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低レベルクリアー(GBA) プレイ日誌
どうせ男の子ってこういうのが好きなんでしょ!? |
第3世界の冒頭をクリアーし、飛空艇を解禁したところから始めていこう。
…まず行うのは、「伝説の12武器」の入手である。これは、1000年前にエヌオーを封印した勇者たちが使っていた武器であり、第3世界の石板を1つ見付けるごとに、3つずつ封印を解けるようになる。地雷装備「大地のベル」を除き、どれも伝説に相応しい強力武器であり、最速タイミングではぶっ飛んだ高性能で、その後も使い方次第でエンディングまで役立てていける。
――さて、人気どころは、王道プレイで活躍する「エクスカリバー」、さきがけ能力が魅力の「まさむね」、召喚獣シルドラを1.5倍撃にできる「ウィザードロッド」、特殊なダメージ計算式を持ち最強の一角となりうる「アポロンのハープ」といったところであろうか。その他、使っているジョブに合わせて取るのも良い。設定ミスを疑うレベルの「大地のベル」以外は、どれも有効活用できる装備である。
というわけで。今回の私が、ピラミッドの石板で解禁した武器は、以下の3つである!
@まさむね
最初はやっぱりこれである。攻撃力107の刀であるが、重要な能力として、他シリーズでいう「さきがけ」を内蔵しており、装備キャラクターは、必ず最初に行動ができるようになる。詳しく述べると、バトル開幕の敵味方の待機時間を計算し、そのうえで、最初に行動するキャラクターよりも、「1」カウントだけ早くターンが回ってくるようになる。FF10でいう、「超さきがけ」に近い能力だ。つまり…改造等によってまさむねの装備者を2名作った場合、無限にカウントを減らし合うことによりフリーズしてしまう…のか?
さて。この「さきがけ」能力は、縛りプレイにおいて、超重要である。例えば、まさむねの装備者に「とんずら」をセットすれば、それだけで、雑魚戦は100%安全になる。また、ボス戦においても、最初の1ターンで決定打となるステータスを発生させたり、「かくれる」などで防御態勢を確立させれば、その後の主導権を握り続けることができる。そもそも、装備枠で実質的な素早さを向上させられるというだけでも強力であり、短期決戦であればあるほど効果は大きい。また、コマンド入力の手間が掛かるものの、まさむね装備でスタートし、戦闘中に他の武器に持ち替えるという使い方ならば、FF5は装備変更にターンを費やさないタイプのゲームであるため、装備枠の固定すらデメリットでなくなってしまう。
さて。低レベルプレイでは、稼ぎバトルが完全に独立しているうえ、「ABP獲得不可能」かつ「多くのジョブをマスターさせなければ弱い」というすっぴんを使う機会も多い。よって、伝説の12武器は、まず「まさむね」で決まりであろう。
というわけで。獅子奮迅の活躍を見せる「まさむね」なのであるが、「満場一致の最強武器!
伝説の12武器の中で、絶対に最初に封印を解除すべき!」と言われているかというと、そこまででも無いのである。
最大の難点は、「刀」という枠であることだ。装備可能なジョブは、侍のほかは、すっぴんだけである(GBA版での追加ジョブを含めても同じ)。また、初手を取る効果と言っても、「エルメスの靴」で加速をすれば、大体の場合は先手が取れてしまう。バックアタック対策としても、通常プレイであればそこまで気にせずとも良いし、シーフのジョブ特性ならば、バックアタックの発生自体を防げてしまう。さらに、例えば「味方Aが敵味方で素早さが最速」のところに、「味方Bがまさむねを装備して先回りする」と、味方Bがコマンドを入力して実行されるより前に、味方Aのターンが訪れ、時間経過がストップしてしまう。これが微妙にストレスであり、単に「とんずら」役にまさむねを装備させるだけだと、それだけで最大効率とはなってくれない。
やれ、「まさむね」も「エルメスの靴」も、ぶっ飛んだ超性能を持つにも関わらず、どちらが最強かという議論が未だに成立しているところが、まさにFF5という感じである。お暇な方は、FF辞典Extraの【まさむね(FF5)さきがけ特性に関する議論】も読んでみると面白いかもしれない。
ちなみに、その他の能力として、まさむねをアイテム使用すると、「ヘイスト」が発動する。その内容は、「効果対象は敵味方の単体」「まさむねを装備できるキャラのみがアイテム使用を可能」「リフレクで反射される」と、ごく普通の性能である。
