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[地球防衛軍4.1] 烈火 → 劣化 → 進化 / やり込みinFF

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2025年11月1日(土)
[地球防衛軍4.1] 烈火 → 劣化 → 進化


 
D L C で や れ


 地球防衛軍4.1のミッションに
「M36 / 烈火」(オフラインでの番号)があるが、この名称は「地球防衛軍3」が初登場であり、同作の最難関と言えるステージであった。『4』では、それが劣化移植されていたものの、『4.1』では、一転して、往時の難易度とプレイ感覚を取り戻せたと言える。
 …まず、『3』での「烈火」の位置付けは、シリーズ伝統の“ラスト1つ前”であり、
陸から空から、えげつない物量が襲い掛かる。構成は、第1波が「プラズマ砲ヘクトル×3、黒蟻、赤蟻、飛行ドローン」、第2波が「女王蟻×2、輸送船×2、レッドカラー飛行ドローン×3」である。敵は全てアクティブなうえ、第2波の輸送船からは、2隻合計で60体という凄まじい量の黒蟻が、ほぼ瞬時に投下され続ける。当時は、今ほど行える対策も多くなく、どうしようもない難関として君臨していた。なお、Vita移植の『3 PORTABLE』(およびその再移植であるスイッチ版)では、ラスト1つ前に追加ミッションの「死地」が入ったが、そちらは大した難易度ではないため、「烈火」が最難というのは揺るがない。
 ――いや、「死地」も、ラインナップ自体は“滅びの突撃”級で、凄まじいのだ。だが、当時の金蟻・鎧蜘蛛は、
通常種にメッキを張ったくらいの強さだったから、仕方があるまい。『4』DLCでの、金蟻の「フルヒット10000という一撃必殺級の火力」、そして鎧蜘蛛の「通常種の10倍を超える凄まじい耐久力」と、特徴を強烈すぎるくらいに伸ばしたのは、正解だったと言える…か? いや、さすがにやりすぎなので、今の半分くらいでも良かった気がする…。

 さて。「烈火」に話を戻そう。地球防衛軍シリーズは、“ナンバリング2作で1セット”という性質を持っており、
『4』も、『3』の続きの話となっている。そして、『3』ではラスボスだった“星船”マザーシップが、『4』でも(シナリオ中盤で)立ち塞がり、それを撃破して勝利! と思ったところで、真の敵が登場する…という物語が展開される。なお、この構成自体も、『1』→『2』のセルフオマージュだ。ちなみに、『5』→『6』では、続きものであることは同じだが、シナリオの都合上か、作中での取り扱い方は大きく異なっていた。結果、『5』のラスボスは、シリーズで唯一、再登場できなかったとなってしまっている。
 ――そのような流れの中で、マザーシップとの対決ミッション:「星船」だけでなく、その一つ前の「烈火」も、『3』から『4』で再収録されている。しかしながら、『4』時点での烈火は、
原作を再現したとは言い難い内容であり、“烈火”ではなく「劣化」になってしまっている。具体的に、敵構成を書いてみよう。


第1波 / 地球防衛軍3の「烈火」
プラズマ砲ヘクトル:3
ガンシップ(飛行ドローン) :60
黒蟻:45
赤蟻:20

第1波 / 地球防衛軍4の「烈火」
プラズマ砲ヘクトル:
なし
飛行ドローン:
51
黒蟻:45
赤蟻:20

第1波 / 地球防衛軍4.1の「烈火」
プラズマ砲ヘクトル:3
飛行ドローン:
60 + 30(敵減少で増援、黒蟻も同じ)
黒蟻:
60 + 28
赤蟻:
24


第2波 / 地球防衛軍3の「烈火」
女王蟻:2
レッドカラー:3
輸送船:2
┗黒蟻:30ずつ(計60)

第2波 / 地球防衛軍4の「烈火」
女王蟻:
1
レッドカラー飛行ドローン:
2
輸送船:なし
黒蟻:
52
赤蟻:
10

第2波 / 地球防衛軍4.1の「烈火」
女王蟻:
4 (INFERNOだと内2体が金女王)
レッドカラー飛行ドローン:
4
輸送船:2
┗黒蟻:まず初回のみ20体投下、そこから増援ポイントとして15体ずつ投下
(合計最大70体)



 とまあ、こんな感じだ。
 …まずは、『4』での
劣化具合から述べてみよう。大きな点として、第1波から、プラズマ砲ヘクトルが消えている。これにより、“目の前に大群が居るのに、遠距離からの砲撃にも対処しなければならない”というゲーム性が消えてしまっている。また、第2波については、女王蟻やレッドカラー飛行ドローンというボス級の敵の数が減っているのもあるが、それ以上に、輸送船が影も形も無くなっている。結果、リスクを負って輸送船撃墜のために近付く必要がなくなり、「廃墟で後ろに下がりながら、押し寄せてくる敵を倒せば終わり」という、単調なミッションになってしまった。
 ――やれ、単純な難易度面で楽にするのは妥当だが、
プレイ感覚を道連れにする必要は無いだろう。そのような理由から、かつて連載した『4』のINFERNO日誌【第4話】でも、『3P』のプレイ後だったこともあり、「烈火ではなく劣化」と断言している。

