FF1/低レベルクリアー(PSP) プレイ日誌 - やり込みinFF

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低レベルクリアー(PSP) プレイ日誌

 



飛空艇入手後は、大きく自由度が上がる


 前回は、グルグ火山より先に氷の洞窟を攻略し、飛空艇を手に入れたところまでであった。
 …さて、FF1の攻略では、「4体のカオスを倒してラストダンジョンに突入する」というのが物語の大きな流れとなっている。
スーパーメトロイドである。倒す順番は、普通に進めると、リッチ(土)→マリリス(火)→クラーケン(水)→ティアマット(風)となるであろう。ただ、リッチ撃破後は、氷の洞窟などに先回りをすることで、どの順番からでも撃破が可能となる。スーパーメトロイドである。

 そして、今回の低レベルプレイにおいては、マリリス→クラーケン→ティアマットという撃破順については、変更をしない。ただし、飛空艇を手に入れることで、
「@クラスチェンジが可能となる」「A強力な装備品を戦闘なしで入手可能である」という2つの多大なメリットを得られる。そのため、マリリス撃破前に氷の洞窟に突入し、飛空艇を入手しておいたのだ。
 …上記のうち、まず「@クラスチェンジ」については、主力の白魔術師は白魔道士へと変化する。上位ジョブでは、直接のパラメーター上昇こそ無い
(モンク→スーパーモンクのみ、装備なし時の補正が上昇)が、装備可能なアイテムが増えることに加え、レベルアップ時の魔法回避率上昇が少しだけ増えるという隠し要素が存在する。よって、最強育成や低レベルプレイでは、できる限り早くにクラスチェンジを終わらせることが重要だ。やれ、FFシリーズの中では、「最強育成のために低レベルプレイが必要」という作品が存在し(FF6や9など)、あまり好評でないことが多いようだが、その歴史も初代から始まっていたのだ。
 ――なお、この「魔法回避率の上昇値が増える」は、GBA版からの仕様であり、FC〜PS版では変化が無いどころか、
モンクについてはクラスチェンジで魔法回避率の上昇量が減ってしまう。そもそも、魔法回避率自体が隠しパラメーター(敵側のみ「魔法防御」と表記されているが、ダメージの軽減率ではなく、ステータス魔法の命中率である。FC〜PS版では、攻撃魔法もミスがあるため、ダメージに影響していたらしい。ややこしっ!)であるうえ、ジョブによっては低レベルでなくても最終的に回避率がカンストするなど、いろいろとややこしいようだ。まあ、今回は、低レベルプレイのための低レベルプレイであるため、これくらいにしておこう。

 続いて、「A装備品の早期入手」についてである。飛空艇を手に入れると、ラストダンジョンと、強制戦闘で阻まれる浮遊城
(ミラージュの塔 3Fのワープポイント前にブルードラゴンが出現する)を除き、ほぼ全ての地域が戦闘なしで探索可能となるため、そこで多数の宝箱を入手できるのだ。
 …その中で、特に重要と言えるのが、
「巨人の小手」である。海底神殿に普通に置かれている宝箱から入手でき、アイテムとして使用すると「セーバー」を発動できる。この魔法、FC版では効果なしというとんでもないバグがあったようだが、それより後のバージョンでは、ちゃんと攻撃能力(攻撃力数値&命中回数)が上がるようになった。重ねがけも有効であり、これを10回ほど使用すれば、低レベルの白魔道士でも4桁のダメージを叩き出せるようになる。
 ――続いて、防御側で有用なのが、
「リボン」である。様々なシリーズに登場する防具であるが、FF1では、全属性の攻撃を半減し、かつステータス耐性を大幅に上げるという超強力装備となっている。防御力数値としては1しか上がらないものの、本作における最強の頭防具と言って良い。なお、ステータス耐性については、厳密には「属性付きのステータス攻撃に対する回避率を上昇させる」という扱いであり、属性なしのステータス攻撃(?)に対する防御能力は上がらない、ということのようだ。よく分からないが、「地震」の即死は防げて、「鼻息」の即死は防げないんだとか。