しかしながら、ヘイスト状態は、FF5の最重要ステータスであり、これまでも、「じくう」「のむ」といった、ほぼヘイスト状態を発生させるためだけのコマンドを採用してきた。それを、「アイテム」から発動できるようになるメリットは大きい。また、アクセサリ欄に「エルメスの靴」以外を装備したいという機会も、きっと来るであろう。
そういうわけで、まさむねは、入手直後から裏ボス戦までの期間、骨の髄までしゃぶりつくす名剣となってくれそうだ。
Aアポロンのハープ
竪琴系の最強武器である。攻撃力は「45」と設定されているが、これは飾りであり、実際は威力「75」の魔法攻撃を発動する。この魔法攻撃、ドラゴンとアンデッド相手には特効を発揮し、威力が8倍の「600」となる。魔法防御力無視の性質こそ無いものの、魔法「フレア」の2倍以上という莫大なダメージを与えられるのだ。
さらに、FF5には、「調合:竜の口付け」によって、対象に「ボス耐性+竜属性」を付与できるため、これとコンボすることで、誰にでも8倍ダメージを与えられるようになる。こんなところにもバスターブレイダーさんが…。
さて。低レベルプレイにおいても、8倍撃を決めると、大体2000くらいのダメージを与えられる。切り札として使用可能な武器であり、早めに使う価値があると思って、第1の石板で入手をしておくことにした。
Bファイアビュート
さて。王道プレイであれば、最初に解禁する3つの中に、召喚獣シルドラを強化できる「ウィザードロッド」を入れると、快適な冒険が楽しめる。しかし、今回は、忘れかけているが縛りプレイであるため、あえて「ファイアビュート」を選んでみた。
ファイアビュートは、“鞭”枠の装備である。追加効果として「ファイガ」が1/3の確率で発動する。そのため、ゾンビ状態のキャラ(バトル開始前から持ち込み可能)に「ファイアビュート」「リフレクトリング」を持たせ、他キャラが「かくれる」ことによるハメ技が知られている。ゾンビ状態のキャラは、HP0となっても戦闘不能にならず、「味方への打撃」のみを繰り返す。無敵の人である。よって、その打撃で「ファイアビュート」の追加効果ファイガをリフレクで跳ね返せば、相手だけにダメージを与えていけるのだ(ゾンビキャラだけになると全滅なので、「かくれる」とコンボする)。しかし、最初に発明した人は凄いが、言うまでも無く、それをパクっているだけの私にとってはクソ戦法であるため、カタ様とか、その辺の敵で消化させていただくことにしよう…。
なお、漫然と使っても、追加効果のファイガが悪くない威力を誇るほか、「素早さ+2」という、大きめの素早さ補正を持っている。なお、ファイアビュートは、FF4でラスダンの宝箱から手に入るリディア用の鞭であるが、知性・精神が下がる、つまりアホになるという性質があり、どちらかと言えば地雷寄りの装備であった。FF5版には、そのようなデメリットは無いため、いろいろな場面で生かしていきたいものである。
しれっと色も形も別物になっているのは草ですわよ |
さて、その、伝説の12武器が場所である封印城クーザーは、第2世界では、「シールドドラゴン」が出現するだけであり、有効活用法もシールドドラゴンにまつわるものしか無かった(【第10話の該当部分】)。しかし、ここに来て、ようやくストーリー上の明確な意味が生まれた…と同時に、「エクスデスソウル」という新しい雑魚敵が出現するようになっている(シールドドラゴンも出続ける)。
…さて、エクスデスソウルのHPは20000と、ボス敵並みである。これを超える雑魚モンスターは、GBA版の追加要素を除くと、「スティングレイ(HP30000)」「トートエイビス(33090)」「トンベリ(39393)」「マジックポット(65255)」「ランドクローラー(22000)」と、ごく僅かである。エクスデスソウルは、このラインナップに並べても恥じない、強敵・特殊なモンスターなのである。
――ちなみに、エクスデスソウルとの戦いでは、フィールド曲が流れ続けるという特殊な仕様が用意されている(シールドドラゴンは通常戦闘の曲である)。制作側としても、エクスデスソウルを他とは異なるモンスターとして位置づけたかったということが伺える。
というわけで。通常プレイでは、エクスデスソウルからは「とんずら」で逃走することが推奨される。ただ、これが不可能なのが、ブレイブブレイドに特化したプレイである。大昔に、私がそれをやっていたときは、行きは外でセーブしてからのノーエンカウントに掛け、封印は、聖属性を持つ「エクスカリバー」を真っ先に解除し、それを使ってエクスデスソウルを撃破して、命からがら脱出をしていった。ある意味、「敵から逃げない」という縛りプレイである。ブレイブブレイドは、縛りプレイ用の装備だった…?
