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管理人の日記
Copilotだけでなく、お馴染みChatGPTにも日記の感想を聞き始めてみました
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そのための左手 |
11日目は、クロスボムの入手後、エリア移動を繰り返しながら、E.M.M.I.と戦っていく。もはや在庫処分感の出てきた相手だが、サムスを一撃必殺するイベント技は健在のため、これまで通り、しっかり対策をしながら戦っていく。特に、このパートでのE.M.M.I.戦は、事実上の最終決戦ということもあって、ギミック多数の迷路のような通路での戦いとなった。そして、撃破後には、『フュージョン』でも最強武器として君臨していた、あの装備が現れた。
●ウェイブビーム
ビームが地形を貫通するようになる。記念すべき初代メトロイドからの定番装備であるが、当初は、本当に「地形を貫通する」というだけの能力で、謎解きに使えたり、ごく一部のマップで役立つというくらいであった。
それが、『フュージョン』において、必殺技のプラズマビームより後で手に入る武器となったことで、立ち位置が一変した。『フュージョン』自体、ミサイルよりビーム優遇の戦闘環境だが、特にチャージ版ウェイブビームの火力は、アイスミサイル(フュージョン版)を遥かに凌駕する、最大最後の必殺技と言える。ビームでしか倒せないSA-Xは除外しても、ネオリドリー相手など、明らかにウェイブビームのほうが戦いやすい。
ということで。事実上の“フュージョン2”である『ドレッド』でも、やはりプラズマの後に手に入るため、これが通常使用できる最強ビームとなる。
ただし、今作は、雑魚敵の処理に便利なアイスミサイル、そして、“ボス相手に、何発までロックオンするか”という駆け引きがあるストームミサイルが、それぞれ戦闘面で活躍する。ミサイルの立場が向上したということで、逆に、ビームの立ち位置は微妙となってしまった。
とはいえ、ビームはやはり通常攻撃であり、これが“弾数制限のあるミサイル”より上というほうが、おかしかった。ビームで露払いをし、ミサイルで大ダメージを与える。『ドレッド』は、その原則に沿った作品であると言える。
ちなみに、特別感のあるエフェクトだった『フュージョン』に比べ、『ドレッド』のウェイブビームは、色が変わって貫通するくらいしか違いが無い。まあ、スピードブースターやスペースジャンプと同じく、「グラフィックが向上した現代で、昔のようなドぎついエフェクトを入れると、クドく感じる」ということだろうが…しかし、シリーズのお約束がなくなるというのは、やはり残念である。
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今後も、こういうパイプ状の地形が出るたびに、パワーボムが試されていくだろう… |
続いて、サムスが謎の力に目覚め、「くそっ、静まれ、私の左手…」という感じのシーンが何度か挿入される。宇宙最強の金属を使っているはずのE.M.M.I.ですら素手で殴り倒しており、明らかに様子がおかしいことが分かる。何はともあれ、実際のゲームプレイとしては、ウェイブビームからそれほど間断なく、次の装備が手に入った。絶対に入手できると思っていたアレが、いよいよ来ることとなった。
●パワーボム
相手の腰のあたりを高く持ち上げて、肩から思い切り落とすというプロレス技…とは関係なく、シリーズお馴染みの、ボムの強化版であり、画面全体を攻撃できる。ただし、全体攻撃技ということで、強すぎると射撃主体のゲームバランスを壊してしまうため、攻撃手段としては微妙感が漂う作品が多い。その代わり、「特定場面において、ピンポイントで有効」という調整が為されており、設定上の強さを何とかアクション面に活かそうという努力も感じられる。
いっぽうで、探索技としては、もちろん、「パワーボム限定のブロックやゲート」を解けるのだが、ただ単純にそれだけで終わらない使い方をされている。最も大きいのは、『スーパー』のシリンダーであろう。“ゲームが中盤から終盤に移り変わるくらいのタイミング”で、サムスは「マリーディア」という水中エリアを探索することになる。その一つ前のエリアである「難破船」の奥からマリーディアに入ると、まずは海藻・砂浜というモチーフの洞窟を探索することになるが、ここから進んでも、あっさりと詰んでしまう。道中、明らかに大量の要素が残っていることは分かるのだが、どうしようも無いのだ。
さて、では、どうすれば良いのかというと、以前に通り道として使用した水中のガラス管を、パワーボムで破壊すれば良いのだ。それにより、マリーディアの正規ルートに入ることが可能となる。ちなみに、現在では、この攻略法が広く知られているため、ほぼ問題にならないが、ゲーム内では全くのノーヒントであり、インターネットがほとんど普及していなかった発売当時の環境では、かなり理不尽であったと推測される。
なお、「ガラス管の側が正規ルート」ということで、私は、グラビティスーツ入手で難破船パートを終えたのち、いつもブリンスタ側からガラス管へと向かっていた。それにより、もはや逆に、難破船側のエレベーターを使うことがおまけ扱いされている…と思っていたのだが、攻略サイト等を見てみると、普通に難破船エレベーターからマリーディアへ入り、偽ルートの中央をぶち抜いてガラス管へと落下するパターンが多いようだ。恐らく、このほうが、時間的には早くなるのだろう。“探索的には間違いだが、近道というゲーム的な意義がある”…なかなか複雑なゲームデザインだ。
ちなみに、その『スーパー』でのガラス管が、よほど印象的だったためか、この破壊がシリーズ恒例の要素として定着した。『ゼロミッション』と『ドレッド』が、まさにこれであり、「さあ、壊せ!」と言わんばかりに、ガラスの通路が置かれている。実際、私も『ゼロミッション』の際は、特に攻略情報など参照していなかったが、「まさか、これは…」とパワーボムを置いたら、本当に壊れて驚いた記憶がある。
その他、『フュージョン』では、ガラス管は無い代わりに、爆風によって隠された通路やブロックをプレイヤーに見せる効果がある。同作には、『スーパー』のX-RAYスコープや、『ドレッド』のパルスレーダーといった探索専用装備は存在しない。以上の理由により、とりわけ、ラスボスを残して各地を回る際に、やたらと各地を爆破解体していた覚えがある…。
(2025年7月11日)
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