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低レベルクリアー(GBA) プレイ日誌
エアリスに似て…る? |
次は、第3世界で飛空艇を手に入れた直後の段階における、戦闘を介した稼ぎパートについて書いていこう。
…まず行うのは、ABP稼ぎである。これまで、経験値0でABPを手に入れられるモンスターは、第1世界のガルラ、第2世界のパオなど、ごく僅かしか存在しなかった。しかし、第3世界では、「経験値0でABPだけを大量に持っているモンスター」のラインナップが一気に増える。その筆頭が、次元の狭間:ラストフロアに登場する雑魚敵たちであり、全ての敵が経験値0という極端な構成になっている。そのような、“第3世界での経験値0のモンスターたち”は、敵としての手応えや遭遇の手間がそれなりに掛かる相手も多いが、対価として貰えるABPの量が桁違いということで、従来の、ABP1を積み重ねていく稼ぎよりも、遥かに楽にアビリティを覚えていけるだろう。
――ちなみに。第3世界では、地味にガルラも再登場するようになっている。タイクーン城跡地の南東に、埼玉県を時計回りに少し回したような形の森が存在するのだが、その中では、ガルラだけが100%の確率で出現するようになっている。そして、ガルラの行動パターンは、第1世界の時と同じ(何もせず数ターンで逃走してABP1を落とす。HP500を削っても良い)であるため、その時と同じ稼ぎを行えるのだ。「ちけい」で発動する技こそ、「ブランチアロウ」になっており、3発が必要だが、今となってはどれだけでも倒す手段はあるはずだ。ちなみに、秩父のあたりまで進むと、別の敵が出てしまうので、そこは気を付けておきたい。なお、パオのほうは、島自体がウォルス周辺と重なり、「*いしのなかにいる*」となったようで、第3世界では出てこない。
そんな中で、まず私が向かったのは、海である。FF5の第3世界の海では、「経験値0だが、ABPを大量に持っている敵」が多く出現するため、隠れた良漁場として知られているのだ。
…さて、そもそもの話として、FF5の第3世界では、海上を移動する必要は全く無い。そもそも、船と飛空艇が同時に手に入るうえ、飛空艇の着陸先として水上を選択することで、どこでも自由に船へと変形できる。フォークタワーのクリア後、潜水艦の気持ちになりたくなったときも、同様に、目的地の上で飛空艇から船になり、すぐに潜航をして、必要ならその後に目的地を探せば良い。以上の理由により、海上を移動して敵に襲われる必然性はゼロなのだ。
――しかしながら、だからこそというべきか、海上には、様々なレア要素がひしめいている。例えば、このあと取り扱う「スティングレイ」という敵は、ウォルス近くの、ごく限られた海域の、しかもレア枠でしか出現しないが、青魔法「マイティガード」を取得できることを皮切りに、様々な戦利品を得ることができる。そして、マップ4スミのうち、地図上で「世界地図の左下」に分類されるエリアには、「ジェルフィッシュ」「シルビューヌ」という、ここにしか出ない雑魚敵が登場する。ゲーム上、全く意味の無い場所に出現する、ちょっとした隠し要素である。モンスター図鑑のある作品では、その登録ができるほか、シルビューヌは、捕らえて放つと、ラスボスの必殺技である「アルマゲスト」を発動できるという遊び要素も存在する。
ちなみに。シルビューヌは、「膝を曲げて座っているドレスのお姉さんが、花に囲まれている」というファンタジーな感じのモンスターであり、同系統の女性型モンスターが、何種類か登場している。どことなく、次々作のエアリスをイメージさせる見た目である。
…やれ、あの、メリュジーヌの野村原画が、やたらとティファっぽかった(【第14話の該当部分】)ことも考えると、やがて野村哲也から、エアリスとティファという二大ヒロインが生みだされることは、必然だったのかもしれない。
スティングレイと言えば、地球防衛軍でかつて登場していたロケットランチャー |
そんな海において、私が最初に向かった海域は、ウォルス跡地の北にある入り江である。この場所で、「スティングレイ」を発見できる。
…さて、スティングレイが出現するのは、上の図に示した、入り江の内側のみである。しかも、スティングレイの出現率は、レア枠ということで1/16であり、場所を知っていたとしても、そう簡単には出会えないのだ。
――なお、この場所の海中には、ちょうど沈んだウォルスの塔が存在する。ちなみに、ウォルスの塔では、沈む前には「パドスール」というエイ型のモンスターが登場していたのだが、沈没後の水中にエイ型の敵は出ないため、パドスールがジャミラ的な感じで超絶強化された姿がスティングレイなのかもしれない。その他、空からの目安として、上の図の、ちょうど1画面くらい左には、フェニックスの塔が存在するので、そこから少しだけ右と覚えておくと良いだろう。パドスールが…フェニックスの塔で転生して、スティングレイになった…(滅茶苦茶)。