――やれ。そのように、「エクスカリバー」の入手によって、強敵であるエクスデスソウルを退けられるようになったことには、さすが伝説の装備と感銘を受けた記憶がある。しかし、実際は、そんなことをしなくとも、安全な脱出は可能である。封印上クーザーでは、伝説の12武器が置かれている「封印の間」では、不具合防止のためか、テレポ無効という処置が為されているが、それ以外の場所では普通に使えるため、3つの武器を取ったあと、封印の間から出て、そのままテレポで脱出すれば良いのだ。自分の幼少期の思い出に、あえて水を差していくスタイルのも、また一興である。
その他の点として、エクスデスソウルは、経験値が0のため、低レベルプレイでも通常撃破が可能である。ギルは0だが、7ABPと「ダークマター」を入手でき、稼ぎモンスターとして使えないことも無い。こちらの攻撃手段としては、アンデッド特性を付く「アポロンのハープ」と、敵レベル値が1であることを活かしたレナ&クルルの「ゴブリンパンチ」が良いだろう。敵の技は、全て単体攻撃であるため、全滅の危険性も無い。
…というわけで。やってみると、確かに勝てはするのだが、あまり効率は良くないようだ。ゴブリンパンチの威力を最大限に引き出すためには、強力な攻撃力を持つ武器に加えて、「二刀流」が必須となる(「両手持ち」では、ゴブリンパンチの威力は2倍にならない)。二刀流は、マスターすればすっぴんに引き継げるが、すっぴんではABPを稼ぐ意味が無い。さらに、現時点で攻撃力が最強のチキンナイフは、ゴブリンパンチでは攻撃力0として計算されるため、他の武器を使わざるを得ない。
よって、実戦では、忍者に「青魔法」を装備させ、「ツインランサー」を両手に持たせるなどして、ゴブリンパンチを放っていくことになる。しかし、ツインランサーをゴブリンパンチに使うと、魅力である2回攻撃の特殊能力を捨てていることになり、かなりの片手落ち感が存在する。ちなみに、敵はアンデッドだが、ボス耐性を持っているため、逆転回復による即死は通用せず、どうしても20000のHPを正面から削っていく必要があるのだ。
そういうわけで。「アポロンのハープ」による打撃は3000、ゴブリンパンチによる8倍撃は2000という程度であり、敵HPが20000と高いこともあって、どうしても相手の攻撃を受けてしまう。よって、その都度、「フェニックスの尾」で戦闘不能キャラを蘇生させる必要がある。これは、普通のバトルであれば、特に問題にはならないが、稼ぎプレイとしては、単純化ができないということで、大きな難点である。
…また、稼ぎ戦闘なのに、ジョブが大きく限定されるというのも厳しい。加えて、シールドドラゴンが出た場合は、「とんずら」で逃げなければならない。そこまでしてエクスデスソウルを倒したところで、得られるABPは7である。これは、第2世界までなら大きな値だが、第3世界ではそこまで特出した量とはいえないではない。最後に、盗めるアイテムも無く、戦利品は「ダークマター」のみ…。
――ということで。色々と検討をしてみたが、やはり、エクスデスソウルは、稼ぎ相手としては、あまり美味しいモンスターではないようだ。
めぐるめぐる、風〜〜〜♪ |
続いては、「蜃気楼の町」へ向かう。第3世界で、初めて探索可能となる集落であり、第1世界でプロトタイプが出現していた島々のあたりの、最も南に位置する森に、こっそりと隠されている。最上級のショップが存在することを皮切りに、様々なイベントも実行可能である。
…さて、この町は、入手品の強力さから見て、明らかに“隠し要素”という位置付けである。ただ、作中で様々な言及が為されており(例えば、最も近くにあるクレセントの町では、分かりやすく「この近所の森を調べろ」というヒントが出されている)、そういった“ゲーム用語”的なものを理解したうえで、寄り道好きなプレイヤーであれば、あっさりと見付けられるだろう。もちろん、2周目以降や、現代のように情報収集が容易な環境であれば、第3世界での飛空艇解禁直後に、真っ先に訪れるスポットとなる。そうすると、ゲームバランスは大きく崩れるが、それもまたFF5というものだ。
――ちなみに。蜃気楼の町は、ラスダンである「次元の狭間」にも登場する。その際は、町の探索ができるものの、時間が止まっているということらしく、住民に話しかけても一切の反応が無い。そして、敵も出ないが、BGMもラスダン曲である「虚空への前奏曲」が流れ続けており、底しれぬ不気味さを感じさせる。バトルシステム面で有用なだけでなく、世界観にも関わっているのだ。
さて。この「蜃気楼の町」での入手品で、最大の目玉と言える物は、10人に聞けば10人が声を揃えるだろう。もちろん、「エルメスの靴」である。
…さて、エルメスの靴は、FFシリーズにおいては、ヘイスト状態に関係するアイテムとして、アクセサリ枠であったり、はたまた消耗品であったりして、様々な形で登場をしている。そして、装備品として登場したのは、このFF5が初めてであり、お馴染み「オートヘイスト」の効果を得る。FF5のヘイストは、「次の行動までの待機時間が半分になる」という効果であり、“ターンが回ってきたときに時間の進行が止まる”という仕様上、ぴったり2倍のペースで行動できるようになる、超強力な効果である。しかも、エルメスの靴だと、アクセサリ枠での発動ということで、「バトル開始時の待機時間も半分になる」「戦闘不能になっても効果が切れない」「スロウ・ストップなどに対する完全耐性も得られる」と、良いこと尽くめである。
――やれ、例えるなら、最近はもうさすがにHDMIに統一されてきている(厳密には、HDMIにも細かいバージョン違いが存在する)が、ここまで10数年程度は、映像ケーブルについて、「3色端子」「S端子」「D端子」「HDMI」の4規格が乱立していた。その特性を人から質問されたとき、私は、「とりあえず、よく分からないならHDMIを使ってください。私は全て持っていますが、HDMIを利用しています」という説明をしていた。FF5のエルメスの靴も、そんな感じであり、「よく分からなければエルメスの靴、分かっていてもエルメスの靴」という、滅茶苦茶な感じになっている。正真正銘のぶっ壊れだ。
