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低レベルクリアー(PSP) プレイ日誌

 



「極限低Lvキャラ単騎で、FF1版オメガ/神竜を倒す」というためだけに、数十時間をやり直した


 FF13における
亀の撃破などを挟みつつ、FF1のほうも進めていく。1ヶ月半が経ってしまったが、前回日誌では、3つ目の追加ダンジョンである「癒しの水の洞窟」を途中まで攻略しており、4体のボスのうち、前半2体を倒したところであった。
 …このダンジョンには、
経験値入手を余儀なくされるマップが登場する。そして、地下20階のうち、5階・10階に1体ずつ、そして20階に2体のボスが出現するという構成である。そのため、最下層のボスに対しては、本編攻略とは別データーとして挑戦をしていくことに決めた。
 ――さて。当初、挑戦開始レベルのLv18に対し、最下層のボスには
Lv20で挑んでいた。しかしながら、その後に、現実的な試行にてLv19で挑めることが発覚し、中途半端なことはやりたくないということで、私はプレイのやり直しを決定した。しかも、ただやり直すだけでなく、私のセーブデーター保持の不手際により、非売品である「エクスポーション」の稼ぎからやり直さなければならなくなった。これが、前回までの内容である。

 しかし、実際には、もはやそれどころの話ではなかった。エクスポーション稼ぎについては、当初は「Lv20+Lv1キャラ×3人」での撃破に必要だった30個程度を集め直せば十分
(累積125個)かと思っていたが、その後、Lv20と19におけるバトル内容の大幅な違いが発覚し、稼ぎ個数を増やす必要が出てきた。しかも、このデーターは、既にストーリーラインからは完全に外れてしまっており、本編攻略には繋がらない。つまり、オメガ・神竜を極限低レベルで倒すためだけに、エクスポーションの稼ぎをやり直さざるを得なくなったのだ。個数は、もちろん99個である。
 ――というわけで、今回は、既に絶版となった追加要素ありのFF1に対し、
「エクスポーション99個×2回」という常軌を逸した稼ぎを行い、しかも、ただ倒すだけでなく、わざわざ低レベルキャラのソロ攻略にこだわった。そんな男たちの暑苦しい物語をご覧いただきたい…。

「低レベルでの回復能力」では、「敵の攻撃によるダメージ量」を上回れない


 では、ゲーム攻略を始めていこう。現在、3つ目の追加ダンジョン:「癒しの水の洞窟」にて、
主要な回復手段を店売りの「ハイポーション」としつつ、地下5階のギルガメッシュおよび、地下10階のアトモスを、倒したところである。しかし、これまでも述べている通り、極限低レベルで挑めるのは最大でもここまでだ。最下層である地下20階に到達するまでに、「ドラゴンの試練」が必ず登場し、3〜5体のドラゴンを倒さなければならないため、どうしてもそこでのレベルアップが入ってしまう。というわけで、ここから先は、別データーでの挑戦となる。大ボスたちの撃破報酬である「英雄の盾」などのアイテムは、本編には持ち帰れないのだ。
 …しかしながら、問題は、もはやそんなところに存在するのではなかった。
純粋に、最下層のボスが強すぎて勝てないのだ。最下層では、2体のボスから片方を選ぶ形式となっており、登場するのは「オメガ」「神竜」である。
 ――やれ、ギルガメッシュがFF5の物語上の顔であるなら、このオメガ・神竜は、
バトル上の顔と言える相手である。どちらも、ラストダンジョンに登場する裏ボスであり、ラスボスを遥かに凌駕する強さを誇る。FFシリーズにおける初の裏ボスでもあり、その後のシリーズに多大な影響を与えた。

 ちなみに。FF5においては、オメガは高い防御能力と凶悪カウンターで、神竜は桁外れの攻撃能力と
唐突な登場場所で、それぞれ印象に残る。もっとも、FF5はジョブやアビリティ選択が楽しいゲームである。その特性を活かすため、オメガにも神竜にも、様々な搦め手が通用し、初期レベルなど縛りプレイでの撃破報告も多く存在する。しかし、正面から戦えば、100%の確率で全滅できる強豪である。
 …いっぽう、FF1においては、オメガも神竜も、“純粋に火力とHPに優れた強敵”という感じになり、ギミカルな感じは失われている。まあ、
実はFF1にはカウンターが無く、割合ダメージも『2』からの登場であるため、オメガの2連続カウンターといった特徴的な仕様は再現不可能である。また、属性無効も、「追加アイテムのレッドジャケット(炎)のみ」という限られた状況であるため、もしFF5神竜のように、開幕で超凶悪な属性攻撃を使ってくるようでは、絶対に勝てない相手となってしまう。あくまで、FF1のオメガ&神竜はゲスト出演であるため、このあたりは仕方ない。

 そして。話を、FF1での低レベルプレイに持っていこう。問題は、「低レベルクリアーでは、FF1のオメガ&神竜に勝てない」というものである。いや、もっと要点を整理して話そう。
「ハイポーションの回復量では、オメガ&神竜の攻撃能力を上回れない」のである。
 …まず、これまで何度も示してきた通り、FF1では「巨人の薬」によってHPを最大値の999にまで高められるうえ、「敵の特殊攻撃をHPで受ける」という趣が強い。そして、オメガも神竜も、ランダムで物理攻撃を使ってくる可能性が常に存在する。よって、序盤をマント回避で乗り切って最大HPさえ上げることができれば、耐久力という面での、低レベルクリアー的な問題は存在しなくなる。
 ――また、攻撃面についても、いつものように「巨人の小手」などで強化の重ねがけを行えば、4桁ダメージを叩き出せるようになる。神竜・オメガは、共に
35000という、FF1の環境としてはぶっ飛んだHPを持っているが、その値すら、苦労せず低レベルキャラで削れるようになる。

 ところが。
回復能力という面では、低レベルクリアーは非常に厳しくなっている。
 …まず、通常プレイであれば、単体のHPを全回復する「ケアルガ」や、全員を約300回復する「ラヒーラ」を使用可能である。特にラヒーラのほうは重要であり、裏ボス戦での白魔導士は、ラヒーラを
タンバリンさんのベホマラーがごとく連打することになる。
 ――しかしながら。ランク7白魔法であるケアルガ・ラヒーラを使用可能となるのは、白魔導士
(ラヒーラは“術師”でも可能)Lv33からである。単体回復として、ワンランク下の「ケアルダ」ですら、Lv19からであり、「ダンジョン攻略中にLv18から上がっていく」というタイミングの都合上、魔法購入のタイミングが無く、今回のオメガ・神竜戦では使用できない。よって、低レベルクリアーとして、大量投入が可能な回復手段は、150回復の「ハイポーション」か、または100程度しか回復できない「ケアルア」となる。
 だが、実際には、道中のアトモスですら、ハイポーションでは回復量が足りていなかった状況だ
【第8話】。オメガと神竜は、その更に深部に登場し、4つ目の追加ダンジョンのボスよりも強いとすらされることすらある。敵の詳しい攻撃能力は後述するが、もはや、「1ターンを消費してHP150を回復する」という程度では、全く回復が追い付かないのである。

