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管理人の日記

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どのミッションも、だいたいこういう見た目になる |
『地球防衛軍4』および『4.1』には、そのものズバリ、「ドラゴン」という敵が登場する。シリーズでは、「蟻」や「蜘蛛」などといった名称を、徹底的に避けているのに、何故かドラゴンは「ドラゴン」なのだ。初登場は、『4.1』のオフライン基準で、全89ミッション中60番目と、ちょうど終盤が始まる辺りでとなるが、プレイヤーたちに、決して忘れられない印象を残した。
…というのも、このドラゴン、あまり評判の良くない敵として知られているのだ。とりわけ『4』の頃は、飛行戦力のくせに耐久力が黒蟻の2倍弱と固く、火炎や噛みつきの威力も凄まじい。特に、出会い頭には、急降下爆撃のように殺到しながら、バースト射撃型の火炎放射を行ってくるのだが、この攻撃で★瞬殺★されることすら有り得るくらいの、とんでもない強敵であった。
――ということで、色々な点を反省した『4.1』では、ドラゴンの体力は2/3程度に調整され、火炎放射の威力も下がった。代わりに数が1.5倍とか2倍とかに増えていたりもするのだが、味方側のアッパー調整も相まって、『4』ほどの強敵という感じではなくなった。
ただし、どちらにせよ、戦っていて面白い敵という感じはない。理由は、かっこよく倒れてくれないからだ。
…さて、ドラゴンは、ティガレックスとかナルガクルガとか、あのへんのイメージの低い姿勢で、地面を這い回り、HPがゼロになるとその場にグチャッと倒れる。よって、多数が密集すると、生きているのか死んでいるのか分からない。しかも敵は、蟻や蜘蛛のように部位欠損を起こしたりせず、そのままの形でお亡くなりになるので、ますます死体かそうでないかが分からないし、撃っている感も薄い。やれ、地球防衛軍の敵というと、さすが元SIMPLEシリーズらしく、撃破時に非常にバカバカしく吹き飛んでくれる。侮りがちだが、それが射撃感や爽快感、つまるところのゲームの面白さに繋がっているのだが、ドラゴンはそうではないのだ。
――しかも、敵は飛行戦力ということで、あっという間に距離を詰めてくる。そして、数が非常に多いことにより、だいたいどのミッションでも、揉みくちゃにされ、ワンパターンな戦闘となってしまう。残念ながら、敵として失敗しているとしか言いようが無い。『4.1』で、ゲーム難易度の理不尽さは緩和されたものの、戦闘の面白くなさはどうにもならなかったのが、その証拠だ。
ちなみに。ドラゴン自体は『4』『4.1』のみの登場となったものの、“同一テーマの相手”として、『5』『6』で「タッドポウル」という敵が出現する。まったく聞き慣れない用語だが、“tadpole”で、オタマジャクシのことを指しており、同作に登場するカエル星人の幼生体であるとされている。「空を飛び」「火を吹き」「噛みつく」と、要素要素は完全にドラゴンと同じである。ついでに、原種に加えて、小型種・大型種がときおり登場するところまで、ドラゴンと似通っている。
――しかしながら、全く異なるのが、射撃感だ。敵は、ムチムチな見た目をしていて、撃つとちゃんと肉片を撒き散らしながら吹き飛んでくれる。また、ドラゴンよりも遥かに重量が軽く設定されており、死体を撃つと転がっていって、後続の射撃を邪魔しない。体力も、『4.1』ドラゴンと比べても更に低く、大量ロックオン型のミサイルなどで、簡単に蹴散らせる。よって、好き勝手させた場合の強さこそ変わらないものの、ドラゴンほどの問題児とはされていない。『4』から『4.1』で上手く行かなかったドラゴンは、『5』でカエルへと異世界転生することで、ようやくリベンジに成功したのである。
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6秒リロードのデメリットも気にならないくらい、とにかく強くて使いやすい |
とまあ、そんな感じで。『地球防衛軍4.1』のINFERNO本編攻略も、終盤というところに差し掛かってきた。
…ちなみに、難易度については、意外にも、HARDやHARDESTよりも楽と感じることが多い。アーマーが12000と適正値の3倍くらい存在するということもあるが、それ以上に、とにかくINFERNO武器の取り回しの良さが異常であり、ミッションを見て、それに合ってそうな武器を選べば、簡単にクリアができてしまう。一応、高難易度ゲームとしての体は保たれているが、東方シリーズの私がクリアした作品で例えると、永夜抄とか妖々夢とか、あの辺のかなり楽な方々と同じくらいな雰囲気である。『4』は、紅魔郷的な、“荒削りだが難しい”という感じだったので、それとは一線を画している。
――もっとも、難易度面での本番は明らかにDLCだ。「HARDESTのほうが難しかった」なんて余裕の笑みを、あの変異種祭りでも浮かべていられるかどうか、今から楽しみである…。
(2025年11月12日)

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