なお、同じく、“行動ペースがピッタリ倍になる”という性質を持つ、FF10の「オートヘイスト」は、莫大な稼ぎが必要となり、あくまで最強育成のためのこだわりという感じであった。だが、FF5のエルメスの靴は、事前情報さえ手に入れていれば、第3世界の導入が終わった時点で入手できるのだ。
ちなみに。この「エルメスの靴」は、蜃気楼の町の隠しアクセサリショップにて、50000ギルで販売している。「珊瑚の指輪」などの指輪アイテムや「エリクサー」と並んで、FF5の販売品としては最高値であるが、そんなものでも全然安い。0を1個足して、500000ギル…と言うと、やりすぎかもしれないが、100000ギル・200000ギルという価格でも良かったくらいだ。それくらいは余裕で出せる性能である。
…余談だが、「エルメス(Hermès)」というと、同名のフランス由来のファッションブランドが存在し、靴も販売している。が、その値段を見てみると、【レディス】(女性向け)、【メンズ】(男性向け)の両方で、10万円を切るようなものは、ほぼ無いという状況だ。
――まあ、私にとっては、完全に豚に真珠であり、イ○ンで1000〜3000円くらいで売っている靴と見分けが付かないものだ。しかし、買う人が買えば、“エルメスの靴”は、FF5に負けず劣らずの強力効果を発揮してくれるのだろう、多分…。
いやいや、明らかに、“後一息”のトルコ行進曲(モーツァルト)のほうが難しいでしょ |
さて。この蜃気楼の町には、ピアノも配置されており、順当にイベントをこなしていれば、ここが最後のピアノとなって、「ピアノマスター」の称号を得られる。この後、クレセントの町へ行き、吟遊詩人の前でピアノを弾くと、「英雄の歌」を教えてもらえる。バトル的にはそれだけなのであるが、それ以上に、収集要素や世界観の演出としての魅力が大きいサブイベントだ。
…が。私は、このイベントにおける、7番目の曲と8番目の曲がおかしいと思うのだ。世界に存在する8台のピアノのうち、7番目の曲として選出されているのは、「トルコ行進曲(モーツァルト)」(【YouTube】)で、その際は「ピアノマスター!
…まで、後一息。」というメッセージが表示される。そして8番目は、「アラベスク」(【YouTube】)であり、これをもって、バッツは「ピアノマスター!!」であると宣言をする。
――そして、今回の話題は、この“ピアノマスター課題曲”である「アラベスク」より、その一つ前の「トルコ行進曲(モーツァルト)」のほうが、難しく感じる…という話である。ちなみに、わざわざ(モーツァルト)と表記しているのは、「トルコ行進曲(ベートーベン)」(【YouTube】)のほうもまた、有名だからである。こちらのトルコ行進曲は、元々がピアノ曲では無いということで、色々なピアノコレクション版があるようだが、基本となるバージョンは、ピアノ初学者向けの難易度である。こっちが7番目なら、特に違和感は無かったのだが…。
さて。私は、今となっては遥か昔の話であるが、ピアノに心得のある人間だ。そして同時に、音ゲーにも親しんでいたこともある(DDR:ダンスダンスレボリューション)。そういった観点からして、「トルコ行進曲(モーツァルト)」は、詐称曲であると思うのだ。つまり、“世間で考えられているよりも、実際の演奏が難しい曲”ということである。DDRX2時点における、DP-CHALLENGE/POSSESSIONと、同Valkyrie Dimensionのような関係である。
…まず、トルコ行進曲の難要素は、音ゲー用語でいうと、隣接である。速い音符の中で、配置が隣接しており、特に4指=薬指を使う配置が多い。私は、小指を曲げると薬指も一緒に動くような人間(※ほとんどの人がそうです)であるうえに、靴紐もまともに結べないような、稀代の不器用である。よって、高い速度で、4,5指を使うような配置は、もっとも苦手とするところなのだ。
――さて。トルコ行進曲(モーツァルト)は、全編を通してそのような、薬指を絡めた難配置が乱発する。しかも、終盤には、ほんの僅かであるが、左手でそのようなトリルを演奏させられるコンボカッターが存在する。これを弾きこなすには、カミュ並みの器用さが必要であろう(F外失)。その他、私は男であって体が大きいので、問題とはならなかったものの、有名なフレーズにおけるオクターブ地帯は、手の小さな人にとっては無理ゲーとなるであろう。ご丁寧に、終盤には、わざわざオクターブを同時押しとせず、細かく分離するバリエーションまで存在してくれる。
いやあ、トルコ行進曲(モーツァルト)は、聞く音楽として名曲というだけでなく、演奏する側に対しても、様々な面を魅せてくれる。さすが、ピアノという音ゲー攻略界において、今の今まで語り継がれている曲ということはある…。
ちなみに、対する「アラベスク」は、様々に変化する曲調から、演奏するのも難しいように感じてしまう。しかしながら、トルコ行進曲(モーツァルト)で見られたような、4,5指を絡めたスピード地帯という殺しは存在せず、どちらかと言えば、大きく動く地帯や、曲調の変化への対応といった面への難易度が多いように思える。しかし、そういった面には、私は、ひたすらパターン化を繰り返すことで、慣れることができた。
…そういうわけで。私の実績として、「アラベスク」は“演奏”と言えるくらいまでには弾くことできたが、「トルコ行進曲(モーツァルト)」は、ついに曲として成り立つレベルには到達させられなかった。よって、FF5のピアノにおける、7番目の曲と8番目の曲は、逆だと思うのだ。私が、かつてボロボロになるまで使っていた楽譜集でも、A,B,Cの3段階評価(Cのほうが難しい)にて、トルコ行進曲は「B」、アラベスクは「C」とされていたが、これらは少なくとも同等、何なら逆でも違和感は無いというものであろう。
――ただ、音ゲー界において、個人差というのは、よくある話である。私が、体が大きめで、かつ、“曲調の変化”という難要素に対し、繰り返し練習でのパターン化要素で対応できたからこそ、アラベスクのほうを楽だと感じたのかもしれない。逆に、指先が器用で、楽譜を読んで即興的な演奏を得意とするような★美少女女子中学生★にとっては、トルコ行進曲の細かい隣接なんかは、大した難しさに感じないのかもしれない。バッツは女子中学生だった…?