ハイポーションは私が置いてきた。ハッキリ言って、この戦いには付いていけない…


 そんなわけで。普通なら、「勝てませんでした。また出直します」というところであるが、
これは普通のプレイではなく、縛りプレイのため、何とか打開策を図ってみた。その方法は、「追加ダンジョンの宝箱から、エクスポーションを大量入手する」というものである。
 …まず、エクスポーションの効果は、「単体のHPを全回復する」というものであり、低レベルクリアーにおける回復力不足の問題を一気に克服できる。GBA版からの追加アイテムであり、これの存在により、白魔導士の居ないパーティを組みやすくなっている。
 ――しかしながら、問題は、
店売りしていないレアアイテムということであり、大量入手は難しい。実際、ここまでの今回プレイにおいては、どうも3個しか手に入っていないようだ。普通に追加ダンジョンを進めていく程度だと、それくらいの個数しか入手できないのであろう。とても常用可能なアイテムではなく、普段は別の回復手段を使用し、ピンチの時に使用するという、“エリクサー”的な使い方が想定されていると思われる。

 では、そんなエクスポーションを大量入手するには、果たしてどうすれば良いのだろうか。
 …まず、戦闘を介するものとしては、「大地の恵みのほこら」に登場する
エキドナを倒すというものある。撃破ごとに1個が入手可能であり、何度でも行えるうえ、エキドナ自体も現在の戦力では余裕で勝利できる。しかしながら、同ダンジョンには雑魚敵を「フィアー」で追い払わなければならないエリアが登場するため、僅かとはいえ経験値が入ってしまううえに、時間効率もよろしくない。また、巨人の洞窟(アースの洞窟の近くに存在する通路)で出現するキティタイガーが落とすこともあるのだが、通常の雑魚敵であるため、もちろん経験値を持っている。
 ――続いて、宝箱からの入手を考えると、本編では浮遊城に登場する1個のみである。いっぽう、追加ダンジョンでは、1個目の「大地の恵みのほこら」を除いて、宝箱から入手可能であり、出現頻度もまずまずである。そして、
追加ダンジョンの宝箱は何度でも復活するため、これを繰り返し行うことで、無限にエクスポーションを入手可能である。よって、今回プレイでは、追加ダンジョンに繰り返し潜ることで集めていくのが適切と判断した。

 そうなると、次は、具体的な稼ぎ場所として、第2の追加ダンジョンである「燃え盛る火の大穴」か、第3の「癒しの水の洞窟」のどちらを使うかという問題が出てくる。これについては、
私は「燃え盛る火の大穴」のほうを選択していった。
 …その理由について、まず、どちらのダンジョンも宝箱はランダムだが、最初にエクスポーションが登場しうるのは、「地下2階」で同じである。では、後のほうの「癒しの水の洞窟」のほうが、他のアイテムも有用なので稼ぎには適格…と思ったのだが、癒しの水の洞窟は、広い地形が多いうえに、主力である海底神殿マップでは、
逃走不能の「デスエレメンタル」が登場するため、探索は容易ではない。一方の「燃え盛る火の大穴」のほうも、広いと言えば広いのであるが、火山マップのダメージ地形を歩いている間は雑魚敵と遭遇しないため、見た目よりは移動を行いやすい。また、癒しの水の洞窟のランダムマップ17種類に対し、燃え盛る火の大穴は10種類と少なめなため、パターン化がしやすいであろうと考えたこともある。
 ――ただ、これについて、私は、ほんの僅かなテストプレイしか行わなかったため、ひょっとすると、癒しの水の洞窟のほうが効率が良いかもしれない。まあ、遠くない将来に絶版となるであろう“追加要素ありのFF1”において、今さらエクスポーションの大量入手なんて
マニアックすぎるプレイを楽しむ人はそうそう居ないであろうが、もし居たとしたら、どちらが効率が良いのか、もう一度、試してみてほしい。

そして、マラソンの旅は、始まった…


 さて。燃え盛る火の大穴での、具体的なエクスポーション稼ぎの方法である。
 …まず、
地下1階については、エクスポーションが出ないため、すぐ近くにある宝箱だけを回収し、さっさと先へ進む。ただ、この際、移動距離が長くなるマップが選択された場合、即座にリセットしてやり直す。そのほうが時間的に早いからである。
 ――具体的には、「A火山風マップのうち、迷路のようなデザインの場所」「Eマトーヤの洞窟・人が往復して行く手を阻むマップの、一番左端」「Gワールドマップ風マップ」が出た場合は、即座に入り口から再試行をしていた
(番号は全て、PSP版の攻略本における表記。以下同じ)

 続いて、2階に到達したら、エクスポーションを狙って、宝箱を回収していく。
 …ただし、どうも宝箱の中身は完全ランダムではなく、
“宝箱が出現した場所”によって、中身が決まっているようだ。例えば、B数字の“9”のような形をした火山風マップでは、地下2階で“左上のほうのポイント”に宝箱が登場すれば、必ず中身はエクスポーションとなる。同様に、「E人が道を阻むマップの、右下の小部屋」「F常時ダメージ神殿の、左上の小部屋内の、右奥」「A迷路マップの、ゴール近くの行き止まり/左側」に宝箱が出現すれば、全て中身はエクスポーションである。よって、これらの場所に宝箱が出ていなければ、ハズレであるため、他は回らなくても良い。
 ――逆に、「@碁盤の目状の火山風マップ
(私の中での通称:京都市)」「C階段のようなギザギザ地形で、遠くの部屋に宝箱がおいてある火山風マップ」「D上下に長いマトーヤの洞窟風マップ」では、どの宝箱の中身もエクスポーションとは成り得ない。なお、Gワールドマップ風マップ×3種類は、広すぎるので稼ぎには使用しなかったが、恐らくは“エクスポーションが入っている宝箱が出現する側”であると思われる。

 ちなみに。上記の「地下2階だとエクスポーションを手に入れられる宝箱」を、仮に地下1階で調べた場合、
中身は必ず「スピードアップ」となる。
 ――やれ、攻略本では、スピードアップもエクスポーションも、アイテムリストの4番目の記載となっていることから、追加ダンジョンのアイテムは、完全ランダム配置ではなく、やはり
何らかの法則によって管理が為されているようだ。ということで、詳しく調べてみると、いろいろ面白いことも分かるのだろう。かえすがえす、“追加要素ありのFF1”が途絶えてしまうことが悲しい…。

まあ、やり込みプレイなんだし、これくらいは、ね?


