回復禁止 低レベルクリアー プレイ日誌

 



ちなみにFF9では全メインキャラに名字が設定されている(ただし呼ばれるのはここだけ)


 旧DISC2のスタート地点からである。まずは、ダガーたちを操作し、南ゲート→トレノ→アレクサンドリアと移動していくパートだ。
 …ここでは、山頂の駅で、
マーカスがパーティに加入する。もっと正確に言うと、最初のボスである「黒のワルツ3号(2回目)」戦でマーカスが参戦し、そのまましばらくパーティに同行するという形式である。また、オープニングイベントでのマーカス加入時には、メニューを開ける機会が無い。以上の理由により、最初の黒ワ3号戦では、マーカスは初期装備で挑んでいくことになる。
 ――ついでに、この山頂の駅では、再び「とんがり帽子」が購入可能である。この後、寄り道してダリの村に行くと、「リスト」も買うことができ、トレノでは「もめんのローブ」を合成可能なため、
例の錬金術が再び行えるのだ。ボスを倒して鉄馬車を降りると、もう山頂の駅には戻れないため、この機会に購入をしておく必要がある。トレノでは、オークションなどで大量のギルが必要となるため、しっかり準備をしておくのだ。

 そうして、
帽子仕入れ業者となったのちに、物語を先に進め、DISC2最初のボスである「黒のワルツ3号(2回目)」戦がスタートする。
 …コイツは、ご存じの通り、ダガーには攻撃を仕掛けて来ず、メンバーがダガーのみになると、「ヒギュ」などというメッセージと共に約250のダメージを受け、自滅していく。ということで、完全放置でも勝つことができる。敵の攻撃は、低レベルではまずまず耐えるのが難しいという程度の威力である。また、戦闘不能者が2名発生したのちは、ダガーが蘇生をさせても、ほとんどの場合は即座に倒されてしまい、何の意味も無くなってしまうことが多い。そんなわけで、コイツに関しては、
最初は適当に戦って、ダガー1人になったら、何もせず放置するという戦い方が基本となっている。
 ――それに関して、例外は、温泉天国氏の「制限変動Lv1ボス攻略」くらいしか見たことが無い
【WebArchiveでのミラー】。氏の攻略は、「通しでの制限ではなく、バトルごとに縛りを変更し、独自の戦い方をする」という内容であり、低レベルマニア向けの内容となっている。その性質上、「ヴァリア・ピラを弱体化させずに倒す」「マリリス戦で、剣の雨をパワーブレイクとギャンブル防御で耐える」など、独創的な戦闘が数多く展開されており、20年近くが経った今となっても斬新と言える内容である。FF9は、低レベルプレイがやり尽くされているが、“だからこそ”という条件設定だ。

レベルを上げないで物理で殴れ!


 さて。今回の私のプレイでは、既にカエルとりで
「バトルブーツ」を入手しており、早期から「MP消費攻撃」を使用可能である。そういうわけで、敵を自滅させず、火力特化で速攻を仕掛けてみることにした。
 …まず、スタイナーは、「バトルブーツ」を装備し、「MP消費攻撃」「マンイーター」で2.25倍ダメージを当たる。なお、武器は、魔の森から使い続けている
「アイアンソード」である。もし、ベアトリクスから1/256の確率で「ミスリルソード」を盗めていたら、謎の理由でスタイナーの元にその武器が届き、黒のワルツ3号に対し更に1.67倍ものダメージを与えられていた。しかしながら、それだけ低確率のアイテムを10ターンの制限時間内に盗みつつ、しかも回復禁止なので普通に死にまくるバトルを切り抜けるというのは、やり込みレベルで考えてもかなり困難と言わざるを得ない。ここさえ越えれば、ミスリルソードはトレノで買えるため、さすがに我慢していくことにした。この戦闘が、ミスリルソード唯一の活躍の場だな…。
 ――また、ダガーについては、風属性を持つ
「マルチナラケット」を装備し、更に「羽根付き帽子」で風属性を強化していく。黒のワルツ3号は、風を弱点としているわけではないが、武器の攻撃力で言えばアイアンソードより上(16に対し17)とであるため、そこそこのダメージを与えられるのだ。