 いっぽうで。『4.1』については、第1波のプラズマ砲ヘクトルが
復活した。また、黒蟻と飛行ドローンについても、ある程度まで数を減らすと、“1.5波”として、追加が現れるようになった。状況として、“素早く周囲の敵を減らしてヘクトルを倒したい”というところに増援が来るのだから、難関が長引くことになる。
 …そして、問題の第2波では、女王蟻が4体出現し、しかもHARDESTで内1体・INFERNOでは内2体が、
金女王へと変異する。さらに、2隻の輸送船については、それぞれ「まず20体を投下し」「その後、増援ポイントとして15体を出現させ続ける」という2段階の調整になった。もちろん、最初さえ凌げば楽になるが、瞬間的に70体という強烈な量を相手取ることになるため、「できたらとっくにやってる!(定型文)」というやつだ。しかも輸送船は、例によって、上から降りてきて低空で停止するため、登場直後に瞬殺できない場合、接近しての撃墜が必要となる。地味に、レッドカラー飛行ドローンも、3→4体と増加している。
 ――とまあ、こんな感じで。『4.1』の「烈火」は、『3』の頃のプレイ感覚を保ちつつ、
正当な強化が為されたと言えよう。まあ、中盤ミッションとしては難しすぎな気がしないでもないが、最高難易度だから良いのである。以上のような感じで、『3』『4』『4.1』にて、同名ミッションであるが、烈火 劣化進化と、このミッションは変わっていったのである。

こういう揉みくちゃの乱闘こそ、スラッグショットが輝く場


 というわけで。進化した『4.1』の
「M36 / 烈火 [INFERNO]」であるが、普通に難しい。HARD, HARDESTではさほど苦戦しておらず、ノーマークだったのだが、さすがにINFERNOだと敵の強化具合が凄まじく、舐めているとアーマー12000でも普通に溶かされる。特に、第2波の猛ラッシュはとんでもない。金女王は、純粋な2体討伐だと震える魔窟になってしまうので、さすがに弱体化補正が入っているようだが、それでも十分に強く、味方を示す青点が瞬く間に減っていってしまう。最も基本的な雑魚である黒蟻も、さすがに70体となると危険だ。女王蟻たちを倒そうとすると黒蟻にやられ、黒蟻を減らすことを目的にすると女王蟻に負ける。どうしろと?
 …そんなわけで。武器として使っていくのは、まずは
「フュージョンブラスターZD」は決まりだ。弾数制限武器であるものの、金女王すら真正面から焼き切れる桁外れの火力を発揮する。ボス級の敵に肉薄されてしまうと、もう雑魚戦どころではないため、まずは女王たちから倒すことにしたのである。ちなみに、1500発を使えば、4体全てを撃破可能だ。
 ――また、もう片手には、もちろん「AF100」…ではなく、
「スラッグショットEA」を持っていくことにした。前に、地下ミッションで活躍してくれた武器だが【日記:2025/10/26】、今回は敵の数が異様に多いくせに、輸送船撃墜のため、それらに向かっていかなければならず、極端な近接戦闘が展開される。よって、貫通能力が大活躍してくれるのだ。なお、敵ラインナップの中には、耐久力の高い赤蟻も居るということで、火力のほうも無駄なく活用できる。

 そういうわけで。第1波は、消耗が激しいものの、割と余力を残して勝利できる。
やはり、問題は第2波だ。
 …さて、前述の通り、第2波で最初に狙っていくのは、女王蟻たちだ。
そのためのフュージョンブラスターである。というわけで、射程まで近付き、大物たちを狙っていくのであるが、射撃中は、適度に黒蟻たちのほうも焼き払え! しておく。フュージョンブラスターの火力であれば、雑魚など撫でるだけで終わる。そうすることで、雑魚の接近を拒否する作戦だ。弾数には余裕があるため、問題ない。
 ――そして。女王たちを仕留めたら、スラッグショットに持ち替えて、黒蟻たちを相手にしていく。なお、素早く前進したため、陣形として、“プレイヤーだけが突出点を作っている状態”である。よって、黒蟻たちの猛攻撃に晒されるのだが、
そこをスラッグショットで撃ち抜いていく。70体という相手の包囲に風穴を開ける手段として、スラッグショットの貫通能力は、最適なのだ。
 そうして、敵を牽制しながら、上を向き、輸送船を攻撃していく。輸送船は、遠距離からの攻撃を避けるために低空に滞在しているが、
それが仇となって、スラッグショットの単射程でも撃墜が可能である。かくして、女王たちを追い払い、そして輸送船の片割れを落とせれば、事実上の脅威は消滅する。あとはもう、勝利確定・後片付けと言えるパートだ。

 ちなみに。私も、「第2波の開幕」を乗り切ると楽になりすぎることから気付いたのだが、輸送船は、純粋に敵を補充し続けるタイプではなく、
「最初に固定数を出現させ、次に一定数を補給し続ける」という形式になっている。そういうわけで、無理に短期決戦を挑む必要はなく、むしろ遠距離からじっくり削れば、自然に楽になっているところであった。やれ、「まず固定数を出現させる」というタイプは、他のミッションでも、そこそこ存在する。ただ、『3』の烈火が、「30体を補給し続ける」というストロングスタイルであったため、それと同じだと無意識に思っていたのだろう。
 ――そんなわけで! 思わぬ苦戦を強いられたが、無事に「烈火」のクリアーに成功した。やれ、本ミッションは、『4』で前作から劣化してしまったが、『4.1』では、前半部の難関として、存在感を取り戻せたように思う。やはり、スタッフの中でも、『4』…特に
PS3版の地球防衛軍4は、思うところがあったのだろう。やはり、『4.1』は、世に問い直すべき作品だった!

(2025年11月1日)

登録タグ/ ゲーム一般 地球防衛軍
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