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管理人の日記
台風が列島を覆い尽くす中、果たして、明日のお客さま感謝デーは勝負に出るべきか否か
「乱切り」はさすがに無いですが、FF8のサイファーは「鬼斬り」という技を使います… |
「乱切り」とは、野菜の切り方の一つであり、大きさを同じにするという意味で、正四面体(立体化した三角形)のような形になることが多い。通常、煮物など、長く茹でる料理に対して使うようだ。
…だが、私は、この乱切りを好まず、乱切りを使うような場面でも、「短冊切り」を多用していた。短冊切りは、立体化した直方体のように、細長く食材を切っていくスタイルだ。私が、そのような切り方を好んだ理由は、「薄く切って、火を通りやすくするため」というものであったが、実家時代の親からの評価は辛辣であり、「お前の乱切りは乱切りではない」と、キツめに批判されたものであった。
しかしながら。本日私は、あえて短冊切りを使用することに、明確な利点を発見した。それは、箸でも食べやすいことである。
…まず、私は、カレーを作ってお弁当に持っていくことがあるのだが、それ用のスプーンを入れるスペースが無く、つまり、カレーも箸で食べる。これまでは、何となく、ニンジンやジャガイモといった野菜たちも、短冊切りにしていたのだが、普通の乱切りで調理してみたところ、つるつると滑り、食べやすさが最悪であった。逆から考えてみると、短冊切りには、箸で掴みやすいというメリットが有ったのだ。
――ただし。ニンジンはともかく、ジャガイモなんかは、熱しすぎると、あっという間に粉々となって、液体成分に溶け出してしまう。また、スプーンで食べる前提ならば、長さが増えて乗せづらくなる短冊切りは、むしろ不都合であろう。よって、“お弁当向きで、箸を考慮するときは短冊切りで”、そして、“通常のスプーンで食べる際は乱切りで”と、使い分けるのが良いのだろう。
以上の事実から分かることは、食べる場面によって、調理方法を変えなければならないという点である。やれ、「食べる人のことを考える」というのは、料理の鉄則であり、私も合点承知だが、「食べる場面を考える」というのは、まるで盲点であった。
…しかしまあ、これも、言われてみると、私は自然と行っていることであった。親子丼を作る際は、あえて液体成分を多めとして、3食分を4食分に水増しし、“固体多めの部分”を弁当用にして、そして、家で消費する分は、「つゆだく」とし、スプーンで食べる(【日記:2024/7/16】)。こういう物を自由に調整できるのは、自炊の魅力の一つだ。私の料理は、食べる人は、残念ながら私しか居ないが…食べる“場面”のことは、しっかり考えていこう!
(2024年8月29日)
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