◇トップページ > FFプレイ日誌 > 低レベルクリアー(笑) > No.19
低レベルクリアー(笑) プレイ日誌
追加パック発売は“そこそこ”嬉しい!
しかし、未だにPS5が容易には入手できない… |
●追記[2021/6/12]
PS5版の発売に伴う録画禁止区間の解除により、画像および動画を追加いたしました(【動画@:ラスボス連戦/前半】【動画A:セフィロス戦】、画像は17枚)。
なお、文章内容の変更は行ってないので、ボス名は以下のように読み替えてください。
・ボス(赤) → フィーラー=ロッソ
・ボス(青) → フィーラー=ヴェルデ
・ボス(黄) → フィーラー=ジャッロ
・ボス(竜) → フィーラー=バハムート
・ボス(巨人) → フィーラー=プラエコ
・ラスボス → セフィロス
※厳密には、18章の録画禁止区間が解除されたのは、PS5版のみです。
しかし、これは「バージョンアップ」であり、最新版の規制に従うということで、PS4でキャプチャした過去の画像・動画を公開しております。
今回は録画禁止区間につき、画像なしで行きます |
ラストである。今回は、FF7リメイク第1弾の最終章である、18章を攻略していこう。
…なお、前回も触れた通り、18章は全域が録画禁止区間に指定されており、動画/画像/テキストの利用が許可されていない。私のゲーム録画は、PS4の本体機能でなく、外部機器で行っているため、プレイの記録自体はできているのだが、やはりここは公式の指針に従い、素材なしで日誌を書いていきたい。
――やれ。最近では、私の創作物となると、映像を使わないもののほうが珍しいくらいであるが、考えてみると、本格的にプレイ日誌作成に画像を取り入れ始めたのは、2009年のFF13からというくらいであった。当サイトは、今年2020年で20周年であるが、その全歴史の半分くらいは、画像なしでゲーム攻略文章を書いていたのである。ならば、それを今から復刻してみるのも、また悪くないというものだろう。まあもちろん、今後のアップデートで禁止区間が解除されたら、また動画・画像を貼り直そうと思うが…。
さて。スクウェア・エニックス公式の【著作物利用許諾条件】には、著作物(ここでは、ゲーム本体から取れる素材のこと)のうち、通常時の利用を許可する(=禁止区間での利用が許可されない)ものとして、映像・音声・画像のほかにも、「テキスト」と記されている。これは、要は禁止区間内ではストーリーのネタバレをやめてくれということであろう。それに従い、本プレイ日誌では、18章のラスボス連戦に登場する敵の名称について、以下のように表記したいと思う。
●18章ラスボス連戦:ボス名の表記
・ボス(赤)
・ボス(青)
・ボス(黄)
・ボス(竜)
・ボス(巨人)
・ラスボス
上記のものとする。基本的には、同一の立ち位置の3体を色で表記し、その派生はイメージで表現している。なお、巨人ではなく、ボス(阪神)とかボス(中日)にしろという苦情は受け付けられない。
…まあ、実際のところを言ってみると、この連戦を繰り返した私ですら、「ボス(巨人)の本名って何だっけ?」などと混乱したので、上記の“色や特徴で表した場合”のほうが分かりやすいと思われる。画像が無いのだから、なおさらだ。色で良いだろう。俺はブルーと呼んでくれ。ゼノって何色だ?
それでは、18章を攻略していこう。まず、最初はバイクのミニゲームが行われる。このミニゲームは、4章で行ったものと形式は同じであるものの、こちらのほうが長いうえに難易度も高い。慣れればどうということは無いものの、初回プレイでは最後のボスに若干ながら苦戦させられ、やや水を差されてしまった感がある。ちなみに、あのローチェさんが参戦しないという特徴もある。これ以上無い絶好の機会だと思うのだが…。
――そんなわけで、バイクゲームを終えると、★意味不明★な会話ののち、いよいよラスボス戦に突入が可能となる。少し戻ると自動販売機が利用可能であるが、寄り道できるのはそこだけであり、他の稼ぎや後戻りなどは行えない。ちなみに、バグらせられそうな場所も無かった。なお、ラスボス連戦は、「ボス(赤・青・黄・竜・巨人)」部分と「ラスボス」の2つパートに別れており、前半部分でリスタートした場合、このラスボス戦突入前からやり直すことになる。前半戦の敵たちが経験値を持っていることから、この突入前のデーターは何度もロードしなおすことになるだろう。本作にはチャプターセレクトがあるものの、この場所が、歴代シリーズで言う「最終セーブポイント」なのかもしれない。
だからコイツらは一体何者なんだよ |
それでは、具体的なラスボス連戦の攻略に入っていこう。ラスボス戦に突入すると、まずは通常の飛ばせるイベントが流れるため、それを△長押しでスキップする。すると、クラウド1人が戦闘状態でスタートするが、この場面では敵が登場しておらず、少し進むとバレット・ティファと合流をしたのちに、今回バトルのテーマである赤・青・黄の3体の敵が現れる。なお、前半部は、第1段階から第5段階までの構成となっている。
…さて、このラスボス連戦前半戦において、クラウドは“戦闘間の移動中”も戦闘態勢を取っているが、非戦闘中はATBゲージの自動回復が無くなり、ステータスの効果時間も経過しないという特殊な状態となっている。もちろんメニューも開けないため、本プレイでは、これを戦闘続行と見なしており、途中でのHP/MP回復は許可していない。そして、前半戦(「ラスボス」戦に辿り着くより前)でリスタートをした場合、必ずこの第1段階から挑んでいかなければならない。そして、戦闘中のイベント演出は、なかなかの長さがあるが、一切飛ばすことができない。繰り返しプレイになると、これが面倒になってくる。
――ちなみに、この連戦イベントでの道中には、障害物が何度か存在し、通常は戦闘中扱いのクラウドでは移動できないはずである。しかし、この連戦の間は、武器を構えたままでも、障害物を乗り越えることができる。これを普段からやってくれれば、数多くの強制戦闘が回避できていただろう…。
では、ボス(赤・青・黄)たちとの戦闘に入っていこう。
…こいつらの特徴は、既にプレイした人にとっては、悪い意味で印象に残っていることだろう。その使用技の大半は「攻撃範囲が広く、出も早いうえに、こちらを大きくひるませる」という性質を持っている。とにかく、こちらの行動が頻繁に潰され、ATBゲージやMPを無駄にしてしまうことが多い。しかも、敵には明確な弱点がなく、ひたすら消耗戦を強いられる。そんな敵が、合計5つの段階に渡って、繰り返し登場するのだ。
――やれ、この戦闘はラスボス連戦ということで、スタッフの意図としては、これまでとは違う雰囲気の戦闘を作りたかったのかもしれない。しかし、悪い意味でこれまでと変えてしまっては駄目だろう。この連戦の本プレイでの難易度は極めて高く、私は何度も最初からやり直すハメになったが、ただイライラするばかりで、全く好きになれない戦いであった。もし、このバトルが好きとか、私は低ダメージで華麗に戦えます、などという方がいたら、是非とも当サイトに日誌を投稿するなどして、魅力を布教してみてほしい…。
「ガード状態で攻撃でき」「こちらはひるみにくく」「相手をひるませやすい」…バレット△! |
ということで、このバトルは消耗戦とならざるを得ないのだが、それは本プレイの条件である「回復禁止」と決定的に相性が悪い。そのため、何とか低ダメージで戦っていく策を考えなければならないのだ。
…そのために私が用いたのが、まずはバレットの「とっしん」である。この攻撃は、近接武器を装備した場合の△ボタン攻撃として使用可能なものであり、ATB技並みの威力を持つうえに、「ぶっぱなす」の半分のチャージ時間で利用可能となるため、雑魚戦で非常に有用である。私の2周目ハードのプレイでは、バレットが開幕から「とっしん」を使って雑魚を蹴散らしていく様子を、バレット△作戦なんて呼んだものだった。代わりに、近接武器を装備することにより、通常攻撃が遠くに届かなくなるという大きなデメリットを負い(ATB技の銃撃は使用可能)、ATBゲージの回復能力という面でも遠隔武器のほうが優れている面が多いため、近接と遠隔、どちらの武器を採用するかは、戦闘内容やプレイ方針によって考えていく必要がある。
――そして。「とっしん」は、動作が長く、ひるみにくいうえに相手をひるませやすい。そして、今回初めて知ったのだが、攻撃動作をガード状態になりながら行えるという特性があり、相手から受けるダメージすら軽減できる。これは、敵の攻撃が激しすぎて、明確な回避行動を取れない本バトルにおいて、極めて優れた特徴である。そして、「とっしん」で敵をひるませた場合、更に「アンガーマックス」に繋げると、連続して相手をひるませることが可能となり、敵を長く行動不能にできる。これまた優れた特性であり、成功すれば大きな攻撃チャンスとなるのだ。
さらに。バレットの優れた特性は、「とっしん」だけではない。「ド根性」と「アバランチ魂」の組み合わせが非常に有用なのである。
…まず、「ド根性」については、90秒の間、「自分が受けるダメージを3割軽減する」「小さくひるませる攻撃でひるまなくなる」の2つの効果を得る。たったATBゲージを1個消費するだけで、これだけの防御能力を得られるのは強力である。今回バトルでは、完全回避が難しく、どうしても敵の攻撃を捌いていかなければならないため、この防御能力は極めて頼りになるのだ。
――また、「アバランチ魂」については、120秒の間、「自分以外の味方がダメージを受けた場合、その7割だけバレットのHPが減り、同じ量だけ味方のHPを回復する」というものである。この技は、以前にもエアバスター戦で使ったことがあったのだが、その際には大技の「バスターキャノン」に他キャラが引っかかってしまい、勝手に主力のバレットのHPが削られるという悲惨な事態になってしまって(【第5話】)、採用されることが無かった。しかしながら、今回バトルでは、「連戦のうち、ラストの第5段階にはバレットが参戦しない」という特徴がある。しかも、その第5戦がメチャクチャ難しいため、バレット以外のHPはできる限り高く保っておきたい。よって、第1〜4戦において、「アバランチ魂」でバレットがダメージを肩代わりしていく戦法が、非常に有効なのである。なお、HP受け渡しの際には緑色の数字が表示されるため、これは一応“HPを回復する特技”と言えるかもしれないが、そのぶんだけバレットのHPが減っているため、回復禁止の条件には違反しないものとする。
「アバランチ魂」でHPを分け与え、クラウド・ティファのHPを温存していく |
そんなわけで。バレットの、「とっしん」による攻撃と、「ド根性」「アバランチ魂」による防御を組み合わせて戦っていく。そうすると、やはり消耗戦は避けられないものの、何も考えずに正面から挑んでいって敵の攻撃に吹っ飛ばされることを繰り返すよりは、かなりマシな戦いにすることが可能である。まさしく、バレット△作戦というものだ。
…ちなみに、他のキャラクターの行動としては、クラウドは「ウォール♂」で味方全員にバリア+マバリアを貼る。効果は、物理&魔法ダメージ半減と大きいものの、範囲化すると持続時間が45秒しかないうえ、消費MPが21と大きい。クラウドのMPは、「●MPアップ」で2倍にしても110しか無いため、連戦中のMP回復を考慮しても、唱えられる回数に制限がある。だが、45秒間ダメージを半減できるという効果は重要であり、要所要所で使うべきだ。
――実戦では、第1段階・第2段階・第3段階(ここのみウォールでなくバリア)・第4段階で1回ずつ使い、勝負の第5段階で2回を放っていった。なお、「ウォール♂」を相手の攻撃で潰されてしまうと、即終了に近いような損害を受けるため、ここだけはしっかりとクラウドの行動を見て、ひるまされないように入力していきたい。そうして防御態勢を整え終わったら、クラウドは主に控えとなり、ATBゲージが溜まったら「ラピッドチェイン」を入力していく。「反撃の構え」が良さそうな感じだが、実際に使ってみても、あまり強さを感じなかった。
いっぽう、ティファについては、強みを活かせる場面が少ない。この連戦中、敵は何度も自発的にバーストするが、ダメージ倍率を大幅に増やさなくとも、「インフィニットエンド」や「とっしん」などでダメージが足りることがほとんどである。
…というわけで、今回のバトルでは、味方に「ヘイスト」を配って回るサポート役として立ち回ることにした。さらに、マテリアとして「●わざたつじん」と「●ATBれんけい」を装備し、味方のATBゲージを補充することも心がけていった。前者の「わざたつじん」は、「ヘイスト」「秘技解放」「正拳突き」の3つを使えば満たせるし、後者の「ATBれんけい」も、サポート役ということでATBゲージを余しやすいことから、2スロット溜めてから連続行動をするように意識していけば適用させやすい。特に、正念場である第5段階のボス(竜)との戦いは、ティファではどうすることもできないため、エアリスのサポート役に徹するという考え方が重要であった。
そんなわけで。この第1段階では、敵3体のHPをある程度削ると、ボス(巨人)が「運命の奔流」を使い、終了となる。なお、この「運命の奔流」は、私のプレイではどうやっても避けられず、微弱ながらも全員がダメージを受けてしまった。ひょっとすると、この攻撃があるせいで、通しでのノーダメージクリアは理論上も不可能になってしまっているかもしれない。運命の番人を自負しているようだが、さすがにちょっとやりすぎですよ…?
