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管理人の日記
クリッター君が復活してる! しかも3D化してマスコットキャラクターに選べる!!
ネフィリム様、お目々を開けていらしたのですね…! |
先日サービス開始となった「遊戯王:マスターデュエル」をやってみたところ、かなり良かったので、継続プレイをしてみようと思う。最終的に、あのPSP「タッグフォースSP」の後継作となりうるか、期待をしてみたい。
…まず、この「マスターデュエル」は、ご存じ、「遊戯王カード」の対戦が楽しめるゲームである。今どきの作品ということで、このゲームも“基本無料”のスタイルを取っており、デュエル(対戦)は無制限にでき、パックも少量であれば配布通貨で購入が可能である。多量のパック購入を行いたい際に、課金が必要となるようだが、今のところ、特に課金誘導が悪どいという声は聞こえてこない。リアル世界の遊戯王のほうがよっぽど悪辣なのかも…。
さて。私のことを述べると、私は昔から遊戯王に興味を持っており、リアルカードを購入していたこともあった。その後も、PSPでのゲーム作品:「タッグフォース」は、『2』以降、生活の一部となるくらいにハマり込んでおり、これをプレイしながら寝落ちするというのが、毎日の過ごし方となっている。
…が。その「タッグフォース」は、『1』『2』『3』はGX、『4』『5』『6』は5D'sと、当時放送中のアニメに併せて1年間隔でテンポ良く発売されていたが、それ以降はプッツリと途絶えてしまった。最後に発売したのは、2015年1月の「タッグフォースSP」という作品である。ただ、既にVitaが普及していた時期なのにPSP作品であることを皮切りに、モブキャラクターの攻略という大きなやり込み要素が消滅していたり、過去作で声が入っていたアニメキャラからわざわざ声を消したり、などと劣化点が目立ち、不出来な作品であった(【日記:2015/4/5】)。
――しかしながら、収録カード数は最大であり、基本システムはタッグフォース1~6を引き継いでいて良好なこと、そしてVitaの手触りの良さから、ずっとプレイを続けており、もう7年である。収録されている最後のパックは「ザ・シークレット・オブ・エボリューション」(2014年11月。トップ絵は「ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」)であり、その後のアークファイブ2~3年目と、リンクおよびラッシュデュエル並行期は、全く遊べていないのだ。
ちなみに。そのタッグフォースSPが発売された2015年1月以降は、全くゲーム版の遊戯王が出なくなった…というわけではない。例えば、携帯電話ゲームの「デュエルリンクス」(2016~)は、リアルカード版とは別のカードプールを持ち、独自のアニメ要素も取り入れられた作品だ。スイッチで発売された「レガシー・オブ・ザ・デュエリスト」(2019)は、久々のオフライン作品である。そして、去年には、派生カードゲームの「遊戯王ラッシュデュエル」を初めてゲーム化した「遊戯王ラッシュデュエル
最強バトルロイヤル!!」(2021)が登場している。
…ただ、そのどれもが、私にとっては、ハード・ソフトの両面で、タッグフォースを代用できるものではなかった。だからこそ、7年もの間、VitaソフトですらないPSPの「タッグフォースSP」を遊び続けてきたのだ。
――しかしながら、私としては、やはり新しい遊戯王ソフトは欲しいと思っている。遊戯王カードは、1年につき500枚もカードが増えていき、それによるデッキ強化や環境変化が大きな楽しみである。例えるなら、アップデートが繰り返されるオンラインゲームのようなものであり、その話題に付いていけないというのは、ゲームの楽しみを大きく残っている。また、アニメを中心とした関連作品の「ごっこ遊び」が楽しめるアイテムとしても需要が強いのだが、それすらも新カードが無ければ叶わない。そして、Vitaが完全に過去のハードとなってしまったことも、更に問題を根深くしてしまった。せめて、タッグフォースSPがVitaソフトならば、PSPよりも遥かに高精細な画質が楽しめたため、今より遥かにマシな状況となっていたのだろうが…。