 そんなわけで。VitaTVから通常Vitaにカードを移動させ、寝落ち前提でプレイしたり、他の手段での時間潰しも兼用しながら、ひたすら「燃え盛る火の大穴」に潜っていく。エクスポーションが手に入りなさそうな時は、他のアイテムの入手状況にもよるが、基本的にはリセットする。逆に、入手できたときは、わざと全滅して入り口に戻り、セーブをしてから稼ぎ続行である。
 …なお、HPについては、全滅して入り口に戻ると全員HP1で復活するのだが、どうせダメージ床でHPが減少していくことと、回復するのが面倒という理由から、
HP1のまま探索を進めていった。すぐ全滅してしまいそうに思えるが、一部を除いて雑魚からは逃げやすく、一部を除いて攻撃の命中率も低いため、そこまで心配はいらない。むしろ、回復してしまうと、エクスポーション入手後に全滅するほうに時間が掛かってしまう。

 というわけで。稼ぎ自体は、まあランダムなので、運が良ければサクサクと手に入るが、逆に
1時間に1個とかしか手に入らない場合もある。また、全員HPが1ということで、雑魚戦も完全に安全とはいかず、エクスポ入りの宝箱を目前にして、ワイルドナック(命中率が高い、出現数が多い)の集団にボコボコにされたり、シルバードラゴン(命中率が高い、やや逃げにくい)に1人ずつ教会送りにされ、悔しい思いをしたこともあった。
 ――しかしながら、
エクスポーションの数が減ることは無いため、時間さえかければ何とかなる。また、ATBでも無いため、リアルタイムの入力は必要無い。しかも、Vitaは携帯機ということで、自由な形態でのプレイが行いやすい。というわけで、稼ぎプレイとしては、全く難しくない部類である。

 そういうわけで。最終的には、25時間ほどを掛けて、
95個のエクスポーションを入手しておいた。オメガ&神竜への対策としては、私の見積もりでは「50個くらいあれば良いかな?」と思っていたのだが、今後の更なるバトルの激化も考えて、カンストまで集めておくことにしたのである。99個にしなかったのは、今後の追加ダンジョン攻略で、100個を超えてしまうと、その分が無駄になってしまうかなあ…という判断だ。
 ――ちなみに、「セーブしないでリセットをした場合」や、「データーロードをする際にタイトル画面から移動をする間」は、プレイ時間にカウントされていないため、実際の試行時間はもう少し長く、恐らく
30〜40時間程度であると思われる。まあ、どうせゴロゴロしながら、他の暇潰し手段と同時にやっていたため、時間のほうは大して気にしていなかった。なにせ、2回も行えたくらいだしな…。

 ちなみに、副産物としては、
「エルメスの靴」を73個も手に入れることができた(正確には、稼ぎ終了時に所有していた数)。これは、使うと「ヘイスト」が発動するアイテムであり、打撃のヒット数を2倍にできる。要するに物理ダメージ2倍のことなので、FF10並みの必須魔法である。魔法「ヘイスト」は、ランク4の黒魔法なので、本プレイではエルメスの靴を使うことでのみ、発生させられるのだ。なお、持続時間は永続のため、1バトルに1個で十分…と思いきや、ラスボスは「ラスロウ」によってスロウ状態を掛けてくる(ヘイスト状態とは相殺の関係)ため、“エルメスの靴が複数あると良い”と言われることは多い。まあ、73個も必要なわけがないのだが、今後の使用には、何の気兼ねも必要なるだろう。
 …その他のものとしては、
「コカトリスの爪」×82個を手に入れることができた。これは、敵に対して「ブレイク」を仕掛けるものであり、敵側の石化は即死と同じである。エルメスの靴と同じく、明らかにこんな個数は不要なのだが、まあ持っていて損をするものではない。「スピードアップ」×40個は、最強育成では地雷アイテムとして知られており、今回プレイでもドーピングアイテムの使用は自主規制しているのだが、まあ、そのうち使うこともあるかもしれない。その他、2ヘッドドラゴンの撃破報酬として一瞬だけ着ていた「詩人の服」も、無意味に20着を所有することになったりもした。
 ――なお、これらが、「本編攻略に適用したほうのデーター」である。この、「Lv18で、かつエクスポーションを大量入手したデーター」を取っておけば、稼ぎは1回で済んだ。しかし、実際には、神竜&オメガ戦のやり直しを全く想定しておらず、「癒しの水の洞窟の最下層で、Lv20となっているデーター」、および「ストーリーを進め、風のカオスまで撃破してLv20となったデーター」しか残っていなかった。そのために、私は、エクスポーション稼ぎを2回やるハメになったのである。もうちょっと、計画的にプレイしていくべきだった…。

Lv19/ソロ撃破のため、エクスポーションを累積198個稼ぎ、神竜には5回挑むことになりました


 そんなわけで、
1回目のエクスポーション稼ぎを終えたわけだが、この辺りの流れは複雑なので、整理をしてみることにしよう。

 まず、私は3月中旬ごろに、まずはハイポーションを主力とした戦力で、「癒しの水の洞窟」の最下層にまで辿り着いた。しかし、
ハイポーションの回復力では、オメガ・神竜には歯が立つわけもなく、返り討ちにされてしまった。これが、前回プレイ日誌【第8話】に書いた部分までである。
 …その後、私は、約1ヶ月半を掛けて、「燃え盛る火の大穴」で95個のエクスポーション稼ぎを行い、オメガ&神竜にリベンジを果たした。条件は、
「Lv20白魔導士+Lv1キャラ3人」というものだ。これが5月頭のことで、私はこれで終わりだろうと思っていた。

 しかしながら、その日誌8話の執筆中に、ふと思い立って実験をしてみたところ、「『癒しの水の洞窟』のドラゴンの試練にて、1つ前の階でセーブしてやり直せば、課題となるモンスターを入れ替えられる」ということが発覚した。それにより、
オメガ・神竜戦の極限低レベルである「Lv19」を、現実的な試行回数で実現可能であることが分かったのだ。
 …ということで。悩んだが、私はやはり中途半端は良くないということで、Lv20ではなく、Lv19でのオメガ&神竜撃破を目指すことにした。しかし、私のセーブデーターの保持状況が悪く、既に本編は風のカオス撃破
(=レベルアップ後)まで進めており、「エクスポーション95個を保有してLv18」というデーターが残されていなかった。残っていたのは、「クラーケン撃破前」というデーターのみである。つまり、そこから神竜・オメガに再挑戦をするためには、再びエクスポーション稼ぎからやりなおさなければならないのだ。
 ――しかし、やはりこれはやり込みプレイの、しかも低レベルクリアーなのだから、そういう“レベルの数値”というものにはこだわっていきたい。また、既に、「Lv20+Lv1×3人攻略」を達成していたことにより、エクスポーションの必要数には目処が立っており、Lv20→19と下げるとしても、90個以上といった極端な稼ぎは必要ない…と
考えていたことも、私の完全やり直しを後押しした。