FF4と9では「エクスカリバー」に関わり、FF12では地味にラストエリクサーの交易素材


 では、飛空艇を手に入れた直後の行動として、まずは北東にある「ガイアの町」へと向かう。ここは、北の大陸に2つある町の1つであり、海底神殿の探索にかかわる妖精イベントが存在する。
 …その他、ショップも利用可能であり、
「守りの指輪」は、このタイミングでは買うことでしか手に入らないので、16000ギルを払って購入しておく。ちなみに、白魔術師&白魔道士が装備可能な腕防具(腕輪は「体防具」の扱い)は、「皮の手袋」「守りの指輪」の2つのみである。一応、追加ダンジョンにて「天使の指輪」というアイテムも存在するのだが、設定ミスなのか、決して入手できない没アイテムとなっているそうだ。

 続いては、目当てである「試練の城」へと向かう。ここでの目的は、
「ネズミの尻尾」を入手することだ。近場には、丁度良く飛空艇を止められる空き地が無いため、残念ながらかなり歩かなければならない。
 ――ちなみに、この試練の城は、
カヌーを入手した時点で訪問できるということが知られている。船で河口に突っ込んでカヌーに降りるという技である。もっとも、それでネズミの尻尾を早期入手したところで、クラスチェンジをしてくれるバハムートには飛空艇でしか会いに行けないため、意味が無い…ということはなく、城内で入手した装備品を早くから使用したり、FF12のように一足先に探索すること自体を楽しむという方法に使える。

 ところで。このダンジョンでは、「ネズミの尻尾」を手に入れ、最後に脱出をする際に、
ドラゴンゾンビの強制エンカウントマスが存在する。ということで、低レベルクリアーとしては、クラスチェンジを諦めるしかない…と思いきや、ミニゲームの15パズルで手に入る「非常口」で脱出をすれば、ネズミの尻尾は手に入れつつ、経験値入手を回避可能となっている。
 ――というわけで。いったん船に戻って、久しぶりに15パズルを実行する。「非常口」は、2位更新報酬の一つとして用意されている。初期記録の1分00秒を切ること、そして1/5の確率で「非常口」が選ばれること、どちらもなかなか難しいと思っていたが、
運良く両方とも1発で成功させられた。まあ、こういうミニゲームは、私はやり込みプレイの本質ではないと思っているので、サクッと終わってくれて嬉しいものである。

 そうして、実際の試練の城へと入っていく。城内は、ワープポイントを使って移動をしていくタイプであり、間違った物を選ぶと戻されてしまう…という、RPGによくあるアレとなっている。しかしながら、私には
攻略サイトという最強の武器があるので、それを使って、サクサクと進行させていく。強制エンカウントマスも有るには有るが、最後のドラゴンゾンビ以外は、逃走可能となっている。そんなこんなで、アイテムを回収し、脱出ポイントである玉座の前に待ち構えているドラゴンゾンビを華麗に無視して、非常口から脱出をしていった。
 ――そんなわけで! この試練の城にて入手できたアイテムは、以下のような感じである。


「試練の城」などで手に入れたアイテム

「守りの指輪(※ガイアの町で購入)
「ガントレット(使うとサンダラ)」「癒やしの杖(使うとヒール:全体小回復)」「ルビーの腕輪」「アイスブランド」「鋼の小手」
「コテージ」「合計8795ギル」
「ネズミの尻尾」



 ということで、ここでの入手品には、さほど重要な物は無い。アイテムとして使うと「サンダラ」の効果がある「ガントレット」は、耐性の無い敵に80ダメージ
(耐性ありでも半減)というところであり、もう少し早く手に入っていれば有用であったと思われるが、残念ながら戦力を大幅に強化できる飛空艇入手後のタイミングでは、ひとあし遅かった。でも、氷の洞窟へ行く前にここに来ていれば、イビルアイ対策として使えたかも…。
 ――また、「ルビーの腕輪」は、防御力24の体防具であり、2ヘッドドラゴンを苦労して倒して入手した「詩人の服
(防御力20)よりも性能が高い。しかしながら、このタイミングだと、強制戦闘なしで、上位の「ダイヤの腕輪」(海底神殿:防御力34)が手に入ってしまうため、やはり今回プレイでは出番が無い。氷の洞窟の前に、試練の城を訪れる…いや、そうすると、今度は「詩人の服」の活躍場面が無くなってしまう…。