しかし、そうやって色々な問題があったとしても、やはり、遊戯王カードの基本的な面白さは変わらない。カード・アニメ含めて、遊戯王は、私にとって一生ものの作品である。だからこそ、私は常に、「タッグフォースSP」の後継となりうる作品を探し続けていたのだ…。
初期デッキはシンクロ・リンク・青眼だったので、もちろんシンクロを選択!! |
というわけで、私は「マスターデュエル」を遊んでみることになったのだが、前印象としては、全くと言って良いほど注目していなかった。「基本無料ということで、カードを集めるのには大量の課金がいるだろう」とか、「ソロはおまけで、対人対戦がほとんどだろう」とか、「携帯機版はスイッチだけだから、Vitaほどの取り回しにはならないだろう」などと思っていたのである。実際に、サービス開始日の19日にプレイを開始することも無かった。
…しかしながら、それから数日が経ってみると、どうもかなり評判が良いらしい。前述の通り、遊戯王はオンラインゲームであり、生き物である。ならば、その流行に乗せられてみるのも良いだろう…いいじゃないか!タダだしと思って、プレイを始めてみたのである。
さて。ゲーム本編をやってみると、まず驚いたのが、動作の早さである。さすが、最新ハードにも対応したゲームということで、相手がCPUだと非常にサクサクとゲームが進む。伏せカードセット&モンスターセットだけなどという場合は、数秒で相手ターンが終わってくれることもある。
…そして、完全に速度のみに特化しているということもなく、デッキのエースと言えるような主要カード、そして「死者蘇生」や「ブラックホール」といったメジャーな魔法・罠には、それぞれ専用演出があり、デュエルを盛り上げてくれる。これまでのゲーム作品のように、カードのテキストを丁寧に1枚1枚確認する感じでは無いが、それが逆に、良い感じのスピード感を与えてくれるのだ。
――そもそも、基本的な話として、遊戯王カードは面白い。その面白さを削がないように、テンポ良く作ってくれている本作は、それだけで評価に値するのだ。これまでのゲーム版では、CPUのターンで数分待つようなこともザラであったため、大きく進化した点であると言える。
また、このゲームは、ソロプレイがなかなか充実しているようだ。ソロモードは、「帝」や「ジェムナイト」など、シリーズカードの世界観に注目したミニシナリオとなっているようであり、現段階で15種類も存在している。そのモード内では、ミニシナリオを読むパート、テーマデッキを使ってみるパート、自分のデッキで相手テーマに挑むパートなど、様々な段階が用意されており、短編とはいえ遊びごたえがある。
…やれ、この手のオンラインゲームのソロモードと言うと、1~2時間程度で終わってしまうような、“おまけ”的な位置付けが多いようだ。しかしながら、このマスターデュエルでは、ソロプレイだけでもそこそこのボリュームがある。恐らく、10時間以上は軽く遊べるだろう。
――さて。対人戦をやるとなると、「なんで俺に気持ち良くデュエルさせねぇんだ!」…もとい、相手のプレイ時間を待たなければならないうえ、独りよがりなプレイは避けなければならず、何より寝落ちできなくなる。そのため、私は、オフラインプレイを中心に楽しんでいこうと思っている。よって、このソロモードは、これからガンガン充実させていってほしいのだ。
「霊神」はTFSPの頃にも居たけど、それとコンボできるテーマが登場してたのか |
更に。プレイするハードとしては、ニンテンドースイッチのコントローラーを分離させると、Vita以上に寝落ちに適した形状に出来ることが分かった。
…さて、当初の私は、リモートプレイを使って、PS4版をVitaでプレイしていた。理由は、Vitaは軽めなうえに、側面がブーメラン型の形状をしていて指にフィットするため、持ちやすさの面で優れていたからだ。実際、タッグフォースSPから離れなかった理由も、このVitaの携帯性によるところが大きい。
――しかしながら、リモートプレイは無線通信であるため、やはりグラフィックが大幅な劣化をしてしまい、PSPのタッグフォースと比べても、さほど変わらないくらいの品質にまで落ちてしまう。そして、リモートプレイは起動に1分近くが掛かるうえ、Vita単独では動作しなくなってしまい、寝落ちするとPS4pro本体のブオォォォォーン!