 そんなわけで。スタイナーの打撃で350程度、ダガーの打撃で200程度と、まあまあのダメージを叩き出すことができる。敵のHPは1292であるため、2ターン+αだけ殴れれば勝てる。実戦では、マーカスが盗むを行いつつ
「なぐる」で死亡(戦闘前に隊形も変えられないので前列のまま)したが、スタイナーはギリギリで敵の攻撃に耐えていき、敵を自滅モードと無関係のまま倒すことに成功した。
 …ちなみに。動画では、黒のワルツ3号の「ブリザド」に対し、HP94のスタイナーが
84ダメージで耐えているが、敵は初代PS版では炎・氷・雷の属性強化を持っており、これより1.5倍のダメージが出ることとなる。というわけで、旧バージョンでプレイしていたなら、ここでスタイナーが戦闘不能となり、その後にマーカスも倒され、敵が自滅モードに入ってしまっていた。やはり、1.5倍も火力が違っては、バトルが無視できない範囲で変わってくる。確かに、低レベルクリアのようなカツカツのプレイをしていなければ、気付かなくてもおかしくないとも言えるけどなあ…。

動画



この場所は、「マーカスの壁」と呼ばれ、FF9ファンの聖地となっている(※いない)


 ということで、鉄馬車から降りると、ここからは
ダガー・スタイナー・マーカスの3名で、しばし冒険をすることになる。期限は、トレノでの一連のイベント終了までだ。マーカスは、その後も「アレクサンドリア突入時の最初のマップ」にて、スタイナー&マーカスの組み合わせで雑魚敵と戦闘可能(セーブ不可能)であるが、そこが終われば永久離脱となる。それでも、ゲスト4名(タンタラス3人+ベアトリクス)の中では、最も長く加入することになる。

 さて、マーカスについては、
ここで成長させることで、エーコの最強育成に役立てられるということが知られている。FF9では、「装備品で補正を受けた状態でレベルを上げていくと、最終的なパラメーターが何も装備していない時よりも高くなる」という性質がある。そのため、FF9は、最強育成のために低レベルクリアーが必要となるタイプのゲームである。
 …そして、マーカスについては、この時代のゲームにありがちなこととして、エーコとデーターを共有している。これだけだと、序盤のブランク&サラマンダーの関係と同じく、
「マーカスのレベルを上げたところ、遥か未来のエーコが高レベルで加入してしまった」という失敗談で終わるのだが、何故かエーコは経験値も初期化されるため、どれだけマーカスのレベルを上げたとしても、再びLv1で加入し、成長ボーナスを積み立てられる。よって、ただLv1からLv99までエーコを育てるだけよりも、マーカスの育成も加えたほうが、最終的なエーコのパラメーターを高くできるのだ。
 ――さて。この特性は、2つの要素に利用することが可能である。まずは、前述の通り、最強育成において、エーコのパラメーターを高めるという方式である。もう1つが、
低レベルクリアーにおいて、高い能力値のエーコLv1を使うという方法だ。マーカスをLv99まで育成することにより、エーコLv1のHPは最大で200に達し(通常はHP65)、魔石力も27(通常は12)と低レベルキャラとしてはぶっちぎりの最大となるため、低レベルクリアーのゲーム進行がかなり楽になる。そして、このエーコに特化したやり込みプレイを行うというのも面白く、当サイトでも、鰹節氏によって【Lv1エーコ一人ボス攻略】というプレイ日誌が投稿されている。ちなみに、このエーコを、巷ではマッスルエーコなどと呼ぶようだ。ぅゎ ょぅι゛ょ っょぃ

 ところで。このマッスルエーコであるが、
基本的に低レベルプレイでは禁止される傾向がある。理由としては、パラメーターが上がることを敬遠するというよりは、「中途半端にレベルを上げる場合の加減が難しい」という点が大きいと思われる。
 …というのも。マーカスのレベル上昇を許可するなら、99まで育成しないと中途半端である。しかし、そのために必要な時間は
約200時間と莫大であり、連射機を使用したとしても容易とは言い難い。そして、20とか30とかで止めるくらいなら、いっそマーカスもLv1のままにしてしまおう…という考え方なのである。もちろんそうなると、エーコのパラメーターが最低値となってバトルは難しくなるのだが、そもそも低レベルプレイとはそういうものである。その場合、「マーカスもLv1」などと説明されることが多い。

