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低レベルクリアー(PSP) プレイ日誌
そう言えば、こんな話だったわ |
「癒しの水の洞窟」における、空前絶後の激しい戦いも終わったところで、ストーリーラインに話を戻していこう。
…ここでやるべきなのは、最後の“カオス”「ティアマット」を倒すことである。そのためには、「ミラージュの塔」→「浮遊城」という、二段構成のダンジョンを攻略しなければならない。しかも、そのイベントを完遂するためにも、「ロゼッタ石を入手
(海底神殿)→
メルモンドの町でウネと会話 → チャイムを入手(ルフェイン人の町)」「ワープキューブを入手(滝の裏の洞窟)」という手順を要する。その前段階にあたる海底神殿への進入にも、更に手間が掛かる。さすが、ラスダン1つ前の難ダンジョンに恥じないという感じである。FFは、シリーズの最初から、こんなに凝った作りだったのさ…。
――更に。戦闘面としては、まずミラージュの塔では、倒したはずの「バンパイア」が雑魚敵として復活する。しかも、5体とか、そういう規模で徒党を組んで現れてくる。かつてのボスが再登場するが、現段階の戦力なら余裕…ということは無く、普通に高攻撃力を持った強敵なので、素早く数を減らさなければ、パーティ壊滅が待っている。また、浮遊城の最深部では、超低確率で、「デスマシーン」という敵が登場する。これ、初代ファミコン版においては、ラスボスよりも強いと言われるくらいの敵であり、ある意味で、FFシリーズにおける“裏ボス”の開祖と言える存在かもしれない。純粋な強さもそうだが、「かくこうげき」という物騒な必殺技を使ってくることでも印象的である。
さて。以上は、通常プレイにおける、ミラージュの塔&浮遊城の攻略に関した話である。しかし、低レベルプレイ、とりわけ、「癒しの水の洞窟」における激戦や、二度のエクスポーション稼ぎなどを乗り越えてきた私にとっては、この程度のダンジョンなど、単なるお遊びである。
…まず、雑魚敵が強かったり、逃げにくかったりという特性は、セーブ&リセット法を用いていけば、何と言うことは無くなる。また、ミラージュの塔→浮遊城は、合計8エリアの広大なダンジョンであるが、それではせいぜい、数値上だと2つ目の追加ダンジョンである「燃え盛る火の大穴」と変わらない。強制戦闘である「ブルードラゴン」「ティアマット」の強さも、オメガ&神竜と比べれば、無にも等しいというものである。
――もっとも。“FF1のバトル環境”において、これ以上無いほどの強さを発揮した神竜戦・オメガ戦を超えて、更なる個性を出せというのも、それはそれで酷というものであろう。ストーリー攻略はもちろんとし、裏ボス戦においても、あれ以上を望むというのは難しいものだ。もし、そんなものを出してしまったら、万人向けRPGでも何でもなくなってしまう。そんな路線を、私がFFに望むことはない。…とか言いつつ、結局のところ、4番目の追加ダンジョンである「風のささやく洞穴」のボス戦においては、死にゲーがごとく超難関が再来してしまったわけであるが…。
メルエムたちと死闘を繰り広げたあと、その指揮下ではない野良キメラアントと戦った、的な |
それでは、低レベルクリアー的な、「ミラージュの塔」「浮遊城」の攻略について、記していくことにしよう。
…まず、ミラージュの塔については、以前、“飛空艇入手を前倒しして、アイテム収集を行った回”にて、既に触れている(【第6話】)。重要物品として、白魔導士の強力装備である「トールハンマー」を入手した。これを総合性能で上回る物は、持ち帰り不能の「マサムネ」(ラスダン最深部で手に入るが、経験値入手が必須のため、裏ダンジョンには使えない)くらいしかない。ミラージュの塔では、事実上の白魔導士の最強武器が手に入るのである。