で起こされたりなどと、画質・品質面で大きなハンデを負ってしまうのだ。
いっぽうで、私は、ニンテンドースイッチでのプレイも試してみた。スイッチは、Vitaと比べた場合、かなり重たいうえ、側面がまっすぐであるため、片方を下にして横向きになると、スイッチが乗っているほうの手が痛くなってくる。そういうわけで、スイッチライトならまだしも、通常版スイッチでは寝落ち用には使えないだろう…と思っていたのだが、ここで発想を転換し、コントローラーを分離させて握り込み、画面を壁に立て掛けるようにすると、容易に寝落ち姿勢を取りながらプレイできることが分かった。
…そして、この方式では、携帯機本体を握り込む姿勢が必要ない。そうなると、支える重さもコントローラー1個分で済むため、Vitaどころか据え置き機よりも腕の負担を少なくできる。これは、スイッチライト(携帯性に優れているが、コントローラー分離機能が削除されている)には無い、明確な通常版スイッチのメリットである。むしろ、「据え置きモードだと無意味」「重くなった」「ただの値上げ」などと言われた有機ELスイッチも、今回の用途なら、余すこと無く有効活用が可能となる。有機ELスイッチは、寝落ちマスターデュエルのためのハードだった…?
――ちなみに。この「マスターデュエル」は、PS4など据え置き機と、PC・スイッチで配信中のほか、携帯電話アプリとしても今後配信予定である。スイッチは、この中では最も処理性能に劣るハードということで、残念ながら映像はかなりガクガクしている。しかしながら、私が対抗馬とした「VitaリモートプレイでのPS4版」や「PSPのタッグフォースSP」と比べると、遥かにクオリティは上である。また、グラフィックこそガタガタだが、その他のゲーム速度まで極端に落ちるということは無く、現行水準として十分に遊べる品質となっていると感じる。
そんなわけで。私は、これからしばらく、まずはTFSPの代わりに、「マスターデュエル」をプレイしていこうと思っている。ソロモードは、チュートリアル後の初ストーリーとなる「帝」ですら既に難しく、一筋縄で行きそうな感じではない。
…しかしながら。マスターデュエルが、私にとって、本当にTFSPの後継作となれるかは、まだ未知数である。心配な点として、まず現在用意されているソロモードが終わってしまったら、その後はどうなるのかということがある。遊戯王には、10000枚を超えるカードが有るため、対戦相手が15テーマでは少なすぎであり、なんなら100でも全然少ないというくらいである。この辺りのボリュームが用意されるかどうかは、気になるところである。
――また、現在はプレイの初期ということで、カードが少ないのは我慢している。しかし、遊戯王はデッキを組む楽しさが重要であるため、カードはできるだけ早く集まって欲しい。ところが、本作はアイテム課金形式ということで、この辺りのバランスは難しい調整となってくるはずだ。もし、カードが集まるペースが極端に遅いようであれば、楽しさよりも窮屈さのほうが上回り、熱意を保つのが難しくなるだろう。
それでも、私にとっては、やっとタッグフォースを前向きに卒業できる可能性があるタイトルということで、期待は大である。
…とりあえず、まずは、ソロプレイ全制覇を目指し、その後のことは、また考えていくことにしよう。そして、プレイ環境についても、私には、スイッチのコントローラーを分離させる寝落ちスタイルが最も適しているようだが、今後は携帯電話アプリ版が配信されるし、他の据え置き機版やPC版もあるということで、どういう方式が良いかは、考えていく必要がありそうだ。では、「ジャンク・シンクロン」で「ドッペル・ウォリアー」を蘇生させてですね…。
(2022年1月23日)
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