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低レベルクリアー(PSP) プレイ日誌

 



この兵隊さんたちは一体何者なのか


 今回は、GBA版以降のバージョン
(旧Android版、およびピクセルリマスターを除く)に収録されている「大地の恵みのほこら」の攻略からだ。
 …さて、このダンジョンは、地下5階という構造であり、追加ダンジョンの「ソウル・オブ・カオス」の中で最も短い。そして、地下5階はボス戦のための固定マップであるため、実質的にランダム部分は4コ階層しか無い。しかも、選択されうるマップが4種類ということのため、
必ず全てのマップが登場し、ランダム部分は「どの順番で各マップが出現するか」というだけになる。最初ということもあって、割と簡素なダンジョンになっているのだ。
 ――ちなみに。「大地の恵みのほこら」では…というか、ソウル・オブ・カオスでは、全滅してもゲームオーバーとはならず、HP1で復活して外に放り出される。と言っても、GBA版以降ではダンジョン内を含めてどこでもセーブが可能であるため、全滅時の救済という意味合いは少ない。代わりに、
ダンジョンの脱出手段としては有用である。途中のボス等が倒せないとしても、全滅してやり直しを繰り返すだけで、無限のアイテム稼ぎを行えるのだ。

 しかしながら、この「大地の恵みのほこら」のランダムマップには、
雑魚を倒さなければ進めない場面という低レベルクリアーの天敵が存在する。しかも、前述の通り、地下1階〜4階のランダム部分に、マップ4つが重複なしで当てはめられるため、どう潜ろうとも、必ず雑魚敵に道を阻まれてしまう。
 …が、ここで使えるのが、
白魔術師の「フィアー」である。「敵を怯えさせて逃走させる」という内容の白魔法であり、PSP版だと、ちょうどリッチを倒したLv13から使用可能になる。まあ、通常プレイでは、敵を倒したほうが早いので、使われることは無い。また、「この魔法が効かない敵」「魔法自体が効いても決して逃げない敵」も存在するため、これによって本編の入手経験値が下げられるということは無いようだ。
 ――ただし。この、「大地の恵みのほこら」の低レベル攻略においては、この魔法は必須である。森林マップで出現する雑魚敵からは、LR逃走が可能なのであるが、それで戦闘を終了しても敵シンボルは消滅しない。しかし、
「フィアー」で相手を逃走させれば倒したことになるため、その先に進めるようになる。このタイミングから白魔術師が「フィアー」を使えるようになるというのは、何か作為的なものすら感じてしまう。

 その他の「フィアー」に関する点として、バージョンによっては、「魔法クリティカル」というシステムにより、本来は耐性を持っている敵に対しても効いてしまうことがあるそうだ。初代FC版では、
ラスボスをこれで逃走させるというプレイすら達成されているらしい…。

白魔法の「フィアー」で雑魚を追い払いながら進められる(だが経験値1は獲得)


 さて、この「フィアー」については、
敵によって使用した場合の動作が異なるようだ。
 …例えば、「大地の恵みのほこら」のシンボルエンカウントにて登場しうる4種類の敵にフィアーを使うと、それぞれ以下のような挙動となる。


ブラックゴブリン(1〜5体):フィアーを2回命中させれば逃げる可能性が出てくる。命中率は高め。
グルームウィドウ(1〜3体):1回から逃げ始める。命中率は低め。
デザートピード(2〜4体):2回から逃げ始める。命中率は低め。
スカルジャー(2〜4体):フィアーが命中しない。



