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低レベルクリアー(PSP) プレイ日誌
「PSP版FF1」の「低レベルクリアー」をやっていきます! |
新企画である。今回は、PSP版FF1の低レベルクリアーを行っていこうと思う。
…まず、今回FF1をプレイしようと思い立った理由は、またしてもFF13企画のためである。FF13の【ボス戦タイムアタック】が、現在は最後の戦いを残すのみとなったのだが、その敵が異様に強く、数ヶ月単位での挑戦が求められると思われた。その間をもたせるため、他のプレイが必要となったのだ。
――まあそれでも、前回のFF9企画のスタート時は、「ラスボス&裏ボスを残すのみ」と言っていた(【回復禁止
低レベルクリアー:第1話】)ので、そこから進んではいる。ただ単に、FF9のほうでオズマという凄まじい奴が現れたのと同時に、FF13のほうでもロングイという桁外れの方が現れていただけである…。
そして。間をもたせるための作品として、FFシリーズの原点である「ファイナルファンタジー」こと「FF1」を選んだ理由は、まずはFF全シリーズを制覇したいという思いがあって、その中でプレイのバランスを考えた結果である。
…やれ、当サイトが現行の日誌システムに変わり、およそ10年が経った。しかしながら、“未だに1作も管理人が日誌を連載していないFFシリーズ”を挙げると、「FF1」「FF2」「FF3」「FF4シリーズ(本編・ジアフター・DSリメイク)」「FF5」「FF8」「FF10-2」と、意外に多い。特に、FF1・FF2・FF3・FF4(本編&ジアフター)は、PSP版をVitaTVでプレイする予定なのだが、この部分を後々まで残してしまうと、「PSP作品の日誌を読んでいただきありがとうございました!
次の日誌もPSP作品です!」ということになりかねない。よって、できる限り作品のクオリティを連続させないようにしたいと思い、今回あえてシリーズ初期作、その中でも原点であるFF1に手を付けてみたのである。
ムムッ…このデザイン、FF7リメイク第1弾では!? |
そして。今回、私がFF1の日誌を連載する理由は、もう一つある。それは、この2022年3月18日に発売する「ストレンジャー・オブ・パラダイス:FFオリジン」を、少しでも応援したいと思ったからである。
…まず、この作品は、FF1の世界観を舞台としたアクションRPGであり、コーエーテクモの「チームニンジャ」が開発に参加している。チームニンジャは、最近の作品としては、「アーケード版
ディシディア ファイナルファンタジー」や、「仁王(におう)」を制作していたらしい。
――さて、後者の「仁王」は、私も名前を聞いたことがある。いわゆる“死にゲー”と言われるジャンルの侍アクションで、『1』『2』ともに、良い作品として耳にすることが多い。そういった流れで、「FFオリジン」に注目をしているという人もいるようだ。FFファンとしては、ありがたいことである。
さて。かつての私ならば、FFと言えば本編RPG作品のことであり、「FFオリジン」のようなスピンオフに興味を持つことは無かった。
…しかしながら、最近はゲーム業界の構造が大きく変化しており、端的に言うと基本無料や月額系のオンラインゲームが稼ぎ頭となっている。例えば、ソニーゲーム部門では、PSplus加入料も入れると、ソフトウェア関連売り上げのうち、実に65%を「アイテム課金&オンライン加入料」と言った無形サービスで得ている。私たちが“ゲーム”と呼んでいる、「パッケージ&DL版のソフトウェア販売」は、既に35%を占めるに過ぎないのだ(【日記:2022/1/4】)。
――やれ、「ゲーム販売の主流は、パッケージではなくDL版!」と考えている人は多いと思う。それはその通りであり、DL版のほうがゲーム制作会社に入るお金が多いというのもハッキリしている。しかしながら、もはやそれですら主流でなくなっており、時代はアイテム課金&オンライン加入料にシフトしている。プレイステーションが、携帯電話ゲームのようなスタイルに飲み込まれつつあるのだ。
そして、スクエニについても、完全オンラインゲームのFF14が、人が多すぎて運営がストップするほどの盛況ぶりであり、恐らく莫大な利益を生み出していると思われる。ネットにおけるFFの話題も、大半がFF14のものとなっている。
…その一方で、オフラインRPG作品の雲行きは、怪しくなっている。“たかがリメイク”のFF7リメイクは、本編の全てを含もうとするとボリュームが大きすぎるため、分作となったが、その第1弾ですら5年近くが掛かった。そして、第1弾発売から2年弱が経った現在も、第2弾の情報公開はできていない。FF16についても、初報から1年半が経ったが、「2021年内に情報を公開する」と言われていたものが延期されて以降、続報は無い。そして、これらのオフライン作品が発売されたところで、1ヶ月くらいは話題になるだろうが、クリアしたら終わりであり、すぐにまた人々はオンライン作品の話に戻ってしまうだろう。