 そして、マーカスの育成場所としては、主に2ヶ所が考えられる。まず、ガルガン・ルーに入って、ガルガントに乗るほうのマップに行き、すぐ左
(画面奥)に曲がった先のカドで、「左に移動しつつ」「○ボタンを連射機などで連打する」という方式である。これで、自動的に敵が出現し、HPもブラッドソードで回復できるため、オートレベルアップが可能である。ただし、連射機が必要なので、お金が掛かるほか、公式のコントローラー以外が必要なため、“外部ツールの使用”という考え方になるかもしれない。
 …もう一つは、クレイラ崩壊まで物語が進んだ後に、スタイナー&マーカスで牢獄から脱出するパートを利用し、女兵を倒し続ける方式である。こちらについては、敵が自動的に出現し続けるため、
○ボタンを連打するだけでOKである(リザルト画面があるため、押しっぱなしでは駄目)。ただし、ここではセーブができない(1マップなのでオートセーブも無理)ため、使用する環境次第では、機器にかなりの負担が掛かることは抑えておきたい。そして、無いとは思うが、その後にゾーン&ソーンを倒してセーブするまでに失敗するとオジャンという点もあるので、一応は気を付けておく必要があるだろう。

 ところで。私は、今回プレイではマーカスもLv1で維持する方向性なので気にしていないが、
どうもリマスター版においては、この成長ボーナス関連でいくつもバグが発生しているようである。しかも、マーカスだけでなく、通常キャラクターのレベルアップにも影響があるようだ。
 …その具体的な内容については、検証されているブログ様があるので、
【こちら】【こちら】の記事をご覧いただきたい。そこでは、ゲームバージョンによって違いがあるということが触れられており、機種によっても変更されている可能性があるだろう。うーん、やっぱりリマスターとかの処理を加えると、どうやっても“完全移植”にはならないんだなあ。やはり、こだわる場合は、全バージョン全ハードを物理的に保管しておくしかないのか…?

過去の自分に普通に負けてる…


 そんなわけで、このパートでの探索を始めていこう。まずはダリ方面に行き、畑で「エリクサー」を入手する。ダリでは、寄り道によって様々なアイテムを入手できることが知られているが、
この旧DISC2のタイミングでは、エリクサーが唯一の新規アイテムである。
 …そして次に、ダリのショップで「リスト」を99個購入する。これは、ご存じの通り、「もめんのローブ」によるギル稼ぎに利用するためである。山頂の駅で買っておいた「とんがり帽子」と合わせ、トレノの合成屋に持っていくことにより、再び約6万のギルを得ることができる。お金は、この後もショップやオークションで大量に使うため、贅沢な冒険をするために、頂いておくことにしよう。
 ――最後に、トレノ方面に行くが、すぐトレノには入らず、森の奥にあるクワン洞に寄り道をする。ここでは、エーテル3個とステラツィオ1個が入手できる。その他、温泉っぽいところに触れると、HPとMPを全回復できるが、残念ながら経験値0で敵を倒す手段が無いため、AP稼ぎには使えない。強いて言うなら、「盗む」を使ったアイテム集めに利用できなくもない、という程度だろうか。

 そうしてトレノに向かう。ここは、
戦力強化における山場であり、多くのサブイベントから大量のアイテムを入手できる。
 …その筆頭が、
「オークション」である。ここでは、FF6のそれ(最初から買える金額が決まっている)とは異なり、実際に参加者が入札をして金額を決めるミニゲームが行われる。出品されるのは、「ダークマター」「盗賊の小手」といったレアアイテム、「リフレクトリング」「マダインの指輪」「魔術師のローブ」など時期的には超強力な装備品、コレクション以外に意味がなく邪魔「ミニシド」など、様々なラインナップが存在する。また、「ドーガの魔導器」といった“珍品”は、トレノの町で売却が可能であり、ギル稼ぎに使えるほか、4種類全てを売却すると「エクスカリバー」への道が開ける。
 ――ということで、このオークションは、
プレイスタイルを問わずに重要なイベントと言える。各種の制限プレイにおいて、様々な装備品が入手でき、大幅に戦力を増強可能なのであるが、逆にその影響力のためか、名指しで禁止されることもあった。昔の制限プレイは、「○○禁止 ××禁止 △△禁止」みたいな感じで、項目の多さで競っていたみたいなところもあったからね〜…。