――そして。ミラージュの塔では、浮遊城へのワープポイントの直前で、雑魚敵である「ブルードラゴン」との強制エンカウントマスが存在する。残念ながら、これによる経験値:3274は回避できず、低レベルキャラはLv18→19と上がってしまう。しかし、たかがそれだけだ。戦闘としては楽勝以外の何物でもないため、貴重なレベルアップ許容機会として、しっかりパラメーター吟味をし、今後の更なる裏ボス戦たちに備えさせてもらった。
続いて。ブルードラゴンを倒した後は、後戻り無しで(強制エンカウントマスなので)、「浮遊城」へと突入することになる。
…さて、ここでは、これまでとエンカウントテーブルが一変し、やたらと逃げづらい敵が増えるのだが、どうということは無く、セーブ&リセット法で無視ができる。ダンジョンは、ラスダン1つ前ということで、なかなか広大なのであるが、手間さえ掛ければノーエンカウントでも網羅可能ということで、やり込みプレイにおいて問題となりうる部類のものではない。
――そして。最後の“カオス”である「ティアマット」についても、命中率が高いわけでないため、少しブリンクを決めれば打撃はミスまみれであり、魔法攻撃も「ハイポーション」の回復量である150ダメージを超えることすら少ない。よって、回避率と最大HPの低い序盤さえ何とかすれば、切り札であるエクスポーションの解禁どころか、その前段階であるハイポーションですら、余裕で回復が間に合ってしまう。こんなもの、オメガや神竜とは、比べ物にすらならないというものだ。まあ、あんな奴らと比べ物になってしまったらヤバいのだが…。
2発でも、999ダメージを超えることは無い。核兵器ですら、FF1の環境に敗れ去った! |
というわけで。さすがに、“追加要素ありのFF1”で最強と言われるオメガ&神竜を倒した後だと、ストーリー中の敵などは、もはや全く相手にならない。
…だが、欲求不満を感じた私は、“おまけ”的な要素として、初代FF1における裏ボスであった、「デスマシーン」への挑戦をしてみることした。ご存じの通り、ファミコン版においては、1/64の確率(…としつつも、実際には、エンカウントテーブルが決定しており、電源を入れてから128,196,205,211回目の戦闘)のみで現れるレアモンスターであり、ラスボスすら上回りうる超強敵である。
――そして、あえてラスダンではなく、その一つ前の浮遊城の最深部のみに出現するという特徴から、「超古代文明を誇ったルフェイン人、その最終兵器ですら、ティアマットには対抗できなかった」というふうに、ストーリー上の意味合いまで持たせている。ファイナルファンタジーは、こういうところがあったからこそ、今の今まで愛されるゲームとなってきたのだ。
さて。その「デスマシーン」であるのだが、残念ながら、今回の低レベル攻略においては、こいつですら雑魚となる。というのも、必殺技の「かくこうげき」は、全員に約400のダメージと、神竜の「タイダルウェイブ」にも匹敵する威力である。しかし、残念ながら、2発でも999を超えることは無い。よって、序盤さえ乗り切ってしまえば、あとは「ダメージを受けたことを確認してから、エクスポーションによる回復行動を入力する」でも、負けることは無くなってしまうのだ。
――実戦では、ティアマット撃破前のデーターを利用して、「Lv19白魔導士+Lv1キャラ3人」という状態で戦闘をした。序盤こそ、「かくこうげき」による一発全滅の可能性が存在するものの、それを友情パワー(Lv1キャラの肉壁)やエルフ様(エルフのマント)の力で乗り越え、いざHP999&高回避率を達成できれば、回復行動をエクスポーションで行うことにより、負ける要素は全く無くなってしまうのだ。デスマシーンは、超劣化版のオメガだった…??