――ちなみに、連戦を通して勝利した時の、第1段階終了時点での残りHPは、クラウド5843/6534(-691)、バレット6067/7710(-1643)、ティファ5427/5880(-453)であった。バレットのHPが大きく削られており、「アバランチ魂」がちゃんと機能しているということが分かる。
第1段階とまったく同じなのでカッコいいバレットでも見て落ち着こうぜ |
パイプ状の通路を登っていき(足場が落ちていくが、別に急ぐ必要はない)、第2段階の戦いである。敵と味方の組み合わせは第1段階とまったく同じだ。
…ということで、クラウドが最初に「ウォール♂」を貼り直したあとは、第1段階とまったく同じ方法で戦っていく。そうすると、ボス(巨人)が「運命の断罪」を使って第2段階は終了である。なお、この攻撃には威力が設定されているが、私は喰らったことが無い。勝利時のHPは、クラウド5764/6534(この段階のみで-79)、バレット4660/7710(-1407)、ティファ5226/5880(-201)であった。
――その後、イベントでバレットが「フュエルバースト」を使って障害物を破壊すると(ATBゲージとは関係なしに使用する)、先に進むことができる。なお、途中でボス(巨人)が攻撃を仕掛けてくるものの、このモーションにダメージ判定は無い。なお、こちらから敵へのダメージも与えられないものの、攻撃を当てるとATBゲージが補充される効果は存在するため、ちょっとだけ嬉しい気持ちになれる。
様々な技を連発し、相手に行動をさせないのがポイント |
高速道路の破片のような斜面を下っていき、戦いの第3段階に突入する。ここでは、ボス(赤)の1体とのみ交戦することになる。
…ここでの敵は、開幕に「モードチェンジ」を宣言し、自身を強化する。具体的には、行動パターンが変化し、「回転斬り」など強力な技を多用するようになる。「一閃」という攻撃は、技名に反して2回攻撃になるなど、1体であっても決して侮れない火力を持つようになる。さすがにここで負けるということはないものの、HPを減らされすぎてしまうと、その後の展開が苦しくなってくるのだ。
――ちなみに。ボス(赤)は、物理攻撃しか使わないため、MP消費の大きな「ウォール♂」を使う必要はなく、「バリア♂」で良い。ウォールの消費MPは20で、バリアは11である。ここでMPを節約していくことにより、ウォールを1回多く唱えられる、という展開が起こるかもしれない。
というわけで。モードチェンジをしたボス(赤)を自由に行動させると厄介であるため、戦い方としては、「とっしん」で敵をひるませ、そこから「アンガーマックス」で更に長くひるませることを狙っていく。他キャラクターも、ひるんでいる間にATB技を使うことで更にコンボを繋げることができ、上手く行けば敵のHPを4割くらいは一方的に削ることが可能である。これを2連続で成功させ、一気に相手を瀕死に持ち込んでいく。
…そして、この段階での敵は、防御態勢に2つの特徴がある。まず、敵はヒート時に、2倍のダメージを受ける。第1段階と第2段階でも、ヒート自体はしたのだが、ただ行動不能となるだけで、ダメージが増えることは無かった。しかしここでは、モードチェンジの反動ということなのか、ダメージが2倍になる。ヒートはHPの減少が条件であるため、そこから一気にトドメを刺したい。
――さらに。ボス(赤)は、HPがゼロになると、自身をバーストさせる(誰かがバーストした扱いではない)。この際、敵は消滅せずに残り続け、与えたダメージの3.5倍がボス(巨人)のHPから削られる。なお、攻略本には、「バースト中のボス(赤)にも2倍ダメージが与えられる」と書いてあるが、これは誤りで、実際はバースト倍率の1.6倍のダメージだけとなるようだ(「とっしん」の最後が約600ダメージ
→ バースト中のボス[赤]には×1.6で960ダメージ
→ ボス[巨人]には×3.5で3360ダメージ)。そして、そのままボス(巨人)のHPをある程度削ると、ボス(赤)が消滅し、勝利した扱いとなる。この際、削らなければならないHPは、ボス(巨人)のHPの1/6よりやや少ないという程度(16%?)であり、ボス(赤)たちのスケールに合わせると6000ちょっとである。十分、1バーストで削れる値だ。なお、これでボス(巨人)のHPを削りきれなかった場合、ボス(赤)がHPの半分を回復して復活し、以降は繰り返しである。
そんなわけで、この段階では、バレットの「とっしん」を軸に相手をひるませ、一気に攻撃を加えて撃破をしていった。
…なお、この第3段階の終了とともに、ティファが一時離脱をし、次は第5段階で参戦する。その際、現在HP/ステータス持続時間/ATBゲージなどの情報は全て第3段階終了時のものが引き継がれる。ただし、第5段階では、最初に全員のATBゲージを溜める行動を取るので、第3段階撃破時のティファのゲージは、クラウドかバレットへの「ヘイスト」などで使い切ってしまって構わない。ちなみに、ここでボス(赤)は1回撃破をしたという扱いになり、経験値580が手に入ってしまう。すぐ復活するくせに…。
――そんなわけで。撃破時のHPは、クラウド4055/6534(-1709)、バレット3398/7710(-1262)、ティファ4381/5880(-845)であった。大きくHPが削られているのは、途中で「アバランチ魂」の効果が切れてしまったうえ、そこにボス(巨人)の「雷光の輪廻」が何度もヒットしてしまったからである。ここでのボス(巨人)は、ボス(赤)が死にかけという時になって茶々を入れてくるから、たちが悪い…。
敵側にペースを握られる前に片方を倒せるか |
続いては、「我々が捨てようとしている風景」を見たのちに、パーティが分断され、クラウド・バレット+レッドXIIIで、ボス(青・黄)の2体と戦うことになる。レッドXIIIは、瀕死の味方を「ケアル」で回復してくれるが、その使用はかなり消極的であり、あまり期待はできない。
…そして、この段階では、ボス(青)と(黄)が、交互に「モードチェンジ」を使用し、自身を攻撃的にする。一方、防御面での性質は同じであり、第3段階のボス(赤)の時と同じ手順で、(青)と(黄)の両方を消滅させると、この第4段階は終了となる。
――ちなみに、敵のHPを削っていくと、途中でボス(巨人)が「運命の奔流」で茶々を入れてくるので、邪魔である。ゲーム内としては、プレイヤーキャラクターたちをこの後の第5段階の戦いが行われる場所に移動させる効果があるため、恐らくは強制発動であろう。
そんなわけで。まずは、(青)と(黄)のどちらかを集中攻撃して倒すことを狙う。そのどちらから攻めていくかだが、最悪のパターンは、「片方のHPをゼロにしたところで、もう片方から集中攻撃をされてひるみ、バーストが終わってしまう」というものであり、即失敗レベルの損害を受ける。そして、(青)も(黄)も、両方ともこちらのキャラクターを大きくひるませる技を持っているため、正直なところ、どちらから攻撃しても大して変わらない。ちなみに、勝利時には(黄)のほうから倒していった。
…さて、攻撃パターンはこれまでと同じく、「とっしん」で相手をひるませ、そこから「アンガーマックス」のコンボに繋げていく。この段階では、キャラクターが2名に減ったことを考慮してか、敵のHPが低めに設定されているようで、「とっしん」→「アンガーマックス」からクラウドの「ブレイバー」も交えることで、半分近くのHPを一気に削ることが可能である。さらに、敵がヒートして防御力が下がるのも同じなので、そこから一気にHPゼロでのバーストをして、「インフィニットエンド」などを当てていけば、どちらか片方を消滅させることが可能である。そして1体になれば、「とっしん」→「アンガーマックス」のコンボで楽勝である。
というわけで。このパートは、上手くコンボが決まらずに敵にペースを握られてしまうと、苦戦は必至である。また、「アバランチ魂」でホイホイ味方にHPを分け与えすぎてしまうと、このあたりでバレットのHPが尽きてしまうことがある。第5段階にはバレットは参加しないため、クラウド1人でも突破できれば良いのだが、例のひるませコンボが使えなくなるので、もうバレットが死んでしまった時点でほとんど無理である。
…さて。勝利時は、比較的バレット△作戦が上手くいったということもあり、早期に相手を撃破できた。HPは、クラウド3973/6534(-82)、バレット2000/7710(-1398)である。この後の第5段階のために、クラウドとティファのHPを2/3くらいは取っておきたいと思っており、ティファのHPが4381/5880であるため、目標は概ね達成できたと言える。
あのー…、回復禁止プレイの、5連戦の終盤なんですけど… |
いよいよ最後の第5段階である。ここでは、バレットとレッドXIIIがボス(巨人)のほうに向かっていき、クラウド・ティファ・エアリスの3名で、ボス(赤・青・黄)を相手にする。途中、3体は合体してボス(竜)となり、倒すと再び(赤・青・黄)に分裂する。その3体を、第3段階&第4段階と同じルールで消滅させると、本体のボス(巨人)が転倒し、ダメージを与えられるようになる。そのボス(巨人)のHPをゼロにすれば、この連戦も終わりである。
…が。この途中に出てくるボス(竜)が、尋常ではない強さを発揮するのだ。やれ、これまでの敵は、長い連戦かつ「敵の数」&「攻撃回数」が共に多いということで、1発の威力が低めに調整されていた。が、このボス(竜)は、一転して凄まじい高火力を持つ。例えば、通常技の「ヘビーストライク」は、ガードができないうえに、1000弱のダメージを2連続で受ける。そして、一定間隔で使ってくる「メガフレア」は、回避もガードもできず、全員が1800という大ダメージを受けてしまう。こんなものを貰ってしまっては、これまで頑張ってHPを節約してきた意味が無い。そして、操作キャラクターを執拗に狙い、回避の難しい技で大きくひるませてくるという点も厄介である。こいつに暴れさせてしまっては、これまでどれだけHPを節約できてきたとしても、何の意味も無い。仮に、全員のHPが満タンだったところで、一瞬で全てが溶かされるだけである。
――ただし。こちらも、最終兵器であるエアリスが使用可能となっている。エアリスは、この第5段階で初参戦となるため、HP/MPともに満タンである。そのため、「怒りの指輪」を装備して火力特化にでき、魔法攻撃の火力は極めて高い。具体的な数値として、ボス(竜)には弱点が無いものの、エアリスの「サンダラ」ならば約1700のダメージを与えられる。これを、聖なる魔法陣で連撃にすると2500ダメージに強化される。これは、「ブレイバー」「正拳突き」などティファとクラウドのATBゲージ1本ぶんの技の5倍の威力である。この火力を使って、ボス(竜)に好き勝手される前に、相手を叩き落としてしまうのである。ボス(竜)のHPは17610とかなり低いため、勢いに乗れば、一瞬で倒し切ることが可能なのだ。