「召喚獣」という概念が未登場だったFF1の時点で、バハムートには特殊な役割があった


 続いて、クラスチェンジのために、「ドラゴンの洞窟」へと向かう。北に2つある大陸の間に点々としている島に、それぞれ穴が開いているので、そこに入っていけば良い。ちなみに、穴のうち1個は、ドラゴンの洞窟ではなく、後に死ぬほど潜ることになる
「燃え盛る火の大穴」となっている。
 …そして、ここでは、バハムートが住んでいる場所以外にも、幾つも洞窟がある。全て、戦闘は発生せず、ドラゴンは友好的であるうえ、宝箱まで存在するため、ありがたく頂いておくことにしよう。
 ――そして、クラスチェンジについては、既に書いた通りである。白魔術師が白魔道士となっても、まあ特に変化することは無いと思いきや、この後に手に入る
最強武器の一角:「トールハンマー」は白魔道士しか装備できないため、地味に重要となってくる。また、「レベルアップ時の魔法回避率の上昇値が増える」という点も、変化は僅かなのだが、そういう細かいところで勝敗が分かれてくる可能性も存在する。ちなみに、白Lv15だけでなく、ずっと地面を引きずられていた戦士・シーフ・赤魔術士も、それぞれナイト・忍者・赤魔道士へと進化した。

 ちなみに、クラスチェンジ後の「ナイト」「忍者」は、それぞれ白魔法・黒魔法を覚えられるため、Lv1であっても場合によっては有効活用できる…と思いきや、残念ながら
ランク1の白魔法・黒魔法であってもLv15が必要となるため、今回プレイでは全く魔法は使用できない。
 ――というか、
その枠なら、Lv1の赤魔術士がこれまで居たのだが、その魔法が全く注目されていなかった時点で、残念ながらお察しという感じである。果たして今後、Lv1キャラクターたちにスポットライトが当たることはあるのだろうか…。


「ドラゴンの洞窟」で手に入れたアイテム

「テント」「エーテルドライ」「エリクサー」「コテージ」「エクスポーション」「20475ギル」




全ジョブで必須となるFF1最強の防具(ただしFC〜PS版までは3つ限定品)


 次は、ワールドマップ北西
(左上)の地域である。ここには、「オンラクの町」「キャラバン」「滝の裏の洞窟」の3つが存在する。どの場所も、やはり交通の便が悪く、飛空艇を遠くに停めて、しばらく徒歩&カヌーで移動をしなければならない。まあ、全ての場所で、隣に飛空艇を着けられては、北側のワールドマップの意味が無くなってしまうので、当然と言えば当然か。別に北の大陸は滅んだわけではなく、単に交通が激烈に悪いだけであった。
 …まず、オンラクの町は、海底神殿へと出発できる場所であるが、それ以外の魅力は特に無く、ショップのラインナップにも目ぼしいものは存在しない。というわけで、
何故か人間たちに馴染んでいるドラゴンなども見ながら、話を聞くだけとしておく。