そんなこんなで。まあ、オメガ&神竜なんていう伝説上のボスたちに匹敵してしまったら困るというものの、「ティアマット」や「デスマシーン」といった敵との戦闘、そして「ミラージュの塔」「浮遊城」のダンジョン攻略は、前回までの激烈な戦いに、遥か及ぶものではなかった。そして恐らく、ストーリー上のラストダンジョンである“過去のカオスの神殿”も、同じような有様となるであろう…。
――ただまあ。さすがに、あのオメガ&神竜に並びうるようなボスが、物語上に出現してしまっては、誰もクリアできないゲームになってしまう。あれより強いような相手は、浮遊城にも過去のカオス神殿にも出る必要はなく、“おまけダンジョン”である、風のささやく洞穴や、時の迷宮に出現してくれれば十分だ。そういう意味で、今回のFF1攻略は、PSP版を用いることにより、裏ダンジョンが存在していてくれて、本当に良かったと思う。だって、追加要素が無ければ、リッチがラスボスで、あとは適当に強化を積むだけで、簡単にエンディングまで進めるプレイになってしまっていたからね…。
白(実績) | HP | MP | 力 | 速 | 知 | 体 | 運 | モンスター名 |
Lv18 | 361 | 204 | 15 | 20 | 25 | 14 | 12 | |
18→19 | +26 | +19 | +1 | +1 | +1 | +1 | - | ブルードラゴン |
19→20 | +25 | +7 | - | +1 | +1 | - | +1 | ティアマット(1回目) |
Lv20 | 412 | 230 | 16 | 22 | 27 | 15 | 13 |
◆動画◆
経験値入手が必須となるマップが、2つもある! |
ティアマットを倒したということで、本来ならばラスダンへと挑んでいくところであるが、GBA版に準拠するバージョンでは、追加ダンジョンである「風のささやく洞穴」が解禁される。全40階の壮大な構成に加えて、ボスはFF6から4体が選出されており、最深部には意外な相手が待ち受けている。ネタ扱いされることも多いが、ダンジョンの長さと、中盤以降に登場する雑魚敵の強さは本物であり、独特の浮遊感が味わえる。
…加えて、PSP版では、更なる追加要素である「時の迷宮」が、4体のカオスを倒した時点で解禁される。これに関しては、私は全くプレイしたことが無いので、コメントしようがないのだが、お題をクリアして進んでいく特殊な分岐と、常に時間制限がのしかかってくる形式が、かなりのプレッシャーを与えてくるようだ。だが、そもそも低レベルでのプレイ報告は存在しないということで、どんな戦いになるか、楽しみである。
――というわけで。盛りだくさんであるPSP版(およびそれに準拠するバージョン)では、最後の“カオス”であるティアマットを倒した時点で、「過去のカオスの神殿」「風のささやく洞穴」「時の迷宮」と、3つものダンジョンが解禁されることになる。いや〜、楽しめる要素がいっぱいあって、嬉しい!
その中で、今回は、GBA版での追加要素である「風のささやく洞穴」から攻略をしていくのだが、このダンジョンには問題がある。というのも、低レベルクリアーの天敵である「経験値入手が必須となるマップ」が存在するのだ。しかも、2つも!!
…具体的には、まずPSP版の攻略本(GBA版も?)の番号「33」のマップである。ここでは、FF1の雑魚モンスターたちの魂が漂っており、話しかけてそれぞれの心の声を聞いてやると、成仏をしていく。低レベルクリアーなので、ほとんど雑魚敵は倒していないはずなのだが、それは置いておこう。そして、この魂を全て消すと、次のエリアへの階段が現れる。しかし、厄介なことに、魂の中には、アストスとバンパイアが紛れており、話しかけると、本編中で光の戦士たちに敗北したことが納得いかないのか、いきなり襲いかかってくる。
――さて、「アストス」「バンパイア」という敵自体は、序盤のボスであり、単体出現なうえに新技を習得しているということも無いため、今となっては、低レベルクリアーですら苦戦するような相手ではない。懐かしの、「中ボス戦のBGM」が再び聞けるという嬉しさもある。しかしながら、奴らはそれぞれ、2250と1200という無視できない経験値を持っている。例によって、「風のささやく洞穴」は、ランダムマップとしながらも、このマップが登場すること自体は確定であるため、残念ながら、完全攻略にはどうしてもレベルアップは避けられない。今回の私の、“ティアマットを最後にする”というプレイ方針だと、どうしてもここでLv20→21への上昇を回避できなかった。