さて。スティングレイには、「あやつる」が効き、その後は、ラーニング可能な青魔法である「マイティガード」のみを味方側に連発すれば、無限にターンを潰すことができる。そして、「あやつる」が外れた場合も、使用するのは単体攻撃のみである。素早さこそ「70」と爆速だが、現環境ではエルメスの靴で容易に上回れるため、負ける心配をする必要は全く無い。
…ただし、敵はHPが30000もあり、ボス耐性を持っているうえに、即死・石化が効かず、弱点属性も持っていない。しかも、レベルが93とべらぼうに高いため、命中率持ちのステータス攻撃も、ほとんど駄目である。それでも、青魔法「マイティガード」の取得を目的として、1回倒すだけならば、地道に攻撃をしていけば良いだろう。ただ、ABP稼ぎや、後述する「竜の髭」のレアドロップ狙いだと、こいつを繰り返し撃破しなければならないのだ。しかも、今回プレイは、低レベルクリアーなのである。
そこで、私が採用したのは、「英雄の歌」と「魔力の歌」のコンボである。まず、「あやつる」によってスティングレイの行動を封じつつ、アイテム稼ぎのために「盗む」を行う。そして、操るを成立させた安全な状態のまま放置をして、レベル値と魔力のパラメーターがカンストするのを待つ。その後は、敵のレベルが93と草であることを利用して、「レベル3フレア」を当てれば、確実に9999ダメージを与えられる。
…ありがたいことに、ファリスLv4に青魔法をセットすると、確実にMP27を確保できるため、「金の髪飾り」で半減をすれば、ちょうど「レベル3フレア」(消費MP18→9)を3発放てるようになる。なお、HP“3”が残るが、ファリスが攻撃力高めの武器を装備できる場合は、ゴブリンパンチ(消費MP0)を適当に当てれば良く、そうでない場合は、操っているスティングレイで、自分自身に「たたかう」を使ってトドメを刺せば良い。
――さて。この戦い方は、レベル値&魔力を99まで上昇させなければならないため、実時間こそ掛かる。しかしながら、ドーピング中は、操作をせずに待っているだけで良い。そのため、携帯電話など、どれだけでも手軽な暇つぶし手段が存在する現環境には、合っていると言える。
そして。レアモンスターであるスティングレイから得られる各種戦利品は、極めて豪華である。まず、青魔法の「マイティガード」は、プロテス+シェル+レビテトの防御効果を、味方全員に一気に掛けるという超絶効果を発揮する。FF5のプロテスとシェルは、それぞれ物理・魔法ダメージを半減するという強力な効果であるうえ、時間経過で解除されない。そのため、たとえ合計4ターン・8ターンを潰すとしても、全員に掛けていく価値のある魔法であった。それを、たった1回の行動で掛けられるのだから、ぶっ飛んだ汎用性を誇る。残念ながら、消費MPも72と高いため、低レベルでは、まともに唱えることですら難しいが、通常プレイであれば、隠し青魔法に相応しい強さを誇ってくれることだろう。
…また、スティングレイに「盗む」を仕掛けると、通常枠で「ダークマター」、レア枠で「ルーンブレイド」が手に入る。まず、レア枠の「ルーンブレイド」は、MPを消費して、特殊なクリティカル攻撃を仕掛ける武器である。同じ特性を持つ「ルーンアクス」は伝説の12武器であり、バーサーカーしか装備できなかったルーンアクスを、多数のジョブに対応させたかのような性能となっている。ルーンブレイドは、店売りをしていない武器であり、MP消費クリティカルという特殊な戦い方に魅力を感じるならば、入手しておく価値はあるだろう。そして、ハズレ枠の「ダークマター」も、まだまだ量産の難しいアイテムであるため、嬉しいものである。
――そして、撃破報酬として、経験値・ギルは0であるものの、ABPは20と大量に手に入る。そして、1/16のレアドロップとして、「竜の髭」という鞭が手に入る。竜特効を持つ武器だが、残念ながら「アポロンのハープ」という神がいるため、竜退治で注目されることは少ない。ただ、「竜の髭」の入手手段は2つしかなく、スティングレイのレアドロップのほかは、神竜からのレア盗みという激流道場のみである(ただし、神竜からは逃げられるので、量産自体は可能)。そういうわけで、そんな「竜の髭」を早期から活用したいという場合、このスティングレイからの入手が視野に入ってくるだろう。
というわけで。スティングレイは、青魔法のマイティガード以外にも、獲得ABP・レア盗み・レアドロップと、様々な美味しさを持つモンスターである。しかも、GBA版であれば、中断からの再開を使うことで、必ず2戦目の相手として出会えるため、出現率の問題まで克服できる。
…そんなわけで、私は、このスティングレイを使い、しばらくまとまった稼ぎを行っていった。まあ、ここに停滞した理由は、レア盗みの「ルーンブレイド」も、レアドロップの「竜の髭」も、なかなか手に入らなかったからなのだが…。当初は、これらを、二刀流を含めて8個集めていくという予定だったのだが、あまりにも入手できなかったため、それぞれ1個ずつで切り上げていくことにした。
――まあ、スティングレイは、特定海域にしか出現しない絶滅危惧種だが、逆に、その地に居れば全く絶滅しないということで、いつでも会いに行くことができる。もし、今後のプレイで、ルーンブレイドや竜の髭にスポットライトが当たったら、また集めにくることにしよう。