ということで。バトルは、まずクラウド・ティファ・エアリスと、ボス(赤・青・黄)で始まる。この段階では、全ての対象が「モードチェンジ」で強化されている。そして、いずれかの敵のHPを80%以下にすると、敵3体が合体し、ボス(竜)が出現する。ただし、いきなり(竜)を出現させてしまうと即座に終わるため、まずはクラウドが「ウォール♂」を、ティファが「ヘイスト」を使い、戦闘の準備を整える。(竜)に比べれば、(赤・青・黄)の火力など、遊んでいるようなものである。また、エアリスは、「聖なる魔法陣」を良さげな場所に貼ったうえで、ゲージを2スロット溜めておく。
…そうして準備が整ったら、適当に攻撃してボス(赤・青・黄)のどれかのHPを削り、ボス(竜)を出現させる。開幕は、焦ってエアリスに操作を入れ替えて連続攻撃をしようとしてはならない。理由は2つあって、まずボス(竜)には、操作キャラクターを執拗に狙う傾向がある。そのため、エアリスが狙われてしまうと、まともに行動できなくなってしまう。エアリスは、火力向上のために「怒りの指輪」を装備しているうえ、「●ガードきょうか」も3つ限定ということでエアリス以外の3名に装備させているため、非常に紙装甲となっている。それ以前に、相手の攻撃でひるまされてMPとゲージを無駄にしてしまうようなことがあれば、それだけで即終了に値する。加えて、敵の「フレアブレス」には沈黙+スロウの追加効果があり、これをエアリスが貰ってしまっても終了である。やれ、この段階に来るまで、開始から約13分が掛かっているのだが、冗談ではなく30秒くらいで大勢が決することがほとんどなのだ。
――さらに。もう一つの理由として、バトル開始から30秒ほど経つと、敵は約2秒の溜め動作の後に、「メガフレア」を使用する。この攻撃は、全体に1800ダメージ(エアリスは怒りの指輪を装備しているので2500ダメージ)と被害が大きく、喰らってしまうと極めて苦しい展開になる。ただし、宣言した瞬間にヒートすると使用がキャンセルされるという特性があるため、これを狙うしか無い。幸い、ヒートするのは「HPが25%減った時」と満たしやすいため、「聖なる魔法陣の上で『サンダラ』を2発使う」という固定パターンで満たすことが可能である。だからこそ、これを確実に成功させるため、開幕のエアリスの魔法2連続は待たなければならないのだ。ちなみに、メガフレア使用の直前には“カメラが敵に寄る”という動作があるため、それを確認してからサンダラを撃ち込んでも、タイミング的には十分に間に合う。このバトルでは、実質的にメガフレアを使われてしまったらアウトであり、このメガフレアキャンセルは必ず成功させなければならない。なお、条件は不明だが、これで1回目のメガフレアを飛ばしたとしてもすぐに2回目が飛んでくる時があり、その場合は為すすべなく全滅する。
敵にカメラが寄るのは「メガフレア」の合図なので、この瞬間に2発目の「サンダラ」を使う |
それでは、具体的な戦い方を紹介していこう。
…まず、前述の通り、エアリスは、ボス(竜)が出現する前に、連続魔法が可能となる「聖なる魔法陣」を発動させておく。そして(竜)の出現時は、エアリスに攻撃が向かわないよう、クラウドかティファを操作していく。ちなみに、クラウドやティファではどうすることもできないので、やることはひたすら防御である。この際、操作キャラには「竜の攻撃にエアリスが巻き込まれないようにしつつも、魔法陣から大きく離れないようにする」という方針で敵を誘導していった。そして、適当なタイミングで、エアリスに操作を移し、魔法陣のうえで「サンダラ」を1回だけ撃ち込み、すぐにクラウドかティファへ操作を戻して、エアリスが敵に狙われないようにする。なお、このバトル中には召喚獣が異様な速さで利用可能となるため、エアリス(魔力アップのために●シヴァを装備している)とは関係ないイフリートのほうを召喚しておく。
――そうして少し戦っていると、(竜)にカメラが寄り、「メガフレア」が宣言される。そのカメラの動きを確認したら、通算で2発目の「サンダラ」を撃ち込むと、相手をヒートさせ、メガフレアを中断できる。そこで、クラウドとティファも一転して攻撃開始である。ただし、クラウドもティファも、ATBスロット1個あたりの火力はエアリスの1/5に過ぎないため、ティファは2連続の「正拳突き」で「●ATBれんけい」を引き出して、エアリスの火力に貢献していった(「●わざたつじん」も使えれば完璧だったが、緊張してそこまで考えが行かなかった)。
ちなみに、ヒートということでバースト狙いも考えてはみたが、ヒート時間が6秒と短いうえに、バーストまでが遠く、しかも魔法でのバーストゲージ上昇量が半減されるという特性まであるため、バーストせずに殴っていったほうが早いと判断した。
そうして、ヒート中に、更に2発のサンダラを撃ち込み、5000ダメージを追加して、相手を瀕死に追い込む。その瞬間、ヒートから立ち直った敵がエアリスをターゲットとし、「ヘビーストライク」で一気に2400ものHPを削ってきた。こういった一瞬のミスが、この段階では即座に致命傷となりうるのだ。
…その後も、敵がエアリスのほうに向いていて大ピンチであったものの、ティファに操作を切り替えたところ、敵はそちらを狙ってくれた。間髪入れず、エアリスがゲージを補充して、魔法陣のうえで通算5発目の「サンダラ」を放ち、ボス(竜)を撃破することに成功した。しかも、味方は3人とも生存しており、HPも2000程度と十分に残っている。味方全員の生存は、火力の維持のため、極めて重要である。
――やれ。こんな感じで、戦略を組んでスマートに勝利したような書き方となっているが、実際には、この(竜)にかなり苦しめられ、あわや条件緩和かというところまで追い詰められていた。なにせ、第4段階までの戦いが「敵からひたすら痛めつけられるうえに、イベントの多くが飛ばせない」というストレスの溜まる内容なうえに、10分以上を掛けてボス(竜)まで辿り着けても、戦法が噛み合わずに瞬殺されるという、著しくやる気のなくなる展開が連続していたからである。ただ、偶然ながらも、「敵をヒートさせてメガフレアの発射を阻止する」という戦法を早めに発見できたことが、何とかギリギリで意欲を保たせてくれた。この方式を見付けられなかったら、すぐに諦めて、「『●いのる』の使用を許可する」などの妥協を行っていたことだろう。そして、妥協直後というものは、得てして意欲が最悪に低下しているため、このラスボス連戦まで来て、プレイが崩壊してしまう可能性すらあったのだ。
バハムートさえ倒せば、あとは消化試合! |
さて。そうして(竜)を倒すと、敵は再び、(赤・青・黄)の3体に分裂する。敵は、全員が「モードチェンジ」による強化形態となるものの、こちらには最終兵器エアリスがいるため、何も怖くない。(青)は雷を吸収するため最後にして、まずは(黄)から狙っていく。また、クラウドは、勝利を盤石なものとするために、「ウォール♂」で防御を固める。そしてエアリスは、魔法陣のうえで「サンダー」を連発する。ちょうど、いい感じのタイミングでイフリートの「地獄の火炎」も炸裂し、敵全体のHPを減らしつつ、(黄)にトドメを刺すことができた。
…続いては、残った敵の中で、雷を吸収しない(赤)を狙っていく。なぜか、バレットが(巨人)を攻撃して記憶が流れ込んでくるシーンを見ると、エアリスが勝手に移動して魔法陣から離れてしまうのだが、もはやここまで来たら関係無いということで、サンダーの単体攻撃で敵のHPを削る。そうしてHPをゼロにしてバーストしたら、「インフィニットエンド」→攻撃→「ブレイバー」で、(赤)を消滅させられた。
――最後は、(青)である。こいつは雷を吸収するため、エアリスのサンダーでは攻撃ができず、枠の関係上、エアリスが他属性の魔法を使えるということもない。ただ、さすがに1体なら楽であり、既に召喚技や他の攻撃の巻き込みも喰らってHPが僅かとなっていたため、クラウドの攻撃でHPを削ってバーストし、ティファの「正拳突き」とクラウドの「インフィニットエンド」で消滅をさせた。なお、この途中、レッドXIIIが「ケアル」を使って、瀕死になったティファを回復してくれた。レッドXIIIは、バレットとともに(巨人)のほうに行っているのだが、回復だけはしてくれるという仕様のようである。
ラストである。(赤・青・黄)の全てを倒すと、本体であるボス(巨人)はこちらに向けて倒れ込み、電撃攻撃の「雷光の輪廻」のみを繰り返す。ただし、この攻撃は、近距離にしか行わないため、遠隔攻撃が可能なエアリスが生存していれば、この時点で勝利確定である。というわけで、エアリスがひたすら遠くから攻撃をし、(巨人)を撃破した。最終的な撃破時のHPは、クラウド1703/6694(-2311)、ティファ2510/6024(-3206、ただしケアルで+1288)、エアリス2014/5490(-3392)であった。最大HPがバトル開始時と異なっている者がいるが、それは連戦の途中でレベルが上がったからである。なお、戦闘中にレベルが上がった場合、HPは「同じ割合を維持するように回復される」(レベルアップ前のHPが最大値の30%なら、レベルアップ後でも30%になるように現在HPが増加する。「最大HPの上昇分だけ回復する」ではない)という仕様のようだ。おかげで計算がメチャクチャになって間違っている可能性もあるが、まあとにかく、この第5段階が、最もHPを削られる戦いだったということである。
…そんなわけで。かなり苦しい戦いであったが、なんとか「戦闘中の回復禁止」「武器改造の禁止」という条件を守りきったまま、明らかに最大の難関であるラスボス連戦の前半を乗り越えられた。カギは、やはり(竜)の「メガフレア」を阻止する方法であろう。これを偶然に発見できたことは、本当に良かった。また、試行時に、割と速い段階で(竜)を倒すことだけはできていたのも良かった。その時は、戦闘不能者が出ていたうえにHPも少なかったので、その後の戦いで敗北してしまったのであるが、「なら、(竜)を全員が万全の状態で倒せれば、勝てるんじゃね?」と、プレイ意欲の向上に繋がっていた。
――なお、この後には、ご存じの「ラスボス」が現れるのであるが、(巨人)を倒した時点でHP/MPが全回復するとともに、ラスボスの前で区切りが入り、□ボタン長押しでメニューが開けるようになる。また、ラスボスでリスタートした場合、ラスボスの手前からやり直せる。いくらラスボスが強いとしても、さすがに単品でのバトルということで、この連戦のような酷い戦いにはならない…はずだ。
