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管理人の日記
暑すぎて、晴天の日が「いい天気」なんて、口が裂けても言えなくなってしまっている
この画像のために久しぶりに遊んだけど、やっぱメチャクチャ面白いな |
この25日に、2022年8月にPS5/PS4で初登場した「地球防衛軍6」の、国内PC版&海外版(PS5/PS4/PC)が、ようやく発売をした。しかし、そのPC版が、残念ながら燃え上がってしまっているらしいのだ。せっかくの良作なのに、ファンとしては、悲しすぎる事態である。
…まず、「地球防衛軍」シリーズは、巨大な蟻やUFOを相手に、左スティックでキャラを・右スティックで銃口を動かして戦っていく、“TPS”と呼ばれるジャンルのアクションシューティングである。元は、PS2時代の「SIMPLE2000シリーズ」出身のタイトルであったが、基本ルールが単純なゆえの尋常ではない中毒性と、低難易度の爽快感&高難易度のやり応えが評価され、『3』からは正式なフルプライスタイトルとして、今に至っている。
そして、私は、『2』から地球防衛軍に親しみ始め、その後の作品は、全て触れている(『1』は再販されておらず、『2』のボリュームを減らしただけなので未プレイ)。そして、2022年の「地球防衛軍6」については、何気なくプレイしたのだが、1ヶ月で170時間、一気に最高難易度までプレイをする(【日記:2022/9/25】)という、ニートまがいのハマり具合を果たした(※普通にフルタイムで働いている人間です)。
…さて、今作の特徴として、ストーリーが大幅強化されているという点が挙げられる。これまでの地球防衛軍シリーズは、ストーリーはおまけのようなものであった。だが『6』では、一転して、大作RPGのような見ごたえある物語が展開され、ゲームを先に進める大きな動機付けとなっていた。ストーリーには、特殊な仕掛けが用意されており、ネタバレということで詳しくは触れないものの、それらを経たうえでの結末は、『5』を含めた、約250ミッションを超える壮大な戦いのラストとして相応しく、強く印象に残るものであった。
――そして、本編INFERNOのクリア後は、オンラインマルチプレイに初めて参戦しみつつ、2023年の3月と6月に登場したDLCミッションについても、激烈難易度に苦しめられながら、オフとオンで楽しんでいった(【日記:2023/7/22】)。最終的なプレイ時間は、469時間である。これについては、DLC2を攻略するための、少なくない放置稼ぎ(100時間強?)が含まれているものの、それにしたって、莫大な量である。
やれ、“プレイ時間”という意味では、最近になって、日記執筆込みの「FF7リバース」(500時間程度?)という強烈なライバルが登場して、「地球防衛軍6」は、2位に後退した。また、来年には、「モンスターハンターワイルズ&追加パック(予定)」という、期待の新人も控えている。こちらも、据え置き版の前作である「ワールド&アイスボーン」で約900時間というプレイを記録した(【日記:2020/10/22】)ため、未知なる続編にも期待が高まるというものだ。
――とはいえ、そういった超強豪たちとも、立派に肩を並べられる。私にとって、「地球防衛軍」は、それくらいのタイトルなのだ。
DLC2も、凶悪難易度だけど、最高だったぞ〜!! |
そういうことなのだが。PC版「地球防衛軍6」は、主に2つの点で、炎上をしているらしい。
…まず、第1の点として、どうやら、ゲームを起動する際に、「Epic
Games Store」のアカウントが必須となるらしい。だが、これについては、よく分からない。PCゲームを普段やらない人間としては、無料なのだから作れば良いのではないか、何故ここまで目の敵にされているのだ…と思うのだが、まあ、実際に怒っている人が多いのだから、何か問題があったのだろう。これについては、紹介のみで、深く触れないことにしておく。
が、もう1つの点として、PC版の移植度に対する問題が発生しているのだという。
…実際、【Steamの販売ページ】でも、Epic関連の次に多いのが、「ゲームがエラー落ちする」「PC版ならではの特殊なオプションが少ない」「高性能PCでも60fpsが上限である」などという苦情が、多く寄せられている。やれ、プレイステーションなどのCS版とPC版が、同時発売をするソフトについて、PCだけにバグが多いというのは、よくある話である(いや、これも冷静に考えるとおかしいのだが…)。だが、PS5/4版「地球防衛軍6」の発売は、2022年8月であり、そこから2年が経っている。DLCの開発完了からと考えても、丸1年の期間があった。なのに、PS版であったバグ(敵が画面外に出てクリア不能になる等)が直されるどころか、むしろバグが増加しているというのは、さすがにちょっと、PC版を待っていた人に同情するというものである。
――さて。現段階でのSteamでの評価は、「賛否両論」であり、好評と不評が約1700票とほぼ同数なのであるが、不評意見のほとんどが、「Epicストア」か「PC版の移植度」についてのものとなっている。つまり、ゲーム内容とは関係ないところで、評価を下げてしまっている。地球防衛軍は、前述の通り、中毒性が魅力のアクションSTGであり、あくまで“ハマる人はハマるゲーム”という感じなので、万人から高評価を得られないというのは分かる。だが、それを味わう前で不快に感じてしまっているのは、残念すぎるというものだ。