――以上のことにより、オンラインRPGが巨万の富を生み出す一方で、オフラインRPGは莫大な製作期間と資金が掛かり、それらの傾向は今後も加速すると思われる。スクエニにとって、FF14が稼ぎ頭であり、FF7Rや16のような作品は開発費ばかりが掛かる不採算部門とされている恐れがあるのだ。もし今後、オフラインRPGを作るとかえって損をするような状況になってしまえば、もうオフラインFFは制作しないということになってしまう可能性すらある。
メニュー画面もすごく…FF7リメイクです… |
しかしながら。私は、オフラインゲームを主体として遊ぶ人間である。よって、全てのFFがFF14になれば良いとは思っていない。そのためには、「オフラインFFも、ちゃんと利益になる」ということを、我々が示さなければならない。
…よって、今回の「FFオリジン」のような、FFに関連するオフライン作品、とりわけ莫大な開発費のかかる大作系の作品は、そのユーザーとして、できる限り応援をしたいと思ったのだ。応援とは、買ってプレイすること、つまり「食べて応援」ならぬ「遊んで応援」である。
というわけで。私も「FFオリジン」の情報を調べてみたところ、アクション画面のUIなどから、どことなくFF7リメイクの雰囲気を感じられた。FF7リメイク第1弾は、私にとって久々の“FFにおける快作”であったため、それと似ているというのは、大きく期待できるポイントである。
…そんな感じで、この「FFオリジン」は、私の購入検討の一つに入った。残念ながら、この3月〜4月は色々と忙しい時期になるため、発売日に即座に…とは行かない可能性がある。しかし、それでも、無から検討対象の一つに入るくらいには関心が上がったので、どうか許して欲しい。そして、私と同じように、「オフラインのFF大作を応援したい!」と思っている人も、まずは興味から持っていただければ幸いである。
やれ。FFは、昔は本編作品がテンポ良く発売されていた時期もあった。そして、作風が毎回変わって賛否両論となることと、人気作の宿命か、「FFを叩くこと」がゲーマーのステータスのようにされることもあった。未だに、その時代の考えを引きずっている人は多い。
…しかしながら。もう、そういう時代ではないのだ。FF本編は、5年に1回ほどのペースでしか発売できず、下手すると全てがFF14に飲み込まれてしまう。こういう状況では、オフラインFFを発売してくれるだけで貴重であり、悪いところを叩くのではなく、良いところを褒めなければならない。昔の気分でベチベチ叩いて気持ち良くなっていると、「こんな開発費が掛かるくせに評判の悪いゲームなんて、もう出さない」となってしまう恐れがあるのだ。
――やれ。これは、人間と同じである。現代における“オフライン大作RPG”は、大きなバグもなく、健康に生まれてくるだけで奇跡である。完全な名作になるなど、夢のまた夢であり、高望みをしてはならない。「こちらから楽しんでいく」、「こちらから相手に合わせる」という気持ちが求められるのだ。
ところで。この「FFオリジン」は、現時点において、明確な問題が存在する。というのも、この作品はPS4とPS5の両方で発売される(+XboxとPCも)のだが、体験版がPS5でしか配信されていないのである。ご存じの通り、PS5は未だに入手困難な状態が続いている。私も、もう1年以上、抽選販売を中心に、様々なところに挑戦しているが、未だに購入できていない。よって、FFオリジンの体験版をプレイすることもできていないのである。
…やれ。現在、私のFFオリジンに対する興味は、かなり高まっている。そのため、ここに体験版のひと押しがあれば、即予約をしても惜しくないというくらいになるかもしれない。だが、このままでは、プレイ感覚が分からないまま、発売日を迎えてしまう。さすがに、FFの名を掲げているというだけで、発売日にダウンロード版を定価購入するというまではできない。まあ、まだ発売まで2ヶ月あるので、何とかPS4向けの体験版も出してほしいところである…。
このドット絵、私は結構いいと思う |
さて。「FFオリジン」に対する話が長くなってしまった。再び、本当の“FFの起源”、つまりFF1に話を戻そう。
…まず、今回のプレイに使用するのは、2007年のPSP版である。FF1は、多数のハードに移植・リメイクが為されており、主要なものだけ挙げても、「FC版」「WSC版」「PS版」「GBA版」「PSP版」「ピクセルリマスター版」が存在する。もし、私がFF1マイスターであれば、全バージョンを遊んで、それらの違いを味わう…という楽しみ方もできるだろう。しかし、1作だけ遊ぶというのなら、それに最も相応しいバージョンを選ぶ必要がある。