ちなみに。この連戦では、合計7830もの経験値が手に入ってしまう(パーティ外での軽減を考慮しない値)。どうも、(赤・青・黄)を2回ずつと、(巨人)を1回倒したという扱いのようだ。これにより、クラウドとバレットはレベル28→29に、ティファとエアリスはレベル28→30へと上がってしまった。この後のラスボスは、経験値を持っていないため、これが最終的なクリアレベルとなる。ただ、プレイ時期の都合上、私は5章のスキップ技を使っておらず、8章スキップも旧方式であるため、それらを両方とも使えば、ティファとエアリスのレベルも29に抑えられる可能性が高い。
…そして。これらのバトルを収録した動画は、私の元にはしっかりと録画されているのだが、例によって配信が禁止されているため、残念ながら公開することはできない。長さとしては20分くらいあるのだが、今回は割と苦労をしたので、見てほしいという気持ちがある。だから、もし今後、アップデートで録画禁止区間が解除されるようなことがあれば、また動画を作って公開したいと思う。
◆動画[2021/6/12]◆
●18章ラスボス戦・前半連戦:編成(マテリアは表記されていなければLvMAX
/ 全て戦闘開始時)
○クラウド Lv28 HP6534 MP106
ハードブレイカー / チェインバングル /
フルパワーリスト
●バリア=●はんいか ●ガードきょうか / ●イフリート
●HPアップ ●HPアップ ●MPアップ ●MPアップ
○バレット Lv28 HP7710 MP42
キャノンボール / マキナバングル /
フルパワーリスト
●じかん ●ガードきょうか ●わざたつじん ●ラッキー
●HPアップ ●HPアップ ●ヴィジョン
○ティファ Lv28 HP5680 MP47
グランドグラブ / マキナバングル /
フルパワーリスト
●じかん ●ATBブースト ●わざたつじん ●ガードきょうか
●HPアップ ●HPアップ ●ATBれんけい
○エアリス Lv28 HP5358 MP122(エアリスは第5段階で初参戦だが、その開始時もレベルは28である)
ミスリルロッド / フォースブレス /
怒りの指輪
●いかずち ●マジカル ●マジカル / ●シヴァ
●HPアップ ●HPアップ ●MPアップ ●MPアップ
ここまでが前半戦で、ここからが後半戦 |
ごはんには海苔を掛けて食べて健康になるタイプ |
さて。図の無い文章を延々と読まされて、既に十分に疲れているところだろうが、ここからは後半戦である「ラスボス」について記していこう。
…ラスボスは、文字通り本作で最後のボスとして登場する相手である。人間タイプの敵として、激しい連続攻撃でこちらをひるませてくる。また、4つの段階のうち、第3段階では自身の属性を次々と変化させる、第4段階では時間で強制ゲームオーバーとなる「運命の宣告」を使う(ただし時間制限は緩い)、などと言った性質がある。経験値は、途中で出現させる氷の塊(敵扱い)を含めて一切持っていない。また、戦闘前にHP/MPが全回復し(ハードではHPのみ)、リスタートした場合もこのラスボス戦を単品でやり直すことが可能である。
――そして、大きな特徴として、連戦前半戦で取った行動により、加入してくるメンバーが異なるという点である。戦闘の第1段階は、ラスボスとクラウドの一騎打ちで始まるが、第2段階になると、エアリスかティファのどちらかが参戦する。その後、戦闘が第3段階に進むと、残った2人のうち1人が参戦する。選ばれなかった1人とレッドXIIIは留守番であり、戦闘終了後のムービーになってようやく参戦する。なお、法則としては、基本的は「ATBゲージを多く使い」「リミット技を多く使い」「敵に多くトドメを刺した」キャラクターが選ばれやすくなっている。詳しくは、攻略本を参考にしてほしい。
さて。このラスボス戦は、かなりメリとハリの付いた戦いとなっており、推奨された行動以外ではダメージを与えづらい。そして、第2段階では物理攻撃でバーストし、第3段階では魔法攻撃で攻めていくのが良い。そのため、味方の増援は、ティファ→エアリスの順に来るのが良いと思われた。本当は、第2段階で駆けつけてくれるのはバレットが良かったのだが、最初に現れるのは必ず女キャラクターという法則がある。今回プレイは、バレットとデートをするくらいに友情ルートを極めていたのだが…。そして、第3段階では、魔法で攻めるのが良いので、このタイミングでエアリスが来るのが理想だろう。
…しかし、私のプレイ内容の場合、実際に来たのはエアリス→バレットの順であった。第2段階でエアリスが来ても、何の役にも立たない。いっぽう、第3段階の時点でのバレットもイマイチなのだが、こちらは壁として使えることと、召喚獣の呼び出し元として活躍可能(後述)なため、まだマシである。しかしながら、検証はできなかったものの、今回バトルは敵をバーストさせる機会が多く、火力も欲しいため、ティファが来た場合も活躍できるだろう。
――やれ、攻略本の決定法則によると、前半戦の第5段階でエアリスが敵を倒した場合、特に大きな補正が掛かるようになっている。そして、第5段階の内容を振り返ってみると、雷属性が無効化されるボス(青)以外はほとんどエアリスで倒しているため、エアリスが最初に来るのは仕方ない。その後、バレットとティファでは、まだバレットのほうが使えると思われるため、私のエアリス→バレットという順は、比較的良かったと思われる。とはいえ、さすがに第3段階にエアリスが居ないとキツいものの、このラスボス戦については、どの組み合わせであっても何とかなると思われる。良かった、ここがキツくて、理想のメンバーが来るように連戦前半の行動が制限されるようなことにならなくて…。
ちなみに。このラスボス戦では、リスタートをした場合も、ラスボス戦を単品でやり直すことができる。また、ラスボス戦の途中で経験値が入るようなことも無いため、勝てるまで何度でもリトライすることが可能である。
…が、例によって、この戦闘でリスタートをしても、装備は「前半の連戦を終えた時の状態」に毎回戻されるため、そのつど編成を直す手間が生じてしまう。とりわけ、今回はティファが参戦しないため、ティファの装備していた「●ガードきょうか」(3つしかなく、前半連戦ではエアリスが諦めていた)や「●ATBれんけい」「●わざたつじん」などを他キャラに割り振る必要がある。また、クラウドの編成も、前半での「ウォール♂」要員になると言った防御的な編成から、敵を何回もバーストできることを活かすために、「●ATBバースト」や「●ヴィジョン」などを装備していく必要がある。
――というわけで。このラスボス戦では、リスタートをするたびに多くのマテリアを付け替えせねばならず、毎回かなりの手間が掛かってしまう。しかしながら、この連戦前半をやり直すよりはマシだ。それに、仮に手間を減らすために、「装備を後半戦のものにして、前半連戦はアイテムなどを使いつつ突破する」(連戦中のメニュー画面で難易度変更はできないため、イージーモードは利用できない)という方式を取ったところで、登場メンバーが今回と同じくエアリス→バレットになるという保証は無い。それに失敗した場合のやり直しなども考えると、手間が掛かったとしても、何度も装備を切り替えつつラスボス戦を続行したほうがマシであると判断した。まあ、リスタートしたあとに変更した編成が保存されていれば、こんな苦労はしなくて良いのだが…。
まずは素早く3回バーストし、「ヴィジョン」で自分を強化する |
それでは、ラスボス戦に入っていこう。まずは、開幕の第1段階であり、ここではラスボスとクラウドの一騎打ちが展開される。なお、この後の段階にも共通して、敵にはステータス異常が一切通用しない。
…さて、ここでの敵は小手調べという感じであり、火力はとても低い。攻撃は、「一陣」(飛び上がって切り下ろす)と「動地」(突進したのち切り上げる)の2つの剣技と、「ファイガ」「ブリザガ」である。どれもダメージは300〜400というところで、大して痛くはない。
――そして、対策としては、まずガ系魔法については、アサルトモードであればガードが可能である。特にブリザガは、初撃を受け止めて、回転回避で適当な方向に逃げれば、ノーダメージでやり過ごせる。「動地」は、宣言された直後にブレイブモードに変更すれば、自動的にガード後の反撃をしてくれ、そのあと一瞬だけ攻撃すれば相手がひるんでヒート状態となるため、すかさず「バーストスラッシュ」を撃ち込むことで、約半分のバーストゲージを稼ぐことが可能である。最後に、「一陣」であるが、ガード不能であるため、頑張って回転回避で避ける。ただ、喰らってもダメージは300程度であり、致命傷とはならない。他の攻撃は、あまり使用頻度が高くないようだ。
というわけで。戦法としては、「動地」をブレイブモードでカウンターし、そこから「少し殴る」→「バーストスラッシュ」のコンボを2回繰り返して相手をバーストさせ、適当に「ブレイバー」や「インフィニットエンド」で殴っていれば良い。敵のバーストが容易なので、「●ATBバースト」を使うと、攻撃のためのATBゲージを効率良く確保できるだろう。バースト時間が短いので1バーストでは終わらないが、何回か繰り返したとしても、あまりHPを減らさないまま第2段階へと移行させられる。
…ただし、第2段階以降の敵は割と強いうえに、この段階では極めて容易に敵をバーストできる。というわけで、実戦では、この段階で「ヴィジョン」の発動を狙っていった。やり方は単純で、バーストを3回繰り返してリミットゲージを溜め、「ヴィジョン」を使うのである。クラウドは、本戦闘において、戦力の要であるため、ATBゲージのスロットが3つになる恩恵は実に大きい。その他、隙を見て「ヘイスト」を発動し、行動効率を更に上昇させておく。
――それが終わったら、「ヴィジョン」の発動をした3バースト目に攻撃をして、敵を第2段階へと移行させる。難しいことをやっているように見えるが、1回目と2回目のバーストの攻撃を「ブレイバー」+αとすれば良いだけである。最終的に、クラウドHP5955/6694(-739)、ヴィジョン&ヘイスト状態のまま、第1段階を終えることができた。
エアリスを盾としつつ、後ろからバーストを狙っていくのだ… |
続いて、私のプレイだとエアリスが参戦し、ラスボス戦の第2段階が始まる。ここでの敵は、攻撃パターンを大幅に強化し、拘束効果のある「絶空」や、地面にガード不能の衝撃波を発生させる「獄門」などで大きなダメージを与えてくる。また、攻撃回数も増加しているうえ、「動地」をカウンターしてもひるまないなど、簡単には倒せない敵となっている。あんまりナメていると、ここですら余裕で死ねるのだ。
…ただし。敵は、なぜか常時ヒート状態になっているという弱点を持っているうえ、操作キャラクターを狙う傾向が強い。そのため、ここではエアリスに攻撃を引き付けてもらい、裏からクラウドが「バーストスラッシュ」を強引に当てていくという戦法を取る。ちなみに、第2段階の敵は、常に魔法攻撃を半減するため、エアリスではどうすることもできない(第3段階のために火力特化の装備をしているため、クラウドのサポートも不可能)。ATBゲージを大量に余していたため、「マジカルサーバント」などを使ってみたが、意味があったかは不明である。
