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管理人の日記
あれ、お金を動かすって、思ったより楽しくないか…??
うさんくせえ〜(3回目) |
本日…ではなく、昨日である9月30日に、私は「ふるさと納税」を行ってみたのである。
…さて、「ふるさと納税」について、私の理解は、「何もしないと現在居住地の市区町村の納めることになる住民税を、他の自治体へ送金することで、返礼品の特典を得られる(?)」というくらいであった。知り合いが、イクラやら辛子明太子やらといった、美味しい海産物を受け取っているのを見て、「ふるさと納税」というサービス自体は知っていた。だが、ずっと同じ職に就き続けるか確定しておらず、しかも、“自分の理解の及ぶ範囲内で生活を完結させたい”と強く思っていた私にとって、“ふるさと納税”のような手間の掛かる制度(?)は、しばらく思考の範囲外に消えていたのだ。
――しかしながら。ここ最近は、私の心境も少し変わって、この社会で、この国で、しっかり生きていこうと決意するに至った。そんな流れの中で、将来のための資産運用を考えたりしながら、私は「ふるさと納税」のことも、久しぶりに思い出すに至ったのだ。少し前から、悪い意味でであるが、ニュースにて、「ふるさと納税」関連の話題が挙がっていたということもある…。
ということで。私は、昨日である9月30日に、「ふるさと納税」について調べていたのだが、これはもう、完全にやったもん勝ちのサービスであると判断し、かつ、10月1日から弱体化されるらしいと聞いて、その夜のうちに、いっきに39000円を投資するに至ったのである。
…まず、かつて私が持っていた、「住民税を他の自治体に送金することで、返礼品を得られる」という認識は、まあ50点という程度である。まず、ふるさと納税には、手数料として2000円が掛かる(「払った額 -
2000円」しか、翌年の税控除が得られない)。こう見ると、全く得をしないように思えるかもしれないが、代わりに、返礼品の還元率は30%程度と莫大であり、例えば10000円の課金をすれば、3000円相当の返礼品を得られ、手数料の2000円を超える利益を得られる。ついでに、減免される税金は、住民税だけでなく所得税も入るらしいが、まあ、これは良いであろう。
――さて、その限度額は、当人の年収や家族構成などによって異なるらしいが、私の場合は、概ね40000円ほどを投資できるようだ。この場合、40000×30%で、12000円相当の返礼品を得られた後に、翌年の住民税&所得税から、38000円(※40000円ではない)の控除が行われる。つまり、合計で10000円の得をできているということになる。こんなもの、知っていれば、やらない理由が無いというものだ。
ちなみに。「10月1日からの、ふるさと納税の弱体化」についてであるが、どうも返礼品の競争が加速し、「税収を地方に回す」という制度本来の理念が揺らぎかねないことが聖府によって危惧され、「返礼品の金額基準を厳格化する」という処置が為されたということだ。つまり、我々の側からすると、単純に返礼品の還元率が下がるという、デメリットしか無い事態となる。ちなみに、ふるさと納税の課金額は、毎年1月1日にリセットされるので、あと3ヶ月待てば、何の混乱も生じなかったはずである。やれ、いつも思っているけど、日本聖府くん、君さあ…。
――まあ、確かに、過度な返礼品によって税収が増えず、最終的な増税に繋がってしまうようであれば、本末転倒と言わざるを得ないため、国の方針は分からないでもない。そして、多少メリットが減ったとは言え、「ふるさと納税」は、今後もお得なサービスで有り続ける。最終的に、増税に繋がったとしても、やった者だけが得をし、やらない奴が損をするのだ。ならば私は、得をするに入ろうと思う。
来年の納税は、ちゃんとお買い物マラソンを使います |
では、「ふるさと納税」をするに至って、まずはどうすれば良いのか。それは、まず、自分の課金限度額を知ることである。この限度を超えてしまうと、翌年の税控除が得られない…つまり、使った分だけ損をしてしまうため、この上限は、絶対に上回らないように注意しなければならない。
…なお、この限度額が、非常に細かい計算をしなければ1円単位では分からないというのは、「ふるさと納税」の最悪の手落ちであると思う。それでも、簡単なシミュレーションにより、私の限度額は、40000円強であるということが分かった。これを上回らないよう、余裕を持ちつつ、投資を行っていく。
