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管理人の日記
南=地図では下、つまり、株価の下落を予言していた…?
元動画のファイル名が「072海賊王と最後の悲報.mp4」ってなってて大草原 |
4月の投資記事である。ついに、空港の画像(?)から始まる記事が来てしまった。
…さて、4月は、投資勢の皆さまは嫌というほどご存じの通り、年明けから続いてきたボーナス相場が、完全にストップした1ヶ月となった。総合してみると、やや下落傾向ではあるものの、基本的には横ばいのボックス相場であり、「暴落」と表現するには弱いというところだ。
――ただし。私を含め、ここ最近で株を始めた人にとっては、初めての明確な停滞期である。そのうえ、ここまで好調に成長してきた、「ハイテク分野」や「日本株」は、やや大きめの下落を経験しており、部分的には、1日で5%、果ては10%下がったような有名銘柄も出てきている。具体的には、時価総額で全世界3位の、半導体の巨人:米
やれ、3月も少し苦しかったが、4月のキツさはそれを遥かに超えている。恐らく今月は、それなりの数の人が、狼狽売りをして、マーケットから振り落とされてしまったのではないだろうか…。
というわけで。今月のマーケットは、全世界株や先進国株といった高度に分散したインデックス・ファンドが、かろうじて横ばいを維持できただけであり、その他のほとんどの銘柄が、この1ヶ月において、マイナス成長を経験するに至った。
――よって、この4月は、私にとって、NISA枠の評価損益額が前月から減少した、初めての月となったのである。やれ、昨年12月末から投資のまとめ記事を始め、これまで、1万3005円→3万8914円→12万9493円→27万3474円(※全て総額であり、1ヶ月の利益ではない)と、右肩上がりで儲けを出し続けてきた。だが、この4月26日の評価額は22万8997円となり、前月比で、約4万4000円の損益となってしまったのである。
また、新たな挑戦として、私は特定口座枠を使って、ETFの短期的な取引を行うようになった。ETFは、私がNISA枠で買っている投資信託と異なり、通常株のように即座に売買できる(投資信託は、基本的に2日遅れとなる)ので、「上がった銘柄を売って、下がった銘柄を買う」ということが可能である。また、単独1社に投資する個別株とは異なり、ETFは複数株が詰め込まれたインデックス・ファンドがほとんどであるため、私の定めている“個別株は買わない”というルールに反さない。これらを使って、用意した複数ETFで短期的な売買を繰り返すことにより、資産を増やしていこうと考えたのだ。
…しかしながら。上でも書いた通り、最近では、日本株/ハイテク株を中心に、下落傾向が続いており、「1%下がった株を売って、3%下がった株を買う」といったような、下向きの取引が増えている。よって、現時点で、確定損益(売却が終了し、利益または損失が円貨として確定した額)は、-4万3246円という、少なくないマイナス額を計上している。いろいろ自分で考えてやったつもりだったが、何もしないほうがマシだったのか…?
――まあ、マイナス4万3000円というと、普通の人にはもちろん、私にとっても大きな額である。だが、それは、特定口座に投じている額の、所詮は3%程度に過ぎない。さらに、下落相場に対しても、既に私は3月の時点で経験をしており、ある程度の耐性が付いている。そして、“相対的に上がった銘柄を売り、相対的に下がった銘柄を買う”ことで、金額的には減ったとしても、持っている株の総数は増えているため、またトレンドが上昇傾向になれば、大きめの利益を出してくれる…はずだ。だから決して、恐れることは無い。Don't be
Afraid(F内失)なのである。
「いやいや、結果が予言できるんやったら、自分で賭けるっちゅーねん、ねえ?」 |
なお、その他の小物類については、以下のような感じである。
さて。iDeCoちゃんについては、4ヶ月目となり、元資が9万2000円に達した(2万3000×4)。これに関しては、既に前月の時点で、初回の約3000円という大きめ手数料を跳ね返して、黒字化を達成していた。だが、私が購入銘柄として選んだ「たわらノーロード
先進国株式」は、ヨーロッパ&アメリカの経済状況に依存するということで、4月は荒々しい値動きになった。それでも、どうやら26日の時点では、黒字を維持できているということのようである。
――なお、iDeCoを利用すると、私の場合、2万3000円の投資額に対し、6000円程度の税控除(所得税・住民税)を得られるようだ。よって、株価上昇で無理をしなくとも、十分に利益を得られる。まあ、私は限界投資オタクなので、iDeCo枠でも海外株に賭けているが、元本保証型の商品(絶対にマイナスとはならない)にするのもアリだろう。私の場合の問題は、むしろ、iDeCoが引き出し可能となる60歳まで、まともに生きているかどうか怪しいという点だな…。
