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「キン肉マン」新シリーズのアニメが放送開始!!!! / やり込みinFF

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管理人の日記
携帯電話の裏蓋が剥がれてきたので、瞬間接着剤で応急処置をしました。まだまだ限界まで使い続けるよ

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2024年7月8日(月)
「キン肉マン」新シリーズのアニメが放送開始!!!!


 
これが後の名シーンに繋がるのだから、世の中わからないものだ


 いよいよ、「キン肉マン(新シリーズ)」のアニメこと、
「キン肉マン:完璧超人始祖編」が、日曜深夜からスタートしている。このためだけに、私は倉庫からPS3を取り出して、torne【日記:2022/3/27】をセッティングしていたが、期待通りの面白さであった。
 …やれ、まずは、このような面倒な手間を掛けている理由から話そう。今や、アニメの視聴は、いわゆる“動画サブスク”
(オンラインの月額制レンタルビデオ屋…という説明も、もう要らないか)が中心になっていると思う。私もここまで、「アイドルマスターシンデレラガールズ:U149」「呪術廻戦:懐玉・玉折/渋谷事変」「SPY×FAMILY Season2」「鬼滅の刃 柱稽古編」といった作品たちを、自身唯一のサブスクサービスとなっている「dアニメストア」にて、楽しんできた。現行放送しているアニメですら、もはやテレビで見るより、インターネットのほうが手軽で便利と感じる時代なのだ。

 しかしながら。新アニメの「キン肉マン:完璧超人始祖編」は、インターネット上では、現状、
Netflixの独占配信となっている。ああ、“FANG”のNね…【日記:2024/7/5】なんて話はどうでも良く、私の契約しているdアニメストアでは、少なくとも現在では、見ることができない。
 …さて、こういうとき、「新しくNetflixと契約しよう
(※広告付きのプランでも月額790円)とか「テレビ放送を録画しよう」なんて考えるのは、余程のファンのみであり、ほとんどの人は、残念なことに、「じゃあ見ない」という選択を取ってしまうだろう。
 ――正直、私のようなファンの立場からすれば、できるだけ多くの人に
布教をしていきたいため、配信サービスは増やしてほしいものだ。ただ、製作側についても、当然そのような事情を承知したうえで、それでもあえて、独占配信するという道を選んだ。ならば、それに従うしか無いという気もする。まあ、未来永劫独占ということは無いと思うので、また、見れる機会が出来たなら、見てみてください…。

プリプリマンは許されなかった…


 そんな「キン肉マン:完璧超人始祖編」であるが、まずこの作品は、ちかごろ流行りのリメイクアニメではなく、
昭和キン肉マンの続きのシリーズということをお伝えしたい。息子世代の活躍を描いた「キン肉マンII世」とも異なる、正真正銘の続編なのである。
 …さて、まず、
「キン肉マン」という作品については、名前くらいは聞いたことがあるだろう。主人公である「キン肉マン(キン肉スグル)」たちが、プロレスベースの格闘バトルを繰り広げていく漫画であり、「ゆで理論」と称されるガバガバ展開や、どう考えても掛け手のほうが痛いであろうエクストリームな必殺技などに定評がある。初期は、ボーボボのようなナンセンス系ギャグ漫画であったが、そこからバトル路線に変えて大ヒットをしたことから、その手の漫画の代名詞として語られることもある。その“昭和シリーズ”については、最終エピソードの「キン肉王位争奪戦」にて、1987年に全36巻で完結した。
 ――その後、「キン肉マンII世」
(全29+28+4巻)の連載を挟み、2011年からは、WEB漫画として、初代キン肉マンたちの新シリーズがスタートした(38巻〜)。その冒頭エピソードであり、今回アニメ化も始まった「完璧超人始祖編」について、あらすじはこうだ。王位争奪戦が終わって、平和になった地球に、「完璧超人」の新勢力が殴り込みを掛けてくる。そこに、キン肉マンたち正義超人に加え、かつてのライバルであった悪魔超人たちが手を組み、過酷な戦いを繰り広げていく…というものである。

 さて。この「完璧超人始祖編」は、キン肉マンシリーズにおいて、
最高傑作との呼び声が高い。私も、2020年にハマってから、昭和シリーズ、新シリーズ、そしてII世を含めると、約150巻にも渡るシリーズに、ひと通り目を通したものだ。だがやはり、完璧超人始祖編のクオリティは頭ひとつ抜けており、“傑作”と称するに、全く異論はないというものだ。
 …では、その面白さというと、まずは
絵の綺麗さがある。キン肉マンというと、初期は昭和のギャグ漫画らしい、お世辞にも上手いとは言えない絵柄だった。だが、そこからII世を挟んで、新シリーズでは、見やすく安定感のある作画と化した。しかし、絵が綺麗になったにも関わらず、人間にはゼッタイ実現不可能なアルティメットプロレスの世界観は現存であり、独自性のある熱い格闘バトルを見せてくれる。
 ――また、
新規参戦する悪魔超人も魅力的だ。レギュラー陣である正義超人たちとは異なる思想で戦いに挑み、そして負ける時も壮絶に散ってくれる。私は、この「完璧超人始祖編」からキン肉マンにハマったため、今でもこの作品に対して、「多彩な超人が登場し、そして勝つか負けるか分からないハラハラの作品」という印象が強いものだ。
 その他、「完璧超人始祖編」の後半では、シリーズ名と同じ
“完璧超人始祖”という敵キャラが登場する。これが、今なお読者から「最強の超人軍団」と称されることが多く、その強さ描写は圧倒的である。それだけでなく、物語的にも、昭和シリーズと新シリーズを結びつける役割を果たしつつ、それぞれが風格あるキャラとして描写されている。その後の「オメガ・ケンタウリの六鎗客編」「超神編(仮)」「時間超人編(仮)」といったシリーズにも、多くの影響を与えており、キン肉マンの新シリーズが成功した立役者と言える。早く、彼らの活躍を、アニメで見てみたいものだ。