 さて。件のマップのシンボルエンカウントでは、敵の種類・数はランダムであり、逃げたりリセットしたりして戦闘をやり直す度に変更される。
 …よって、私のプレイでは、
前者2つのブラックゴブリンとグルームウィドウのみを狙っていった。「ブラックゴブリン」は、フィアー2回が必要なものの、そもそもの戦闘能力が低いため、容易に戦闘を継続可能である。また、蜘蛛のモンスターである「グルームウィドウ」は、打撃に毒の追加効果を持ち、フィアーの命中率自体も低いものの、フィアー1回から逃げ始めるビビリであるため、こちらも狙い目である。
 ――いっぽう、サソリ型の「デザートピード」については、一応は追い払うことは可能であるが、そもそも「ブリンク」で守らなければ危ないくらいの火力を持つうえ、フィアーの命中率も低い。しかも、ブラックゴブリンと同じく、2回当てなければ逃げ始めないので、お得感も無い。そして、最後のスカルジャーという
やたらと自分が骨であることを主張しているモンスターには、そもそも「フィアー」が当たらない。よって、シンボルエンカウントで、これら2体が登場した場合には、速攻で逃げるか、またはソフトリセットを使い、バトルをやり直していった。

 そして。FF1では、
「フィアー」で全ての敵を逃しても、必ず経験値1を獲得してしまうようだ。これは、「戦闘の終わり方が『相手の逃走』だと、経験値が1になる」という意味ではない。例えば、経験値200のブラックゴブリン1体を倒して他を逃げさせても、入手経験値は「200」になる(201ではない)
 …というわけで。経験値を完全に回避できるというわけではなく、微量の経験値を獲得してしまうわけだが、これについては、
無限稼ぎをするでも無い限り、気にしなくて良いだろう。まず、このリッチ撃破後のLv13のタイミング自体、“次のボス敵を撃破すると、一気にレベルが15へと上がってしまう”というパートであり、ステータス吟味のために、ゴブリンを倒してLv14まで上げる予定であった。そのため、ゴブリンの代わりと考えれば、この「1」の経験値は、新規の増加分と見なさなくて良いのだ。
 ――また、その後の機会で挑戦する場合についても、森林マップを到達するには最低でも14回の戦闘が必要となるのだが、
ゲームクリアが可能となるLv22までの間で、数十の経験値がギリギリとなる場面は存在しない。よって、何十・何百回も潜るのでもない限り、ここでの経験値は無視できるのだ。

 ちなみに、「フィアー」については、MP10を消費する。命中率を考えると、1回の戦闘で3回か4回は唱えることになる。それが、マップを抜けるために最低14回のため、
MP50回復の「エーテル」が10個以上は欲しいところである。
 …まあ、「エーテル」については、港町プラボカで1個150ギルで買えるということで、あらかじめ準備をしておけば、特に問題にはならないだろう。もちろん私は、そんなことは想定しておらず、
真ん中くらいまで進めてからMPが足りないことに気付いて絶望したが。

GBA版から追加された超環境装備


 そして。この「大地の恵みのほこら」で宝箱を漁る場合、最重要となるのが、
「エルフのマント」である。
 …さて、この装備は、
という扱いであり、武器を持っていないほうの手に装備をする。多分あれだ、旅団編におけるクロロの不思議で便利な大風呂敷ファンファンクロスのようなイメージであろう。それはともかく、白魔術師は、これまで左手に装備できるアイテムが無く、空き枠があったため、そこを埋められるというだけでも重要だ。パラメーターとしても、防御力9に加えて素早さと知性が+1される効果があり、普通に強力である。
 ――加えて、この装備には、
「1/3の確率で物理攻撃を回避する」という強力な追加効果が存在する。この回避判定は、通常の回避率とは別枠であり、1/3の判定が選ばれた場合、複数回ヒットの攻撃であっても、全てがミスになる。また、麻痺・睡眠といった行動封印を喰らっていても、回避効果は発動するため、マントが勝手に攻撃を防いでくれるようだ。しかも、全てのジョブで装備が可能である。尋常ではない強力装備であり、攻略サイトでも、「大地の恵みのほこら」の当たりアイテムとして、必ず名前が挙がるほどだ。