 続いて、砂漠の側に存在するキャラバンについては、まず「妖精のビン」を40000ギルで販売している
(バージョンによっては50000ギル)。なかなか高価であるが、これはストーリー攻略に必須のアイテムであり、買わなければゲームは進められない。低レベルクリアーにおいては、各地の宝箱からギルが手に入るため、大幅なギルが余っており、特に購入に問題は無かった。いざとなっても、15パズルや追加ダンジョンがある。
 …そして、妖精のビンを購入した後は、
戦闘中限定の強化アイテムが買えるようになる。ラインナップは、「力の薬(攻撃力数値UP)」「巨人の薬(最大HP+200)」「妖精の薬(最大MP+200)」「スピードドリンク(ヒット数UP)」「プロテスドリンク(物理防御力UP)の5つだ。
 ――このうち、最重要のものは、
「巨人の薬」である。効果は、最大HP+200というものであり、重ねがけによりHPを999まで増やすことができる。FF1では、特殊攻撃はHPで受ける趣が強いため、強敵相手では、ある程度のHPが無いと話にならない。よって、バトル序盤で「巨人の薬」を連発し、最大HPを増やすことは、今後の基本的な戦い方の一つとなるのだ。ただし、使用した時点での現在HPは増えないため、そこを何とか補う必要がある。なお、手に入るのは飛空艇入手後のタイミングからであり、ここ以外だと、火以降の追加ダンジョンの宝箱や、レア敵の「チラノザウルス」が落としたりする。
 その他、最大MPを増やす「妖精の薬」は、
まあいらないとして、「力の薬」「スピードドリンク」「プロテスドリンク」は、それぞれ別手段で代用可能である。ただ、アイテム版は、強化量が異なるほか、「全員が」「どのキャラに対しても」使用可能という特徴がある。そのため、場合によっては、白魔道士以外の3人のLv1キャラを生存状態からスタートさせ、序盤に集中的な強化を行う…というバトルも出てくるであろう。

 最後に、カヌーで河を登り、RPG恒例の「滝の裏の洞窟」へ向かう。たぶん、当時はまだ恒例ではなくて、地味にFF1から流行した要素なのかも?
 …さて、ここでの直接の目的は、「ミラージュの塔」「浮遊城」とワープするために必要な
「ワープキューブ」を手に入れることなのだが、先にミラージュの塔を訪問しておく必要は無く、その他にも関門となる要素は無いため、飛空艇さえ持っていればいつでも済ませて良いダンジョンである。

 そして、ここでの最重要装備品は、
「リボン」である。他シリーズでは、主にステータス異常を防ぐ装備品として登場する。その始まりであるFF1でも、ステータス異常に対する耐性を大きく上げる(※完全に無効化するわけではなく、単純に確率で防御するわけでもない。また、全く耐性を上げられない攻撃もある。私もよく分かっていない…)。それだけでなく、常時属性バリアの特性を持ち、全属性を半減する。文句なし、リメイク版での追加品も含めて、FF1の最重要防具と言って良い。そりゃ、「全ステータス防御」「全属性半減」のどちらか片方だけでも強力なのに、その両方が入っているのだから…。
 ――ちなみに、FC〜PS版においてのリボンは、この「滝の裏の洞窟」のほか、「海底神殿」「浮遊城」で、合計3つしか手に入らなかった。そのため、パーティ内の誰か1人が、
タンバリンさん的なアレになっていた。しかし、GBA版以降においては、燃え盛る火の大穴にて、4つ目が手に入るようになったため、ひとまず全員が装備可能となり、不平等は解消されている。ただ、明らかに強力すぎる装備品であり、他の様々な防御手段の存在意義を根こそぎ奪っているのは、決して軽くない罪だとも思う。


「滝の裏の洞窟」で手に入れたアイテム

「魔道士の杖(使うとコンフュ)「リボン」「ディフェンダー(使うとブリンク)
「24850ギル」




海中は深さ200mで真っ暗になるらしいので、それよりは浅いであろう


 次に向かうのは、「海底神殿」である。まず、キャラバンで購入した妖精を、ガイアの町に離すと、「空気の水」というアイテムが貰える。空気なのか水なのか、というところであるが、恐らく生存に適した分量・圧力の空気を体内から生成してくれる魔法的なアイテムなのであろう。
 …続いて、それを持ってオンラクの町へと行くと、タルの潜水艦を使って、海底神殿へと入れるようになる。この神殿は200年前に沈んだらしく、そこからクラーケンは攻撃を仕掛けてきているのだ。なお、太陽光が届いているため、深さはせいぜい
100m程度だと思われる。FF1では、時間を超えて干渉をしてくる敵が存在する世界観のため、それからするとショボく感じるが、近代文明の衰退したFF1世界であれば、十分な脅威と言えるのだろう。