 というわけで。やり直しを決意した5月頭から、また少し時間を掛けて、エクスポーション×
30個を稼ぎ直し、「Lv19白魔導士+Lv1キャラ3人」という編成で、まずはオメガのほうから撃破をやり直した。
 …しかし、問題はここからである。「Lv19 + Lv1×3」の編成で、私はそのまま神竜のほうにも挑んでいった。しかし、Lv20とLv19の神竜戦には、後述するが、
「魔法防御の段階」による大きな違いがあり、Lv20時の戦法をそのまま流用するだけでは勝てなかった。勝つためには、大量のエクスポーション稼ぎが必要となる。かくして、私は、2回目のエクスポーションのカンスト収集を決意したのだ。なお、この稼ぎは、本編攻略には繋がらないということもあり、狙いはエクスポーションのみに絞って、そうでなければ即リセットを決めていたため、内部的なプレイ時間は5時間ほどしか増えていない。
 ――そうして、更に時間が掛かったものの、私は6月中旬ごろに、大量のエクスポーションを活かした戦術で、「Lv19 + Lv1×3人」にて、神竜を撃破した。かくして、私はLv19での、神竜&オメガの撃破に成功した。これでさすがに終わりだろう。勝ったッ! 第一部完!

たかが序盤の確率、されど序盤の確率


 だが。話はこれですら終わらなかった。私は、更にゲームを進め、4つ目の裏ダンジョンである「風のささやく洞穴」へと挑んでいた。その最初のボスとして登場する「テュポーン」は、単騎攻略だと尋常ではない難易度になるという噂を聞いていた。
 …実際、
【そのFF辞典での記事】には、かつてのソロ攻略でのテュポーン撃破には、約10000回という尋常ではない回数が必要だったことが分かった。だが、それだけではない。どうも、それを達成したプレイヤーは、神竜について、シーフ単独/Lv33撃破という業績を達成していたようだ。もちろん、レベルの面では、私の「19」という記録のほうが上回って(下回って?)いる。だが、私は、最初にLv1キャラ×3人を盾として用いているため、その既存記録を完全に上回っているとは言えなくなってしまったのだ。
 ――やれ、私は普段、既に存在する記録と過剰な比較をすることは、できるだけ避けようと思っている。その理由は、既存記録は尊敬すべき
先駆者兄貴であるうえ、そもそも後行者はその記録を模倣できるため、後からの人間が上回れるのは当たり前(上回らなかったら発表しない)だからである。さらに、過剰に自分が上だとアピールすることは、かえって卑しさを晒しだしてしまうことに繋がるからだ。ただ、こうして、「目を疑うような記録」「執念を発揮」「偉業」などと表現されてしまうと、やはり、“それを見返してやりたい”という思考も生まれてくるのである。

 そういうわけで。私は、その既存記録を完全に上回るために、
「白魔導士Lv19での、神竜&オメガのソロ攻略」という、これ以上ない条件へと挑むことにしたのである。
 …まあ、もちろん、どちらの敵も、「エルフのマント」で回避可能な物理攻撃を確率で使ってくる都合、「Lv1キャラ×3人の生存」「ソロ攻略」の間には、序盤の難易度が上がるという差異しか無い。
しかし、それが挑戦時には天と地ほどの違いを生んでくる。実際にやってみると、神竜戦は、中盤以降も全滅の危険性があるからこそ、序盤を何度も乗り切らなければならない戦いであった。また、オメガ戦も、戦況が安定すれば余裕なだけに、序盤は神竜よりも難易度が高いくらいであった。序盤を乗り切らなければ、その先など、あるわけがない。序盤は、両バトルの最重要ポイントなのである。

 ということで。最終的に、私は、特に神竜に対しては、以下のように、何度も、何度も、な・ん・ど・も! 挑むハメになった。


@ハイポーション軸で挑もうとして、門前払いにされる
Aエクスポーションを稼ぎ、「Lv20+仲間キャラ生存」で撃破
B少量のエクスポ稼ぎでLv19に変えて挑むも、魔法防御力の違いにより死亡
Cエクスポを大量に稼ぎ直して、「Lv19+仲間キャラ生存」で撃破
D「Lv19ソロ」で撃破



 以上、私は神竜に、
5回もの挑戦をするハメとなった。ちなみに、累積のエクスポーション稼ぎ数は、Aで95個、Bで30個だが道中で4個使用し、Cで今度は思い切って99個まで稼いだため、95+30+73=198個である。うむ。99×2で、気持ちの良い数字になった。また、「癒しの水の洞窟」の最下層まで潜った回数も、CとDで共通のデーターを使用しただけであるため、4回ということになる。
 …だが、これらの努力により、
極限低レベルであるLv19での神竜&オメガ白魔導士ソロ攻略という、これ以上ない成果を残すことができた。このレベルは、飛空艇入手後の自由度を生かして、マリリスを後回しにするという状況を想定したとしても、極限値…のはずである。
 ――そんなこんなで。今回の戦いは、稼ぎプレイとしては、自分のミスが原因であるものの、エクスポーションの大量収集を2回も行うこととなった。また、戦法面でも右往左往し、最終的な結果が出るまでに、かなりの紆余曲折が必要であった。ただ、それだけに、
今度こそ自分が満足できる結果になったと思う。私は、全FFシリーズをやり込みたいという欲望を持っており、まだまだ溜まっている作品が多い。そのため、“FF1の2回目のやり込みプレイ”という機会は、恐らく訪れることはないだろう。だからこそ、今回プレイで、やれることは全てやっておきたいのだ。

FF1神竜の最強技は、もちろん「タイダルウェイブ」…ではなく、「フレアー」!