 ちなみに、その他の点として、この「エルフのマント」は、後に「風のささやく洞穴」
(ティアマット撃破後に解禁)の特殊ショップで購入可能となる。しかし、55800ギルと高額であり、出現エリアも地下31〜39階と最下層に近い。もっとも、それくらいの価値を持つ強力装備品ではある。そんな凄まじい物を、この中盤のダンジョンでしれっと入手できてしまうのだ。強いはずだね。いっぽうで、売値は100ギルと安価であり、これは他の追加装備品も共通である。恐らく、売却によって、安易なギル稼ぎができないようにしたのだろう。
 ――その他、この「エルフのマント」は、今後の必須装備となるのだが、素早さと知性に対するパラメーター補正があるため、それによってステータス上昇値を誤らないよう、気を付けていく必要がある。意外とこういうミスでプレイを長区間やり直すハメになったりするので、侮れない。

 ちなみに。この「エルフのマント」は、大地の恵みのほこらにおける
「地下4階」で手に入る。これは、地下4階がどのマップになったとしても、その中の宝箱に入っている可能性があるということだ。
 …さて、このダンジョンのマップは全4種類であり、そのうち、砂漠と森林のマップは、宝箱が出現する候補地が4ヶ所ある。そして、どうも、このダンジョンにおいては、「地下1階と2階は宝箱2つ」「地下3階は3つ」「地下4階は4つ」と決められているようであり、
地下4階が砂漠か森林となれば、全ての候補地を探索することにより、確実に「エルフのマント」を入手できるということになる。
 ――そして、このダンジョンでは、地下5階にボスが4体出現するが、1体を倒すごとに地上に戻されてしまい、計4回の挑戦が必要となる。その過程で、4個のマントを入手するためには、毎回の探索で「地下1階と地下2階が、両方とも洞窟ダンジョンになる」というまでリセットしていけば良い。そうすれば、地下3階・4階がどちらの順番になっても、確実に地下4階は宝箱4つのマップになる。まあ、確率は1/6と、あまり高くはないが、簡単なセーブ&リセット法であり、少なくとも
森林の強制戦闘をひたすら「フィアー」で乗り切った後に地下4階で入手できずよりは楽である。「エルフのマント」さえあれば、Lv1キャラクターであっても、“一時的な盾”としての性能が大幅に上がるため、ここは是非とも人数分を入手していきたい。

 ところで。「エルフのマント」以外のアイテムとなると、
「白い牙(ブリザラ)「スピードドリンク(命中率+32)と言った消耗品に加えて、地下4階の宝箱からは「銀のリンゴ」が手に入る。これは、最大HPが5上がるというものであり、いわゆるドーピングアイテムに属する。
 …やれ、言うまでもなく、こんなものを無限に使ってしまっては低レベルクリアーの意味が無くなってしまうのであるが、個人的には、
パラメーター吟味の穴を埋めるくらいならアリかなあとも思う。FF1におけるパラメーター吟味は、あまりにも確率が低く、理論上の最大値を出すのは不可能と言って良い。ただ、ステータスアップ系統のアイテムを使えば、そのぶんを補正できる。そういう限定的な使い方ならば、決して“なし”ではないとも思うのだ。
 ――まあ、何にせよ、「銀のリンゴ」のようなアイテムは、低レベルプレイのゲームバランスを一変させるうえ、
その後も戻せなくなってしまう。よって、使うとしても詰んでからということで、現時点ではバッグの中にしまっておくことにしたい。

「ファファファ」と「しねい!」は全バージョンで言ってる


 そんなこんなで、4つの地形を踏破し、地下5階に辿り着くと、そこは固定マップとなっており、4体のボスから1体を選んで挑戦が可能である。前述の通り、
1体を倒すと戻り道が塞がれてしまうため、ワープポイントから脱出し、最初からダンジョンをやり直す必要がある。また、敵は倒しても復活するため、何度でも腕試し(+ドロップアイテムの収集。ただし、撃破後に宝箱から手に入れるタイプの物品は1回のみ)が可能である。
 …そして、この「大地の恵みのほこら」では、FF3からの復活枠
(?)ということで、「ケルベロス」「2ヘッドドラゴン」「エキドナ」「アーリマン」の4体が登場する。元ネタは、ラスダンに登場するボスということのようだ。