 そして。このオークションについては、私の過去作である「低レベル+入店禁止クリアー」シリーズにおいては、
ほぼ唯一と言って良いギルの使い道であった。そして、このトレノ初回訪問時は、ギルの制限が厳しいうえ、プレイ条件の都合上、自由な稼ぎも行えない。そのため、入手する物や数について厳選することはもちろん、価格もギリギリを攻める必要があった。
 …というわけで。私は、初代PS版のやり込みの時には、かなりの
★オークション上級者★となっており、安く買うすべを身に付けていた。と言っても、基本的には運の要素が非常に強く、“個数限定品”も自分が買うまでは何度でも出品されるため、要は根気である。その後に行った、【低レベルクリアー.プレイ日誌の第4話】では、「だいたいこれくらいの値段で購入できれば、安く買えたと言えるだろう」と、基準となる価格を示していたりもする。
 ――という感じで、私自身が“低レベルクリアーを前提とした攻略法”をまとめていたわけだが、実際のプレイでは、
そのことをすっかり忘れていた。まあ、14年も経てば記憶が消えるのは仕方ないが、過去の自分の文献すら触れないというのは、ちょっと迂闊と言わざるを得ない。そして、例えば過去日誌の「基準価格」では、リフレクトリングは9000ギルと記していたが、今回プレイでは11300ギルで買ってしまっており、過去の自分に負けている。まあ、2007年の「低レベルクリアー.」は、何度も何度もFF9をやり込んだ末の集大成と言えるプレイだから、そこから時間が経てば、劣ってしまうのは仕方がない。リマスター版にも細かい劣化点があるように、当時を忠実に再現するのは難しい…ということにしておこう。ちなみに、実際のプレイ内容としては、合成を使ったギル稼ぎを行っているため、特に大きな悪影響を与えているということは無い。

めっちゃ早口で言ってそう


 ちなみに。世界観的には、このオークションは
クジャが運営に絡んでいるということのようだ。
 …やれ、クジャの目的は、「@ガイアに戦乱を起こして魂の流れを活発化させる」「A自分を支配するガーランドから脱却する」「B全ての生命を消滅させる」という感じで、ゲーム中でも少しずつ変化していく。そのうち、@の目的を果たすためには、
合法的な資金や情報収集も必要だったということであろう。確かに、オークション客の中には、その後のガイアに大きな影響を及ぼすような人物も居るであろうから、硬軟入り混ぜて、関係を持っておくことは悪くないと思われる。何でもかんでも壊して恐怖で支配すれば良い、というわけではないのだ。

 そして。実際にクジャは、このオークション会場にてダガーを発見している。その際に、ダガーを「小鳥」などと呼んだうえで、
非常にキモいポエムを披露しているが、恐らくこれは、「ダガーが16歳となったから、召喚獣を抽出できる」ということを示しているのだと推測される。
 ――ちなみに、その後の
「いいかげんにしろよなコノヤローッ!!」の付近の演出から、クジャが初めてブラネの元を訪れたのは約1年前ということである。その際に、後のエーコのように、無理やり召喚獣を奪うこともできただろうが、その時のクジャはまだ焦っていなかったため、ダガーが16歳になるまで待っていた、ということであろう。美少女が16歳になるのを心待ちにする…やっぱキモいな…。

プレイ時間が12時間以上ということは、今のコイツはエクスカリバーIIを持っているのでは…?


 そんなわけで。このトレノでは、オークションで重要な装備品を入手できる。また、その他にも、ショップやサブイベントで、様々な強力アイテムが手に入るため、それらを一度まとめておくことにしよう!


オークション
「リフレクトリング」(アクセサリ)「いつでもリフレク」が、魔法攻撃から身を守るための切り札となる。また、「まどろみの術」も、物理攻撃の回避率+50%という度を超えた強力効果を持つ。今さら触れるまでも無いほどの超重要アクセサリである。
「マダインの指輪」(アクセサリ)…氷属性吸収の能力を持つ。手に入れておくと、この後のクレイラ連戦からすぐに活躍してくれる。ちなみに、他の氷属性を無効/吸収する装備は、「ダルクハット」「プラチナアーマー」であり、「それどこで手に入るの?」という感じの物だったりする。
「魔術師のローブ」(体防具)…物理防御力21は、前衛キャラのDISC3序盤くらいに相当する値であるため、このタイミングに入手することで、かなり固くなることができる。アビリティは、「オートポーション」は今回の縛りでは使えないが、通常の低レベル攻略なら便利であろう。「MP10%アップ」は、フライヤ・クイナ・エーコしか習得できず、肝心なビビに付けられないため、あまり役に立たない。