そういうわけで。PC版の「地球防衛軍6」は、残念ながら、ゲームプレイの前段階において、かなり評価が下がっているようだ。もちろん、現代のゲームソフト、しかもPC版ということで、これからアップデートで改善される可能性もあるだろう。だが、ゲームソフトというのは、発売直後が、最も気分が高まっている。やれ、少し待てばセールされると分かっている中で、あえて発売日買いをするのだから、そういう気持ち面も無視できないだろう。
――さらに。それらは、所詮「PS版に存在しなかったバグの修正」なのだから、アップデートを終えたところで、やっとPS版と同じになるだけである。2年待たされ、定価相当のお金を払って、やっと遊べると思ったら、更に待たされる。悲しすぎである。
モンハンサンブレイクを終えたら、次はまたPS5で遊びたいな。尻ブレイドが最有力 |
ただまあ、私が思うに、正直、パソコンというゲーム環境は、プレイステーションやニンテンドースイッチといったゲーム専用機に比べて、過大評価されていると思うのだ。
…まず、性能面についてだ。PS5も、発売4年弱が経つということで、今ではそこまで特別に高性能というわけではなくなった。ただ、価格面での利点、つまりコストパフォーマンスについては、現在でも特上である。例えば、【数日前に話題となった記事】では、「PS5と同性能のゲーミングPC」を作るには、約14万円が掛かるとされている。さらに、侮られがちだが、キーボード・マウス・ゲームパッドなどといった周辺機器も、こだわりだすと1万円を超えるため、そういうものを考えて、概ね20万円くらいは予算を考えておくべきだろう。
――やれ、PS5は、かつてと異なり、時間とともに値下げをするどころか、むしろ去年11月に2回目の値上げを行い、現在では税込み66980円となっているらしい(参考:当初は税込み54978円。その後、1回目の値上げについては【日記:2022/8/25】)。発売時の価格からは、約12000円の値上げとなる。厄介だった本体サイズが小型化され、ストレージも825GB→1TBと増加しているものの、それでもやはり、値上げというのは、購入意欲に大きなマイナスを与える。だが、そんなものですら、ゲーミングPCと比べれば、格安と言って良い状況に、どうにもならない世の中のインフレを感じてしまう。
ちなみに、アメリカでの“ディスクドライブあり版”の価格は、ずっと499ドルでずっと変わらないらしい。仮に、1ドル=150円とすると、日本での価格は約75000円となる。ここまで、日本では2回の値上げとなっているが、一応、これでも頑張っている…のかもしれない。
さらに。ゲーミングPCの値段面での問題を克服したところで、今回の「地球防衛軍6」のような、悲惨なバグ祭りに襲われてしまう。が、これはある程度は仕方がない。パソコンは、「パソコン」という単一の機械ではないので、どうしても環境依存のバグが多く発生してしまう。「地球防衛軍」シリーズの開発元であるサンドロットは、社員25名の小さな会社であり、PCという複雑すぎる環境に対応するには、どうしても無理があったのだ。
…正直、この事態に対して、私は、「ゲーム専用機」という分類が、もう少し見直されるべきだと思うのである。値段面もそうだし、箱を開けて電源コードとHDMIケーブルを繋げば動作する専用機と違って、パソコンという環境は、やることが多すぎる。そして、ソフト提供会社についても、製作がしやすく、バグチェックが楽だったり、早期に発売できたりというメリットがある。
――もちろん、最近では、自由度の高い汎用機から、世界を変えるようなゲームソフトが始まることがある。例えば、「マインクラフト」や「Among Us」、最近では「8番出口」などがそれだ。ただ、そういうものは、往々にして、アイデア勝負というタイトルであり、グラフィックそこそこで、多くのパソコンでプレイできるようにして、ファンを獲得するに至っている。つまり、最先端のパソコンゲームを遊びたいというところで、別に高性能のゲーミングPCに限る必要はないのである。こう考えてみると、「高性能のゲーミングPC」こそ、最も扱いづらい存在という気がしてきた…。
まあ、私については、初代プレイステーションの頃から、ずっとPSハードにお世話になってきており、明らかにひいき目で見ている。さらに、“ゲームはゲーム機で遊ぶもの”という旧時代の価値観に囚われており、携帯電話やパソコンといった環境に、ほとんど対応できていない。
…だがまあ、やはり、「ゲーム専用機」という環境は、もっと評価されるべきだと思うのだ。「専用機」なのだから、その専用の用途に使用する面において、便利で安価に決まっているのだ。安くて、誰でも手軽に、同一の環境で一斉に遊べる。その手軽さから、オンライン人口も多くなるし、厄介なチート(不正な改造プログラムを適用してオンラインに参戦する、妨害行為)に対しても、障壁を高く保てる。さらに、私は、「ゲーム専用機でプレイをして、パソコンで録画をする」という2台態勢を長らく採用しているため、その用途でも、専用機の存在は好都合だ。いやむしろ、1080p/30fpsでの録画という環境に対して、PS5でもオーバーパワーというくらいである。
――正直、私は、スマートフォンなどの汎用機の性能が上がり、プレイステーションや任天堂ハードといった専用機は、近いうちに不要になると思っていた。だが、現時点での本体の価格面格差(しかもPS5が発売から時間が経って不利な状況で)、そして、「地球防衛軍6」のように、PC版が遅れたうえにバグまみれとなってしまう事態を鑑みて、まだまだ「ゲーム専用機」は無くならないと確信するものだ。よーし、PS6も、スイッチ次世代機も、購入していこう!
(2024年7月29日)
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