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高性能・省スペース・超価格! GMKtecのミニPC / やり込みinFF

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2025年9月7日(日)
高性能・省スペース・超価格! GMKtecのミニPC


 
これからの主人公は、ミニPCだ!


 今回のPC新調では、これまでのノートPC1本槍ではなく、
「メインのデスクトップ + サブのノート」という組み合わせにしようと決めていた。そのメイン側として、「GMKtec」という聞き慣れないメーカーのミニPCを購入したのだが、今年に入って最高クラスの、実に大当たりであった。
 …まず、
「ミニPC」とは、“両の手のひらに乗るくらいの、パソコン本体のこと”である。画面は付いておらず、常時電源接続を必要とすることから、分類としてはデスクトップに相当するのだろう。ただまあ、私は、「ミニPC」の存在自体は知っていたのだが、当初は、全く購入対象として考えていなかった。理由は、小さい=性能が低いと考えていたからだ。今回、先んじてサブのノートPCを買っていたため、デスクトップについては、全く移動を考える必要が無い。そして、部屋は広いとは言えないが、足元のスペースには、まだまだ余裕がある。そのため、ババーンと迫力のある、大きなデスクトップPCを買おうと思っていたのだ。予算は、本体だけで、概ね15万円というところである。

 ところがどっこい。実際に、CPUスペックと価格を比較しながら絞り込んでいくと、
ミニPCの異様なまでのコストパフォーマンスの高さに気付いたのだ。
 …まず、私もそこまで自作PCには詳しくないので、ここからは
独自解釈ということにさせてほしいのだが、CPUは「i9 第13世代」とした。インテルのCPUは、Celeron, i3, i5, i7, i9といった種類があり、Celeronは「とにかく動けば良い」というレベルで、その後は、数が大きくなるほど高性能である。今までの、VAIO SX14 (2020) と同じく、i7でも良かったのだが、せっかくデスクトップを使うのだからと、私は「i9」に狙いを定めた。続けて、i9-13900HK」など、その後にも文字が並んでいるが、最初の1桁ないし2桁の数は「世代」と呼ばれ、これが後に進むほど新しく、性能が良い。現在の最新は第14世代(第15世代?)であるが、これはちょっと高いということで、型落ちとなる「第13世代(2022年発売)とすることにした。前のVAIOは、「i7の第10世代」を使っていたため、1グレードアップ&3世代の進行で、申し分ない性能が得られるだろうと考えたからである。あと、例によって、13は私にとって縁起の良い数値だ。
 ――ちなみに、これらPC性能について、もう一つ物差しを持ってこよう。私は、サブのノートPCとして、
9800円で中古品を先んじて購入していた【日記:2025/8/29】。このスペックが、「i3 第7世代」「RAM 8GB」「SSD 128GB」である。第7世代CPUの発売日は、2017年と、今から見るとかなり古い。しかしながら、1万円以下なんてなると、Celeronであることも多いので、そこだけは避けていった。メモリ8GBは悪くない数値で、ストレージ128GBは正直言って小さいが、私はハードディスク等の外部ストレージを大量に持っており、とりあえずSSDが乗っていればOKと判断した(まあ、もはやHDDのノートPCなんて、中古ですら売っていないが…)。これで、「WEB閲覧やサイト作成は、問題なく行える」というスペックだ。どれくらい問題ないかというと、「深夜のノリで、ゾンビのようにどんどんブラウザのタブを増やしても、極端には重くならない」という程度である。まあ、“激安品とはいえ、多少はスペックにこだわった”という結果であり、そのコスパには、満足をしている。