次は、どの自治体に納税をするかという点である。これについては、選び方は十人十色であり、制度の名称通りの「自分の生まれ育った故郷に送金する」というほか、「返礼品の還元率で選ぶ」「推しの自治体や業界を応援する」「ふだん買わないような特別な食品をゲットする」など、様々な選び方が存在するだろう。どれを選んでも金額的には得をするため、この辺りは、一概には決めづらいというものだ。
――ちなみに。自治体によっては、注文をする際に、「その寄付額の用途」を選択できる場合が存在する。そういう場合は、必ず私は、「子育て」だとか「若者への支援」といった項目を選んでいた。子供が産まれなければ、国の将来は無い。そして、20前後くらいの若い人たちが、明日もその次も仕事に通い続けて、この国で前向きに生きていきたいと思えるような環境を作れなければ、大人として、何の責務も果たしたとは言えない。私は、そんな社会を作りたいと考え続けてきた。だから、遠い町であったとしても、私のお金は、そういう未来のために使ってもらいたいと思うのである。
さて。私の場合は、「返礼品を、ふだん自分が使っている安価な商品に置き換えた場合に、還元率が最も高くなる」という基準で、寄付をする自治体を選んでいくことにした。
…やれ、私は馬鹿舌であって、高価な肉とか魚とかを与えられても、ほとんど区別ができない。しかも、独居男であるうえ、あまり料理をせず(まあ、独身男性の中では、まだ料理をするほうであると思うが…)、そして重要なこととして、冷凍庫のキャパシティーが小さい。だから、生鮮食品系は、貰ったとしても、文字通り腐らせてしまうことだろう。だから私は、常温保存が可能で、かつ、普段の生活の中で使うような物を選んでいくことにした。そのうえで、自分が買っている安価な市販品に置き換えた場合に、最も金額が高くなるという基準で、その価値を判断していった。
――そのような流れで選んでいった結果、私は、「12000円で米20kg」と「5000円でラーメン15食」を提供してくれる自治体を選択することにしたのである。米10kgは、私が買っている安価な市販品に置き換えて2500円程度、つまり20kgで5000円であり、12000円に対して還元率は41.7%である。また、ラーメンは、本格的な生麺タイプであり、私の生活に置き換えてみても、最低1食100円という未満の評価は下せないだろう。つまり、こちらは5000円に対して1500円で、還元率は30%となる。
これらを組み合わせ、40000円強の限度額をオーバーしないよう。合計39000円の寄付を行った。私の生活感覚における換算金額は14500円であり、手数料の2000円を差し引いたとしても、12500円の利益を出せる。そして、10月・11月・12月は、毎月、美味しいラーメンが15食ずつ届くし、年明けには米が40kgも到着する。そういうふうに、生活のバリエーションが増加するのも、嬉しいというものだ。もっと課金させろ…(唸り声)。
我が古里:三重県津市には、井村屋のほか、おやつカンパニー(ベビースターラーメン)もありますよ… |
ちなみに。注文の方法であるが、私は、「楽天ふるさと納税」を使っていった。これを使えば、各自治体への納税を、「商品」という形で購入可能である。しかも、楽天系のショップということで、「100円=1楽天ポイント」以上の特典が、謎に付いてくる。私の場合、どうも3.5倍のポイント還元ということで、なんだかよく分からないが、納税額に対し、1170ポイントもの利益が帰ってきた。これだけで、ふるさと納税の手数料である2000円の半分近くをカバーできている。
…やれ、楽天ポイントは、通常ポイントについては「楽天ポイント運用」に投資(【日記:2023/9/17】)し、期間限定ポイントについても、近所のスーパーで使用できる。私にとって、「楽天ポイント」は、完全に現金と等価として消費可能なのである。これもまた、ふるさと納税のお得感を上げている。
というわけで。「ふるさと納税」については、なかなかの取り組みづらさは存在するものの、基本的には、やったもん勝ちのサービスである。やった奴だけが得をし、やらない人は損をする。そんな不平等な制度なのだが、それを聖府が後押ししているのだから、仕方ないというものだ。
…やれ、もう、“何も考えず、ゆうちょ銀行に3桁万円・4桁万円を積み上げていく”という方針では駄目だ。何より、少し前までの私自身がそうだったからこそ、変えなければならないと思っている。しっかりと、自分の頭で考えて、この時代を生きていかねば。
(2023年10月1日)
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