 さて。この海底神殿は、1階〜5階で構成されているが、
スタート地点は3階であり、2通りのルートが用意されているという変わった構成になっている。まず、開始地点から右奥の階段を登り、4階→5階と移動すると、雑魚敵の出現しない人魚たちのフロアに辿り着け、様々な宝箱のほか、キーアイテムの「ロゼッタ石」が手に入る。これは、FF1では、ルフェイン語を覚えるために必要であり、シナリオを進めるための必須アイテムとなっている。
 …続いて、開始した階層に戻り、今度は左奥の階段を下っていくと、ボスであるクラーケンが待ち受ける下層へと進んでいく。ただし、ただ降りるだけではなく、
2階→3階→4階→3階→2階→1階と複雑に進んでいかなければならない。まあ、偽の階段は無いため、そこまで大幅に迷うことは無いのだが、頭がこんがらがらないように気を付けていきたい。
 ――ちなみに。これは体感だが、
海底神殿のエンカウント率は高めなうえ、逃げる行為も成功させづらいようだ。よって、セーブ&リセット法を使いながら、少しずつ進んでいくことにする。欲張って多く歩こうとすると、エンカウントしてやり直しになったりするので、こまめなセーブが重要である。

 さて。この海底神殿で手に入るアイテムも、なかなか多いのだが、最重要な物は、
「巨人の小手」である。防具としては、これといって見るべきポイントは無いのだが、アイテムとして使用すると、「セーバー」の魔法を発動できる。これは、攻撃力数値とヒット数を上げるというものであり、重ねがけにより、大幅な火力向上が可能である。
 …なお、本来はランク7の黒魔法であり、効果自体は強力なのだが、
自分にしか掛けられないという最悪の欠点が存在する。魔法「セーバー」は、黒魔道士が自分の火力を上げることにしか使えないのだ。そのため、全くと言って良いほど出番が無く、「ストライ」「ヘイスト」といった他の強化魔法の影に隠れていた。更に言うと、初代のFC版では、バグにより全く効果が無かったらしい。何がやりたかったんだコイツは…。
 ――ところが、「巨人の小手」での発動なら、キャラを問わず使用ができる。そして、このセーバーを重ねがけすることにより、敵の防御力を乗り越え、4桁ダメージも容易に出せるほどの超火力を得られるのだ。終盤の敵の防御力は高いため、白魔道士の基本火力では全く太刀打ちできず、2ヘッドドラゴン戦のように、1桁ダメージしか出せなくなってしまう。そういうバトルで、この「巨人の小手」を使えば、現実的なダメージを与えられるようになる。よって、この「巨人の小手」は、
火力不足を解消する念願のアイテムと言えるのだ。


「海底神殿」で手に入れたアイテム

「ダイヤアーマー」「ライトアクス(使うとアディア、2個手に入る)」「魔術の杖(使うとファイラ)」「ダイヤの兜」「ダイヤの小手」「ダイヤの腕輪」「ダイヤシールド」「リボン」「巨人の小手(使うとセーバー)
「99140ギル」「ロゼッタ石」



 ちなみに、FF1ファンには周知の事実だが、この海底神殿で流れるBGMの名前は
「カオスの神殿」であり、ゲーム冒頭で訪れたカオス神殿と同じ物である。いっぽう、「海底神殿」というBGMもあるのだが、ラスダンである“過去のカオスの神殿”で流れるものであり、海底神殿では流れていない。
 …ということで。率直に言うと、
曲名のミスなのであるが、これもFF1の伝統ということか、以降の移植/リメイクや関連作品においても、「ダンジョン/海底神殿 = BGM/カオスの神殿」「ダンジョン/過去のカオスの神殿 = BGM/海底神殿」という関係が守られ続けていたりする。