 ちなみに、「完璧超人始祖編」の序盤 1/3程度にあたるエピソード
(38〜45巻)は、【こちらのページ】常時無料公開されているので、今だとアニメネタバレ注意であるものの、興味の有る方は、目を通していただきたい。その他、【WEB連載されているほうの最新話】では、「時間超人:五大刻」なる敵が登場し、久方ぶりに「お前どうやったら死ぬの?」という超強敵になっているため、こちらも私は楽しみにしているものだ。

マイルドマンは許された…


 さて。
前置きが非常に長くなってしまったが、今回の新アニメの感想に入っていこう。まず、さくじつ放送された初回は、「第0話」と称し、昭和シリーズである1〜36巻を、ダイジェストで振り返るという内容であった。なお、ベースとなっているのは、「キン肉マンの結婚式!!の巻」という読み切りであり、こちらは、昭和シリーズと新シリーズをつなぐ、37巻という読み切り集に収録されている。
 …そして。実際にアニメを見てみると、そこまで派手さは無いものの、「作画崩壊」なんて言葉とは無縁の、安定して美しい絵柄であり、落ち着いて視聴ができた。やれ、最近では、アニメ作品の作画というと、どうしても「鬼滅の刃」「呪術廻戦」あたりと比べてしまうが、あいつらは
ちょっと手描きアニメとしてはブチ壊れた品質であり、他作品が追い付くにはかなりの時間が掛かるだろう。それら作品を除けば、トップクラスの作画である。
 ――やれ、原作漫画は、作者が10代だった頃にスタートし、そこから8年の連載が行われたため、初期と晩期で、大幅な絵柄の違いがある。が、アニメでは、
それらが全て安定した作画で描かれているため、それだけで嬉しくなるというものだ。これなら、新シリーズの「完璧超人始祖編」だけでなく、「HUNTER×HUNTER」のように、原作の第1話からリメイクをしてほしい…と思ったが、それをするくらいなら、むしろ、始祖編から続いて「オメガ・ケンタウリの六鎗客編」「超神編(仮)」「時間超人編(仮)」のほうをアニメ化するべきであろう。いや、してください!!

 そして! 今回アニメで、個別に評価したいのが、第0話の特別主題歌として、
新声優による「キン肉マン Go Fight!」が収録されていたことである。同曲は、昭和シリーズのアニメ版における第1のOPテーマであるが、「ああ、心に愛が無ければ、スーパーヒーローじゃないのさ」という一節は、まさにこの作品を象徴する名言であり、連載開始から45年が経った今となっても、全く色褪せていないものだ。
 …さらに、今回は、アニメの開始記念ということで、この主題歌に合わせて、第0話=昭和キン肉マンのダイジェストとなる動画が公開された
【YouTube:新アニメ】。新声優のイケボもそうだが、映像もまたウルっとくる。何故なら、今から5年前に、40周年記念として、同じく「キン肉マン Go Fight!」に合わせて、名シーンを紹介する動画が制作されていたからだ【YouTube:40周年動画】
 ――ただし。前述の40周年動画が、所詮はアニメ“風”の映像に過ぎなかったことに対し、今回の新動画は、
正真正銘の新作アニメーションである。しかも、未収録の完璧超人始祖編は、これから全て、ダイジェストではなくフルサイズで視聴できるのだ。これが、嬉しくないわけが無いというものである。私が求めた100点満点…いや、それ以上の答えが、そこにはありました…。

 そういうわけで。今回の第0話は、「遊戯王デュエルモンスターズ」のように、それまでのストーリーをダイジェストでまとめるという回であった。だが、次からいよいよ、
「完璧超人始祖編」の本編が始まるということになる。
 …やれ、始祖編の序盤は、
真の完璧超人リアル・パーフェクトちょうじん完璧・無量大数軍」というユニット名の集団と戦いを繰り広げることになる。これは、後から振り返ってみると、前座もいいところという方々なのであるが、実際のバトル展開は、それを全く感じさせないような激しい内容となる。特に、初期に登場した敵キャラに過ぎなかった「七人の悪魔超人」たちが、味方側として参戦し、壮絶な死闘を繰り広げるのは、始祖編の大きな魅力の一つである。あ…悪魔なんぞ、応援してたら…。ろくな、お…大人にならねぇぞ…!
 ――というわけで。私は、新アニメの「キン肉マン:完璧超人始祖編」に、既にドップリと心を奪われてしまった。第0話の主題歌である、新録版の「キン肉マン Go Fight!」は、既に音楽プレイヤーへ入れて、
ヘビロテをしているものだ。来週から、毎回毎回、この素晴らしいアニメが楽しめるなんて、夢のようだ。きっとまた、実生活では辛いことが沢山あるだろうけど、大丈夫だ。大和魂が守ってくれるさ!【日記:2022/1/7】

(2024年7月8日)

登録タグ/ 漫画一般
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