そして、悲劇はそれだけではない。番号「29」のマップは、通称“水没城”と言われる、曰く付きの場所である。水没した城で、ゾンビ化した人たちが嘆いているという恐ろしいマップであるが、このダンジョンで唯一のボーナスマップであり、10個もの宝箱が入手できる。このマップが特定階に割り振られた時にしか手に入らない、超レアアイテムも多い。純粋に、何も考えずにプレイすると、それらのアイテムの入手率は1/36(全40階 -
ボス戦マップの4)となるため、その難易度は苛烈であると言えよう。
…しかしながら、そんなレアアイテムの中の1つである「天使の指輪」は、通常プレイでは絶対に手に入らないアイテムとして知られている。この「天使の指輪」は、“33階”が水没城になった時にしか入手できない。しかし、残念ながら、全128パターンのうち、33階が水没城となる組み合わせは存在しないのだという。天使の指輪とは名ばかりの、呪われたアイテムである。
――ちなみに、「天使の指輪」の効果自体は、「毎ターン、自分のHPを『最大値の1/10』だけ回復する」というドラクエシリーズの伝説の武具のような内容である。もし、(経験値入手なしで)手に入れられるのなら、低レベルクリアーにおいても、事実上の最大HPを1098(999+99)と扱える装備として、凶悪難度の裏ボス戦たちで活躍ができていただろう。この、「天使の指輪が入手不能」というバグは、GBA版から存在したが、PSP版でも修正されず、最終的に追加要素のほうが先に廃止されてしまった。そのため、「天使の指輪」が使用可能であった時期は、1回も無かったということになる…。
しかし、低レベルプレイにおいての悲劇は、この水没城でも、経験値入手が回避できないという点にある。
…このマップでは、ゾンビ化した兵士と王・王妃たちが、様々な場所に存在し、道を塞ぐような配置になっている場合もある。そして、宝箱を無視して次の階へと進む場合にも、どうしても兵士のシンボルと2回は戦闘をしなければならない。これらのバトルからは逃げられるが、逃げると兵士たちは消滅しないため、戦わざるを得ない。「フィアー」も、大地の恵みのほこら以来、久々に試してみたが、どうも絶対に命中しないようだ。
――さて。水没城における兵士のシンボルで登場する敵は、「レブナント」というゾンビ系モンスターであり、その数は1〜5体でランダムである。もちろん、1体で出現した時のみ、倒して道を開いていく。だがそれでも、250×2で、どうしても経験値が入ってしまう。これは、全40階の完全攻略を目指す場合はもちろんとし、レアアイテム入手の場合も障害になる。通しでの低レベルこそ、「Lv20→21」で変わらないものの、せっかく10個の宝箱が入手できるボーナスマップなのに、経験値に邪魔をされ、開始直後の2つ以外は持ち帰りできないからだ。ほんと、「なぜこんなことに…。」だよ。
なんだこの火力… |
そして。経験値入手以外でも、「風のささやく洞穴」では、多彩なマップが登場する。初登場のタイプとして、「敵が出現せず、店や宿屋を使用可能な拠点」が登場する。ダンジョン攻略中に、ほっと一息がつけるというほか、莫大な額が必要であるものの、これまで宝箱からしか入手できなかった装備品や消耗品を、ギルによって購入可能である。ここまで来ると、お金の使い道もほぼ無くなっているので、そういったレア物を大人買いしてみるのも面白い。
…また、マップチップで主力となるのは、もちろん浮遊城(4種類)…ではなく、氷の洞窟(8種類)である。浮遊城は、ボスが登場する固定マップ:4種類を入れて、それでやっと氷の洞窟に並ぶ程度である。まあ、氷の洞窟は、FF1で最凶のダンジョンと名高いため、このような裏ダンジョンのラスト(GBA版)にて抜擢されるのも、ある意味で当然と言えるかもしれない。