――そんな感じで、「バーストスラッシュ」を3発当てれば相手をバーストできるため、そこから「インフィニットエンド」で攻撃を行う。それを2回繰り返し、プラスアルファで攻撃をしたところ、第2段階を終わらせることができた。HPは、クラウド2714/6694(-3241)、エアリス2811/5730(-2919)である。綺麗に戦ったように見せかけて割と削られているが、第3段階ではスタミナMAXのバレットが参戦するため、まだまだ大丈夫である。
HP全快のバレットを使い、硬く守りながら戦う |
続いて、バレットが参戦し、戦闘の第3段階がスタートする。
…さて、ここでの敵は、“麻薬をうってかわってしまった”という感じで、行動パターンを大きく変化させる。まず、敵は「○属性強化」と宣言して、炎・氷・雷・風のいずれかの属性を強化し、その属性効果を得た多彩な攻撃を行ってくる。また、自身の耐性を大きく変化させ、「物理半減・魔法標準」となる。そして、属性モード中は、「炎⇔氷」「雷⇔風」と、対になるように吸収属性と弱点を持つ。例えば、炎属性強化であれば、炎を吸収にする代わりに、氷を弱点とするというという感じだ。ちなみに、その際、雷と風については「標準」のままであるということは押さえておきたい。そして、この属性強化モードは、時間経過で強力な技を使ったのちに別の属性が宣言されるという性質であるが、ダメージを与えて強引に解除することも可能である。よってここでは、エアリスの魔法攻撃が活躍する。特に、弱点属性の魔法を使えれば、一瞬で敵の強化を剥がすことになるだろう。
――さて、そうして属性強化の解除に成功した場合には、敵は「物理標準・魔法半減」「刀を使った攻撃を行う」「常時ヒート状態になる」と、第2段階に近い性質となる。そうなったら、クラウドとバレットの出番となり、エアリスは再びお留守番となるのだ。
さて。敵が、どの属性を強化するかは完全ランダムである(一度選んだ属性は使用しないようだ)。そして、エアリスのマテリア枠は7つであり、そのうち6つは「●マジカル×2、●HPアップ×2、●MPアップ、●ガードきょうか」で埋まっているため、攻撃魔法は1属性しか使用できない。使用するのは、最も使い勝手の良いサンダー系魔法なのだが、この場合、「風属性強化」を宣言されたら極めて有利であるものの、「雷属性強化」を使われた場合、頼りの雷魔法が効かなくなり、万事休すとなってしまう。
…というわけで、敵が「雷属性強化」を使ってしまったら、もうそこは運ゲーと割り切って最初からやり直すしかない…とはならないのだ。ここで使用するのが、今回プレイで初めて採用する、名付けて「召喚タンク作戦」である。この“タンク”とは、ネトゲ的な“タンク”であり、“盾役”という意味である。「召喚盾」だと、また違う意味になってしまうため、ここは「召喚タンク作戦」と呼ばせてもらうことにしよう。
――さて。その具体的な内容は、「召喚者はひたすらガードしてATBゲージを溜め、召喚獣に指示をすることでダメージを与えていく」というものである。この戦法の利点として、召喚者がガード状態を切らずに、敵にダメージを与えることが可能である(本作の召喚獣にHPは無い)。しかも、召喚獣の攻撃は、FF13と同じく、「敵の属性耐性によってダメージが減少しない(弱点の場合はダメージが増える。また、タイプ耐性は貫通できない)」という性質があるため、ラスボスが何属性になっていようと、安定したダメージを与えられる。召喚者は、今回の場合はバレットであり、固く守って大幅にダメージを軽減しつつ、他2名のキャラと召喚獣で効率的な攻撃を加えていけるのだ。
苦手属性が来たら、耐性を貫通する召喚獣コマンドで攻める。ガードも維持できて一石二鳥! |
具体的な実戦時の行動として、まず第3段階に入った直後のモードチェンジでは、敵は「炎属性強化」を宣言した。この状態では、雷属性が無効化されることは無いので、エアリスの「サンダラ」で通常のダメージを与えていける。一方、この状態のバレットは、攻撃面でやれることが無いため、「ウォール♂」を貼ったのちに、「ド根性」「アバランチ魂」で味方を守っていく。クラウド・エアリスのHPが減っているところに、HP満タンのバレットが参加したため、ここからはバレットが硬く味方をサポートしていくのである。そうこうしているうちに、魔法ダメージで敵の強化を剥がせたので、そこからはクラウドとバレットが協力して敵をバーストし、クラウドのリミットゲージが溜まっていたので、「凶斬り」も交えてダメージを与えていった。
…が、2回目の属性強化では、恐れていた「雷属性強化」を使われてしまった。これで、もうエアリスのサンダー系魔法は通用しなくなり、物理攻撃も半減されてしまうため効率が悪い。ここで、召喚獣を呼び、召喚タンク作戦を開始する。具体的には、バレットがずっと防御しながらATBゲージを溜め、イフリートに2ゲージ技の「フレアバースト」を指示し続ける。フレアバーストは、これまで使ったことが無かったので分からなかったが、敵の足元に直接に炎の柱を発生させるような技であり、当てやすく有用である。よって、バレットが余ったATBゲージを使い、ひたすらフレアバーストをイフリートに使わせる。もっと言うと、クラウドもエアリスもATBゲージを余しているため、それらも全てイフリートの攻撃に変えていく。
――やれ。今回バトルでは、私はバレットで攻撃をする気が全く無かったので、思い切って、アクセサリは「幻獣のお守り」とし、召喚獣の強化に特化してみた。これにより、計算上は、ラスボスへの与ダメージが1.5倍に強化されているはずである。具体的なダメージ値は、1800という程度である。フル強化したエアリスの非弱点ラ系魔法と同じダメージを叩き出せるのならば、十分であろう。
そんなわけで。実戦では、イフリートの「フレアバースト」が、たった2発で敵の雷属性強化モードを引き剥がしてくれた。すかさず、クラウドの「バーストスラッシュ」でバーストし、あとは「インフィニットエンド」など、思い思いの攻撃を叩き込む。そうすることで、無事に第3段階を終わらせることができた。やれ、この第3段階では、全体の47%と最も多くのHPを削らなければならないが、3人居れば火力はかなりのものとなるのだ。
…そして、恒例のHPは、クラウド1590/6694(-1124)、エアリス2493/5730(-318)、バレット4395/7898(-3503)である。バレットが「アバランチ魂」で肩代わりをしてくれなければ、クラウドは戦闘不能となっていたことだろう。バレット△!
時間で全滅のメテオを使うが、全く考慮する必要なし。引き続き守りながら召喚技で攻める |
最終段階である。ここでのラスボスは、「運命の宣告」を宣言してカウントダウンを行い、恐らくは隕石を落としてパーティに防御不能の全滅効果を与える。「恐らくは」と書いているのは、時間制限が約4分と緩すぎて、これで全滅したことが無いので、分からないからである。
…さて。ここでの敵は、まず全ての防御耐性を「標準」に戻す。そして、つい時間制限に気を取られてしまうが、これまでとは段違いの激しい攻撃を仕掛けてくるため、そちらのほうに警戒することが必要である。また、ワープ移動を使い、魔法攻撃を回避することがある。
――ということで、この段階では、既に全員のHPが削られていることもあって、気を抜くと一瞬で戦闘不能者が出てしまう。そして、戦闘不能者が出ると、戦力バランスが崩れ、多くの場合はそこから全滅してしまう。そのため、タイムリミットは気にせず、まだ召喚獣も残っていたため、引き続きバレットが防御を固めながら召喚獣に行動を指示する“召喚タンク作戦”を続行していく。敵の攻撃の中でも、黒い弾丸のようなものを大量に発射する攻撃(「影斬」)は、必ずガードする必要がある。また、お馴染みの効果を持つ「心無い天使」は、必ず効果範囲から離れ、HPが1になることを避けなければならない。
そんな感じで、バレットが守りつつ、エアリスは「サンダラ」を避けられないように注意しながら放ち、バレットはガード状態を保ちながらイフリートに「フレアバースト」を指示していく。クラウドはちょっとよく分からない。
…すると、バレットがガード不能の衝撃波(「孤高の虚無」)で転倒させられてしまったところで、バレットのリミットゲージが満タンになった。最後ということで、リミット技の「グレネードボム」を撃ち込んだところ、1344ダメージを与え、敵を撃破できた。ちなみに、これで倒せなくとも、一瞬の後に「地獄の火炎」が約3500ダメージを与える予定であったため、火力的には余裕だったと思われる。ちなみに、カウントダウンは「9」から進行しなかった。この優しさが、FF10のシン(頭部)にもあればなあ…。
――そして、最後の撃破時のHPは、クラウド1590/6694(-0)、エアリス2315/5730(-178)、バレット2110/7898(-2285)である。なんか、だいぶダメージが偏っているが、それくらい召喚タンク作戦が有用であったということである。ちなみに、守りの要になると思われた「ウォール♂」であったが、存在を忘れており、第3段階で1回しか発動されなかった。バレットがMP51を余してしまっていたため、もっと気軽に使っていけばよかった。
◆動画[2021/6/12]◆
●18章ラスボス戦・後半戦:編成
○クラウド Lv29 HP6694 MP56
ハードブレイカー / チェインバングル /
フルパワーリスト
●じかん ●ヴィジョン ●ガードきょうか
●HPアップ ●HPアップ ●わざたつじん ●ATBバースト
○バレット Lv29 HP7898 MP65
キャノンボール / フォースブレス /
幻獣のお守り
●バリア=●はんいか ●わざたつじん ●ガードきょうか / ●イフリート
●HPアップ ●HPアップ ●MPアップ ●ATBバースト
○エアリス Lv30 HP5730 MP96
ミスリルロッド / フォースブレス /
怒りの指輪
●いかずち ●マジカル ●マジカル / ●シヴァ
●HPアップ ●HPアップ ●MPアップ ●ガードきょうか
そして。このラスボスはラスボスであるため、こいつを倒すことにより、ゲームはエンディングを迎える。
…さて。本プレイは、低レベルクリアーとし、寄り道はせず、避けられる戦闘は全て避けてきたつもりだ。また、道中ではバグを採用し、シナリオスキップまでして経験値を回避してきた(プレイ時期の関係上、5章スキップと8章新方式は使っていない)。その、最終的なレベルは、クラウド29、バレット29、ティファ30、エアリス30である。うわあ〜なんだこの微妙な値は!!