 そうして、Amazonにて、CPUで絞り込んでいくと、「GMKtec」というメーカーのミニPCが、
異様なコストパフォーマンスを誇ることを発見した。絞り込み条件としていたCPUは、「i9 13900HK」であり、これは、“モバイル向けではあるものの、かなり高性能”というモデルだ。また、RAM(メモリ)については「16GB」、ストレージは「SSD 1TB」と、他の性能も申し分ない。これくらいが、デスクトップだと15万円くらいだが、GMKtecのミニPCだと、何故か7万円なのだ。普通は、小さいところに値段を詰め込もうとすると値段が上がるものだが、その逆なのだから、意味が分からない。
 …しかしながら、実は、
最近のコンピューターというのは、高性能化に、ほとんどスペースを要求しない。私は、あれもこれも分解しまくっている馬鹿オタクだから分かるのだが、例えば、スマートフォン型の携帯電話なんかは、もう面積の2/3くらいが電池である。また、ノートPCも、この前、VAIO SX14 (2020) の蓋を開けて見たが、半分くらい電池だった。次に、ストレージ(各種データーの保存場所)であるSSDだが、512GBとか1TBなどといった莫大な保存容量に対して、その物理的な大きさは、実は我々の親指よりも少し太いくらいだ。今や、おべんとう箱みたいなバカでかいHDDは不要で、CD/DVDドライブも、付いているPCを探すほうが難しい。強いていうなら、ゲーミング目的と考えると、高性能グラフィックボードが、冷却ファンが大量に付いており、工場みたいな見た目になっている。現代PCの大きい部品は、それくらいだ。
 ――というわけで。「ミニPC」は、かつては、デスクトップにもノートPCにもなれない、オモチャのような存在だったのかもしれない。しかし、現代では、部品の小型化により、省スペースで、デスクトップに迫るほどの性能を実現できるようになった。そこまでは理解できる。
だが、それで価格まで安いというのは、本当に意味が分からない。「i9 第13世代」「RAM 16GB」「SSD 1TB」の条件で、デスクトップPCを探すと、だいたい15万円くらいの製品が出てくるが、GMKtecのミニPCは、7万円と、半額で同程度の性能を得られる。もっとも、冷却性能の違いやモバイル向けのCPUを使っていることから、やはり、「同性能」ではなく「同程度の性能」という表現にはとどめておくべきであろう。だが、それで価格が半値というのは、まさに圧巻である。物理的な部品の少なさ&小ささや、ノーブランドに近い中国メーカーということも影響しているのかもしれない。

こういうトラブル、よくあるよね(良くはない)


 そういうわけで。私は、
「GMKtec NucBox K10(i9 13世代、RAM 16GB、SSD 1TBモデル)を、【Amazon】(アフィではないので安心してね)にて、6万7820円で購入をした。Amazonを使った理由は、“アマギフがクレカのキャンペーン等で大量に余っていたため、それを消費したかった”という、例のアレである。
 …さて、そのセットアップであるが、
実は最初は、かなり困惑した。ミニPCは、分類としてはデスクトップに近いため、画面関連など、純粋なノートPCと比べて、配線がかなり増える。私は、デスクトップは20年ぶりなので、その時点で、かなり面喰らってしまった。仕事では、毎日のようにタコ足の化け物と格闘しているが、職場と家は別なのである。
 ――また、いざコード類を繋いで起動をしたが、ディスプレイの表示が
不規則に点灯と消灯を繰り返す。なお、ディスプレイも新品【日記:2025/9/3】に書いた、「メイン27インチ」のほう)であったが、PS5をHDMI接続して地球防衛軍6のDLC2をプレイしてみても、特に画面異常は出なかったので、完全にPC本体の問題である。非常に嫌な予感がした。さらに、その後セットアップを進めていくと、黒画面にぐるぐるロードのところで、ついに処理が進まなくなってしまった。相変わらず、画面も不規則に点灯と消灯を繰り返し、もう不安MAXである。まさかの、初期不良品なのか…? 1時間近く待って、“あと5分、セットアップが終わらなかったら、もう無理やり電源を切って再起動しよう”と思っていたくらいであったが、ようやく終了し、Windows11が立ち上がってくれた。するとその後は、画面が出たり消えたりという不具合は、一切なくなった。何だったんだアレ。