――その他、「風のささやく洞穴」では、これまでに無いような、パズル的な要素も登場する。“わらしべ長者”的に様々なドワーフたちに話しかけて道を開いていくマップや、謎のキャラクター:「ジャイアントビーバー」を仕分けしていくマップ、そして出口と入り口が一致していない魔法の町での人探し、壊れた機械のパーツ捜索、などである。まあ、こういったものは、何度も繰り返していくと面倒くさくなったりもするのだが、少なくとも1回だけ通しでプレイする場合においては、悪くない新鮮さを与えてくれたように思う。
しかし。この「風のささやく洞穴」の本質は、中盤以降の戦闘に、かなりの緊張感があるというところに存在すると思う。
…さて、このダンジョンは、GBA版の時点においては最後の追加要素ということで、中間地点である20階のボスを倒したあとは、これまでに無い強力な雑魚敵が登場してくるようになる。そして、31階からの最終ゾーンでは、これら凶悪な雑魚敵しか登場しなくなる。
――具体的には、ゴブリン系として、これまでの追加ダンジョンでは、「ブラックゴブリン」というやられ役が登場してきたが、風のささやく洞穴の深部では、「ノッカー」という青い亜種が登場する。これが、防具を固めても2桁ダメージを与えてくるような敵であり、容易に1ダメージに抑えられたブラックゴブリンと比べ、桁違いの強さを誇る。まあ、所詮はゴブリンということで、大した強敵ではないのだが、逆に最弱のゴブリン系ですらこの強さということで、私が受けた衝撃は大きなものであった。
そして、最強の雑魚敵と言えるのが、「しにがみ」というシンプルな名前の敵である。大群で登場するくせに、物理攻撃で3桁ダメージを与えてくるうえ、「デスペル」で耐性を消去してからの「デス」など、高度な戦法を使ってくる。通常プレイでも、素早く数を減らさなければ危険であるが、こと低レベルクリアーにおいては、出会った瞬間に全滅というレベルの相手であり、“神”の名に相応しい、畏怖の対象となっていた。
やれ。私の、これまでの低レベルプレイにおいては、追加ダンジョンはただの自由な遊び場となってきた。
…しかし、「風のささやく洞穴」の中盤以降では、これらの強烈な雑魚戦が頻発するようになり、さすがの私も緊張感を持って挑む必要が出てきた。まあ、実質的には、セーブ&リセット法によって、雑魚敵とのエンカウントは無いのと同じにできるわけだが、それでも、「これまでザコだと思っていたゴブリン系にすら、殴り殺される」という光景は恐ろしいものであり、このダンジョンが、一筋縄では行かないという感覚を、私に与えてくれた。
次回は、これら4体のボスを攻略していきます |
ということで。今回は割と短めであるが、これで1話を終えることとしよう。前回のオメガ&神竜戦は、二転三転をした挙げ句、文章がメチャクチャに長くなり、更新間隔や私の気力にも悪影響を与えてしまっていた。だからこそ、今回は、切りの良いところで、短く区切っておくのである。
…そのため、次回は、この「風のささやく洞穴」における、4体のボス戦を専門に取り扱っていくことにする。これらの敵は、ドット絵シリーズでラストとなる、FF6を出典としている。ご存じの通り、『6』はFFシリーズでも屈指の人気作であるが、FF1での出演時においては、「一つ前のダンジョンのオメガ&神竜のほうが強い」「最後の地下40階でのボスが拍子抜け」という点から、微妙な扱いをされることが多かったりもする。
――しかしながら。今回の低レベルプレイにおいては、4体のボスのうち2体が、常識はずれの強さを発揮することになった。部分的には、あのオメガ&神竜さえ上回っていると言える。しかも、それらの戦いは、“低レベルクリアーならではの難しさ”が展開されたのだ。
やれ。FF1自体が、低レベルクリアー向けのゲームではなく、挑戦報告自体が少ない。そのうえ、GBA・PSPという、今となってはごく一時期のバージョンにしか存在しなかった追加要素を低レベル攻略するなど、もはやほとんど例が無いと言って良い。
――だが、“やり込み”とは、そういう誰も注目しなかったところを取り扱っていくプレイである。そういうわけで。世界初かもしれない、“風のささやく洞穴”のボスたちの低レベル攻略を、次回日誌ではどうぞご覧あれ…!
(2022年7月12日)
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