さて。私は、FFと音ゲーだけでなく、ピアノにも多少の心得があったから、今回「FF5のピアノにおける7番目と8番目の曲は、逆ではないか?」という、謎の深掘り記事を書くことができた。前に、「プログラミングを学ぶと、ロングイの最速討伐に役立つ!」(【FF13:ボス戦タイムアタックの該当部分】)という怪文章を書いた時と同じく、世間で評価されるような教養を学んでおくと、それとは全く関係の無い、意外なところで、役立ってくれるのである。
――ちなみに。FF5以外においても、ゲーム界で“ピアノ”が重要な役割を果たす場面は多い。私がザッと思いつくだけでも、「ベートーベン/月光」(バイオハザード1)や、「ドビュッシー/月の光」(ニューダンガンロンパV3:みんなのコロシアイ新学期)が存在する。謎に月つながりである。いろいろな“他文化”を理解して、ゲームをただ楽しいだけではなく、奥深く遊べるようにしていこう!
世界一周(最短距離で良い) |
更に、蜃気楼の町の話を続けていこう。奥のほうの部屋に居る住民と話をしてから、チョコボに乗って世界一周をすると、体防具の「ミラージュベスト」を入手可能である。FF12では、軽装備最強の体防具であったが、FF5では、「バトル開始時に、分身を1つ作る」という特殊能力持ちになっている。たった1回、されど1回という感じで、低レベルプレイでは大いに役立ってくれるだろう。
…まあ、別に、ここだけの一品物というわけではなく、孤島の神殿に出現する「オワゾーラール」というモンスターから、レア盗みが出来たりもする。しかしながら、いいじゃないか、タダだし…ということで、ここでも入手をしておくのだ。
――ちなみに、ミラージュ(Mirage)は、英語で「蜃気楼」という意味を持つ。蜃気楼の町の装備品であり、かつ、幻影で物理攻撃を回避するという、奇跡的なダブルミーニングが成立していたりする。
ところで。ミラージュベストには、「ミラージュベスト張替え」という技が知られており、戦闘中に分身を再生させることができる(【FF辞典の記事】)。しかし、FF5は、装備変更にターンを消費しないタイプのゲームであり、フル活用する前提なら、物理攻撃を完全に無効化できるという壊れ効果になってしまう。また、装備変更ではなく、謎にアイテム並び替えをするだけでも発動するが、同時に魔法剣の補助効果も消滅してしまうなどと、おかしな挙動が多い。旧スマホ版から修正されて使えなくなったため、バグであったのだろう。そういうわけで、今回プレイでも、とりあえず使わないということにしたい。
そして最後に。このアイテムの入手条件は、「チョコボ(ボコ)に乗って世界一周」であるが、【こちらの動画様】によると、4つのチェックポイントをチョコボで通過すれば、条件を満たせる。よって、陸路で行ける世界全ての場所を回らなければならないというわけではなく、最短距離で一周するだけで良い。ムーアの村・イストリー方面・ジャコールの町・海賊の洞窟などについて、要訪問としている文献もあるが、その必要は無いということだ。私の持っているGBA版攻略本にも、これらへの寄り道が必要と書かれており、恐らくは多くの人が誤認をしたままだと思われる。
…ちなみに。通常、ボコは、第3世界の導入部分でギードの祠まで移動し、そのまま放置をされているであろう。よって、「どこまでやれば世界一周になるのか?」と心配する人も多いだろうが、逆であり、元の場所に戻ってくれば必ず条件を満たせるのだ。しかも、どうもこのフラグは、第3世界開始直後から記録されており、上の図で点線で示したチェックポイントは、第3世界冒頭で必ずチョコボに乗って通ることになる。あまり意味は無いが、黒チョコボなども利用して、徹底的に手抜きをしたルートを通り、ミラージュベストを不正受給してみるのも面白いだろう。
海を越えた所にウォルスの国があります(※無い) 水のクリスタル(※無い) |
続いては、他の場所で起こせるイベントについても、触れていくことにしよう。
…まず、ルゴルの村(第2世界で、ビッグブリッジから飛ばされた後、最初に訪れる村)に行き、武器・防具屋に“防具屋の側”から入って、隠し通路を通って女の子に話しかける(机越しでは駄目)と、「リボン」が貰える。FF5では、多くのステータス耐性とともに、素早さ+5というチキンナイフと同等の補正が得られる超装備(厳密には、力・魔力・体力・素早さの全てが+5)となっており、「金の髪飾り」と双璧を成す、最強装備の候補である。
――ちなみに、この少女に、第2世界の時点で話しかけた際には、リボンを無くしてしまっているということが語られる。そして、第3世界で再会した際には、バッツたちがエクスデスを倒すために戦っていることを知り、宝物である「リボン」をくれるのだという。なお、世界が1+2で第3世界になったあとにリボンが見つかるため、実はリボンは第1世界のほうに落ちていたのだ…ということは、さすがに無いであろう。