 それでは、前置きが長くなったが、いよいよ、神竜&オメガ戦の攻略に入っていこう。まずは、「神竜」からである。
 …さて、「神竜」については、以前にどこかで思い出話をしたことがあると思ったら、FF9日誌であった
【第18話の該当部分】。FF5では、ラスダン最終盤の宝箱から唐突に現れ、8000ダメージ「タイダルウエイブ」(5ではこの表記)によって、開幕でパーティを一撃のもとに葬り去る。やり直しは、かなり前のセーブポイントからであり、はっきり言って理不尽だ。だが、だからこそ、原作の発売から遥かな時間が経った今となっても、「神竜」は語り継がれるモンスターとなっているのだ。多分、21世紀が終わるような頃になっても、まだ覚えている人が居そう。

 というわけで。FF1での登場時においても、必殺技はもちろん「タイダルウェイブ」
ではなく「フレアー」なのだ。
 …というのも、FF1の低レベルプレイにおいて、飛空艇入手後の強敵戦は、「巨人の薬」によって、HPを999までドーピングすることが定石となる。そして、エクスポーションを大量入手した今、回復能力も極限にまで高まった。そういったキャラが戦闘不能になりうる技は、かなり限られてくるのだが、その一つが、
「1ターンで500以上のダメージを与えてくる攻撃」だ。
 ――具体的に述べると、神竜は、
確実にこちらの低レベルキャラよりも先手を取る。また、FF1はATBではなく、複数回攻撃やカウンターも無い。そのため、1人のキャラを強化して戦闘する場合、「神竜の攻撃→自分の行動」という順でターンが回り続ける。よって、何か回復以外の行動を取ろうとする場合、HPを999にしたキャラであっても、2ターン連続で500以上のダメージを受けると死ぬのである。

 そして。神竜の「フレアー」は、
その“500以上のダメージを受ける攻撃”なのだ。しかも、あらゆるターンにランダムで使う可能性があるため、運が悪いと2ターン連続で飛んでくる。「フレアー」→「回復以外の行動」「フレアー」(→「エクスポーションで回復」)と来れば、HP999からでも全滅は免れない。
 …もちろん、フレアーが来るターンを先読みして「エクスポーション」を入力できれば、ダメージを受けても即座に
999回復ができるため、何の損害もなくなる。しかし、困ったことに、神竜の「フレアー」完全ランダム使用であるため、いかなるターンにでも飛んでくる可能性がある。そして、敵がMPなどのコストを消費することも無いため、耐えているだけでは全く有利にならない。よって、もし「フレアー」で全滅する確率を完全にゼロにしたいという場合、未来予知をするという方法を除けば、HPを999にした後ですら、“毎ターン連続でエクスポーションを使い続ける”ということしかできない。何の意味も無く、エクスポーション99個が溶けて終了である。Nur○光かな?
 ――というわけで。敵の攻撃を先読みして回復を入力するというのは不可能であり、現実的には、「敵の攻撃を受けてHP減少を確認したら、回復行動を入力し、敵の攻撃をもう一度乗り越えてから回復を実行する」という感じで、
2回連続で相手の技を受け切らなければならない。だからこそ、敵の1回の攻撃で500以上のダメージを受けてしまうとヤバいのだ。これは、「ターン性」かつ「HP上限が999」かつ実質的に「低レベル+1人プレイ」となる、FF1の低レベルプレイならではと言える難要素であろう。

 ちなみに。FF1の神竜が、毎ターンで「フレアー」を使う確率は、実際に計測してみたところ、
1/6というところのようだ(打撃33:特殊34:フレアー13)
 …よって、神竜戦は、たとえ「HP999+ブリンク4回+プロテスドリンク26回」などという極限のドーピングを施したところで、
1/36の確率で、常に全滅の危険性を孕んでいることになる。特に、「『フレアー』を使われた次のターン」には、1/6の確率で全滅の可能性が存在するため、極めて緊張感の漂う場面となる。何にっ! ……何にすがれば良いのですっ!?
 ――やれ、この
「フレアーが2連続で来ると全滅」という特性は、後述するレベル差の影響を受けず、Lv20であっても、Lv19であっても、同じである。神竜戦は、HP999&ブリンク4回&プロテスを決めた後であっても、なお全滅の危険性が存在するという意味で、全編でも屈指の強敵と言えるだろう。さすが、FFシリーズで初の裏ボス枠にして、FF1でも、最後の追加ダンジョンである「風のささやく洞穴」の敵より強いと言われるだけのことはあるわ…。

どういう…ことだ…??


 ということわけで。「Lv20白魔導士+Lv1キャラ3人」の条件下では、1/36の確率で訪れる「フレアー2連続」による即死さえ乗り切れば、勝てるということが分かった。しかし、極限低レベルであるLv19白魔導士を使う場合、
他にも一撃死の可能性が出てきてしまうのである!
 …というのも。これまで私は、FF1には、魔法防御力という概念が無く、魔法攻撃
(特殊攻撃)はHPで受ける趣が強いと思っていた。しかし、これは誤りであり、FF1にも魔法防御力は存在する。しかしそれは、「レベルアップのみによって隠しパラメーターが上昇していき、その値によって、ダメージ軽減段階が3段階に変わる。上昇値は、ジョブごとに決まっており、クラスチェンジでも変化する」という、かなり特殊な内容のようだ。
 ――やれ。私は、この現象を解明するために、いろいろなサイト様を調べてみたが、残念ながら計算が合わなかったため、何か根本的な部分での間違いをしているのだと思われる。しかしながら、私の育成方針
(白魔術士でLv1→15まで14回レベルアップ、15から先は白魔導士)だと、Lv19と20の間で、魔法防御能力が初期段階→第2段階と上がり、魔法ダメージが0.8倍程度に減少するということのようだ。

 というわけで。Lv20と19では、後者のほうが、受ける魔法ダメージが大きくなる。それはつまり、
HPが999で同じであっても、実質的な耐久力は異なってくるということだ。
 …そして、その問題は、この神竜戦において、顕著に現れてくる。何故なら、Lv20だと、「フレアー×2連続」だけで即死していたところが、Lv19だと、
「フレアー+タイダルウェイブ、またはその逆」でも即死してしまうからだ。
 ――具体的に説明をしてみよう。Lv20だと、フレアーは500強・タイダルウェイブは400強のダメージに留まるため、両方を足しても、その数値が999を上回ることは無い。よって、フレアーorタイダルウェイブのどちらかを受けて、HP減少を確認してから「エクスポーション」を入力しても、回復が間に合う。これにより、「フレアー2連発が来ると死ぬ」
(=それ以外の行動で負けることは無い)と表現できていたのである。
 しかし、Lv19の場合、フレアーは580程度・タイダルウェイブは470程度であるため、
足すと1000以上になって、HP999からでも二撃死する。前述の通り、神竜は必ずこちら側より先手を取るため、2連撃によるダメージが最大HPを超えると、普通に終了する。よって、Lv20とLv19では、全滅の危険性に、大幅な違いが出てきてしまうのだ。