黒幕黒幕黒幕黒幕黒幕黒幕黒幕黒幕黒幕黒幕黒幕


 さて。残ったポイントは、「ミラージュの塔」「グルグ火山」の2つである。
 …まず、ミラージュの塔に入るためには、ワールドマップの中央東
(右)にある、「ルフェイン人の町」に行き、「チャイム」を入手して来なければならない。ただ、すぐにルフェイン人の町を訪れても、言葉が通じず、「ル…パ…ガミ…ド?」と答えられるだけなので、更に「ロゼッタ石」をメルモンドの町(土のカオスと戦う際に拠点としていた場所)に居るウネに見せ、ルフェイン言語を理解してからではないと、話を進められない。
 ――ちなみに、ルフェイン人は、FF1の時点では、「かつて高度な文明を誇っていたが、400年前にティアマットに敗北し、細々と暮らしている」という程度の設定であった。その後、GBA版からは
、飛空艇を作った「シド」がルフェイン人であるという設定が追加された。これにより、後付けなうえにFF1では本人は姿を見せないものの、FFの本編作品の全てで、「シド」が登場することになっている。
 いっぽうで、FF1の関連作品である「FFオリジン」には、“ルフェイン人”という名称で、
「ホライゾン」シリーズにでも出てきそうな異世界人が登場する。どうも、聞いたところによると、世界を裏から操る存在であり、ストーリーの根幹部に大きく関わってくるそうだ。このあたりは、まだ私はFFオリジンを未プレイなので、遊ぶ際に注目をしていきたいところである。

 というわけで。「ロゼッタ石
(海底神殿)」「チャイム(ルフェイン人の町)「ワープキューブ(滝の裏の洞窟)の3つのアイテムを集めると、ようやくミラージュの塔→浮遊城と進むことができるようになる。
 …のだが、ミラージュの塔の最終フロアでは、固定エンカウントマスにて「ブルードラゴン」が出現し、
戦闘を回避できず経験値が入ってしまうため、残念ながら浮遊城の探索は、ティアマットを倒す際の1回切りであり、後回しということになる。
 ――というわけで。現段階で探索可能なのは、下層であるミラージュの塔のみである。だが、そこでは、重要アイテムの
「トールハンマー」が存在する。これは、序盤の「船入手後」以来、久々に手に入った白魔道士の武器である。攻撃力と命中率も上がるが、そちらは「巨人の小手」のセーバーで補正可能なため、さほど重要ではなく、最も大きなポイントは「36」というクリティカル率である。白魔道士が装備可能な武器で、このクリティカル率を超えるのは、ラストダンジョン最深部で手に入る「マサムネ」(40)のみであり、しかもマサムネは低レベルプレイにおいては持ち帰り不能(復活カオスが経験値を持っている)なので、「トールハンマー」は、白魔道士の打撃武器として、末永く活躍をしてくれるであろう。ちなみに、アイテムとして使うと、「サンダラ」が発動するというおまけ効果も存在する。

 そして。最後に、2体目の“カオス”であるマリリスが
ずっと待っている「グルグ火山」へと向かう。ここは、順当に物語を進めていけば、リッチ撃破直後に訪れるダンジョンということで、終盤までの寄り道を済ませた今となっては、さほど強力な装備は手に入らない。なお、固定エンカウントマスで出現する敵のうち、にらみつけるさんこと「ファイヤー」と、「レッドドラゴン」からは逃げられず、一部の宝箱は入手できない。
 …さて、このままマリリスに挑んでも良いのだが、残念ながら
マリリスを倒すとレベルが1つ上がってしまう。よって、最低レベルでボスたちを倒していくために、この時点ではマリリスと戦わずに引き返す。まあ、グルグ火山でのダメージ床の上ではエンカウントが発生しないため、ダンジョンの深さに比して、潜入も脱出も楽なので、そこまで大きな問題とならないことは救いであろう。