もし、これが“通常プレイのクリアレベル”と言われても、「ちょっと低めだね」という程度で流されてしまうだろう。だが、これが紛うことのない、バグまで使った極限低レベルプレイの末路である。良かった、「戦闘中の回復禁止」「武器改造の禁止」という条件を設けておいて…。
――ちなみに、詳しくは後述するが、ティファとエアリスについては、獲得経験値の都合上、「5章スキップ」と「8章スキップ新方式」を採用すれば、レベルを29に抑えられる可能性が高い。そんなわけで、バグ有り低レベルの記録を更新したい方がいたら、是非ともそれらのバグも採用しつつ、クリアを目指してみてほしい。大丈夫、回復を封印しなければクソ余裕だから。
クリア後のメニュー画面より。これを、今のところの低レベル記録とさせてください |
●18章
○クラウドLv28(1813)
バレットLv28(561) ティファLv28(3173)
エアリスLv28(2184)
○経験値 / ボス(赤・青・黄):1回につき580 ボス(竜):0 ボス(巨人):4350 ラスボス:0
●逃げられなかった方々
○A+B+C+D+E ボス(赤・青・黄)+ボス(竜)+ボス(巨人)
合計経験値7830 …
戦闘メンバーを変えつつ戦う。攻略本では、別の戦闘扱いとなっているが、本プレイ日誌では「段階」表記とした。ボス(赤・青・黄)は、それぞれ2回ずつ倒す扱いとなっている。
○F ラスボス 経験値0
… 当初、クラウド1人で始まるが、順番に2人の仲間が加入する。選ばれるキャラクターは、前半連戦での行動によって決まる。なお、途中の氷塊も含め、経験値は一切持っていないので、分配を気にする必要は無い。
●逃げられた方々
(なし)
●合計戦闘回避率:0/2
○クラウドLv28(1813)→Lv29(5220) 獲得経験値7830
○バレットLv28(561)→Lv29(2883) 獲得経験値6612
○ティファLv28(3173)→Lv30(927) 獲得経験値7598
○エアリスLv28(2184)→Lv30(29) 獲得経験値7482
さて、忘れてはならない経験値リストである。ラスボス連戦前半の敵は経験値を持っており、それにより7830という避けられぬ運命がパーティ全員に降り掛かってしまう。それにより、クラウドとバレットはレベルが1ずつ、ティファとエアリスは2ずつ上がってしまった。よって、前述の通り、私が達成した低レベル記録は、クラウド29、バレット29、ティファ30、エアリス30となった。
…ところで。私は、バグによるシナリオスキップなども用いて経験値を減らしていったが、プレイ時期の関係上、「5章スキップ」(【参考動画:WARNING壁抜けを使う方式】、【無限逃走を使う方式】)と、「8章スキップ新方式」(【参考動画】)は採用できなかった。それらを使うと、前者ではティファなどの経験値を1000ほど削減でき(エアリスは未加入)、後者では149だけクラウドとエアリスの経験値を減らせるはずである。ティファとエアリスのレベル30での獲得経験値は、それぞれ927・29と少ないため、前述のバグたちも採用すれば、ティファとエアリスのレベルも29に抑えられる可能性が高い。つまり、現時点でのFF7リメイク第1弾の極限低レベルは、全員Lv29となることが推測される。やっぱり中途半端な値じゃないか!
ちなみに。ここから逆に、バグを使わなかった場合のレベルについても考えることが可能である。私が用いたのは、「8章〜9章スキップ(旧方式)」「10章中盤以降スキップ」「11章中盤以降スキップ」「13章完全スキップ」「15章中盤スキップ」「16章序盤スキップ」である(どろぼうアプス戦でのベビーアプスが登場しなかったアレは、バグとして数えないことにする)。
…さて、これらを合計すると、私の記録や計算が間違っていなければ、減らせた経験値は、クラウド17072、バレット16195、ティファ16807、エアリス15243となる。これを、私のクリア時のデーターに足し合わせると、クラウドLv32(2425)、バレットLv31(6944)、ティファLv32(4502)、エアリスLv32(2319)となるはずである。必死になってバグを使っても、せいぜい2か3だけしかレベルを下げられないということになる。その2か3が、ギリギリのバトルでは意外と大きかったりするのだが、低レベルクリアー未プレイの方にはそれは全く伝わらないであろう。バグなし低レベルクリアとして、敵から逃げまくり、「●ぞくせい」などの強力マテリアをことごとく見送った努力の結晶は、レベル32,31,32,32となるのだ。
やれ。本作の低レベル記録は、他シリーズの「レベル2,1,1,4!」とか「平均レベル6!」とか「レベル8,7,17でラスボス撃破!」とか「戦闘メンバーは全員レベル1!」とか「レベル1,2,2,3,3,3!」などと比べると、あまりにも慎ましやかすぎる。「29,29,30,30です」と言われたところで、「お…おう…」というくらいの反応しかできないであろう。
…もっとも、このゲームは敵の防御能力が高く、あまりにもレベル差が開きすぎると、こちらの攻撃が全く通用しなくなってしまう。レベル18vs35で、攻撃がまるで通らなかったリヴァイアサンが良い例だ(【第13話】)。そのため、仮に獲得経験値が0となるアクセサリが無理やり配信されたところで、全員初期レベルでクリアーなどということは、残念ながら不可能であろう(特に、エアリスが居ない戦闘)。やはり本作は、通常プレイで楽しめるようになっているものの、低レベルクリアーとの相性は極端に悪い。そのことは、ケット・シーに占ってもらうまでも無く、明らかというものだ。
PS4でFF新作のやり込みができて、本当に良かった! |
●FF7R:「低レベルクリアー(笑)」最終結果
○低レベルクリアを企図し、クラウドLv29、バレットLv29、ティファLv30、エアリスLv30でのラスボス撃破に成功した。
○追加の制限、および使わなかったものは、以下の通りである。
・戦闘中の回復行動禁止
・武器改造の禁止(稼ぎプレイでの一時的な解禁を除く)
・戦闘中のアイテム使用禁止
・イージー/クラシックモードの使用禁止(稼ぎプレイでの一時的な解禁を除く)
・カーバンクルなど、特典系の召喚マテリアの使用禁止(そもそも持っていない)
・8月5日に無料配信されたDLC装備品の使用禁止(14章攻略中に配信されたが、装備は弱すぎであり、アクセサリも使い道がなかった)
○以下のものは、適時使用をしていった。
・「●HPアップ」「●MPアップ」のマテリア:7章エアバスター戦と、15章以降の戦闘で使用した(ただし、自主的に使用を縛ったバトルも存在する)
・召喚獣戦を繰り返すことによるAP稼ぎ:15章以降の戦闘では、これにより成長させたマテリアを使用した
○以下のバグ技を、経験値削減のため使用した。
・8章中盤のボルトナットヒルズから、9章ウォールマーケットまで移動するスキップ技(教会周辺からワープする新方式ではない。【旧方式の参考動画】)
・10章地下下水道の中盤から、章の終了まで移動するスキップ技(【参考動画】)
・11章列車墓場の中盤から、2つのボス戦を飛ばして章の終了ポイントに辿り着くスキップ技(【参考動画:バックフリップ壁抜け】、【ハシゴ中キャラ壁抜け】)
・13章の全域を飛ばすスキップ技(【参考動画】)
・15章で、戦闘の一部を発生させなくする技(【参考動画】)
・16章で、駐車場での戦闘を一部飛ばすスキップ技(【参考動画】)
※全ての地帯について、スキップ技を使わなくとも、戦闘に勝利して物語が進められることを確認している
○以下のバグ技は、プレイ時期の関係上、使用できなかった
・5章の序盤から、章の終了まで移動するスキップ技(【参考動画:WARNING壁抜けを使う方式】、【無限逃走を使う方式】)
・8章について、スキップ技の起点を教会周辺とする新方式(【参考動画】)
※これら2つの技を使えば、ティファ・エアリスのレベルを1つ下げ、全員レベル29でゲームクリアができる可能性がある
●制作環境
・ハード:PlayStation4 Pro(SSD)
・ソフト:「ファイナルファンタジー7
リメイク(第1弾)」 ディスク版
・ゲームバージョン:1.00
・PC:VAIO SX14(2020)
・HDMIキャプチャ:MonsterX U3.0R
・主な編集ソフト:
「FrontPage Express」(HTML作成)
「Word 2019」(画像作成、文章校閲)
「ペイント3D」(画像作成)
「IrfanView」(画像編集・圧縮)
「AviUTL」(動画作成)
「MONSTERX U3.0R 基本ソフト」「Windows
ゲームバー」(動画入力・録画)
「MPC-BE」(動画再生・静止画キャプチャ)
●参考文献/攻略本
・「ファイナルファンタジー7 リメイク
アルティマニア」
●参考文献/バグ勢の皆さま方など
・たはた様(【YouTubeのチャンネル】 / 【Twitter】):多数のバグ動画を、プレイに採用させていただきました。また、私が発見した17章の壁抜けバグについて、検証動画を作っていただきました。
・ぱんこむ様(【YouTubeのチャンネル】 / 【Twitter】):WARNING壁抜け系のバグと、8章中盤のスキップ技を学ばせていただきました。
・びゃす様(【YouTubeのチャンネル】 / 【Twitter】):16章の地下駐車場スキップを、プレイに取り入れさせていただきました。
・Tristan Hodges様(【YouTubeのチャンネル】):海外バグ勢の方であり、発見した多くのバグを、直接または間接的に利用させていただきました。
・【Final Fantasy Wiki】様:モンスターの英語名を調べさせていただきました。
●最終セーブデーター
・プレイ時間:79時間35分54秒
・最終セーブポイント:エンディング後(チャプターセレクト解禁タイミング)
・プレイ期間:2020年6月5日〜2020年9月10日
プレイ全体のまとめは、こんな感じである。
…今回、大きく変わった点として、まずは制作環境がある。編集用のPCとして、2015年から使用していたVAIO
pro13(2014)がついに大往生し、新しいパソとしてVAIO SX14(2020)を購入した(【日記:2020/5/25】)。それにより、ハード的な性能が上がり、従来よりも高画質・低容量での録画が可能となった。また、ソフト面でもWindows10・Word2019などが使えるようになり、制作環境が大きく進化した。新登場のペイント3Dも、念願のレイヤー機能持ちペイントソフトであり、拡大・縮小・回転・やり直しなどが容易となった。スーパーファミコンみたいなことを言っているが、旧ペイントは少し上位の画像編集をしようとすると全くの力不足であり、逆にレイヤー機能持ちのソフトウェアは複雑すぎて、私には使いこなせなかった。その間を埋めてくれるのが、ペイント3Dだったのだ。これらのハードウェア&ソフトウェアの進歩により、制作環境を大きく向上させることができた(【日記:2020/6/1】)。
――そして、もうひとつの違いが、「参考文献」である。この欄は、公式の文献のみならず、お世話になったネット上の人々を紹介し、感謝を申し上げるコーナーとして定着している。しかし、今回は、大半が動画投稿者様となっている。かつては、個人サイト様にリンクを貼るのが恒例となっていたが、ある時期からブログに主軸が移っていき、今やそれすら過去のものとなった。今後、やり込みプレイがどのような形式で発表されていくかは、私には全く想像が付かない。意外と、このサイトが60周年とかになる頃には、神経接続で体験を共有するくらいのレベルに達しているかも…。
そんなわけで、これにてプレイを終わるのであるが、最後に、恒例の「キャラ評価」に行ってみよう。
…と言っても、本作のメインキャラクターは4人しか存在せず、やや盛り上がりに欠けてしまう。分作リメイクという特殊な形式であるものの、戦闘キャラが4人というのは、いわゆる“ジョブ”がハッキリ決まっているFFとしては、ぶっちぎりの最低値であろう。しかも、バトルシミュレーターなどごく一部の場面を除き、ストーリー中はキャラクターを入れ替える機会が一切ない。これもまた、FFシリーズとしては異例であると言える。
――が、それだけゲーム性を特化させたおかげか、本作の戦闘バランスはとても良い。また、4人のキャラクターはどれも個性的かつ強力で、使っていて楽しい。今後、リメイクが第2弾以降に進んでいくと、キャラクターが増加し、調整も難しくなっていくだろうが、今のFFの魅力はバトルシステムの面白さだと思っているので、是非ともこの調子で作り続けてほしいものである。では、そんなリメイク第1弾での低レベルプレイのキャラたちを紹介してみよう!