亀の様子が変なのだ… |
さて、画像にして2枚連続で海の話題となったが、まだまだ海から上がれない。次の話題は、「巨大鳥」と「シーデビル」である。
…さて、これら2体も、第3世界の海上でのみ出現するモンスターである。ただし、「スティングレイ」や「シルビューヌ」とは異なり、かなり多くの海域に登場するため、出会うこと自体は容易である。そして、こいつらも、経験値が0のくせに、大きなABPを落としてくれるため、低レベルクリアーでの稼ぎ相手として使える。更に、今回プレイでは関係ないが、ギルもそこそこ落としてくれる。海は、低レベルクリアー向けの道場なのである。
――さらに、2体からはそれぞれ、レア盗みで強力な装備品が入手できるという共通点が存在する。そのため、それらを活かした戦い方をしたいか、またはアイテムコレクターであれば、あえて第3世界で船を出してみる価値があるだろう。
では。まず、空を飛んでいる「巨大鳥」からは、レア盗みで、「むらさめ(村雨)」を入手できる。単純な攻撃能力では、伝説の12武器である「まさむね」すら凌駕する一品であり、巨大鳥からのレア盗み以外だと、ラスダンのボスである「ツインタニア」のギガフレア態勢時のレアドロップ(※ギガフレア態勢以外でのレアドロップは、かの有名な「ティンカーベル」)のみである。この、第3世界の序盤で入手できれば、活躍させられる機会は多い。
…いっぽうで、巨大鳥は、HPが9000もあり、各種の絡め手にも決定的な物は無く、倒すにはなかなか骨が折れる。しかも、バージョンによって細かく違うため分かりづらいのだが、2ターン目には「ゾンビブレス」を使ってくる恐れがあり、低レベルクリアーでは受けてしまうと一発全滅である。
――さて、私が使っているGBA版も、どうやら“巨大鳥がゾンビブレスを使ってくるバージョン”に入るらしい。そのため、敵2ターン目が来る前に、確実な撃墜をしなければならない。幸い、1ターン目はそこまで危険ではないため、「魔法剣ブレイク」→「ねらう」で勝負を仕掛けていく。
続いて、どう見てもイカの「シーデビル」からは、レア盗みで「ディフェンダー」を奪取可能である。この武器は、特殊な回避能力を持ち、1/4の確率で打撃を受け止める。そして、そういった特殊能力を持つ武器にも関わらず、攻撃力も「99」と高い。よって、「かばう」を持つナイトに最適な武器である。なお、残念ながら、ディフェンダーの二刀流をしたとしても、回避能力は1本ぶんしか発動しない(ただし、「マインゴーシュ」&「ディフェンダー」の組み合わせでのみ、2本ぶんの回避能力が発動する。「さすけのかたな」と「ディフェンダー」では駄目)。
…更に、シーデビルは、1/16のレアドロップで、「亀の甲羅」を落とす。こちらも有用であり、「ドレインキッス(威力255の魔法攻撃)」や「ヘイストドリンク(「のむ」と異なり、対象が自由)」「亀の甲羅割り(防御力ダウン)」などで使える調合素材となる。レアドロップとはいえ、シーデビルは複数体で登場するため、それなりのペースで増えていってくれるのは嬉しい。なお、シーデビルは、どう見てもイカなので、FF5世界の住民にはイカが亀に見えているという奇説を除けば、シーデビルは、海に住む亀を襲ってバリバリ食べているということであろう。第3世界の荒廃具合が察せられるというものだ。
――ちなみに。シーデビルは、レベル値が「30」であるため、「レベル5デス」であっさりと沈んでいく。しかも、素早さも「20」と別に速くは無いため、「エルメスの靴」を装備し、1ターン目は「盗む」、そして2ターン目の最後のキャラが「レベル5デス」を使えば、100%安定する。残念ながら、FF5世界においても、イカは人間に大量乱獲をされてしまうのだった…。
イストリーの村が消え、跡に素晴らしい漁場が出来た。虞美人草か何かかな? |
そして。これらの巨大鳥&シーデビルを狩る漁場として、私は、イストリー村の跡地を使っていった。該当エリアでは、ちょうど巨大鳥とシーデビルが、同じくらいの割合で出現する。そして、ポケモンエメラルド的な感じで、直線移動できる距離が長く、陸地が見えるため海域を見誤ることも無い。
…具体的な戦い方は、まず準備として、全員に、いつもの「エルメスの靴」を装備させつつ、「盗む」や「青魔法」といったコマンドアビリティをセットする。そして、戦闘1ターン目は、「盗む」に加えて、誰か1人が「魔法剣ブレイク」を用意する。そして、2ターン目は、盗みを行いつつ、「レベル5デス」と「ブレイク剣」で相手を全滅させる。なお、MPの都合上、1戦ごとにテントでMPを回復するような形になるが、あんまりボケていると、巨大鳥の「ゾンビブレス」で全滅させられたりもするので、適時上陸してチェックポイントを作っていく方法は、有用であると思われる。
――そういうわけで。今回のやり方は、レアアイテムである「むらさめ」「ディフェンダー」の入手、そして経験値0でのABP稼ぎとして、どちらにしても中途半端かもしれない。ただ、その両方の旨みがあるというのは大きく、様々な動機を持って、ダレずに稼ぎを行っていけた。そうして、まさむね&ディフェンダーの8本ずつの稼ぎを終える際には、シーフ(素早さ最大)や忍者(二刀流)・侍(しらはどり)など、汎用性の高いジョブをマスターしていけた。