 ただ。この問題の解決策は、即座に見つけることができた。それは、敵の“特殊攻撃”枠が「稲妻→タイダルウェイブ→吹雪→タイダルウェイブ」と進むことを利用して、
“次にタイダルウェイブが来ないターン”にのみ、回復以外の行動を行っていくという手である。
 …さて、稲妻
(Lv19で約220ダメージ)と、吹雪(約150ダメージ)は、どちらも「タイダルウェイブ」よりも遥かに威力が低く、「フレアー」と組み合わせても死ぬことは無い。そして、敵の魔法攻撃の行動ルーチンは、「稲妻→タイダルウェイブ→吹雪→タイダルウェイブ」で完全に固定である。原作のFF5では、開幕「タイダルウェイブ」での一発全滅が印象的だったのに、それが決して再現できないとは…。
 ――だが、このことが分かっていれば、「次に『絶対にタイダルウェイブが来ない』と分かっているターン」だけに、自己強化や攻撃といった行動を入力することで、Lv19であっても、Lv20の時と同じく、「フレアー×2連続だけが全滅の危険性がある」という状況へと持ち込むことができる。では逆に、「次にタイダルウェイブが来る可能性があるターン」に何を行うかと言えば、それはもちろん、
「ひたすらエクスポーションを連打して待つ」という行動だ。敵の行動に先んじて「エクスポーション」を入力していれば、タイダルウェイブはもちろん、フレアーが何連続されようと、決して死ぬことは無いのだ。
 しかしながら。言うまでもなく、
この場合には有益な行動は何も取れない。仮に、敵が通常攻撃を使用して、それを回避でゼロダメージに抑えたところで、ただただエクスポーションの個数を減らすだけに終わってしまうのだ。しかし、もし「タイダルウェイブ」を凌げれば、次のターンから、「『フレアー2連発』以外に全滅の危険性が無い」という状態に、再び持ち込むことができる。Lv19で魔法耐性が低下した状態であっても、プレイング+稼ぎだけで、「全滅の危険性を、Lv20時と同じに抑えられる」という点は、極めて重要と言えるだろう。

 ただし。この戦法だと、「敵のタイダルウェイブが過ぎるのを、ひたすらエクスポーションの連打で待つ」という戦い方になる
(Lv20時は、「HPが減ったらエクスポーション」で良かった)。その都合上、大量の物量が必要となるため、今回の私の再プレイ時においても、再び尋常ではない個数のエクスポーションを稼がざるを得なくなったのだ。
 …しかしながら。これはつまるところ、
稼ぎプレイという作業さえ乗り切れば、バトル面での勝率を改善できるということである。そうなると、もはや私にとって、「稼ぎ時間」などは問題とならない。多少の手間が掛かったところで、戦法を改善できることのほうが重要だ。「やり込みプレイは、確率が低ければ低いほど優れている」というのは、もはや過去の認識である。確率の低い戦いから、いかにして運ゲー要素を排除できるかが、腕の見せどころなのだ。

「HP満タン、かつ低威力技が次に飛んできうるターン」のみに、強化や攻撃を入力していく


 それでは、前置きがとても長くなったが、いよいよ「白魔導士Lv19ソロ」での、神竜攻略について書いていこう。
 …まず、開幕のHPは、
386である。前述の通り、敵は「@打撃」「A稲妻→タイダルウェイブ→吹雪→タイダルウェイブの特殊攻撃」「Bフレアー」のどれかを使用し、必ずこちらのキャラクターより先手を取って行動する。この開幕が、いきなりのティウン集となるのだ。

 まず、「@打撃」については、2ヒットで約400ダメージのため、
初期HPで貰ったら終了である。でも、打撃は「エルフのマント」で1/3で回避可能なうえ、「ブリンク」で容易に対策ができる…と言いたいところだが、神竜の打撃命中率は高く、どういう計算かは知らないが、「ブリンク」は3回目からしかほとんど効果がない(全く無い?)うえ、「エルフのマント」の発動率も、体感だが半分程度にまで下げられてしまう。
 …次に、「A魔法攻撃」については、「稲妻」ならば220程度で、とりあえず1ターン目は耐えられる。しかし、2回目に魔法攻撃ルーチンが選ばれた際に飛んでくる「タイダルウェイブ」は、400強のダメージであり、
HP386では一撃死となってしまう。こちらが入力する行動は、1ターン目が「巨人の薬」、2ターン目が「エクスポーション」で確定なのだが、繰り返し述べている通り、敵は必ず先行を取るため、最速で稲妻→タイダルウェイブと使用された場合、回復が間に合わず、やはり全滅である。
 ――最後に、「Bフレアー」に対しては、約580のダメージを受けるため、
もちろん初期HPの386では一発死であり、そこから巨人の薬とエクスポーションで、HPを386/586→586/586と増やしたあとですら、死亡の危険性が存在する。さすが、HPを999に増やした後ですら崩される危険性がある最強技ということで、そんなものが開幕の不安定な状況で選ばれてしまえば、失敗が確定である。

 というわけで、開幕は、打撃が当たれば即死だし、魔法攻撃が2連続で選ばれれば終わりだし、「フレアー」でも終了である。よって、
希望は、「エルフのマント」による物理攻撃の完全回避にしかない。敵の命中200によって、発動率は下がっているものの、0%にはなっておらず、敵の行動を無かったことにできるという強力さは変わらない。Lv19ソロで神竜を倒すには、もはやここに託すしかないのだ。やはりエルフ先生がさいかわだったのか。
 …そうして、序盤の猛攻を
★運★で凌ぎ切り、HPを986(386 + 200×3)まで上げられれば、ひとまずは安心となる。そこからは、上に述べた定石通り、「次にタイダルウェイブが絶対に来ないターン」のみに、各種の自己強化を積み重ねていく。ただし、1/36の確率で「フレアー×2連続」が選ばれてしまえば、HP999からでも全滅は免れないため、ある程度は絞って、ピンポイントで強化を行っていく。
 ――具体的には、「ディフェンダー
(ブリンク)×4回」「エルメスの靴(ヘイスト)「スピードドリンク(ヒット上昇)×3」「巨人の小手(セーバー)×16」という感じで行っていく。「プロテス」は今回は使用しない。何故なら、どれほど防御を固めたところで、結局のところ、「フレアー×2連発」が選ばれてしまえば終わりだからである。このFF1版の神竜戦では、序盤を凌ぐ運だけでなく、スピード攻略まで要求されるのだ。
 ちなみに、「次にタイダルウェイブが来うるターン」には、前述の通り、ひたすらエクスポーションを使い続けて、波が引くのを待つ。この間は、毎ターンHPを999まで回復するため、たとえフレアーが何連発されようと、決して死ぬことはない。まあ、有益な行動も取れないのであるが、不利にもならない。この
「エクスポーション待ち」によって、「タイダルウェイブ+フレアー、またはその逆」による全滅の危険性を、完全に無いのと同じにできるのだ。エクスポーションの個数は減っていくものの、どうせ撃破後にリセットする戦いであるうえ、勝利時の消費数を考えてみると、枯渇の心配も無いだろう。