物理も魔法も、防御からの反撃も、全部できる。まさしく「なんでも屋」! |
トップバッターはクラウドさんである。オリジナル版のミッドガルでは、ゲームの序盤ということもあって、無愛想なキャラクター(あとでひっくり返されること前提)であったが、それを本作でやると、1作ずっと不機嫌な人物となってしまうためか、割と早期から親しみやすい印象のキャラへと変更されている。
そして、戦闘面では。基本的には、大剣を使用するキャラということで物理攻撃のイメージが強いが、実際には物理も魔法も何でもできる。物理は、ゲーム冒頭から使える「ブレイバー」が便利で、9章で覚えられる「インフィニットエンド」は、まさに“大技”という立ち位置で役立ってくれた。また、ゲーム中盤から後半に掛けて、長らくエアリスが不在になるという都合からか、14章で手に入る「ミスリルセイバー」を装備すれば、魔法攻撃要員としても活躍できた。特技面でも優秀な点が多く、「バーストスラッシュ」「ラピッドチェイン」は多くの場面で活躍できる。魔法特化で物理攻撃力が下がっている場合も、「破晄撃」でMP消費なしの魔法攻撃が可能である。また、ブレイブモードの防御から行えるカウンター攻撃は、意外な場面で使えることが多く、メリハリの効いた戦闘を行うために役立ってくれた。
やれ、クラウドは、ある理由により、物語上で「なんでも屋」を名乗ることになる(オリジナル版からの設定)。が、それは戦闘面でも同じで、物理/魔法/防御からのカウンターと、まさに「なんでも屋」に相応しい万能キャラクターであった。ん、今なんでもするって言ったよね!!
●私のクラウドの戦い方
○「ブレイバー」「インフィニットエンド」で敵に物理ダメージを与える
○「バーストスラッシュ」でバーストゲージを伸ばす
○「ラピッドチェイン」で多数の雑魚敵を蹴散らす
○ブレイブモードのガードでカウンター攻撃を決める
○魔法特化の装備をし、魔法や「破晄撃」で攻める
サポート技が多いが、アンガーマックスで攻撃役もこなせる。ラスボス戦ではとっしんが活躍 |
2番手はバレットである。本作のキャラクター順は、「クラウド・バレット・ティファ・エアリス」とされることが多いが、これは単純に、仲間になる順序ということのようだ。バレットは、原作のミッドガル時点ではガラの悪いおっさんであり、リメイク版ではそれに加えて口調がおかしく、体験版では「大丈夫かこれ…」と思ったものだったが、クラウドと同じく分作の都合か、序盤の終わり頃にはクラウドと信頼関係を築いており、「おっさんとの友情」という需要が有るか無いかのギリギリのところを攻めるキャラクターとなっていた。一方で、ストーリー上で自分のやっている行動について、今のところ反省するような素振りは見せていないため、例の「死んだ人にとっては、それが全部なんやで…」については、リメイク第2弾以降を期待したいところである。
そして、バレットの戦闘面での特徴は、銃を使えるということで、通常攻撃で遠隔攻撃が可能という大きなメリットがある。ただし、そのイメージに反して攻撃能力は低めであり、特に序盤は「フュエルバースト」くらいしか有用なATB技が無く、ゲージを大量に余すことも多かった。しかしながら、13章で「アンガーマックス」を覚えると(13章をバグで飛ばした場合も、14章で該当装備品を入手可能)、溜まったゲージを即座に攻撃に転用できる強力キャラクターとなった。また、最大HPが高い上に、「ド根性」「アバランチ魂」など、守りを固める特技にも優れている。そのため、「敵を連続でバーストさせて『ヴィジョン』でアンガーマックス・フュエルバーストを強化する」「『とっしん』でガードしながら攻撃し、相手をひるませたうえでアンガーマックスに繋いで敵を長く拘束する」「戦闘に参加する段階を考慮し、『アバランチ魂』で味方にHPを分け与える」「自身は硬く守り、『幻獣のお守り』を装備したうえで召喚獣を呼んで、召喚獣に行動を指示して攻めさせる」といった感じで、常に新しい戦法の試金石となってきた。
やれ。私は、通常プレイにおける2周目ハードでは、バレットに近接武器を装備させ、そこから「とっしん」→「アンガーマックス」と入力して雑魚を蹴散らす動作が気に入っており、バレット△作戦などと呼んでいたりもした。そのバレット△作戦が、まさかの正念場である18章で役立ってくれた。それどころか、18章のキーマンはバレットだったと言っても過言ではない。おっさんキャラとして、戦闘面でも渋い魅力を持つ人物である。
●私のバレットの戦い方
○遠隔武器を装備し、遠距離から攻撃を回避しつつダメージを与えていく
○ATBゲージの回復のしやすさを活かし、サポート要員にする
○「フュエルバースト」でバーストゲージを伸ばす
○「アンガーマックス」で大ダメージを与える
○「ド根性」で自分へのダメージとひるみ効果を減らす
○「ヴィジョン」を使えるようにし、「アンガーマックス」「フュエルバースト」を更に強化する
○近接武器を装備し、「とっしん」でガードをしながら敵を攻撃する
○状況によっては、「アバランチ魂」で味方にHPを分け与える
バースト中のダメージ倍率を大きく増やす。ほぼこれだけのキャラだが、それが強力 |
3番目のキャラクターはティファである。原作では、“クラウドのヒロイン”として、後半での活躍が多く、ミッドガルの時点ではこれといった印象に残らなかったが、それだと淡白すぎるためか、リメイク版ではミッドガルに“郷土愛”のようなものをいだいているキャラとして描写されている。
そして。戦闘面での活躍は、火力最強であり、純粋な攻撃力ではクラウドやバレットを上回るうえに、「秘技解放」からの△ボタン攻撃や、16章からの「正拳突き」により、バースト中のダメージ倍率を大幅に増すことができる。代わりに、通常攻撃の射程が短く攻撃を当てづらいうえに、本人の防御力も低く、バースト技である「バックフリップ」も、他キャラの「バーストスラッシュ」や「フュエルバースト」と比べて性能は低めである。結果として、分かりやすい火力特化キャラとなっている。なお、その他の技も、使い方次第では有用なようだが、私の腕では活用法を見付けられなかった…。
さて。一般的な縛りプレイでは、味方の火力が低くなりがちであり、それを高められるティファのようなキャラクターは非常に重要な役割を持つ。そのことは、本プレイにおいても同じように思えるのだが、本作ではボスの多くに段階制が採用されており、HPが細かく区切られている。そのため、「バーストさせれば勝ち」のようなバトルも多く、思ったよりもダメージ増加の性質を活かしきれなかった。また、隙の少ない強敵との戦いでは、お得意の攻撃行動を入力できず、「●ATBれんけい」や「●わざたつじん」などを用いてサポート役に回るしかないということもあり、そのせいか18章最後のラスボス戦では不参加となってしまった。キャラ自体は強力だが、システム面の制約と、低レベルプレイの方針で、やや噛み合わせが悪かったキャラだと言える。
●私のティファの戦い方
○「秘技解放」からの△ボタン攻撃や「正拳突き」で、バースト中のダメージ倍率を大きく増やす
○「バックフリップ」で相手をバーストさせる
○「●わざたつじん」や「●ATBれんけい」で、味方のATBゲージを補充する
○移動が最も速いことを活かし、走って敵の攻撃を回避する
弱点を突けば強い。弱点を突かなくても強い。文句なしの火力最強キャラ! |
最後のキャラクターは、エアリスである。原作では、“物語上のヒロイン”として登場し、離脱時期の関係からか、序盤からグイグイ来る。リメイク版では、その特性はそのままに、何故か終盤では、どこからか電波を受信している不思議ちゃんという需要不明な演出が為されるようになった。
そして、戦闘面でのエアリスは、とにかく魔法特化キャラと言える。魔法火力は、同じく魔法特化装備を持つクラウドよりも遥かに上であり、「聖なる魔法陣」の上で魔法を使えば、その攻撃性を更に1.5倍へと高められる。また、敵をバーストさせたり、弱点属性を突いたりというお膳立てをしなくとも、ただ適当に魔法を放っているだけで十分に強い。また、MPを切らしても、その気になれば「テンペスト」や「アスピル」で戦闘を続行できる。そのため、雑魚/ボスや、戦闘の状況を問わずに、魔法攻撃役として活躍していった。代わりに、味方のサポートは全くできず、本プレイにおいてはリミット技が回復のため発動不可能というデメリットも存在する。しかし、そんなことは全く気にならないくらいに、魔法でガシガシ押していけるキャラクターであった。
というわけで。本作は、クラウド・バレットがサポート寄りのオールラウンダーで、ティファ・エアリスが火力特化という位置付けである。「男がサポート」&「女が火力」というのは少し変わっているが、このような作品をどこかで見たことがあると思ったら、FF13だった。やはり、7リメイク第1弾は、FF13の実質的な後継作ということなのかもしれない。ほら、発売年の20“20”年から、本作のナンバーである“7”を引くと、「13」だしな…(意味不明)。
●私のエアリスの戦い方
○魔法特化の装備をし、弱点属性の魔法で攻める
○魔法特化の装備をし、弱点属性が無くとも魔法で攻める
○「聖なる魔法陣」で、魔法の攻撃性を更に上げる
毒はいつも通りだが、今回は睡眠も多く活用した。★1で使えるうえに効果も超優秀 |
続いては、「本プレイで役立ったマテリア」について書いていくことにしよう。なお、内容が関連するものとして、以前に“ハードモードをクリアした際に有用であったマテリア”を日記のほうにまとめたことがある(【日記:2020/5/31】)ので、そちらと比較していただけると面白いかもしれない。
○よく使ったマテリア
●ちりょう:全く注目していなかったが、★3の「レジスト」が、終盤のステータス対策として大活躍した。これが無ければ、ヘリガンナー戦は絶望的な難易度となっていただろう。
●ほのお&●れいき&●いかずち&●かぜ:4属性の攻撃魔法である。通常プレイの際は、必中の炎・雷が扱いやすく、氷・風は外れやすくイマイチという印象であった。一方、縛りプレイの今回は、何も無ければ障害物すら貫通するサンダー系が最優先という点は変わらなかったものの、ブリザド系の「バーストゲージを伸ばしやすい性質」を活かしつつ、外れやすいデメリットをヒート中の硬直で無視したり、エアロ系で吹き飛ばして相手をヒートしたり、という感じで、各属性の強みを活かして使い分けをしていくことができた。
●どく:今回も、とりあえずバイオの重要性は健在であった。
●バリア:回復禁止であるため、バリア系魔法で耐久力を高める戦法が役立った。ただし、「持続時間が短い」「MP消費が多い」などのデメリットもあり、使用を見送ったり、気が付いたら切れており思ったような活躍ができない、という戦いも多かった。
●ふうじる:★1で使える「スリプル」が使いやすく、眠らせている間に他の敵を倒すといった用途はもちろん、毒で削ったり、ATBゲージ回復時間に当てたり、はたまた眠らせて起こすのを繰り返すことで強引に隙を作ったりなどと、幅広い用途で活躍した。今回プレイで一番の出世株である。