ちなみに。余談であるが、私はここでの漁業が気持ち良すぎたため、勢い余って、バッツに魔法剣士をマスターさせてしまった。しかしながら、魔法剣士のマスターですっぴんに引き継がれる「まほうバリア」は、とんでもない地雷アビリティである。
…まず、通常プレイでも、「HPが1/16以下で、自分自身にシェル」という発動条件が厳しすぎであり、使える場面は、“どうしても早期にシェル状態を発生させたい場合”に限られる。そのうえ、「敵行動に対して発動するカウンター行動」と位置付けられているため、低HPで戦っていると、あっちでもこっちでも暴発して、鬱陶しいこと極まりない。しかも、「魔法バリアの発動が、ものまねの対象になる」というのが致命的である。ものまねは、MPやアイテムなどを消費せず、直前の攻撃をコピーできるコマンドアビリティであり、低レベルでの切り札の1つである。よって、「まほうバリア」の暴発は、極限の戦闘に、無視できない悪影響を与えてしまう。
――なお、その他にも、すっぴんに引き継いでも、必ずしも有利にならない特性アビリティとして、ナイトの「かばう」(戦闘不能にしたいキャラが乱れる可能性がある)、モンクの「カウンター」(ものまね対象になる。「まもり」が切れる)が挙げられる。「まほうバリア」の魔法剣士に加え、これらのジョブは、無計画にマスターしてしまうと取り返しが付かないため、縛りプレイという領域でゲームを進めるなら、気を付けなければならない。なお、その他のアビリティでも、ごく限られた状況下にて邪魔になることは考えられる(物理攻撃で戦闘不能になりたいのに「しらはどり」が発動する、少量のHPを回復したいのに「くすりのちしき」で倍になってしまう、あえてバックアタックを受けたいのに「けいかい」で無効化されてしまう、ダメージ地形でHPを1にしたいのに「ダメージゆか」で無効化してしまう。その他、特定の値にパラメーターを制限したいのに、ジョブマスターによって下げられなくなってしまう、など)が…まあさすがに、そこまでは大丈夫であろう。
そういうわけで。私が、魔法剣士をマスターさせたのちに、特性アビリティの「まほうバリア」が地雷であることに気付いたのだが、その時点で、既に、第3世界に入ってから数時間が経過していた。そして私は、悩むところであったが、第3世界を最初からやり直すことにしたのだ。
――やれ、ここでプレイを続けて、例えば、オメガ改・神竜改・エヌオーといった超強敵たちとの戦いで後悔したところで、もう遅い。だが、今なら引き返せる。そんなわけで、私は、第3世界開幕で残していたセーブデーターに戻ることとしたのだ。なお、その後も、アントリオンやメリュジーヌに対する検証で、謎に第3世界を頭から繰り返していたりする。やっぱ、セーブデーターが4個って、少なすぎだよなあ。1000個くらいは無いと…。
壁の様子が変なのだ… |
というわけで。ここまでしばらく、謎に海の話が続いてきており、「海ってどこの部位ですか?」という人にとっては、退屈極まりなかったであろう。だが、ここからは、いよいよ上陸をしていく。次なる目的地は、「フェニックスの塔」である。これは、黒チョコボのみで行ける場所にある塔であり、砂漠の塔という位置付けでは、FF1の「ミラージュの塔」(浮遊城に繋がる塔)以来となる。
…さて、ここは「壁を調べることにより、次の階への階段が開かれる」という仕掛けの用意されたダンジョンである。しかしながら、このギミックに、20年ほど前にFF5を初プレイした時の私は、全く気付けなかった。「なんか勇ましい音楽(「暁の戦士」)が流れて、1階だけで終わるダンジョン」だと思っていたのである。いや、もちろん、そんな無意味なデザインになっているわけがないのは分かるのだが、特に動かせるような物も見えなかったため、「来るタイミングが早かったのかな」などと納得していたのである。
――ちなみに。「フェニックスの塔では、壁を調べて進んでいけ」というヒントは、蜃気楼の町で入手できる。また、塔に入った瞬間に、全バージョン共通で、「フェニックスの塔」と表示される。ということで、それらを結びつければ、ゲーム内だけでもダンジョン攻略を行えるだろう。ただ、苦しいことに、蜃気楼の町とフェニックスの塔は、世界の反対と言えるくらいに距離が離れている。一応、黒チョコボを入手できるのも蜃気楼の町なので、イベント的な距離としては近いと言えるかもしれないが…。
そういうわけで、フェニックスの塔は、難解だと判断されたのか、旧スマホ版では、ゲーム共通の仕様としての、調べられる場所の前に立った際の「!」マークが表示されるようになった。さらに、ピ版ではツタのようなオブジェクトが設置され、“壁を調べる”ということが分かりやすくなった。
そうそう、“ピ”の話題が出てきたので、やはりこれは触れておかなければならない。ピでは、このフェニックスの塔において、これがまさしくピだよという感じの超絶劣化が為されている。
