う。
通常攻撃CT0を得て、通常攻撃で繰り返しダメージを与えてくる。
「カタスト」により、2分間は物理攻撃が通用しなくなるが、当プレイでは特に問題は無い。

CHP:20%以下
開幕に「絶対防御」→「ギガフレアソード」を使用する。
しばらくしてから「テラフレア」を使用し、その後に絶対防御状態を解除する。
以降は、物理と魔法を組み合わせた激しい連続攻撃を使用し、時折「テラフレア」も使用する。


 ・・・というわけで、敵は「AHP:40%〜60%」の時には魔法攻撃を、「BHP:20%〜40%」の際には物理攻撃を、それぞれCT0で連打してくるため、片方に対策をするだけではもう片方に潰されてしまうのである。が、FF12には物理回避と魔法回避がバランス良く高い盾が存在しない(「ベネチアプレート」は24/25と信頼性が今ひとつで、雷弱点も痛い・・・)ため、上手くキャラごとに「何に対策するか」を割り振っていく必要があるのである。
 ――さて、このバトルでも、基本的にはHPの高いバッシュが「デコイ」で耐え、後衛の魔法使いが瀕死状態で攻撃をするという、今まで通りの陣形を踏襲していくことになる。そのため、バッシュには「マインゴーシュ&最強の盾」で、物理攻撃に特化した防御をさせるのが良いであろう。「デコイ」で通常攻撃(=単体攻撃)を引きつけて回避でき、またHPが高いため、「貫通ファイガ」などを喰らっても一撃で死ぬことは無い。
 そして、その逆ということで、魔法使いのアーシェ&パンネロには、「イージスの盾」を装備させることにする。できれば、「炎の杖」などを装備して魔法の威力を上げたいところであるが、「AHP:40%〜60%」の際にはCT0で極めて激しい魔法攻撃を連打してくるため、「イージスの盾」で受け流さなければ全く行動をすることができないため、仕方が無いというものだろう。また、余った片手に「マインゴーシュ」を装備すれば、合計の物理回避率は約52%と、悪くない数値になってくれる。これならば、「デコイ」が切れた際にも、魔法使いが殺される心配は少なめであると言えるだろう。


 ・・・そんなこんなで。
 かなり前置きが長くなったが、今回のラスボス戦で使用する装備・ガンビットの組み合わせは、以下の通りである!

ラスボス4連戦 そのC:「不滅なるもの」戦
バッシュ
HP1739 / MP63
マインゴーシュ / 最強の盾
デュエルマスク / ミラージュベスト / 守りの指輪

1.味方1人 - フェニックスの尾
2.自分自身 - エクスポーション
3.味方1人 - 万能薬
4.HP<20%の味方 - エリクサー
5.MP<70%の味方 - エーテル
6.「ヘイスト」の敵 - デスペル
7.「シェル」の敵 - デスペル
8.「ブレイブ」の敵 - デスペル
9.「フェイス」の敵 - デスペル
10.「リフレク」の自分 - コラプス
11.最もHPが低い敵 - 遠隔攻撃
12.味方1人 - ヘイスガの魔片
アーシェ
HP104 / MP102
マインゴーシュ / イージスの盾
黄金のスカラー / 光のスティフォス / 賢者の指輪

1.味方1人 - アレイズ
2.MP<30%の自分 - エーテル
3.バッシュ - プロテス
4.自分自身 - バヒール
5.自分自身 - ポーション
6.自分自身 - フェイス
7.敵1体 - ブライン
8.最もHPmaxが高い敵 - スロウ
9.最もHPmaxが高い敵 - オイル
10.最もHPが低い敵 - バイオ
11.「リフレク」の自分 - アーダー
12.敵1体 - ファイガ
パンネロ
HP98 / MP123
マインゴーシュ / イージスの盾
黄金のスカラー / ローブオブロード / 賢者の指輪

1.味方1人 - アレイズ
2.MP<30%の自分 - エーテル
3.バッシュ - デコイ
4.バッシュ - プロテス
5.味方1人 - リフレク
6.自分自身 - バヒール
7.自分自身 - ポーション
8.自分自身 - フェイス
9.「リフレク」の自分 - アーダー
10.最もHPが低い敵 - バイオ
11.敵1体 - ファイガ
12.味方1人 - リフレガの魔片