●じかん:「ヘイスト」「ストップ」が優秀だが、手に入るのが15章(クエストをやっていれば14章)という遅さが痛かった。
●はんいか:通常のプレイ方針では、ケアル系魔法を範囲化する戦法が、ゲームバランスを左右するほどの強力さを誇ったが、今回は回復禁止なのでそれはできない。代わりに、雑魚戦では弱点属性の攻撃魔法を範囲化し、ボス戦では「ウォール」「ヘイスト」「レジスト」といった補助魔法を味方全員に掛けるために使っていった。当初、バグで陥没道路を飛ばすため入手できないと思っていたが、手に入れる方法があったのは本当に良かった。
●HPアップ:回復禁止プレイの場合、そのまま耐久力を2倍にできる。そのため、強力すぎるとして、一時期は使用を自粛していたこともあった。しかし、ラスボス戦などでは、LvMAXにしたこのマテリアを8個使用したので、本プレイにおける最重要マテリアであったことは間違いない。
●MPアップ:HPアップに比べると重要度は劣るが、“MPが尽きると手も足も出なくなる戦い”で、継戦能力を高めるために使用した。
●マジカル:魔力を5〜25%上げる。初期レベルのこのマテリア1個で、アクセサリの「イヤリング」に匹敵する効果を得られる。対となる物理攻撃には、このようなマテリアは無い。魔法が強力である理由の一つであり、魔法攻撃キャラには無理をしてでも装備させていった。
●せんせいこうげき:通常プレイと同じく重要であるが、終盤のボス戦では枠が足りず、採用を見送られることが多かった。
●ガードきょうか:これが有ると無いとでは、全く継戦能力が異なってくる。そのため、9章での入手後は、ほぼ確実に戦闘キャラクターたち全員に装備させていった。必須と言えるマテリアである。
●わざたつじん:3種類のATB技を使うたびに、味方全員のATBゲージが補充される。特に意識せずとも頻繁に発動してくれるうえ、「自分だけの『●ATBバースト』」、「自分を除いた味方だけの『●ATBれんけい』」と異なり、自分を含めた味方全員に効果がある。本プレイでは、16章の中盤と入手がかなり遅かったが、そこからの戦いでは、このマテリアによるATB回復効果が大きな助けとなった。
●ヴィジョン:主に、パラメーターを上昇させる装備品として使用した。その他、アノニマス戦・アプス(2回目)戦・ラスボス戦では、バトルの早い段階でリミット技を使えるように調整し、開幕からATBゲージを3本にして有利に戦っていった。
●イフリート&●シヴァ:パラメーターを上昇させる装備品として使えるほか、召喚時の攻撃能力も十分に魅力的であった。また、ラスボス戦では、敵の属性耐性を貫通し、かつガード状態のまま攻撃できる手段として、“召喚タンク作戦”なる新戦法で役立ってくれた。
○あまり使わなかった、または全く使えなかったマテリア
●かいふく:通常プレイでは必須だが、今回は回復禁止プレイのため、移動中のHP補充くらいしか出番がなかった。
●ぞくせい:攻めにも守りにも活躍する超強力マテリアであるが、本プレイでは1個目は余分な経験値が必要なため手に入れられず、2個目も14章のミッション全達成が条件のため無理であり、結局1つも入手できなかった。もし有れば、非常に強力なサポートとなることは間違いなかったのだが…。
●たいせい:強力なマテリアらしいが、通常プレイでも私は使ったことが無かった。今回プレイでは、10章と13章の入手場所を両方ともバグで飛ばしてしまうため、入手できなかった(そもそも10章は余分な経験値が入ってしまう場所に落ちている)。
●ATBブースト:L1+R1で現在のATBゲージを2倍にする。効果自体は、1回適用できるだけでも十分に強力である。しかしながら、「使おうと思って装備したが、存在を忘れてしまっていた」ということが多く、私の運用が悪いせいで不遇となったマテリアであった。
●ぬすむ:唯一の見せ場といえるエリゴル戦での「ストライクロッド」の入手がバグで飛ばされてしまい、全く活躍できる場面が無かった。
●チョコボ&モーグリ / ●デブチョコボ:召喚獣の中では比較的入手しやすい部類に入るが、今回は経験値の都合上、どちらも手に入れられなかった。
●リヴァイアサン:バトル自体は行えるのだが、敵がレベル35と強すぎであり、ストーリー中に勝つことができなかった。
リメイク第2弾、待ってます! |
こんな感じで、今回の「FF7R:低レベルクリアー(笑)」も終わりである。
…やれ。今回、題名に「(笑)」と不穏な文字を付けたのには、「強制戦闘が多い本作で、低レベルクリアーが可能なのか?」という思いを込めており、実際のプレイ結果としても、中盤から後半のごく一部分では、敵とのレベルが離れて苦しかったものの、序盤は通常のプレイとほぼ変わらず、クリア時もLv29,29,30,30という、悪い意味で「これホントに低レベルクリア?」という感じとなってしまった。
――ただ、サブ制限として付けた、「戦闘中の回復行動禁止」と「武器改造の禁止」のおかげで、なんとか縛りプレイとしての体面は保てたように思う。特に、回復禁止は苦しく、ラスボス連戦なんかは勝てるかどうか本当に不安であった。しかし、それくらいの難所があり、かつそれを乗り越えてこそ、やり込みプレイとしての意味があると言えよう。
そして。本作:「ファイナルファンタジー7
リメイク(第1弾)」は、リメイク分作という特殊な形式の作品である。ゲームのボリュームとしては、1周で30〜40時間であり、ハードモードによる周回要素もあるため、フルプライスの大作1作ぶんとして十分な長さを持つ。
…しかしながら、やはり物語面では、分作ということで消化不良の点が目立つ。原作FF7では、任意加入の2人を含め、合計9人のパーティキャラが登場するが、本作の時点では4人しか操作ができない。また、「古代種」「約束の地」「セフィロス」と言った物語のキーワードも、リメイク第1弾では終盤で若干触れられるという程度である。各キャラクターの掘り下げについても、原作ではミッドガル後から本格化するのであるが、本作の時点では、原作の同部分よりは深くなっているものの、まだまだ全然というものである。そして、本作の終盤で明かされた、「運命」に関する意味深な描写も、現時点で確定的なことは何も言えない。初代FF13のエンディングですら、原作の中に考えるヒントがあったのであるが…。
――そんなわけで。やはり私としては、リメイク第2弾以降を、できる限り早く出してほしいのである。7リメイク第1弾は、2015年に発表が為されたが、結局のところ発売は2020年となってしまった。そして今は、ハードがPS4からPS5に移行する時期ということで、また難しい問題をかかえてはいるが、さすがに5年は掛からないと信じたい。理想だけで言うのなら、本作くらいのクオリティを保ちつつも、13シリーズのように2年程度で手早く作り、3分作くらいで完結をさせてほしいと思っている。確かに、FF7は人気であるし、この7リメイク第1弾も非常に面白かったが、やはり7リメイクで10年20年ともたせるよりは、正統続編の『FF16』で、堂々とFFの復活を体感したいのである。
ちなみに。地味に気になっているのが、リメイク第2弾以降の題名がどうなるかという点である。私は、本作について記すとき、一貫して「第1弾」という表記を付け加えてきた(まあ、略称では、さすがに「FF7R」を使っていったが…)。「リメイク」だけだと、リメイクプロジェクトの全体を指すものと混同しやすいと思ったからである。ただ、これだけ世間に「リメイク」という題名が受け入れられると、逆に自分だけが変な呼び名をしているような気になってしまう。それに、第2作のタイトルが、「FF7
REMAKE 2」ならば、そのまま「リメイク第2弾」と表記できるが、もし「FF7リユニオン」とかになってしまったら、私は「FF7リユニオン(リメイク第2弾)」と書かなければいけなくなる。逆に、どんどんややこしくなっていく…。
ハードでの敵強化について、例えば8章レノなら、ガードしても簡単にはヒートしなくなっている |
そして最後に、今後の7リメイク第1弾に関するやり込みの予定である。
…まず、今のところ、制限を付け加えた低レベルプレイや、全く別の縛りプレイを行うという予定は無い。低レベルプレイについては、今回でやり尽くした感があるし、更なるバグを使ってクリアレベルを下げられる可能性はあるものの、記録のためにすぐさまそれを実行したいというわけではなく、その気力も無い。また、レベルを無制限にし、別の形で縛りを行うというプレイ方針についても、7リメイク第1弾はFF13とは別の方向性で制約の多いゲームであり、今のところ私には独自性のあるネタが思い付かないというものである。
ただし、本プレイは、今のところ最も低レベルでチャプターセレクトまで辿り着いたデーターであると思われるため、そこから更にハードモードへとやり込みを広げていくという考え方はできる。ハードモードは、敵のレベルが全て50となるうえに、ボス敵の行動パターンが強化され、しかも被ダメージが1.4倍になる(敵のパラメーターをレベル50相当にしたうえで、その計算結果を更に1.4倍とする)という特徴があり、こちらが最大レベル50であっても苦戦を強いられる。それに、レベル29&30のキャラクターたちで挑んでいくというのは、十分に縛りプレイ級の難易度となるだろう。
…いっぽうで、ハードモードでは敵レベルが最大となることで獲得経験値も上がり、更にチャプターセレクトの2倍補正も受けるため、せっかくの低レベルプレイなのに、レベルがどんどん上がっていってしまうというデメリットがある。しかし、それも毎回チャプターセレクト解禁時点でのデーターをスタート地点とすれば、各章のハード難易度をレベル30程度から始められるため、レベルアップをそこまで気にしなくても良くなるはずだ。
――ちなみに、召喚獣「バハムート」や、バトルシミュレーターの「トップシークレッツ」などとは、単純にチャプターセレクトで章を進めていくだけでは戦えず、かなり複雑なルートを取らなければならない。チャプターセレクトでは経験値が2倍になってしまうため、今からやるとなると極限値は絶対に無理(ストーリー中に、バハムートやトップシークレッツの解禁に必要な敵を倒したうえでエンディングを迎え、専用のセーブデーターを作らなければならない)だが、まあ複数章をまたぐ敵となると、このバハムートとトップシークレッツくらいのものなので、それは極限低レベルにこだわらず、“ある程度の低レベル”で挑んでいくということにしたい。まあ、既に29,29,30,30が極限値ではないということもあるし…。
そんなわけで。次回やり込みへの布石も打ったところで、さすがに4月から7リメイク第1弾を3周連続でプレイしてきたということで、本作については少しお休みをいただきたい。間隔を開けてプレイすることで、また新たに気付ける要素もあるはずだ。恐らく、数ヶ月後くらいには、低レベルプレイの第2部として、ハード攻略をお届けできると思われる。さすがにリメイク第2弾の発売よりは先であろう。
――そして。プレイ日誌の最後は、いつも通り、例のアレで締めてみることにしよう…!
(2020年9月10日)
. . |