…というのも。フェニックスの塔では、壁を調べた際に、固定モンスターが出てくることがある。その際、SFC・PS・GBA・旧スマホ版では、敵モンスターが、壁に半分だけ埋まっているような演出が為されていた。が、ピでは、その演出がまるっと削除され、通常の登場と同じになっているのである。
――やれ、旧版の演出は、ただ単に左半分をカットしただけであり、特別優れていたかと言うと、そういうわけではないだろう。ただ、ドット絵という制限がある中で、モンスターが「*いしのなかにいる*」という表現を行おうとしており、フェニックスの塔の重要な特徴として、旧スマホ版までの全バージョンで引き継がれてきた。それをピでは、「こんなのどうでもいいだろ…」と、代用手段も考えずに無くしてしまったのだ。まさしく、ピがピと呼ばれるゆえんである。「愛の無い移植」という反面教師だ。こんなものを“究極の2D”と銘打って、発売ハードを更に増やそうとしている奴が居るらしい…。
世界に男が1人しか居なくなった系の漫画みたいになっとるぞ |
さて。フェニックスの塔では、雑魚敵から得られる戦利品が、極めて豪華であるということが知られている。
…まず、ランダムエンカウントで出現するモンスターは、「チャムキュビア(花に囲まれた人)」「コムサ ベラ(蛇)」「シェリー(踊り子)」の3種類であり、全て女性型モンスターである。ゴクッ…。彼女らからは、逃げられない代わりに、たいへん有用な装備品を奪取可能である。
――また、5の倍数の階(最上階の30階を除く)には、壺が2つ存在し、その片方を調べると、「マジックポット」と戦闘になる。マジックポットは、「エリクサー」を与えると逃走してくれ、100ABPをプレゼントしてくれる。ラスダン最深部のムーバー(ABP199)を除くと、オメガ・神竜と同値という驚異的な値であり、ジョブの育成に大いに貢献してくれる。
では、まず、盗めるアイテムについて説明していこう。「チャムキュビア」からは、通常枠で「リフレクトリング」、レア枠で「リボン」を盗める。リフレクトリングは、私はエクスデス城で人数分を入手しているため、追加は不要なのだが、店売りはされていないうえ、通常枠で盗めるのはここだけである(GBA版&旧スマホ版では、追加ダンジョンの「フューリー」も)。ちなみに、10000ギルという高価で売れるため、ギル稼ぎ用にも使用可能である。そして、レア枠のリボンは、説明不要、金の髪飾りと並び立つ、最強の一角であり、しっかりここで、人数分を集めておく。
…続いて、「コムサ ベラ」からは、通常枠で「レインボードレス」、レア枠で「珊瑚の指輪」を盗める。レインボードレスは、店売りされておらず、「踊る:剣の舞」の発動率を上げるという効果を持つ。同様の効果を持つ、ラミアのティアラ&赤い靴と比べた場合、頭枠&アクセサリ枠を自由にできるというメリットが存在する。頭装備とアクセサリには、それぞれ強烈なライバルが居る(金の髪飾り&リボン、エルメスの靴など)ため、レインボードレスの利用価値は大きいだろう。一方の珊瑚の指輪は、お馴染み、神竜戦に特化したと言えるアクセサリだが、私は既に第1世界で50000ギル×4で購入してしまっているため、ここで入手しても仕方ない。その他、コムサ
ベラからは、青魔法の「死のルーレット」を習得可能である。“敵が使うと強力だが、味方が使っても全く強くない”という技の代表選手は、FF5から歴史が始まったのだ。
――最後に、「シェリー」からは、通常枠「赤い靴」、レア枠「エルフのマント」を入手可能である。赤い靴は、店売りされておらず、ラミアのティアラ・レインボードレスと同じく、剣の舞の発動率を上昇させる。地味に、物理防御力11/魔法防御力2/魔法回避率3/重さ1/混乱無効と、源氏の小手(物理防御力12/魔法防御力1/重さ6/麻痺・カエル無効)にも匹敵する能力値補正を持つ。どんな安全靴だよ。そして、履いても謎の人に連れて行かれたりもしないのだが、“リボン系”という特殊な種別に属するため、すっぴん・踊り子・「リボン装備」を付けたキャラしか装備ができない。しかも、入手法が「シェリーから盗む」「次元城の宝箱」という2つであり、超強力なエルメスの靴が手に入った後ということで、活躍させるのは難しい。なお、そのことは、レア枠のエルフのマントにも言える。第1世界で、例のガルキマセラ地帯にて入手をしてから、1/3の回避能力&素早さ+1の補正を目当てとして、頻繁に装備してきた。ただ、やはり、エルメスの靴が強すぎであり、今となっては装備機会を見付けるのは難しい。でもまあ、一応は、4個を揃えておくことにしよう。
ちなみに。これらの女性型モンスターたちからは、全て逃げることができない(マジックポットからは逃げられ、再出現もさせられる)。
…ただし、これら姦しい魔物たちに、ステータス魔法はすべて有効である。そのため、歌でまず手早く行動を封印し、その後に眠らせてしまえば、好き勝手にアイテムを盗むことができる。そして、「死の宣告」でトドメを刺せば、入手経験値も回避できる。やれ、砂漠に立つ幻の塔に登場する女性モンスターたちを、歌で誘惑し、追い剥ぎをし、呪いの言葉で消滅させていくバッツたち一行…。ユニット名は「幻想旅団」とかでどう?