また、クレセントの町では、蜃気楼の町でピアノマスターになったあとに訪れて、吟遊詩人にピアノを聞かせると、「力の歌」と「英雄の歌」を覚えられる。厳密には、「力の歌」は、第3世界になった時点で、無条件に教えてもらうことができ、「英雄の歌」はピアノマスターが条件である。第3世界で最初に話しかけた際に、既にピアノマスターになっていると、この2つを同時に歌えるようになる。
…さて、「力の歌」と「英雄の歌」は、それぞれ「力」と「レベル値」を、30カウント(歌い手がヘイスト状態なら15カウント)ごとに、1ポイントずつ上昇させるという内容である。魔法攻撃と同じく、物理攻撃にも、ダメージ倍率に「レベル×力」という部分があるため、通常は「英雄の歌」を歌ったほうが有用である。ただし、「魔力の歌」と同じく、レベルと力の両方をドーピングしていく場合も有り得るため、「力の歌」が無意味ということは無い。
さらに、第1世界で、「船の墓場」と「北の山」の途中に訪れるカーウェンの町では、新規の入手アイテムこそ、おっさんが道を塞いでいた先の「コテージ」のみと、ほぼ無意味であるのだが、ここは、重要な隠し要素である「ものまねしゴゴ」が、ひっそりと住民として登場している。なお、このセリフを見ずともゴゴと戦うことはできるし、先にゴゴを倒すとここでの会話も起こせなくなるため、ちょっとしたオマケ的なイベントである。
…さて、その内容は、町の中央にある階段の下に居る女性に話しかけると、「私って綺麗?」という、懐かしの口裂け女のようなセリフを言ってくるが、これに対して「はい」と答えると、いきなり女性はバッツ(先頭を変更している場合は、そのキャラクター)へと変身し、ものまね道を極めることを宣言して、どこかへと行ってしまう。
――なお、このカーウェンには、様々なヒントが盛り沢山であり、ものまね士については、酒場にて、「ものまね士がウォルスの塔に行きたがっていた」と、「潜水艇でもあれば、沈んでしまったウォルスの塔に行けるのになあ」という話が聞ける。これは、ゲーム用語的に言うと、「潜水艇を手に入れたあと、沈んだウォルスの塔を訪れろ」という意味であり、もはやヒントどころか答えと言って良いだろう。こういう、“ゲームのお約束”(全てのセリフに無駄なものは無く、世界観の演出か、攻略上のヒントになっている)を理解していれば、FF5の寄り道要素の回収は、比較的、容易なものとなっていたはずだ。
ちなみに。この、カーウェンの町におけるゴゴのセリフにはバグが有る。というのも、SFC/PS版では、「私って綺麗?」の問いに「いいえ」と答えると、「ぶゥ!」という、どこぞの魔人様の名前を詠唱するが、それはさておき、GBA版のみにおいては、「いいえ」の後に、ウォルスの国についての説明をするセリフが挿入される。だが、ウォルスの国は、既に『無』に飲み込まれているし、水のクリスタルも理不尽にも砕け散ってしまったのだ。
…なお、第1世界の時点では、ゴゴと同じ場所に存在する女性(本物)が、当時としては正しい情報であるウォルスの国について語ってくれる。よって、このGBA版での「いいえ」を選んだ場合のセリフは、まず間違いなくバグなのであろう。その証拠に、旧スマホ版とピでは、再び「ぶゥ!」と魔人を召喚している。SFC・PS・GBA・旧スマホ・ピと、大きく分けて全5バージョンが存在するFF5で、このゴゴのセリフバグは、GBA版だけに存在する小ネタである。まあ、せっかくGBA版を遊んでいるのだから、こういうのは、できるだけ拾って行かないとね…。
召喚獣合戦だ! |
続いて。ボコの、“浅瀬を渡れる能力”を使って、イストリーの滝を上流側から訪れると、「魔法のランプ」というアイテムを入手できる。これは、アイテムとして使用すると、強力な順から召喚獣を呼び出せる…という内容だ。FF8のように、出てきた召喚獣が襲いかかってきたりはしない。さらに、使用回数は、再びイストリーの滝の裏側(と、謎に、大海溝の奥の水場)に訪れると0回に戻せるため、使い捨てではない。また、FF6の「魔石のかけら」ように、敵味方全体技が発動して自爆という悲惨な事態も起こらないため、常用可能なアイテムであると言える。
…とは言え。適当に使っていくと、最初こそバハムートやリヴァイアサンといった強力な召喚魔法が出るものの、すぐに第1世界レベルの召喚獣へと下がっていってしまう。また、ダメージ系の召喚の中に、カーバンクル・カトブレパス・ゴーレムといった補助系も紛れており、これらは適切な場面でなければ性能を活かしづらいため、総合した期待値的にはかなり低くなってしまう。
