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管理人の日記
夏場は氷を作っているためか、ものすごい勢いで冷凍庫の霜が成長する! 取るのがめんどい!!
無理して子供さんに食べさせる必要は無いと思う |
子供の嫌いな食べ物の代表格と言えば、「ピーマン」である。独特の臭みがあり、私も、もう立派なおっさんであるが、気持ちは分かるというものだ。そしてこのピーマン、味はもちろんであるが、その他の取り回しも含めて、かなり扱いにくい食材だと感じてしまった。
…まず、先日、スーパーに行ったところ、「おつとめ品」(=少し古くなった安売り品)の枠で、ピーマンが、10個ほどで128円という値段で売っていた。普段の相場は知らないが、明らかに安い。ここしばらくの私は、買い物に行く間隔の都合、青ネギ
/ 玉ねぎ / なす / レタス /
キャベツといった必須野菜を切らしており、さらに、折悪しくその日、それらの物は安くなかった。よって、野菜不足解消の一助になれば…と思い、そのピーマンを購入してみたいのだ。
――しかしながら。料理歴1年未満の私にとって、ピーマンの購入は初である。そして、安かったから衝動買いをしたというわけで、具体的な使い道を想定していたわけではない。ピーマンについて、自分の幼少期を振り返ってみると、特に苦手ではなかった(謎に「ブロッコリーが嫌い」と宣言していた気がする)。しかしながら、好きというわけではなく、これまでの自分の人生で、選んで食べたような経験は無い。
そういうわけで。私はピーマンに初挑戦をしたのだが、やはりコイツは、使いづらい食材だなと感じてしまったのだ。
…まず、具体的な使用例として、「パスタ」と「みそ汁」に使ってみた。パスタは、切らしていたナスの代打として、「きのこ
/ ピーマン / 冷凍海鮮 / 冷凍ひき肉」で炒め、「ケチャップ
/ タバスコ / チーズ / 顆粒だし」を味付けに使用した。また、みそ汁については、いつものように、余り食材の闇鍋となっているが、今回は特に、玉ねぎがゼロとなってしまっていたため、その代用として、ピーマンを多めに投入してみたのである。
――しかし、そのどちらも、ピーマンの主張が強すぎて、イマイチになってしまった。こいつには、ご存じの通り、独特の臭みが存在する。スイカに塩といった感じで、少量のピーマンを入れて、元の味を引き立たせるという使い道は分かる。が、入れすぎると、全てがピーマン味になってしまうのだ。かくして、普段のパスタはピーマンパスタに、ごった返しみそ汁もピーマンスープと化してしまった。どちらも、しっかり熱したのだが、それですら、ピーマンに乗っ取られてしまったのである。なお、猛者は、生のピーマンサラダなんて物も食べるらしい…。
さらに。味以外についても、ちょっと私にとっては、取り回しの難しい野菜となっている。
…まず、保存期間については、通常、冷蔵庫で1週間程度とされるという。まあ、レタスよりは少し長いという程度であり、キャベツや大根・玉ねぎなど、日持ちするレギュラー野菜たちと比べると、短めの部類に入ると言えるだろう。
――さらに、ピーマンは、見た目に反して、食べられる部分が少ない。何故なら、中身に空洞部分が多いからである。私の使い方としては、まず半分に切って、ヘタと種の部分をちぎって捨て、その後は短冊のように細く切っていくというものであり、恐らく、一般的な使用法であると思う。かくして、当初の体積よりも、可食部は、かなり減ってしまうのである。
さて、これの何が問題かというと、冷蔵庫の体積を要求するくせに、食べられる部分が少ないということだ。私は、ここまで料理にハマるとは思っておらず、再就職時に、小さめの冷蔵庫を買ってしまった。そのため、生活において、「冷蔵庫の圧迫」は、常に頭の痛い問題となっている。体積については、切って保存すれば問題ない…いやいや、保存期間が更に短くなってしまうし、どう考えても、臭いで冷蔵庫がピーマン倉庫と化してしまうだろう。というわけで。「@保存期間」と「A要求する体積」の問題により、ピーマンは、私にとって、扱いの難しい食材になってしまっているのだ。
食えないんじゃなくて食わないだけ(恋人は作らないだけ的な言い訳) |
そういうわけで。ピーマンについては、味と取り回しの両面で、なかなか厄介であると感じてしまった。今回の、10個128円のような大出血セールを行っており、かつ、冷蔵庫に余裕がある状況ならまだしも、それ以外では、ちょっと選んで買うのは敬遠してしまう。
…ちなみに、最初に述べた通り、ピーマンは、小さいなお子さんたちが嫌いな食材の代表格である。それをどう工夫して食べさせるかは、世の中の奥さん(死語?)たちの大きなテーマとなっているそうだが、別に無理して食べさせる必要は無いと思う。私の印象としては、ピーマンは、“あえて風味を変えるために少量を入れる”という、香辛料の類である。そういうものは、往々にして好みが強く現れる。例えば、カラい食べ物が嫌いな人に、無理にタバスコや七味をごまかして投入したら、それってイジメだよね?
――とりわけ、わざわざ苦手と宣言しているお子さんに食べさせようというのは、せっかくの楽しいはずの、家族との食事の時間を台無しにしてしまうと思う。嫌いな奴ともみんな仲良し=最高!
みたいなのは、もう、古い時代の価値観だ。それに、栄養という意味でなら、他のクセのない野菜でも、十分に補填できるだろう。世の中に、ピーマンしか食べ物が無いのならまだしも…。
ただし。ここまでの問題は、全て、私が上手なピーマンの調理法を知らないだけという可能性もある。これだけ一般に広く流通している食材であるから、私の気付いていない、何か素晴らしい利用法があるのかもしれない。それに、ピーマンパスタとピーマンスープについても、確かにピーマンにNTRされた感があったものの、それだけ、いつも普段と違う風味と食感が味わえたということでもある。決して、二度と食べたくない、というわけではなかったのだ。
…また、ピーマンは、ビタミンPなるヤベぇネーミングの成分を含んでおり、高血圧の予防に効果があるとされている。「良薬、口に苦し」という言葉もある。ピーマンは、食べ物としてではなく、薬のほうの作用をメインに考えられているのか…?
――そういうわけで。ピーマンは、かなり癖のある食材だが、逆に、その癖を乗りこなすような使用法もあると思う。いろいろと、試してみる価値はあるだろう。そういうわけで、また安く売っていたら、少しずつ買って、実験的に使ってみよう!
(2024年7月28日)
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