また、私は3月からPayPayの攻略を始めた(【日記:2024/3/14】)。その中で、「楽天ポイント」はETF購入のために運用を崩したことに対し、PayPayは、ポイントのまま、「PayPayポイント運用」に投じている。
…ただし、こちらについては、先月までは「テクノロジーコース(NASDAQ-100)」の一点買いをしていたが、今月からは、新たに「スタンダードコース(S&P500)」と2つで折半していくことにした。NASDAQ-100は、主に米ハイテク企業に集中投資を行うものであり、個人投資家に人気のある銘柄だ。ただ、個人的には、SOX(米半導体株)ほど瞬間火力に優れるわけではないうえ、下がる時はガクッと下がるため、中途半端という印象が強い。よって、定番のS&P500(全米株)と組み合わせて、両輪で投資をしていくことにしたのだ。
――やれ、よく言われている、全世界株vsS&P500だって、両方買ってもメリットが有るわけではないが、かと言ってデメリットも存在しない。迷ったら両方買う、株の鉄則である。私は、月15万円の積立枠は、全世界株・S&P500・SOXで3分割をしています…(+2万3000円のiDeCo枠でのたわら先進国)。
なお、PayPayポイント運用については、各種の初回サービスや、当サイト読者の方に教えてもらった「LYPプレミアム登録特典」での4000ポイント(現在は終了)、そして最強ポイ活のTikTok
Liteなどの戦力を集中させることで、1ヶ月ちょっとで1万ポイント超と、悪くない額を投じられている。
――ちなみに、TikTok Liteについては、ここ最近で、紹介サービスが4000→5000ポイントと増額された(5000円相当。PayPayポイント増量祭中に換金をすれば5400ポイント)。TikTok Liteは、私の知る中で、間違いなく最高効率のポイ活である。だから、もし私と意見を同じにしてくれる人がいらっしゃいましたら、【こちらの紹介リンク】から登録をしていただき、一緒に頑張っていきましょう…。
大赤や |
さて。今後のマーケットであるが、一般ニュースでも、たびたび話題となっているように、円安が進みすぎであり、日銀の市場介入が近いとも噂されている。くだんの市場介入は、植田(※日銀総裁)の「やろっかな〜どうしよっかな〜(チラッチラッ」という言葉だけでも十分な効果があることが知られており、実際に介入が行われれば、市場は大荒れの展開になるだろう。
…また、株価については、4月のようなボックス相場が続行するのか、それとも上昇が始まるのか、はたまた下がってしまうのか、現時点では全く予想が付かない。まあ、分かっていたら、上昇相場なら「楽天
日本株4.3倍ブル」みたいなものを買えば良い。逆に、一方向で下落が進むのなら、インバース(ベア)型の商品を買っておけば、不思議なことに、下落相場ですら利益が出せるのだ。その心は、例えば株価が10000円の時に、“保有してない株”を「売却」してマイナス1株とし、その後9000円へと下がった時に「購入」して0株にすることで、+1000円の利益を出すという方式らしい。わけが分からないよ。
――やれ。よく、暴落した後になって、「どうせ下がると思っていた」とか言う奴が出てくるが、本当に下がると確信できるのならば、ダブルインバースでも買っておけば良い。だから、そういう発言は、典型的な後出しジャンケン、事後諸葛亮であって、全く気にする必要は無いのだ。
ちなみに。その他のお金の話として、私のビジネスパートナーと言える楽天から、金利90%OFFで、50万円を60日間、貸してくれるというキャンペーンが行われている(4月30日借り入れ分まで)。私の場合、年率1.45%になるため、これで50万円を60日のあいだ借りても、利息は+1200円程度で済む。
…というわけで、従来なら、これで株を買って利益を狙っていたところだが、今はマーケットが乱高下をしているため、少なくとも性急な投資をすることは避けていきたい。そうだな…この50万円があれば、少なくとも借金をして買ったETFの、評価額マイナスでの売却を、夏のボーナスより先送りできるうえ、デメリットもたったの+1200円の手数料だけで済む。よって、“借金”という行為を必要以上に恐れることはなく、堂々と借りようと思っている。
――ただし。ここ最近の私は、楽天証券での1ヶ月の積立額を10万→15万と拡大したことや、様々な銀行の口座開設キャンペーン等で、かなり現金を動かしてしまった。よって、この50万円は、少し状況をクールダウンさせるために使おうかな、と思っている。とりあえず、4月末のカード支払いを乗り越えて、その後に日銀市場介入や中東情勢といったニュースの状況を見ながら、余った額を変動幅が低めの株にでも投じようか…。
ところで。私が本業から貰っているお給料については、安心してほしい。予想通り、定期昇給分しか上がらなかった。