そういうわけで。「魔法のランプ」が真価を発揮するのは、「あらかじめ回数を調整しておき、特定の場面で、狙った召喚獣を決め打ちする」という使い方である。この場合だと、事前準備が必要となるものの、狙った召喚魔法を「ノーコストで」「誰でも使える“アイテム”枠で」発動できるとあって、有用性が極めて高くなる。前述の、補助系の召喚獣も、この使い方なら、最大限の力を発揮できるのだ。
…また、この魔法のランプで、オーディンを召喚しますをした場合、必ず「斬鉄剣」が発動する。FF5では、まず「グングニル(単体に中ダメージ)」「斬鉄剣(全体に即死)」の時点で確率判定が行われ、「斬鉄剣」が選ばれた場合、即死効果については必中である(ボス耐性には阻まれる)。この判定を、「魔法のランプ」版のオーディンはスキップできるので、例えば、ネオエクスデスの4つのパーツのうち1つを瞬殺するという戦法に使えたりする。
――というわけで。この「魔法のランプ」は、事前準備が必要なうえに、特定の召喚魔法を発動できるのは1回だけということで、なかなか使いづらいアイテムである。それでも、縛りプレイだと、戦局を左右するほどの強力さを誇るため、禁止されることもあるくらいなんだとか。
ちなみに。この「魔法のランプ」では、プレイヤーが入手している召喚とは無関係に、召喚獣を呼び出すことができるのだが、例外が2つある。それは、「フェニックス」と「エッグマン」だ。
…まず、「フェニックス」は、フェニックスの塔で入手できる召喚獣であり、敵全体に炎属性の中ダメージを与えつつ、戦闘不能の味方を蘇生させる。蘇生させた味方はHPだけでなくMPも満タンになる(生存キャラはHPもMPも回復しない)ため、死んでいたほうがメリットになるという、輪廻転生を強くイメージした召喚獣…かもしれない。ちなみに、ダンジョンでは、経験値入手を回避できないため、低レベルでは絶対に入手できない召喚獣としても知られている。
――何はともあれ、内容としては普通の召喚魔法であり、ランプの精として現れてくれない理由は、よく分からない。設定ミスがその後の移植でも引き継がれたか、バハムートを超える消費MP99というのが危険視されたか、はたまた、その他の意図があるのだろうか…?
そして。「エッグマン」は、魔法のランプの段階が、通常の最弱召喚獣である「チョコボ」になってからも、しつこくランプを擦り続けると登場する、最後の召喚獣である。元々は、「半熟
…さて、作中では、召喚しても、「エッグチョップ」「しかし、チョップはとどかなかった」と表示されるだけであり、何も起こらず、ご尊顔を拝むことはできない(全バージョン共通)。しかし、内部データーとしては、グラフィックが用意されている。
――しかも、どういう意図なのか、ボツ要素にも関わらず、旧スマホ版で高画質化も為されており、口唇のようにも見える赤いラインは、ハチマキの一部であるということがしっかり確認できる(【海外Wiki様】)。スマホ版の「半熟英雄」とも異なるグラフィックであり、旧スマホ版FF5スタッフの、文字通りのイースターエッグが発動したのかもしれない。
実用性でバハムートさえ上回る、FF5で最も便利な召喚獣 |
第3世界で、飛空艇入手後に、本作で最初のダンジョンとなった「海賊の洞窟」を再び訪れると、召喚獣の「シルドラ」が入手できる。
…ちなみに、こんなことを気にするのは私だけだと思うが、第3世界冒頭から少し経ったあとの、「アントリオンを撃破し、ファリスがパーティに復帰した直後」というタイミングで海賊の洞窟を訪れても、駄目である。あくまで、飛空艇入手後に、海賊のアジトへと赴かなければならないのだ。シルドラは、「エクスデスが復活したか。しゃーねーな、やっぱオレが居ないと駄目だわ」的な精神で味方をしてくれるのかもしれない…。
さて。この召喚獣シルドラは、ファリスの相棒が再び仲間になるという時点で、胸が熱くなる展開である。それに加えて、伝説の12武器である「ウィザードロッド」で強化することにより、実用性抜群の召喚獣になるということが知られている。
…というのも、シルドラが発動する「サンダーストーム」は、風属性の全体魔法攻撃であり、威力値165に対し消費MP32となっている。この値をどう評価するかというところであるが、例えば「ファイガ」は威力185で消費MP25であり、シルドラは全体化で半減しないため、雑魚散らしに向いている。また、風属性についても、無効・吸収する敵は、ダンジョンに1体出るかどうかという程度であり、あまり気にする必要は無いであろう。しかも、伝説の12武器である「ウィザードロッド」で威力値を165→247と強化可能であり、第3世界の飛空艇入手直後という早期から、実力を余すことなく発揮できる。