 ちなみに。これらのボスは、ダンジョン:「ソウル・オブ・カオス」が初めて追加されたGBA版から登場するが、GBA版における戦闘BGMは、FF1の大ボス曲
(これもWSC版からの追加曲だが…)で統一されていた。ただでさえ影の薄い通常ボス戦BGMが、更に存在感が薄くなるわけだ。
 …だが、PSP版からは、
それぞれの作品の戦闘曲を、新規アレンジしたものとなっている。例えば、2ヘッドドラゴンなど4体のボスの戦闘曲は、FF3におけるボス戦曲である「バトル2」のアレンジとなっている。
 ――やれ、PSP版FF1の通常のBGMは、どうもPS版からの流用のようである
(一応、微妙に音色が異なる?)。しかしながら、PSP版におけるこれら追加ボスの戦闘曲は、新規のアレンジとなっており、なかなかお得感がある。GBA版の際は、『1・2』のカップリングであるうえ、それぞれに大ボリュームの追加要素が制作された。PSP版は、『1』と『2』でバラ売りとなったものの、価格は控えめであり、GBA版の要素を含みつつ、PSP版新規のダンジョンに加えて、このアレンジBGMのような嬉しい要素も存在する。こういうふうに、過去作の移植がサービス満点な時代もあったのさ…。

FF3からのボスが4体登場する。PSP版からは音楽も新規アレンジになって更にお得に


 では、この「ケルベロス」「2ヘッドドラゴン」「エキドナ」「アーリマン」の4体の中で、現在の白魔術師Lv13で倒せるのは、果たして誰なのか。それは、
「2ヘッドドラゴン」のみと言える。
 …さて、2ヘッドドラゴンは、原作FF3と同じく、
高威力の打撃だけを繰り返す。その被ダメージは、300〜400と言ったところであり、正面から喰らってしまえば一撃死である。ただ、物理攻撃ということで、「ブリンク」+「プロテス」により、ほぼ無害とすることができる。
 ――また、態勢を整えるまでの敵攻撃についても、「エルフのマント」ならば1/3の確率でまるごと回避できる。これが「ブリンク」だと、6回ヒットが部分的に当たってしまう
(例えば、回避率50%だと、6回攻撃のそれぞれが1/2の確率で当たるため、平均して3回命中することになり、「ダメージ半減」という内容になる)ことが多い。それをまるごと回避できる「エルフのマント」は、1/3という数字の印象を超える能力を持っていると言えるのだ。

 そういうわけで、序盤を「エルフのマント」で凌ぎ、「ブリンク」×3回と「プロテス」×大量を重ね掛けする。その後は、いつものように、こちらも「たたかう」連打で削っていけば楽勝…
とは今回は行かないのだ。
 …まず、こいつのHPは4500もあるが、こちらの打撃で与えられるダメージは
2,21,40のどれかである。2hitであるため、恐らく「通常1、クリティカルで20」ということなのだろう。ちょっと、FF1のクリティカル率の計算法則は分からないのだが、計測してみると、だいたい1/4の確率で21ダメージが出るという感じだ。これにより、1回の打撃によるダメージの期待値は6.75となる。また、ボタン押しっぱなしだと、1分で14回の「たたかう」を入力できるので、結果として、1分で削れるHPは94.5となる。これでHP4500をゼロにするには、50分ほどは戦闘を続けなければならない。
 ――更に、敵の攻撃も問題である。「ブリンク」×3回を掛けても、回避率を100%にはできない…というのは承知のうえだが、それに加えて、「プロテス」を大量に重ねがけしても、ダメージが貫通してしまうことがある。具体的には、
MPがゼロになるまでプロテスを使用したが、それでも、少なくない頻度で60ほどのダメージを受けてしまう。何度も当たるとHPが尽きてしまう値であるため、定期的に回復をしなければならない。よって、50分の長期戦となるが、ボタンをテープで固定して長く席を空ける…といったことはできないのだ。