 そんなこんなで。神竜戦は、開幕の展開が
であるだけでなく、完璧に態勢を作ったあとでさえ、「フレアー×2連続」による全滅の危険性が存在する。
 …しかしながら、バトルはあくまでも
★運★であり、序盤さえ乗り切れば、その後は1/36の確率でしか全滅しなくなる。基本の大原則である「『次にタイダルウェイブが使われないターン』にのみ、回復以外の行動をしていく」さえ守れれば、そこまで全滅の危険は高くない。最も危険な「フレアーを使われた次のターン」でさえ、全滅率は1/6に過ぎず、残りの5/6は危機を逃れることができるのだ。デンジャラスマシンTYPE-6である。
 ――というわけで。神竜は、「@序盤を運頼りで何とか乗り切り」「Aあとはフレアーが2連発されないことを祈るだけ」の2点で勝てる相手となる。そこまで分かれば、あとはもう、
勝てないとしても、運が悪いだけであって、私が悪いのではない。そういう気持ちで、ひたすら戦っていった。

途中でレベルアップが必要なので、戦利品は持ち帰れません。残念…


 そんなわけで。私は、「エクスポーションの、累積198個の稼ぎ」「何度ものプレイ方針の変更」および「数々の運ゲー要素」を乗り越え、ようやく
「FF1神竜戦の、Lv19白魔導士でのソロ攻略」を成功させたのである。累積の挑戦回数は、もう覚えていないが、合計では1000回を優に超えるであろう。
 …ただ、それだけに、これから先にも残り続ける記録を成し遂げられた自信がある。まあ、そもそもの話として、「追加要素ありのFF1」は、もはや死にゆくバージョンであり、
海賊版のような品質の“ピ”がこれからの基準になっていくことは分かる。だが、FF1には、このように、追加要素が盛り盛りで、お得感にあふれていた時代があった。そういう時間を、無かったことにしてしまうのは、実にもったいない。私のような人間が掘り返してやらなければ。
 ――ちなみに。「Lv19」という値については、仮に“カオス”の1体であるマリリスを後回しにするという場合を考えてみても、極限値である。リッチ後、すぐに飛空艇を回収し、その後にクラーケンを撃破した場合
(=癒しの水の洞窟への突入権を獲得)の最低経験値は14162であり、最下層までの道中にある「ドラゴンの試練」では、5832の経験値(ホワイトドラゴン1+シルバードラゴン1+ドラゴンゾンビ1)が入る。それらを足すと、どうしてもLv19への到達値である19726(PSP版、およびそれに準ずるバージョン準拠)は超えてしまう。マリリスを後回しにする場合でも、神竜&オメガへの挑戦は、Lv19が限界なのだ。

 なお、神竜戦の数値データーとして、バトルは約17分、エクスポーションの消費量は、「タイダルウェイブ待ち」などで大量使用したが、それでも57個に留めることができた。99個を持っていれば、足りないことが原因で負ける可能性は、まあ無いと断言して良いであろう。
 …そして、挑戦回数は、もう覚えていないが、最後の「Lv19白魔導士ソロ攻略」だけで5時間くらい掛かったので、
300回程度だろうか。まあ、目前でセーブできて、20秒くらいでリセットすることもあるため、回数の数字自体はさほど重視していない。それでも、FF1の低レベルプレイで、これだけの挑戦回数が必要となるのは、神竜が最初で最後となるはずだ。
 ――余談だが。Lv19キャラを“経験値背負い役”として寝かせておけば、極端な話、
「Lv1キャラのソロ攻略」も、理論上では可能となる(そもそも寝かせておくキャラをLv19に留める必要も無い)。ただ、序盤の成功率が闇のゲームと化してしまうため、さすがの私もやらなかった。ただ、Lv19を超えるとなると、18...17...などと1個ずつ下げていっても意味合いが薄いため、もはやLv1ソロしか無いのだ。頑張れる人は頑張ってみてください。

動画



仲間生存を利用する場合では、Lv20/19のどちらの場合でも、「1回」で勝てました。しかし…


 続いて、もう1体の、「癒しの水の洞窟」の大ボスである
「オメガ」のほうとも、「Lv19白魔導士ソロ」の条件で戦っていこう。
 …さて、オメガについても、神竜と同じく、FF5の裏ボスとして登場する。出現は、ラスダンの真ん中あたりであり、
普通に道を歩いている。神竜と同じく、ラスダン攻略の適正レベルで挑むと瞬殺は必至だが、直前にセーブポイントがあるため、被害自体はそこまででもない。
 ――なお、その強さは、
“全く攻撃が通らない”というレベルの強固な防御能力と、「ロケットパンチ」「マスタードボム」「サークル」を組み合わせた2連続の凶悪カウンターという部分に現れている。しかし、FF1には「連続攻撃」「カウンター」と言った概念が無いうえ、こちらがやれることも少ないため、“純粋に硬い敵”という調整になっている。まあ正直、FF1の環境で、FF5ほどのハチャメチャをやられたら、絶対に勝てなくなってしまうからね…。

 そんなFF1版オメガは、まず、Lv1キャラを使って良い前提だと、
神竜よりも遥かに楽な相手となる。
 …というのも、敵は、「@約700ダメージの打撃
(レーザー)」「A地震→波動砲→波動砲の特殊攻撃」のどちらかから行動を行う。レーザーは、例によって高命中率であり、「ブリンクが3回目からしか効果が無い」「エルフのマント発動率まで低くなってしまう」「ダメージが神竜よりも大きい」と厄介であるが、所詮は1人が死ぬだけであり、開幕が4人であれば、主力の白魔導士がピンポイントで燃やされた場合以外、被害は軽微である。
 ――続いて、Aの特殊攻撃ルーチンのうち、「地震」は、全体への即死攻撃という凶悪極まり無い内容なものの、リボンを付けていれば命中率が
0%になる。このプレイの段階だと、3つの「リボン」を入手できている(滝の裏の洞窟、海底神殿、燃え盛る火の大穴)ため、やはり死ぬのは1人である。よって、開幕から「稲妻」「フレアー」によって、Lv1キャラ3人が死亡orLv19白魔導士も死亡となりうる神竜と比べ、パーティプレイなら、オメガ戦の序盤は非常に楽なのである。ちなみに、FF5でも「地震」は使うようで、あちらでは地属性の全体攻撃となっているが、あっさりレビテトで回避されるという。
 さらに、「波動砲」は、原作における「最大HPの50%のダメージ」という内容とは異なり、FF1では、
Lv20だと300強のダメージを受ける全体攻撃である。よって、Lv20なら初期HPからでも一撃死をすることは無い。こういう書き方をするということは、つまるところ、アレである…。