――そして。2022年1月現在では、昨年発売した「ピクセルリマスター版」が最新となる。ただ、これは追加要素なし&劣化ドットのガッカリ版である。私は、追加要素も含めてFF1を味わっていきたいと思ったので、このピ版はプレイ対象から外れた。次に新しいものは、15年前に発売されたPSP版である。これは、GBA版までの要素に加えて、PSP新規の追加要素も増えている。ドット絵についても、PSP版で新規に作られた見栄えのするものとなっている。まあ、元がPSPなので、出力画素数こそ480×272と切ないが、それ以外の部分においては、FF1の完全版と呼んでいい出来になっていると思う。そういうわけで、今回は、このPSP版FF1を、やり込みプレイに使っていこうと思う。なお、映像の出力には、神ハードVitaTVを使用する。
そして。今回プレイの名称は、「低レベルクリアー(PSP)」である。FF1は、昔のRPGなので、純粋にレベルを上げなければクリアができない…ということはなく、「14,1,1,1(FC版)」などと言った低レベルクリアーが、全バージョンで達成されている。というわけで、プレイ日誌の内容を「通常プレイ」とする案もあったが、せっかくだからということで、先駆者兄貴たちを参考にして、低レベルクリアーをやってみようと思ったのだ。
…次に、追加制限については、特に設けない。理由は、私の初めてのFF1やり込みであるため、あれこれと制限を追加してしまうと、クリアできなくなってしまう恐れがあるからだ。ただし、FF1では、「パワーアップ」「銀のリンゴ」などのステータスUPアイテムが存在し、しかも無限に手に入れられるらしい。よって、これを無制限に使ってしまうと、低レベルクリアーの意味が無くなってしまう恐れがあるため、これらドーピングアイテムの使用だけは、自主的に規制していきたい。また、“制限”ではなく“プレイ方針”であるが、GBA&PSPでの追加ダンジョンは、積極的に攻略をしていく。これについては、いつもの私の低レベルクリアーと同じである。
――その他、重要なところであるが、経験値は1人集中型とする。FF1は、レベルが1,1,1,1でスタートするが、ゲームクリアのために経験値入手を避けられない場面があるため、「4人に分配して最高レベルを下げる」か「1人に集中させて平均レベルを下げる」のどちらかが採用される。しかし、どうも先駆者兄貴たちのFF1攻略を調べてみると、最終的に1人のキャラクターが自分のパラメーターを徹底的に強化して戦うという手法になるようだ。その場合、強化する1キャラ以外はあっという間に戦闘不能となってしまうため、4人分配型だと難易度が上がってしまう。そういうわけで、私は、後者の1人集中型を選ぶことにしたのだ。PSP版においては、集中型でのクリア報告はあったが、分配型の報告は無かったという理由もある。極限値は、22,1,1,1となるようだ。
ちなみに。私のFF1のプレイ歴としては、これまでにWSC版とGBA版をプレイしたことがある。
…まず、WSC(ワンダースワンカラー)版は、FF1の初めての上位ハードへの移植として、2000年に発売された。WSC版は、部分的にはFC版よりも難しくなっているくらいであり、特に「氷の洞窟」の難易度は絶望的であった。このWSC版については、当時のFF本編が9と10の間という絶頂期に登場した作品であるため、私の中での評価は高くなく、1回プレイをするだけで終わってしまい、WSCのソフトもFF1のみで終了となった。ちなみに、WSCでは、その後にFF2が発売され、FF3は飛ばしてFF4が発売されたというのは、今でも語り草となる。
――続いて、それから少し後に、GBA版で「FF1・2アドバンス」というカップリング移植が2004年に登場した。これは、2作セットなうえ、後の「FF4アドバンス」のような極端なバグ移植ではなく、「FF5アドバンス」「FF6アドバンス」のような原作と比べての劣化点も無い。そのうえ、FF1にもFF2にも、GBA版での新規要素が追加されており、非常にお得感のある作品である。現在でも、中古屋でカセット版(という表現でいいのかな?)を見かけた際には、高価格が付いているほどの名移植だ。代わりに、配慮が行き届きすぎており、難易度が激減しているという指摘もあるが、まあ他の移植と比べた場合である。このアドバンス版のFF1を、私は追加要素も含めて全てプレイし、追加ダンジョンの最終層/地下40階にいるデスゲイズまで倒していった。
そういうわけで。今回のPSP版は、このGBA版以来のFF1となる。もう、正確にいつ遊んだか覚えていないが、FF9に引き続き、これも15年ぶりくらいである。ベルカ戦争が勃発してから「エースコンバット5」まで、またはDL6号事件から「逆転、そしてサヨナラ」までと同じ期間が経ってしまった…。