 とはいえ。「60ダメージが4hit以上して即死」などということは、確率で言うとまず起こらないであろう。そのため、それなりの頻度で画面を確認し、HPが減っていたら「ケアルア」「ハイポーション」あたりで回復していけば、そのうち勝つことができる。実際の勝利時には、キャプチャ動画から時間を確認したところ、
約52分で勝利できていたことが分かった。
 …そして、戦利品は、
「詩人の服」である。これと言った印象を受ける名称ではないが、現段階の体防具である「銀の腕輪」を更新する性能である。また、2ヘッドドラゴンの元ネタであるFF3においては、吟遊詩人の最強防具ということで、それなりに出番があるようだ。ちなみに、2ヘッドドラゴンの経験値はゼロであり、撃破後リセットをする必要は無いため、この装備品も使っていけることになる。

さすがに回復はいかんでしょ


 では、その他の3体のボスであるが、これらについては、
現段階での勝利は不可能と断言できる。順に、説明をしてみよう。


ケルベロス
 高威力の「いなずま」が来ると一撃死する。一応、「開幕で必ず」というわけではないようなので、バサンダさえ貼れれば即死は無くなるが、防戦一方となり、これといって大ダメージを与えられる攻撃手段も無いため、恐らく物資が底を突くであろう。
 ちなみに、こいつと2ヘッドドラゴンは、
実は「コカトリスの爪」による石化で一撃死させられる。というわけで、これを勝利と呼ぶのなら、まあ、勝つことだけはできるであろう…。

エキドナ
 「地震」「デス」といった即死攻撃が多い。また、「フレアー」にも耐えられないため、どうしようも無い。理論上は、即死攻撃を避け続け、かつ魔法ルーチンが「フレアー」まで進まなければ勝てる。
つまり、まあ、無理なのである。

アーリマン
 なんと、
「ケアルア」による回復能力を持っている! そのため、打撃で2や21といった僅かなダメージを積み重ねたところで、すぐに帳消しにされてしまう。「地震」「炎」といった特殊攻撃も強力であり、まず勝ち目は無いであろう。



 というわけで。
こいつらは、明らかに現段階での挑戦は無謀である。ケルベロスのみ、運良く先手を取って「コカトリスの爪」で石化させられれば勝てるが、それではちょっと…という感じであり、戦利品も“シーフ/忍者の武器”と今回プレイでは不要品のため、無理に撃破することはしなかった。
 ――というわけで。これにて、
今回の「大地の恵みのほこら」の攻略は終了である。まあ、ダンジョンの門は常に開かれているので、残ったボスについては、おいおい倒しに来ることにしよう。その際も、できる限り低いレベルでの撃破を心掛けて行きたい。そう、これは一応、低レベルプレイなのだ…。

動画



これはひどい


 そういうわけで、現段階での「大地の恵みのほこら」の攻略は終了ということにして、通常のストーリーラインに戻っていく。
 …さて、リッチ撃破後の順路は、クレセントレイクの町に行って「カヌー」を入手し、グルグ火山でマリリスと戦うことである。しかし、今回プレイでは、カヌーを貰うところまでは同じだが、
その後に氷の洞窟へと先回りをして、まず飛空艇の入手を目指すことにする。理由は、クラスチェンジをするとレベルアップ時の能力上昇が増えるため、それを早く行うことで、強力なキャラクターを育成したいと考えたからだ。

