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「USBスピーカー」…ジャンル自体が安物 / やり込みinFF

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2025年9月21日(日)
「USBスピーカー」…ジャンル自体が安物


 
まーこれでじゅうぶん…ではなかったので、少し工夫をした


 今回のPC環境更新で、私は久しぶりにデスクトップ型を購入し、
スピーカーも新たに用意することになった。買ったのは、USBで給電をするタイプのスピーカーだが、残念ながら、これはジャンル自体が安物である。
 …まず、私は、ここ20年ほど、ずっとノートPCを使っていた。そのため知らなかったのだが、
最近のPCモニターには、スピーカーが付いていないものが多いようだ。DisplayPortも、HDMIも、どちらも1本で映像だけでなく音声も伝送してくれる使いやすいケーブルなのだが、出力先のモニターに音声出力機能が無ければ、物理的に鳴るわけが無いのである。
 ――ちなみに。私は、住宅環境の都合上、
家でもイヤホンを付ける派だ。そして、現在使用しているモニターには、イヤホン端子自体は付いており、それに“手持ちの有線イヤホン”を接続することで、音を聞くことはできる。だが、接続端子はディスプレイの背面にあり、日常的に抜いたり刺したりするのは面倒である。また、生活空間ということで、「腰を据えて聞くまでもない音を再生する時」や、「外出の準備をする際」など、スピーカーがあればいいなあ…と思う場面は多かった。そういうわけで、前々から、今回の「ふるさと納税×楽天お買いものマラソン」のラストランの機会で、まとめて買おうと決めていたのだ。

 そういうわけで。注文から2日、私の元に、その
USB給電スピーカーが届いた。やはり、決め手は値段である。USBスピーカーは、最安だと、約1000円で買える物すら存在する。なお、“USB給電”自体を求めていたわけではなかったが、該当品が安かったのと、あとはパソコンの周辺機器として使うため、そちらのほうが都合が良いのではないかと判断した。
 …あとは、必須と考えていた機能が、
スピーカー前面のイヤホン穴である。前述の通り、私は室内でもイヤホンを使うのが基本である。よって、新たにスピーカーを配置したとしても、いつでもイヤホンに切り替えられるようにしたい。そういう時に便利なのが、「スピーカー本体にイヤホン端子が付いている」という製品だ。PCは足元であるため、卓上のスピーカーにて、スピーカー出力 / イヤホン出力を切り替えられれば良いと感じたのだ。
 ――ということで。具体的に、私が購入したのは、
【サンワサプライの「400-SP067」】という物である。いつもながら、Amazonにリンクを張っているが、アフィではない。さらに言うと、実際に買った場所は楽天である。お値段1880円(楽天もAmazonも同じ)と、同系統品の最安:1000円より一回り高いが、やはり前面のイヤホン端子が必要だったからだ。なお、「Amazonベーシック」なる謎ブランドで、【1079円にて、前面イヤホン端子のあるスピーカー】が売っているが、こちらは送料無料に条件が必要である。さらに、楽天では、お買いものマラソンのために「1000円以上・10品」を書いたかったので、それを満たすためという理由もあった。まあ、勢い余って12品も買ってしまったので、無理にこだわる必要も無かったと言われれば、その通りなのだが…。

 さて。私は、ここ1ヶ月ほど、
イヤホンでしか音の聞けない環境であった。そのため、このスピーカーが届くのを、かなり楽しみにしていた。到着(置き配)メールが届いたのち、すぐ箱を開けて、さっそく配線をしたくらいである。
 …しかしながら、配置をしてすぐに、
「これは失敗したかも」と思うことになった。理由は、ノイズの大きさである。スピーカーの音量ツマミをひねると、“ホワイトノイズ”と呼ばれる、「サーッ」「ジジジジ…」という雑音が、無視できないレベルで聞こえてくる。もっとも、私はそこまで音質を重視しているわけではないため、音を流せば掻き消せるし、それにスピーカーの音量つまみは「音量ゼロ=電源OFF」を兼任しているので、運用でカバーできるようにも思えた。
 ――ところが、最大の問題は、
イヤホンを繋いでも、このノイズが聞こえてくるという点だ。しかも、スピーカーの電源を切っていてもイヤホンを繋いだ際に雑音が発生する。意味が分からない。ただ、内部のコードが繋がっているだけだと思うのだ…。かくして、イヤホン運用をする場合、このスピーカーは無いほうがマシとなってしまうのだ。

 そういうわけで。いくら安物とはいえ、
さすがに不良品を疑うレベルで酷かったため、検索をしてみたところ、公式のQ&Aが存在した。どうやら、USB給電ではなく、コンセントからUSB変圧器(携帯電話の充電に使用するアレね)で給電をすると、問題が解決することがあるという。実際にやってみると、確かに効果があり、「イヤホン接続時の雑音」ほぼゼロに、そして「スピーカー音量を上げた場合の雑音」少なめになった(完全に消えたわけではない)。なお、USB端子から給電できる特性を捨ててしまったが、まあ、私のPC本体周りは既にゴチャゴチャしすぎであるため、そこに更にケーブルを追加しなくて済んだのは、むしろメリットかもしれない。
 …しかしながら。これらにより、私は、「USB給電のスピーカー」というジャンル全体が、安物と気付いたのだ。どうも、私が買った物が特別に粗悪品というわけではなく、「USB端子に接続する」という行為自体が、本質的にノイズが乗りやすくなるらしい。また、
出力も力不足であり、重低音などは全く足りないうえ、音量を全て最大にしても、「PCの目の前で聞くなら、少しうるさめ」という程度であり、部屋中に大音響を行き渡らせるような用途には使えない。しかも、前述の通り、音を大きくすると、無視できないノイズも加わってしまう。これは、本格的に音楽を楽しむには全く足りない、間に合わせ品なのだ。
 ――さて。私はこれまでも、コスパ重視で物を選び、「まー、これでじゅうぶんだ。」と、概ね満足をしてきた。しかし、今回の「USBスピーカー」には、
“安かろう悪かろう”を、強く感じる。「スピーカー」=音声出力というジャンルは、物理的なパワーが必要であり、そこで性能を求めると、どうしても大型化電源の強化が必要となり、価格も上がってしまうのだろう。だがやはり、それでも、これまでの「スピーカー不在」「イヤホンのみでしか音楽が聞けなかった」という環境から比べると、抜群の改善が為されている。どんなものにでも言えることだが、「無い」と「有る」とでは、何倍しても辿り着けないくらい、ぜんぜん違う。やっぱり、まー、これでじゅうぶんだ!

(2025年9月21日)

登録タグ/ 機械一般
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