ロングイ事件を忘れるな… |
というわけで。前置きはこれくらいにして、さっそく今回の「低レベルクリアー(PSP)」を始めていくことにしよう。
…まず、FF1では、ゲーム開始直後に、プレイヤー4人のジョブと名前を決めることになる。ジョブは、「戦士」「シーフ」「モンク」「黒魔術士」「白魔術士」「赤魔術士」の6種類から、重複ありで選択可能である。このジョブは、後から変えることができないため、いきなり重要なポイントだ。
――さて。調べてみると、集中型の低レベルクリアーでは、黒魔道士・シーフ・モンクは駄目であり、残った戦士・白魔術師・赤魔術士からリーダーを選ぶことになる。そして、既存の低レベル攻略だと、白魔術師をリーダーとしている場合が多く、実際にGBA・PSPでのクリア例も存在するようだ。ということで、私も、下手な編成をして最初からやり直しというのは避けたいので、白魔術師をリーダーとすることにした。他の3人は、レベル1で寝ているだけとなるため、適当に選んでおく。
ちなみに。名前は、まず主人公となる白魔術師は、いつものように「ブーニベルゼ」である。そして、残りの3人は、「ロングイ」「ウェルキン」「シャオロン」とした。これは、FF13を忘れてはならないという私の意思が表れている。ロングイ戦のほうも頑張って、さすがにそろそろ完結させたい…。
そして。ゲーム本編を開始すると、まずはコーネリア近くのワールドマップに放り出される。ここでやるべきことは、コーネリアの町で「ハンマー」を買うことである。これは、白魔術師が装備可能な武器であり、ガッツンガッツン敵を殴っていける。当分の間、これを超える攻撃手段は無いので、しばらくの間、ハンマーに頑張ってもらうしか無い。まあ、ローブを被ったかわいいキャラが鈍器で敵を撲殺していくというファンタジー感の全く無い絵面となるが、これはFFがシリーズ初期作から純粋なファンタジーとは一風変わった作品であることを示しているのであろう(意味不明)。
…続いて、魔法屋では、「プロテス」「ブリンク」を購入する。その効果は、他のFFシリーズ作と同じで、それぞれ物理防御力・回避率を向上させる。なお、FF1では重ね掛けが可能であるため、これらによる味方の強化が攻略の要となる。その傾向は、通常プレイでも存在したが、低レベルではなおさらだ。そして、FF1の魔法はレベル制であり、プレイヤーのレベルが上がるたびに、高レベルの魔法が使用可能である。ややこしいので、魔法レベルのほうは、「ランク」と表記することにしよう。ランク1の白魔法は、白魔術師Lv1から使用可能であり、「ケアル」「プロテス」「ディア」「ブリンク」の4種類が存在する。各ランクに4つの魔法が存在し、その中から3つまでを購入して覚えていくというシステムだ。なお、魔法の使用回数について、GBA版からは普通のMP制となったが、それより前は、魔法のランクごとに使用回数が決まっているというシステムであった。
――そして。町から出ようとすると、兵士にコーネリア城まで連れて行かれる。そこにて、「クリスタルを持った光の戦士たちが、王の命令で、さらわれた姫を助け出す」という「これホントにFF?」みたいなストーリーが展開される。後続の作品に慣れていると、一周回って新鮮だな…。
そういうわけで。ガーランドの待つ「カオスの神殿」へと向かっていくのだが、この道中では、雑魚敵とのエンカウントが発生する。FF1は、ボス敵の強さではなく、「ザコ敵との連戦」でダンジョンを演出している感が強く、そのやりくりがゲーム攻略の重要なポイントとなる。
…しかしながら。GBA版以降の作品では、フィールド・ダンジョンのマップ上ではどこでもセーブが可能となり、少し歩いてセーブし、エンカウントしたらリセットを繰り返すことで、ノーエンカウントでダンジョン探索ができるようになった。まあ、時間はそれなりに掛かってしまうのだが、現実的に可能なレベルの手間である。そして、PSPはロード時間に問題を持ったハードであったが、私のプレイしている「PSP版を、VitaかVitaTVで」という環境では、極端に遅いと感じるほどではない。
――ただし。PSP版FF1は、L+R+START+SELECTでソフトリセットが可能(戦闘中でもOK。ちなみに、私がFF1の前にプレイしていたリマスター版FF9にはソフトリセットが無かった)なのだが、私の愛用している初期型Vitaでは、STARTとSELECTのボタンが小さいうえに飛び出しておらず、指1本で同時に押し込むのはほぼ無理である。ということで、タッチパネルへのボタン割り振り機能を使い、「左上をL、右上をR」とすることで、それらとLRを同時に押し、ソフトリセットをできるようにしていった。こういうカスタマイズ性も、Vitaの良いところである。スパルタクスVita待っとるよ…!