 ということで、いよいよFF1の名場面:
「氷の洞窟」である。何が名場面かは、皆さまご存じの通り、ここはFF1で最難のダンジョンである。
 …というのも。氷の洞窟では、ダークウィザード・ピスコディーモン・マインドフレイア・ホワイトドラゴン・コカトリスといった凶悪モンスターたちがひしめいており、それぞれ大群で出現する。単純なダメージ技に加え、麻痺からの即死など、搦め手も多い。これらの敵は、
部分的にはラストダンジョンにも登場するようなメンツであり、そんな奴らが、まだまだゲーム中盤と言えるような段階で出現してくるのだ。
 ――しかも、ダンジョン内部も迷宮のようになっており、迷いやすい。単純に“最深部まで行ってから帰ってくる”というわけではなく、落とし穴を2回使うことで、やっと目標である「浮遊石」に辿り着ける。そして、出入り口は1ヶ所だが、ダンジョンを進むと入り口には戻れなくなり、順路と一部重なるルートを進んで、出口専用の階段から脱出をしなければならないというのも、初見だと困惑するポイントである。そして、そこまでの飛び抜けた高難易度にも関わらず、BGMは明るく楽しげな「マトーヤの洞窟」となっており、
気の触れたダンジョンとなっている。
 やれ、私が初めてプレイをしたのはWSC版なのであるが、そのバージョンから、ダークウィザードが
初手ファイガを使ってくるようになったため、バランス面ではむしろ難しくなっているくらいである。しかも、WSC版の時点だと、まだワールドマップでしかセーブができなかったため、私は幾度となく最初からやり直し強いられてしまった。この雰囲気でこの難易度はおかしいだろと思ったが、気合で突破をしたことを覚えている。氷の洞窟が、FFシリーズの中でも飛び抜けた高難易度と知ったのは、かなり後になってからの話だ。いやあ…BGMの雰囲気で、初見は癒やし系ダンジョンかと思ったのだが…。

 しかし。
GBA版からは、ダンジョン内でもどこでもセーブが可能となった。また、低レベルプレイでは、雑魚敵と戦う理由は全く無い。よって今回は、鬼畜でも何でもなく、セーブ&リセット法でエンカウントを回避していく、ごく普通のダンジョンとなっている。やれ、私のやり込みプレイでは、“あるあるネタ”みたいなものはできる限り回収をしていきたいのだが、残念ながら氷の洞窟は、どうにも扱いようが無かった。無念じゃー…。

このロリコンどもめ!


 そんな感じで、セーブ&リセット法をフル活用しながら、「浮遊石」の目の前まで辿り着くと、固定エンカウントマスにて
「イビルアイ」戦が始まる。このイビルアイを倒すことで、「浮遊石」を調べて入手できるようになるため、この戦いが氷の洞窟におけるボス戦と言える。
 …ちなみに、この敵は、原作のファミコン版では「ビホルダー」という名前であり、デザインも“モルボルに1つ目が付いたような敵”であったのだが、どうも
他社製ゲームのキャラクターをデザインから名前までそのまま引用したということであり、今ではマジな黒歴史と化している。各種の移植/リメイクはもちろん、ファミコンで発売したバージョンの中でも、途中から現在の“頭蓋骨に1つ眼が付いた”という見た目に改められており【参考サイト様】、バーチャルコンソール版でも「イビルアイ」の名前とデザインで登場している。そういうわけで、同じファミコン版であっても、この敵がイビルアイかビホルダーかを見れば、使っているバージョンが分かるかもしれない。まあ正直、これくらいのレトロゲームとなると、公式の環境にこだわっている人は少数で、○ミュレーターのほうが多い気もするが…。