ショップ&合成
「炎のつえ」「氷のつえ」「雷のつえ」(ビビ武器)…それぞれ、ファイラ・ブリザラ・サンダラを唱えられる。FF9のラ系魔法は、「弱点」「属性強化」のどちらか片方でバイオと同等、両方ならバイオより強力、という程度の位置付けとなっている。消費MPの都合上、低レベルでも4回唱えられるというのが嬉しい。なお、敵に弱点が無い場合、強化が容易なブリザラが最優先となってくる。
「さんごの指輪」(合成)…雷属性を吸収でき、アビリティも「眠らずの術」が有用である。既に、狩猟祭で1個入手しているが、今回は錬金術でリッチな冒険が可能となっており、人数分を合成しておいた。そのために、再びダリまで行って「ロッド」を買うハメにもなったが…。

その他
「パワーベルト」(アクセサリ)…トレノに入った直後に発生するATE:「名物」でダガーが500ギルを盗まれた(○を押さないと1000ギル、足りない場合は全額)のちに、合成屋前の通路で4本腕の男から奪い返せる。パワーベルトは、現段階でのプレイヤーたちは合成できないうえに、金額も高いので、ギルを盗ませておいたほうがお得である。アビリティは、「MP消費攻撃」「カウンター」(と「ファイラ」)であり、攻撃の威力と手数を増やすために役立ってくれる。その性質上、「名物」は、タイムアタックにおいて、唯一発生させるATEとなるようだ。なお、その他の使い方として、マッスルエーコの力を上昇させる物品としても重要である。
「ブラッドソード」(スタイナー武器)…クイーン・ステラとかいう存在が消されそうな名前の人に、「ステラツィオ」を4枚渡すと入手できる(ここまでに手に入るのは5枚)。打撃で約400ダメージを与えられるうえ、ダメージを与えたぶんだけ自分のHPが回復する。アビリティの「暗黒剣」も、「たたかう」の1.5倍程度のダメージ(ただし、サポートアビリティによる強化が得られない。その代わりに、闇属性を持っており、弱点攻撃や属性強化が可能)を与えられ、自分がダメージを受けるデメリットも、スタイナーの自殺用として活かすことができる。当プレイでは、回復行動が禁止のため、「この武器を装備しての『たたかう』は使用しない」という条件にしたい。



 さて。この中で特に重要視したいのは、
「リフレクトリング」である。通常の合成はDISC2終盤の黒魔道士の村からであり、そうなれば何個でも入手できるのだが、アビリティの「いつでもリフレク」と「まどろみの術」が超有用であり、早期入手で非常に輝くアクセサリである。

 まず、
「いつでもリフレク」は、その名の通り常時リフレク状態になるというものである。魔法攻撃から身を守り、かつ反射させて攻撃にも転用できる、攻防一体のアビリティである。欠点として、消費魔石力が15と非常に大きく、そもそもビビ・ダガー・エーコは低レベルでは発動できず、他のキャラもサポートアビリティ枠の大半を埋めてしまうのだが、それでも採用を検討できるくらい強力と言える。
 …ちなみに。かなり後の話となるが、旧DISC3終盤のパンデモニウム雑魚3連戦において、初戦のアムドゥシアス戦では、初手の「バイオ」に耐えるため、「@『おまじない』で復活する」「Aいつでもリフレクで跳ね返す」「Bジタンの魔法防御力を最大まで上げ、『HP20%アップ』を付けるか、ジタンをLv2に上げて、HPを上昇させる」のどれかの手を取る必要がある。@は回復行動で禁止となるため、今回プレイではAを採用することになるだろう。
 ――なおBについては、
ジタンの魔法防御力を最大の58に上げても、「バイオ」の最低ダメージが105となり、そのままでは絶対に耐えられないことから考え出された。通常はここまでする価値は無いが、「サポートアビリティ禁止」などの制限プレイで採用されることがある。なお、ジタンをLv2に上げたとしても、ジタン集中型の場合は、最終レベルが31で変わらないということのようだ。