後のシリーズのような回数制のステータスではなく、回避率の数値を上昇させる効果! |
ということで。セーブ&リセット法を使ってアイテムを回収していき、カオス神殿の中央で、最初のボスである「ガーランド」戦である。
…さて、ガーランドは、こちらのLv1キャラクターのHP:30程度に対し、打撃で20という大きなダメージを与えてくる。そういうわけで、早速活躍するのが、白魔術師の「ブリンク」だ。これは、本プレイにおける最重要魔法の一つであり、回避率を「80」上げてくれる。
――さて、FF1の回避率は、だいたい「回避率/256」の確率で物理攻撃を回避できるというものだ。敵の種類やゲームバージョンによって、若干の差異が存在するようだが、3回も使えば、打撃はほぼ命中しなくなる。初代ポケモンの影分身以上の凄まじさである。このクラスの白魔法がランク1で使えるというのは驚異的である。自身にしか掛けられないというデメリットがあるようだが、集中型の低レベルプレイでは全く問題にならない。
そんなわけで。他の味方が殴られて死んでいく時間を使い、白魔術師のブーニベルゼが「ブリンク」を3回使ってしまう。そうすれば、敵の攻撃はほとんど当たらなくなるので、後はひたすらガーランドをハンマーでガツガツやれば良いのだ。
…さて。白魔術師の攻撃による与ダメージは1桁程度であり、敵HPは212なので、撃破には時間が掛かる。だが、当たらないのでどうということは無い。そんなわけで、約2分30秒を掛けて、ガーランドを撃破することに成功した。
――ちなみに。今回も、例によって、プレイ動画を掲載してみることにする。なお、収録パターンでは、味方の状況が凄く中途半端で、白魔術師はHP満タンだが、他のメンバーのうち2人はHPが減っており、1人は戦闘不能となっている。これは、「全員HP満タンで挑む」「白魔術師1人でスタートする」のどちらにするか決めかね、結果的に中途半端な状態で挑んでしまったからである。まあ、そんな感じであっても勝てる相手ということで…。
◆動画◆
※始まらないんだなそれが |
そういうわけで。城に帰ると、次の町に行くための橋が完成する。ここを渡ろうとすると、デモシーンが流れ、有名な「FFのテーマ曲」とともに、「そして、探求の旅は始まった…」というメッセージが表示される(文言はバージョンによって若干異なる)。あの、FFシリーズでよく出てくる、「主人公たちが、川を挟んだ城を振り返る構図」も、この初代FFが元である。全て、原作のファミコン版からあった要素だ。
…しかし、今回の低レベルクリアーでは、探求の旅が始まらないのである。どういうことかと言うと、詳しくは第2話に書こうと思うのだが、FF1にはパラメーター成長にランダム性が存在し、低レベルクリアーでは、高い成長値を引くことが重要となる。また、ガーランドを倒すと、レベルが一気に1→4と3つ上がってしまうので、吟味は激烈な難易度となる。よって、最終レベルに影響のない範囲で雑魚敵を倒し、レベルを1つずつ上げていくのだ。
――というわけで。私がやるのは、ガーランドの撃破前に時間を巻き戻し、ゴブリンを白魔術師1人で倒して、ステータスを吟味しながらレベルを3まで上げることである。やれ、FFには、第1作の時点で時間旅行の要素があったのだが、まさかプレイヤー側が最初にタイムスリップをすることになるとは思わなかった。そういうわけで、今回のFF1日誌、どうぞよろしくお願いします!!
(2022年1月21日)
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