 ふむ。意外とシンプルな感じにまとまった。まず、バッシュには「テラフレア」を耐えるために「プロテス」を掛け、「デコイ」で攻撃を集中させてできる限り物理攻撃を受け流せるようにする。また、魔法使い2人は、中盤の「貫通○○○ガ」連打モードで倒されないように、「イージスの盾」で魔法回避を高めていく。それでも実際には頻繁に殺されてしまうため、補助魔法は「バヒール」での「瀕死魔力UP」のみとし、「攻撃できる回数」そのものを増やしていくことにする。「フェイス」は、消費MPが多く行動回数を使ううえにダメージ1.3倍とそこまで強力ではないため、今回バトルではリストラしてしまった。
 ・・・さて、上の戦法で気になるのが、まずは魔法使い2人の「味方1人 - アレイズ」というものである。普通ならば、MP消費の無い「フェニックスの尾」のほうが良いのであるが、「フェニックスの尾」には、「すぐさま使用する際にキャラクターが戦闘モーションを取らない」という弱点があり、そしてFF12では「戦闘モーションを取っていないキャラクターは絶対に攻撃を回避できない」という性質が存在する。つまり何が起こるのかと言うと、「貫通ファイガ」などで立て続けに味方が殺されてしまった場合、「フェニックスの尾」で味方を蘇生させていると一向に相手の攻撃を回避できず態勢を立て直せなくなってしまうのである! さすがにそれではまずいということで、わざとCTのかかる「アレイズ」を使って戦闘態勢を取り、相手の魔法攻撃を回避できるようにしていったのだ。なお、バッシュはHP全快なら相手の攻撃に1回だけ耐えられることなどから、魔法使いが使用する蘇生魔法は「アレイズ」で、バッシュは「フェニックスの尾」を使っていくことにした。こうすることで、MPが少なく「賢者の指輪」を装備する枠も無いバッシュの欠点を上手く補えた・・・ような気がする。
 ――また、魔法使いが使用する攻撃魔法は「ファイガ」であるが、今回は「炎の杖」による強化を用いておらず、また属性の相性なども特に存在しないため、本来ならば「ショック」のほうがダメージが高くなるはずである。が、この「不滅なるもの」戦のフィールドは、天候が「強風」となっており炎属性のダメージが1.2倍になるという特殊空間であるため、「ファイガ」のほうがダメージが高くなるのである。もっとも、そのダメージの差は注視しなければ分からないほどであり、MP消費は「ファイガ」のほうが大きいため、「ファイガ」と「ショック」は、いわゆる“相互互換”といったところであろうか。なお、敵の「貫通ファイガ」の威力も、ちゃっかり上がってくれる。



 というわけで、作戦が決まったということで、いよいよ実際にラスボスの「不滅なるもの」と戦っていくことにしよう!
 まず、「@HP:60%以上」の際の敵は、通常攻撃を中心にゆっくりとしたペースで攻撃を行ってくるだけである。「ディバインソード」は回避可能であるし、「メガフレア」はバッシュのHPなら余裕で耐えられる。ガ系魔法もたまに使ってくるが、そのペースは非常に遅いため、この時点なら特に問題が無い。というわけで、バッシュが「デコイ」で攻撃を受け流しながら、魔法使いが「ファイガ」でザクザクとHPを減らしていく。

 そんなこんなでHPを減らしていき、続いて「AHP:40%〜60%」のモードに突入する。ここでは、「連続魔」を使用して「貫通ファイガ」などの魔法攻撃をCT0で連打してくる。とにかくもうひたすら全員が約1000のダメージを受け続けるため、まともにやっていては回復だけで手一杯になってしまう。そのため、前述の通り魔法使い2人が「イージスの盾」で魔法攻撃を受け流し、攻撃タイミングを確保していくのだ。
 ・・・さて、この場面では、敵は「バマジク」を使って最初の2分だけ魔法攻撃を無効化してしまうため、解除されるまで待つしか手が無くなってしまう。また、そうでなくとも「貫通ファイガ」などによって頻繁にキャラクターが殺されるため、なかなか相手にダメージを与えていくことが難しい。単体攻撃の「貫通ホーリー」と、すぐさま「デコイ」「プロテス」を掛け直せば良い「貫通デスペガ」があることが救いか。何はともあれ、こちらの攻撃効率は最悪であるものの、いきなりパーティが全滅するようなことも無いため、じりじりと戦っていくことにする。なお、「アセンション」は、威力が低いため大きな問題とはならない。
 ――そんな感じで、何とかHPを削っていくと、「BHP:20%〜40%」のモードに入る。ここで、敵は「アグレッサー」を宣言してCT0の打撃攻撃をひたすら連打してくる。・・・が、これは「デコイ」で引きつけて回避すれば良いだけなので、前モードと比べると大きな弱体化となってしまっている。物理無効の「完全マバリア」も、今回プレイでは全く問題とならない。「ギガフレアソード」も、物理扱いで回避ができるので大丈夫だろう。