 一方の、
「まどろみの術」のほうは、「物理攻撃力の命中率を50%下げる」という効果を持つ。
 …ちなみに、
【以前にも紹介させてもらったブログ様の記事】によると、「1/2」ではなく「-50%」という計算になるようだ。もっと細かく述べると、「まどろみの術」「敵暗闇」「敵混乱」「自分防御」のうち、1つがあると-50%、2つで-75%、それ以上は変わらないということらしい。更にそこから、防具の物理回避率(整数値)を減算して、最終的な命中率(整数値、%。何も補正が無い時を100%とする)が決まるそうだ。なんか「らしい」とか「ようだ」みたいな書き方ばかりだが、確率の話なので、私も何とも言えないのである。
 ――さて。話を「まどろみの術」に戻すと、防具による物理回避率はだいたい20%程度であるため、まどろみの術を装備すると回避確率は
70%となる。逆に、命中率から考えると、80%→30%と半分以下になっており、FF12並に物理回避が有用となっている。これほど強力な効果を持つくせに、必要な魔石力がたったの「5」というのも嬉しい。取得可能なのはジタン・スタイナー・フライヤの3名であり、その3人にはかなり優先度の高いアビリティである。


 ■訂正(2021/9/1)
 この回避率の解釈は誤りであり、実際には
「まどろみの術&防御」などのグループと「回避率」のグループは別判定で、順番に掛け算をします。
 例えば、上の「『まどろみの術』を装備し、物理回避率が20」の場合、まず「まどろみの術」での回避が50%で判定され、その後に物理回避率20
(命中率80%)での判定が行われるため、合計の回避確率は「1 - (0.5×0.8)」で、60%となります。逆の、命中率から考えた例についても計算が誤っており、「まどろみの術」によって80%→40%と、ちょうど半分ということになります。
 この誤りについては、後のダハーカ戦で気付いたため、こちらも訂正をさせていただきました。



ん、これらの行動って、回復じゃね?


 そんなわけで。稼いだアイテムを使い、次は戦闘イベントに移ろうと思ったのだが…ここで、
回復禁止という条件の意外な面に気付かされ、少し足踏みをしてしまったのである。

 まず。私は、
武器屋の下のグリフォンに挑戦してみることにした。グリフォンは、旧DISC2終盤のフィールドなどに登場する雑魚敵であり、この時点で1人で戦うには明らかに厳しい相手だ。しかし、だからこそ挑戦の意義があるということで、戦ってみることにしたのだ。ちなみに、これまでの低レベルプレイでは、一度も倒したことがないというか、そもそも挑んでみようとすら思わなかった相手である。
 …さて、敵の攻撃は、「エアロ」「エアロラ」「しっぽ(単体物理)」の3つであり、現時点の低レベルキャラだと、
まあ貰えば即死と言って良いレベルである。ちなみに、エアロ・エアロラは、なぜかリフレクで反射できないという性質になっている。
 ――また、有効なステータス攻撃に関しては、攻略本に「レビテト・バニシュ以外の22種類」と書かれており、ほとんど全てが効くことが分かる。ただ、この時点のダガー・スタイナー・マーカスに、決めれば一撃で勝負が付くようなステータス
(即死・フリーズ・ヒート・ストップ・石化など)は存在しない。そのため、僅かなステータスを掛けるために時間を使うようでは、かえって勝率が悪化してしまうだろう。

 そんなわけで。私が選んだ戦法は、「バードキラー+MP消費攻撃」を付けたうえでの瞬殺である。
 …実戦では、
「ブラッドソード」を装備し、上記2つのサポートアビリティで攻撃すれば、「たたかう」×1発で約800のダメージを与えられ、2回で倒すことが可能である。敵の行動についてはどうしようもないので、「しっぽ」を物理回避率で回避することを祈る。スタイナーの物理回避は13なので、確率にして約1/8である。その他、敵に初手を取られてしまうと攻撃2回を凌ぐ必要が出てきたり、逆にクリティカルが出れば一撃で終わることなど、いろいろな要素に左右されるものの、失敗しても即座にやり直せるため、絶対に無理というほどの確率でも無い。実際、高速モードを使いはしたものの、30分ほどで撃破に成功した。商品は、「トンベリのカード」である。もしや、これまで低レベルプレイで無視してきたのは、商品があまりにショボいためでは…。
 ――ちなみに。これ低レベルプレイでは初の成果だろ! と思って検索をしてみると、意外とこの段階でも倒している人がおり、スタイナーを使うところは同じだが、どうも
「テント」で相手の行動を封印するという作戦が多いようだ。つまるところのニホパラ万能薬である。まあ、このプレイは回復禁止だから、沈黙暗闇毒へびは使えないのだが…そもそも私は、制限していたというよりも、使うことすら思い付かなかった。