…さて、我が業界は、国の補助金が大きな収入源となっており、公務員的な立場に7割くらい足を突っ込んでいる。その国が、従事者の賃上げをしろと、直々に命令を出した。どうも、ただのお願いではなく、「基準を超える賃上げを行わなければ、補助金を減額する」という、強制力の高い内容であるらしい。さすがにこれを聞いて、私も新年度からは給料が上がるかな…と期待をしていたものだった。
――しかし。実際に、この4月に公開された社内文章を見ると、確かに給料は上がっていた。高給取りで有名な我が業界のエリート職種だけが、である。しかも、その上げ方が、「号俸の上限を限界突破する」という方式であった。つまるところ、自身の趣味や、恋愛/結婚/子育てなどでお金が入り用の20〜40代には関係が無く、50代とか60代とかの、既に給料額が上限に達していた上層部のみが、昇給の恩恵を得られるのだ。
やれ、我が社は、これまでも、「次年度に入社する社員から退職金を40%減らす(※それを決めた奴らには一切のデメリットなし)」「若い層が多く使用している住宅手当を、月額で7000円削る」などという、ド畜生な施策を次々と実行してきた(【日記:2023/1/25】)。今回の、「エリート社員の、更に上層部のみの賃上げ」も、それに連なるものだ。なんというか…私みたいなファッションアウトローと比べて、本物の悪党って、ぜんぜん違うんだな。
小島秀夫が好きなアニメ |
そういうわけで。4月の株式市場は、月単位で下落をするという、私にとっては初めての経験となった。
…だが。私は3月の時点で既に、一時的とはいえ、2ケタ万円の含み損を経験し、精神がぐちゃぐちゃになった(【日記:2024/3/15】)。そのため、この4月の状況においても、私の心は、意外にも落ち着いているものだ。
――やれ、マーケットが荒れていたとしても、自分が間違った行動をしていないのであれば、何ら気にする必要は無い。貯金箱であるNISA枠には、ひたすら脳死で積立を続けていく。また、預金口座である特定口座ETFでは、「上がった株」を売った資金で「下がった株」を買い、持ち株数を増やしていく。それぞれで少々のマイナス額が出たところで、長い目で見れば、全世界の経済は必ず成長していくため、全く不安にならなくて良いのだ。
その例として、例えば上で書いた、米NVIDIAは、一晩で-10.0%の下落をしたものの、そこから1週間が経った今では、減少額の3/4ほどが、既に戻ってきている。ただのギャンブルではなく、エヌビの将来性に期待して株を持ち続けていれば、少なくとも大敗をするようなことは無かったのだ。また、-10.56%となったメタに関しても、個別株として買っていれば大損だが、「iFreeNEXT
FANG+インデックス」や「GX USテック・トップ20」のような米トップ企業のセット商品で保有をしていれば、他の銘柄の伸びが減少を打ち消してくれ、むしろプラスとなっていた。
…そして。ここから言えることは、つまり、株式投資において、自分が本当に信じる道を決めたのなら、多少の損をしようと、決してそれを諦めてはいけないということである。もちろん、ド定番と言えるのは、「全世界株かS&P500に、無理のない範囲で積立投資をし、株価のことはむしろ忘れて、人生を楽しく生きる」という方針である。既に大切な人が居て、そして、今の会社で定年まで働き続ける前提であれば、この方針が、間違いなく最強であろう。
――しかし、私のように、国内株ETFで大暴走をしてみたりしても良いだろう。その他、個別株の売買に手を出してみたり、値上がりではなく株主優待や配当金を目当てにしてみても良いはずだ。正直、世間には、あまりにも素敵な会社が多すぎであり、どの投資方式も正しい。だから、株で間違いなのは、短期的な利益に囚われ、そして損をした挙げ句にやめてしまうこと、これだけなのである。
ちなみに、私の実生活の心境はというと、株に関する捉え方と同じで、不思議と落ち着いた状況になっている。去年10月の唐突な異動は、私の精神をズタズタに引き裂いたが、そこから時間が経ち、旧職地に対する思いも一段落した結果、新職場へも違った感情を持てるようになってきた。まずは新しい居場所での時間を試してみて、それでも旧地が良いと感じるなら、また考えれば良い。極端な行動に打って出るのは、それからでも遅くないのだ。「リコリス・リコイル」の受け売りであるが、アニメやゲームが大事なことを教えてくれる場合も、多いというものである。
――というわけで。右肩だと思っていた株式投資は、4月で少し停滞をしてしまった。だが、悲しいことばかりではなく、その他の事項で光明が見えてきた部分もある。自分の人生は、投資に全戦力を尽くして、5〜10年くらいで仕事を辞め、あとは好き勝手に生きるというだけが生き方だと思っていた。だが、投資も人生も同じだ。世の中は、そんなに単純では無かった。まだまだ、生きねば…。
(2024年4月26日)
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