 さて、そんなこんなで、明らかに弱体化したBのモードを乗り越えると、いよいよラスト、「C:HP:20%以下」のパートである。ここでは、まず相手は「絶対防御」を宣言し、その後に「ギガフレアソード」を使用して、少しだけ攻撃を仕掛け、いよいよ「テラフレア」が飛んでくるのである。この攻撃は、前述の通り、軽装備でHPを最大まで高め、「プロテス」を掛け、さらに「守りの指輪」まで装備したバッシュならば耐えられるのであるが・・・実は、「その次の瞬間」が、このバトル最大の難関なのである。というのも、確かに対策を練っていればバッシュは「テラフレア」に耐えられるのであるが、その後に「フェニックスの尾」で他のメンバーを蘇生するにしても、なんと蘇生が成立するまえに次の攻撃が飛んできてしまうのである。もちろん、それが命中すれば3人全員が死亡してゲームセットだ。
 ・・・仮に、「テラフレア」の次の攻撃が打撃だとすると、バッシュの物理回避率は約77%であるため、逆に言えばこのラストのラストという場面で23%の確率で全滅してしまうということになる。もちろん、バッシュのHPを回復できずに「テラフレア」を受けてしまったり、「プロテス」を掛けられなかった場合にも全滅が確定するため、やはりラスボスの最終技らしく、この「テラフレア」が一番苦しい攻撃となるのである。
 ――ただし。FF12には「敵は蘇生直後のキャラをターゲットにできない」「実行を確定した行動のターゲットは変更されない」という特性が存在し、大技の直前に誰かを蘇生すると、そのキャラクターには全体攻撃が当たらないということあり、実際問題として「テラフレア」をうやむやに乗り越えられてしまうことがあったりするのだ。これは、一定タイミングで強力な攻撃を使ってくる相手への対策として使えるが、手動操作なしだとタイミングを図って使用することは極めて困難であるため、今回は戦略としては取り入れていない。むしろ俺としては、せっかく耐えるための戦法を作っていったのに、これでは何となく煮え切らない気持ちである・・・。

 そんな感じで「テラフレア」を乗り切ると、いよいよ相手の防御状態が解除され、ダメージを与えられるようになる。この形態の相手は、CT0の通常攻撃・CT0の魔法攻撃・その他の特殊攻撃を含めた非常に激しい攻撃を行ってくるうえに、時間を掛けすぎると再び「テラフレア」が飛んでくるため、できる限り早く倒してしまいたい。そのために必要なのは、やはり「回避」、つまるところである。
 ――そんなわけで、実戦時には、プロテスなしでバッシュが「テラフレア」を受けてしまい絶体絶命と思われたが、パンネロが蘇生直後のうやむや回避で生き残り、その後に何とか状況を立て直すことができた。そして、敵の激しい攻撃にも踏ん張りながら、ひたすら「ファイガ」を打ち込んでいき・・・ついに、不滅なるもののHPを0にする。よっしゃあ!FF12クリアーーっっ!!




 とまあそんな感じで、難関であったラスボス戦も無事に突破することができた。ここまで、「手動操作の禁止」「バブル・リバースの封印」などの自主規制も守りきることができ、また戦略的にも満足の行く形で倒せたと言うことで、今回のプレイを「やり込み」としても成功させることができた。まさに、前回の「入店禁止クリアー」の雪辱が果たせたと言えるだろう。
 ――が、FF12はここからが本番である。というのも、前述の通り「不滅なるもの」はストーリー外の召喚獣を倒すとパラメーターが上がってしまうため、俺は今まで本編以外の召喚獣とは戦ってこなかった。が、無事にラスボスを倒せたということで、もう何も心配は必要無い。ここからは、安心して召喚獣と戦っていけるのである。また、ラスボスを超えるような大型モブとの戦いも、いよいよ本格化してくるであろう。
 ・・・さあ、今回プレイではヤズマットを倒せることは分かっているので、それを含めてどこまで行けるかということがポイントである。場合によっては、一部の「自主規制」を解除しなければならないようなパターンも出てくるだろうが、その中でもどれだけ「たたかう禁止 低レベルクリアー」の“らしさ”というものを出しつつ進めていけるだろうか。さあ、俺たちのFF12はここからだっ!!\(^o^)\

 

(2012年6月21日) 108 PV

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