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管理人の日記
甘露寺さんの戦闘BGMって、マミさんのテーマと同じ人が作曲してたのか。好きです…!!
15年前のゲームのグラフィック…だと…?? |
米トップ企業に集中投資をする投資信託として、これまで人気だったのは、「
…まず、「FANG+」の“FANG”という言葉の意味は、「GAFA」だとか「GAFAM」などと同じく、米大企業の頭文字を取ったものであり、Facebook(Meta)、Amazon、Netflix、Googleの4社を示している。それに、独自の基準で選ばれた6銘柄がプラスされ、合計10社に均等額を投資する。銘柄の入れ替え戦は行われるが、F・A・N・Gの4社は、どうやら固定のようだ。信託報酬(手数料)は、年率0.78%である。
――いっぽうの、「S&Pトップ10」は、米大企業株である「S&P500」を、クッッッソ単純に「S&P10」にしたという、ただそれだけの商品だ。時価総額(株式発行数×株価)のトップ10企業を、それぞれの時価総額の比率で購入する。全銘柄が入れ替え対象となる。信託報酬は、単純すぎる商品の性質か、0.11%と、この手のトップ企業にピンポイント投資をする商品にしては、異様に安い。なお、均等投資ではないため、上位3社の、マイクロソフト・アップル・エヌビディアだけで55%と、かなりの集中をしており、それらの1社が沈むだけで無視できないダメージを受ける。入れ替え戦は年1回であるため、短期的な投資時には気を付けていく必要がある。
さて。これらの中で、私は「手数料の安さ」と「全銘柄が入れ替え戦の対象」という点に着目し、「S&Pトップ10」のほうを強く推していたのだが、ここ数日で、ちょっと状況が変わってきた。そのため私は、NISA枠以外のお遊びでは、FANG+とS&Pトップ10を、両方買っていくことにしたのである。
…では、その「状況が変わってきた」とは、果たして何なのか。それは、「テスラ」の存在である。テスラは、電気自動車などを手掛けるアメリカの会社だが、この年明けからは、悪いニュースが重なって、株価は低迷し続けていた。経営に、Twitterの名称を「X」に改悪したバカ:イーロン・マスクが関わっている会社ということもあり、一時期は完全にお笑い対象とされていた。実際に、「S&Pトップ10インデックス」からは、この6月の銘柄見直しで脱落をし、それに対する意見も「当然」などと、辛辣そのものであったように思う。
――ところがどっこい、テスラの株価は、7月に入ってからのここ数日で約20%も急上昇をした。それに伴い、くだんの投資信託についても、この1週間での基準価額(※7月4日=日本での7月5日の価格は、アメリカが独立記念日で休日のため、ほぼ変動せず)は、テスラを含む「FANG+」は+5.70%だが、イーロンバカを除外したS&Pトップ10は+3.09%に留まった。両者のパフォーマンスに、明確な差が生まれてしまったのである。よって、「手数料が安い」「全銘柄が入れ替え対象」だから、S&Pトップ10が完全に優れているという私の認識は、誤りだったのである。
長期投資となると、さすがに銘柄固定が怖いか |
では、さらに具体的に、2024年6月の入れ替え戦を終えたうえでの、「FANG+」と「S&Pトップ10」に入っている銘柄を、確認しておこう。
というわけで。まあ、並べてみると分かるが、両者はあまり変わらない。この中の、“FANG+だけに入っている銘柄”のうち、「テスラ」が一気に跳ね、それが均等割付による10%の投資額であったため、今週は、S&Pトップ10と比べて、大きなパフォーマンスの差が生まれたということだ。
…しかしながら、ではテスラに長期投資をするのが正解と言われると、そういうわけにも思えない。ご存じ、2024年に入ってからは、ちょっと頭がおかしいレベルの株の暴騰が続いており、新NISAの前後で参戦をした私のような投資1年生は、甘やかされすぎている状況だ。そんな中で、テスラの株価は、今週の20%の暴騰をもってして、やっと年明け当初の価格に戻ったという程度だ。つまり、バカマスクは半年間ずっと他人のお金で遊んでいたというわけである。超短期的な伸びが良かったとして、そこに資金を投じ続けることは、必ずしも正解とは言えないのだ。
――いっぽうで、当初の私が考えていたように、「S&Pトップ10が100%優れている」というわけでもないことも分かった。まあ、中〜長期的な投資(5〜20年程度?)となると、さすがに全銘柄が入れ替え対象かつ手数料の安いS&Pトップ10に分があるだろうが、そうではない、超短期〜中期的な投資(数週間〜1年程度)ならば、両者のパフォーマンスは、ほぼ変わらないであろう。そして、両方を持っておけば、異なる銘柄の値上がりを楽しめるうえ、「下がっている株を売る」という、あの激烈にやる気のなくなる瞬間を避ける可能性を増やすことができる。あとは、PayPay証券ではFANG+のほうしか買えないというふうに、局所的なメリットも有るには有るな。
そういうわけで。私は、米トップ企業への投資商品として人気の「iFreeNEXT
FANG+インデックス」と「Tracers
S&P500 トップ10 インデックス」について、両方を買っていくことにした。楽天証券では、既に枠がないため、SBI証券のクレカ投資枠など、サイドアーム的な運営が主となる。
――やれ、思えば私は、ETFでも、似たように区別できる「[2244]
GX USテック・トップ20」と「[178A] GX
革新的優良企業」を、両方購入していたものだった。今回の「FANG+」と「S&Pトップ10」についても、それとほぼ同じということになるだろう。迷ったら、両方を買う。これ、株の鉄則!
(2024年7月5日)
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