まあ、こんなオチじゃないと面白くない


 ということで。FF1版のオメガは、「Lv20白魔導士+Lv1キャラ×3人」「Lv19白魔導士+Lv1キャラ3人」のいずれにおいても、容易に撃破まで持ち込める相手であった。しかし、
「Lv19白魔導士ソロ」だと、やはりというか、鬼畜難易度と化してしまうのである。
 …まず、Lv19だと、神竜戦の時と同じ「魔法防御の段階」という概念により、波動砲のダメージが約400となってしまう。これにより、初期HPの386からだと、
確実に一撃必殺をされてしまう。何回も頑張ったが、初期HPの386を下回るダメージとは、決してならなかった。
 ――さて。これがなぜ重要かと言うと、例によって敵は必ず味方側より先手を取るため、敵が最速で「地震→波動砲」と行動した場合、どうやってもLv19白魔導士ソロでは耐えられないからである。もし、この波動砲を乗り切れるのなら、「エクスポーション」での回復が間に合い、HPを初期値+200
(巨人の薬×1回ぶん)にまで高められていたため、序盤の展開を遥かに楽にできていたであろう。レベルアップ時に、あと1回でも多く“HPの大成長”を引けていれば、分からなかった。序盤の育成方針ミスが、こういうところで響いてくるのだ。
 更に、ソロ攻略だと、序盤でのレーザーは当たった瞬間に終了である。しかも、そのダメージは
600〜800と大きく、例によって高命中を誇るため、序盤の低HP状態を乗り切ったとしても、まだまだ油断はできない。開幕の難しさという面では、完全に「オメガ > 神竜」である。

 しかし、オメガには、
態勢を整えてしまえば、負ける確率が0%になるというウィークポイントが存在する。
 …というのも。序盤の猛攻を、エルフ大先生の力で乗り切り、HPを986
(386 + 200×3回)にまで上げ、更に「ブリンク」を4回決めれば、途端に物理攻撃が回避しやすくなり、マントの発動率も通常に戻る。仮に命中した場合にも、ヒット数の概念により、平均ダメージが下がってくれる。
 ――そこに、ダメ押しとして、「プロテスドリンク」
(魔法「プロテス」より防御力の上昇値が大きい)を重ね掛けしていけば、レーザー攻撃によって受けるダメージは、やがてヒット数×1という最小値になる。そうすれば、もう何も怖くない。「波動砲」によってHPが減少したことを確認してから、「エクスポーション」での全回復を入力していくという単純なパターンでも、波動砲が2発で999を超えることはないため、負けることは無くなるのである。

 具体的には、まず「巨人の薬」「エクスポーション」でHPを確保し、その後にディフェンダーのアイテム効果にて「ブリンク×4」を発動させる。次に、「プロテスドリンク」を、思い切ってカンストの
26回(1回につき+10で、+255が限界)積んでいく。
 …その後は、エルメスの靴で「ヘイスト」を発動させ、「スピードドリンク×3」
(1回につき命中+32で、+255が限界)、巨人の小手による「セーバー×16」(1回につき攻撃力+16&命中+10)と積み重ねていき、物理攻撃力・物理防御力・命中率・物理回避率を全て+255とし、更にヒット数をヘイスト状態で2倍する。正真正銘、これが限界であり、最強だ。ここまでパラメーターを高められれば、もはやオメガほどの強敵ですら、全く怖くない。HPは999で、敵の打撃は高確率で回避可能、命中したとしてもダメージは「ヒット数×1」に留まる。逆に、こちらの打撃は、オメガの装甲を貫通し、20ヒットで2000ほどのダメージを与えられる。実行こそ後手後手になるものの、毎ターンHPを全快まで回復できる。本当に低レベルクリア?

こちらも後はLv1キャラ1人くらいしか思いつかないが、やはり序盤が…


 そういうわけで。オメガは、
序盤さえ乗り越えてしまえば、あとは徹底的なドーピングによって、100%の確率で勝てる相手となる。ただし、序盤の難易度自体は、打撃の威力が神竜よりも上であることを主な理由として、オメガのほうが難しいと思われる。
 …ということで、私の認識としては、バトル全体では「神竜 > オメガ」であるものの、開幕の展開はその逆であり、総合すると、
甲乙つけがたい感じになっていると感じる。さすが、FF5の時代から、もう30年もお互いを追い続けている関係というだけはある。エックスとゼロ、ゴールドマンとシルバーマン、ジョジョとディオ、矛と盾のように、ライバルたちは、永遠に決着がつかないからこそ、“ライバル”で有り得るのだ。

 なお。オメガ戦のほうの数値データーは、バトル16分・エクスポーション42個と、神竜
(17分・57個)に次ぐほどの値となった。こちらでも、ドーピングが完全に済むまでは、「波動砲」を乗り切るためにエクスポーションを先置きして待つような戦法を採用しており、それで消費量が増えてしまった。
 ――ただし、プレイ時間については、こちらは「Lv19ソロでのやり直し」を決意してから、
1時間くらいで勝つことができた。やはり、FF1低レベルプレイの極まりきった環境において、「序盤さえ乗り切れば負ける要素が無くなる」というのは、大きな弱点なのだ…。

動画



さすがに今回は疲れました


 そういうわけで。様々な紆余曲折を経たが、なんとか
「神竜&オメガの、Lv19ソロでの撃破」という記録を成し遂げることができた。前述の通り、この数値は、マリリスを後回しにする場合であったとしても、極限値である。いろいろに苦労したからこそ、あっさり気味のFF1としては異例の、ものすごく印象に残る相手になったように思う。
 …ちなみに。別バージョンとして、「白魔導士以外のジョブを用いたLv19攻略」というものも考えられる。また、Lv19キャラを寝かせておき、正真正銘の最低値であるLv1キャラを使って、神竜・オメガを攻略していくという手もあるだろう。だからもし、これから先の未来に、“追加要素ありのFF1”をわざわざほじくり返して遊ぼう、それも通常プレイでなく低レベルクリアーをやってやろう、しかも裏ダンジョンまで攻略してやろう…という
ヤベぇ奴がいたら、この、私からの挑戦状を、ぜひ受け取ってみて欲しい。Lv19ソロなんてショボい記録、余裕で抜かせる。やってみてください。

 というわけで。2話に及んでしまったが、水のカオス、及び「癒しの水の洞窟」は、これにて終了である。
 …そして、次からは、
最後のカオスである「ティアマット」、そして、それが司る「風のささやく洞穴」の攻略を始めていく。後者は、全40階と、FF1で最長を誇るマップであり、GBA版時代は最後の追加ダンジョンであった。いっぽう、ボスとしては、FF6から4体の敵が選出されているが、ラスト40階の選出が微妙なうえ、敵としての能力についても、「オメガ・神竜のほうが強い」とされることが多い。そのため、「風のささやく洞穴」については、中途半端なダンジョンとされることが多かったりする。
 ――しかしながら。低レベルクリアーとしては、FF6枠として選出された4体のボスのうち
2体が、オメガ・神竜に負けず劣らずの強敵となった。というわけで、次回以降は、それらの敵との戦闘を主軸としながら、攻略を進めていくことにしよう。キツいけど…頑張って、書きます!

 

(2022年7月3日)

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