――なお、他の召喚獣と比較すると、バハムートは威力250、かつ無属性なので確実にダメージを与えられるとあって、強化シルドラ以上の汎用性を誇る。しかし、消費MPも66と2倍以上であり、ダンジョン攻略で常用していくようなことは難しい。また、リヴァイアサンは、威力195&消費MP39と、シルドラの進化系のような能力を持つように思えるが、水属性は「調合:エレメンタルパワー」でしか強化ができず、シルドラほどの利便性は持たせられない。
そういうわけで。シルドラは、最大ダメージこそ一歩引いた存在であるものの、利便性まで含めると、最強の一角と言っても良い。恐らく、人によっては、最も呼び出す回数の多い召喚魔法となるのではないだろうか(対抗馬は、経験値稼ぎに使うオーディン)。ファリスの、永遠の相棒に相応しい性能である。
…とはいえ。海賊の洞窟は、ゲーム冒頭で役割を終える場所であり、そこでシルドラが復活をするというのは、作中ノーヒントである。実際、私のFF5の初回プレイでは、シルドラを入手することができておらず、ラストバトル直前のイベントで海賊の洞窟が消滅させられた後にそれを知って、絶望的な気持ちになったものだった(まあ、次元の狭間から脱出をすると、謎な理由で海賊の洞窟などが復活するのだが…)。また、FF5は、「属性強化について、分かりやすくは示されていない」という、昔のゲームに有りがちな特性を持っているうえ、シルドラ召喚技の名称が「サンダーストーム」と、属性を見誤りやすい(雷の性質は無く、風属性のみ)ということもあって、情報なしで属性強化に気付くことは難しいだろう。
――ということで。シルドラの有効活用は、情報に溢れた今だからこその攻略法という感じであり、当時のスタッフ的には、隠し要素に近い存在だったのかもしれない。一方、シルドラをフル活用する前提になると、他の召喚魔法がかなり霞んでしまうのだが、それでも、ギリギリのところで、バランスブレイカーには至っていないところが、いつものFF5という感じになっている。
あなたは
赤い人が好きですか? |
というわけで。今回は、飛空艇入手後のアイテム収集をテーマとしていった。当初は、この後に戦闘パートも入れる予定だったのだが、さすがに長過ぎるということで、2話に割ることにしたのである。
…ちなみに、上の画像は、エクスデス軍の出撃シーンである。「エクスデスが、次元の狭間に居た魔物たちを完全に配下としたこと」「ようやくバッツたちを脅威であると認識したこと」「この後、エクスデス自身は、『無』の力を取り入れるのに専念すること」などが分かると同時に、まだ見ぬラスダン最深部のデザインと、次元の狭間BGMを認識することもできる。「行って、殺せ!!」という、これまでに無いくらい直接的なエクスデスの敵意も分かるということで、短いシーンだが、胸の高鳴る瞬間である。
しかし、このイベントが起こるのは、「伝説の12武器のうち、最初の3つを取った後」と決まっている。そのため、通常は、飛空艇入手後すぐに見る場合が多いものの、あくまで発生時期は任意となる。そのため、先回りしてボスを倒すことにより、敵シンボルが消えたり消えなかったりと、いろいろおかしなことが起こるということが知られていたりする(参考:【YouTube動画】
※ゆっくり実況注意)。
――また、このユニットで、中央部にいる、通称「赤い人」は、第4の石板で出現するものの、リヴァイアサンに★瞬殺★をされてしまい、名前も正体も能力も分からないままで終わってしまう。一応、「FFレコードキーパー」という携帯電話向けのゲームでは、ガルキマセラの色違いの姿を与えられたらしい。また、当サイトでは、「ムーアの大森林に火を放ったのはこの赤い人で、それで力を使い切ったため、リヴァイアサンにアッサリ倒されてしまった」という奇説を、30年越しで提唱している(【第12話の該当部分】)。
というわけで。次は、第3世界の飛空艇入手後・冒頭におけるバトル編を書いていこうと思う。
――具体的に、取り扱うのは、ABP稼ぎ・フェニックスの塔(頂上以外)・バハムート戦・オーディン戦の4つとする予定であり、もし短ければ、追加で、第2の石板ダンジョンである「孤島の神殿」も攻略していきたい。ただまあ、この日誌が短すぎて困ったことは無いので、恐らくは前述の4つで十分となるだろう。週1更新はキツいが、一時的にパソが無くなったことで、虚無期間の辛さは十分に分かった。だからこれからも、頑張って書き続けていこう…。
(2023年2月11日) 1315 PV
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