 続いて。トレノ地下のガルガン・ルーに行く前に、
精霊イベントを実行しようとした。精霊イベントは、ご存じの通り、メルヘンな感じの音楽で現れる「精霊モンスター」に、「原石」や各種の宝石を与えることで、大量のAPを獲得できるうえ、全て達成すると裏ボスのオズマが一部弱体化するという、嬉しい内容である。この時点のダガー・スタイナー・マーカスでは、APを稼ぐ手段が無いうえ、ダガー・スタイナーは次に参戦するのが難関のアレクサンドリア連戦であるため、ここで少しでもAPを獲得し、楽をしていこうと思ったのである。
 …というわけで。しばらくワールドマップをうろつき、精霊ゴーストと遭遇する。敵は、「原石くれんかの」と印象的なセリフで原石1個を要求してくるので、「アイテム」から原石を選んで使用…
いや、ちょっと待った。こちらがコマンドを入力することで、76という緑色の数字が出ている。これは明らかな回復行動であろう。【第1話】の条件設定に、精霊モンスターについての特記事項は無い。そのため、他の例に沿って考えると、この行為は「敵に対しての回復行動」に該当するように思える。つまり、精霊イベントの実施は、回復禁止の条件に抵触するのである。いやー…ここでは、アイテムを相手に対して使うのが当然だと思っていたから、それが回復禁止に当たるかどうかなんて、全く考えていなかったよ…。
 ――そんなわけで。条件に、「精霊イベントの実施は可」などと追加しても良かったのだが、あとから例外を追加するのは少し情けないので、ここは
回復禁止の条件を守り、リセットして、精霊イベントは行わないということにした。となると、オズマ戦で問題が発生してくる恐れがあるのだが、まあその時はその時で考えることにしよう。難敵に勝てないから条件を変えます…というのなら、制限プレイとして、まあ分からなくも無い。

まずは「ブライン」で物理攻撃の命中率を下げる。ちなみに沈黙は効かない


 さて。トレノでの戦力強化が終わったということで、ストーリーを進めていく。
トットと共に(声に出して読みたくない日本語)、ガルガン・ルーのガルガントを起動し、ボスの「ラルヴァラーヴァ」を倒して、アレクサンドリアに移動すれば、旧DISC2冒頭のダガー編は終了である。
 …なお、このラルヴァラーヴァ戦は、いくつかの特徴を持ったバトルとなる。まず、
戦闘終了後、ジタン編に操作が移る際に、装備を切り替える機会が無い。そのため、貴重な装備品をダガー・スタイナー・マーカスに持たせると、この後のクレイラでの連戦で苦戦をする恐れがある。なお、マーカスについては、永久離脱の前にもう一度だけ装備を変更できるため、ここで持たせた物が持ち逃げされる…という心配はない。
 ――そして、もう1つの点として、
ラルヴァラーヴァが「夜」を使う個体になる場合があるということである。ただ、その確率はとても低く、私も歴代のプレイで「夜」を使われたことは、どうも1回しか無いようだ【低レベルクリアー.:第4話】。ということで、ノーセーブ系のプレイでも無い限り、気にする必要は無いと思われる。現在のやり込みプレイの主流であるRTAだと、「夜」を使われて死亡! …みたいなこともあるのかな?

 では、ラルヴァラーヴァと戦っていくことにしよう。敵の攻撃は、「悪魔のキッス」「糸」「ブリザラ」
(と「夜」)である。魔法攻撃の「糸」は防ぎづらく、「ブリザラ」もマダインの指輪をジタン側に受け渡すことを考えると、おいそれとは装備できない。しかしながら、「悪魔のキッス」は、物理攻撃であるため、店売り品の防具でも防ぎやすく、毒状態も「毒味の術」で無効化できる。しかも、受けたダメージも、スタイナーなら「ブラッドソード」の吸収効果で回復できるので…ちょっと待った〜! これって、回復じゃん。
 …やれ、「ブラッドソード」の扱いも、第1話の条件設定の時点では、考慮に入れていなかった。しかしながら、今回の使い方だと、
「敵から受けたダメージを吸収効果で回復しながら戦えば楽々!」という解釈であるため、明らかに回復禁止の条件に抵触する。よって、わざわざ書き加えはしないものの、「ブラッドソード装備での『たたかう』は禁止」という条件を適用することにした。
 ――そして。実際のプレイでは、ここから遡って、
腕試しグリフォン戦でのブラッドソードもアウトだったことに気が付いたのである。まあ、あちらは回復を意図していなかったとはいえ、無意識でやったなら責任を問われないというシステムではないため、禁止制限に抵触していたと言わざるを得ない。まあ、報酬がカードであり、本筋のバトルには影響しないため、わざわざゲームを巻き戻したりはしないが、もっと慎重にプレイを進めなければならない…。