――そして、マジックポットについても、「エリクサー」を与えれば、経験値0でABP100を貰えるため、「二刀流」や「れんぞくま」といった、莫大なABPが必要なアビリティの習得に役立てられる。なお、エリクサーを与えて帰っていただける確率は1/3ということで、お馴染みの「まるごと保存」を使い、1個で帰ってくださるまで繰り返していった。ちなみに、その他の手段で無理やり倒すと、経験値10000も手に入ってしまうため、低レベルクリアーでは、エリクサー献上が唯一の撃破手段である。
とまあ、そんな感じで、雑魚敵対策はOKである。また、各階で出現する壁モンスターは、“ハズレの壁を調べた場合の罠”として出現するため、最初からアタリの壁(固定)を知っていれば、それを調べることで、戦闘なしで次の階へと登ることができる。
…しかしながら、最上階の直前、29階では、必ずモンスターが出現する壁を調べなければならない。そして、敵は「死の宣告」を無効化し、「とらえる」も駄目であるため、経験値を回避する手段が無い。敵の所有経験値は2500と大きく、いかなる分配であっても大幅なレベルアップは不可避である。
――そういうわけで、フェニックスの塔は、低レベルクリアーでは唯一の、攻略不可能なダンジョンとして知られている。まあ、召喚フェニックスは消費MPが99であり、低レベルプレイで手に入れたところで、実用性は無い。だがやはり、“完全なる攻略不可能”というのは、後味が悪いものである…。
死ぬなーっ、フェニックス!! |
というわけで。低レベルプレイでのフェニックスの塔の攻略は、最上階目前の29階で終了となり、ここから「テレポ」で脱出をすることになる。
…しかし、私は、通常プレイにおいても、このフェニックスの塔を攻略したことが無い。よって、せっかくだからということで、壁から出てくる敵を倒し、最上階のイベントを見てみることにした。なお、フェニックスの塔にはセーブポイントが無いので、戦闘前に、いつもの「まるごと保存」で、リアルタイムセーブデーターを作成する。そして、壁モンスターを倒して、最上階に登る。最上階のイベントは、途中で選択肢が出るため、この手順を、2階繰り返すことになる。間違って、壁をぶち壊した後にまるごと保存をしてしまったりすると、29階まで登ってきた記録もチャラである。
――ちなみに、壁から出現したのは、「クーザー」であった。第2世界で、封印城クーザーの周りに出現するベヒーモス型の雑魚であり、フェニックスの塔では、専用に調整された個体が出現する。が、所詮は単体攻撃しか使ってこず、素早さも大して速くないため、恐れるような敵ではない。「調合:ドラゴンパワー」で一気にファリスを強化し、敵レベル値が「63」であることを活かして、「レベル3フレア」で撃破をしていった。1人あたま625の経験値を入手し、Lv2-1-1-4が、8-8-8-8となってしまった。これはこれで分かりやすい数値であるが、フェニックスを入手するためだけに、8888をクリアレベルとして採用する人は、まず居ないであろう…。
さて。最上階のイベントは、レナたちの飛竜(第2世界で登場し、第3世界でも続投する“クルルたちの飛竜”とは別個体)と再会するが、飛竜は既に自らの死期を悟っており、塔からオイヨイヨすることによって、フェニックスへと転生するというものである。蜃気楼の町で、防具屋の前に居る住民が語っているところによると、この塔自体に、“竜が不死鳥へと進化できる”という伝説があるようだ。FF5における、文字通りの登竜門である。
…その途中で、レナが、飛竜についてのエピソードを回想する。時間軸は、恐らく、FF5本編が始まる少し前と言ったところだ。そこでレナは、病気の母を治すため、飛竜の舌を切るかどうかの選択に迫られる。ここの回想では、プレイヤーが、舌を切るのかどうかという質問に、「はい
/ いいえ」の選択をできるという特徴がある。回想シーンなのに選択肢が出るというのは妙な話だが、プレイヤーの没入感を高めるのに役立っていると言えるだろう。
――なお、どちらを選んでも、展開に変化はないが、「はい」を選んだ際の、タイクーン王の「バカモノー!」というセリフは、静かな名台詞として知られている。タイクーン王は、様子が変なだけではないのだ…。
ちなみに。飛竜は、第3世界で、決死の力を使って、レナをメリュジーヌから助け出し、その後、フェニックスの塔の屋上へと辿り着いた。そして、レナの目の前で、塔から飛び降りることによって命を燃やし尽くし、フェニックスとして転生した。
――ということは、つまりである、フェニックスの塔の屋上に行かなければ、飛竜はいつまでも死なないのだ。なんと、低レベルクリアーは飛竜生存EDだったのである。そう言えば、続編のFF6でも、「シャドウを魔大陸で救出した後に、崩壊後で仲間にしない」なんて手法が提唱されていたりもした。さらに言うと、図書館テレポのバグ技によってメリュジーヌ戦を回避すれば、飛竜が瀕死になることすら無くなり、完璧である。勝った! 第5部完!!
