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【呪】飲酒、復活… / やり込みinFF

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管理人の日記
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2022年6月14日(火)
【呪】飲酒、復活…


 
ち ちがう これは ただの ビタミン剤 じゃ……


 最近、ついに私に、
「飲酒の習慣」が復活をしてしまった。その理由は、病気や労働の苦しみに耐えられなくなったからである。
 …というのも。私は、5年ほど前に前の仕事を辞めてから、
酒を飲む習慣をすっかりと消滅させていた。理由は、当時は数百万円単位の貯金があったとはいえ、お金を無闇に減らしたくなかったというのが一番である。しかし他にも、酒から連想される「宴会」に酷い嫌悪感をいだいていたこと、そして、だらだら酒を飲んで深夜までゲームをしていた自分を戒めるためという意味合いもあった。
 ――そうして、そこから数年が経ち、私の中から、飲酒の習慣はすっかりと抜けきった。私はそれを、
「酒を卒業した」と表記していた。ご存じの通り、酒は体に対して大きな負担を掛ける“麻薬”のような物である。飲まなくて済むのならば、そのほうが良いに決まっている。そんな酒を、自然な流れで辞められたのだ。これは、私のまだまだ長い人生にとって、喜ばしいことであろう。そうして私は、もう習慣として酒を飲むことは二度と無いと思っていた…。

 しかしながら。この4月から、私は再び労働を始めることになった。
 …無論、既に貯金は使い切ってしまっていたし、成人から長い時を経た人間として、“自らの生計を自分だけで成り立たせる”というのは、至極当然のことであって、私自身の望みでもあった。そして、今の労働が、社会一般の人々と比べて特別にキツいかと言われれば、別にそこまで厳しいというわけではなく、ありがたいことに、むしろ楽な部類に入っているであろう。
 ――だが、私にとって、そもそも「労働」というそれ自体…つまり、
「従業員やお客さんとの人間関係」「煩雑で失敗の許されない作業の数々」、そして「早寝早起きかつ週5回の出勤という定期的な生活習慣」などが、私にとっては、尋常ではないストレスを与えるのだ。それにより私の体を、様々な病苦が襲うようになった。そうして、仕事が終わった後は、疲れ切って寝るしかなくなり、生きがいとしてきたサイト作成やゲームやり込みも、満足に行えなくなってしまった。土日の休みを超えても、その疲れは拭いきれない。また、これまで痛飲していたコーヒー【日記:2021/9/13】をもってしても、それらの苦痛は取り切れず、もはやどうすることもできなかったのだ。

 ただ、そんな中、ふと酒を飲んでみると、
現し世の苦しみを忘れられることに気が付いてしまった。病気の苦痛も、労働による疲労も、である。
 …しかし、これはもちろん、
脳が麻痺して感じなくなっているだけである。アルコール(エタノール)には、中枢神経の仕事を抑制する作用があり、これを我々は“酔い”と呼んでいる。酒が、痛みや苦しみや疲れを治してくれるわけではない。ただ単に、誤魔化しているだけなのだ。だが、誤魔化して何が悪い。やれ、世間一般に普及する薬の多くは、病気自体を治すのではなく、苦痛を一時的に和らげるだけだという。そうして誤魔化している間に、カラダが勝手に病気の原因を退治してくれるので、それでOKという考え方である。つまり、苦しみを誤魔化すのは、正義なのだ。
 ――そして、他の面においても、まず、
飲酒は日本の法律で認められた合法的な行為であり、酒の値段には税金も含まれているため、むしろ納税によって社会に貢献しているとも言える。また、私も、働いて給料を貰う身分となったため、自らの生計の範囲内で酒を買って飲んでいる以上、何ら文句を言われる筋合いは無い。更に、今のところ、二日酔いや睡眠不足によって、少しだけ翌日の仕事に被害を与えたことはあるものの、原則として日付が変わる前には床に就くように心がけており、極端に大きな損害は生じていない。体重やその他の健康状態にも、今のところ悪影響は無いようだ。

しあわせにな!


 というわけで。私には、
数年ぶりに、「飲酒の習慣」が復活してしまった。
 …ただ、もちろん、これは安易な考えというわけではなく、自分の中では葛藤もあった。“卒業”をしたはずの酒に対して、再び頼るというのは、できればやりたくなかったのだ。そんなわけで、少し前に、初めて店で酒に手を出してしまった時には、ここ数年でお世話になった人たちの顔が次々と浮かんで、彼らに申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
ただの合法ドラッグを買うだけでこの始末である。どんだけビビってるんだ私は…。
 ――しかし、その効果はテキメンであった。例えば今日も、疲れ果てて
19時には寝ようかなあと思っていたところを、酒を使うことによってバーサク状態になり、こうして日記の更新にまで繋げることができた。酒は、仕事の疲労を忘れさせ、私が一番やりたいところである“創作”への意欲を高めてくれる。また、病気の苦しみさえも、一時的に消し去ってくれる。もし、お酒が無ければ、私の人生は、食って寝て仕事するを繰り返すだけの、まさに“働くために生きている”と表記しても過言ではない状況となっていただろう。酒の力が、それを変えてくれたのだ。

 ただし。もちろん、酒にもデメリットはある。まず、酒自体は、基本的には
である。また、その麻痺作用によって、特に食習慣が乱れやすくなる。私は、せっかく2021年をフルに使って、18kgも減量をした【日記:2021/12/29】というのに、それが即座に崩壊してしまう危険性も孕んでいるのだ。
 ――しかしながら、やはり私にとって、
酒が「仕事の疲れ」「病気の苦しみ」を忘れさせてくれる効果は、何物にも代えがたいほど大きい。よって、これまでのように、“卒業”と称して酒を全否定するのではなく、メリットとデメリットを把握し、上手に付き合っていきたいと思う。まだまだ、これからも私の人生は長いだろう。だが、労働の疲れと、病気の苦しみからは、そう簡単には逃れられそうもない。だが、そういう浮世の苦しみは、できる限り忘れて、ネット上の人格である“やり込みinFF”に成りきり、30年・40年・50年と、末永くサイトを運営していこうではないか…。

(2022年6月14日)

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