スタイナーの「たたかう」は回復行動となってしまうので、代わりに「暗黒剣」で攻める


 そんなわけで。ラルヴァラーヴァ戦で使用するのは、ブラッドソード使用での
「暗黒剣」である。
 …やれ、この技は、「『武器の攻撃力』の1.4倍」の威力で闇属性の物理攻撃を行う代わりに、最大HPの1/8のダメージを受けるというものである。剣技なので、「MP消費攻撃」「○○キラー」の効果を受けられず、トランス補正も全く乗らないため、最大威力では「たたかう」に大きく劣る。しかしながら、
それらに頼らなくても火力を発揮できるという考え方もでき、後列からでも威力が半減しないという点も無視できない。その他、闇属性を持っているため、属性強化・弱点攻撃に活かすことも可能である。そして、HPが減少するデメリットについては、パンデモニウム雑魚3連戦にて、相手を倒しつつ自分も倒れ、経験値をクイナに押し付けるというお侍さんの戦い方を見せてくれることで有名である。

 さて。ラルヴァラーヴァには「種族」が設定されておらず、「○○キラー」は適用できない。よって、「たたかう」を使う場合、「MP消費攻撃」のみで勝負することになるが、撃破後に装備を外せないため、「バトルブーツ」「パワーベルト」のどちらかをジタン側で諦めることになる。また、火力を出すために前列に出ることになるので、「悪魔のキッス」のダメージも大きくなってしまう。
 …それに対して、「暗黒剣」を主力とするならば、武器のブラッドソードのみで使用可能であり、剣はスタイナー
(とマーカス)しか装備できないため、多くの装備をジタン側へと受け渡せる。また、サポートアビリティが必要ないうえ、後列からでも威力が出る。でも、1.4倍と1.5倍の違いがあるから…と言いたいところであるが、FF9のダメージ計算式(「攻撃の威力 - 防御力」 × ダメージ倍率)の都合上、倍率を1.5倍にするより純威力を1.4倍にしたほうがダメージが大きくなることも多く、実際に本バトルではMP消費攻撃での「たたかう」よりも、暗黒剣のほうが高いダメージが出せるのだ。
 ――ということで。このラルヴァラーヴァ戦においては、
「暗黒剣」はもってこいの技なのである。なお、実ダメージが25の倍数で出ていることから、暗黒剣の「1.4倍」という処理は、小数点以下を切り捨てていると思われる。

 というわけで。戦法としては、スタイナーはひたすら「暗黒剣」を使い、ダガーは「ブライン」で暗闇を掛けたのちに風強化からのラケットで後列攻撃、マーカスは
盗めるアイテムがヘボいので前列に出て「たたかう」で攻める。敵の行動としては、「悪魔のキッス」は非常に損害が小さいので、これを多く使ってくれることが好ましい。装備については、今後はジタン側の戦いが苦しくなることを考慮し、店売り品を中心としていった。
 ――そんなわけで。1回目は「ブラッドソード」の回復を使ってしまってリセットし、2回目もスタイナーが倒れてしまって普通に負けたが、3回目の挑戦では攻めの姿勢を維持でき、敵が「逃げる」を使用して勝利となった。うーん、FF9は、敵の行動による運要素がとても大きいな。昔のやり込みプレイは、こういう敵に対して、弱い行動ばかりを使ってくれるよう、祈りながら戦うことが多かった。確率の低さ=難しさという時代だったなあ…。

動画



頑張れば登れそう


 そんなわけで。前述の通り、ラルヴァラーヴァの撃破後は、装備を切り替える機会なく、ダガー編が終了となる。
 ――やれ。今回は、日誌としては書くことが多かったが、プレイ範囲という意味では一瞬である。しかしながら、
装備の収集による戦力強化もやり込みプレイの本質であるため、こういうところは手を抜かず、しっかりと書いていきたい。次回は、クレイラでの一連の戦いを、できれば全て書ききりたいものだ。長さや数はそれなりだけど、内容はあっさりしているものが多いから、今回よりは楽に終わる…かな?

 

(2021年3月28日)

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