何気にレアなイベントなのだ… |
おまけである。様子が変なおじさんがせっかく出てきたということで、久しぶりにタイクーン王を話題に出してみることにしよう。
…まず、私は、「風の様子が変なのだ…」以外の彼の名言を知ろうと、少し調べてみたところ、どうも「しょうがないなァ」というセリフが存在するらしい。王の口調が変なのだ…。が、これを見て、私は「こんなセリフあったっけ?」と思ったのだ。
――というわけで。こういうとき、今はまず、ネットで調べる時代である。【こちらのYouTube動画様】によると、王の様子が変なセリフが出現するのは、レナとファリスの回想シーンであり、タイクーン城で発生するイベントのようだ。そして、城で発生するイベントは、「@レナが、ファリスのことを、自分の姉では無いかと疑問を持つシーン[飛竜入手後]」「A15年前の、サリサ(ファリス)とレナについての回想[飛空艇入手後]」「B15年前の、サリサが飛竜に乗るのを怖がる回想[タイクーン王の死亡後]」の3種類が存在するようだ。が、この3種類目は、実はゲーム内で見た人は、ほとんど居ないだろうと推測できる。隠しにも近いような、レアイベントとなっているのだ。
まず。@は簡単である。第1世界にて、北の山で飛竜を入手したあとに、タイクーン城へと戻れば良い。このタイミングで戻るのが最速であり、様々なアイテムも入手できる。会話の内容的に、まず間違いなく、“Aの条件を満たす前”という期間限定であろう(ファリスが正式に自分がレナの姉であると思い出したあとに、このイベントが発生すると、おかしなことになる。だが、その事実が明確に判明するのは、滅びの町ゴーンで地下に落ちた時であり、その後はクレイクロウ様を倒して飛空艇を入手するまで、外には出られない。よって、「姉妹関係が判明したが、飛空艇を入手していない」ということは起こらない)。まあ、情報なしの通常プレイならまだしも、宝箱の回収を順番に行っていく攻略であれば、まず間違いなく最速タイミングでタイクーン城を訪れると思われるため、@を見るのは容易である。
…次に、Aだが、こちらは期間限定であるものの、最後ほどは難しくない。内容は、15年前の、サリサ(ファリス)とレナについてのものである。時系列に考えて、間違いなくファリス5歳・レナ4歳程度のとき(ファリスが「明日、飛竜に乗せてもらう」と言っているので、Bの1日前であると分かる)なのに、レナが「ぱふ
ぱふゥ」と赤ちゃんプレイをしていたり、王族御用達といった豪華なベッドを怪力で動かすファリスなどは、よくネタにされる。このイベントについては、期間がなかなか限定されているが、第3世界で、世話係であるジェニカに話しかけることでも、見ることが可能である。
――最後に、Bである。タイクーン王の「しょうがないなァ」が聞けるのもこれだ。期間は、「タイクーン王の死亡後」であり、つまるところ、“第1世界終盤で、ガラフが離脱してから、第2世界に旅立つ前まで”ということになる。また、第3世界になってからでも、王の部屋にある日記帳を調べることで、同じイベントを再生することが可能となっている。
しかしながら。困ったことに、このAとBの発生条件について、イベントの様子が変にならないよう、細かくプログラムが為されている。その結果として、Bを見るのは、なかなか困難になっているのだ。
…まず、順路から外れた場合を考えてみよう。第1世界で、「飛空艇を手に入れてから、タイクーン王が死亡する前」にタイクーン城を訪れず、「王が死亡した後」に初めてタイクーン城を訪問した場合、再生されるのはAである。その後、もう一度タイクーン城に入り直しても、Bを見ることはできない。しかも、“飛空艇入手後〜タイクーン王死亡”というと、長そうに思えるが、間に起こることは、「アダマンタイマイの撃破」と「ロンカ遺跡の攻略」しか無く、実は短い。この間に、わざわざタイクーン城を訪れなかった場合、もう決して、第1世界でBは見れないのである。
また。第3世界では、AとBについて救済が用意されている…のだが、Aは単に城の中に居るジェニカに話しかけるだけなので、容易である。しかし、Bについては、「Aを見た後」という条件が存在する(なお、文献によっては、「アントリオンを倒してファリスが復帰した後」とされている場合もあるが、誤りであり、バッツ&クルルの2名の時でも見れた)。このA→Bでしか見れないという条件が、大問題なのだ。