「ミラージュの塔」「グルグ火山」で手に入れたアイテム

「イージスの盾」「シャープソード」「トールハンマー(使うとサンダラ)」「サンブレード」「ドラゴンメイル」「テント」「83495ギル」
「ミスリルの兜」「ミスリルの小手」「ミスリルの盾」「ミスリルアクス」「炎の盾」「アイスブランド」「杖」「ハイポーション」「テント」「毒消し×2」「フェニックスの尾」「金の針」「コテージ」「28550ギル」




巨人の薬によるHP上昇、巨人の小手による火力強化、リボンによる耐性大幅UP…


 それでは、寄り道によって強化された戦力を、戦闘へと活かしていくことにしよう。
 …まず向かうのは、追加ダンジョンの
「大地の恵みのほこら」である。前回、リッチ撃破直後に来た際には、4体のボスのうち、「2ヘッドドラゴン」しか倒せなかった【第5話】。そのLv13の時と比べ、現在はLv15に上がっている。しかし、そのレベル向上以上に、飛空艇によって掻き集めた物品の能力が圧倒的であり、残った3体のボスを、全て撃破することが可能となっているのだ。
 ――ということで。いつものように、雑魚戦が強制されるフロアでは「フィアー」で敵を追い払いつつ、「エルフのマント」集めも兼ねて、全てのボスを、ちゃんとゲーム内のデーターにも残る形で倒していった。順に、説明をしてみよう。


白魔道士 Lv15 HP279 / MP173
トールハンマー / エルフのマント / リボン / ダイヤの腕輪 / 守りの指輪


ケルベロス
 まず、防御面では、約300ダメージの「いなずま」「リボン」で半減可能なため、一撃死はしない。そして、開幕さえ乗り切れば、「巨人の薬」で最大HPを+200できるため、ハイポーションでの回復を重ねることにより、そうそう負けることは無くなる。打撃は弱いので、ブリンクを適当に使えば良い。
 そして、攻撃面については、「巨人の小手」によるセーバーを何度も重ねがけすることにより、低レベルの魔法使いとは思えないほどの火力を叩き出せる。実戦では、
10回のセーバーにより、約1000のダメージを出せるようになり、打撃×4回での撃破に成功した。

エキドナ
 即死攻撃の「地震」「デス」は、ともに「リボン」で当たらなくなる。また、約300ダメージかつ無属性の「フレアー」についても、「巨人の薬」でHPを上昇させたうえで回復をしておけば、一撃死することは無い。ブリンク&セーバーで自身を強化し、打撃で撃破が可能である。

アーリマン
 打撃に、即死攻撃の「地震」「炎」「吹雪」「稲妻」といった属性攻撃など、強力な技を大量に持っている。しかし、「リボン」を装備していることにより、地震は当たらなくなり、属性攻撃はバトル開幕から常時半減させ、ハイポーションで容易に回復できるようになる。
 また、初回挑戦時は、こちらの打撃では2,21,40のダメージしか与えられなかったため、敵の
「ケアルア」による回復量を上回れなかった。しかし今回は、「巨人の小手」によって4桁ダメージを与えられるため、ケアルアは1回休みと変わらないサービス行動となってくれる。


動画



完全に本編のゲームバランスは壊れてしまった…


 そういうわけで。本日ラストの戦いとして、グルグ火山に待たせていた
「マリリス」戦を行う。
 …のだが。もはや、「大地の恵みのほこら」の敵ですら容易に倒せてしまうくらいに戦力が強化されているため、
本編ストーリー中のボスなど相手にならない。いつものように、ブリンク→セーバーで自己強化を行い、あとは適当に打撃を加えるだけで、実に簡単に沈んでいってしまう。Oh…。
 ――というわけで。マリリスの撃破後には、2つ目の追加ダンジョンである「燃え盛る火の大穴」が解禁される。やれ、今回のバトル展開から、嫌な予感がする人も多いと思うが…大丈夫、
次はちゃんと強い敵が出現するよ。

白(実績) HP MP モンスター名
Lv15 279 173 15 17 24 13 11  
15→16 +29 +7 - +1 - - +1 マリリス(1回目)
Lv16 308 180 15 18 24 13 12  

動画

 

(2022年4月17日) 194 PV

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