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管理人の日記
8月が終わってしまう! 株の値動きに、某虫との連戦にと、心の休まらない1ヶ月だった…
凪ではなく、奈義です |
「ふるさと納税」で、少し前にニュースになったように、「各種ポイントサイトにおけるポイント付与の対象外になる」というナーフが発表された(【日記:2024/6/25】)。このアプデは2025年10月から適用開始となっており、毎年9月にふるさと納税をする予定の私は、2024年・2025年と、少なくとも2年は、弱体化の対象外になると思っていた。
――ところがどっこい、そろそろ、今年もどこに納税しようかな…と考え、ポイントサイトを開いてみたところ、既に、去年とは比べ物にならないくらいに、返礼品が弱体化していたのである。そう言えば、2023年10月の時点で、「寄付に対する返礼品の額を制限する」という下方修正が行われていたのであった。それから1年弱が経ち、残念ながら、そのルールが、完全に浸透してしまったのであろう…。
では、具体例を挙げてみよう。まず、私が、今年もふるさと納税で貰おうと思っていたのが、米である。日本人の主食であり、最近は、地震注意報の発表によって急激に品薄となったことが知られているが、基本的にふるさと納税で提供されるのは新米であるため、店頭での需要逼迫とは関係が無い(はず)。
…さて、その米について、2023年9月30日の時点でのデーター(【日記:2023/10/1】)を振り返ってみると、「12000円の寄付に対し、白米20kg」という納税先に、私は寄付をしていたようである。その米が、今日も私の3食を支えてくれたのだが、それはともかくとし、今年のぶんで、同じく「白米20kg」の返礼品を受け取れるのは、どうやら、21000円が最安値であると思われる(【岡山県奈義町】)。
――では、両者を比較してみよう。まず、最近では、米についても隙あらば値上げという感じになっているが、換算として、とりあえず、「10kgで3000円」ということにする。2023年9月だと、「12000円の寄付に対し、6000円の米が受け取れた」ため、還元率は50%だ。だが、今年は、「21000円の寄付に対し、6000円の米が受け取れる」のため、還元率は約28.6%、わざわざ計算するまでもなく、半減にも等しい弱体化を受けている。
還元率的には有りだが、部屋のスペースと運送屋の兄貴がタヒぬ |
さらに。去年は、「5000円でラーメン15食」というセットも頼んでいった。こちらは、一応は今年も、ずばり「5000円で15食」というセットがある(【佐賀県みやき町】)。その他、「6000円で15食」という市町村も存在するため(【岐阜県高山市】など)、少なくとも、米ほどは弱体化を受けていない。
…ただし、私は、以前までの主流だった「休日の昼ご飯にカップ麺を食べる」という習慣が無くなってしまったため、去年と同じ価格でラーメンを買ったところで、去年と同じようには利用ができないだろう。去年ですら、賞味期限の約1ヶ月で使い切るのは大変だったのに、今年だったら、間違いなく腐らせてしまう。ラーメンという手も、ちょっと苦しくなってしまった。
となると。全く別の路線を行くのもありかなと思った。例えば、箱ティッシュである。【栃木県小山市】は、14000円の寄付に対し、箱ティッシュが60箱もらえる。1箱の内容量が220組と、若干多いことを考えて、1箱80円とすると、60箱で4800円、つまり還元率は約34.3%である。もちろん、ティッシュは食べ物ではない(※食べられるという学説も存在する)ため、賞味期限は存在しない。よって、家がティッシュ箱まみれになるという悲鳴に耳をふさげば、普通に寄付対象として有力である。さすが、ランキング1位は伊達じゃない。
――または、もう「返礼品で得をする」という考えを捨て、ふだん食べないような高価な肉や海産品を楽しんだり、はたまた、本当の故郷に送金したり、災害等で苦境にある自治体に、文字通りの「寄付」をするという手もあるだろう。基本的には、タイムラグがあるものの、「手数料2000円で、以降は上限額まで無料で商品が買える」というシステムであるため、上限にさえ気を付ければ、そうそう損をすることは無いのだ。
とまあ、こんな感じであり、ふるさと納税も弱体化が目立つため、去年とは全く異なる戦法で挑まなければならない。
…しっかしまあ、確かに、以前の日記にも書いたように、ふるさと納税は、「税収を地方に回す」という意味では、不健全と言えるような面もあった。だか、このたびの2回のシステム変更では、要するに、国民が得をできる量が減るという、純粋な弱体化となった。
――それについて、私も、勝手に国の立場から、ナーフに理解を示すような発言をしていたこともあったが…最近は、そんなことする必要は全く無いなと感じるようになった。国にお金を持たせても、碌なことにはならない。そもそもの金銭感覚が狂っている(※私も狂っている)うえに、所詮は他人の金だと思って、ジャブジャブ使いやがる。運営側が、ユーザーの立場なんて考えているわけがないのだ。だったら、こっちだって、自分の利益だけを考えるのが礼儀というものだ…。税収最大とか言って、儲かってるんだから、少しはこっちが得したところで、文句は無いだろう。
(2024年8月30日)
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