 さて、こいつは、これまでのような魔法ルーチン&打撃ではなく、
「にらみ」技にも使用順があり、合計3つの流れで攻撃を行ってくる。
 …それらの中で、最強技と言えるのは、魔法ローテーションの4番目として使ってくる
「キル」である。FF1のキルは、HP300以下の対象を必中で即死させるというものであり、現在の白魔術師の最大HPは253のため、文字通りの必殺技と化す。幸い、イビルアイにはサイレスが有効のため、それで魔法を封じてしまえば問題は無くなる。
 ――では、魔法さえ封じれば安全かというと、決してそんなことはなく、にらみローテーションの攻撃も厄介である。使用するのは、
「にらみ(物理)」「麻痺にらみ」「石化にらみ」「即死にらみ」の順であり、パーティ1人で石化すると全滅扱いのため、4つのうち2つが即死技という凶悪な構成になっている。麻痺にらみも、行動封印であるため、当然のごとく厄介であり、被害が微弱なのは、中程度のダメージを受ける「にらみ(物理)」しか無い。

 では、戦い方としてはどうするのかと言うと、簡単なことで、「キル」をサイレスで封じた後は、
祈りながら殴るしかない…。
 さて、イビルアイのHPは162しかない。一方、こちらの打撃によるダメージは、ばらつきがとても大きく、2しか与えられない時もあれば、40ほど与えられることもある。つまり、撃破のために必要な攻撃回数は
4〜81回ということになり、20倍もの格差がある。運が悪ければなかなか勝てないが、その逆であれば、一瞬で倒せてしまうことも考えられるのだ。
 ――また、敵の主力となる「にらみ」についても、石化・即死が当たってしまえば全滅であり、麻痺もその後の攻撃で一方的にいびられて、ほぼアウトとなる。
いびるアイである(これが言いたかっただけ)。だが、それらのにらみは当たらなければノーダメージであり、運である。さすが、昔ながらのFF、★ザ・運ゲー★という感じだ。もっとも、PSP版であり、固定エンカウントマスの隣でセーブを行えるため、総合的な難易度はそこまででは無いというのが救いである。

 ちなみに。こいつは3225の経験値を持っており、白魔術師のレベルは15まで上昇してしまう。リッチ撃破時はLv13であったが、一気に2つ上がるとステータス吟味が大変だ。そのため、いつものようにゴブリンでLv14に上げ、その後にイビルアイ撃破でLv15まで上げている。もちろん、
これによって最終レベルが変化しないことは確認済みである。また、2回目以降の撃破では、「白い牙(ブリザラ)で一撃必殺を行っていった。

白(実績) HP MP モンスター名
Lv13 228 138 14 16 22 12 11  
13→14 +25 +17 +1 - +1 - - ゴブリン(吟味)
14→15 +26 +18 - +1 +1 +1 - イビルアイ
Lv15 279 173 15 17 24 13 11  
(※今回から、能力値補正のある「エルフのマント」を装備しているため、
画面上の数値と、この表におけるパラメーターが一致しないことがある。
表に書いているパラメーターは、装備品による上昇値を含めていない値である)

動画



「空飛ぶ乗り物」の登場は、ドラクエよりも早かった!


 そうして、次は、氷の洞窟で手に入れた浮遊石を持って、クレセントレイクの南にある「リュカーン砂漠」へ行くと、
「俺たちの浮遊石、震えてるんだよね」ということなのか、飛空艇が砂漠の中から浮き上がってきて、使用可能となる。飛空艇は、移動速度が速いうえに、船では1ヶ所しか上陸場所が無かった北の大陸(「カヌーで、試練の城近くの河口から」のみできた)も探索可能になる。船と違って、雑魚敵が出現しないのも嬉しい。デスゲイズも出ません。
 …さて、ここからは、順路としては明らかに「水のカオス」「風のカオス」であるが、今回プレイで残している「火のカオス」も含め、
どの順番でも倒していくことができる。また、各カオスの待ち受けるダンジョン以外にも、様々な場所が探索可能となり、一気に入手可能なアイテムが増える。
 ――ということで。まずは、
戦闘なしでキャラクターを強化するところから進めていくことしよう。ここで集めた物品を使って、残ったカオスたち、そしてラスダン、その後は裏ダンジョンと、様々な場所を攻略していくぞ〜!

 

(2022年3月13日)

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