…さて。第3世界冒頭のストーリーを思い出してほしい。タイクーン城の建物内に入ると、すぐに舞踏会が始まり、再び操作できるのは玉座の間からである。そして、Bが見れる王の部屋は、玉座のすぐ左脇から続いている。一方のAは、少し戻って、城の玄関があるマップから右に進む必要がある。よって、城をくまなく探索していく方針だと、どうしても、Bの場所→Aの場所という順になりやすい。その場合、第1世界でAを見ていない限り、Bは発生しない。そして、第3世界でのAを見たあとに、Bの場所を再び訪れるということも起こりづらいため、やはりBを見逃してしまうということになる。
――やれ、内容を考えると、このイベントは、必ずしも“A→Bの順で見なければ矛盾が発生する”というものでもない。というわけで、Bについても、「第3世界で王の日記を読むだけで発生させられる」としていれば、かなり多くの人が視聴可能であり、救済として役立っていたと思われる。
ちなみに。そのBの内容であるが、隠しに近いようなイベントであって、ストーリーの理解に役立つものとなっている。ファリスの、飛竜に乗りたいと言っていたが、目の前にすると怖がってしまう様子は、微笑ましいものである。また、問題の「しょうがないなァ」であるが、決してキャラの様子が変になっているわけではなく、ファリスが物陰に隠れてしまった際に、ボソっとつぶやいたようなセリフとなっている。その後は再び、王・父親としてのセリフに戻っているため、タイクーン王の意外な人となりを知ることができる言葉と言えるだろう。
…ちなみに、最初に紹介させていただいた動画の【3:40】では、ファリスが「父さんは、俺たちの力で探し出さなきゃいけないからね」と言っている。だが、私が検証のために第1世界ラストで再生した際には、ここが「ガラフ達を助けに行かなきゃいけないからね」となっていた(【画像】)。この時点だと、タイクーン王は、既に死亡が判明しているため、様子が変にならないよう、変更したのであろう。
――やれ、ベッドにガラフが寝ていないというのは当たり前であるが、その他のセリフ面においても、矛盾が起こらないように、細かく設定が為されているのだ。その割に、エ○本を探そうとするバッツに、レナが異次元からの圧力を掛けてきたりもするが…。こういう、整合性が取られていたり、逆にミスをしていたりという、細かい部分を探ってみるのも、また「やり込みプレイ」の姿であると言えよう。
バハ「早く来てくれ…」 |
そういうわけで。そこそこ良い文量になったため、今回の日誌は、これにて終了とする。
…やれ。今回やったことをまとめると、「@海で稼ぎを行い」「Aフェニックスの塔を29階まで登った」、以上である。前回に引き続き、やり込み的なボスバトルは、今回もゼロであった。当初の予定では、バハムート&オーディン戦を含める予定だったが、それすら入らなかった。
――なお、前回の15話を書き始める時点では、今回16話の内容に加えて、バハムート&オーディン戦までを、1コ話にまとめるつもりだった。つまり、2体の召喚獣戦を仮に0.5話分とすると、当初の予定では、2.5コ話を1話に押し込もうとしていたのだ。無茶苦茶である。もう20年以上やっているにも関わらず、相変わらず、自分の作文というものが、何が何だか分からない…。
というわけで。進むのが遅すぎるという感じであるが、これはどうか、ご容赦いただきたい。私も、残念ながら、世間的には働いてしまっている身分であり、日誌更新に割ける時間と労力には限度がある。しかも、「管理人の日記」の更新ペースも維持しなければならない。そして、FFプレイ日誌は、毎回がこの文量ということで、週1更新でも、十分にキツいのだ。
――まあ、サイト更新は、私のライフワークであり、苦しいことは承知の上である。そして、「進行が遅い」という点も、裏を返せば、それだけ様々なことを書いていけるという面もある。FFシリーズの新作発売ペースがどんどん長くなってきている今、このように1作について長く語れる環境は、幸せだ。そんなわけで、この先も、こってりじっくり進めていくことにしよう。語っても…良いですかな?
(2023年2月19日) 1522 PV
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