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[大逆転裁判] ランドストマガジン(当時2000円) / やり込みinFF

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2025年10月18日(土)
[大逆転裁判] ランドストマガジン(当時2000円)


 
愛好家にされてしまった!


 
「大逆転裁判1&2」は、『1』部分を、絶不評でクリアした。とはいえ、「『2』で評価が逆転する」という話は何度も聞いており、私としても、乗りかかった船として、最後までやるしかない。
 …と、その前に、『1』のおまけコンテンツである、「ランドストマガジン」部分をプレイしておきたいと思う。3DS版では
有料DLCであったが、リマスター版である『1&2』には、最初から収録されているのだ。なお、当時の価格は1号300円で、内容としては、10〜15分程度のミニシナリオと、イラスト・BGM(没バージョン含む)などの設定資料集が含まれている。それが、「マガジン」を名乗るだけあって、週刊で全8回が配信された。つまり2400円なのだが、セット購入をすると、2000円になったということだ。
 ――なお、それとは別に、発売日から11日間だけの期間限定で、
「特別号」が無料配信されていた。悪い意味で有名な、「『未完成』のものに、わざわざ お金を払うのは、どうかと思うんだ。」は、ここでの発言である。このセリフが黒歴史扱いされたため…ではないと思うが、3DSでの再配信は無く、リマスター版にも収録されていないため、新たにプレイすることはできない。残念…。

 さて。「シナリオが未完結のゲームにおける有料DLC」について、私たちは、
ファイナルファンタジー13-2というゲームで、よく知っている。当時、「大逆転裁判(1)」をプレイした人も、もどかしい思いを抱えつつ、僅かな希望をいだいて、有料DLCを買っていったのかもしれない。一応、「本編ストーリーを補完するものではありません」という注意事項が付いていたらしいが、人の夢と書いて儚いというやつである(何目線の誰)
 ――ちなみに、発売時期上の前後作にあたる
「逆転裁判5」「6」でも、有料DLCが配信されていた。ただ、そちらは、メインシナリオと同等の量・質を誇るエピソードが配信されていたうえ、その値段も800円と、“ソフト本体の5話収録”と比較しても、妥当と言える価格設定になっている。しかも、早期購入特典ということか、『5』は半額、『6』は無料で配信されていた時期があった。これらに比べると、“全て合わせても、本編1コ話の半分にも満たない「ランドストマガジン」”が2000円というのは、いかにも割高だ。しかも、本編が、事実上の前後編と言える未完成品であり、その内容もあのザマと来たら、こんな小ネタ集なんて作っている場合ではない。やれ、スタッフ的には、DLCという形式で作品への熱を維持したかったのかもしれないが、むしろ非難の声が収まらないという結果になったのではないだろうか…。

シナリオ以外は凄くいいんですよ…


 そんな状況なのだが、リマスター版の「大逆転裁判1&2」では、全8冊のランドストマガジンが、再構成されたうえで、
「特別付録」という名称で収録されている。順に、紹介してみよう。


勲章
いわゆる「トロフィー」であり、
30種類が存在する。私の現在のゲーム進行度はちょうど半分であり、この「勲章」についてもまだまだであるが、『2』クリア時の残り個数次第では、コンプリートを目指してみたい。

画廊
・設定画:「ランドストマガジン」でも配信された、コメント付き設定画を見られる。3DSは、
当時としても低画素数なハードであったため、高性能ハードへの移植で、純粋にパワーアップしたと言えるだろう。バンジークスのマントについて、“3DSの性能では難しい”という趣旨の部分が、「原作のハード」とぼかされていたのには、移植版における調整を感じた。なお、リマスター版での新規イラストとして、『1』&『2』のクリア特典が、1枚ずつ用意されているようだ(それぞれのクリアが解禁条件)
・動画:映像コンテンツが見られる。内容は、よくあるトレイラー映像ではなく、恐らく、
イベント等で放映された、ゲーム画面風の特別シナリオであると思われる。すべて見ると、約1時間と、かなりのボリュームがあった。「成歩堂龍ノ介の罪深き七日間」は、視聴者を陪審員に例えて、投票を促すものであり、恐らく、Twitter(現:X)での発売カウントダウン企画的な感じだったのであろう。

音楽室
・楽曲:全曲サウンドトラック…ではなく、選出された楽曲が、作曲者のコメント付きで聞ける。しかし、歯抜け収録の代わりに、
各楽曲のボツ版を聞くことができ、“どのようにゲームの世界観が詰められていったか”について、思いを馳せられる。また、効果音や、キャラクターの名ゼリフ(と思われる物)を録りおろししたものも入っている。
・音声:こちらもキャラクターボイスを、ゲーム内の3Dモデルのアニメーションと共に再生できる。バンジークスの声は、いつ聞いても、
「海馬くん…大好きだ…」(言ってない)である。

更衣室
『2』の有料DLCであるった、“龍ノ介・寿沙都ちゃん・ホームズの着せ替え衣装”のON/OFFを変更できる。

番外編
“おまけコンテンツのメイン”と言える
ミニシナリオであり、全8話が収録されている。プレイ時間は、それぞれ10〜15分程度で、パラレルやIFなどではなく、原作の世界観でのエピソードとなる。何故か教養的な内容が多い。本編シナリオの補完ではないと注意書きが有った通り、『2』への伏線となるであろう部分については、全く掘り下げられていない。ただし、路地に置かれていた歪んだ自転車の持ち主が分かったり、バンジークスの正面の立ち絵(3Dモデルだが…)が見れたりと、ボツまたは未収録要素の一部が復活しているところもある。全て見ると、だいたい1時間半というところだ。決してつまらない内容ではないが、2000円かつ2ヶ月掛けるだけの価値があるかというと…うーん、という感じだ。

クレジット
ここだけ諦めて横文字になっている。リマスター版である『1&2』の制作に関わった人々のスタッフロールである。ゲーム内の名シーンが写真という形式で流れてくるが、何故か、主要4人がうさぎのぬいぐるみになっている。税金対策(謎)とか、そんな感じだろうか…。



 とまあ、こんな感じで。ゲームのプレイ時間という観点から考えると、
合計3時間程度であった。これで2000円というのは、やはり、価格に見合っているとは言い難い。当時は『大逆転裁判2』の存在も明かされておらず、“少しでも消化不良のシナリオを何とかしてほしい”と買った人は、かなりガッカリしたであろう。
 …いっぽうで、これらのおまけコンテンツは、
リマスター版には最初から収録されており、追加料金なしで遊べる。ゲーム制作を伺い知れる設定資料や、小ネタとして面白い番外編などは、見て損をするものではない。『2』も存在するということで、シナリオの消化不良感も、一応は問題なくなった。よって、現環境からならば、ランドストマガジン周りについては、特に問題とは言えなくなったように思う。あれだな、後の時代からFF13-2をやった人も、多分こういう気持ちなんだろうなと思う。
 ――そういうわけで。おまけコンテンツも読み終えたということで、次からいよいよ
「大逆転裁判2」のパートに入っていこうと思う。頼むぞ〜、これで『2』までつまらなかったら、本当にただのクソゲーをやっただけになってしまう!

(2025年10月18日)

登録タグ/ ゲーム一般 逆転裁判
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