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【呪】新たなる病魔:「股擦れ」到来 / やり込みinFF

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管理人の日記
「股が痛いとかw」と馬鹿にしていたら……

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「スパッツ」と聞いてまず思い付いたのがこの方


 2014年の水虫事案【2014/5/25】以来、また新たな疫病が俺の元へとやってきた。その名も、「股擦れ」(“またずれ”)である。
 …まず。「股擦れ」とは、「汗や雨などで湿って摩擦力の上がった下着」「股周辺の肌」が何度も擦れて怪我をするというものである。つまるところの「擦り傷」なのであるが、悪化すると足を動かすたびに激痛が走り、まともに歩くことすらできなくなってしまう。しかも、これは物理的な外傷であるため、原因を絶たなければ全く回復は望めない。「股が痛い」と言うとおバカなことにように聞こえるかもしれないが、その実態は非常に恐ろしい病なのである。
 ――では、俺がその「股擦れ」を発症した経緯について語っていこう。先日、特に急いで行わなければならない作業があって、雨に濡れた体もそのままに働いていたのだが、しばらくすると何だか右足の付け根辺りに痛みを感じてきた。しかし休むわけにもいかず動作を続けていると、そのうち面を突き刺すかのような鋭い痛みが股間全体に走り出した。この時点で俺は「股擦れ」と認識したのであるが、何はともあれ作業をやめるわけにはいかない。一応、携行していたバンドエイドをズルズルに剥けた足の付け根に貼ったりもしてみたのだが、もはや焼石に水である。病状は更に悪化し、下着に触れていた(謎)先端(謎)までが痛み出し、被害は腰全体へと広がっていった。俺は、最初に痛みを感じてから丸1日間は抜本的な対策を取らなかった(取れなかった)のであるが、最終的に徒歩での移動速度は通常時の1/3程度、手に持った棒(謎)を杖代わりにして、痛みに耐えながら敗残兵のような姿で歩き回らなければならなくなった。戦力の発揮などもってのほかである。俺は、体力・気力的にはまだやれたにも関わらず、この「股擦れ」というたった一点によって、全ての行動力を奪われてしまったのだ。
 …なお、その後の経過としては、お風呂に入って体と服を整えたうえで各種の治療を行い、5日程度の安静期間を経て、やっと完治をさせることができた。外傷ゆえに、体を動かすと再び症状が悪化するため、最初の1,2日は「朝起きた直後は痛くない→だんだん痛くなってくる」というループを繰り返したりもした。やれ、( ^o^)「股が痛いとかw」と俺が馬鹿にしていた病気は、ここまで恐ろしいものだったのである。

 というわけで。今回の俺は、この「股擦れ」という病に心底苦しめられてしまった。だが、もう同じ失敗は二度と繰り返してはならない。そういうわけで俺は、抜本的な対策に乗り出したのである。
 …まず、今回の股擦れの根本となる原因は、「濡れた下着を長いあいだ着用していた」というものである。ここでは、まず「濡れた」という部分を改善しようと思ったが、雨が降らなければ汗で汚れるだけであるため、この点の改善は不可能である。そこで俺は、新たにスパッツタイプの下着を常用することにしたのである。スパッツタイプの下着は、摩擦が少ないため、股と下着が擦れて怪我をする可能性を大きく下げてくれる。やれ、「スパッツ」と言うと、大学時代に演劇でスパッツを履いていた知人が「スパッツ」というあだ名で呼ばれていたことから本質的な恐怖心をいだいていたのだが、何はともあれ実利には代えられない。かつて、水虫事案の時に全ての靴下を五本指ソックスへと変更したように、これから全てのパンツをスパッツタイプへと変更していきたい。それには決して安くない金銭的コストが必要となるのであるが、何はともあれ股擦れの症状には代えられないのである。もはや「スパッツ」とよばれることさえ覚悟のうえだ。
 ――また。今回は、股擦れの痛みに気が付いた後にも、有用となる医薬品をバンドエイドくらいしか携行しておらず、それが症状を悪化させる原因となっていた。その事実を反映し、俺はベビーパウダー(皮膚を保護する粉)ワセリン(固体タイプの潤滑油)オロナイン(一般的な傷薬)など、様々な薬効品を揃えていくことにしたのである。まあ、これらの購入と運用もそれなりに大変となるのだが、何はともあれ股擦れの恐怖を避けるためには仕方がないのだ。

 と、そんなわけで。俺は、今回の「股擦れ」という病気に対して、あの水虫以来の疫病再来として、抜本的対策を練っていくことにしたのである。
 …やれ。そこには、実際に股擦れが原因で戦力のほぼ全てを失ってしまったこと、そして「股の痛みw」と馬鹿にして掛かっていて、著しく症状を悪化させてしまったことへの反省が存在する。駄目だと分かっているならば、それをすぐに改善しなければ、やがて更に大きな失敗へと繋がってしまう。今回はまあ、そこまで重要な仕事では無いので良かったのであるが、これが実戦だったら即終了以外の何物でも無かっただろう。
 ――ちなみに。これらの策を練ってから今日までに、もう少しだけ忙しい仕事があったのであるが、そこに関してはしっかりと対策が功を奏し、「股擦れ」の脅威にさらされることは皆無であった。こんな感じで、一つずつ問題の種を潰していきたいところなのである。うむ、この苦しい生活も、いよいよラストスパートだ。もうひと頑張りで全てが終わる!!!といいな

(2016年9月25日)

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