 その後は、Windows11の
各種オサレ機能をOFFにし、必要なソフトウェアをDLしたり旧PCからコピーしたりして、実際の運用をできるよう調整していく。PC本体はOfficeの無いモデルだったが、Microsoftアカウントとか、多分そんな感じで、WordやExcelの2019が使用可能になってくれたことは、非常に嬉しい。最も危惧していた「ペイント3D」(Win10の付属ソフトで、サポート終了済)も、【こちらのサイト様】の手順でインストールできる。
 …さて、さすがに新しいPCということで、
その性能は圧巻であり、起動後は即座にブラウザでWEBページが表示可能となる(サブのノートPCのほうでは、デスクトップ表示後も処理が続くようで、WEBページを開くまで待ちが発生する)。普段のサイト作成で重くなることは一切無く、私が行う操作の中で最重量である動画エンコードについても、VAIO SX14 (2020)に対して、時間が0.4倍に縮まった。
 ――まあ、「2020年のノートPC」に対し、「2025年のフルスペックのデスクトップ」なら、更に速度差を付けられるのだろうと、しかしそこまで行くと、
値段がハイスペックではなくなってしまう。コストパフォーマンスという面で考えると、やはり、「7万円で高性能デスクトップに迫る」という性能は、最適に近いものであり、化け物みたいな低価格である。1週間ほど使ったが、私の求める100%以上の内容だ。

やはり、大きいより小さいほうが良いのかも…


 というわけで。今回のミニPCに加えて、サブ端末であるノートPCや、職場と同時並行になった2画面化により、
新PC環境の主要部分が全て出揃った。掛かった価格は、ノートPC+ディスプレイ2台+ミニPCで、10万1969円である。当初、「デスクトップだけで15万円、ディスプレイ2台も含めて、20万円くらいかな?」と思っていたため、その半額で全てが揃えられたのは、驚きだ。しかも、「ある程度の性能もほしい」という点も、完璧以上に満たしている。食費と同じで、物価高騰と言われる時代だが、工夫をすれば、むしろこれまでよりも安く生きられるのだ。
 …ちなみに。弱点として、このミニPCは、
ゲーミング性能は全く持っておらず、この先の拡張性も無いということがある。しかしながら、私はゲーム環境についてはプレイステーションに一任しており、現行のPS5と、次世代機のPS6(仮)くらいまでは、「PCは作業用」「プレイステーションでゲーム」という関係が続くはずだ。よって、「ゲーミング性能を持っていない」は、私にとってデメリットとならず、むしろそのことも、今回のミニPCを購入するうえでの強力な後押しとなった。

 ちなみに。今回は、前述のモデルを6万7820円で購入したが、どうも
このミニPCという分野は、価格競争が非常に盛んのようだ。例えば、【origimagic A2】というモデルは、私が購入した商品と似たような見た目・性能だが、クーポン前提で、71999円で購入可能であり、メモリが32GBだ。私も、GMKtecの商品を買う時に、メモリを16GBにするか32GBにするか悩んだのだが、+4000円でメモリを2倍にできるのなら、こちらを買っていたかもしれない。
 …また、
【楽天市場】では、GMKtec NucBox K10の16GBモデルが6万6160円と、Amazonより安価で売られており、しかも楽天SPUによるポイントアップが適用され、私なら、現時点でも4倍=2463ポイントが還元される。現在、特別セール中とのことらしいが、もし、お買い物マラソンも適用できるのなら、10〜20%の値引きにも相当する、莫大な量のポイントが得られていた。今回は、アマギフを消費したいという目的があったので、Amazonを使ったのだが、楽天のポイ活的な買い方も、検討に値するだろう。とまあ、たった1週間でこのザマであり、数ヶ月も経てば、ミニPCのコスパ環境などは、変わり果てていることだろう。それくらい、ここでの価格競争はホットなのである。
 ――何にせよ、私はもう、
「VAIOが30万円」の感覚には戻れなさそうだ。確かに、VAIOは、ここまで約10年・2世代でお世話になった、使いやすいPCだ。だが、価格と性能のバランスは、お世辞にも良くない…なんてものじゃなく、悪すぎる!! そもそも、「高性能ノートPC×1台で全てを済ませたい!」というのが、ニンテンドースイッチでフルスペックのゲームを遊びたい的な、アンバランスな発想であったのだ。これからは、「サブのノート&メインのデスクトップ」の組み合わせとし、そしてデスクトップ側では、コストパフォーマンスに優れたミニPCを使っていこうと思う。そして、部分的には中古商品も使って、更にコスパを高めていく。皆さまも、そろそろ「値段」という尺度が存在する世界に、両足を突っ込んだほうがいいよ。

(2025年9月7日)

登録タグ/ 機械一般
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